校長室便り

校長室便り

【高1】数学ⅠAの授業見学(松井先生)

5月13日(木)3限目、高校1年2組の「数学ⅠA」の授業(松井先生)を見学しました。

今日は、「2次関数とグラフ」の1時間目でした。授業には必ず予習をしてくることになっており、全員が予習をしていました。隣に座っている生徒同士がペアになっており、じゃんけんで勝った方が、自分が予習してきた内容を相手に説明します。まずは、「関数とは何か」を説明していました。







生徒の説明の後、授業の要点を黒板に整理しています。


ノートを見せてもらうと、左側が予習で、右側が授業で習ったこと、というように分けて書いている生徒もいました。それぞれ工夫しているようです。


分かりにくいところや問題の解き方の説明を受け、生徒はさらに教科書の問題を解き、ペアの生徒どうしで、解説します。



このように、ペアワークをうまく使っており、予習したことを他人に説明することで、理解を確かなものとし、わからないところがあったら、ペアの相手から教わって納得することが出来ます。先生に聞いている生徒もいました。生徒は受け身ではなく、自分たちで理解を深めていました。授業に重苦しい雰囲気はなく、学ぶ楽しさがありました。なお、授業は1クラス2分割で、少人数で行われています。

【中高】吹奏楽部、下野新聞の取材!

5月12日(水)昼休み、下野新聞佐野支局の記者による中高「吹奏楽部」の取材がありました。

5月3日に行われた第13回吹奏楽部定期演奏会動画配信について、紹介していただけるそうです。

取材を受けたのは、高校「吹奏楽部」部長の川上陽菜乃さん、「定期演奏会」総括の五十嵐羽音さん、小林桃寧さん、そして、中学「吹奏楽部」部長の恩田小春さんの4名です。

部長の川上さんが代表して、今回の定期演奏会について
限られた練習時間の中で、中高の部員が心を一つにし、精一杯、演奏をすることができました。本校のホームページからユーチューブの動画を見ることができますので、ぜひ演奏を楽しんでください。」と答えていました。



新聞への掲載がいつになるかは未定ですが、楽しみに待つことにしましょう。

【中3】シンカゼミ・課題研究プレゼンテーション

5月11日(火)6,7限目、中学3年生の「総合的な学習の時間」で、シンカゼミの課題研究プレゼンテーションを行いました。

中3のシンカゼミは、「環境・郷土」「伝統文化・国際理解」「職業・産業・福祉」の3領域に分かれて、2~4名の研究班を作ります。

各班は、研究課題を定め、研究を進めていきますが、今日と来週で、各班の研究テーマと研究課題を設定した理由を担当の先生にプレゼンを行います。

担当の先生は、研究の内容や切り口などについて、鋭いツッコミを入れることで、生徒たちは研究課題を明確にしたり、研究課題を修正したりします。各班10分間の持ち時間をフルに使って、研究課題のブラッシュアップが行われました。

アドバイスする先生は、中学3年担任の栗原先生、星野先生に加えて、高校から、中條先生、高久先生、大嶋先生、そして校長も参加しました。

プレゼンが終わった班は、研究課題を整理、明確化した上で、今後の研究計画を立て、探究活動を開始します。

































【中2】県ジュニアゴルフ選手権、優勝!

5月5日(祝)、那須塩原市にある「塩原カントリークラブ」で、第29回県ジュニアゴルフ選手権大会が開催されました。中学2年1組の二渡行夏(ふたわたり あんな)さんが、中学1,2年生女子の部優勝しました。おめでとうございます。

二渡さんは、小学5年生の時、ゴルフをやっている祖父に連れられ、ゴルフ場にいったことがきっかけで、ゴルフを始めたそうです。その後、小学6年生から、太田市文化スポーツ振興財団の「おおたスポーツアカデミー」に入学し、本格的にゴルフを始めました。アカデミーのゴルフ部には、普及クラスと選抜クラスがありますが、二渡さんはテストに合格し、プロゴルファーになることを目指した選抜クラスに入って練習をしています。現在、普及クラスは30~40名、選抜クラスは11名が在籍しています。

選抜クラスの練習は、週1回(毎週土曜日)ですが、個人でも週3日、近くの「ゴルフ練習場」で練習をしています。選抜クラスでは、練習でのスコアや練習ノートの内容などによって、月1回ランキングが発表され、その順位によって練習場でボールを打つ場所が変わってくるそうです。そういったライバルたちの中で、力を付けてきました。

また、中1から「県の強化選手」に指定されており、月1回、宇都宮市内のゴルフ場で練習しています。

今回の県ジュニア選手権では、アプローチが良かったのが勝因だったそうです。
「(優勝できて)うれしいです。難しいグリーンでしたが、56度(のクラブ)で二つのチップインがありました。今年は、知事杯ジュニアの部で優勝したいです。」
と、優勝のインタビューで答えていました。

(塩原カントリークラブのHPより)



次の目標は、6月上旬の「関東ジュニア県予選会」を勝って、関東大会に出場することだそうですので、頑張ってください。応援しています。

【中3】理科の授業見学(中村先生)

5月10日(月)5限目、中学3年1組理科の授業(中村先生)を見学しました。
体細胞分裂に関する内容でした。

この時間は、先週の金曜日に観察した体細胞分裂のスケッチをもとに、各班で分裂がどういう順番で起こるかを予想し、代表の班が発表しました。






中村先生は、班でまとめた模式図をタブレットで写真に撮っています。




今日は、2つの班が発表しました。



それぞれ、体細胞分裂の順番について、説得力のある説明をしていました。


その後、中村先生によって、詳しい補足説明がありました。




最後に、プリントの模式図で確認しました。


今日の授業の良い点は、各個人の観察の結果を班のメンバーで共有することで、静止画像である分裂像を「動きのある分裂像」としてイメージし、それを図示し説明できるまで、理解しようとしていた点でした。発表してくれた代表班の説明が説得力があったのは、分裂のイメージができていたからだと思います。
また、発表にタブレットやモニターが効果的に使われていました。

「日本両棲類研究所」の篠崎尚史先生

5月5日(祝)、日光市の中禅寺湖畔にある「日本両棲類研究所」を訪問し、所長である篠崎尚史(しのざき なおし)先生にお会いしました。篠崎先生には、5月14日(金)に行われる本校の「創立記念講演会」の講師をお願いしています。

篠崎先生は、「日本両棲類研究所」の所長という肩書だけでなく、国連の世界保健機関(WHO)移植課の専門家諮問委員会で議長を務めた唯一の日本人でもあります。
また、角膜移植に関する研究や、日本でのアイバンク制度の確立などに尽力したことで、今年の4月下旬に、アジア角膜学会の「アジアアイバンク協会賞」を日本人初で受賞されました。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/449222

篠崎先生は、私が知る限り、我が国で最も「国際人として活躍されている真のリーダー」です。今回の「アジアアイバンク協会賞」受賞で注目されている中、本校の創立記念講演会でお話iいただけることを本当に楽しみにしています。


ところで、両生類と角膜移植がどう関係しているのか、また、私と篠崎先生との出会いについて、お話したいと思います。

日光の中禅寺湖畔にある「日本両棲類研究所」は、1970年に篠崎先生のお父様で医師の篠崎尚次さんが、個人の研究所として開設しました。三角屋根が目印のおしゃれな建物で、当時の小中学生の修学旅行では大人気のスポットでした。生徒の皆さんのお父さんやお母さんは、行ったことがあるかもしれませんね。

そこでは、日本中のサンショウウオオオサンショウウオが、研究のために飼育されていました。
篠崎尚史先生は、両生類について研究するために、アメリカに留学し、ケンタッキー大学理学部の生物学科と物理学科を1983年に卒業しました。卒業後は、お父様と2人で「日本両棲類研究所」で、両生類の飼育やお客さんへの説明の傍ら、イモリの眼のレンズの再生のメカニズムなどの研究を行っていました。イモリは、眼のレンズや肢、顎、脳など、再生することが知られています。ここで、両生類と角膜移植の接点があったのです。また、サンショウウオ類を中心とする日光地域の両生爬虫類の分布に関する調査も行っていました。

当時の日本両棲類研究所で飼育されていた「オオサンショウウオ」と篠崎先生。(別冊宝島「研究する人生」より)

ここで、突然ですが私の話になります。
1985年、私は大学を卒業しましたが、教員採用試験は不合格だったので、1年間、生物の非常勤講師をしていました。この年、NHKでタモリが司会を務める「ウォッチング」という番組の放送が開始されました。NHKでタモリといえば、ブラタモリが有名ですが、35年前の「ウォッチング」が最初でした。毎回、生物分野の専門家をゲストとして招き、専門家が研究している動物などのテーマをトークやVTRを交えながら紹介する番組で、1985年4月から1989年3月まで、5年間続いた人気番組でした。

(NHKアーカイブスより)

そこに、篠崎尚史先生がゲストとして登場したのです。これが篠崎先生との最初の出会いでした。(もちろん、テレビで見ただけですので、本当に会ったわけではありません。)
NHKアーカイブスで検察してみたら、1985年9月25日に「渓流のエンターテイナー サンショウウオ」と、1986年1月28日に「渓流のジョーズ・オオサンショウウオ」の2回の放送で、篠崎先生がゲストとして登場しています。その時の篠崎先生の印象は、とにかく話が面白く飽きさせないサービス精神が旺盛でこんな面白い人が世の中にいるのか、と思いました。日本両棲類研究所でも、修学旅行の小中学生に大人気だったそうです。

篠崎先生35歳(1990年頃)の写真です。(別冊宝島「研究する人生」より)

そんな中、1991年に、別冊宝島「研究する人生」が出版されました。その中で、篠崎先生を「秋篠宮の友人にして修学旅行の小学生の案内係、ウーパールーパーのTシャツを売りながら生命の神秘に挑む、親子研究者の大いなる自由の日々!」と紹介されていました。これが、篠崎先生との2度目の出会いでした。めちゃくちゃ凄いお方だったのだ、と思い知らされました。

(別冊宝島「研究する人生」。今回、訪問した際、この本のことを話題にしたところ、まだ何冊かあるから、といただきました。)

そして、3度目の出会いがやってきました。栃木県の「レッドデータブック」の前身にあたる「栃木県自然環境基礎調査」の調査員に、篠崎先生とともに県から任命され、1994年から2000年にかけて、一緒に県内の両生爬虫類の分布調査をすることになったのです。とうとう本物に出会いました。


しかし残念ながら、その頃、篠崎先生は眼の再生医療に関して、大学との協働研究が超多忙となり、研究に専念するため、1994年に「日本両棲類研究所」を閉鎖し、研究の拠点を東京に移すこととなりました。そのため、栃木県自然環境基礎調査の調査員としてお目にかかれたのは、おそらく数回しかありませんでした。しかし、あの「ウォッチング」の篠崎先生に会うことができ、短い時間ではありましたが、一緒に仕事が出来たことは、深く私の心に刻まれました。

その後、篠崎先生とお会いすることはなく、20年以上経ちました。その間、角膜の移植など、医療の分野でご活躍されているということを風の便りにしか、耳にすることはできませんでした。私にとっての空白の20数年間については、今回の講演会で明らかになるかもしれません。

そして、今から3年前の2018年5月、私がトウキョウサンショウウオの産卵状況の調査をしていたところ、携帯に一本の電話がありました。宇都宮大学農学部の飯郷先生からで、今、篠崎尚史先生と一緒におり、これから会えないかという内容でした。大平町のブドウ団地にある「かかしの郷」の駐車場で待ち合わせをしていると、篠崎先生と数名のスタッフが現れました。これが、篠崎先生との4度目の出会いでした。

その時は、日光の「日本両棲類研究所」をリニューアルして復活させるプロジェクトを進めている、というお話をお聞きしました。こうして、止まっていた歯車が少しずつ、動き出すような感覚を覚えました。

https://smart.shimotsuke.co.jp/articles/-/208076

2021年5月5日、講演会の打ち合わせのため「日本両棲類研究所」を訪問しました。篠崎先生とは5度目の出会いになります。

30年以上前に撮られた写真と同じ「オオサンショウウオ」がいました。研究所が閉鎖している間は岡山県内の大学で飼育されていましたが、リニューアルを機に里帰りしていました。推定年齢70歳、体長1.3mということです。当時より、二回りくらい大きくなったような気がします。

研究所内には、我が国に生息するほぼすべてのサンショウウオ類や各県のイモリが飼育されています。両生類好きにはたまらない展示です。




このように、一時期遠ざかっていた、もともとやりたかった両生類の飼育や研究に、やっと戻ってきた、ということなのかもしれません。

14日の講演会では、長い間、私が知ることもなかった篠崎先生の国際舞台でのご活躍などについても、お伺いできることをとても楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。

日本両棲類研究所で買ったオオサンショウウオです。ビロードのような手触りがたまりません。校長室の机の上にいます。

郷土博物館訪問 ~企画展「朝日森天満宮」

ゴールデンウィーク中の4月29日(祝)、佐野市郷土博物館を訪問しました。
第73回企画展「朝日森天満宮~日光例幣使街道参拝の神社」(4月24日から6月20日)が開催されていました。茂木館長が案内してくださいました。

茂木館長は、4月から下野新聞に、田中正造に関する連載記事(12回程度)を寄稿しています。また、5月25日には、本校の中学1年生に「田中正造」に関する講話をしていただく予定です。(茂木館長は、かつて佐野高校で教鞭をとられたことがあり、同僚でした。)


さて、佐野市郷土博物館の企画展「朝日森天満宮」ですが、佐野高校の西隣にある学問の神様「天神様」菅原道真公を祀った神社です。はじめは唐沢山城の守り神として、唐沢山の山麓にありましたが、1602年の佐野城築城に伴って、現在の天神町に移されました。



天神町に移された頃の朝日森天満宮。神社の右側に広がる荒野に、後に「佐野高校」が建てられました。

「天神様」の名で親しまれる菅原道真公は、平安時代前期を代表する学者・政治家でした。しかし、讒言(ざんげん:事実をまげ、いつわって人を悪く言うこと)により、大宰府に流され、903年に亡くなると、落雷などの天災が続きました。そのため、怨霊神(おんりょうしん:祟り神)として恐れ崇められるようになり、947年に京都・北野天満宮が創建されました。歴代天皇や藤原氏による熱心な崇拝は、やがて「王城鎮守の神」となっていきました。朝日森天満宮は、1023年創建と伝わっています。(以上、企画展のパンフレットから抜粋して引用)

「朝日森天満宮」には、様々な時代の天神像(菅原道真公の像)が残されており、この企画展ではそれらが展示されています。


例えば、室町時代に描かれた「天神像」は、目をむき、歯を噛みしめる怒りの表情で、「城の守り神」として描かれています。


それが、平和な時代になると信仰が変わってきます。江戸時代では、穏やかな表情の文人として描かれています。まさに、「学問の神」になっていきました。


大正時代


昭和時代


このような、時代による「天神像」の変化を見ることが出来るのが、この企画展の見どころの一つでもあります。


企画展は6月20日まで開催しています。ぜひ、見学してみてください。
(なお、展示物の写真の本HPへの掲載については、許可を得ています。)


ちなみに、佐野高校の「旭城精神」の「」は「朝日森天満宮」からきており(かつては、旭森天満宮と呼ばれていたそうです)、学問の殿堂を表しています。また、「」は、佐野城のあった「城山公園」からきており、武芸や運動の殿堂を表しています。つまり、佐野高校は、西の「朝日森(森)天満宮」と東の「山公園」という文武の殿堂に囲まれた学び舎であり、「旭城精神」は文武両道の精神を表しています。

【中1】理科の授業見学(神戸先生)

5月6日(木)5,6限目、中学1年2組理科の授業(神戸先生)を見学しました。
顕微鏡を使った「水中の微生物の観察」でした。

https://youtu.be/2sQhg69S5O0

今日は、神戸先生が採ってきた「小学校の池の水」そして、2年生の松葉君が、家で培養している「ボルボックスの入った水」と庭の池の水」、を持ってきてくれました。

左から、「小学校の池の水」、「ボルボックスの入った水」、「庭の池の水」です。
「ボルボックスの入った水」を拡大してみると、小さな粒状のボルボックスが見えます。たくさんのボルボックスを培養している松葉君のお陰で、普段はなかなか見ることが出来ないボルボックスを観察することが出来ました。(ありがとう!松葉君)


生徒たちは、それぞれの水をスライドグラスに1滴垂らし、カバーガラスをかけて観察します。

一滴の水の中でうごめく微生物たちの姿に、みんな夢中でした。

こんな生き物もいました

ダニのような生物です。
https://youtu.be/cBuePn_FExU


センチュウのようです。
https://youtu.be/_pp8s8mY80A

次に、見つけた微生物のスケッチをしました。












皆さん、それぞれ、微生物の特徴をよく捉えてスケッチしていますね。
それにしても、一滴の水の中に、これだけの数の微生物がいるのにはびっくりです。

【高校】サッカー部の練習見学

5月3日(月)午前中、高校サッカー部の練習を見学しました。サッカー部は、現在、佐野小学校の校庭を借りて、練習をしています。3年生7名、2年生5名、1年生8名、及びマネージャー4名の計24名で活動しています。

サッカー部は、以前は秋山川の河川敷を練習場所としていましたが、2019年の台風の被害で河川敷まで浸水し、使用できなくなりました。そのため、練習できる場所を探していたところ、佐野小学校のご厚意で校庭を貸していただけることになりました。それ以来、サッカー部はここを使って、月、水、金、土の週4日間、16:30から18:30まで練習をしています。また、附属中の特設活動であるサッカー(佐附中FC)もこの場所で、高校生と一緒に練習をしています。

サッカーゴールの奥の建物は、隣接する佐野東高校です。暗くなったときは、ライトも点灯していただけます。


ボールや練習器具などは、佐野小学校の器具庫の中に保管させてもらっています。

今日は、午前中9時から12時まで練習です。附属中の生徒は、今日は試合があるため、いませんでした。顧問の茂木先生、中條先生、清水先生に加え、OBの先輩1名が指導に参加していました。

これは、「5対2」というトレーニングメニューを行っているところです。


今度は「シュート練習」です。


今年度入部した初心者は、別メニューで練習しています。

4月29日に関東大会の予選があり、石橋高校と対戦しましたが、0-7で敗退しました。まずは1勝を目標に練習しています。

部長の後藤秋浜君に意気込みを語ってもらいました。
「私たちサッカー部は「チームへの貢献」をモットーに日々練習しています。部員全員が一つの勝利に向かい、全力でサッカーに打ち込むことが出来る部活動です。主な練習場所は佐野小学校で、週4回練習しています。練習メニューは、自分たちに何が足りないかを分析し、選手自ら決め、主体的に活動しています。年間を通して勝ちは少ないですが、勝った時の喜びや達成感を見出し、試合に挑んでいます。先生方を始め、保護者の皆様、そして年々増えている佐附中のFCの後輩たち、練習に訪れ私たちに喝を入れてくださるOBの皆さんのおかげで、練習ができていることに感謝を忘れず精進していきますので、今後とも応援よろしくお願いします。」

【高校】ボート部~県高校総体

5月2日(日)渡良瀬川で、県高校総体のボートの大会が開催されました。
荒天が予想されたため、早めのスタートとなりました。

今日の大会に出場した選手と種目は以下の通りです。

男子シングルスカル:内田絃心(3年)


女子シングルスカル:鈴木愛理(2年)


男子ダブルスカル:青木瑛久、磯貝虎生(2年)


女子ダブルスカル:A 堀越紅羽、藤倉望妃(2年)、 B 白井美咲(3年)、藤倉麻妃(2年)




女子クォドルプル:岡部華林、松浦はるか、船渡川優衣、生熊里沙、川田有紗(3年)


閉会式


*真夏のような雲が湧き上がる中での大会でした。この大会は、県どまりで上にはつながりませんので、今月下旬のインターハイ予選が本番です。頑張ってください。

PS:現在、ボート部は強化合宿中です(5月1日~3日)。部長の船渡川優衣さんから、今日の大会を終えてのメッセージが届きましたので紹介します。

「応援ありがとうございました。今日は最近のレースで最も良いレースにすることができました。昨日の練習で、佐高のOBの方からいただいたアドバイスを参考に、クルー全員でレースプランを考えました。まだまだ伸びしろがあるので、たくさん練習をして、次の大会で今までで1番良い結果を残せるよう頑張ります。」

*良いレースができて良かったです。応援しています。明日の合宿最終日も頑張ってください!

【中3】荒川さんインタビュー!

4月28日(水)と30日(金)の昼休み、中学3年1組の荒川芽萌里(あらかわ めもり)さんに校長室に来てもらい、インタビューを行いました。

荒川さんは、4月13日の下野新聞で「物語創作、手作り冊子に」と紹介されました。自作の物語を手作りの冊子にまとめました。「物語は、生まれつき光る力が弱いホタル「ピコラン」が主人公。ホタルの小学校に入学した後、光が弱いため周囲から笑いものにされ、傷ついたピコランが、父やクラスメートとのやりとりを通じて「他人の良い部分を見つける大切さ」に気づいていくー。」という内容です。(以上、下野新聞の記事より引用)
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=joh7b7iyu-1552#_1552



荒川さんは、1作目「ピコラン ~1ぴきのホタルの物語~」、2作目「ピコラン2 ~転校生(上)~」を書き上げました。2つの物語を読んでみると、内容が素晴らしいだけでなく、「ピコラン」シリーズを貫く独特な世界観に魅かれました。荒川さんが物語を創作するきっかけともなった、金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」の中の「みんなちがってみんないい」という一節が、どのページからも聞こえてくるような気がしました。


「ピコラン」のプロローグ

そこで、もう少し詳しくお話を聞かせてもらおうと思い、インタビューを行いました。

Q1:なぜ、ホタルを主人公とする物語を作ろうと思ったのですか?
→「小学2年生の時に、絵を見て考えよう、という授業がありました。その時の絵がホタルのように見えたことから、そのホタルを主人公とする、お話を思いつきました。今回の物語とは別のお話ですが、そこが出発点でした。」

Q2:主人公の「ピコラン」という名前には、なにか意味があるんですか?
→「小学2年生の時に思いついた名前です。なぜ、ピコランにしたのかは、覚えていません。」

Q3:今回の「ピコラン」の物語は、どのように生まれたのですか?
「小学6年生の時、金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」に出会い、「みんなちがってみんないい」という一節に強く惹かれました。そして、小学2年生の時に思いついた「ピコラン」を主人公とし、みんなちがってみんないい、ことを伝える物語を作りたいと思いました。」

Q4:「ピコラン」の裏表紙にある自己紹介で、「子ども劇団」を立ち上げたとありますが、どんな活動をしているのですか?
→「中1の時に知り合いに声をかけて「子ども劇団Memo」を作りました。10人以上参加してくれました。自分が脚本を書き、月1回くらい集まって練習しました。2019年には、小山市内のホールで、TBC学院の方にも協力していただき本格的にステージ発表しました。2020年は、新型コロナの影響で活動できませんでした。」

Q5:将来の夢は何ですか?
→「小学2年生の時から、小説家になりたいと思っていました。それは今でも変わりませんが、子ども劇団などの体験を通して、小説家だけでなく、「物語」に関わる仕事をしたいと思うようになりました。例えば、本の編集者や声優、アニメなどにも興味があります。」

Q6:次回作の予定はあるのですか?
→「2作目のタイトルが、「ピコラン2~転校生(上)」なので、「転校生(下)」を7月か8月には出す予定です。さらに、「ピコラン3~お父さんの秘密」を今年度中に出したいと思っています。ファンタジーや冒険の物語が好きなので、そういった要素を出していきたいと思います。」

Q7:どんな時に物語を書いているんですか?
→「私はラグビー部に所属していますので、放課後は火曜日から土曜日は部活の練習があります。学校には小山から電車で登校していますので、電車に乗っている時に思いついたことをメモしておき、時間ができた時に、家で物語を書いています。」

Q8:下野新聞で紹介されたことで反響はありましたか?
→「多くの方からぜひ読んでみたい、というお話がありました。新聞の力は大きいと思いました。」

Q9:「ピコラン」シリーズは子供向けの絵本としても面白いのではないかと思いましたが、絵は描かないのですか?
→「絵はあまり得意ではないのですが、絵を描いてくれる人が見つかれば、いっしょに作品を作っていきたいと思っています。」

*昼休みにインタビューに答えてくれました。小説だけでなく、いろいろなことにチャレンジしていることがわかりました。今後も応援していきたいと思います。次回作も楽しみにしています。その時は「校長室便り」でも紹介したいと思います。

*もし、作品を読んでみたいという方は、新聞紙上に掲載されていた問い合わせ先(rumi.arakawa17@gmail.com)まで連絡してみてください。校長室にもあります。
*1冊300円で販売していますが、経費を除いた収益は、難病の治療の研究等に取り組んでいる団体に寄付したいということでした。

【高2】現代文の授業見学(武田先生)

4月21日(水)・28日(水)の2限目、高校2年2組の「現代文」の授業(武田先生)を見学しました。今回は、清岡卓行の評論「ミロのヴィーナス」が題材です。

高校の国語で、評論の授業がどのように行われるのか、興味がありました。
本校で育成することを重視している「クリティカルシンキング」とどのような関連があるのかなと思っていました。

まずは、4月21日(水)2限目の授業です。


ここでは、言葉の対比によって、文章全体の構成をまず、大づかみにとらえていました。例えば、「量の変化」と「質の変化」がそれぞれ、何を意味しているか、また、「夢をはらんだ無」と「限定された有」が示すもの、といったように、評論文の切り口を明確に示していました。そして、それらを生徒同士が相談したり、教えあったりすることで、納得できてから、次に進んでいました。





続いて、1週間後の4月28日(水)2限目です。

ここでも、相反することを対比させて考えることが徹底されていました。そして、対比させた事項についての関係性を考えさせることで、著者の主張が浮かび上がるように、授業の構成が工夫されていました。(国語が専門ではないのに、偉そうに適当なことを言ってすいません)
また、「不思議なアイロニー」などの言葉を生徒が自分で調べながら理解しているのは、とても良いと思いました。(それにしても便利な辞典があるんですね)




重要なことは、自分の考えだけでなく、近くの生徒との交流によって確かめていました。




*評論文の読解の仕方には、いろいろな手法があるのではないかと思いますが、今回の「ミロのヴィーナス」では、文章全体の構成を大つかみにとらえ、重要なキーワードから、内容の理解を深めていっているんだなあと思いました。全体を構成するいくつかのパーツに分解し、その内容について、友達と相談したり、辞書で調べたり、お互いに共有したりすることによって、エビデンスとなり、それを積み重ねることで、正しく理解しようとするのは、まさに「クリティカルシンキング」だと思いました。


*確かに、こうした授業によって、クリティカルシンキングができるようになるんですね。勝手に理解しました。

*また、特筆すべきは、この授業の中では、生徒は傍観者ではなく、評論の森のなかを適切な道しるべによって導かれる探究者(チャレンジャー)であることでした。

【中3】理科の授業見学(中村先生)

4月28日(水)2限目、中学3年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。今日は「ニンニクの根の細胞分裂の観察」でした。

神戸先生が「細胞の染色体がよく見えますよ!」と職員室の先生方に声をかけたせいか、中3の担任の先生方が理科室に集まってきました。

山口さんの顕微鏡がよく見えている、という口コミで、山口さんの周りに集まってきました。

栗原先生は、やる気満々で、スマホで写真を撮っていました。学年通信の紙面を飾るそうです。山口さんの顕微鏡で見た細胞分裂像が、一番上の写真です。

ニンニクの根の細胞分裂は、根の先端を柔らかくなるように処理した後、柄付き針で細かくほぐし、スライドグラスで押しつぶします。そこに、酢酸オルセイン溶液を1滴たらし、染色します。最後に、カバーガラスをかけて、顕微鏡で観察します。


今回は、細胞が分裂する時間帯と観察する時間帯が、見事にマッチし、素晴らしい分裂像を観察することができました。よく見てみると、山口さんの作ったプレパラートだけでなく、ほとんどの顕微鏡で見えてました。












実験観察で、きれいに見えたり、うまく結果が出たりすると、それだけで人生得した気分になりますね。少なくとも、この時間のねらいは、見事に達成されました。

【中2】数学の授業見学(星野先生)

4月28日(水)1限目、中学2年3組の「数学」の授業(星野先生)を見学しました。
「陸上競技で、決められたレーンでトラックを1周走る競技を行うとき、トラックの大きさによって、スタートラインをずらす長さはどのようになるか」という問題について、文字を使った式を利用して解決することが、今日の授業の目的です。

前回の授業で、1レーンのコーナー部分の長さは、半円の半径を16mとすると、32π m、2レーンのコーナー部分の長さは、(32+2)×πm=34πmとなり、レーンが一つ外側になると、2πm長くなることを求めました。
→πを、3.14とすると、2πだと6.28となりますので、6.28mずらせばいいことになります。

今日の授業は、ここからの応用で、
トラックの大きさが変わったらどうなるか
レーンの幅が変わったらどうなるか
について、文字を使った式を利用して、解決します。

4人1組のグループになり、相談しながら解決します。
まずは、いきなり文字を使った式ではなく、トラックの大きさは、コーナー部分の半径を16mから20mにした場合とします。また、レーンの幅は、1mから1.25mにした場合で考えます。その結果をグループの代表が、黒板に説明を書いています。


そして、グループごとに結果を発表します。






この後、半径をrという文字を使うと、どう表すことができるかを考えます。
生徒は、文字を使った式を利用すると、一般式として表すことができることを理解します。
こうした一連の課題を協働して解決を目指すことで、全員が理解できる、という大きなメリットがあります。
本校では、中高ともに、数学でも「ペアワーク」や「グループワーク」が日常的に行われており、「主体的、対話的で、深い学び」を目指しています。

また、数学科ではPDCAサイクルを取り入れており、生徒は授業ごとに、振り返りシートに「今日のめあて」、「分かったこと・大切な考え」、「もっと知りたいこと・疑問点」について、書いて提出しています。
(↓こんなふうに)


それでは、今日の授業の振り返りでは、どんなことが書かれていたでしょうか?
何人かの振り返りを見てみましょう。(注:よく書いているものを選んでいるわけではありません。重なっているものを上から順番に何枚か写真に撮りました。)













このように、生徒たちは毎時間ごとに、理解を実感しながら成長しています!



【中1】国語の授業見学(北堀先生、続編)

4月28日(水)1限目、中学1年2組の「国語」の授業(北堀先生)を見学しました。これは、前日(27日)の国語の授業の続きです。自作の詩の朗読、発表などを行いました。

まず、自分の詩をつくってみるところから始まります。
谷川俊太郎「朝のリレー」にちなんで、「」をテーマに詩を作ることにしました。

次に、4人グループを作り、その中で順番に自作の詩を朗読し、グループの中で最も良かったものを選びます。










続いて、各班で最も良かった詩を、クラス全体に向かって朗読します。










皆さん、素晴らしい詩でした。一部を紹介します。









この後、全部で9班の代表の詩の朗読により、どれが良かったか、どこが良かったのか、について話し合います。

詩を作ることと朗読することは、深く結びついていることが分かりました。
「主体的、対話的で、深い学び」にもつながっているのかも知れませんね。

【高校】剣道部、個人戦3回戦進出!

4月26日(月)栃木県総合運動公園武道館(宇都宮市西川田)にて、令和3年度第62回栃木県高等学校総合体育大会兼第68回関東高等学校剣道大会県予選会(個人戦)が行われ、2年生の飯塚偉琉(いいづか たける)君が3回戦に進出しました。大健闘でした。

飯塚君は、1回戦(宇都宮南の生徒)小手2本で勝利、2回戦(鹿沼東高の生徒)面2本で勝利し、3回戦に進出しました。写真は、2回戦で面1本を取った瞬間の写真です。(この写真は、剣道部が撮影したビデオの画面から切り取ったものです。)よく勝てたな、というくらいの対戦相手だったそうです。

3回戦は、佐野日大高の選手と対戦し、0-1で惜敗しました。この対戦相手は、飯塚君が目標にしていた選手で、その選手と接戦で戦うことができたことは、大きな自信になったそうです。

3年生の西塚翔望君は、1回戦で、今市高の選手と延長戦までもつれ込み、最後に1本取られて惜敗しました。

次の大会は、インターハイ県予選(5月27,28日)です。飯塚君は、3回戦突破し試合内容の質を上げること、西塚君は、同じ技に固執せず、多彩な技で攻め込むこと、を目標としているそうです。頑張ってください。応援しています。

また、4月25日(日)には、団体戦が行われ、今回、女子が佐野高校単独チーム(3名)で、参加しました。これも特筆すべきことです。参加した選手は、2年生の羽切七菜さん、田村真梨奈さん、篠原彩絢さんの3名です。1回戦は、引き分け、判定差で敗退しましたが、健闘しました。こちらも、インターハイ県予選、頑張ってください。応援しています。


普段の練習風景

【高校】下野新聞の取材がありました

4月27日(火)放課後、下野新聞の記者が来校し、次の3つの活動について取材しました。
①囲碁将棋部、県大会団体戦優勝!
②科学部、高文祭、自然科学部門 栃木県代表!
③2年生の店網君、日本地学オリンピック銅賞受賞!
同時に、3つの取材、というのは、めったにないと思います。

囲碁将棋部
団体戦に出場した3名が揃っていませんでしたので、3名揃っての写真は、後日、学校から送付することとなりました。参考までに、2名だけの写真です。3名揃っての写真及びインタビュー等は後日、紹介します。


科学部
高文祭に出場する3年生にインタビューし、3年生の部長、副部長、そして、2年生の部長、副部長、計4名で写真を撮影しました。




③2年生の店網くん
日本地学オリンピックで銅賞を受賞したことは、本校のHPを見て知ったそうです。
(下野新聞も本校のHPをチェックしてくれていると聞き、嬉しく思いました)


*下野新聞には、それぞれいつ掲載されるかはわかりませんが、その時はHPで紹介します。

【中1】国語の授業見学(北堀先生)

4月27日(火)5限目、中学1年2組の「国語」の授業(北堀先生)の授業を見学しました。谷川俊太郎の「朝のリレー」という詩に関する授業でした。

「朝のリレー」は教科書の最初のページに出てきます。


授業では、まず、この詩がどんなことを言っているのか、そして、その内容を伝えるためには、どの部分をどんな工夫をして読んだらいいかを考えました。


それを踏まえ、詩を棒読みした時と、感情を込めて読んだ時とで、詩の印象がどのように変わってくるか、北堀先生の朗読を聞いて、考えました。

次は、生徒それぞれが、詩の読み方を考えながら、実際に朗読します。
2人一組となって、お互いに相手の朗読を聞き合いました。


その際、次の点に注意しながら、朗読をしたり、聞いたりしました。
①はっきりと、よく聞こえるように読めていたか
②間のとり方や音の高さに工夫ができていたか
③自分が感じたイメージが伝わるように、気持ちを込めて読んでいたか
④発表を聞いた感想


生徒は、教室の中を動き回り、男女3人ずつ、計6名のクラスメートと、順々にペアになり、お互いの朗読を聞き合い、評価し合いました。











最後に、6名のクラスメートの朗読や自分の朗読の感想を聞いたことを参考に、自分の朗読について、振り返りをしました。
生徒たちは、相手から自分の朗読を真剣に聞いてもらうことによって、逆に、自分が伝えたい内容、伝えなければならないことが、明確になっていく、という体験をしていました。詩というのは、伝えたい人と、そこから何かを感じようとする人がいて、初めて意味のあるものになっていくことも感じ取っていたようです。
また、普段あまり話をすることがなかったクラスメートとも、朗読を聞き合うことを通して仲良くなっていました。

さて、次回は、自分で自分の詩を作って朗読する、という授業だそうです。
どんな詩が生まれてくるか、楽しみです。

【中1】CTPの授業見学(粂谷先生、廣瀬先生)

4月27日(火)4限目、中学1年1組の「CTP」の授業(粂谷先生、廣瀬先生、コンピュータ室)を見学しました。パソコンの使い方、課題の提出の仕方などの説明がありました。

CTPの時間は、1年生は「環境問題」などについて、調べ学習などを行ったりします。
今日は、SGDsの17のゴールの中から、自分で一つ選んで調べ、レポートを作成する練習を行いました。





今日と次回で、レポートを完成させ、提出します。
中高6年間の探究活動のスタートです。頑張りましょう。

【中学】スクールガイド用写真撮影

4月27日(火)昼休み、今年度のスクールガイド用の写真撮影がありました。
管理棟3Fの窓から、中学生全員が入るように撮影しました。

スクールガイドの表紙には、開校以来、この構図の写真が使われています。


下から見上げるとこんな感じになります。岩佐写真館が身を乗り出して撮影しています。毎回、生徒や先生方の笑顔と自由なポーズが、伸び伸びとした雰囲気を出しています。


*今日は、風もなく、絶好の撮影日和でした。

【中3】国語の授業見学(松浦先生)

4月26日(月)3限目、中学3年2組の「国語」の授業(松浦先生)を見学しました。
単元は「和歌の世界」で、古今和歌集の仮名序(古今和歌集の序文として、紀貫之によって仮名で書かれたもの)の冒頭の朗読をペアで交互に行っていました。

次は、立って音読し、読み終わった者から着席しました。
朗読の仕方もいろいろなパターンがあり、それを組み合わせて変化を付けながら、集中力やモチベーションを高めていました。


次いで、我が国で「三大歌集」といわれる、万葉集、古今和歌集、新古今和歌集の3つについて、それぞれどんな特徴があるか、グループになって、調べました。







班によっては、3つの歌集を分担して調べたり、各自が3つ全部調べて後で共有したりするなど、調べ方にも特徴がありました。


最後に、3つの歌集それぞれについて、各班から発表がありました。
確かに、違いを調べることで、それぞれの特徴が明確になり、発表を聞いていた自分も、なるほどなあと思いました。「和歌の世界」に興味を持たせるというねらいは達成できたのではないかと思います。松浦先生の授業で、自分もこれらの歌集を読んでみたいと思いました。

【中1】英語の授業見学(高木先生、廣瀬先生)

4月26日(月)2限目、中学1年1組と3組の「英語」の授業(高木先生、廣瀬先生)を見学しました。

高木先生の授業(1組)では、まず、2人1組のペアになり、1分30秒間で、お互いに自己紹介名前、出身小学校、好きなもの、行きたい国など)を行っていました。





この活動は、簡単な会話のスキルを身に付けるだけでなく、生徒同士の人間関係を築いたり、失敗や間違いを気にせず、英語を話すことに慣れることが目的です。
相手を変えて、6回転するころには、ずいぶん和やかな雰囲気になってきました。


さて、ここからが今日の授業の本題です。英語は小学校でも習っていますが、まず、アルファベットを大文字と小文字で、正確に速く書く練習を行いました。

皆さん、とても上手に書けていました。

次に、アルファベットの「名前読み」と「音読み」についてです。
同じ時間帯で、1年3組で英語の授業をしている廣瀬先生のクラスを見てみましょう。英語のペアワークを行うなど、高木先生と同じ進度で授業をしています。


ここで、「名前読み」と「音読み」について説明します。(初めて聞く大人の方が多いと思います)
例えば、アルファベットのD(d)の名前読みは「ディー」ですが、dogを「ディ・オー・ジー」と読んでも意味は通じません。dogを「ドッグ」と発音するときの「ドゥ」がdの音読みということになります。日本語だと「いぬ」は、名前読みでも音読みでも「イヌ」で同じ発音ですが、英語は「名前読み」と「音読み」で発音が変わります。
改めて考えてみると、不思議と言えば不思議ですね。
こんなことは、自分が中学生の時は教わりませんでしたが、現在の学習指導要領の下ではしっかり学んでいます。



生徒は、一つ一つのアルファベットの音読みの発音の仕方をCDの音声に合わせて練習します。のどに手を当てながら、日本語の発音と英語の発音では、振動が違うことを楽しみながら確かめていました。附属中では、こうした基礎・基本から、時間をかけて納得しながら丁寧に学んでいます。



高木先生の授業でも、同様に「名前読み」と「音読み」の違いをしっかり学んでいました。


45分間という限られた時間の中に、英語の基礎がぎっしり詰まった2人の先生の授業でした。生徒たちも楽しく学んでいました。

身近な風景 ~カエデの種子

4月24日(土)、佐野市の梅林公園の「カエデ」の樹には、種子が出来ていました。

4月11日(日)に見た時には、花が咲いていましたが、その花が咲いていた場所に種子が出来ていました。

4月11日(日)


4月24日(日)2週間後です。羽が2枚付いたような種子が出来ています。


これが、秋になると熟して固くなり、羽の部分がくるくると回りながら落ちていきます。その元になる種子は、すでに4月にできていた、ということを今回、初めて知りました。
<NHK for school> 「カエデのたね」
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400744_00000

【中3】数理探究「ペグゲーム」の授業見学(星野先生)

4月23日(金)5・6限目、中学3年2組の数理探究(数学分野)「ペグゲーム」の授業(星野先生)を見学しました。

数理探究は、佐野高校附属中学校の「学校設定科目」で本校のオリジナルな授業です。
中3は、前期に、数学分野と理科分野を1週間交代で、2時間連続の授業を行います。(中2の数理探究は、後期に実施します。)
今日は、数理探究の数学分野の第1回です。生徒には、事前に実施内容と準備するものを予告しています。

授業のタイトルと持ってくるものはわかりますが、具体的に何をやるかは、当日のお楽しみです。



ペグゲームは、上のプリントのように、左右の色違いの碁石をすべて入れ替える、というゲームです。その際、碁石の動かし方には、次の3つのルールがあります。

その1:碁石の動ける枠の数は、左右の碁石の数+1
その2:空いているところへ、左右に進むことができる。
その3:隣にある碁石1個を左右に飛び越すことができる。

実際に、碁石のカードを作って、自分で確かめながら動かしていきます。
ここで、ハサミを使います。


このゲームは、最低何回の移動で入れ替えることが出来るかを求めます。
碁石が、白2個と黒2個の場合白3個と黒3個の場合白4個と黒4個の場合など、どうすれば最短で移動できるか、わかった生徒が黒板を使って、デモンストレーションしています。




そして、いよいよ、白5個と黒5個の場合をプリント上で、各自チャレンジしています。




次は、碁石の数が増えていったとき、さらには、白n個、黒n個の場合、最低何回の移動で入れ替わることができるか、規則性を探究します。

この辺りになってくると、だんだん熱を帯びてきて、想像もつかなかったアイディアを思いついた生徒も出てきて、黒板でプレゼンをしてくれました。



思わず、立ち上がって、碁石の動きに注目しています。

また、プリントの裏面には、チャレンジ編として、より難問が載っています。
これに挑戦する生徒も出てきました。




*今回の数理探究「ペグゲーム」は、ゲームの中に、どのような数学的な規則性が隠れているのか、また、それを探し出す楽しさを感じることが、大きな「ねらい」です。

*また、答え(解き方)は一つでなく、意外な解き方がある、ことを発見することも「ねらい」の一つです。それに果敢にチャレンジし、知的な好奇心を高めることができる皆さんは、やはり素晴らしいと思いました。

【中1】理科の授業見学(神戸先生)

4月23日(金)6限目、中学1年2組理科の授業(神戸先生)を見学しました。
今日は、校庭の「生き物マップ」を作るため、資料集とプリントを持って、野外調査を行いました。

4人1組のグループで、前庭、中庭、校庭など、いろいろな場所で、生き物調べを行いました。




中庭には、いろいろな花が咲いていました。

シロツメクサです。

ミツバチも飛んでいました。


ニワゼキショウ


カラスノエンドウ


スズメノエンドウ

暖かな日差しが心地いいです。
生徒たちは、終了10分前には、理科室に戻りました。
自分たちが見つけた生き物が何だったのか、資料集で確認し、まとめています。






一人一人のプリントには、自分で見つけた生き物が、地図上に記録されています。




次回は、これらをまとめて、クラス全体で「校庭全体の生き物マップ」を完成させます。4月ならではの授業風景です。

【中1】社会の授業見学(宍戸先生)

4月23日(金)5限目、中学1年3組社会の授業(宍戸先生)を見学しました。
授業の後半10分間程度の見学でしたが、皆さん、集中して授業に臨んでいました。

今日は地理分野で、授業のめあては「地球上の大洋と大陸の分布について理解する」でした。教室に入ったら、全員から挨拶をされたので、びっくりしました。


授業では、地球上の大陸の模式図を書いていました。まず、教科書の図をなぞり、次に、ノートに模式図を書き、そこにそれぞれの大陸名などを書き込んでいました。






*まだ始まったばかりですが、授業に前向きに取り組む姿は素晴らしいと思いました。

【高2】第13回日本地学オリンピックで銅賞受賞!

高校2年の店網航輝(たなあみ こうき)君が、3月に行われた「第13回日本地学オリンピック」の本選に本県では唯一出場し、見事、銅賞を受賞しました。おめでとうございます。

第13回日本地学オリンピックは、第13回国際地学オリンピックの代表選抜を兼ねており、一次予選、二次予選を経て、本選で代表が選考されます。今年度は、コロナ禍にもかかわらず、全国で2000名以上が参加し、約40名が本選に進出しました。

本校の教育課程では、地学を学ぶことはできませんので、店網君は、独学で「地学基礎」の教科書をマスターし、さらに日本地学オリンピックの過去問を勉強したそうです。また、宇都宮大学のグローバルサイエンスキャンパス(iPU)にも参加し、地学関連の講座も受講しました。(宇都宮大学からも、店網君の銅賞受賞に祝意が寄せられました。)

本選は、本来は合宿形式(2泊3日)で、鑑定等の実技を含む選考が行われますが、新型コロナの影響で、合宿形式ではなく、3月15日(月)に試験官が来校し、本校の物理教室で、店網君の筆記試験が行われました。

筆記試験は、地質分野、固体地球分野、気象分野、海洋分野、天文分野の5つの分野について、それぞれ制限時間30分で解答します。単純に、合計すると、2時間半にも及びます。
ちなみに、今回の問題が公表されています。これはもう、大学入試問題レベルですね。これを独学で解答できるようになる、というのは並大抵のことではないと思いました。
第13回日本地学オリンピック本選の問題.pdf



店網君は、「今年度も日本代表目指して挑戦します。」と力強く語ってくれました。
健闘を称えるとともに、さらなるチャレンジを期待しています。

【高校】島田佐智夫先生 in 県立博物館

4月22日(木)午後、宇都宮での出張の帰りに、栃木県立博物館に立ち寄りました。今年度の異動で、栃木県立博物館にご転出された、島田佐智夫先生にお会いすることが出来ました。



島田先生は、4月から「栃木県立博物館  学芸部人文課  主任研究員」という肩書の研究者として勤務しています。栃木県立博物館は、自然課(自然系:動物、植物、地学)と人文課(人文系:考古、民俗、歴史、美術工芸)に専門が分かれており、島田先生は、人文課の考古担当です。


「民俗・考古研究室」の中に、島田先生の仕事場があります。


島田先生の担当は「考古」ですので、栃木県で発掘された古墳や埋蔵物などに関する全てのことを、「埋蔵文化センター」や「市町の教育委員会」と連携し、県民にわかりやすく伝えたり、収蔵品を管理するなどの仕事を行うそうです。

そこで、今のお仕事などについて質問してみました。

Q1:今はどんなことをされていますか?
「4月24日から、第129回企画展「収蔵庫は宝の山!」が始まりますので、その準備の手伝いなどをしています。」


「また、10月9日からは、自分が担当する企画展「木と木の実の考古学 ~縄文時代の低湿地遺跡と植物の利用」が始まりますので、そのための準備(勉強)をしています。」


Q2:考古学を担当されることを、どう思っていますか?
「もともと、自分は倫社、哲学が専門ですので、考古学については全くの初心者です。しかし、これから、新しい分野の勉強ができることは、とても楽しみで、自分の専門分野が広がると思っています。」

Q3:考古学と哲学は何か関係はありますか?
「考古学は、英語でArchaeology(アルケオロジー)と言いますが、接頭語のArchaeアルケーは、古代ギリシャ哲学で「万物の根源」を意味しています。つまり、哲学も考古学も「真実を探る」という点で、共通の根っこから生まれた学問なんです。
一方、哲学は書物に書かれた文言を対象としていますが、考古学には古文書はありません。発掘された物(エビデンス)が全てです。エビデンスから、どれだけ真実に迫れるか、という哲学にはない面白さがあります。」

Q4:博物館には生徒がいないので寂しくはないですか?
「今まで担任をしていた学年を卒業させることが出来なかったのが、心残りです。
自分は学校で教えるのが仕事ですので、何年かしたら、必ず、学校に戻ってきます。その日を心待ちにしています。しかし、それまでは、与えられたチャンスですので、新しい分野の勉強を頑張りたいと思っています。」

Q5:佐高生・佐附中生にメッセージをお願いします。
「考古学は、発掘(エビデンス)から仮説を立て、そこで暮らしていた人々の姿を解明します。皆さんが学校で行っている「探究学習」と本質的には同じです。博物館には、自然系、人文系を問わず、たくさんのエビデンスがあります(宝の山)。ぜひ、博物館に遊びに来てください!」

Q6:博物館で、生徒が、島田先生にお会いすることはできますか?
「受付で言ってくれれば、(博物館にいれば)お会いすることは出来ると思います。博物館に来た際には、ぜひ、お声がけください。」

*島田先生は、とても元気に仕事をされていました。新しい仕事にチャレンジしている姿は輝いていました。

【中2】国語の授業見学(石塚先生)

4月22日(木)1限目、中学2年2組の「国語」の授業(石塚先生)を見学しました。
一人一台パソコンを使っての初めての本格的な授業でした。

今日の授業は、論説文「クマゼミ増加の原因を探る」(沼田英治)を教材として、
1 文章の構成や展開について、理解を深める
2 文章全体と部分の関係や、文章と図表の関係に注意して読む
ことを目標としています。


これまでの石塚先生の授業は、この単元では、黒板に教科書を拡大した紙を貼り、そこに文章の構成や図表との関係について、書き込んでいき、生徒はそれを見ながら、各自のプリントにも書き込んでいく、というやり方で進めていました。

今回、一人一台パソコンを活用し、教科書のページをパワーポイントに貼り付けたものをZoomで配信し、説明をしながら、その画面にコメントなどを書き込んでいく方法を採用しました。生徒は、休み時間のうちに、自分のパソコンを収納庫から持ってきて、ログインして待っています。

(↑黒板に書いてありました!)

授業では、生徒のパソコンに、このような画面が配信されます。赤い文字等は、説明しながら、その場で画面に書き加えられていきます。


生徒はこれを見ながら、自分の授業プリントに重要なことや指示されたことを書き込んでいきます。




なるほど、この方法だったら、一人一台のパソコンを活用するメリットはあるなと思いました。

生徒に、一人一台パソコンを使った感想を聞いてみると、
「今までの黒板に貼った紙に、先生が書き込むのを見るのに比べて、パソコンの画面の方が、はるかに見やすいです。」
「自分は目があまりよくないので、黒板が見づらいこともありますが、これだとはっきり見えました。」
「目の前で画面を見ることができるので、授業に集中できます。」
「班での話し合いも、黒板を見ながらではないので、みんなで集中できると思います。」
など、肯定的な評価でした。



今回の授業については、一人一台パソコンを使うことで、いままでやっている授業の進め方が大きく変わることはありませんが、授業の意図はよりストレートに生徒に伝わり、その結果、授業に集中しやすい環境になっていた、と感じました。

いまはやりの「デジタル教科書」は、紙の教科書のように、生徒が自由にページをめくることができますが、Zoomで画面を配信する方法だと、全員が同じ画面を見ながら、説明を聞くことができる、という大きなメリットがあります。石塚先生は、3日間、試行錯誤して、ようやく、これだっ、というこの方法にたどり着いたそうです。
生徒にとっては、見やすく集中しやすいメリットがあり、先生にとっても、最小限の労力で、最大限の効果が得られる方法は、たいへんありがたいと思います。

石塚先生の素晴らしいチャレンジでした。(Good Job!)

【中1】図書館のオリエンテーション(北堀先生)

4月21日(水)4限目、中学1年1組国語」の授業(北堀先生)で、図書館で本の借り方などを体験しました。

新入生に対して、毎年、国語の授業を使って、図書館のオリエンテーションを行っています。



北堀先生から、図書カードを使った本の借り方の説明がありました。


司書の神長さんからは、どこにどんな本があるかについて説明がありました。


読みたい本(一度に3冊まで)が見つかったら、カウンターで借りる手続きをしてもらいます。


「はらぺこあおむし」の英語版です。





ほとんどの生徒が、3冊借りていました。読んでみたい本が見つかってよかったですね。本校の図書館は、蔵書が3万9千冊ほどありますので、1日1冊ずつ読んだとしても、全部読み終わるには100年以上かかります。他の中学・高校の図書館と比べると、はるかに多くの蔵書があり、新しい本もどんどん入っています。
昼休みや放課後は、図書館で過ごしてみてはいかがでしょうか。

【高3】化学の授業見学(茂木先生)

4月20日(火)5限目、高校3年4組の「化学」(茂木先生)の授業を見学しました。
この時間は、HR教室でした。単元は、「電解質水溶液の化学平衡」ですが、PHの説明では簡単な演示実験を行っていました。

この単元は、計算が多いので、まずは身近なものを使って、PH(酸性、アルカリ性)について、考えさせることから始めました。


サンポール、キッチンハイター、ドメスト、ポカリスウェット、のそれぞれについて、酸性と思うか、アルカリ性と思うか、生徒に聞いてみた後、くじで指名された生徒が代表で、PH試験紙を使って、PHを調べました。









簡単な実験でしたが、これで、PHについて、ぐっと身近に感じられました。

生徒の集中力も高まってきました。



茂木先生は受験指導のベテランですが、難しい計算だけをやるのではなく、生徒のやる気を引き出す授業の工夫が随所にみられます。
生徒も、化学の授業が楽しみになるのではないかと思います。

【高2】化学基礎の授業見学(笠倉先生)

4月20日(火)4限目、高校2年2組の「化学基礎」(笠倉先生)の授業を見学しました。
単元は、「第1章 物質の構成」の中の「クロマトグラフィー」でした。この時間は、HR教室で行っていますが、教室内で、簡単なクロマトグラフィーの実験を行いました。

まず、小さな濾紙に折り目を付け、水性のインクで、濾紙上に印を付けます。それを水を入れたペットボトルのキャップに入れて、そのまま放置しておくと、水が濾紙を伝わって上がってきます。
水性インクは水に溶けますので、水の上昇にともなって、インクも濾紙を上昇します。その際、インクの成分により、上昇する速度が違ってくるので、色が分かれてきます。
一つの色だと思っていたのが、実は何色かのインクがブレンドされて、目的の色になっていたことが分かります。(インクの種類によっては、色が分かれないものもありました。)




簡単な実験ですが、身近な材料で、クロマトグラフィーの原理がわかりました。
生徒も興味を持って取り組んでいました。実験に使ったペットボトルのキャップは、生徒が集めてくれたものだそうです。


笠倉先生は、毎回、授業プリントを用意してくれており、生徒に聞いてみると、とても分かりやすいそうです。


そして、毎時間の最後には、生徒は「学習振り返りシート」に授業の感想や質問などを書いて提出しています。


笠倉先生は、一人一人に簡単なコメントを付けて、次の時間に生徒に返しています。こうした丁寧な指導とともに、アットホームな楽しい授業の雰囲気は、生徒のやる気を引き出していると感じました。この調子で頑張ってください。

また、生徒の皆さんは、来週の「元素記号のテスト」頑張ってください。自分たちで決めた合格点を全員がクリアできることを期待しています。

【高1】コミュニケーション英語Ⅰの授業見学(川俣先生)

4月20日(火)3限目、高校1年1組の「コミュニケーション英語Ⅰ」(川俣先生)の授業を見学しました。単元は、Lesson1「 When  Words  Won't  Work」(言葉が機能しない時)です。

本校の英語の授業は、英語科の先生方が作り出した「授業の流れ」に基づき、プリントに沿って進めています。このため、先生によって授業のやり方が違うということはありません。

授業は、SectionごとのGoal(目標)を定め、

1 Words& Phrases(単語とフレーズ):発音確認、日本語→英語、英語→日本語 
2 Listening Quiz :本文を読んで、流れを確認
3 T or F(True or False ):本文を読んで、文章の正誤を判断
4 Grammar :重要な文法を確認
5 Q & A :ペアワークで、一方が内容に関する質問をし、もう一方が答える。
6 Reading Practice :新出単語やフレーズを使って、文章を完成させてながら読む。

という順番に進めていきます。これは、どこの学校も同じと思われるかも知れませんが、実は、本校の英語科の先生方の教材研究と試行錯誤によるもので、プリントもオリジナルです。本校生の英語力の向上は、みなさんの頑張りはもちろんですが、英語科の先生方の頑張りも大きいと思います。

5  Q&A のペアワークです。



6  Reading Practice のペアワークです。

生徒たちは、こうした授業の進め方に慣れてきたようで、非常にスムーズにペアワークが行われていました。また、川俣先生は、昨年度は中学3年生の英語の授業を担当していたので、中学生がどのような英語の授業を受けているのかを熟知しています。
高校の英語の授業に向けて、生徒の意識を変えながら、授業内容を無理なくレベルアップしていることを感じました。

【高1】数学ⅠAの授業見学(大宮先生)

4月20日(火)3限目、高校1年3,4組(2クラスを3分割、大宮先生)の「数学ⅠA」の授業を見学しました。単元は「一次不等式」。先生の説明や小テストの後、2人1組のペアになり、お互いに教え会いながら、問題を解いていきます。

ペアワークを行うことにより、分からない問題を分からないままにしておくことがなくなり、なんとかして理解しようと、知恵を出し合います。また、分かった生徒が、もう一方の生徒に解き方を説明することで、より理解が深まります。

どうしても分からないときは、先生にヒントを教えてもらいます。


解けた問題は、ペアの2人が黒板に書いて、みんなに解き方を説明します。


数学の問題を解くというと、孤独な作業をイメージしますが、授業の中では、みんなで理解しようという前向きな気持ちが感じられました。みんな、頑張っていました。

【中2】技術の授業見学(粂谷先生)

4月19日(月)6,7限目、中学2年1組の「技術」の授業見学(粂谷先生)をしました。今日が、一人一台パソコンを使う最初の時間です。パソコンのセットアップから始めます。

①セットアップが済んだら、「teams」を起動します。

↑上から3番目が「teams」のアイコンです。

②「技術2-1」のフォルダをクリックします。


③次に「課題の表示」をクリックします。


④課題が表示されました。


⑤課題に直接入力します。この時、ネットで調べたことをコピペして貼り付けることもできます。課題は、「グリーンカーテンについて調べよう」という内容です。


⑥調べたことをパワーポイントで、自分の出席番号のページに貼りつけます。
クラス全員で、一つのパワーポイントのファイルを完成させます。このように、チームで一つのファイルを作成できるところから、」teams (チームス)と呼ばれています。


⑦授業の最後に、「forms」を使って、授業の振り返りを行います。アンケートに答えるイメージです。


⑧入力すると、クラス全体の結果が自動的に集計されます。頼んでもいないのに、勝手にグラフまで作ってくれます。


⑨コメントもこのように、エクセルにまとめて表示されます。


*一人一台パソコンによって、このようなクラス全体で協働作業を行うことが出来ます。

今日は、中高の先生方も見学に来ていました。生徒も先生方も、慣れるまでは大変ですが、生徒の方が呑み込みがよさそうです。

身近な風景 ~那須岳(茶臼岳)

4月16日(金)~18日(日)にかけて、「なす高原自然の家」で中1の「ふれあい宿泊学習」が行われました。

「なす高原自然の家」から望む那須連山(4月18日10時)

4月18日(三日目)の活動に午前中から参加しました。この時の天気は快晴でした。

那須岳(茶臼岳)、朝日岳など、素晴らしい眺めです。
自然の家の職員の田崎さんから、ここから見える山の名前を教えていただきました。

この日は、通常はなかなか見ることができない「飯盛大滝」もよく見えました。
(上の写真で、「飯盛大滝」がどこに位置するか、確かめてみてください。)


しかし、13時頃から、雲と風が出てきて、風花(雪)が舞ってきました。
山の天気は変わりやすいです。


今回の「ふれあい宿泊学習」の目標の一つに、「自然の大切さを学ぼう」というのがありました。2日目の「オリエンテーリング」で、野外で自然を体験する予定でしたが、あいにく、2日目は暴風雨で、外出できませんでした。

そこで、退所式の挨拶では、「自然の大切さを学ぶ」という観点から、4年前(平成29年3月27日)に高校山岳部の「那須雪崩事故」が、自然の家から見える場所で起こったことを話しました。雪崩事故があったことは、ほとんどの生徒は知っていました。

(自然の家で展示されているパネル)

さらに、佐野高校山岳部は、昭和25年12月30日に、谷川岳で雪崩に遭遇し5名の尊い命が奪われています。(私が新採で佐高に赴任した際は、山岳部の顧問として毎年追悼登山に行ってました。)

人間は、科学技術の進歩等により、自然そのものを改変したり、コントロールしようとしたりしていますが、大きな自然現象の前では、無力な存在です。台風や地震などの自然災害は言うまでもありません。

人間は地球46億年の歴史の中では全くの新参者で、地球の支配者というわけではありません。地球に生きる生物の一つに過ぎないことを理解した上で、環境を守ることや、自然の大切さを学ぶことは、とても意義のあることだと思います。その延長線上に、田中正造の「真の文明」という考え方があり、SDGsの目的にもつながってくると思います。
今回の「ふれあい宿泊学習」が、「自然」について考える際のきっかけになってくれればと思っています。

【高校】野球部、春季南部地区予選

4月17日(土)、とちぎ木の花球場(栃木市総合運動公園)で、野球部の春季南部地区予選が行われました。対戦相手は、足利高校でした。




今日の試合は、今年度の新チームとしての初の公式戦だったのではないかと思います。
昨年度、3年生が引退した後は、単独チームが組めず、足利清風高校との合同チームで新人戦を戦いました。
今年度は、1年生が7名入部し、合計17名の部員となり(うち、マネージャー4名)、単独チームで出場することが出来ました。


今日のスタメンは、
1 センター:若田部君(2年)
2 ショート:佐山君(3年)
3 ピッチャー:古橋君(2年)
4 ファースト:松本君(2年)
5 ライト:阿部君(3年)
6 キャッチャー:猿橋君(2年)
7 セカンド:大門君(1年)
8 レフト:鯉沼君(3年)
9 サード:小林君(1年)
でした。


試合は、3回までは互角でしたが、4,5、7回に追加点を奪われ、結果としては9対2で敗れました。
本校の守備は手堅く、いいプレーがたくさんありました。やるべきことはできていたと感じました。
しかし、それ以上に相手の打者に力があり、強いチームでした。
今日が新チームの船出ということでしたが、いいチームになると思いました。
応援しています。


【中2】理科の授業見学(中村先生)

4月15日(木)4限目、中学2年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。
今日の授業は、「炭酸水素ナトリウムを加熱して発生する気体の正体を探る」ことが狙いです。

まず、実験器具をセットし、炭酸水素ナトリウムを加熱し、発生する気体を水上置換法で、試験管に3本集めます。その気体を、①石灰水を入れる、②線香を近づける、③リトマス紙の反応、などから、気体が何かを考察します。


中村先生からは、試験管内に発生した水滴が、水であることを確かめるために、「塩化コバルト紙」を使う方法の説明が追加されました。実験道具をかたずけた後、最後にプリントをまとめます。実験の方法、結果、考察などを、工夫しながら自分の言葉で書いていきます。考察も感想ではなく、論理的になぜ、そう判断したのかが具体的に書かれています。
(↓こんな風に)

そして、プリントを提出して、授業が終了します。

ここまでの、実験の準備、実験、記録、後片付け、プリントのまとめ、という一連の作業を生徒たちは、何も言われなくとも、とてもスムーズにこなしていました。

ここまでを45分の授業の中で、きっちりできる生徒たちは、凄いと思います。
遊んでいる生徒は一人もおらず、皆集中していました。お見事でした!

その証拠に、当日提出されたプリントの一部(選んだわけではありません)を以下に紹介します。これからの授業も楽しみです。











【中学】伝統文化教室の講師の方々

附属中では、茶道や華道など、日本の伝統文化について学ぶ探究活動を行っています。
今日は、茶道の荒井佳子(宗佳)先生と、華道の清水克江(一克)先生が、学校にご挨拶にお見えになりました。

(左から、清水先生と荒井先生)

今年度の伝統文化教室は、2年生が4月20日から、1年生が5月18日から始まります。生徒たちは、とても楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。

【高2】グローバル情報の授業見学

4月15日(木)1限目、高校2年3組の「グローバル情報」の授業を見学しました。

「グローバル情報」では、今年度、課題研究するテーマについて、情報収集を行っていました。関連する記事が載っている新聞をもってくる生徒もいたり、ネットで調べている生徒もいました。







皆それぞれ、課題意識をもって取り組んでおり、今後が楽しみだなと思いました。

感謝の電話がありました

4月14日(水)、佐野市内の病院の看護師の方から、次のような電話がありました。

 「佐野高の生徒(2年3組の北條晴己君)が登校中に、具合が悪くなっていたおばあさんから救急車を呼んでくれと頼まれ、乗っていた自転車を脇に寄せて、介抱していました。私が勤務している近くの病院からその様子が見えたので、おばあさんは病院で引き受けました。お陰様で、その方の具合は大丈夫でした。生徒さんにとても感謝していましたので、ぜひ、生徒さんを褒めてあげてください。」

ということでしたので、今日の朝のHRの時間に、各担任から全校生徒に紹介してもらいました。通り過ぎてしまうこともできたはずですが、自分でできることを冷静に判断して、丁寧に対応してくれました。

このような生徒がいることを、とても嬉しく、誇りに思います。

朝の交通指導(3日目)

今朝も、佐高周辺の3ヵ所で交通指導を行いました。
交通指導員の松本様も毎日、佐高前の交差点に立っていただいています。
本当にありがとうございます。

【中3】荒川さんが下野新聞で紹介されました

4月13日(火)、下野新聞で、附属中3年生の荒川芽萌里(めもり)さんの紹介記事が掲載されました。荒川さんは、「自分と他人の違いを認め合うことの大切さを伝えたい」と、物語を創作し、手作り冊子を作成しました。

(下野新聞4月13日、第26面に掲載、 著作物利用許諾済み)
2021.4.13 物語創作 中3荒川さん.pdf

【高1】トビタテ!留学JAPANへの挑戦

4月13日(火)放課後、選択4教室では、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム「高校生コース」~第7期アカデミック」のエントリーのための動画撮影をしていました。

今回は、高校1年生3名が応募すべく準備を進めています。新型コロナの影響で、対面での面接は実施せず、「留学に対する思い」を2分以内で語る、動画審査を行います。

なぜ留学したいのか」「何を学びたいのか」「なぜトビタテに応募したのか」など、留学に対する思いや意気込みを自分らしく語ることが求められています。





倍率は3.5倍程度と、かなりの倍率ですが、締め切り(4月20日)までには、まだ時間がありますので、ブラッシュアップして、チャレンジしてください。応援しています。

【中学】手芸部の練習風景

4月13日(火)放課後、被服室で中学の手芸部が活動をしていました。
高校にも手芸部がありますが、人数も多いので、中高で曜日を変えて活動しています。
現在、2年生5名、3年生13名、計18名で活動しています。今日は、新入生の勧誘や部活体験も行っていました。

手芸部の大きな旗?を広げて、新入生にアピールしていました。
チャレンジのかいあって、新入生何名かが部活体験に来ていました。


今日は新入生向けに、「コースター作り」の体験を行っていました。


ミシンで縫っています。


仕上げに、アイロンをかけています。


普段は、バックやマスコットなど、自分が作りたいものを作っているそうです。
部長の中崎さんが、いろいろと説明してくれました。

工夫してオリジナルなものを作る楽しみは、手芸部ならではですね。

【高校】吹奏楽部 ~中庭コンサート

4月13日(火)放課後(16時50分頃)、委員会活動が終わった中学生たちに、吹奏楽部の金管楽器メンバーが、中庭で演奏を披露しました。

曲目は、金菅八重奏のための「文明開化の鐘」です。

吹奏楽部は、5月の連休に定期演奏会を開催する予定です。そこで、お客様を出迎える音楽として、この「文明開化の鐘」を演奏するそうです。

演奏時間5分程度の短い曲ですが、明るく優雅で元気の出る曲です。題名の通り、文明開化の夜明けのように、時代が明るい未来へと移りゆく、希望に満ち溢れています
13人の奏者の前を歩いていく中学生たちに、明日も頑張ろう、と背中を押してくれたような気がしました。
中学生にエールを贈りたい」、吹奏楽部(有志)の願いは届いていたのではないでしょうか。






演奏終了後、「本番までには、もっと練習してうまくなります!」と力強く宣言してくれました。吹奏楽部のチャレンジを楽しみにしています。

朝の交通指導

4月13日(火)~16日(金)の4日間、「春の全国交通安全運動期間」に伴い、登校中の生徒の安全指導を行います。場所は、①佐野高校前交差点、②朝日森天満宮交差点、③カワチ薬局前交差点、の3ヵ所です。

【中1】校内オリエンテーリング

4月12日(月)、今日は、クラスごとに男女混合で5~6名の班をつくり、校内オリエンテーリングを行いました。校舎配置図を頼りに校内を回り、制限時間内に問題を解いて教室に戻ってくることがルールです。

上の写真は、「校長室の前の廊下に展示してある絵画のタイトルは?」という問題を解いているところです。

こんな問題もあります。
図書室と同じ階にあって、剥製(はくせい)が廊下にある教室の名前は?

皆さん、ちゃんとたどり着いていました。正解は「生物室」ですね。
ちなみに、廊下に展示している剥製(はくせい)は何でしょうか?

この剥製(はくせい)は、「トキ」です。わが国では、野生のトキは1925年頃にはほぼ絶滅していたとされていましたが、佐渡ヶ島で目撃されたことがきっかけで、1952年に国の特別天然記念物に指定されました。
しかし、1981年に佐渡ヶ島に残されていた野生のトキ5羽すべてを捕獲し、繁殖を試みましたが、すべて失敗し、2003年、10月10日、最後のトキが死亡し、日本産のトキは絶滅しました。現在、佐渡で繁殖している個体は、中国産の個体です。

この剥製は、絶滅する以前に捕獲されたものですので、今から100年くらい前に日本で捕獲されたものではないかと思われます。つまり、100年くらい前は生きていた本物のトキの標本です。栃木県では、県立博物館と宇都宮高校と本校だけにしか、トキの標本は存在していません。非常に貴重です。まさに、佐野高校のお宝です。まだ見ていない人は、今度、じっくり見てください。

さて、校内オリエンテーリングですが、みんなで協力して問題を解くことを通して、今まで話したことがなかったクラスメートとも話をすることができたようです。

4時間目にオリエンテーリングを行ったクラスでは、お昼頃、高校の昇降口付近で販売するパン屋さんの「おいそしうなパン」に心惹かれていた班が多かったそうです。

その気持ちはわかりますね。(実際に、おいしいです!)

身近な風景 ~カエデの花

4月11日(日)、カエデの花を発見しました。カエデは秋の紅葉の主役ですが、実はこの時期、満開の花を咲かせていました。




校庭のカエデも公園のカエデも葉っぱの下に赤いものがくっついていました。よく見ると間違いなく花です。おしべとめしべがちゃんと付いています。この時期に、こんな花が咲くなんて、初めて知りました。やがて、実をつけることでしょう。

近くにカエデの木があったら、調べてみてください。

【中高】吹奏楽部の練習風景

4月11日(日)お昼頃、吹奏楽部は5月の連休中に開催する定期演奏会の練習をしていました。演奏そのものは、ボート部の練習を見に行っているうちに終わってしまいました。(また、改めて紹介します)

定期演奏会の第3部の演出のため、背の高さの順に並んでいました。

中学生は、午後、明日の部活動紹介の練習をしていました。






定期演奏会、部活紹介、頑張ってください。