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校長室便り
校長室便り
【高1】クラスマッチ
3月22日(月)5~7限目、高校1年生のクラスマッチが、実行委員の企画運営で行われました。種目は、ドッジボール(男女)、バレーボール(男女)、サッカー(男女)です。各クラスが団結し、真剣にプレーを楽しんでいました。充実したひと時を学年全体で共有しているのが伝わってきました。
<ドッジボール>
<サッカー>
<バレーボール>
身近な風景 ~桜前線進行中
3月19日(金)に正門脇の桜の開花を確認しましたが、2日経ち、開花数は増えていました。
駐車場脇の桜も開花が進んでいました。(一分から二分咲き位)
校庭の桜も同じくらい咲いてます。
中学生の自転車置き場裏の「枝垂れ桜」は「八分咲き」といったところです。
*来週、気温が上がると、また一気に開花が進みそうです。
【中学】東海地区春季中学ディベート大会
3月20日(土)、21日(日)の2日間、第25回東海地区春季中学ディベート大会(日本語)が、オンラインで行われました。
20日(土)は、予選が行われ、附属中チームは予選を突破し、決勝トーナメントに進出しました。今回の論題は、「日本は中学校の部活動制度を廃止すべきである。是か非か」でした。
21日(日)の「決勝トーナメント」では、愛知教育大学附属名古屋中に、僅差で敗退しました。コミュニケーション点は同点でしたが、ジャッジで2-1という惜敗でした。
この大会には、先日、卒業した中学3年生の若林君、黒田さん、清水君の3名が最後の大会として、参加しました。大会終了後、後輩たちから「感謝の色紙」が贈られました。お疲れさまでした。
【高校】2つの全国大会 ~ディベート、課題研究
3月21日(日)、オンラインを使った2つの全国大会が開催されました。

SGHクラブディベート班
→第10回日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯 全国大会

SGHクラブ研究班
→WWL・SGH×探究甲子園
SGHクラブディベート班
→第10回日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯 全国大会
SGHクラブ研究班
→WWL・SGH×探究甲子園
【高校】全国大会壮行会 ~ボート、ディベート
3月19日(金)の昼休み、全国大会に出場するボート部とSGHクラブディベート班の壮行会(生徒会主催)を校長室で開催しました。

ボート部:女子クオドルプル
→川田有紗、岡部華林、松浦はるか、船渡川優衣、生熊里彩、矢部くるみ、藤倉望妃(以上7名)

SGHクラブ・ディベート班
→石塚凜花、片柳賀那、横塚功樹(以上3名)
ボート部:女子クオドルプル
→川田有紗、岡部華林、松浦はるか、船渡川優衣、生熊里彩、矢部くるみ、藤倉望妃(以上7名)
SGHクラブ・ディベート班
→石塚凜花、片柳賀那、横塚功樹(以上3名)
生徒会主催の壮行会
・各顧問による出場者紹介
・生徒会長の挨拶
・校長の挨拶
・激励金の贈呈(旭城同窓会、生徒会)
・出場者代表挨拶
ボート部は、3月26日(金)~28日(日)、静岡県浜松市天竜ボート場で開催する第32回全国高等学校選抜ボート大会(JOCジュニアオリンピックカップ大会)に出場します。種目は、女子クオドルプルです。関東大会を勝ち上がって、選抜大会に出場するのは創部以来初となる快挙です。全国大会での健闘を祈ります。
激励金(旭城同窓会と生徒会より)の贈呈
大会ポスター(大会HPより)
第32回大会予告ムービー(大会HPより)
https://www.youtube.com/watch?v=HvWDf5mYoGk
ディベート班は、「第10回日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯全国大会」に参加します。今回はZoomによるオンライン開催となりました。
3月21日(日)9:30~17:45:全国大会予選(43チーム)、
22日(月)9:30~15:30:決勝トーナメント(上位8チーム)
大会パンフレット(大会HPより)
*ディベート班は、栃木県予選で3位となり、初めて本大会に出場することになりました。附属中の1期生が高1の時に初挑戦して以来、栃木県の厚い壁に阻まれてきましたが、10年後の今年、初めて、その壁を突破することが出来ました。健闘を祈ります。
激励金(旭城同窓会と生徒会より)の贈呈
身近な風景 ~正門脇の桜が開花しました!
全国では、桜の開花宣言が相次いでいますが、佐高の正門脇の桜も開花しました。
正門脇の桜(ソメイヨシノ)は、入学式の時の定番の撮影スポットです。
19日現在では、ぱっと見は咲いてませんが、よく探せば、数輪、開花しているものを見つけることが出来ました。
こんな感じです。
しかし、駐車場脇の桜は、もう少し咲いていました。一分咲きとまではいきませんが、咲いていることははっきりわかります。正門わきの桜との差は、日当たりや樹勢などの違いでしょうか。あと1週間もすれば、満開となる可能性があります。
【高2】クラスマッチ
3月18日(木)1・2限目、高校2年生のクラスマッチが行われました。
種目は、バスケットボール(男女)、バレーボール(男女)、サッカー(男女)でした。
体育委員の企画運営で行われていました。2時間という短い時間でしたが、生徒全員がプレーしたり応援したり、楽しんでいました。2年生最後のイベントとして、思い出に残ってくれるといいなと思いました。
種目は、バスケットボール(男女)、バレーボール(男女)、サッカー(男女)でした。
体育委員の企画運営で行われていました。2時間という短い時間でしたが、生徒全員がプレーしたり応援したり、楽しんでいました。2年生最後のイベントとして、思い出に残ってくれるといいなと思いました。
第2体育館:バスケットボール(男女)
第1体育館:バレーボール(男女)
校庭:サッカー(男女)
【高1】SGH成果発表会表彰式
3月16日(火)の昼休み、校長室で、SGH成果発表会(3月3日)でステージ発表した6名とポスター発表の上位5名の表彰式を行いました。
こんなふうに、一人一人に表彰しました。ステージ発表、ポスター発表ともに、素晴らしかったです。
<ステージ発表・表彰者>
・篠原彩絢
・中村そのか
・尾花彩華、加藤瞳
・小松崎寛人、関根圭汰、横塚功樹
・荒川成瑠
・笹村色織
<ポスター表彰者>
1位:尾花彩華、加藤瞳
2位:小松崎寛人、関根圭汰、横塚功樹
3位:山口敏弥
4位:小野悠人
【高校】県英語ディベート冬季大会
3月13日(土)、栃木県英語ディベート冬季大会が、Zoomを使ったオンラインで開催されました。最難関のアジアン部門で、佐野Cチームが3位、佐野Aチームが5位に入賞しました。おめでとうございます!

佐野Cチーム「岡部豪太君、川俣蒼生さん、新井優平君」(2年生)

佐野Aチーム「横塚功樹君、片柳賀那さん、石塚凛花さん」(1年生)
佐野Cチーム「岡部豪太君、川俣蒼生さん、新井優平君」(2年生)
佐野Aチーム「横塚功樹君、片柳賀那さん、石塚凛花さん」(1年生)
本校からは、アジアン部門(各スピーチが5分間)に5チーム、PDA部門(各スピーチが3分間)に2チーム、計7チームが参加しました。
個人賞として、アジアン部門6位:新井優平君、10位:川俣蒼生さん、
PDA部門7位:大澤菜乃さん、が入賞しました。
個人賞:大澤菜乃さん(1年)、川俣蒼生さん(2年)、新井優平君(2年)
*3位入賞した佐野Cチームは、それぞれの自宅からオンラインで参加しました。
宇高、宇東高のチームと対戦し3勝1敗で拮抗していましたが、得点数の差で3位となりました。離れていても心がつながっている3人のチームワークと、自宅でのリラックスした雰囲気の中で、力を出し切ることができたそうです。
普段はこんな風に練習しています。自分たちでジャッジをし、改善点を洗い出しています。
お昼の校内放送
12時20分頃、お昼の校内放送が流れます。
「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、次のことを守ってください。」
この放送は、保健委員会の山本朋果さん(高2-2)が、毎日、自発的に行っています。
「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、次のことを守ってください。」
この放送は、保健委員会の山本朋果さん(高2-2)が、毎日、自発的に行っています。
放送内容は、いくつかのパターンがあり、当日、何を放送するかは、山本さんが決めています。山本さんが、毎日、どんなことを考えながら放送をしているのか、聞いてみました。
「保健委員会からの連絡を聞いていてくれるだけで嬉しいです。さらに、放送で伝えていることを実践してくれたら、もっと嬉しいです。」
*山本さんの放送は、いつ聞いても、耳に残るし、抵抗感なくすっと入ってくる感じがします。それは、誰かに頼まれて、しかたなくやっているのではなく、保健委員会として、みんなに伝えたい、守ってほしい、という使命感を感じるからかもしれません。本当によくやってくれているなあと、いつも感謝しています。そして、放送からは、山本さんの誠実な人柄を感じます。
これからも、校内での感染防止を徹底させるため、お昼の校内放送、頑張ってください。
【高1】課題研究 ~佐野のクリケットカフェ
3月13日(土)・14日(日)、高1の藤倉望妃さん、福地岬さんの課題研究班が、クリケットの認知度を高めることを目的として、佐野駅前に期間限定で開設されている交流拠点「クリケットカフェ」で特別メニューを提供しました。

藤倉さんと福地さん
藤倉さんと福地さん
(3月14日(日)付け「下野新聞」26面より、HP掲載許諾済)
クリケットカフェ.pdf
「クリケットのまちづくり」を課題研究のテーマにしていた2人は、「クリケットカフェ」を運営している(株)セレスポ様と連携し、自分たちで何かできることはないか、考えてきました。そして、「クリケットカフェ」に、若者や家族連れにも人気のあるメニューを用意すれば、より多くの人が集まり、佐野がクリケットのまちであることをPRできるのではないかと仮説をたてました。
そのため、SNSなどで人気のスイーツをリサーチし、昨年はやっていた「いちごあめ」とこれからブレイクしそうな「クロッフェル」(クロワッサンの生地で焼いたワッフル)を、自分たちが作って売ることを、クリケットカフェに提案しました。
そして、この提案が、今年3月で閉店となるのを前に、3月13日~15日までの3日間、実現することとなりました。なお、スイーツの製作、販売は、2人だけでは人手が足りないので、ボート部員でもある藤倉さんのチームメイト4名にも手伝ってもらうことになりました。13日は白井美咲さんと藤倉麻妃さん、14日は鈴木愛理さん、堀越紅羽さんが加わりました。
13日は大雨となり客足が鈍りましたが、14日は快晴だったこともあり、2日間で100人以上のお客さんが訪れるなど、大盛況だったそうです。
いじめ・教育相談アンケート結果(3月)
3月2日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします。
本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるもの、であることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。
R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート結果(中学).pdf
R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート結果(高校).pdf
R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート・自由記述.pdf
今回は、「友達がいじめられていると感じた」と回答した生徒は、中1、中2、高1で、1名ずついましたので、本人や関係者などから話を聞くなど対応をしています。
*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。
身近な風景 ~菜の花の季節
3月14日(日)、鮮やかな黄色の「菜の花」が目につきました。ウメの花は盛りを過ぎ、菜の花の季節へと移り変わっていました。
これも、「菜の花」(アブラナ科)の仲間です。
ハナダイコン
シベリアから西アジア・ヨーロッパにかけてが原産地で、日本では江戸時代に渡来し、各地で野生化しています。
ブロッコリー
普段、食用にしているのは、花のつぼみの部分で、放っておくと、このように満開となります。
他にも、こんな花が咲いてました。
フキノトウ
食用にするフキノトウは、フキの花の芽です。花が咲いてますので、もう食用にはならないかもしれません。
トウダイグサ
カントウタンポポ
オオイヌノフグリ
ヒメオドリコソウ
種名?
→「ムスカリ」という園芸品種だそうです。このHPをご覧になった方から教えていただきました。
種名?
→これはまだわかりません!
*一月前に比べて、咲いている花の種類や量が目立って多くなってきました。
もう春まっさかり、といった感じです。
身近な風景 ~今日は啓蟄です
3月5日(金)は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりをしている虫、のことです。啓蟄とは、寒さが緩んで春の陽気になってきたことで、土の中から虫たちが出てきて動き出す季節のことを指します。虫は「昆虫」という意味ではなく、蛙などを含んだ小動物全般を表しています。
冬眠から覚め、繁殖のために出てきたニホンアカガエル
(半分目を閉じて寝ていました。2月28日)
今週は、3月2日(火)と5日(金)に雨が降り、両生類の活動が活発になってきました。3月6日(土)朝、ニホンアカガエルがいた場所では、新しい卵塊が2つありました。おそらく、2日の雨の後、産卵が行われたのではないかと思います。
3月5日(金)19:30、降雨がきっかけとなり、トウキョウサンショウウオの繁殖行動も活発になりました。
3月6日(土)8:30 昨夜、オスが集まっていた場所に新しい卵嚢がありました。
この日までの産卵数は、岩盤に産み付けられている卵嚢が12、水底にあった卵嚢が23、合計35卵嚢を数えることが出来ました。ここでは、まだまだ序盤戦です。
水底にあった23卵嚢
ついでに、繁殖のために降りてきているオスを捕獲し、個体数を確認しました。
捕獲できなかったものも含めると、約40個体が産卵場に集結していました。
まさに、蟲が這い出てきた、という感じですね。この日は「啓蟄」日和だったのかもしれません。
【中3】高校へのアプローチ
3月4日(木)、今日は本校の高校教員が、中学3年生に模擬授業を行いました。

国語:横山先生

英語:川俣先生

数学:松井先生
国語:横山先生
英語:川俣先生
数学:松井先生
中学3年生が、高校生になる自覚を持って、学習の方法を身に付ける良い機会となるよう、国語、数学、英語の3教科の模擬授業を一日かけて行いました。
国語では、大学入試の制度が変わったことや、評論、小説、古文、漢文など、高校で学ぶ国語について、具体的な例を示しながら、わかりやすく教えてくれました。
英語では、実際に使っている高校の英語の教科書(コミュニケーション英語)を使って、中学とどのような違いがあるのかを、実際にActivityを行うことで確かめていました。「If there were no corona viruses, what would you do? もし、コロナウイルスがなかったら、あなたは何をしますか?」という仮定法過去の例文に、それぞれが自分の答えを作り、ペアワークで発表しました。
数学では、今年度から導入された「大学入学共通テスト」では、どのような問題が出されているのか。そして、それを解くためには、どんなことを学ぶ必要があるのか、などについて、実際に問題を解きながら説明してくれました。それらを通して、松井先生が伝えたかったのは、数学って楽しいんだよ、というメッセージでした。
今日の高校の先生の授業を受けた感想を校長室掃除に来てくれた中3生に聞いてみました。
「高校では、数学が週に6回あると聞いてびっくりしました。」
「私は数学が好きなので、10回でも受けたいと思いました。」
「高校では勉強のレベルが高いことがよく分かりました。レベルが高いことを勉強するのはとても楽しみです。」
「勉強が難しくなりますが、難しいほどわかった時の喜びは大きいと思います。」
「高校の勉強についてなんとなく不安がありましたが、こういう勉強をするんだということがわかり、楽しみの方が大きくなりました。」
など、全員がとても良い体験ができた、高校で勉強するのが楽しみ、と前向きに受け止めていました。中高一貫ならではの授業であり、やってよかったと思いました。
佐野市防災放送(英語、スペイン語)のお知らせ
2月26日(金)に、佐野市役所で、佐野市防災放送の収録がありました。
防災放送は、毎日、午前10時、正午、午後5時に放送されますが、その英語版を附属中の栗原先生、スペイン語版を同じく富永先生が担当することになりました。市民から、聞きやすい女性の声を、という要望があり、本校の両先生が引き受けることになりました。
今日から、放送されていますので、聞き耳を立てて聞いてみてください。
防災放送は、毎日、午前10時、正午、午後5時に放送されますが、その英語版を附属中の栗原先生、スペイン語版を同じく富永先生が担当することになりました。市民から、聞きやすい女性の声を、という要望があり、本校の両先生が引き受けることになりました。
今日から、放送されていますので、聞き耳を立てて聞いてみてください。
【高校】英語ディベートの横断幕ができました!
2月26日(金)、全国大会で活躍した英語ディベートの横断幕がようやく完成したので、校庭東側のネットに掲げてもらいました。2つ並べてみると壮観です。

祝!スクールアルバムコンテスト「肖像部門」最優秀賞受賞!
さて、この方は誰でしょう?

本校生の皆さんなら、一度は顔を合わせているはずです。
学校行事には必ず写真を撮りに来てくれる「岩佐写真館」の松村和男さんです。
本校生の皆さんなら、一度は顔を合わせているはずです。
学校行事には必ず写真を撮りに来てくれる「岩佐写真館」の松村和男さんです。
実は、岩佐写真館が製作した佐野高校の卒業アルバムが、2020スクールアルバムコンテスト高等学校の部「肖像部門」で、見事、最優秀賞に輝きました!
日本商業写真家協会が発行する「フォトジャパン 第159号」で2020年の入賞作品が特集されています。全国の数千校の中から、部門ごとに各賞が選出されています。そのなかでも、肖像(ポートレート)はアルバムの根幹です。
岩佐写真館の作成した「佐野高校の卒業アルバム」には、生徒一人一人が最も輝いている瞬間がフレームにきっちりと収められています。ポートレートに、オレンジの背景は普通は使わないそうですが、あえて「鬼滅カラー」で勝負したそうです。その結果、見事なコントラストにより、生徒の内に秘めた情熱や、無限の可能性を感じさせることに成功しています。
↑ 昨年度、卒業した学年のアルバムです。
紙面には、受賞した松村さんのインタビュー記事が載っています。
◆コンテスト受賞の感想をお願いします。
→今回、このような名誉ある賞をいただくこととなり、たいへん感激しています。佐野高等学校卒業生の皆様、ご担当の先生方、心より感謝いたします。
◆取材、撮影で特に注意されていることは?
→生徒が卒業アルバムを開くときは、どんな期待をしているのだろうか?
そして、そのなかには撮ってもらって良かったと思えるような心躍る写真が入っているだろうか? また、このアルバムは何度も開きたくなるような愛と友情が溢れているのか? というようなことを常に考えております。
◆編集、レイアウトで特に注意されていることは?
→基本的には「Simple is best.」と考えておりますが、各行事のカット数は多めになっています。できるだけ多くの生徒が入るように努力しております。
◎審査委員長のコメント
→濃いオレンジの背景でうまいライティングで撮影されている印象的な作品。
最優秀賞受賞、本当におめでとうございます。
こんな凄い方に写真を撮っていただいていたとは!
卒業生の皆さんは、配られた「卒業アルバム」を手に取って、日本一のクオリティを、その目で確かめてください。
何度も見たくなるアルバムです。
身近な風景 ~アカガエルの産卵
2月23日、科学部が整備している「トウキョウサンショウウオの人工産卵場」でニホンアカガエルの卵塊を発見しました。おそらく、数日前に産卵されたものでしょう。

今年の初アカガエルでした。
今年の初アカガエルでした。
アカガエルの卵塊であることは、見ただけでわかりますが、この辺りには、ニホンアカガエルとヤマアカガエルが生息していて、見た目ではどちらの卵嚢か、区別がつきません。そんな時は、手で卵塊をすくってみるとわかります。
ニホンアカガエルの卵塊は、手ですくった時、形があまり崩れにくくまとまっている感じで、ヤマアカガエルの卵塊は、ゆるめで形が崩れやすい感じです。これで見分けることが出来ます。ご覧の通り、崩れにくくまとまっているので、ニホンアカガエルの卵塊であることがわかりました。
一つ一つの卵を拡大してみると、卵割が始まっているのが分かります。
【高校】ディベート班、下野新聞掲載
2月21日(日)の下野新聞の25面で、本校SGHクラブディベート班の活躍が、紹介されています。この記事は反響が大きく、いろいろな方から「新聞見ました」と声をかけていただきました。特に、地元に住んでいる佐野高校のOB、OGにとっては、嬉しい記事だったようです。

(下野新聞社よりHP掲載許諾済み)
R3.2.21 ディベート(下野新聞).pdf
(下野新聞社よりHP掲載許諾済み)
R3.2.21 ディベート(下野新聞).pdf
【特集】SGHクラブディベート班が強くなった理由(わけ)
2月1日の校長室便りの最後に、SGHクラブディベート班が「なぜこんなに強くなったのか」その謎に迫ります、と書きました。実は、その後、下野新聞の取材があり、それが記事になるのに合わせて、強くなった理由についても紹介するつもりでしたが、紙面の都合により、記事掲載はもう少し後になるとのことでしたので、ここで紹介することにしました。

(PS:と言っていたら、本日21日の下野新聞の25面に大きく掲載されました。もしかしたら、取材に来てくれた記者さんにプレッシャーをかけてしまったのかもしれないですね。ごめんなさい。そして、ありがとうございます。ベストなタイミングでした。新聞記事は、HP掲載許諾が得られたら掲載します。)
*2月1日の校長室便り↓
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=jocuhayg0-1552#_1552
(PS:と言っていたら、本日21日の下野新聞の25面に大きく掲載されました。もしかしたら、取材に来てくれた記者さんにプレッシャーをかけてしまったのかもしれないですね。ごめんなさい。そして、ありがとうございます。ベストなタイミングでした。新聞記事は、HP掲載許諾が得られたら掲載します。)
*2月1日の校長室便り↓
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=jocuhayg0-1552#_1552
学年末試験が終了した2月19日(金)の13時ちょうど、練習が始まる前に、定例の班長挨拶から始まりました。ディベート班は部ではありませんので、トップは班長です。班員が何となく集まって、なんとなく練習が始まる、といった感じではなさそうです。
班長の江部青飛君(2年)から、今日の練習の目標や練習内容の確認などが行われています。そして最後に、「学年末試験のことで心配なことがあったら僕に相談してください」という力強い言葉で締めくくられました。
ディベート班は現在25名の班員がいますが、この日、練習に参加した生徒で3~4名のグループを編成し、グループごとに活動が始まりました。 ↓こんな感じです。
ディベート班は、今年度、2つの全国大会で5位入賞、県大会でも優勝、と破竹の快進撃を続けています。
今回は、強くなった理由を知るため「座談会形式」で話を聞くことにしました。座談会に参加してくれたのは、班長の江部青飛君、副班長の小林杏珠さん、1年生の鈴木颯一郎君の3名です。
話を聞いてみると、「強くなった理由」がはっきりわかりました。
彼らは、「部活改革」を行っていました。(注:部活動ではありませんが、ここでは一般化するため、このような表現を使います。)
まずは、要点をまとめて提示します。
【改革1】部活とプライベートを分ける
→*毎日の活動は、班長の挨拶で始まり、今日やることを確認し、最後は終わりの会で、その成果を全員で共有する。
→*ディベートに関することは学校だけで終わりにし、家ではやらない。家では、自分の勉強や趣味などに専念する。
【改革2】生徒主体の活動にする
→練習のための論題を生徒が決めたり、全員で選手をサポートするためのアイディアを出し合ったりすることで、自分たちの活動、という意識が高まり、モチベーションがあがった。1年生のアイディアが採用されるなど、先輩後輩という垣根を越えた活動ができるようになってきた。自分たちが考えたことをスムーズに導入できたのは、顧問の川俣先生のお陰。
【改革3】ディベート資料の一括管理
→ディベートでは、論題に対して、肯定側、否定側、それぞれにいろいろな資料を集め、立論の構成を考えるが、これまでは大会に出る生徒が、個人的に行っていた。それを個人に任せるのではなく、大会に出ない生徒も、調べた資料をデジタル化(写真化)し、パソコンのフォルダに入れるようにすることで、その資料を誰でも見ることが出来るようにし、どこにどんな資料があるかを一括管理することができるようになった。これは1年生のアイディアを採用したもの。
【改革4】残業はしない
→これは改革1~3と連動しているが、これまで大会前などは準備が間に合わなくて、遅くまで残ってやることが多かったが、どんな状況でも、遅くまで残る残業は一切しない。そのために、計画的に準備をし、直前になって慌てることのないようにする。
→これまでは、大会前の負担が大きく、自分の勉強ができなくなったり、自分だけなんでこんな大変な思いをしなければならないのか、とやめていく班員もいた。
→残業をしないようにするため、大会に選手として出場する生徒だけでなく、全員がサポートするような体制にする。これによって、持続可能な活動が可能になった。
以上、座談会での話を要約すると、数多くの部活改革があり、それを今年度、始まってすぐに実行に移し、成果をあげたことがわかりました。今回の話を聞いて、これは単なる「一部活(班活)の改革」ではなく、大人の世界の「働き方改革」そのものだと思いました。生徒から学ぶことがこんなにも大きいとは。想像を超えていました。
最後に、座談会に参加してくれた3名から、それぞれにとって、どの改革が一番良かったのかを聞きました。

鈴木君(1年生)
「先輩たちが自分たちの意見やアイディアを聞いてくれる、というのが良かったです。みんなでやっているという一体感や安心感があるので、自分もがんばろうという気持ちにさせてくれました。」
小林さん(副班長)
「今までは自分一人で仕事を背負うことが少なくなかったです。いままで一人でやることがつらいと思ってきましたが、みんなでやることで、やる気が出てきました。生徒主体の活動になったことが一番大きいと思います。」
江部君(班長)
「いろいろありますが、みんなが純粋に強くなった、というのが一番大きいと思います。1年生が強くなったので、2年生も負けられないという気持ちになったことが、個人的には大きいです。」
*班員の皆さん、練習中、お邪魔しました。
ご協力ありがとうございました。
3月に行われる最難関の全国大会、頑張ってください!
以上、座談会での話を要約すると、数多くの部活改革があり、それを今年度、始まってすぐに実行に移し、成果をあげたことがわかりました。今回の話を聞いて、これは単なる「一部活(班活)の改革」ではなく、大人の世界の「働き方改革」そのものだと思いました。生徒から学ぶことがこんなにも大きいとは。想像を超えていました。
最後に、座談会に参加してくれた3名から、それぞれにとって、どの改革が一番良かったのかを聞きました。
鈴木君(1年生)
「先輩たちが自分たちの意見やアイディアを聞いてくれる、というのが良かったです。みんなでやっているという一体感や安心感があるので、自分もがんばろうという気持ちにさせてくれました。」
小林さん(副班長)
「今までは自分一人で仕事を背負うことが少なくなかったです。いままで一人でやることがつらいと思ってきましたが、みんなでやることで、やる気が出てきました。生徒主体の活動になったことが一番大きいと思います。」
江部君(班長)
「いろいろありますが、みんなが純粋に強くなった、というのが一番大きいと思います。1年生が強くなったので、2年生も負けられないという気持ちになったことが、個人的には大きいです。」
*班員の皆さん、練習中、お邪魔しました。
ご協力ありがとうございました。
3月に行われる最難関の全国大会、頑張ってください!
身近な風景 ~集団産卵(動画あり)
2月18日夜、トウキョウサンショウウオの集団産卵が始まりました。


18日夜20時の段階で、産卵場にはオスが50個体程度、メスも5.6個体確認できました。
18日夜20時の段階で、産卵場にはオスが50個体程度、メスも5.6個体確認できました。
翌日19日の朝7時の様子です。昨夜、オスが団子状に絡まり合っていた場所に、産卵直後の卵嚢があるのを確認しました。全部で5対(10卵嚢)で、メス5個体分になります。明日は、さらに暖かくなる予報ですので、今夜も集団産卵が見られると思います。
オスが団子状になっている場所と卵嚢がある場所が対応していますので、最初の2枚の写真と比べてみてください。
*参考
<産卵シーン(動画)>
この動画は、同じ場所で2020年2月1日に撮影したものです。
どのようにメスが産卵し、オスが受精させるのか、はっきりわかります。
自分でいうのもなんですが、凄い動画が撮れたと思います。
・必見の価値はあります!
・まあ、見る人によってはあるかもしれません。
・両棲類が苦手な方は、衝撃が強いので見ない方がいいかもしれません。
(↑どれかでしょう)
https://youtu.be/XCNJkZZvdWM
全部で4分の動画ですが、見どころとして、以下のようなシーンがあります。
・産卵場にはたくさんのオスが集まっており、メスがやってくるのを待ち構えています。メスがやってきて産卵を始めると、オスは興奮して、メスの体に巻き付き、体内の卵嚢を絞り出すように締め付けます。
・20秒後、締め付けられたメスは失神したことが分かります。白い腹を見せています。この後、メスの体をオスが締め付けて引っ張ることで、体内から卵嚢が引きずりだされてきます。オスは興奮し口を開けて精子を出そうとしています。
・1分10秒後、出てきた卵嚢は青白く光っており、それにオスがしがみつき、精子をかけています。(精子そのものは見えません)
・1分50秒後、メスの体内から卵嚢が完全に排出され、支えを失ったメスは、失神したまま、落下していきます。しばらく、失神したままです。じきに復活しますが、そのまま死んでしまうこともあります。
・その後は、出てきた青白く光る卵嚢に、オスが絡みつき、ひたすら精子をかけ、受精させます。
【中3】高校卒業後の進路を考える講演会
2月17日(水)7限目、中3の学活の時間に、高校の数学教諭で、ボート部の顧問でもある「戸田圭一先生」のお話をお聞きしました。

本校は中高一貫教育校なので、若手の高校の先生から、大学でどんなことを学んでいたのか、どんな部活をやっていたのか、そして、それが大学卒業後の職業にどうつながっているのか、などについて、講演会を行いました。本日はその2回目(理系分野)で、1回目は英語教諭の川俣先生(文系分野)でした。
本校は中高一貫教育校なので、若手の高校の先生から、大学でどんなことを学んでいたのか、どんな部活をやっていたのか、そして、それが大学卒業後の職業にどうつながっているのか、などについて、講演会を行いました。本日はその2回目(理系分野)で、1回目は英語教諭の川俣先生(文系分野)でした。
講演会のタイトルは「進路選択と部活選択」でした。
大学4年間をオリンピック出場を目指してボート部の寮で過ごしていた経験から話が始まりました。大学時代には、ボートの全国大会で優勝や準優勝など、大活躍していました。
ボート部の寮では、毎日4:30から7:00まで朝練があり、その後、9:00から19:30まで大学で授業。20:30から22:00まで夕練習があり、22:30に就寝、という日課を4年間続けていたそうです。
大学での学びや、大学の選び方などについても、わかりやすく説明してくれました。
その後、生徒たちは、自分のことを振り返ったり、なぜ勉強するのかを考えたりする機会がありました。
最後には、生徒からの質問もあり、楽しい中にも多くの学びがありました。
もちろん、高校のボート部の紹介も忘れてはいませんでした。
最後は盛大な拍手に送られ、会場を後にしました。
楽しくてためになるお話、ありがとうございました。
身近な風景 ~校庭の花図鑑
この時期の校庭には、よく見ると、いろいろな花が咲いています。
大きく分けると、ツバキの仲間、ウメの仲間、そして、野草の花です。
まず、ツバキの仲間は、校庭の中庭、前庭などで、次々に咲き始めています。
名前まではわかりませんが、少なくとも5,6種類(品種?)はあるのではないでしょうか。
次に、ウメですが、紅梅、白梅、そして、シダレウメの3種類が咲いていました。
それぞれ7部咲きから満開くらいです。
まずは、前庭の紅梅。
同じく、前庭の白梅です。左手奥で咲いているのは紅梅です。
そして、正門をはいってすぐの「シダレウメ」です。ほぼ満開で、花びらがかなり落ちていました。
最後に、武道場の南側の空き地は、日当たりも良く、野草の楽園となっています。
「ナズナ」の大群落です。
その隙間に、「ホトケノザ」が花を咲かせています。
少し離れた場所に「カラスのエンドウ」も咲いていました。
春は、確実に進行している感じです。
【中学】質問教室
附属中は、明日18日と19日の2日間が学年末試験です。
そのため、昨日と今日の放課後、「選択1教室」(1階)と「選択2教室」(2階)で、質問教室を開講しています。学年を問わず、各教科の担当の先生に質問することができます。今日もひっきりなしに、質問に来ていました。
そのため、昨日と今日の放課後、「選択1教室」(1階)と「選択2教室」(2階)で、質問教室を開講しています。学年を問わず、各教科の担当の先生に質問することができます。今日もひっきりなしに、質問に来ていました。
五教科の先生が、生徒たちの質問に答えています。
また、自分の教室では、17時30分まで、自習をすることができます。
外は風花が舞っていました。明日からの試験、頑張ってください!
身近な風景 ~トウキョウサンショウウオ③
2月15日(月)の午前中から夕方にかけての雨で、再び、トウキョウサンショウウオの繁殖行動が活発化してきました。
1月24日以来の雨で、オスが約40匹集まってきました。(16日の20時頃)
雨を待ちわびていたのでしょう。一気に個体数が増えました。ほとんどがオスです。
メスも数匹か降りてきています。お腹がぱんぱんに膨れています。
まだ、周りにオスが集まっていませんので、周囲の山から降りてきたばかりかもしれません。
この後、気温が上昇すると、さらにメスが降りてきて一気にまとまった産卵が見られる可能性もあります。
【高校】日本地学オリンピック本選出場
国際科学オリンピックの一つである「日本地学オリンピック」の本選に、高校1年の店網航輝(たなあみ こうき)君の出場が決定しました。応募者1635名中10位の成績で、二次予選を通過しました。
2月1日に実施した中高の「いじめ・教育相談アンケート」の自由記述欄を読んでいたら、嬉しかったこととして「日本地学オリンピックの本選出場が決まったこと」と書いてあったので、詳しく話を聞かせてもらうことにしました。
店網君は、小学校の頃から星を見るのが大好きで、小学校2年生の時、貯めたお小遣いと両親に出してもらったお金で、「天体望遠鏡」を買ったそうです。それを使って「土星」や「アンドロメダ銀河」などを観察するのが楽しみとなり、やがて天文学に興味を持つようになりました。附属中3年の時に、早期入部で高校の「天文同好会」に入り、小学2年生の時に買った「天体望遠鏡」を持ってきて天体観測をしていたそうです。今も天体ドームの中においてあるということなので、放課後、見せてもらいました。
(↑りっぱな天体望遠鏡です!)
ところで、「地学」ってどんな学問かわかりますか?
中学生の理科で、地質や気象、天体、火山、地震などについて勉強しますが、それらを全部ひっくるめて「地学分野」と呼んでいます。他には、「生物分野」「化学分野」「物理分野」などがあります。しかし、高校に入ると、生物、化学、物理は、さらに詳しく学びますが、日本の多くの高校では、地学の授業は開設していません。栃木県でも、多くの高校ではかつては地学の授業がありましたが、今は、地学の教員を採用すらしていません。今年度から始まった「大学入学共通テスト」でも、理科は得点調整がありましたが、地学は受験者が少なすぎて、得点調整の対象にもなりませんでした。
佐野高校でも、私が初任で赴任した1980年代は「地学」の授業があったと思います。地学の教員もおり、地学教室や天体ドームもあるくらいですから、県もかなりお金をかけて施設整備をしていたことは間違いありません。「地学部」には合宿をしながら天体観測を行う多くの部員がいました。やがて、教育課程に地学がなくなり、授業からも地学が消えました。実は、現在の旭城ホールは、本校の創立100周年を記念して、授業がなくなって使わなくなった「地学教室と地学準備室」をぶち抜いて、改装して作ったものです。
そんな状況なので、中学時代に地質や気象、天体、地震などに興味があっても、多くの生徒は、高校で学ぶことが出来ないというのが、我が国の現状です。(おそらく、大学入試の受験科目で重視されなくなってきた影響もあると思います)
このような中で、「地学オリンピック」に挑戦できるのは、高校で地学を勉強している生徒にある程度限られてくると思われます。なにしろ、出題範囲が、教科「地学基礎」からと明記されていますから…。本校では地学基礎は履修できませんので、店網君は地学基礎を独学でマスターしたことになります。
一次予選(12月20日)では1635名受験し、50点満点で44点、全国13位で通過しました。二次予選(1月24日)は207名が受験し、50点満点で40点、全国10位で、本県では唯一「本選参加資格者」と認められました。この資格は、すでに大学の総合型選抜(旧AO入試)等で評価されるレベルのものです。
(乱暴なたとえをすると、英検1級くらいの価値はあるのでは?)
本選は、茨城県つくば市で3月14日~16日にかけて、泊りがけで、実技試験(鑑定等)と筆記試験が行われる予定でしたが、新型コロナの影響で、3月15日(火)にオンラインで記述式の筆記試験のみを実施することになりました。本選には約40名が参加し、その中から4名が日本代表として選ばれ、「国際地学オリンピック」に出場することになります。本選もがんばってください!
最後に、店網君の将来の夢を聞いてみました。
→大学で天文学を学び「天文学者」になりたい、と即答でした。国立天文台の副台長の渡部潤一さんのような天文学者が目標だそうです。そのため、日本で唯一理学部に天文学科があり、多くの天文学者(渡部潤一さんもその一人)を輩出している東京大学に入りたいということでした。(以上、紹介することは本人了解済です)
*将来の目標を定め、今を頑張っている素晴らしい若者に出会うことができました。
(実は、佐野高校や附属中にはこうした生徒が近年、増えてきました。まだまだ知らないだけで、熱い思いを持っている生徒はたくさんいるのかもしれません。)
アンドロメダ銀河(Wikipediaより)
いじめ・教育相談アンケート結果(2月)
2月1日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします。
本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるもの、であることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。
今回は、中高ともに「いじめてしまった」「いじめられた」と回答した生徒はいませんでした。また、「友達がいじめられていると感じた」と回答した生徒は、中1で2名いましたので、本人や関係者などから話を聞くなど対応をしています。
附属中では、生徒が毎日提出する「生活ノート」を通して、担任が生徒同士のトラブルや、いやな思いをしたことなどについて相談に乗るなど、さまざまなチャンネルから、いじめの早期発見・早期対応に努めています。
附属中では、生徒が毎日提出する「生活ノート」を通して、担任が生徒同士のトラブルや、いやな思いをしたことなどについて相談に乗るなど、さまざまなチャンネルから、いじめの早期発見・早期対応に努めています。
*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。
2月8日以降の教育活動について
*本県は令和3年1月14日以降、国の緊急事態宣言の対象区域となっていたところですが、2月7日をもって、対象区域から除外されることとなりました。
つきましては、2月8日以降の県立学校の教育活動については、下記の事項に留意するよう県から通知がありました。
1 引き続き感染防止対策を徹底する。
2 感染リスクの高い教育活動は実施しない。
3 部活動は、平日の放課後の活動を90分以内とし、週休日の活動を可とする。なお、他校との練習試合、合同練習等は中止する。
つきましては、2月8日以降の県立学校の教育活動については、下記の事項に留意するよう県から通知がありました。
1 引き続き感染防止対策を徹底する。
2 感染リスクの高い教育活動は実施しない。
3 部活動は、平日の放課後の活動を90分以内とし、週休日の活動を可とする。なお、他校との練習試合、合同練習等は中止する。
「新型コロナウイルス感染症への対応に係る県立学校における教育活動の指針」
(ver.3 2月8日~)教育活動の指針(ver.3 2月8日~).pdf
「地域の感染状況を踏まえた県外の教育活動の実施について」(2月4日)
県外での教育活動の実施について.pdf
*今回示された上記の指針や考え方、判断基準等をもとに、本校で計画している県外での教育活動(中学の林間学校、イングリッシュキャンプ、高校の修学旅行等)の実施の可否及び内容等について、県と相談しながら決める予定です。
【中2】数理探究 ~測ることで見えてくるもの
2月4日(木)5.6限目、中学2年3組の「数理探究(理科分野)」(中村先生)がありました。今回のテーマは「測ることで見えてくるもの」、ノギスを使っていろいろなものを測ってみました。
ところで、皆さんは「ノギス」を知ってますか?
ノギスは長さを精密に測定する道具で、1mmより小さい単位(例えば、0.05mm単位)で測ることが出来ます。1631年にフランスの数学者ピエール・ヴェルニエによって発明されました。主尺と副尺の目盛りの組み合わせで、細かい長さまで測定できます。
授業では、まず、ノギスの使い方をマスターし、実際にいろいろなものの長さを精密に測ってみました。スライドガラスの厚さや1円玉の直径、パイプの外径・内径、さらには、アルミホイルの厚さを測ります。
しかし、アルミホイルは薄すぎて、ノギスと言えども、1枚の厚さは測れません。そこで、測り方を工夫します。ほとんどの生徒は、アルミホイルを折って重ねて厚くして測り、その長さを重ねた枚数分で割ることで、求めていました。
最後は、発展問題で、アルミニウムとガラス(ビー玉)の密度(単位体積当たりの質量)を求め、同じ体積で比較したとき「どちらが重いか」を求めます。
球の体積は公式にあてはめて求め、質量は電子天秤を使います。
生徒たちのレポート(プリント)を見ると、ガラスの密度はほぼ正確に求められていましたが、アルミニウムの密度はかなり低く(正解の半分以下の数値でした)出ていました。実はここで、なぜそうなったかを考察することが、とても重要です。その原因を推測し、仮説を立て、それを検証することで、正解の値に近づくことができます。(実験が出来なくても、思考実験で考えてみましょう)
*最後に、生徒の皆さんの感想です。
「これまでで一番楽しかった。密度などを協力して求めるのが楽しかった。達成感がすごかった。」
「ガラスの密度はおおよそ正確に測ることができた。アルミホイルで出た誤差は厚みからであると考える。道具を正確に扱うのは難しいと思った。」
「今日はノギスを使って長さを測ることができた。計算によるアルミの密度は1.3g/cm3だったが、実際には2.7g/cm3だった。そうなった理由としては、ノギスで厚さを測るときに、空気が入ってしまったこと、アルミホイルが、正しく25cm×20cmでなかったことが考えられる。ノギスの原理を詳しく知りたいと思った。ピエールさんのことも。」
「ノギスという道具を使って、小さな単位まで長さを測ることができた。ペアの人と協力して密度が求めることができた。とても頭を使ったがすごく楽しかった。」
「ノギスは正確に測れるはずだったが、けっこう難しくて苦戦しました。」
*ノギスという道具を使いこなすのは、なかなか難しかったようです。しかし、この授業の目的は、ノギスを使えるようにすることではありません。将来、ノギスを使う機会は、特殊な仕事以外おそらくゼロでしょう。また、最近は長さがデジタル表示される「デジタルノギス」も安価で売られていますので、苦労して目盛りを読むこともないでしょう。
*今回の「数理探究」は、まさに探究のツールとしてノギスを使いました。こうすれば測れるはず、誤差が生じた理由、それを解消する手立て、そういったことを考えるプロセスが、探究には欠かせないことを実感することこそが目的でした。まさに、「測ることで見えてくるもの」を感じて欲しかったのです。この目的が達成されたかどうかは、生徒それぞれで違いはあると思いますが、すくなくとも、この時間を楽しいと感じてくれた生徒が大勢いたことは嬉しかったです。
【高1・2】課題研究発表会
2月2日(火)・3日(水)の5~7限目、高1および高2の課題研究発表会を行いました。今年度は、新型コロナの影響で、各学年ともグループ研究ではなく個人研究を行っており、2日間かけて、全員が発表しました。
研究発表会は、以下のような方法で行いました。
①生徒は、研究のポスター(A4サイズ)を作成し、各会場の人数分用意し配布します。
②発表者は、ポスターを使って4分間の発表を行い、2分間の質疑応答の後、各会場の担当の先生2人から講評を受けます。
③会場の生徒は、ルーブリックにより発表の評価をします。
④最後に、QRコードを使用し、グーグルフォームで、各発表者の評価を入力します。
【高1の発表】
*今回はグループ研究ではなく個人研究だったので、すべて一人でやらなければならないため、大変だったと思いますが、それぞれが、自分の興味・関心に基づいてテーマを設定し、研究に挑戦していました。
*研究内容については、まだまだ手探りという印象はありましたが、発展の可能性が感じられました。面白い研究テーマを設定し、今後の深まりが期待できる内容のものがたくさん見られ、頑張っているなと感心しました。
*一方、個人研究だったので、他人には頼れず、不安も多かったと思います。最初に考えた研究テーマがうまくいかず、別なテーマに変わったケースも多く、これで本当にいいのかなと思ったり、研究なんてやりたくないと思ったりしたことのある生徒が、実はほとんどだったのではないかと思います。
*しかし、研究は最初にこれをやってみようと考えたことが、そのまますんなりいくことは、普通はありません。テーマが壮大すぎたり、実証が不可能だったり、いろいろな壁にぶちあたり、だんだんと変わってきます。実は、研究のテーマが変わってきたということは、研究が進んでいることでもあります。
*課題研究での体験は、単なる知識や技能の習得だけでなく、答えが一つとは限らない研究を通して、思考力や判断力、表現力といった、これから必要とされる学力を高めてくれています。さらに、知らず知らずのうちに、皆さんがこれからの社会を生きる上での高い志(自分が社会に対してどんな貢献ができるのか)を育んでいます。研究をやる前の自分と今の自分を比べてみると、やはりどこかが違っているはずです。皆さんの先輩たちがそれを証明してくれています。自信を持って課題研究に取り組んでください。
【高2の発表】
*高2は、高1の時にグループ研究を行っており、その体験を踏まえて、個人研究として、新たに研究テーマを設定しました。また、研究の過程で、全員が必ず研究に関する先行研究の原著論文を読んでおり、研究やポスターの内容に深まりが見られました。
*確かに、今年度は十分なフィールドワークは行えませんでしたが、それでも、研究の内容としては、例年以上のものがたくさんあり、皆さんの努力の跡が感じられました。ポスターの出来栄えも良く、質疑応答にも自信を持って自分の言葉で答えていました。生徒の質問も研究の核心をついていました。
*また、各会場の先生方の講評のコメントが素晴らしく、感動しました(これは高1の発表会でも同様です)。5年間のSGH活動を通して、すべての先生方が生徒の課題研究の伴走者として支える体制ができていることを実感しました。生徒と先生方で作り上げた素晴らしい研究発表会でした。お疲れさまでした。
身近な風景 ~立春
2月3日(水)は立春でした。1985年以来、立春は2月4日が続いていましたが、今年は37年ぶりに2月3日になりました。暦の上では、春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。正門付近の「しだれ梅」もだいぶ咲いてきました。

ところで、なぜ、今年は立春が2月3日になったのでしょうか?
立春は、中国で生まれた「二十四節気」に基づくもので、1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。
四季の最初の日が、立春、立夏、立秋、立冬で、その前日が、節分になります。つまり、節分は1年に4日あります。季節の変わり目を知らせる日ですが、立春の前の日の節分は、1年(四季)の最後の日なので、重要な節目ともなっています。今年は2月2日が節分でしたね。
現在では、国立天文台の観測によって、「太陽黄径が315度になった瞬間が属する日」を立春としています。
以上は、「てんきや」コラムより(https://www.84p.net/tenkiya/)を参考にしました。
二十四節気は、この太陽黄径が何度になるかによって、すべて決められています。
国立天文台のHPでは、以下のように、今年(令和3年)の二十四節気の日時などが公開されています。(https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2021/rekiyou212.html)
春.pdf
これによると、今年の立春となった瞬間は、2月3日の23時59分ですので、1分の差で、立春が2月3日になったことがわかります。
ちなみに、次に2月3日が立春になるのは、2025年だそうです。
【中2・3】シンカゼミ発表会(オンライン授業参観)
2月2日(火)6,7限目、中3生の「シンカゼミ」の発表会(オンライン授業参観)がありました。中2生も来年、自分たちがどんな研究をするか参考にするため、発表を見学しました。

「日本の着物文化を再び Let's 和服のアップデート」
「日本の着物文化を再び Let's 和服のアップデート」
シンカゼミは、3年生が、総合的な学習の時間に、「環境・郷土」・「職業・産業・福祉」・「伝統文化・国際理解」の3つの分野の中で、課題を設定し、1年間をかけて研究に取り組んできました。発表は6会場に分かれ、各グループ15分間で行い、その様子を保護者にもZoomで配信しました。
保護者には、各グループの発表する時間帯を事前にお知らせしていたので、お子さんの発表する時間帯を中心に参加されていたようです。常時、各会場とも10名程度、6会場で60名程度が参観されていました。(写真は、6会場の映像をモニタリングしているところです。)
*一部、音声がミュートになっていて、映像のみとなってしまった会場がありました。申し訳ありませんでした。
本日は、同時間帯に高1、高2の「課題研究発表会」がそれぞれ開催されていましたので、シンカゼミについては、いくつかのグループの発表を見学しました。
6限目、7限目それぞれ3グループの発表が終わると、まとめて質疑応答の時間があり、質問も回答も熱心に行われていました。
生徒たちは各グループの発表に対して、ルーブリックという評価表を用いて、点数化して評価します。その結果を使って、各分野の代表1グループを決定します。選ばれたグループは、3月3日のSGH成果発表会で発表することができます。
オンライン授業参観ということで、生徒たちは保護者の存在を意識しながら、緊張した面持ちで発表をしていました。パワーポイントをうまく使って分かりやすくまとめられており、内容的にも良かったと思います。
【高3】クラゲノート
2月1日の朝、高3の柏瀬萌羽さんが、自作した「クラゲノート」を持ってきてくれました。

柏瀬さんは、附属中1年生の時に、新江ノ島水族館を訪れ、そこでクラゲに出会いました。それ以来、クラゲに興味を持ち、中3のシンカゼミでは、クラゲをテーマに研究し、大学もクラゲの専門家のいる大学の海洋生命科学科を受験し合格しました。そこで、卒業までの自らの課題研究として、クラゲに関して、知りえたこと、興味あることを掘り下げ、「クラゲノート」を作成しました。
柏瀬さんは、附属中1年生の時に、新江ノ島水族館を訪れ、そこでクラゲに出会いました。それ以来、クラゲに興味を持ち、中3のシンカゼミでは、クラゲをテーマに研究し、大学もクラゲの専門家のいる大学の海洋生命科学科を受験し合格しました。そこで、卒業までの自らの課題研究として、クラゲに関して、知りえたこと、興味あることを掘り下げ、「クラゲノート」を作成しました。
クラゲノート(全27ページ)は、以下のような構成になっています。
1 研究の動機、目的
2 研究の内容
①クラゲの基本(クラゲの分類、体の名称・器官、生活史等)
②ポリプの繁殖力
③クラゲを利用する生物(摂食、防御、盗刺胞)
④クラゲと泳ぐ
⑤クラゲと環境変化(地球温暖化、富栄養化、海洋プラスチック)
⑥クラゲの年齢(日齢)
⑦不思議なクラゲ(不思議な生態)
3 感想・展望
すべて、手書きというのが柏瀬さんの人柄が表れていて、とてもいいと思いました。
また、スケッチもわかりやすく丁寧に描かれています。色もきれいです。
柏瀬さんによると、これからも自分だけの「クラゲノート」を更新させていくそうです。大学での、クラゲ生活が楽しみですね。頑張ってください!
【速報】HPDU連盟杯ディベート大会県優勝!
1月31日(日)にオンラインで行われた「第10回HPDU連盟(日本高校生パーラメンタリーディベート:High School Parliamentary Debate Union of Japan)杯栃木県予選」で、本校生のチームが、見事優勝しました。


優勝したのは、佐高Bチームの石塚凜花さん、片栁賀那さん、横塚功樹君の1年生チームで、佐高Aチームの岡部豪太君、川俣蒼生さん(以上、2年生)、藤田菜摘さん(1年生)のチームは、勝敗数では同率2位でしたが、総合成績で5位となりました。
優勝したのは、佐高Bチームの石塚凜花さん、片栁賀那さん、横塚功樹君の1年生チームで、佐高Aチームの岡部豪太君、川俣蒼生さん(以上、2年生)、藤田菜摘さん(1年生)のチームは、勝敗数では同率2位でしたが、総合成績で5位となりました。
この大会は、即興型の英語ディベート大会の中でも、最高峰と言われる大会です。
全国大会、そして世界大会にもつながっているため、世界大会方式で行われます。
即興型なので、試合開始20分前に論題と、肯定側か否定側かが発表になり、20分間で論理構成と、それを伝える「一人5分間の英語スピーチ」(スピーチ時間は、ヘンダ(準備型)で4分、他の即興型では2~3分です)をそれぞれが考えなければなりません。
さらに、全国大会では帰国子女や3年生も自由に参加することができ、それに向けて「最強のチーム編成」で臨むことができます。この過酷な試合に参加した学校は、宇高、宇女高、宇東高、大田原高、大田原女子高、作新学院高、佐野高の7校で、それぞれ2チームをエントリーしました。
本校は佐高Aチーム(2年生と1年生のチーム)、佐高Bチーム(1年生のみのチーム)で挑みました。
佐高Aチーム
第1試合:大田原高(〇)
第2試合:宇高A(△)
第3試合:宇女高B(△)
第4試合:宇女高B(△)
*勝率では同率2位でしたが、個人の得点などで総合5位でした。
佐高Bチーム
第1試合:宇女高A(△)
第2試合:宇女高A(○)
第3試合:宇高B(○)
第4試合(決勝戦):宇高A(○)
*宇高、宇女高に勝利し、名実ともにNo.1となりました。
*2チームとも、宇高、宇女高といった強豪に一歩も引けを取っていません。素晴らしい戦いぶりです。
それでは、どんな論題が出されたのでしょうか?(日本語で紹介します)
第1試合「生徒が先生を選べるようにすべきである。」
第2試合「社会保障は、お金ではなく、物にした方が良い。」
第3試合「公務員のストライキ権を認めるべきである。」
第4試合「自殺を美化した芸術は禁止すべきだ。」
いずれも難問揃いですね。例えば、第4試合(自殺を美化した芸術)では、どのような戦いが繰り広げられたのでしょうか。簡単に再現してみましょう。
→優勝した佐高Bチームは、肯定側になったので、20分間で、次のように肯定側立論を考えました。
・自殺は罪である。
・禁止することで自殺者を減らすことができる。
・「表現の自由」よりも「公共の福祉」を優先させるべきである。
→これに対して、対戦校からは、次のような否定側立論がありました。
・自殺に関する「芸術」よりも自殺に関する「報道」の方が影響が大きい。
・「自殺」に関する芸術よりも「戦争」に関する芸術を禁止すべきである。
→これらの否定側立論に対して、佐高Bは、次のように反駁しました。
・「報道」の影響があることは否定していない。しかし、自殺を美化することで、自殺を肯定してしまう影響は確実にある。
・戦争は自分一人でできるものではないが、自殺は個人の問題なので、個人に対する影響は大きい。
この結果、ジャッジからより高い評価をいただきました。相手に応じた対応を瞬時に判断し、英語で説得するわけですから、「最難関の大会」というのもうなずけます。
*全国大会は、3月21・22日に東京で行われます(オンライン開催となる可能性もあります。)
最後に、今大会に参加した佐高チームの面々の感想です。
<佐高Aチーム>
岡部君「去年は、宇高、宇女高、宇東高といった3強とは力の差を見せつけられましたが、今年は宇高Aと引き分けることができたのが大きいです。」
川俣さん「去年は1回戦で負けてしまったため、後半で強いチームに当たることすらできませんでした。しかし、今年は3強と戦うことができ、佐高の強さを実感しました。」
藤田さん「Aチームに選ばれたのは初めてだったので緊張しました。今までは、3強と当たると、当たっちゃったと思いましたが、これからは佐高を含めた4強の時代なんだなと思いました。」
<佐高Bチーム>
石塚さん「ディベートの歴史が浅い佐野高校がここまでやれたのは、先輩やチームメイトの存在が大きいです。今までの練習が間違っていなかったことがわかりました。」
片栁さん「ジャッジが東大や慶応の専門の方で、そうした方から、反論の仕方が良かったなどと認めていただいたことが嬉しかったです。」
横塚君「宇高や宇女高の2年生と対戦し、うまくいったときの「よっしゃ!」という感覚が忘れられません。」
*次回(いつになるかはわかりませんが…)は、SGHクラブディベート班が、なぜこんなに強くなったのか、その謎に迫ります!
令和2年度教育研究発表大会での発表
1月30日(土)、栃木県総合教育研修センターで開催された「令和2年度教育研究発表大会」で、本校の大嶋浩行先生が、「総合的な探究の時間」部門で実践発表を行いました。今年度は新型コロナ感染症対策で、Zoomでの発表となりました。

発表のテーマは、本校の「グローバル教育を軸とした探究活動」についてでした。
発表のテーマは、本校の「グローバル教育を軸とした探究活動」についてでした。
以下は、プログラムでの紹介文です。
「本校では、高校1年生で地域に関する課題研究を行い、2年生ではグローバルな視点での研究に発展させた探究活動を行っている。そして、3年生では自分の進路と結び付けてまとめを行う点が本校の「総合的な探究の時間」の特徴である。今年度は、コロナ禍の中で研究や発表の仕方を工夫している。その取組について報告する。」
*本校の探究活動の全体像を、生徒の具体的な活動の様子を紹介しながら、とてもわかりやすく伝えてくれました。県内のみならず、他県の高校関係者や教育委員会関係者など、多くの参加者がありました。
*実践発表後には、桐蔭横浜大学の森朋子先生による指導助言及び講話があり、本校の取組を高く評価していただきました。
*今年度の本校の「SGH成果発表会」は、3月3日(水)にオンラインで開催する予定です。
身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの卵嚢
1月27日(水)、トウキョウサンショウウオの最初の産卵がありました。
今シーズンは雨が降りませんでしたが、23・24日の雨で、一気に産卵モードに突入しました。この場所で、30年以上、毎年観察していますが、1月中の産卵は早い方です。

これは、一匹のメスが産卵した卵嚢です。卵巣が1対あるので、このように2個セットで産卵します。(一腹分ともいいます)この卵嚢は、産卵後1日が経過した状態です。これでも、水を吸って膨らんでいます。
今シーズンは雨が降りませんでしたが、23・24日の雨で、一気に産卵モードに突入しました。この場所で、30年以上、毎年観察していますが、1月中の産卵は早い方です。
これは、一匹のメスが産卵した卵嚢です。卵巣が1対あるので、このように2個セットで産卵します。(一腹分ともいいます)この卵嚢は、産卵後1日が経過した状態です。これでも、水を吸って膨らんでいます。
1月29日(金)19時、さらに一日経過しました。少し膨らんできたのが分かりますか。
1月30日(土)20時、かなり膨らんできました。
1月31日(日)16時、ぱんぱんに膨れています。水から出して撮影しています。
【中1】藍染めプロジェクト(最終回)
中1の Precious WeeK の第3弾、「藍染めプロジェクト」全4回の最終回として、風間先生のご指導の下、生徒たちが、6月から「藍」を育て、「すくも」を作り、そこから作った「染め液」を使って、一人一人が ハンカチ、クラスで一つ Tシャツを染める体験を行いました。

ご覧の通り、Tシャツは見事に染まりました。
ご覧の通り、Tシャツは見事に染まりました。
「藍染めプロジェクト」は、足利市にある天然藍染「藍絽座」の風間幸造先生を講師として、藍の苗の植え付け・栽培(6月~)、葉の収穫(7,8月)、すくも作り(11月)、藍建て(1月)という一連の作業を1年生全員または有志(藍染めんじゃー)で取り組んできました。
1月23日(土)から27(水)にかけては、「藍染めんじゃー」(12名)によって、「染め液」を作る「藍建て」の作業を行いました。
「藍建て」は、水に溶解しない藍玉(あいだま)をアルカリ溶液で還元させ、水に溶ける白藍(しろあい)にし、染色できる状態にすることです。
この過程は、微生物の発酵によって起こるので、微生物のエサとなる「ふすま」(麦のぬか)を入れ、PHを調整しながら5日間連続して発酵させ、「染め液」を作ります。「藍染め」で最もデリケートな作業です。ここがうまくいくかで、青く染まるかどうかが決まります。
青い盛り上がるような泡が出てくれば成功です。
生徒が作った「染め液」に紙を浸し、水洗いすると、鮮やかな青い色が出てきました。成功です。生徒たちから拍手と歓声が起こりました。
今日は、生徒たちが作った「染め液」を使って、全員で「Tシャツ」を染めました。また、「染め液」の量が十分ではなかったので、風間先生が持ってきてくれた「染め液」で生徒一人一人が「ハンカチ」を染めました。
*「藍染めプロジェクト」は大成功のうちに終わりました。「藍染め」という伝統文化について学び、体験することを通して、SDGsという視点から、持続可能な藍の活用について考えるスタートラインに立つことが出来ました。
*風間先生、本当にありがとうございました。
身近な風景 ~トウキョウサンショウウオ②
学校帰りの産卵場(19時30分頃)では、オスが続々と集まってきていました。その数27匹。メスも1匹確認できました。いよいよ産卵が始まります。

オスの塊
オスの塊
お腹がパンパンに膨れているのがメス(お腹に卵をもっている)
【高1】栃木県読書コンシェルジュ
本校でただ一人、「R2年度 栃木県読書コンシェルジュ」がいます。
高校1年生の山口幸彩(やまぐち さあや)さんです。

高校1年生の山口幸彩(やまぐち さあや)さんです。
その活動の一つとして、本校の先生方や教育実習生のおすすめの本を紹介する
「読書のすゝめ ver 佐高」を作ってくれました。
ところで、山口さんは「校長室便り」2回目の登場です。1回目は11月2日、「第66回栃木県青少年読書感想文コンクール」入賞の時です。
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=johbsg41z-1552_1552
山口さんは、筋金入りの本好きで、毎日3時間は読書をしています。3時間の内訳は、朝、電車の中と学校に来てから授業が始まるまでの1時間、そして、夜、勉強が終わった後、寝るまでの2時間。本が手元にないと不安になるくらい「本が好き」だそうです。
ところで、「読書コンシェルジュ」って何なのでしょうか?
県のホームページで調べてみると「読書コンシェルジュ」は、読書の楽しみなどを同世代に伝えるため、毎年、県内の高校生を対象とし、研修を修了した方を任命しているそうです。 読みたい本が見つからない…、そんな時、「読書コンシェルジュ」があなたに「おすすめの本」を教えてくれます。
まさに、山口さんにぴったりですね。
山口さんが作ってくれた「読書のすゝめ ver 佐高」は、みなさん一人一人に配られますので、気になる本があったら、ぜひ手に取ってみてください。図書館に行けば、見つかるはずです。

最後に、山口さんが最近読んだ「おすすめの1冊」を教えてもらいました。
夏川草介著「新章 神様のカルテ」(2020年12月発行、ベストセラーシリーズ最新刊)
まさに、山口さんにぴったりですね。
山口さんが作ってくれた「読書のすゝめ ver 佐高」は、みなさん一人一人に配られますので、気になる本があったら、ぜひ手に取ってみてください。図書館に行けば、見つかるはずです。
最後に、山口さんが最近読んだ「おすすめの1冊」を教えてもらいました。
夏川草介著「新章 神様のカルテ」(2020年12月発行、ベストセラーシリーズ最新刊)
【高1】家庭基礎 ~ガトーショコラ
1月27日(水)6・7限目、1年2組の「家庭基礎」の調理実習(小倉先生)の授業で、「ガトーショコラ」を作っていました。校長室前の廊下にも、チョコレートの甘い香りが漂ってきました。
新型コロナ感染症対策として、一つの班(4人)を二つに分け、調理室と被服室を使って、同時に4人全員が作業しないように、工夫しながら実習を進めているそうです。
レシピも本格的です。
①チョコレートを細かく刻み、バターと一緒に湯煎で溶かす。
②卵を卵白と卵黄に分ける。
③卵黄を泡立て、グラニュー糖を加え、①のチョコレートとバターを加えて混ぜる。
④卵白を泡立てて、メレンゲを作る。
⑥③と④を軽く混ぜる。
⑦小麦粉とココアをふるいながら入れてざっくり混ぜる。
⑧型に流し込み、オーブンに入れて焼く(160℃、30分)
⑨粉砂糖をかける。
⑩切り分ける。
*おいしそうに出来ました。しかし、冷えてからの方がおいしいそうです。
【中1】中條先生の進路講話
中1は、今週は「Precious Week」(プレシャス ウィーク:大切な1週間)として、さまざまな取り組みを行っています。昨日の「SDGs研究発表会」に続いて、今日の6,7限目に、Zoomを使って、本校の主幹教諭である中條先生による進路講話がありました。


タイトルは「あなたはSDGsに向かっていますか」
~青年海外協力隊活動をとおして~
タイトルは「あなたはSDGsに向かっていますか」
~青年海外協力隊活動をとおして~
中條先生は、今から約20年前、平成12年7月~平成14年7月までの2年間、青年海外協力隊(JICA)として、「パナマ共和国」で数学教諭として活動していました。
国の大きさ:北海道くらい、当時の人口:約300万人、気候:熱帯モンスーン




パナマでの活動や、パナマの学校・生徒たち、パナマの生活、食事などについて、とても興味深いお話をお聞きしました。


パナマでの活動や、パナマの学校・生徒たち、パナマの生活、食事などについて、とても興味深いお話をお聞きしました。
同期の青年海外協力隊(JICA)には、さまざまな職業の隊員が参加していました。
講話を通して、「これからどのような力が必要になるのか」や、「SDGsに貢献するためにはどうしたらよいのか」などについて、語ってくださいました。
「海外に行って働くことや、国際協力NGOだけがSDGsに関わることではない。
たとえば、どのような職業であっても、環境に配慮をすれば、SDGsに関わっていることになります。何が問題かを、見つけることができそれに対して何ができるかが大切です。」

最後に、中條先生が、日頃から思って行動していることについて、話してくださいました。

*6,7限目の2時間連続の講話でしたが、生徒たちは、一言も聞き漏らすまいと、必死にメモを取ったりして聞いていました。とてもためになる講話でした。
生徒たちが、どんなことを感じていたのか、レポートを見せてもらうのが楽しみです。
最後に、中條先生が、日頃から思って行動していることについて、話してくださいました。
*6,7限目の2時間連続の講話でしたが、生徒たちは、一言も聞き漏らすまいと、必死にメモを取ったりして聞いていました。とてもためになる講話でした。
生徒たちが、どんなことを感じていたのか、レポートを見せてもらうのが楽しみです。
【中1】オンライン授業参観
今日の5限目から7限目にかけて、中1の「SDGs研究発表会」(オンライン授業参観)を開催しました。


ユーチューブの「ライブ配信」機能を使って、3クラスからそれぞれ、研究発表を同時配信しました。
ユーチューブの「ライブ配信」機能を使って、3クラスからそれぞれ、研究発表を同時配信しました。
中1は、総合的な学習の時間を使って、6月からSDGs研究がスタートし、旭城祭では、SDGsについて調べたことを発表しました。
2学期からは、地域研究として、生徒が住んでいる地域の課題や問題点を調査し、SDGsの視点からどのようにしていくことで持続可能な社会になるかを考えてきました。
今日は、今年度の活動のまとめとして、研究班ごとに発表を行いました。
【1年1組】
<主な研究テーマ>
・佐野市の観光客を増やそう。
・足利市を誰にでも優しい街に
・小山市の発展と国際交流について 等
【1年2組】
<主な研究テーマ>
・足利をPRして経済再生をねらおう。
・豊かな自然を守り続ける
・地域の伝統をこれからも受け継いでいくためには
・守ろう 佐野市の憩いの場 等
【1年3組】
<主な研究テーマ>
・佐野市の祭りを盛り上げよう
・足利市の観光名所とその課題
・小山市の公園について 等
*3クラスとも、とても素晴らしい発表でした。旭城祭での発表と比べると、全ての面で成長の跡がはっきりと分かりました。生徒一人一人が、自信を持って堂々と発表している姿が印象的でした。よく頑張りました。
*3クラスとも、ユーチューブの総再生回数は190から240程度でした。
5~7限目にかけての2時間半でしたので、途中から再生したり、休み時間に一旦退出し、授業が再開する頃また再生したりと、お一人で複数回再生されたので、このような数字になったのではないかと思います。多くの方々にご参加いただき、感謝しています。ありがとうございました。
*最後は、それぞれのクラスで、画面を見ていただいている保護者に向かって、感謝の気持ちを伝えて、終了しました。
【中学】第16回佐野市理科研究展覧会
1月22日(金)、「第16回佐野市理科研究展覧会」の審査が行われました。
附属中からは、各学年から3点ずつ出品し、中1は、松葉紳一郎君の研究が最優秀賞(県出品)、中2は、栢島蒼史君の研究が最優秀賞、中3は、佐藤遙都君及び木村香乃音さんの研究がそれぞれ最優秀賞を受賞しました。また、出品した9名全員がそれぞれ賞をいただきました。おめでとうございます!
附属中からは、各学年から3点ずつ出品し、中1は、松葉紳一郎君の研究が最優秀賞(県出品)、中2は、栢島蒼史君の研究が最優秀賞、中3は、佐藤遙都君及び木村香乃音さんの研究がそれぞれ最優秀賞を受賞しました。また、出品した9名全員がそれぞれ賞をいただきました。おめでとうございます!
*以下に、作品の紹介と研究に対する私からの簡単なコメントを載せました。
【中1の研究】
松葉紳一郎君「微生物の観察~第3巻~」最優秀賞(県出品)
→松葉君の研究については以前、紹介しましたが、中1という枠を超えた立派な研究です。本校では、唯一の県出品ですが、県であっても全国であっても、評価される研究内容です。
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=jo7tj447j-1552#_1552
池田愛華さん「手を触れずに風船を割ってみる」優良賞
→風船に柑橘類などを押し当てると風船が割れるということに気づき、それをテーマにした池田さんの着眼点が素晴らしいと思いました。
三田遙花さん「Xジャイロの秘密を探ろう」優良賞
→Xジャイロに興味を持ち、実際にいくつかのモデルを作って飛び方を比較している点は、まさに理科研究の王道といえるもので、三田さんはそれに挑戦してくれました。
【中2の研究】
栢島蒼史君「地域の石しらべ~歴史を語る石達~」最優秀賞
→石に興味を持ち、地域の特徴的な石を丹念に収集しています。それだけでも素晴らしいですが、栢島君はそこから、その土地でどんなことが起こっていたか、歴史を探ろうとした点が最優秀賞に評価されたと思います。緻密さと大胆さが垣間見れる研究です。
谷津聖子さん「コーラに骨を漬けてみたら」優秀賞
→コーラなどの炭酸飲料を飲みすぎると骨が溶けるという話は確かに聞いたことがありましたが、それを実験で証明しようとしたところが凄い発想です。しかも、溶けるかどうかを重さの変化で表したアイディアが秀逸です。谷津さん、センスいいです。
菅原和かさん「アントシアニンの力~紫外線の防止~」優良賞
→菅原さんは、ムラサキキャベツから抽出したアントシアニンが、紫外線の防止にも効果があることを実験で証明しようとしてくれました。身近な材料が紫外線の防止に関係があることに着目した点がまず素晴らしと思いました。とても発展性のあるテーマです。
【中3の研究】
佐藤遙都君「いわしの最適な除肉方法」最優秀賞
→排水口・排水管クリーナーである「パイプフィニッシュ」を使って、イワシの骨格標本を作れないか、という研究の動機とアイディアがとても興味深かったです。より効率的な方法を探るため、パイプフィニッシュの濃度を変えたり、ブラシで使ったり、いろいろなバリエーションが派生していく様子には、研究に対する佐藤君の情熱を感じました。面白い研究です。
田中美怜さん「手荒れ改善大作戦!!~手作り化粧水~」優秀賞
→コロナ禍での手指の消毒による手荒れは深刻な問題です。そうした身近な体験からテーマを設定し、実際に手にやさしい化粧水を作ってしまうバイタリティが素晴らしいと思います。この研究によって、そもそも化粧水って何?という素朴な疑問に対してもちゃんと答えてくれている点は特筆すべきです。田中さんが楽しんで研究していることが伝わってきました。
木村香乃音さん「野菜石鹸~ごみ問題解決にもつながる希望の石鹸~」最優秀賞
→木村さんは、実際にテレビなどで見た野菜石鹸に着目し、自分で作ってみようと考えテーマを設定しています。さらに、自分で作った野菜石鹸の洗浄力を独自の基準で評価している点もオリジナリティがあって素晴らしいです。また、野菜だけでなく、果物の果汁を使った果物石鹸のアイディアに至っては、研究を超えて、商品開発に近いレベルに達しています。これは、理科研究から、社会課題の研究へと発展できるテーマではないでしょうか。写真もきれいで見ていて楽しくなる研究でした。木村さんが楽しんで取り組めるテーマを見つけたことが勝因でしょう。
身近な風景 ~トウキョウサンショウウオ
1月23日・24日の雨を待ちかねていたことでしょう。
トウキョウサンショウウオが、やっと姿を現しました。
トウキョウサンショウウオが、やっと姿を現しました。
ちなみに、「トウキョウサンショウウオ」は、魚ではなく両生類です。「ウオ」とありますが、昔の人は、畑ドジョウとも呼んでいたらしく、水の中で泳いでいるものは、魚のようなものと考えていたのではないかと思います。
例年だと、12月中には、まずオスが産卵場に降りてくるのですが、晩秋から冬にかけて、全くと言っていいほど、雨が降りませんでした。そのため、定点観測地点の産卵場には水がほとんどない状態でした。
↓こんな感じでした。(1月23日の午前中に撮影)

ところが、今回の雨で24日の夕方までにここまで溜まりました。降った雨が、岩盤の地面を伝って、ぽたぽたと流れ込んで溜まっていきます。

これを待ってましたとばかりに、オスのトウキョウサンショウウオが、周囲の山などから、産卵場目指して集まってきました。その数、約15個体。これからも、さらに集まってくるでしょう。おそらく、30~40個体くらいは集まってくるはずです。
今回は、夜中(1月24日の21時頃)の産卵場の様子を動画で公開します。
R3.1.24トウキョウサンショウウオ① https://youtu.be/N7Ejcc-Qz7o
R3.1.24トウキョウサンショウウオ② https://youtu.be/o6kjJNVP68o
以下は、水中撮影です。(水が濁っています。水中撮影ができるデジカメを購入しましたので、また、うまくとれるようになったら紹介します。)
R3.1.24トウキョウサンショオウオ③ https://youtu.be/99HXTxQOquw
例年だと、12月中には、まずオスが産卵場に降りてくるのですが、晩秋から冬にかけて、全くと言っていいほど、雨が降りませんでした。そのため、定点観測地点の産卵場には水がほとんどない状態でした。
↓こんな感じでした。(1月23日の午前中に撮影)
ところが、今回の雨で24日の夕方までにここまで溜まりました。降った雨が、岩盤の地面を伝って、ぽたぽたと流れ込んで溜まっていきます。
これを待ってましたとばかりに、オスのトウキョウサンショウウオが、周囲の山などから、産卵場目指して集まってきました。その数、約15個体。これからも、さらに集まってくるでしょう。おそらく、30~40個体くらいは集まってくるはずです。
今回は、夜中(1月24日の21時頃)の産卵場の様子を動画で公開します。
R3.1.24トウキョウサンショウウオ① https://youtu.be/N7Ejcc-Qz7o
R3.1.24トウキョウサンショウウオ② https://youtu.be/o6kjJNVP68o
以下は、水中撮影です。(水が濁っています。水中撮影ができるデジカメを購入しましたので、また、うまくとれるようになったら紹介します。)
R3.1.24トウキョウサンショオウオ③ https://youtu.be/99HXTxQOquw
身近な風景 ~天神様の梅
1月23日の夜半から24日にかけて、久しぶりに雨が降りました。11月2日・3日(降水量8.5ミリ)以来ですので、約2か月半ぶりです。この雨は、身近な動植物たちにとっては、間違いなく恵みの雨でしょう。
朝日森天満宮(天神様)の梅も、ほころんできました。
朝日森天満宮(天神様)の梅も、ほころんできました。
天神様には、御祭神である菅原道真公が梅をこよなく愛していたということから、参道には多くの梅の木が植えられています。2月末頃が、紅梅、白梅ともに満開となりますが、すでに、花が咲いている木がありました。
また、梅の木の足元には、ホトケノザ、ナズナなども花を咲かせていました。
春は、もうそこまで来ているようです。
附属中生徒会役員選挙 ~選挙管理委員会
今日の6,7限目に、附属中生徒会役員選挙の演説と投票、そして、放課後には、選挙管理委員会による開票作業が行われました。
演説は、昨日までに収録した演説の動画をDVDにしたものを、各教室で一斉に放映しました。
その後、直ちに投票が行われ、生徒会室で開票作業を行いました。
こうした作業は、各クラスで選ばれた「選挙管理委員会」9名のお仕事です。
選挙管理委員会は、12月初旬に設置され、12月中に選挙の告示の放送や候補者のプロフィール集の作成、ポスター等の掲示物の準備などを行います。
Q1:どんなことを心がけていましたか?
委員長の黒田紗良さん(3-3)「開票作業を正確に行うことはもちろんですが、選挙の告示の放送や、今日の投票の仕方の説明(DVD)などで、みんなに、選挙に興味や関心を持ってもらえるよう、訴えかけるように伝えることを心がけました。」
Q2:なぜ、選挙管理委員をやろうと思ったのですか?
副委員長の松村唯愛さん(3-2)「2年生の時に立候補して生徒会の仕事をしようと思いましたが、あと一歩、踏み出すことができず、やればよかったと後悔していました。選挙管理委員会は裏方の仕事ですが、次の生徒会役員を決める大事な仕事なので、選挙管理委員会という形で、生徒会に関わる仕事をやろうと思いました。」
Q3:3年連続して選挙管理委員をしている人はいますか?
佐藤遙都君(3-1)「自分だけが3年連続で選挙管理委員をやっています。やはり、生徒会役員を決める大事な仕事に関わりたかったからです。」
開票作業が終わりました。しかし、選挙管理委員会の各委員は、自分が担当したクラスの開票状況しかわかりません。全体の集計作業は、生徒会顧問の高木先生が行い、その結果を委員長が校内放送で発表することになっています。
こうした地道な作業が、生徒会活動を支えています。立派な仕事ぶりでした!
お疲れ様でした。
いじめ・教育相談アンケート結果(1月)
1月13日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします。
本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるもの、であることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。
今回は、中高ともに、「いじめてしまった」「いじめられた」「友達がいじめられていると感じた」と回答した生徒はいませんでした。また、自由記述では、コロナに関する不安を上げている生徒が、どの学年でも多くみられました。
*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。
高3生から中学生へのアドバイス(感想追加)
今日は、進路の決まった高3生が、中学生に対して講話を行いました。


5限目は中学3年生に、高校での学習・生活・部活動との両立などについて、
6限目は中学2年生、7限目は中学1年生に、中学校の時にやってよかったこと・後悔していること・夢をもつことなどについて、講話を行いました。
5限目は中学3年生に、高校での学習・生活・部活動との両立などについて、
6限目は中学2年生、7限目は中学1年生に、中学校の時にやってよかったこと・後悔していること・夢をもつことなどについて、講話を行いました。
5限目(中3対象)の講師を引き受けてくれたのは、店網泰吾君(1組)、松下陽斗君(2組)、大川高史君(3組)、荻原彩加さん(4組)の4名です。
6限目(中2対象)と7限目(中1対象)の講師を引き受けてくれたのは、熊倉幸寛君(1組)、若田部菜桜さん(1組)、高塩凱斗君(4組)、中山実千花さん(4組)、飯島初花さん(4組)の5名です。
*私が見学できたのは6限目と7限目で、5限目については残念ながら見学できませんでした。そのため、6,7限目や終了後の様子などについて、紹介します。
高3生は、選択1教室(中1と中2の教室の間)から、Zoomを使って、遠隔で講話を行いました。
一方、中学生たちは、それぞれの教室で、メモを取りながら、よく聞いていました。
講話の音声は、とてもよく聞こえていました。
→こんな感じです。 https://youtu.be/bnFyB264cYg
全員の講話が終わった後、中学生からの質問もあり、高3生がそれらに丁寧に答えてくれていました。
一人一人、質問に答えています。
最後は、中学生からの大きな拍手の音がスピーカーから流れてきました。
すべての講話終了後、中学生に何を一番伝えたかったかを聞きました。
熊倉君「何に対しても、最後まであきらめないことです。頑張り続けることに意味があると思いました。」
飯島さん「中学高校時代は、勉強だけでなく、それ以外のやりたいことに挑戦して欲しいことを伝えました。自分の場合は、部活動やバック作りでした。」
中山さん「様々なことに興味を持ってほしいと思いました。興味はやがて知識に変わっていき、知識が増えていくことで新たな興味が生まれてくることを伝えました。」
高塩君「勉強だけでなく、何でもいいから一生懸命になれることを見つけて欲しいと思います。自分の場合は、ゲームが大好きでしたが、それが現在の進路(社会工学)につながりました。」
若田部さん「私の座右の銘は『なんとかなる』です。続けていれば、なんとかなる。私はこのことをディベートから学びました。ディベート班の活動は、つらくて途中でやめたくて仕方がありませんでしたが、6月の引退まで続けることができました。この体験から、続けていれば『なんとかなる』ことを学びました。中学生も、とにかくなにかを続けて欲しいと思います。そうすれば、なんとかなります。」
これに対して、講話を聞いていた中学生はどんなことを感じたのでしょうか。
中2の学年通信(1/25発行)に掲載される感想を一部紹介します。
磯村二葉さん(中2-1)「勉強がなかなか進まないことがあるので、基礎からやるというのは、とても良いアドバイスをもらった気がしました。」
舩江真琉乃さん(中2-1)「私はまだ将来の夢など決まっていませんが、いろいろなことに興味を持つことを心がけ、自分の世界を広げていこうと思います。中山先輩がおっしゃっていた「自分の夢を深めるためには、さまざまなことを知る必要がある」というのが、とても説得力がありました。」
山口桜佳さん(中2-2)「いきなり難しいことをするのではなく、簡単なことからコツコツと続けることが大切なのだということが分かりました。「終わりよければすべて良し。」終わりがよくなるよう頑張りたいです。」
五十嵐理希君(中2-2)「これからは集中できる場所を見つけ、目標を立てて勉強に励んでいきたいと思いました。自分も「なんとかなる」という言葉大切にしていきたいです。」
山野琉惟さん(中2-3)「何でもいいから一生懸命になれることを探す」というのは、私自身も大切だと思っていたので嬉しかったです。また、毎日5分でもいいから机に向かうというのは衝撃でした。5分間を大切にする習慣をつけたいです。」
高野蒼人君(中2-3)「友達に教えると、教えた方も内容が頭に残り定着しやすいと聞いたので、自分も率先して友達に教えたりしたいと思います。」
附属中生徒会役員選挙 ~政見放送収録!
昨日と今日の放課後、附属中の生徒会役員選挙の立候補者と応援者の演説を生徒会室で収録しました。

新型コロナの影響で、1月21日の体育館での立会演説会は中止になりました。その代わり、事前に収録した立候補者と応援者の演説を、当日、教室で放送することになりました。
新型コロナの影響で、1月21日の体育館での立会演説会は中止になりました。その代わり、事前に収録した立候補者と応援者の演説を、当日、教室で放送することになりました。
今回の選挙では、会長候補者5名、副会長候補者3名の激戦です。
立候補者のポスターにも気合が入っています。
立候補者合計8名とそれぞれの応援者8名で、計16名分の演説を収録しました。
これを21日、各教室で放送しますので、それをよく見て、聞いて、会長、副会長を選んでください。今回初めての試みですが、候補者の考えをじっくり聞くには、いい方法かもしれません。楽しみにしています。
緊急情報
特にありません。
カウンター
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