部活動日誌

部活動日誌

(高)野球部~最高の仲間と最幸の夏を~

8月に入りました。夏草が生い茂るままに立ち枯れるほどの暑さが続き、はげしい太陽光線にはほとんど憤怒があるようにすら感じる今日この頃です。

 

さて、高校野球部より、7月12日開幕、7月28日に閉幕した「第106回全国高等学校野球選手権栃木大会」の報告となります。

本校の初戦は、7月14日(日)、鹿沼南高校との試合でした。(於:とちぎ木の花スタジアム)

 

初回、先頭バッターが出塁。思い切りよく盗塁を決めると、ベンチの中が「いけるぞ!」というムードに包まれました。その後は、日頃の練習で意識づけてきた「低く強い打球」が相手野手陣の間を次々と抜け、点数を積み重ねることができました。

途中から降り出した雨や、蒸し暑さによる脱水にともなうアクシデントがありながら、訪れたチャンスをしっかりとものにし、度重なるピンチを粘り強く耐え、11-8で勝利をおさめることができました。

 

一進一退の攻防の中で、自分自身との戦い、相手との戦いを楽しみながら、選手たちは声を掛け合い、「今しかできない」高校野球を楽しんでくれたように感じます。

 

また、この試合には、吹奏楽部、生徒会をはじめとする学校のみなさま、保護者、OBのみなさまなど、多数の方々に応援に駆けつけていただきました。選手たちは、本当に心強かったことと思います。感謝申し上げます。

 

2回戦の宇都宮工業高校との試合は、残念ながら大敗を喫してしまいましたが、7名の3年生を中心に最後まで一生懸命がんばってくれたように思います。

 

私自身、この春より野球部の監督となり、指導にあたってまいりました。その中で選手たちには《野球における「人間が得点する球技」であることの特異性》について、意識づけてきました。

 

野球は、人間がときに自己犠牲をともないながら自分以外の人間を進め、自分以外の人間がホームベースを無事に踏んで得点したときに一緒になって喜びを分かち合うスポーツです。逆に言えば、自分だけではなかなか成功がおさめられず、得られる喜びも少なく、いろいろな意味で効率の悪いスポーツです。しかし、それだけに得られる喜びもひとしおです。

 

「格差社会」が広がり、ややもすれば、自分さえよければいい、という風潮になりかねない現代。「コスパ」や「タイパ」という概念がもてはやされ、何につけても無駄を削りたがる現代。

そんな現代において、指導モットーである「野球を学び、野球で学ぶ」に則り、選手たちが野球というスポーツを通して、「他者を思いやり、他者に感謝すること」、また、「一見無駄に見えるものの中にある豊かさ」について、少しでも感じることがあったならば、と願うばかりです

 

今大会をもって、3年生は引退となりました。1年生4名(選手1名、マネージャー3名)、2年生4名(選手3名、マネージャー1名)での新チーム発足となり、単独でチームが組めず、秋の大会は「矢板東・矢板・黒磯南・黒羽」の4校での連合チーム(選手14名、マネージャー8名、指導者9名)を編成することになりました。

 

普段は本校部員だけで活動しながら、日程を調整して集まり、にぎやかに野球をしています。さまざまな選手、指導者との出会いを大切にし、コミュニケーションをとりながら人間関係を構築することの重要性を再確認させることで、「連合チームだからこそ経験できること」を前向きに捉えさせながら、選手たちを指導していきたいと考えています。

 

一方で、来年の春の大会、夏の大会に向けては再び単独チームでの出場が果たせるように、野球部の広報活動に力を入れていきたいと考えています。(中学生のみなさんの受験、入学、入部を心よりお待ちしております!

 

末筆にはなりますが、今大会の運営にあたってくださった高野連理事ならびに加盟各校の顧問の先生方、保護者、学校関係者のみなさまに感謝申し上げ、活動報告といたします。

 

今後とも、矢板東高校野球部をどうぞよろしくお願いします!

 

文責:顧問(監督)星野廣之

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全日本高等学校ソフトテニス選手権大会栃木県予選報告について

 6月7日(金)・16日(日)栃木市総合運動公園テニスコートにて、戦ってまいりました。

個人戦では、8ペア参加し、うち4ペアは1戦目を勝ち上がりました。団体戦は1回戦に佐野日大と対戦し、3-0で勝利しました。2回戦は白鷗大足利と対戦し、0-3で敗れましたが、どのペアも臆することなく、気迫あふれるプレーをみせていました。とくに引退試合となった3年生は、最後まで声を掛け合いながら自分のプレーを貫いていました。個人戦・団体戦ともに全力でプレーしていた3年生の姿は後輩たちの心に刻まれたと思います。校長先生や卒業生の先輩方も駆けつけてくださり、たくさんのパワーをいただきました。

これまで練習から大会までサポートしてくださった保護者・OGの皆様、本当にありがとうございました。

 

 

(高)野球部〜雨に濡れて露(梅雨)おそろしからず〜

例年よりも遅い梅雨入り。蒸し暑さの鬱陶しさを感じる毎日が続く一方で、美しく映える紫陽花の鮮やかさに心動かされる季節となりました。

 

1ヶ月半ほど更新が滞っておりましたが、高校野球部、精力的に活動しております(現在は、6/24~6/27の期末テスト真っただ中で、部活動休止期間中)。

 

<練習試合>

・5/26(日)高根沢高校@高根沢

・6/2(日)宇都宮中央高校@矢板東

・6/8(土)真岡北陵・宇都宮東連合@矢板東

・6/9(日)今市工・壬生・足利南連合@矢板東

 

課題はたくさんありますが、先制されながらも中盤に追いついて最終回に逆転する試合や、ピンチの場面で粘り強く守り切るシーンも増え、徐々にチームとして仕上がってきた感があります。

 

6月19日(水)には総合教育センターにて行われた「第106回全国高等学校野球選手権栃木大会」の抽選会に主将、副主将が参加しました。

 

抽選の結果、本校の初戦は、

7月14日(日)vs.鹿沼南高校@とちぎ木の花スタジアム(第一試合:9時00分試合開始)

となりました。

 

奇しくも昨年の一回戦も鹿沼南高校との対戦だったとのことで、リベンジがかかる一戦となります。まずは健康第一で、全員が万全の状態で試合に臨めるようにマネジメントしていきます。

 

さて、5月後半から6月末にかけての野球部は、中間テスト(5/15〜17)、期末テスト(6/24〜27。現在進行形)に加えて、3年生は3度の外部模試(5/25、6/15、6/29←New!)をこなすハードな日程の中、学習と部活動の両立に励んでいます。

 

よく、「二兎を追うものは一兎をも得ず」と言われます。「一つの物事に集中せずに欲張って二つの物事を上手くやろうとするとどちらも失敗する」という警句ですが、私はそうは思いません

 

生徒たちには日頃より、「あえて二兎を追え」と説諭しています。私は、すべてのことはつながっていて、思わぬところで連鎖したり、相乗効果を生んだりしてくれると考えています。貪欲に様々なものにチャレンジしてほしい、と願っています。

 

現実として、社会に出てから「一兎」だけを追えることはまずありません。公私にまたがるいくつかのタスクを抱えながら、自分をうまくマネジメントしたり、他者との協働を構築したりしていかなくてはいけません。

 

また、私自身はこれまでの経験から、「二兎を追うと、三兎目が出てくる」と感じています(もしかすると、ヘーゲルのアウフヘーベンの概念に似ているかもしれません)。

 

「あれか、これか」ではなく、「あれも、これも」こそが、高校生にとっての大いなる成長を促す原動力になるのではないでしょうか

 

教員13年目、このうち、昨年と一昨年を除く10年間にわたり高校野球の指導に携わってきましたが、夏大会に向かうこれからの時期こそが、生徒が心技体すべてにおいて最も成長する時期だと確信しています。

教員として、監督として、「あれも、これも」と貪欲に成長を望む生徒たちを全力でサポートしていきたいと考えています

 

今後とも、矢板東高校野球部をどうぞよろしくおねがいします!

 

文責:顧問(監督)星野廣之

夕陽に照らされながらのロングティー。(センター返しが基本です)

雨の日は武道場でバドミントンのシャトルを打って、ミート力の向上を図ります。

男子バレーボール部 大会報告(インターハイ予選会)

6月8日に栃木県高校バレーボール選手権大会が県北体育館で行われ、高根沢高校と対戦したが接戦の末に惜敗した。初戦で敗退してしまったが、これまで練習してきた成果を発揮できた場面も多く、悔いの残らない試合をすることができた。

これまでの活動を振り返ってみると、プレーに関する課題だけでなく、意見の対立といったチームスポーツならではの課題にも直面したが、話し合いを重ねて解決してきた。各々の意見や制限もあったが、そのような中でチームの目標や練習内容を考えたことで「構想力」や「計画立案力」を身につけることができた。また、チームを統率することの大変さを学ぶことができた。今後は、部活動で身につけたこと・学んだことに磨きをかけ、大学生・社会人になってから生かしていきたい。

本大会をもって3年生2名は引退を迎えるが、私たちが教わり、教えてきたバレーボールの技術や練習メニュー、個々の役割は新チームになっても受け継がれていくだろう。後輩たちには、良い部分を残しつつ、改善点は試行錯誤しながら、仲間への「気遣い」ができるチーム作りをしてほしい。

最後に矢板東高校男子バレーボール部を応援してくださった方々、アドバイスをくださった先生方、本当にありがとうございました。新チームになっても引き続き、応援よろしくお願いします。

(文責:石島悠真)

 

 

男子バレーボール部 活動報告

先週末は、鹿沼高校にて宇短大附属高校や黒磯高校、鹿沼高校と練習試合を行いました。

いよいよ今週末(6/8)から全国高校総体(インターハイ)県予選会が始まり、初戦は高根沢高校と対戦します。

3年生は本大会で引退となりますので、県北体育館で応援していただけると嬉しいです。これまでの練習の成果を発揮して、悔いの残らない試合をしてもらいたいと思います。

(文責:顧問 森本聖也)