校長室便り

校長室便り

中1のオンライン授業参観

本日の5限目、中学1年1組の「道徳」(久保先生)で、Zoomを使った「オンライン授業参観」を実施しました。中学1年生の保護者は、入学してから一度も授業を見たことがないことから、中1の先生方が企画しました。

教室には、うしろ、南側、北側、に計3台のカメラを設置しました。
保護者は、パソコンやスマホ上で、3台のカメラの画像を切り替えることができます。



教室のうしろのカメラ画像(生徒の後ろ姿が写っています。音声はこのカメラで拾っています)


教室の南側に設置したカメラ画像(生徒の正面からみた姿が、窓側から写っています)

当日の「オンライン授業参観」は、1年1組の保護者が20名から30名が入ってくれました。
Zoomにはチャット機能があり、コメントも多数いただきました。
「このような機会を設定してくれてありがたい」「学校の様子がよくわかった」等、好意的なご意見を多数いただきました。一方、課題として、先生の声は聞こえるが、生徒の声は聞き取りにくい、ということがありました。これは、カメラ3台で撮影していますが、3台ともマイクをオンにしてしまうとハウリングを起こしてしまうため、教室の「うしろ」のカメラからしか音声は拾えません。そのため、生徒の声は聞き取りにくくなってしまいます。今のところ、解決策はありませんが、カメラの位置は工夫したいと思います。

1年2組と3組について、以下の日程で実施します。

1年2組 →12月17日(木)5限目 英語、13:00~13:45、富永先生
1年3組 →12月21日(月)5限目 道徳、13:00~13:45、粂谷先生

なお、上記のオンライン授業参観は、お子さんが在籍しているクラスの授業しか入室できません。

中3英語の授業見学

本日の4限目、中学3年1組の英語(川俣先生と鴇田先生)の授業を見学しました。
「日本文化を紹介しよう」というプロジェクトで、実物や写真を見せながら、「自分が紹介したい日本文化」を「Show & Tell」で紹介しました。

4人1組となって、順番に「自分が紹介したい日本文化」を実物や写真を見せながら、英語で説明します。これを「Show & Tell」と呼んでいます。

まずは、最初の発表です。発表者を確認しています。先生方も元気いっぱいです。


皆さん、待ってましたとばかりに、英語での説明に力が入っています。また、発表後には、大きな拍手がわき起こります。


「自分が紹介したい日本文化」は、折り紙、おせんべい、お茶、手ぬぐい、梅干し、金平糖など、様々です。


おにぎりやカップラーメンもあり、共感を呼んでいます。


友達の発表を聞いて、わかったことをメモしたり、わからなかったことを質問したりします。


最後に、皆さんの発表を聞いていた川俣先生のご指名で、興味深い紹介をしてくれていた4人が、クラス全体に紹介をしてくれました。

「甘酒」の紹介です。


「百人一首」の紹介です。


「手ぬぐい」の紹介です。


「折り紙」の紹介です。

今回は、「Big Voice」「Eye contact」「Smile」「Reaction」を心がけて発表していました。楽しみながら話す力が付けるのが、このプロジェクトの目標です。


また、皆さん、とてもわかりやすい説明で、「なるほど」と思わせる内容でした。
とても良かったと思います。

いじめ・教育相談アンケート結果(12月1日実施)

12月1日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします


本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるものであることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。

R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート結果(中学).pdf
R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート結果(高校).pdf
R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート・自由記述.pdf

今回の調査で、「いじめてしまった」という生徒が中学生で2名いました。
12月9日(水)の朝、中学校は「人権集会」がありましたので、このことについて、校長から以下のような話をしました。

*自分が『いじめてしまった』と振り返ることができることは、誰にでもできることではありません。勇気がいることだと思います。相手の存在に価値を認めているからこそ、相手に嫌な思いをさせてしまったのではないか、とふり返ることができたのではないかと思います。

*もちろん、いじめをしないことは重要ですが、知らず知らずに、相手を嫌な気持ちにさせてしまったかもしれないと、後から気づくこともあるかもしれません。その時は、自分を振り返る勇気を持ち、行動に移して欲しいと思います。それができるようになることが、本当の意味での「いじめの撲滅」なのだと思います。

以上です。

*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。

キャリアに関する講演会

本日の放課後、1,2年生の希望者約30名を対象に、「キャリアに関する講演会」を旭城ホールで実施しました。講師は、島田先生が小山高校で勤務されていた時の生徒で、現在はキャリアプランナーの佐山曜(さやま ひかる)氏でした。

佐山先生の講話は、将来の進路を考える上で、今、やりたいこと(Doing)だけで進学先を考えるのではなく、ありたい姿、どのような生活をしていたいか(Being)を想像することも必要である、という内容のお話でした。


例えば、将来、看護師になりたい(Doing)という希望があっても、定時には家に帰りたい、土日は絶対に休みたい(Being)、としたら、それでも看護師を目指すかどうかを考える必要がある、ということでした。



同様に、地域のために貢献したいというDoingから、公務員を目指したいという夢があっても、年収は30歳で700万は欲しいというBeingには、マッチしませんね。

就職して初めて現実を知り、悩んで離職してしまう、という人がとても多いそうです。そういうことを無くすには、高校時代から、将来やりたいこと(Doing)だけで進路を決めるのではなく、ありたい姿、どのような生活をしたいか(Being)を想像しながら、キャリアを選択する必要がある、ということを教えていただきました。

最後に、ワーク(自分のキャリア形成を考えてみよう)、ということで、参加した生徒たちは、自分のやりたいこと(Doing)と、ありたい姿、どのような生活をしたいか(Being)について、書きだしながら考えていました。




*終了後の生徒の感想をいくつか紹介します。
「やりたいことだけに固執せず、ありたい姿を想像する」という言葉が印象に残りました。将来やりたいことがまだ決まっていないので、ありたい姿を想像し、自分に合った職を探していきたいと思います。」

「DoingとBeingの2つの将来の理想を合わせて考えていくことが分かりました。もう一度考えるきっかけになりました。自分の考えを広げることが出来ました。」

「この講話を聞いて、私はもう将来の夢は決まっていましたが、別に絶対にその仕事をしたいわけではないのかなと考えることができました。目標設定の方法論を知り、実際にやってみて自分がどんなふうに生きたいのか分かりました。今日聞いたことを大学選択に生かしたいと思います。」

「私はやりたい仕事がぼんやりとは見えていますが、本当に自分がやりたいことは分からなかったので、今回、素敵な話が聞けて良かったです。」

「この講話を聞いて、自分が将来、どういう仕事に就き、どういう大人になりたいかについて、改めて見つめることが出来ました。いろいろな仕事を調べて、視野を広くして、自分に本当にあった仕事を見つけていきたいと思いました。」

*生徒にとって、将来の進路選択を考える上で、きっかけになったようです。また、教員にはなかなか気づかなかった視点だったので、とても勉強になりました。もっと多くの生徒に聞いてもらいたいお話だと思いました。

グァテマラ共和国の教員の授業参観

本日、宇都宮大学教育学部の人見久城教授と、人見先生の研究室に留学しているサラザー・ニコル・リニーさん(グァテマラ共和国 小学校教員・英語科専科)が本校を訪問し、中学生の英語と理科の授業参観を行いました。

左:人見先生、右:サラザーさん

中学校の2年3組の理科(中村先生)の授業を見学している様子です。
授業では、「電流の働きを表す量」の1時間目(導入)で、身近にある電気器具に書いてある表示を見つけてホワイトボードにまとめ、班ごとに発表しました。


そこから、WATやhelzといった電気器具の記号が何を意味しているのか?などと、生徒の疑問が広がりました。


理科教育がご専門の人見教授からも、生徒から疑問を引き出す丁寧な授業の進め方が素晴らしいと、中村先生へのお褒めの言葉をいただきました。

また、英語は栗原先生の中学2年2組の授業を見学していましたが、オールイングリッシュで進める栗原先生の授業にびっくりされていました。サラザーさんの母国語はスペイン語ですが、栗原先生はスペイン語も堪能で、スペイン語でサラザーさんに挨拶していました。凄いですね。ちなみに、富永先生もスペイン語を話せるそうです。

最後に、人見教授とサラザー先生は、校長室を訪れ、短い時間でしたが貴重な体験をさせていただいたと感謝していました。
また、授業を見に来てくださいね! いつでも歓迎します。

三代卒業生表彰式

本日、16時30分から、校長室にて、「令和2年度佐野高等学校三代卒業生表彰式」を行いました。
受賞者は、 若林秀男様(第11回卒業生)
      若林 聡様(第41回卒業生)
      若林大耀君(高校3年生)    の3名です。
おめでとうございます!

なお、附属中3年の若林仁瑛君も、家族として同席しました。

本来は、創立記念日に体育館の壇上で実施する予定でしたが、創立記念日の式が、新型コロナの影響で中止となったため、この時期に校長室で実施しました。島田同窓会会長から表彰状と記念品などが贈られました。

高1SGHフィールドワーク出発!

今日は、高校1年生の「SGHフィールドワーク」です。
生徒の希望により、バス4台で、茂木、大田原、足利・桐生、県庁周辺で、フィールドワークを行います。朝8時20分頃、本校を出発しました。

茂木方面です。ふみの森もてぎ・もてぎプラザ里山で、研修や講演があります。


大田原方面です。国際医療福祉大学で研修をしたり、トコトコ大田原で講演を聞いたりします。


足利・桐生方面です。飛駒町の吉川油脂での研修の後、桐生市織物関連遺産・のこぎり屋根工場群・ベーカリーカフェレンガ(旧金谷レース邸宅工場)・青柳菓子店(旧東洋紡績工場)、足利まちなか遊学館を訪問します。


県庁方面です。栃木県庁・フードバンクうつのみや・とちぎボランティアネットワーク・栃木県国際交流会、とちぎスポーツ医科学センター・カンセキスタジアムなどを訪問します。生徒たちは、それぞれ事前にアポをとった課室に伺い、インタビューなどをしてきます。


みんな、元気いっぱいで出発しました。大いに学んできてください!
各方面とも、16時30分から17時くらいにそれぞれ学校に戻ってくる予定です。

高3フードデザイン授業見学 ~お弁当

本日のフードデザインのメニューは「お弁当」でした。

お弁当の定番の具材(ウインナー、厚焼き玉子、ほうれん草とコーンの油炒め、ちくわのきゅうり詰め等)を使って、おいしそうで、実際においしい「お弁当」を作ります。

今回のポイントは、お弁当箱にぎっしりと詰めることだそうです。すかすかだと、形が崩れてしまいます。


ここまでいろいろなものを作っているので、生徒も手慣れたものです。
どんどん進めていきます。




出来上がったお弁当です。



どれも、おいしそうですね。厚焼き卵の切り口が見えるように詰めるのがきれいにみせるポイントです。




できばえと味にも大満足でした。

【中高】吹奏楽部の演奏会

本日、「アルシオーネコート佐野」で、吹奏楽部の演奏会を行いました。

「アルシオーネマルシェ」というイベントの中で、本校の吹奏楽部に出演依頼があったため、参加しました。
会場では、新型コロナ感染症対策が徹底されており、入室者の管理やオゾン発生器による室内の空気の24時間消毒、体温測定や手指の消毒などもきちんとなされていました。また、演奏する生徒同士の間隔を1m離すなど、緊張感の中で準備が進められました。


10:00~10:30の30分間で、以下の5曲が演奏されました。
①君の瞳に恋してる   
②美女と野獣メドレー  → https://youtu.be/AAqxkWY0jHw
③中島みゆき「糸」   → https://youtu.be/9ctHnMkiFu8
④恋人たちのクリスマス → https://youtu.be/OPgrLj7GPBo
⑤アンコール      → https://youtu.be/2MljTjlGOt8

(注)教育機関が、教育活動の一環としてJASRACの著作物を演奏する場合、①営利を目的としない、②入場料をとらない、③演奏者に報酬がない、という条件を満たしていれば、著作権の侵害に当たるものではありません。









素晴らしい演奏にお客さんたちから盛大な拍手が送られました。


この日は、佐野ケーブルテレビが取材に来ていて、演奏会終了後、部長の川上さんがインタビューを受けていました。
今日の演奏会の様子は、12月11日(金)午後4時、6時、8時、10時の「さのニュース」などで放送予定です。


川上さん
「新メンバーで、人前で演奏する最初の演奏会だったので、不安もありました。しかし、大勢のお客さんたちの前で演奏できることの幸せを感じました。このような機会を与えてくださった「アルシオーネコート佐野」さんに感謝いたします。」


*聴いていて、元気と勇気をもらいました。いい演奏会が出来て良かったですね。
お疲れさまでした。

【中学】科学の甲子園ジュニア エキシビジョン大会

本日、「科学の甲子園ジュニア エキシビジョン大会」が13時から開催されました。
通常は、県ごとに参加チームすべてが同じ会場に集まって実施されるのですが、今回は新型コロナの影響で、全国一斉にオンライン開催となりました。本校からは、2チーム12名がエントリーし、化学室2に集まりました。

開会式の後、各チームがセットアップするところから始めました。


ところが、なかなかセットアップできません。セットアップしないと、参加すらできません。だんだん焦ってきました。


結局、全国からアクセスが集中し、他校でもセットアップできない状況となったらしく、1時間ほど経過したのち、中止となってしまいました。


今後、予選がどのように行われるのか、現時点では不明ですが、なんとか再び開催できることを願っています。

学力向上に向けた教員研修会

本校は、今年度、県教育委員会から、「学力向上に向けた教員の指導力向上」事業(3年間)に、県内10校のうちの一つとして、指定を受けています。そのため、本校では、群馬大学教育学部の濱田秀行教授をアドバイザーとして、継続してご指導いただくこととして、教員研修を行っています。
12月3日(木)は、濱田先生の2回目の教員研修を実施しました。

この日は、濱田先生に2限目から7限目で、先生方の授業を見ていただきました。放課後に行われた研修では、見学した授業の良かった点やアドバイスをいただくことに加えて、「主体的・対話的で深い学び」の具体的な事例や、評価などについて、お話しいただきました。

【2限目】

高1-3,4(コミⅠ 木村先生、長谷部先生)


中2-2(音楽、小林先生)、中3-3(英語、高木先生)

【3限目】

高1-3(現代社会、島田先生)、高1-4(古典、武田先生)


中2-1(英語、栗原先生)、中3-2(社会、長先生)

【4限目】

中1-3(国語、石塚先生)

【5限目】

高1-1(数Ⅰ、根岸先生)、中3-2(道徳、北堀先生)


中2-1(理科、中村先生)、高3-2(美術、梅澤先生)

【6限目】

中1-1(数学、柾木先生)、高2-3(物理、生井先生)

【7限目】

高2(総合、高久先生)

*先生方の素晴らしい取り組みに、濱田先生からは素敵な授業を見せていただきました、といった感想をいただきました。また、個々の授業の良い点や留意点などについても、わかりやすく教えていただきました。

*また、研修を受けた先生方からは、目からウロコのためになる研修でした、いい研修でした、次はいつですか、といった感想がありました。

*このような授業改善が学力向上につながっていくことが、実感として理解できました。

【高校美術部】作品完成!

夜7時の美術室、美術部員約10名が「栃木県高校美術展」の作品搬入に向けて、最後の仕上げを行っていました。土曜日に審査が行われ、月曜日には審査結果の発表があるそうです。

部長の蕗田くんの作品です。カメの質感がとてもリアルです。幻想的な構図とカメを見上げる人物の視線から、超絶的な時間の流れやストーリーを感じました。いつしか自分も絵の中にいるような感じがしてきました。とても素晴らしい作品だと思います。さすがは部長さんです。

4月当初、美術部員は1名(蕗田くん)だけでした。それが今では13名(高2:8名、高1:5名)になりました。蕗田くんほど慕われている部長はいない、という部員の皆さんの声が印象に残りました。顧問の梅澤先生のご指導の下、12名が作品を出品します。(全員分の写真は撮れませんでした。力作を紹介しきれず申し訳ありません。)


アイディアとセンスが抜群ですね。さすがです。


色遣いがすごくきれいです。見ていて心地よさを感じました。


将来の夢と希望に溢れた作品だと思います。


苦労してコモドドラゴンを作り上げました。しわしわの皮膚と鋭い爪が驚くほどリアルです。


本物以上にホルンがそこにあることを感じました。
前に見せてもらった時より完成度が半端なく上がってるのに驚きました。


手の平の上の蝶の色彩の美しさに思わず見とれました。


人柄が伝わってくるような誠実な作品だと思いました。


メッセージ性と構図が素晴らしいと思います。LIFEの文字がいいですね。


絵の中の女の子から生まれ出るイマジネーションに無限の可能性を感じました。

他にも、写真を撮りはぐった素晴らしい作品がありました。ごめんなさい。

今年度、部員1名からスタートした美術部がここまで充実した活動をしていることは、感動的です。それぞれが描きたい絵や造形に取り組んでいて、理屈ではなく、それが楽しい、という雰囲気が素敵です。自分には才能はありませんでしたが、高校時代、こんな美術部があったら入っていたかもしれません。

素晴らしい作品が、コロナのせいで「高校美術展」が公開されないのは、ほんとうに残念です。多くの人に、実物を見てもらいたいです。

身近な風景 ~サザンカ

秋の終わりから、初冬にかけて、校庭のサザンカが咲き誇っています。

野生のサザンカの花は淡い桃色を交えた白色ということですので、校庭の赤いサザンカは園芸品種なのでしょう。

紅葉の季節も終わりに近づいている中、サザンカの赤い花は一際存在感を放っています。


サザンカの名は中国語でツバキ類一般を指す「山茶」に由来し、「山茶花」の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれています。(以上、Wikipediaより)


紅葉の葉っぱが落ちた樹影を見ると、もう冬なんだなと実感します。

今夜は満月、そして半影月食!

今夜は月が綺麗です。三毳山の山影から満月が昇りました。
それだけでなく、月が地球の影に入る月食(半影月食::はんえいげっしょく)が見られました。


18:55では、満月の左側に地球の影がかかっていて、かすかに暗くなっているのがわかりますか? 20:50ではほぼ月食が終わっていて、月全体が均一な明るさになっています。

今夜は18時過ぎには学校を出て、「みかもリフレッシュセンター」の駐車場で、三毳山の山影から昇る満月を撮影しました。

雲の切れ目から満月が顔を出しました。

そして、半影月食です。月食は、太陽と地球と月が一直線に並び、月が地球の影に入る現象です。半影月食という言葉は、あまり聞いたことがないし、中学の理科の教科書には、そこまでは載っていません。ネットで調べてみると、国立天文台が作成した図が見つかりました。
こんな感じです。↓  図を見て「半影月食」とはどういう状態なのか、考えてみてください。

月食の仕組みby 国立天文台.pdf


半影月食(2020年11月30日 18:50)

【高校】剣道部の練習見学

本日10時頃、職員室に剣道の胴着を付けた高1の女子が2名入ってきました。話を聞いてみると、練習の様子を動画に撮影し自分たちで研究したいので、顧問の長谷部先生に許可をもらいに来た、ということでした。
そこで、どんな練習をしているのか、見せてもらいました。

現在、剣道部の部員は、男子2名(高2、高1)、女子3名(高1)の5名ですが、早期入部(中3生)が1名いるので、6名で活動しています。(今日は4名で練習していました。)


部長の西塚くん(高2)は、中学1年生(佐野市立西中)から剣道を始めました(初段)。剣道のかっこよさと礼を重んじることに魅かれたそうです。

1年生の飯塚くんも中1(同西中)から剣道を始めました。高2の西塚くんとは、中学校からの先輩後輩で、中学時代は、当時の顧問であった附属中の高野先生の指導の下、団体戦で「全国ベスト32」まで勝ち上がりました。「二段」所有の実力者です。


同じく1年生の羽切さんも中1(同南中)から剣道を始めたそうです(初段)。剣道の形や姿勢を大事にしており、心技体が一体となった「一本」をとることを目指しています。

篠原さんは、附属中では美術部に所属しており、高校生になってから剣道を始めました。部活動見学で、剣道のかっこよさに憧れたそうです。全くの初心者でしたが、経験者が自分に合わせて教えてくれるので楽しい、と話してくれました。


最後に、部長の西塚くんから、剣道部の目標を聞かせてもらいました。
「剣道は人間形成の道で、徳、礼、など、人としての道を学ぶことが大切です。剣道そのものが文武両道であると思います。目標としては、県大会の1回戦を突破し、2回戦でも勝てるよう経験を積みたいです。春季大会に向けて全集中で臨みます。来年は部員があと4名くらい増えると嬉しいです。」

*力強い言葉、ありがとうございました。「鬼滅」ブームで剣道人気も高まっているとのこと、入部者が増えることを祈っています。練習、頑張ってください!

【中学・高校】吹奏楽部 ~演奏会の練習

吹奏楽部は、中高合同で活動しています。今年度は、大会等での発表の場がありませんでしたが、年末にかけて演奏の依頼があり、それに向けて練習をしています。

今日は、練習での3密を防ぐため、校内で最も広い選択4教室を横に広く使い、窓やドアを開放しての全体練習を行っていました。

12月6日(日)は「アルシオーネ佐野」での演奏会、そして、12月20日(日)は佐野市こどもの国での恒例の「クリスマスコンサート」が開催されます。今年は、新型コロナの影響で、例年とは異なり、慎重に対策を講じての開催になるかと思いますが、練習でも、できるだけ間隔をとったり、換気に気を付けたりしています。


曲目は、親しみやすいディズニーメドレーなどを準備しています。


吹奏楽部は、高校生が中学生を教えたりすることで、中高が一体となって活動しています。中高一貫のメリットが効果的に生かされています。

【高校】科学部 ~全国高校総合文化祭県予選

12月12日(土)に、来年度、和歌山県で実施される「第45回全国高等学校総合文化祭」の自然科学部門の県予選が行われます。今回は、各校の発表を事前に収録し、当日、Zoomで流して審査が行われます。そのための収録を本日、生物室で行いました。

発表は、部長の戸室さんと副部長の青木さんによって行われました。
研究のテーマは「栃木県産有尾目の保全にむけてⅡ ~繁殖集団の産卵地調査と遺伝的多様性」です。

栃木県の絶滅危惧種に指定されている「トウキョウサンショウウオ」について、幼生の成長や変態・上陸に関する調査や人工産卵地を整備し保全活動を行いました。また、遺伝子解析を行い、現在の遺伝的多様性が生じた要因を推測しました。


今年度は、新型コロナの影響で、満足に調査が出来ない時期がありましたが、やるべきことはきっちりと行い、結果にまとめました。研究は、3つのテーマからなっており、①幼生の成長および変態・上陸に関する調査は、青木さんが発表しました。


一方、②人工産卵地を整備した保全活動、③遺伝的多様性については、戸室さんが発表しました。


12月12日(土)の県予選当日は、各校で収録した映像が、ZOOMで流され、審査員からの質問に答えなければなりません。全国行きの切符をかけて、頑張ってください。

新しい加湿器を購入しました。

各教室や特別教室用に、新しい加湿器を購入しました。
大型でかなりの高性能と思われます。来週、各教室に設置します。

身近な風景 ~紅葉、菊、ヒガンバナ

この時期、一番目を引く風景は、何といっても紅葉です。西門付近のイチョウの紅葉が圧巻です。黄色い葉っぱで地面が覆われています。

街中を散歩していると、畑の一角などにいろいろな種類の菊が咲き乱れています。ありふれたものかもしれませんが、バリエーションがあって楽しませてくれます。

そして、まったく目立ちませんが、かつて一世を風靡したヒガンバナの茎が伸び切っており、来年に備えて、せっせと光合成にいそしんでいます。

【中学】今日は一日ディベート三昧② ~英語ディベート

今日は、朝9時頃から夕方6時頃まで、中学生の2つのディベート大会が行われていました。
2つ目は、英語ディベート「第10回全国中学生英語ディベート大会」です。
中学3年生が参加しました。

この大会には、全国から約30校が参加しました。
本校からは、中学3年生から1チーム(小林、磯部、黒田、若林)参加しました。

論題は「All secondary schools in Japan should abolish school uniforms.
「日本のすべての初等中等教育の生徒および児童の制服を廃止する。」



「佐附中チーム」の対戦相手と成績は
 品川女子中●、神戸中〇、翔凛中●、浜松西● → 1勝3敗

*参加した4名の感想です。
小林大祐くん
「今回の大会の中で特に印象に残ったのは、準優勝校となった浜松西との試合です。質問に対して、エビデンスを返すか、アタックをもう一つ足すかで勝てたということをジャッジから聞いたとき、とても悔しかったです。しかし、全国の強豪相手に良い勝負ができて良かったです。」

磯部詩葉さん
「最初の頃は、相手の言っていることが分からなかったり、どんなことを言えばいいのか分からなかったりしていたが、今日の試合を終えて、他の皆ほどではないけれど、自分も少しは上達できたと思った。けれども、決勝戦や対戦相手をみると、まだまだ上がいることを思い知り、これから努力していきたいと思った。」

黒田紗良さん
「とても良い経験になりました。ディベート自体ではあまり良い成績は残せませんでしたが、先輩方が教えてくださった事をできる限り生かせたと思います。また、他の県の学校との交流を通して、新たな視点などを学ぶこともできました。今後もこれらをCTPの授業や高校での部活に生かしたいです。」

若林仁瑛くん
「まず、今回の試合は1勝3敗と、結果を残せなかったことが悔しかったです。特に、最後の2戦は自分の2か所のミスで負けてしまったので、特に悔しかったです。しかし、このディベートに向けた準備や大会本番も自分にとって、とても有意義な時間だったので、次があれば、つなげていきたいです。」



*中学3年生も「負け」たことから多くのことを学んでいますね。
 負けたことでそのまま終わってしまう人と、そこから学べる人がいます。この差は大きいです。
 今日の2つのディベートの大会を見る限り、佐附中生は皆、負けたことから逃げずに、そこから学んでるところが素晴らしいです。今日一日、お疲れさまでした。

【中学】今日は一日ディベート三昧① ~日本語ディベート

今日は、朝9時頃から夕方6時頃まで、中学生の2つのディベート大会が行われていました。
一つは、日本語ディベート「第24回関東甲信越地区中学秋季ディベート大会」です。
中学1,2年生が参加しました。

今回は、オンライン開催となりました。
13校20チームが参加しました。ほとんどが私立の中高一貫の進学校の附属中学校で、公立では本校だけです。


本校からは、2チーム参加しました。
他校は3年生チームでしたが、本校は3年生は英語ディベートの大会に出場したため、1,2年生のチームでした。

佐附中Aチーム」(青木、小貫:2年生、立川、原、秋葉、黒田:1年生)


佐附中Bチーム」(落合、島田、鈴木、田所、松葉、丸山:全員1年生)


*論題は「日本は救急車の利用を有料化すべきである。是か非か。」でした。

佐附中Aチーム(1,2年生)」の対戦相手と成績は、
 愛知教育大付属中A、岐阜聖徳学園大学付属中A、創価中〇 →1勝2敗(13位

佐附中Bチーム(1年生)」の対戦相手と成績は、
 女子聖学院中A、開智中A、開成中A●  → 3敗(18位)

他校は、ディベート部3年生の最後の集大成の場として対戦してくる中、本校生は他の部との掛け持ちの1,2年生であり、力の差は歴然でした。しかし、持てる力は出し切りました。午前中の2試合は力負けし、悔しくて泣きそうになりながらも、あきらめずに戦い、3試合目で改善点を修正し、佐附中Aが強豪チームに見事、勝利しました。ちなみに、今大会の上位3校は、1開成中、2開智中、3愛知教育大附中でしたので、戦った相手が強豪校だったことは間違いありません。

(講評と表彰、閉会式)

*最後に、一人一人に今日の感想を書いてもらいました。
(細かな字でびっしりと書いてくれました。)


集約すると、大体こんなことが書かれていました。

<感想>
・負けて悔しかった。レベルが格段に違っていた。
<改善点>
・質疑を生かした反駁ができなかった。
・相手は、こちらが一番突かれたくない所を反駁してきた。
・立論を作る際、チーム内で議論して修正する必要がある。
・反駁は大会前から入念に打ち合わせをしておく。 等
<成果>
・学んだことは多かった。新たな考え方を発見した。
・自分たちの欠点も見つけることが出来た。
・あきらめずに自分たちでできることを頑張った。
・試合を重ねるごとに自分の改善点がわかるようになり、3試合目はそれを意識しながら試合に臨めた。
・みんなと力を合わせ、3試合目に勝利できたのはとても嬉しかった。
<今後>
・今回、負けた学校に勝ちたい。
・これからのディベートに生かしたい。
・次の大会で頑張る。


*「負け」たことから、これだけのことを学ぶことが出来たのは、さすが佐附中生です。
 あきらめない限り、明日はあります。これからも応援しています。

身近な風景 ~マムシ

2020年11月3日(祝)朝8時頃、佐野市船津川町の渡良瀬川河川敷にあるボート部の練習場付近で、マムシがとぐろを巻いていました。
(以下、ヘビの写真(轢死体を含む)などが出てきますので、苦手な方はスルーしてください。)




この日は、中3の修学旅行の初日で、東京に向かう東北新幹線に乗っている時、ボート部が練習をおこなっている場所から、佐野東高の増田先生とのラインでこの写真と動画が送られてきました。気温が低いせいか、棒でつついてもあまり動かなかったそうです。この時期にマムシを見かけることは珍しいのではないかと思います。


私は「栃木県自然環境調査業務(レッドリスト)の調査員」として、主に休日などは県内の両生類や爬虫類の調査をしています。次期レッドデータブックの策定に向けて、今年度は特にヘビ類の調査を重点的に行っています。

写真の「ニホンマムシ(正式な和名、通常はマムシで通じます)」は、毒蛇として悪者扱いですが、マムシ自身が危険を感じない限り、わざわざ人間を襲ってくることはありません。実は、本県のレッドリストでは「準絶滅危惧種」に指定されていて、水田、森林などの開発による生息地の喪失などにより、以前より数が減少しています。

ヘビは探そうと思っても生きた個体に偶然出会う確率はそう多くはなく、有力な調査手法は、車に轢かれた死骸(ロードキル)を見つけたら記録する、という方法です。

例えば、今年10月11日(日)、私が佐野市富士町付近を散歩していた時、アオダイショウの幼蛇(今年生まれた個体)の轢死体を発見しました。散歩にはこういった楽しみもあります。このような写真が動かぬ証拠となって、レッドデータブックの情報が蓄積されていきます。幼蛇の場合、種の判定が難しい場合もあるので、こうした写真は、知り合いのヘビの専門家に送って鑑定してもらいます。

アオダイショウの幼蛇(カメラキャップの直径は4cmです)


そんな中、昨日(11月20日)夕方、科学部の1年生、熊倉さんが自宅の庭にいた「ニホンマムシ」の幼蛇の死骸を校長室に持ってきてくれました。

科学部の熊倉さん(左)と付き添いの小林さん(右)

熊倉さんの話によると、家の庭で飼い猫がマムシを見つけて踏んずけていたところ、怒った蛇が猫の足に噛みついたので、それを見ていたお母さんが慌ててマムシをやっつけたそうです。ちなみに、猫の足は腫れましたが、命に別状はなかったということでした。(飼い猫、熊倉さん、熊倉さんのお母さんに感謝いたします。)

そこで、生物室に持っていき、科学部部長の戸室さんと詳細に観察しました。

全長23cmのニホンマムシの幼蛇です。

実は、こういった地道な情報が、レッドデータブックの拠り所になっていて、自然環境について考える際のエビデンス(証拠)となっていきます。「昔はいっぱいいたんだよ」という曖昧な記憶は、サイエンスとしてのエビデンスにはなりません。

そこで、皆さんにお願いですが、どこかで、ヘビ(ロードキル個体)などを見かけたら、写真にとって校長室まで持ってきてくれると大変嬉しいです。(写真にとりました、という情報だけでも大歓迎です。)おそらく、今日以降に見つかれば、(寒いと活動しなくなるので)県内では最も遅い確認記録となるでしょう。
よろしくお願いします。

いじめ・教育相談アンケート結果(11月2日実施)

11月2日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします。

本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるものであることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。

R2.11.2 いじめ・教育相談アンケート結果(中学).pdf
R2.11.2 いじめ・教育相談アンケート結果(高校).pdf
R2.11.2 いじめ・教育相談アンケート自由記述.pdf

今回の調査で、「いじめられた」「友達がいじめられていると感じた」という生徒はいませんでした。また、スクールカウンセラーや担任との面iji談を希望していた高校生2名ずつには、面談日時を調整しました。

自由記述欄については、担任だけでなく、生徒指導部長、教頭、校長が全生徒の回答に目を通し、生徒の心身の健康状態の把握に努めています。



*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。

高3フードデザインの授業見学 ~実技テスト

今日のフードデザインの授業は、パフォーマンステスト(実技テスト)が行われました。課題は「涼拌三絲(リャン・パン・サン・スー)」で、様々な観点から評価しています。

実技テストの評価の観点は以下の通りです。

①きゅうり、たまご、ハムの千切り
②薄焼きたまごや春雨の加熱ぐあい
③盛り付け
④味
⑤時間(25分以内)

生徒(17名)は、前半後半に分かれて、一人ずつ手際よく調理を行っていました。





森戸先生にお聞きしたところ、細くきれいに切れているか、春雨に火が通っているか、薄焼きたまごがきれいに焼け、くっつかないで切れているかどうかが、評価の分かれ目だそうです。

*前々回に作ったときより、はるかに手際よく調理できていたようです。(家でも練習してきた生徒がいたのではないでしょうか。)生徒たちは、終始、緊張した面持ちで、調理を進めていましたが、全員が時間内に完成し、自分たちのできばえにも満足していました。皆さん、お疲れ様でした。

模擬国連、参加報告!

11月14日(土)、15日(日)にオンラインで開催された「第14回全日本模擬国連大会」に高1の石塚凜花さんと関根圭太君が参加しました。

担任の久保田先生と校長室に報告にきてくれました。


今年度の議題は「宇宙利用」で、論点は以下の2つに設定されました。
1. すべての国の利益のための宇宙利用  2. 持続可能な開発と宇宙

参加者は、各国の大使として、自国の利益となるよう、国際協調に向けて、建設的な議論・交渉を行い、最終的には具体的な成果文書を採択します。

本校から参加した2人は、「ルクセンブルク」の大使として、模擬国連に参加しました。

(参加者全員。模擬国連を主催しているグローバル・クラスルームのHPより転載)

今回の模擬国連の議題では、「発展途上国」と「先進国」という利害が対立する中、それらの2つを溝を埋める役割として、ルクセンブルク、日本、ベルギー、韓国、などとともに「中間国」というグループをつくり、「発展途上国」と「先進国」の双方を納得させる提案を行う、という形で議論が進んでいったそうです。

ルクセンブルクの2人は、「発展途上国」や「先進国」の国々と個別に交渉し、両者がかみ合った政策を作っていくことに尽力しました。

以下のようなことが2日間かけて行われました。

1日目:9:45~18:30
3つのグループ(発展途上国、先進国、中間国)ごとに、政策の方針を立て、法律を作り、本部に提出しました。

2日目:9:45~17:00
3つのグループの政策を中間国がすり合わせていきます。各国の大使と個別にアポを取り、説得していきます。最後に、中間国の提案により成果文章を採択しました。

こうした作業を2日間延々と、日本語や英語を交えて議論していくそうです。凄い世界です。例えていうと、高校野球で県大会1回戦に出場するつもりだったのが、出てみたら、いきなり甲子園だった、といった印象だったそうです。

2日間の模擬国連で目覚ましい活躍すると、最優秀賞や優秀賞が与えられるますが、最優秀賞は、灘高校(Japan大使)と渋谷教育学園渋谷高校(Nigeria大使)でした。

さて、栃木県から唯一参加した本校の2人は、模擬国連をどう感じたのでしょうか。
→「今回はディベートの大会の時期と重なっていたので、正直、十分な準備ができませんでした。そもそも、何を準備していけばよいのかもわからない状態で当日を迎えました。参加している学校は、毎年出場している常連校が多く、先輩たちからこんな提案をするといい、といったアドバイスがある中、こちらは全くの手探り状態で2日間をなんとか乗り切った、という感じでした。グローバルってこういうことなんだ、と実感しました。また、交渉力が重要だということがよくわかりました。
今の気持ちを言葉で表すと、「悔しい!」その一言に尽きます。今から、来年に向けてがんばりたい。来年はこんなもんじゃない。」

閉会式にズームで立ち会った久保田先生はこんなことを言ってくれました。
→「2人の生徒は、全国のトップクラスの優秀な生徒たちと互角にやっていた。今まで優秀な生徒をたくさん見てきたが、ここまでやった生徒は見たことがない。担任として誇らしく感じた。」

*まず、過酷な2日間をやりぬいた2人の頑張りに敬意を表します。そして、もうこりごり、と退散するのではなく、「悔しい、来年は見てろよ」という前向きな気持ちでいることに、一回り成長した姿を感じました。こういう生徒が増えてきたことが、本当に嬉しいです。今後も、心から応援します。

第3回 全国高校生SRサミットに参加!

11月14日(土)~15日(日)、立命館宇治高校主催の「第3回 全国高校生SRサミット~FOCUS~」が、Web上で開催されました。オンライン大会のため、参加校が大幅に増えました。今大会には、全国から50校程度、海外から30校程度が参加しています。本校からは4チームが参加しました。

立命館宇治高校は、本校と同様にSGHに指定されていましたが、SGH期間終了後は、文科省からWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)に指定されています。

本大会は、「各校が自分たちの研究成果を発表する」のではなく、「1グループ5名程度の混合グループを編成し、各プロジェクトについてどのような発展可能性があるかを検討し、各グループでプロジェクトを練り直して発表する」という内容です。

つまり、各チームのメンバーはばらばらに分かれ、他校との混合グループの一員となります。チームリーダーは、自分たちの研究内容を混合グループのメンバーに説明し、それをみんなでブラッシュアップします。一方、チームのリーダー以外は、それぞれが所属する混合グループの一員として、そのプロジェクトの検討に加わります。

このイベントの目標は、「各校の実践を共有し生徒が主体となり知恵を混ぜ合う機会を提供する」ということだそうです。

このため、2週間前から、4,5名からなる「混合チーム」が結成され、ズームを使って、グループのリーダーが説明するプロジェクトの内容を全員が共有します。

14日(土)は、混合チームで、自分たちのプロジェクトのブラッシュアップを行います。グループによっては、夜遅くまで、ズームで議論が続いていたそうです。

15日(日)は、各グループのプロジェクトを発表します。

実に壮大な協働作業ですね。

それでは、本校から参加した4チームを紹介します。

SGHクラブ海外班グループ1
→リーダー:相田さん(2-1)、
 メンバー:内田さん(2-2)、大嶋さん(2-3)
 テーマ:「自主的・自立的な学習の実現~自己評価ツールとしてのルーブリック開発」
 リーダーのコメント:
「他校の生徒の考え方が刺激的でした。賛成、反対、それぞれ自分の考えを述べ合うことで、プロジェクトの内容が深まりました。」

(左:1日目、右:2日目終了後、以下同じ)

SGHクラブ海外班グループ2
→リーダー:出井くん(2-4)
 メンバー:原くん(2-4)、山本くん(2-4)
 テーマ「マレーシアの高校生と考えるゴミ分別について」
 リーダーのコメント:
「どの高校も自分たちの研究を発表するだけでなく、実際に行動に移し、そこから改善しようとしているのが凄かった。初めて出会ったメンバーに何をどのように伝えればディスカッションできるか勉強になりました。」


SGHクラブ国内班
→リーダー:猪瀬くん(2-3)
 メンバー:青山くん(2-4)、赤塚さん(2-2)、岩地くん(2-1)
 テーマ:「減災を主体としたまちづくり」
 リーダーのコメント:
「他校の生徒から、避難難民(外国人、妊婦、障がい者など)の存在など、今まで気が付かなかった視点に気付くことができました。」


SGHクラブ・スリランカ班
→リーダー:長島さん(1-3)
 メンバー:三田さん(1-2)、林さん(1-3)1日目のみ参加
 テーマ:「ズームを使ったスリランカの放課後教育支援」
 リーダーのコメント:
「今回、リーダーとして他校生に自分たちのプロジェクトを説明したり、内容を練り直すことを通して、とても勉強になりました。」


身近な風景 ~土曜日の生徒たち

土曜日は、多くの生徒が校内で部活動などに取り組んでいます。まとまった時間がとれる「書き入れ時」です。

まずは、校舎内で行われている活動を見てみましょう。
①吹奏楽部(中学・高校)
→アンサンブルコンテスト(通称アンコン)の練習に熱が入ります。

<打楽器チーム> 他のチームも後日、紹介します。

②SGHクラブ・国内班、海外班(高校)
→今日は、SGH校だった「立命館宇治高校」主催の課題研究発表会がWeb上で開催されています。そういえば、中3の修学旅行で、立命館宇治高校の前を通りました。どこかの国の大使館のような建物?でした。(中3生、覚えてますか?)


③SGHクラブ・ディベート班(高校)
→全国大会に向けて、資料収集および実戦さながらの試合が行われていました。


④美術部(高校)
→12月3日に提出する県大会の作品作りに熱中していました。立体造形、デザイン、油絵など、それぞれ自分が作りたいものを楽しそうに作っていました。構成や色使いなど、思わず引き込まれてしまう作品揃いです。完成が楽しみですね。


次は、校庭や体育館で行われている部活動です。
⑤陸上部(中学・高校)
→様々な種目の練習が行われています。やり投げでは、外部指導者から専門的な指導を受けていました。


⑥ラグビー部(中学・高校)
→これまで、大会や合同練習などがあったため、久しぶりの通常練習です。柾木先生も、生徒と一緒にプレーしていました。


⑦野球部(中学)
→現在6名で頑張っています。合同チームの佐日中等が期末試験のため、今日は単独での練習です。


⑧テニス部(中学)
→富永先生、服部先生が球出しをして気合いの入った練習をしていました。


⑨バスケット部(中学)
→今日は8時半から練習をしていました。練習終了後、希望者で試合を行っていました。


*この他、野球部(高校)、バスケットボール部(高校)、バレー部(高校)は、別会場で試合および練習試合を行っています。

*また、今日と明日は、Web上で「模擬国連」が開催されます。出場する1年生2名は、それぞれ自宅から参加しています。

*皆さん、それぞれ本当に良くやっています。 素晴らしいです!

PS:ボート部の木村さん、藤倉さんの横断幕が校庭東側のフェンスに掲げられています。


PS:樹木の紅葉がきれいです。

天文同好会の火星観測

本日夜7時から9時頃、天文同好会による天体観測(火星、木星、土星等)が行われました。本校の天体ドームと屈折型望遠鏡を使って、火星を観測しました。

天体ドームは、普段目にする機会があまりありませんが、今でも現役で稼働しています。かつて、佐野高校には、「地学部」というのがあって、毎年数十名の部員が積極的に観測を行っていました。流星観測を泊りがけで実施したり、夏休みには日光などで合宿を行うなど、とても活気がありました。しかし、だんだん部員がいなくなり、やがて廃部となってしまいました。天体ドームに隣接する部屋(副室:もともとは合宿できる畳部屋でした)も朽ち果てていましたが、中高一貫となる際に、部屋として活用できるよう、ドームのある部屋と一緒に副室も改修してもらいました。

そんな中、中高一貫の一期生が高校に進学した平成23年、一期生が有志を集め、天文同好会を立ち上げました。ゴミ屋敷と化していた天体ドームの大掃除をゴールデンウィーク中に行い、当時の地学部の顧問だった大宮先生に来てもらい勉強会をやったり、定期的に観測会を開催するなど、かつての賑わいが天体ドームに戻ってきました。夏休みには、地元の町内会の子供たちに呼びかけ、観測会も毎年行うようになりました。

今年度は、コロナの影響でほとんど活動が出来ませんでしたが、今夜、こうして、天体ドームが稼働している姿を見ると、ほっとすると同時に、もっと多くの生徒に見てもらいたいと思いました。

冬場は日が短く暗くなるのが早いので、5時半くらいには真っ暗になってきます。
中学3年生は、この時期、理科で天体の単元に入りますので、かつては、希望者に残ってもらって望遠鏡で月や惑星を見る機会を設けたりもしました。今後、そんなこともできればと思いました。

おっと、余計な話が長くなりましたね。

普段は、こんな風に格納されていて、ドームの隙間も閉ざされています。

天体観測時は、観察窓を開け、球形のドームを電動で回転させ、観測する星が見える位置に合わせます。

今夜は快晴で絶好の観測日和です。それでは、天空の高い位置に見える火星を見てみましょう。望遠鏡は大中小の3つが組み合わさっており、まず、倍率の低い小望遠鏡で火星を視野の中心にとらえ、次に中望遠鏡でも中心に見えるように調整します。最後に、大望遠鏡の視野の中心にもっていきます。いきなり大望遠鏡で探すのは難しいので、このように段階的に探します。


さて、大望遠鏡で火星をとらえることが出来たようです。順番に覗いてみましょう。


火星はどんな風にみえているのでしょうか。見に来てくれた中條先生がスマホをレンズに押し当てて写真を撮ってくれました。

少し、ぶれてしまってますが、火星は惑星なので、点ではなく、円盤状に見えています。火星を見ていると、ホルストの名曲「惑星」の第一曲「火星」が頭の中でなり始めます。(ちなみに名盤は星空のようにたくさんありますが、カラヤン/ウィーンPOや、マゼール/フランス国立O、スタインバーグ/ボストンSO、などが過激で好きです。余談。)

今夜は、土星や木星も肉眼では見ることが出来ましたが、地平線近くだったので、この望遠鏡では見ることが出来ませんでした。土星は、輪っかがきれいに見えるし、木星も衛星が何個かみえるはずです。月だと、大望遠鏡では大きく見えすぎるので、月の表面を観察できます。

<今日の天体~国立天文台のHPより>

久しぶりに、夜空を眺めることが出来ました。天文同好会の皆さん、ありがとうございました!

ボート部の関東大会報告

11月7・8日に行われた関東大会で3位入賞し、「全国選抜大会」(来年3月20日頃開催予定)への出場を決めた5人のメンバーが、昼休みに報告に来てくれました。

舵手付きクォドルプル「佐野高A」の岡部さん、松浦さん、船渡川さん、生熊さん、川田さんの5名です。


今回の大会では、8月に行われた「全国大会」(大阪)での自分たちの記録を約5秒も縮めました。

Q1 なぜ、今回、素晴らしい記録を出せたと思いますか?
・風がない絶好のコンディションだったことはもちろんですが、「気持ち」が違っていました。実は、大会の一月程前から、渡良瀬川で朝練をしていました。6時50分に部室に集合し、ボートを川に運び、7時30分までボートに乗って練習しました。その後、ボートを艇庫に運び、8時には部室を出発し、学校に向かいました。その練習の成果が出たと思います。

Q2 学校から離れた場所での朝練は大変ではないですか。
・この時期、渡良瀬川で練習していると、サケの遡上に出くわすことがあります。ボートを漕いでいる時、びっくりしたサケが川から飛び出してきて、頭にぶつかったこともありました。
・冬場は川の水位が下がってしまって練習できませんが、特別に水門を閉めて水を溜め、ボートを漕げるようにしてもらう予定です。

Q3 関東大会を勝ち上がっての全国選抜大会は、創部以来初ということですね?
・先生から話をお聞きし、「私たちは凄いことを成し遂げたんだ」と実感しました。

Q4 全国選抜大会での目標は何ですか?
・これまでは1000mだったのですが、全国選抜大会は2000mと倍です。1000mだと3分45秒が目標タイムでしたが、2000mだと8分を切ることが目標です。自分たちにとっては未知の領域なので、2000mを意識した練習を行います。全国で8位入賞を目指しています。

*全国大会(3月20日頃)までには、まだ時間がありますので、2000mで戦えるよう、練習頑張ってください。応援しています。

関東ジュニアテニストーナメント2020に出場!

11月14日(土)から16日(月)まで、群馬県高崎市を会場に、関東テニス協会主催の「KTA杯関東ジュニアテニストーナメント2020」が開催されます。その大会に、高校2年の柏﨑秀明君が、栃木県代表選手に選出され、出場することになりました。(KTA:関東テニス協会)

柏﨑君は、本校のテニス部に所属していますが、足利のクラブチーム「RIVERテニススクール」にも所属しています。今年度は、新型コロナの影響で、ほとんど試合が開催されていませんが、これまでの1年間に行われた関東テニス協会主催の試合結果等で獲得したポイントの総数により、今回の関東大会の出場権を獲得しました。

目標は、まず1回戦を突破し、これまでに何回か対戦しているライバル(シード)に勝ちたい、と話してくれました。大会は、群馬県高崎市で行われます。

関東大会での健闘を祈ってます!

【中学】1年生「藍染めプロジェクト」毎日、下野

11月5日(木)、中学の各学年が独自の教育活動に取り組む「スペシャルウィーク」で、藍染めに使う「すくも」づくりに1年生が取り組みました。当日、毎日新聞と下野新聞の取材があり、翌6日には、毎日新聞の栃木版に記事が掲載されました。かなり大きな写真が載っていたので、びっくりしました。

(毎日新聞2020年11月6日朝刊の19面、毎日新聞社許諾済み)

毎日新聞 すくもづくり (R2.11.6).pdf

11月11日、下野新聞にも掲載されました。

(下野新聞2020年11月11日の22面、下野新聞社許諾済み)

すくも 下野.pdf

高3「フードデザイン」の授業見学 ~重ねカツレツ

今日のフードデザインのメニューは、「重ねカツレツ」と「みそ汁」です。
「重ねカツレツ」は、豚肉に、シソの葉・チーズ・梅干しを載せ、重ねて2つ折りにしたものを油で揚げたものです。

今回のメニューのポイントは、森戸先生によると、①豚肉に衣を付ける順番と、②揚げ具合、だそうです。
そして、忘れてはならないのが、③キャベツのせん切りですね。確か、11月中には「せん切り」の実技テストがありましたよね。



2人組のうち一人は、「キャベツのせん切り」から始めます。


そして、もう一人は、カツレツです。まずは、豚肉に塩コショウで味付けします。
味付けした豚肉の上に、シソの葉、チーズ、梅干しを載せ、二つ折りに重ねます。


次は、衣をつける作業です。順番を間違えないことがポイントでしたよね。
最初は、小麦粉です。


次は卵。


最後はパン粉です。


皆さん、手際よくやっていますね。


次は、ポイント②揚げ具合です。一応、4分ということになっていますが、火加減によっても変わりますので、きつね色に揚がった頃を見計らいます。これで、味や食感が決まります。




さて、もう一人の「みそ汁」は、どうなってるでしょうか。今日の「みそ汁」の具は、カブと油揚げです。カブは、煮過ぎないことがポイントだそうです。

最後に、味噌を入れれば、ほぼ出来上がりです。



皆さん、味には大満足でした。
今回の料理で一番難しかったところとして、「キャベツのせん切り」をあげていた生徒が多かったですね。とにかく、細く切ることが難物のようでした。
でも、全体的にずいぶん手際よくなってきたな、という印象がありました。

速報!ボートの関東大会→全国決定!

本日、関東高等学校選抜競漕大会の第2日目(準決勝、決勝)が行われ、女子舵付きクォドルプルで、「佐野A」チームが、準決勝2位、決勝3位と大健闘しました。その結果、関東大会を勝ち抜き、来年3月に行われる「全国選抜大会」出場という快挙を成し遂げました。「全国選抜大会」は、佐高のボート部創設以来「初出場」だそうです。    おめでとうございます!!

11月8日
10:30 
 男子シングルスカル(準決勝)
   → 内田君6位
11:20
 女子舵手付きクォドルプル(準決勝)
   → 佐野A(2位)  →  決勝へ
     佐野B(4位)
13:50 
    女子舵手付きクォドルプル(決勝)  
     →    佐野A(3位) →  全国へ


https://youtu.be/qG807pcLOkQ





女子舵手付きクォドルプル
「佐野高等学校A」
監督 戸田 圭一
 C       岡部 華林 (2年)
 S  松浦 はるか(2年)
3  船渡川 優衣(2年)
2  生熊 里彩 (2年)
 B     川田 有紗 (2年)

*全国選抜大会は、3月20日頃、静岡県の天竜川を会場として開催される予定です。

速報!ボートの関東大会→準決勝進出

本日、関東高等学校選抜競漕大会の第一日目(予選)が、戸田ボートコース(東京)で行われました。
女子舵付クオドルプルで「佐野A(2着)と佐野B(3着)、男子シングルスカルで「内田絃心君(3着)が、予選を通過し、明日の準決勝に進出しました。

明日の準決勝のためのリギング(艇のオールを漕ぐためのセッティングです)

女子クオドルプル「佐野A」


女子クオドルプル「佐野B」


女子シングルスカル「藤倉望妃」さん


男子ダブルスカル

【中学・高校】教育実習終了

先週末で、今年度の教育実習は終了しました。
8名の実習生の皆さん、教員目指して頑張ってください!

<実習期間2週間:10月19日~10月30日>
→尾城和樹くん、小西翔くん、出口枝里さん(3名)
<実習期間3週間:10月19日~11月6日>
→江田委織くん、包勉潔さん、古川将くん、新井龍之介くん、小倉景くん(5名)

11月6日の放課後、3週間組(5名)の実習終了に合わせて、2週間組(3名)がサプライズで集合しました。同期の実習生の絆は強いですね。

せっかくですので、全員、校長室に集まってもらい、教育実習の感想を一人ずつ話してもらいました。以下、実習生の感想や思いを紹介します。これから、教員を目指そうと考えている人は参考にしてください。

「大学では模擬授業をやっていましたが、実際に体験して初めて分かったことがたくさんありました。生徒とのコミュニケーションなど、すべてが学びでした。」

「オールイングリッシュで、こちらから主体的に話しかけることを心掛けました。簡潔で明確な指示、スピード、強弱に加え、心を込めることが大切だと思いました。また、今、目の前の子供たちが日本を創っていくことを考えると、未来への責任を感じました。」

「最初は、自分ならできると考えていましたが、うまくいきませんでした。しかし、何とか自分のやり方を通そうと思い、自分なりの授業ができたことは良かったです。実際に、教え方は一つではなく、多様であることを実感しました。」

「教える難しさを実感しました。教えるには、まずコミュニケーションが大切で、それがないと、教えることが生徒には入っていかないと思いました。徐々に生徒と話ができるようになってきて、ようやく授業を聞いてもらえるようになりました。すごく勉強になりました。」

「2週間、授業準備がすべてでした。自由にやっていいよと言われましたが、最初は担当の先生の模倣でした。でも、模倣だと自分が伝えたいことが伝わっていないことに気付きました。そこで、まず自分が何を伝えたいのかを考えるようになりました。また、授業では、単に知識を伝えるのではなく、資料を使った演習などにより、生徒に身に付けさせたい力をつけることが大切なんだと思いました。」

「人とかかわることの難しさ、大切さを感じました。また、どうすれば伝わるか、教え方が重要だと改めて感じました。」

「最初は大学で教わった通りに授業をやってみましたが、全然うまくいかず、何がいいのか全く分からなくなってしまいました。やっていても、生徒の力になっているのかなと不安でした。でも、やっているうちに、少しずつ生徒との信頼関係ができてきて、こちらの想像以上に生徒が反応してくれるようになり、感動しました。生徒の力になれる教師になりたいと思いました。」

「生徒にとって、教師の影響力はとても大きいことがわかりました。教師になれるよう頑張ります。」

*教育実習生の皆さん、お疲れさまでした。それぞれ多くのことを学んでくれたようです。教育実習は、未来の教室を支える教師を育てるため、多くの先生方のお力で成り立っています。今回の教育実習で得たものを、ぜひ未来の教室で返してくれるよう、期待しています。

【中学・高校】教育実習生の研究授業③

今日で、今年度の教育実習生の研究授業は、すべて終了しました。

①古川 将くん(高校、国語、筑波大学人文・文化学類)
11月4日(水)1限目、2年1組、現代文B


②新井龍之介くん(高校、数学、東北大学理学部数学科)
11月5日(木)6限目、2年4組、数学B

さの市議会だより11月号

11月1日に佐野市内の各家庭に「さの市議会だより」が配付されました。
7月11日に、本校を会場として佐野市議会議員に提言をした活動が大きく紹介されました。本校生の課題研究の成果が、佐野市議会、そして佐野市長にも提言されました。


さの市議会だより.pdf

市議会から、佐野市長へ本校生の提言書が手渡されました。

(佐野市議会事務局提供。本校のHP掲載の許可をいただきました。)

速報!栃木県青少年読書感想文コンクール「優良賞」

本日、第66回栃木県青少年読書感想文コンクールで、高校1年の山口幸彩(やまぐち さあや)さんが、優良賞に入賞したとの連絡がありました。おめでとうございます。

優良賞といっても、優秀賞1点に次ぐ優良賞の3番目でしたので、栃木県で4位相当ということになります。大変素晴らしい結果です。

作品の題名は「同じ空の下で」。小手鞠るい著「ある晴れた夏の朝」の読書感想文です。

(偕成社のHPより転載)

本の内容は、アメリカの8人の高校生が、広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非をディベートする。肯定派、否定派、それぞれのメンバーは、日系アメリカ人のメイ(主人公)をはじめ、アイルランド系、中国系、ユダヤ系、アフリカ系と、そのルーツはさまざまだ。はたして、どのような議論がくりひろげられるのか。そして、勝敗の行方は?」、というものです(以上、偕成社のHPより転載)。

山口さんは読書好きで、月に20冊くらい読んでいるそうです。特に、気に入った本は何度も繰り返し読んでおり、お気に入りの本は多いもので20回以上は繰り返し読んでいるそうです。
ちなみに、山口さんのお気に入りのベスト3を聞いてみました。

1位 三浦しをん著「舟を編む」
2位 伊藤歌詞太郎「家庭教室」
3位 夏目漱石「我が輩は猫である」

「家庭教室」は内容を教えてもらいましたが、面白そうなので読んでみようと思います。 

というわけで、山口さん、入賞おめでとうございます
これからも、たくさんの本に出会うことと思います。これは、という本があったら、また、教えてください。勉強になりました。

【中学・高校】教育実習生の研究授業②

今週は、教育実習期間が3週間の実習生の研究授業があります。
本日は、2人の実習生の研究授業がありました。

①包 勉潔(ばお みんじぇ)さん (中学、英語、文教大学国際学部)
11月2日(月)2限目、3年3組、英語


②小倉 景(おぐら けい)くん (高校、体育、仙台大学体育学部)
11月2日(月)2限目、2年3組、保健体育


*研究授業お疲れ様でした。終わってほっとしたと思います。今後は、他の教科の先生方の授業も見せてもらって、勉強してください!

身近な風景 ~ブルームーン

今夜は特別な満月です。10月は2日(金)にも満月があったので、今夜は10月で2度目の満月となります。
ひと月で満月が2回あるとき、2回目の満月を“ブルームーン”と呼んでいるそうです。

ブルームーンとなるのは日本では2018年3月以来で、約2年半ぶりとなります。また、ハロウィン当日の10月31日に満月となるのは、日本では1974年以来46年ぶりだそうです。

ラグビー県大会~準決勝「第3位」

本日、12:15から、県総合運動公園ラグビー場で、国学院栃木高との準決勝が行われました。
試合は、118-0で敗れましたが、最後まで気力が途切れることなく戦い抜きました。部員と助っ人が一体となり、絶対に負けたくない気持ちが伝わってきました。
素晴らしいチームです。

3年生の部員と助っ人!

試合前の練習から気合が入っています。勝つ気満々です。


試合は12:15ちょうどに始まりました。


<前半>


<ハーフタイム>


<後半>


<表彰式>第3位の賞状を頂きました。


<最後に>
顧問の石井先生から「最後まであきらめなかったことを誇らしく思う」というお話の後、選手一人一人と握手をしていました。


保護者も全員集合し記念撮影が行われました。


この写真は今日のベストショットです。
この時、みんなの心は、今日のお天気のように晴れ渡っていました。

試合には負けましたが、「ラグビーやってよかった」と思える試合だったのではないでしょうか。

PS:11月1日(日)付け、下野新聞の9面「高校ラグビー 県予選」で、本校ラグビー部に関する以下の記事が掲載されていましたので、紹介します。(下野新聞社の掲載許諾済み)

7人の助っ人に感謝
部員10人の佐野は、テニス、ボート、ディベート部などから7人を補充して試合に臨んだ。野球部の小川颯太らは「相手の迫力は怖かったし痛かったが、楽しかった」と笑顔。新型コロナウイルスの影響で、集大成の夏の大会が中止になった助っ人部員もおり、「最後にプレーができてよかった」という声もあった。フランカー藤沼伸主将は「助っ人のおかげで試合ができたし、みんながいいプレーを見せてくれた。いい思い出になった。」以上です。(注:ディベートは部ではありません。)

皆さん、お疲れさまでした。3年生は受験頑張ってください!

教育実習生を囲む会(佐野東高とのコラボ企画)

10月30日(金)16:20から、本校選択4教室で、本校に来ている教育実習生からいろいろな話を聞く会を開催しました。8名の教育実習生は、全員、当時の増田先生、安岡先生(両名とも現在は佐野東高で勤務されてます)のクラスだったことから、本校と佐野東高校から希望者を募って、両校合同での懇談会を企画しました。

佐野高校の1年生(2,3年生は放課後、模擬試験があったため不参加)30名程度、佐野東高校の生徒14,5名程度が参加しました。

大変な盛り上がりをみせ、大成功でした。
17時までの予定が、もっと話を聞きたい生徒が大勢残って、30分くらいオーバーして話を聞いていました。素晴らしい企画でした。

【中学・高校】教育実習生の研究授業①

本校では、10月19日(月)から、8名の教育実習生が来ています。
今週は、そのうち4名が研究授業を行いました。

今年度の8名の教育実習生は、附属中の4期生にあたる卒業生です。
中学1年生から見ているので、中高6年間はもとより、大学4年まで含めると10年間の成長には著しいものがありました。在学中の面影はそのままに、中身は大幅にパワーアップした8名の姿には、本当に頼もしさを感じています。

教育実習は、高校のみの教員免許を取得する場合は2週間、中高の免許を取得する場合は3週間行います。今週は、2週間の学生3名と3週間の学生1名、計4名の研究授業を行いました。

①出口枝里さん(高校、英語、千葉大学文学部)
10月28日(水)4限目、1年1組 コミュニケーション英語Ⅰ


②小西翔くん(高校、生物、早稲田大学教育学部理学科)
10月29日(木)5限目 2年4組 生物


③江田委織くん(中学、美術、長岡造形大学)
10月30日(金)3限目 1年3組 美術

江田くんは、来週は高校の授業で実習を行います。

④尾城和樹くん(高校、日本史、明治大学文学部史学地理学科)
10月30日(金)3限目 2年2組 日本史B


皆さん、よく頑張っていました。
いつの日か、本校の教壇に立ってくれることを願っています。

来週は、3週間組の研究授業があります。

速報! 国際理解弁論大会 優秀賞受賞

本日、第57回国際理解弁論大会が栃木翔南高校で開催され、高校1年3組の秋野仁美さんが、優秀賞「栃木県国際交流協会理事長賞」(3位)を受賞しました。おめでとうございます。

発表は、本校で撮影したDVDで行われました。
タイトルは「外国人との信頼関係を築くためには」でした。

身近な風景 ~十三夜

今夜は十三夜です。空にはかなり雲がかかっていますが、時折、雲の切れ目から月が顔を出していました。

十五夜は新月から数えて15日目なのでほぼ満月。十三夜は新月から数えて13日目なので、満月には少し欠ける月です。十三夜は、十五夜の次に美しいとされています。

高3・フードデザインの授業見学「涼拌三絲」

フードデザインの紹介は見ていて癒やされる、というご感想を多くの方からいただきました。ありがとうございます。一番癒されているのは自分かもしれません。
今日のフードデザインのメニューは「涼拌三絲(リャン・パン・サン・スー)」です。

日本語に訳すと、「三種の具(きゅうり・ハム・錦糸卵)を糸のように細く切った冷たいあえもの」という感じです。

今回のメニューは、2学期の実技テストの対象となります。今日から1か月後くらいに、一人一人が作ったものを評価基準に従って、評価します。

評価基準は、以下の5点です。
①時 間   制限時間内(20分)にできたか(後片付けも含む)
②切り方   せん切りが細かいか
③ゆで方   春雨のゆで方が適当か
④調味料   味がよいか
⑤盛り付け  見た目が美しいか

今日は、まず一回作ってみて、約一月後に「実技テスト」本番になります。

糸のように細く切るのは、かなり難しそうです。


春雨のゆで時間は4分です。茹ったら、ザルにあけて水を切ります。


盛り付けが、一番難しそうでした。


細く切った具を皿に盛り付け、調整した調味料をかけます。おいしそうですね。
ちなみに、春雨の代わりに麺を使うと「冷やし中華」になります。


最後は味です。味が良いかも重要な評価基準の一つです。


今回のメニューは、実技テストの対象ですが、生徒たちはどこが難しいと感じているのでしょうか。
→「やはり、盛り付けが一番難しかったです。見た目においしそうにするには、乗せる具の量とかバランスが重要だと思いました。」
「キュウリと錦糸玉子を細かく切るのが難しかったです。どれだけ細く切れるかで食感も変わってくるのかなと思いました」

なるほど、皆さん、よく考えてますね。
「家で練習してきます」と何人もが答えてくれていたので、実技テスト当日、どれだけ上達しているのか、楽しみですね。