校長室便り

校長室便り

【高校】本校の「オンライン国際交流」が文科省HPで紹介されました!

文科省では、全国で行われている高等学校のオンライン国際交流事例を収集し、文科省ホームページで紹介していますが、特に特徴的な事例として、全部で9件の一つとして、本校の取組が紹介されています。本校の取組は、文科省からも高く評価されています。


https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/koukousei/20210331-mxt_kouhou02-3.pdf

【中学】入学式後の新入生へのオリエンテーション

4月7日(水)、入学式終了後、新入生は旭城ホールで、新中2生による「School  Events」(学校行事)の説明会が行われました。

4月からの学校行事をスライドを使って、中学2年生が、なんと英語でプレゼンしました。新入生にとって、やさしい英語とはいっても、いきなり英語で、というのは、かなりチャレンジングだったと思いますが、写真と雰囲気で何となく分かったようです。(それも凄いですね)





また、プレゼン終了後に、質問コーナーがありましたが、10人くらいから手が上がりました。
例えば、
「どうしたら友達ができますか?」(いい質問ですね!)
「思い出に残っている行事は何ですか?」
「大変だったことは何ですか?」
など、素晴らしい質問です。
説明した中学2年生たちは、質問ぜめにあっていました。
さすがは附属中生ですね。前向きでやる気を感じました。

身近な風景 ~トウキョウサンショウウオ観察会

4月4日(日)、トウキョウサンショウウオ観察会(生息状況調査)を実施しました。
この観察会は、2005年から毎年、4月の第一日曜日に行っています。
今年は、佐野高校10名、とちぎカエル探検隊2名、宇都宮大学1名が参加してくれました。

この観察会(生息状況調査)は、小中高生を対象に、地元の希少な生物であるトウキョウサンショウウオとその生息環境について知ってもらうことと、その年の産卵数をみんなで数えることで生息状況を調査することを目的としています。近年は、佐野高校の科学部の研究とタイアップして行っています。


こんなシーンも見られました(幼生同士の共食いです!)

トウキョウサンショウウオは、栃木県ではレッドデータブックで「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。栃木県では、県南地域(佐野市と栃木市)が最大の生息地ですが、近年、様々な要因から急速に減少しつつあります。そこで、生息状況を正確に把握し、保護対策を講じることを科学部とともに進めています。

本種の保護対策として、2年前から科学部によって人工の産卵場を整備しました。
この日は、実際にどこにどれだけ産んでいるかを調査し、卵のうがある場所に、目印として割り箸をたてました。この土地の所有者は、佐野高校のOBということで、とても協力していただいています。

このような雨水が集まってできた水路にも産卵が見られます。


これまでの最高の148卵のうを1時間の調査で確認しました。これだけの卵のうを発見するのは、熱意と根気がいる作業です。科学部の精鋭たちの力は凄いです。一人では、一日かかっても、ここまではとうていできないでしょう。

かなり達成感のある調査です。もちろん、卵のう数を確認した後は、もとあった場所に戻します。これだけの卵のう数から、どれだけの幼生が成長して上陸できるのか、その割合を把握し、それを高めることが保護活動に繋がります。この土地の所有者も、自由に研究に使ってくださいと協力していただいています。


近年は、人の手が加わらなくなった休耕田は荒地化し、産卵に適した環境が急減しています。荒地を探索し、卵のうを発見した時は、かなり嬉しくなります。
しかし、はたしてここで成長して成体になれるのか、と考えると、不安が大きいです。何しろ、水が干上がってしまったら、両生類は生きていけませんから。


この日は、散り始めた桜の花びらが川の水面に浮かび、花びらの滝が見られました。






在来種のカントウタンポポの大群落が花盛りでした。(アマガエルがどこにいるかわかりますか?)
今日は、お陰様で充実した調査ができました。

身近な風景 ~秋山川河川敷の桜並木

3月30日(火)、秋山川の河川敷の桜は、今満開です。

桜並木のある遊歩道は、まさに桜のトンネルです。カメラを持った人たちが大勢訪れていました。



菜の花も満開です。



たくさんのモンシロチョウが飛び交っていました。


本校の前庭の桜も満開に近づいています。

3階の化学準備室から見たクスノキと桜


駐車場わきの桜


正門わきの桜

【中学】女子バレー部の清掃活動

3月30日(火)、今日は附属中「女子バレー部」恒例の清掃活動がありました。学期末や年度末には、毎回、校庭や職員室、廊下などの清掃活動をやってくれています。
玄関前や職員室前の廊下などが、とても綺麗になりました。ありがとうございました。

清掃活動が終わると、練習が始まります。


せっかくですので、部長の永田さんに来年度に向けた抱負を聞いてみました。
目標は何ですか?
→「県大会に出場することです。
県大会に出場するには、どうすればいいんですか?
→「佐野市の大会で2位以内になれるよう頑張ります。

*新人大会では3位までいったそうですので、ぜひ、県大会出場という目標を達成してください! 応援しています。

身近な風景 ~校庭の桜

3月28日(日)、東京都などでは桜は満開を迎えていますが、本校の校庭の桜は、まだ八分咲き程度です。一本の桜の樹でも、下の方の枝では満開に近いのですが、上の方の枝ではまだ、六七部咲きという傾向があります。正門わきの桜は、特にその差が大きいです。入学式まで、なんとか持つような気がします。

正門わきの桜(かなりの老木で、折れそうな枝は切っています。)



正門わきの桜の下の方の枝です。


同じく上の方の枝です。まだまだつぼみがあります。


駐車場わきの桜です。同じような傾向があります。こちらも老木です。


グランドの北側の桜です。やはり上の方の枝は、咲いている数が少ないです。

【ボート部】全国高校選抜ボート大会③

3月28日(日)大会3日目、昨日、予選を突破した本校の女子「舵つきクォドルプル」の順位決定戦が行われました。

順位決定戦には6校が参加し、7位から12位の順位を決定します。

目標は、8位以内の入賞です。(今年度、本校は「女子ダブルスカル」で全国大会8位入賞を成し遂げました。先輩に続く入賞が大きな目標ということです。)


レースに向けて、気合を入れています。


スタート地点に向かって、艇を進めます。

9時50分 発艇(スタート)しました。

1000mを漕ぎ切ります。
スタートで出遅れたようですが、中盤以降、力を発揮しました。

結果は5着で、全体の順位は全国11位となり、8位入賞はなりませんでした。


戦いは終わりました。お疲れさまでした!

10時30分 これから帰途につきます。


*選手からのコメントが届きました。
コックス 岡部華林
「今回の順位決定戦では惜しくも5位となり、目標としていた8位入賞を達成することはできませんでした。しかし、この大会で全国の舞台で戦う他のクルーの強さを実感し、インターハイに向けてさらに強くなれるよう、クルー一丸となって、頑張っていこうという気持ちになりました。今回、私たちが全国選抜という舞台で戦うことが出来たのは、先生方、部員、多くの方々の応援があってこそだと思います。本当にありがとうございました。」

ストローク 松浦はるか
「準決では入賞という目標を達成できず、悔しかったですが、多くの課題を見つけられて良かったです。応援ありがとうございました。」

3番 船渡川優衣
「あまり良いスタートを切ることが出来ず、最下位からのスタートでした。初めは焦りましたが、中盤で落ち着きを取り戻し、ラストスパートで1クルーを抜かすことが出来ました。全国11位という結果を残すことができ、とても嬉しいです。サポート、応援ありがとうございました。」

2番 生熊里彩
「今日のレースは、完全に満足のいく漕ぎができなくて、反省点や課題点が沢山見つかりました。しかし、全国のトップレベルのクルーと一緒にレースが出来たことや艇を並べられたことは、とても誇らしく、非常に有意義な大会を経験できたと思います。今回応援していただき、本当にありがとうございました。インターハイでは必ず、全国に佐野高校の名を轟かせるので、これからも応援よろしくお願いします。」

バウ 藤倉望妃
「今日は満足のいく漕ぎとはいえませんでしたが、多くの方の応援のおかげで最後まで諦めずに力を出し切ることが出来ました。支えてくださった皆様、本当にありがとうございます。」



*次につながる実りのある大会だったのではないかと思います。
予選を勝ち抜き、選抜での同種目参加23校中、全国11位という順位をいただけたことは、それだけでも大きな成果です。自信を持って、次の目標に向かって頑張ってください。お疲れ様でした。

【ボート部】全国高校選抜ボート大会②

3月27日(土)、2日目。
今日は、予選です。女子「舵手つきクォドルプル」は全国から選抜された23校が参加しています。大会は無観客で行われています。

(結果)予選を勝ち抜き、明日の順位決定戦に進出しました!

8時 艇の調整(レギング)を開始します。





念入りにレギングしています。


選手の確認?でしょうか。

10時20分 艇に乗り込み岸を蹴りだしました。
通常は前日に公開練習があるのですが、21日の大雨でブイが流されてしまったため、ぶっつけ本番で試合となりました。天竜ボート場で漕ぎだすのは、これが初めてです。






10時48分 女子「舵手つきクォドルプル」1組がスタートしました。

1組は、1佐野高、2熊本学園大学付属(熊本)、3桐蔭(和歌山)、4松山東(愛媛)、5岡谷南(長野)という強豪そろいの5クルーです。
1位と2位は、翌日の準決勝に進出し、3位~5位は敗者復活戦に回ります。


佐高は一番手前のレーンで、グリーンのユニホームが目印です。スタート直後は4位、という感じです。


ここでも4位です。


だいぶ詰めてきました。3位と4位がほぼ並んでいます。


ここで、佐高が3位に躍り出ました。


最後は2位にも迫る勢いでゴールしました。
https://youtu.be/DINCw-hJTIE
予選3着、素晴らしいレースでした。

なお、大雨の影響で日程が変更になったため、昨日のオンライン会議で、決勝、順位決定のルールが変更となり、3位まで、明日の順位決定戦に出場できることになりました。
つまり、本校のチームは予選を勝ち抜けて、順位決定戦に出場できることになりました。おめでとうございます!

戻ってきました!

13時 やっと一息つき、選手のコメントが届きました。

コックス 岡部華林
「全国大会という大きな舞台に、はじめはとても緊張していましたが、レース直前は声を掛け合い、いつも通りの明るい雰囲気でレースを迎えることができました。力強いクルーの姿を見て、改めてコックスとしてのやりがいを感じました。明日のレースはクルーのために全力で戦いたいと思います。」

ストローク 松浦はるか
「今日のレースは終始冷静に漕ぐことができ、ベストタイムが出せたので達成感がありました。明日は一つでも上の順位を狙って頑張ります。」

三番 船渡川優衣
「1組目を3位で通過し、明日の順位決定戦への出場権を獲得しました。試合では前半に他の艇に離されそうになりましたが、得意の後半で巻き返すことができました。今までの練習の成果を出すことが出来てよかったです。明日の順位決定戦では、今日以上にクルー全員で息を合わせて少しでも良い結果が残せるように頑張ります。
コロナ禍で学校行事など多くが中止になり大変な世の中ですが、私たちボート部がよい結果を残して多くの方々を勇気づけられるように頑張ります。明日の応援もよろしくお願いします。」

二番 生熊里彩
「目標通り、予選通過できて、まずほっとしています。明日は全力を出し尽くして精一杯楽しんで漕ごうと思います。」

バウ 藤倉望妃
「急なクルー変更で、あまり練習できなかった中で、先輩と先生にたくさんご指導いただき、今日、予選を勝ち抜けて、とても嬉しいです。明日はさらに良い結果が出せるよう頑張ります。」


明日の順位決定戦で乗る艇のレギングをしています。

*充実したレースが出来て良かったですね。明日も応援しています。

【ボート部】全国高校選抜ボート大会①

3月26日(金)、静岡県浜松市「天竜ボート場」に無事到着し、受付、荷降ろしなどを行いました。


*戸田先生から、写真が届きました。

天竜川の周囲の桜は、満開のようです。






*18時からオンラインの会議があり、その後、ミーティングを行い、士気を高め合いました!

*明日は、いよいよ予選です。頑張ってください。

【速報】第1回サスティナビリティ・アワード入賞!

3月20日(土)、第1回「大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード」の受賞結果が発表され、SGHクラブディベート班の作品が、Action賞を受賞しました! おめでとうございます。

https://www.sdgs-award.com/







募集テーマ
「SDGsを考え行動し発信する」
SDGsに関する調査、問題提起、提案、自分たちで行動したことなど、
社会課題について考え発信したいことを自分達の表現方法で撮影しよう!

作品名
「Let’s debate as a first step!」 
 栃木県立佐野高等学校 / Sano debaters
(兵藤かほるさん、小林杏樹さん、新井優平君、江部青飛君の4名のチームです。)
https://www.youtube.com/watch?v=80up-OYcjuo

作品の自己紹介
我々はディベート部に所属しています!テーマは「let’s debate as a first step」
ディベートの多角的視点や批判的思考力を生かし 、SDGsを解決する上で避けられない道「認知度の向上」を目的としています。実際に、小中学校でSDGs に関する論題を扱ったディベート形式の授業を行いました。今回は世界中の人に動画を見てもらい研究の目的を達成すべく、英語での動画作成に挑戦しました。

審査コメント
・ディベートという普段からの活動にSDGsを結び付けている。英語のプレゼンが世界を意識している。
・ SDGsの一歩として、様々なデータを英語でプレゼンするという、他校とは異なるアプローチを取っており、独自性を感じられました。
・小学校で実施して、とても良いチームで活動していると思いました。
・部活の活動と自分たちの強みを活かしている点が良いと思いました。また、英語での発表に挑戦している姿勢は素晴らしいと思いました。全体的にプレゼンテーション能力が全員高かったと思いました。
・また、実際学生以外の大人や組織を巻き込もうとしているのは良いと思いました。外部との連携が具体的になぜいいのか、そうすることによって何が変わるのか、自分たちには何が足りないのかについて検討することも重要になるのではないかと思いました。

【高1】クラスマッチ

3月22日(月)5~7限目、高校1年生のクラスマッチが、実行委員の企画運営で行われました。種目は、ドッジボール(男女)、バレーボール(男女)、サッカー(男女)です。各クラスが団結し、真剣にプレーを楽しんでいました。充実したひと時を学年全体で共有しているのが伝わってきました。

<ドッジボール>






<サッカー>






<バレーボール>




身近な風景 ~桜前線進行中

3月19日(金)に正門脇の桜の開花を確認しましたが、2日経ち、開花数は増えていました。

駐車場脇の桜も開花が進んでいました。(一分から二分咲き位)


校庭の桜も同じくらい咲いてます。


中学生の自転車置き場裏の「枝垂れ桜」は「八分咲き」といったところです。


*来週、気温が上がると、また一気に開花が進みそうです。

【中学】東海地区春季中学ディベート大会

3月20日(土)、21日(日)の2日間、第25回東海地区春季中学ディベート大会(日本語)が、オンラインで行われました。

20日(土)は、予選が行われ、附属中チームは予選を突破し、決勝トーナメントに進出しました。今回の論題は、「日本は中学校の部活動制度を廃止すべきである。是か非か」でした。

21日(日)の「決勝トーナメント」では、愛知教育大学附属名古屋中に、僅差で敗退しました。コミュニケーション点は同点でしたが、ジャッジで2-1という惜敗でした。


この大会には、先日、卒業した中学3年生の若林君、黒田さん、清水君の3名が最後の大会として、参加しました。大会終了後、後輩たちから「感謝の色紙」が贈られました。お疲れさまでした。

【高校】2つの全国大会 ~ディベート、課題研究

3月21日(日)、オンラインを使った2つの全国大会が開催されました。

SGHクラブディベート班
→第10回日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯 全国大会


SGHクラブ研究班
→WWL・SGH×探究甲子園

【高校】全国大会壮行会 ~ボート、ディベート

3月19日(金)の昼休み、全国大会に出場するボート部SGHクラブディベート班壮行会(生徒会主催)を校長室で開催しました。

ボート部:女子クオドルプル
→川田有紗、岡部華林、松浦はるか、船渡川優衣、生熊里彩、矢部くるみ、藤倉望妃(以上7名)


SGHクラブ・ディベート班
→石塚凜花、片柳賀那、横塚功樹(以上3名)


生徒会主催の壮行会
・各顧問による出場者紹介
・生徒会長の挨拶
・校長の挨拶
・激励金の贈呈(旭城同窓会、生徒会)
・出場者代表挨拶


ボート部は、3月26日(金)~28日(日)静岡県浜松市天竜ボート場で開催する第32回全国高等学校選抜ボート大会(JOCジュニアオリンピックカップ大会)に出場します。種目は、女子クオドルプルです。関東大会を勝ち上がって、選抜大会に出場するのは創部以来初となる快挙です。全国大会での健闘を祈ります。

激励金(旭城同窓会と生徒会より)の贈呈


大会ポスター(大会HPより)

第32回大会予告ムービー(大会HPより)
https://www.youtube.com/watch?v=HvWDf5mYoGk


ディベート班は、「第10回日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯全国大会」に参加します。今回はZoomによるオンライン開催となりました。
3月21日(日)9:30~17:45:全国大会予選(43チーム)、
  22日(月)9:30~15:30:決勝トーナメント(上位8チーム


大会パンフレット(大会HPより)

*ディベート班は、栃木県予選で3位となり、初めて本大会に出場することになりました。附属中の1期生が高1の時に初挑戦して以来、栃木県の厚い壁に阻まれてきましたが、10年後の今年、初めて、その壁を突破することが出来ました。健闘を祈ります。

激励金(旭城同窓会と生徒会より)の贈呈

身近な風景 ~正門脇の桜が開花しました!

全国では、桜の開花宣言が相次いでいますが、佐高の正門脇の桜も開花しました。

正門脇の桜(ソメイヨシノ)は、入学式の時の定番の撮影スポットです。
19日現在では、ぱっと見は咲いてませんが、よく探せば、数輪、開花しているものを見つけることが出来ました。

こんな感じです。

しかし、駐車場脇の桜は、もう少し咲いていました。一分咲きとまではいきませんが、咲いていることははっきりわかります。正門わきの桜との差は、日当たりや樹勢などの違いでしょうか。あと1週間もすれば、満開となる可能性があります。

【高2】クラスマッチ

3月18日(木)1・2限目、高校2年生のクラスマッチが行われました。
種目は、バスケットボール(男女)、バレーボール(男女)、サッカー(男女)でした。
体育委員の企画運営で行われていました。2時間という短い時間でしたが、生徒全員がプレーしたり応援したり、楽しんでいました。2年生最後のイベントとして、思い出に残ってくれるといいなと思いました。



第2体育館:バスケットボール(男女)



第1体育館:バレーボール(男女)



校庭:サッカー(男女)

【高1】SGH成果発表会表彰式

3月16日(火)の昼休み、校長室で、SGH成果発表会(3月3日)でステージ発表した6名とポスター発表の上位5名の表彰式を行いました。


こんなふうに、一人一人に表彰しました。ステージ発表、ポスター発表ともに、素晴らしかったです。

<ステージ発表・表彰者>
・篠原彩絢
・中村そのか
・尾花彩華、加藤瞳
・小松崎寛人、関根圭汰、横塚功樹
・荒川成瑠
・笹村色織

<ポスター表彰者>
1位:尾花彩華、加藤瞳
2位:小松崎寛人、関根圭汰、横塚功樹
3位:山口敏弥
4位:小野悠人

【高校】県英語ディベート冬季大会

3月13日(土)、栃木県英語ディベート冬季大会が、Zoomを使ったオンラインで開催されました。最難関のアジアン部門で、佐野Cチームが3位佐野Aチームが5位に入賞しました。おめでとうございます!

佐野Cチーム「岡部豪太君、川俣蒼生さん、新井優平君」(2年生)


佐野Aチーム「横塚功樹君、片柳賀那さん、石塚凛花さん」(1年生)

本校からは、アジアン部門(各スピーチが5分間)に5チームPDA部門(各スピーチが3分間)に2チーム、計7チームが参加しました。

個人賞として、アジアン部門6位:新井優平君、10位:川俣蒼生さん、
PDA部門7位:大澤菜乃さん、が入賞しました。

個人賞:大澤菜乃さん(1年)川俣蒼生さん(2年)新井優平君(2年)


3位入賞した佐野Cチームは、それぞれの自宅からオンラインで参加しました。
宇高、宇東高のチームと対戦し3勝1敗で拮抗していましたが、得点数の差で3位となりました。離れていても心がつながっている3人のチームワークと、自宅でのリラックスした雰囲気の中で、力を出し切ることができたそうです。


普段はこんな風に練習しています。自分たちでジャッジをし、改善点を洗い出しています。

お昼の校内放送

12時20分頃、お昼の校内放送が流れます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、次のことを守ってください。」
この放送は、保健委員会の山本朋果さん(高2-2)が、毎日、自発的に行っています。

放送内容は、いくつかのパターンがあり、当日、何を放送するかは、山本さんが決めています。山本さんが、毎日、どんなことを考えながら放送をしているのか、聞いてみました。

保健委員会からの連絡を聞いていてくれるだけで嬉しいです。さらに、放送で伝えていることを実践してくれたら、もっと嬉しいです。」

*山本さんの放送は、いつ聞いても、耳に残るし、抵抗感なくすっと入ってくる感じがします。それは、誰かに頼まれて、しかたなくやっているのではなく、保健委員会として、みんなに伝えたい、守ってほしい、という使命感を感じるからかもしれません。本当によくやってくれているなあと、いつも感謝しています。そして、放送からは、山本さんの誠実な人柄を感じます。

これからも、校内での感染防止を徹底させるため、お昼の校内放送、頑張ってください。

【高1】課題研究 ~佐野のクリケットカフェ

3月13日(土)・14日(日)、高1の藤倉望妃さん、福地岬さんの課題研究班が、クリケットの認知度を高めることを目的として、佐野駅前に期間限定で開設されている交流拠点「クリケットカフェ」で特別メニューを提供しました。

藤倉さんと福地さん



(3月14日(日)付け「下野新聞」26面より、HP掲載許諾済)
クリケットカフェ.pdf

「クリケットのまちづくり」を課題研究のテーマにしていた2人は、「クリケットカフェ」を運営している(株)セレスポ様と連携し、自分たちで何かできることはないか、考えてきました。そして、「クリケットカフェ」に、若者や家族連れにも人気のあるメニューを用意すれば、より多くの人が集まり、佐野がクリケットのまちであることをPRできるのではないかと仮説をたてました。

そのため、SNSなどで人気のスイーツをリサーチし、昨年はやっていた「いちごあめ」とこれからブレイクしそうな「クロッフェル」(クロワッサンの生地で焼いたワッフル)を、自分たちが作って売ることを、クリケットカフェに提案しました。

そして、この提案が、今年3月で閉店となるのを前に、3月13日~15日までの3日間、実現することとなりました。なお、スイーツの製作、販売は、2人だけでは人手が足りないので、ボート部員でもある藤倉さんのチームメイト4名にも手伝ってもらうことになりました。13日は白井美咲さんと藤倉麻妃さん14日は鈴木愛理さん、堀越紅羽さんが加わりました。

13日は大雨となり客足が鈍りましたが、14日は快晴だったこともあり、2日間で100人以上のお客さんが訪れるなど、大盛況だったそうです。

いじめ・教育相談アンケート結果(3月)

月2日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします。



本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるもの、であることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。

R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート結果(中学).pdf
R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート結果(高校).pdf
R3.3.2 いじめ・教育相談アンケート・自由記述.pdf

今回は、「友達がいじめられていると感じた」と回答した生徒は、中1、中2、高1で、1名ずついましたので、本人や関係者などから話を聞くなど対応をしています。

*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。

身近な風景 ~菜の花の季節

3月14日(日)、鮮やかな黄色の「菜の花」が目につきました。ウメの花は盛りを過ぎ、菜の花の季節へと移り変わっていました。



これも、「菜の花」(アブラナ科)の仲間です。


ハナダイコン
シベリアから西アジア・ヨーロッパにかけてが原産地で、日本では江戸時代に渡来し、各地で野生化しています。


ブロッコリー
普段、食用にしているのは、花のつぼみの部分で、放っておくと、このように満開となります。


他にも、こんな花が咲いてました。


フキノトウ
食用にするフキノトウは、フキの花の芽です。花が咲いてますので、もう食用にはならないかもしれません。


トウダイグサ


カントウタンポポ


オオイヌノフグリ


ヒメオドリコソウ


種名?
→「ムスカリ」という園芸品種だそうです。このHPをご覧になった方から教えていただきました。


種名?
→これはまだわかりません!

*一月前に比べて、咲いている花の種類や量が目立って多くなってきました。
もう春まっさかり、といった感じです。

身近な風景 ~今日は啓蟄です

3月5日(金)は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりをしている虫、のことです。啓蟄とは、寒さが緩んで春の陽気になってきたことで、土の中から虫たちが出てきて動き出す季節のことを指します。虫は「昆虫」という意味ではなく、蛙などを含んだ小動物全般を表しています。

冬眠から覚め、繁殖のために出てきたニホンアカガエル
(半分目を閉じて寝ていました。2月28日)

今週は、3月2日(火)と5日(金)に雨が降り、両生類の活動が活発になってきました。3月6日(土)朝、ニホンアカガエルがいた場所では、新しい卵塊が2つありました。おそらく、2日の雨の後、産卵が行われたのではないかと思います。



3月5日(金)19:30、降雨がきっかけとなり、トウキョウサンショウウオの繁殖行動も活発になりました。


3月6日(土)8:30 昨夜、オスが集まっていた場所に新しい卵嚢がありました。


この日までの産卵数は、岩盤に産み付けられている卵嚢が12、水底にあった卵嚢が23、合計35卵嚢を数えることが出来ました。ここでは、まだまだ序盤戦です。

水底にあった23卵嚢

ついでに、繁殖のために降りてきているオスを捕獲し、個体数を確認しました。

捕獲できなかったものも含めると、約40個体が産卵場に集結していました。
まさに、蟲が這い出てきた、という感じですね。この日は「啓蟄」日和だったのかもしれません。

【中3】高校へのアプローチ

3月4日(木)、今日は本校の高校教員が、中学3年生に模擬授業を行いました。

国語:横山先生


英語:川俣先生


数学:松井先生

中学3年生が、高校生になる自覚を持って、学習の方法を身に付ける良い機会となるよう、国語、数学、英語の3教科の模擬授業を一日かけて行いました。

国語では、大学入試の制度が変わったことや、評論、小説、古文、漢文など、高校で学ぶ国語について、具体的な例を示しながら、わかりやすく教えてくれました。


英語では、実際に使っている高校の英語の教科書(コミュニケーション英語)を使って、中学とどのような違いがあるのかを、実際にActivityを行うことで確かめていました。「If there were no corona viruses, what would you do? もし、コロナウイルスがなかったら、あなたは何をしますか?」という仮定法過去の例文に、それぞれが自分の答えを作り、ペアワークで発表しました。


数学では、今年度から導入された「大学入学共通テスト」では、どのような問題が出されているのか。そして、それを解くためには、どんなことを学ぶ必要があるのか、などについて、実際に問題を解きながら説明してくれました。それらを通して、松井先生が伝えたかったのは、数学って楽しいんだよ、というメッセージでした。


今日の高校の先生の授業を受けた感想を校長室掃除に来てくれた中3生に聞いてみました。

「高校では、数学が週に6回あると聞いてびっくりしました。」
「私は数学が好きなので、10回でも受けたいと思いました。」
「高校では勉強のレベルが高いことがよく分かりました。レベルが高いことを勉強するのはとても楽しみです。」
「勉強が難しくなりますが、難しいほどわかった時の喜びは大きいと思います。」
「高校の勉強についてなんとなく不安がありましたが、こういう勉強をするんだということがわかり、楽しみの方が大きくなりました。」

など、全員がとても良い体験ができた、高校で勉強するのが楽しみ、と前向きに受け止めていました。中高一貫ならではの授業であり、やってよかったと思いました。

佐野市防災放送(英語、スペイン語)のお知らせ

2月26日(金)に、佐野市役所で、佐野市防災放送の収録がありました。
防災放送は、毎日、午前10時、正午、午後5時に放送されますが、その英語版を附属中の栗原先生スペイン語版を同じく富永先生が担当することになりました。市民から、聞きやすい女性の声を、という要望があり、本校の両先生が引き受けることになりました。
今日から、放送されていますので、聞き耳を立てて聞いてみてください。

祝!スクールアルバムコンテスト「肖像部門」最優秀賞受賞!

さて、この方は誰でしょう?

本校生の皆さんなら、一度は顔を合わせているはずです。
学校行事には必ず写真を撮りに来てくれる「岩佐写真館」の松村和男さんです。

実は、岩佐写真館が製作した佐野高校の卒業アルバムが、2020スクールアルバムコンテスト高等学校の部「肖像部門で、見事、最優秀賞に輝きました!


日本商業写真家協会が発行する「フォトジャパン 第159号」で2020年の入賞作品が特集されています。全国の数千校の中から、部門ごとに各賞が選出されています。そのなかでも、肖像(ポートレート)はアルバムの根幹です。

岩佐写真館の作成した「佐野高校の卒業アルバム」には、生徒一人一人が最も輝いている瞬間がフレームにきっちりと収められています。ポートレートに、オレンジの背景は普通は使わないそうですが、あえて「鬼滅カラー」で勝負したそうです。その結果、見事なコントラストにより、生徒の内に秘めた情熱や、無限の可能性を感じさせることに成功しています。

 ↑  昨年度、卒業した学年のアルバムです。


紙面には、受賞した松村さんのインタビュー記事が載っています。

◆コンテスト受賞の感想をお願いします。
→今回、このような名誉ある賞をいただくこととなり、たいへん感激しています。佐野高等学校卒業生の皆様、ご担当の先生方、心より感謝いたします。

◆取材、撮影で特に注意されていることは?
→生徒が卒業アルバムを開くときは、どんな期待をしているのだろうか?
そして、そのなかには撮ってもらって良かったと思えるような心躍る写真が入っているだろうか? また、このアルバムは何度も開きたくなるような愛と友情が溢れているのか? というようなことを常に考えております。

◆編集、レイアウトで特に注意されていることは?
→基本的には「Simple is best.」と考えておりますが、各行事のカット数は多めになっています。できるだけ多くの生徒が入るように努力しております。

◎審査委員長のコメント
→濃いオレンジの背景でうまいライティングで撮影されている印象的な作品。


最優秀賞受賞、本当におめでとうございます。
こんな凄い方に写真を撮っていただいていたとは!

卒業生の皆さんは、配られた「卒業アルバム」を手に取って、日本一のクオリティを、その目で確かめてください。
何度も見たくなるアルバムです。

身近な風景 ~アカガエルの産卵

2月23日、科学部が整備している「トウキョウサンショウウオの人工産卵場」でニホンアカガエルの卵塊を発見しました。おそらく、数日前に産卵されたものでしょう。

今年の初アカガエルでした。


アカガエルの卵塊であることは、見ただけでわかりますが、この辺りには、ニホンアカガエルとヤマアカガエルが生息していて、見た目ではどちらの卵嚢か、区別がつきません。そんな時は、手で卵塊をすくってみるとわかります。

ニホンアカガエルの卵塊は、手ですくった時、形があまり崩れにくくまとまっている感じで、ヤマアカガエルの卵塊は、ゆるめで形が崩れやすい感じです。これで見分けることが出来ます。ご覧の通り、崩れにくくまとまっているので、ニホンアカガエルの卵塊であることがわかりました。




一つ一つの卵を拡大してみると、卵割が始まっているのが分かります。

【高校】ディベート班、下野新聞掲載

2月21日(日)の下野新聞の25面で、本校SGHクラブディベート班の活躍が、紹介されています。この記事は反響が大きく、いろいろな方から「新聞見ました」と声をかけていただきました。特に、地元に住んでいる佐野高校のOB、OGにとっては、嬉しい記事だったようです。

(下野新聞社よりHP掲載許諾済み)

R3.2.21 ディベート(下野新聞).pdf

【特集】SGHクラブディベート班が強くなった理由(わけ)

2月1日の校長室便りの最後に、SGHクラブディベート班が「なぜこんなに強くなったのか」その謎に迫ります、と書きました。実は、その後、下野新聞の取材があり、それが記事になるのに合わせて、強くなった理由についても紹介するつもりでしたが、紙面の都合により、記事掲載はもう少し後になるとのことでしたので、ここで紹介することにしました。

(PS:と言っていたら、本日21日の下野新聞の25面に大きく掲載されました。もしかしたら、取材に来てくれた記者さんにプレッシャーをかけてしまったのかもしれないですね。ごめんなさい。そして、ありがとうございます。ベストなタイミングでした。新聞記事は、HP掲載許諾が得られたら掲載します。)

*2月1日の校長室便り↓
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=jocuhayg0-1552#_1552


学年末試験が終了した2月19日(金)の13時ちょうど、練習が始まる前に、定例の班長挨拶から始まりました。ディベート班は部ではありませんので、トップは班長です。班員が何となく集まって、なんとなく練習が始まる、といった感じではなさそうです。

班長の江部青飛君(2年)から、今日の練習の目標や練習内容の確認などが行われています。そして最後に、「学年末試験のことで心配なことがあったら僕に相談してください」という力強い言葉で締めくくられました。

ディベート班は現在25名の班員がいますが、この日、練習に参加した生徒で3~4名のグループを編成し、グループごとに活動が始まりました。 ↓こんな感じです。


ディベート班は、今年度、2つの全国大会で5位入賞、県大会でも優勝、と破竹の快進撃を続けています。


今回は、強くなった理由を知るため「座談会形式」で話を聞くことにしました。座談会に参加してくれたのは、班長の江部青飛君副班長の小林杏珠さん1年生の鈴木颯一郎君の3名です。


話を聞いてみると、「強くなった理由」がはっきりわかりました。
彼らは、「部活改革」を行っていました。(注:部活動ではありませんが、ここでは一般化するため、このような表現を使います。)

まずは、要点をまとめて提示します。

改革1部活とプライベートを分ける
→*毎日の活動は、班長の挨拶で始まり、今日やることを確認し、最後は終わりの会で、その成果を全員で共有する。
→*ディベートに関することは学校だけで終わりにし、家ではやらない。家では、自分の勉強や趣味などに専念する。

改革2生徒主体の活動にする
→練習のための論題を生徒が決めたり、全員で選手をサポートするためのアイディアを出し合ったりすることで、自分たちの活動、という意識が高まり、モチベーションがあがった。1年生のアイディアが採用されるなど、先輩後輩という垣根を越えた活動ができるようになってきた。自分たちが考えたことをスムーズに導入できたのは、顧問の川俣先生のお陰。

改革3ディベート資料の一括管理
→ディベートでは、論題に対して、肯定側、否定側、それぞれにいろいろな資料を集め、立論の構成を考えるが、これまでは大会に出る生徒が、個人的に行っていた。それを個人に任せるのではなく、大会に出ない生徒も、調べた資料をデジタル化(写真化)し、パソコンのフォルダに入れるようにすることで、その資料を誰でも見ることが出来るようにし、どこにどんな資料があるかを一括管理することができるようになった。これは1年生のアイディアを採用したもの。

改革4残業はしない 
→これは改革1~3と連動しているが、これまで大会前などは準備が間に合わなくて、遅くまで残ってやることが多かったが、どんな状況でも、遅くまで残る残業は一切しない。そのために、計画的に準備をし、直前になって慌てることのないようにする。
→これまでは、大会前の負担が大きく、自分の勉強ができなくなったり、自分だけなんでこんな大変な思いをしなければならないのか、とやめていく班員もいた。
→残業をしないようにするため、大会に選手として出場する生徒だけでなく、全員がサポートするような体制にする。これによって、持続可能な活動が可能になった。


以上、座談会での話を要約すると、数多くの部活改革があり、それを今年度、始まってすぐに実行に移し、成果をあげたことがわかりました。今回の話を聞いて、これは単なる「一部活(班活)の改革」ではなく、大人の世界の「働き方改革」そのものだと思いました。生徒から学ぶことがこんなにも大きいとは。想像を超えていました。

最後に、座談会に参加してくれた3名から、それぞれにとって、どの改革が一番良かったのかを聞きました。


鈴木君(1年生)
「先輩たちが自分たちの意見やアイディアを聞いてくれる、というのが良かったです。みんなでやっているという一体感や安心感があるので、自分もがんばろうという気持ちにさせてくれました。」

小林さん(副班長)
「今までは自分一人で仕事を背負うことが少なくなかったです。いままで一人でやることがつらいと思ってきましたが、みんなでやることで、やる気が出てきました。生徒主体の活動になったことが一番大きいと思います。」

江部君(班長)
「いろいろありますが、みんなが純粋に強くなった、というのが一番大きいと思います。1年生が強くなったので、2年生も負けられないという気持ちになったことが、個人的には大きいです。」

*班員の皆さん、練習中、お邪魔しました。
ご協力ありがとうございました。
3月に行われる最難関の全国大会、頑張ってください!

身近な風景 ~集団産卵(動画あり)

2月18日夜、トウキョウサンショウウオの集団産卵が始まりました。

18日夜20時の段階で、産卵場にはオスが50個体程度、メスも5.6個体確認できました。

翌日19日の朝7時の様子です。昨夜、オスが団子状に絡まり合っていた場所に、産卵直後の卵嚢があるのを確認しました。全部で5対(10卵嚢)で、メス5個体分になります。明日は、さらに暖かくなる予報ですので、今夜も集団産卵が見られると思います。

オスが団子状になっている場所と卵嚢がある場所が対応していますので、最初の2枚の写真と比べてみてください。

*参考
産卵シーン(動画)
この動画は、同じ場所で2020年2月1日に撮影したものです。
どのようにメスが産卵し、オスが受精させるのか、はっきりわかります。
自分でいうのもなんですが、凄い動画が撮れたと思います。
・必見の価値はあります!
・まあ、見る人によってはあるかもしれません。
・両棲類が苦手な方は、衝撃が強いので見ない方がいいかもしれません。
(↑どれかでしょう)

https://youtu.be/XCNJkZZvdWM

全部で4分の動画ですが、見どころとして、以下のようなシーンがあります。
・産卵場にはたくさんのオスが集まっており、メスがやってくるのを待ち構えています。メスがやってきて産卵を始めると、オスは興奮して、メスの体に巻き付き、体内の卵嚢を絞り出すように締め付けます。
・20秒後、締め付けられたメスは失神したことが分かります。白い腹を見せています。この後、メスの体をオスが締め付けて引っ張ることで、体内から卵嚢が引きずりだされてきます。オスは興奮し口を開けて精子を出そうとしています。
・1分10秒後、出てきた卵嚢は青白く光っており、それにオスがしがみつき、精子をかけています。(精子そのものは見えません)
・1分50秒後、メスの体内から卵嚢が完全に排出され、支えを失ったメスは、失神したまま、落下していきます。しばらく、失神したままです。じきに復活しますが、そのまま死んでしまうこともあります。
・その後は、出てきた青白く光る卵嚢に、オスが絡みつき、ひたすら精子をかけ、受精させます。

【中3】高校卒業後の進路を考える講演会

2月17日(水)7限目、中3の学活の時間に、高校の数学教諭で、ボート部の顧問でもある「戸田圭一先生」のお話をお聞きしました。

本校は中高一貫教育校なので、若手の高校の先生から、大学でどんなことを学んでいたのか、どんな部活をやっていたのか、そして、それが大学卒業後の職業にどうつながっているのか、などについて、講演会を行いました。本日はその2回目(理系分野)で、1回目は英語教諭の川俣先生(文系分野)でした。


講演会のタイトルは「進路選択と部活選択」でした。
大学4年間をオリンピック出場を目指してボート部の寮で過ごしていた経験から話が始まりました。大学時代には、ボートの全国大会で優勝や準優勝など、大活躍していました。


ボート部の寮では、毎日4:30から7:00まで朝練があり、その後、9:00から19:30まで大学で授業。20:30から22:00まで夕練習があり、22:30に就寝、という日課を4年間続けていたそうです。


大学での学びや、大学の選び方などについても、わかりやすく説明してくれました。

その後、生徒たちは、自分のことを振り返ったり、なぜ勉強するのかを考えたりする機会がありました。





最後には、生徒からの質問もあり、楽しい中にも多くの学びがありました。


もちろん、高校のボート部の紹介も忘れてはいませんでした。


最後は盛大な拍手に送られ、会場を後にしました。


楽しくてためになるお話、ありがとうございました。

身近な風景 ~校庭の花図鑑

この時期の校庭には、よく見ると、いろいろな花が咲いています。

大きく分けると、ツバキの仲間、ウメの仲間、そして、野草の花です。
まず、ツバキの仲間は、校庭の中庭、前庭などで、次々に咲き始めています。
名前まではわかりませんが、少なくとも5,6種類(品種?)はあるのではないでしょうか。






次に、ウメですが、紅梅、白梅、そして、シダレウメの3種類が咲いていました。
それぞれ7部咲きから満開くらいです。
まずは、前庭の紅梅。




同じく、前庭の白梅です。左手奥で咲いているのは紅梅です。



そして、正門をはいってすぐの「シダレウメ」です。ほぼ満開で、花びらがかなり落ちていました。




最後に、武道場の南側の空き地は、日当たりも良く、野草の楽園となっています。

「ナズナ」の大群落です。


その隙間に、「ホトケノザ」が花を咲かせています。



少し離れた場所に「カラスのエンドウ」も咲いていました。


春は、確実に進行している感じです。

【中学】質問教室

附属中は、明日18日と19日の2日間が学年末試験です。
そのため、昨日と今日の放課後、「選択1教室」(1階)と「選択2教室」(2階)で、質問教室を開講しています。学年を問わず、各教科の担当の先生に質問することができます。今日もひっきりなしに、質問に来ていました。


五教科の先生が、生徒たちの質問に答えています。

また、自分の教室では、17時30分まで、自習をすることができます。



外は風花が舞っていました。明日からの試験、頑張ってください!

身近な風景 ~トウキョウサンショウウオ③

2月15日(月)の午前中から夕方にかけての雨で、再び、トウキョウサンショウウオの繁殖行動が活発化してきました。


1月24日以来の雨で、オスが約40匹集まってきました。(16日の20時頃)
雨を待ちわびていたのでしょう。一気に個体数が増えました。ほとんどがオスです。




メスも数匹か降りてきています。お腹がぱんぱんに膨れています。
まだ、周りにオスが集まっていませんので、周囲の山から降りてきたばかりかもしれません。


この後、気温が上昇すると、さらにメスが降りてきて一気にまとまった産卵が見られる可能性もあります。

【高校】日本地学オリンピック本選出場

国際科学オリンピックの一つである日本地学オリンピック」の本選に、高校1年の店網航輝(たなあみ こうき)君の出場が決定しました。応募者1635名中10位の成績で、二次予選を通過しました。

2月1日に実施した中高の「いじめ・教育相談アンケート」の自由記述欄を読んでいたら、嬉しかったこととして「日本地学オリンピックの本選出場が決まったこと」と書いてあったので、詳しく話を聞かせてもらうことにしました。


店網君は、小学校の頃から星を見るのが大好きで、小学校2年生の時、貯めたお小遣いと両親に出してもらったお金で、「天体望遠鏡」を買ったそうです。それを使って「土星」や「アンドロメダ銀河」などを観察するのが楽しみとなり、やがて天文学に興味を持つようになりました。附属中3年の時に、早期入部で高校の「天文同好会」に入り、小学2年生の時に買った「天体望遠鏡」を持ってきて天体観測をしていたそうです。今も天体ドームの中においてあるということなので、放課後、見せてもらいました。

  (↑りっぱな天体望遠鏡です!)

ところで、「地学」ってどんな学問かわかりますか?
中学生の理科で、地質や気象、天体、火山、地震などについて勉強しますが、それらを全部ひっくるめて「地学分野」と呼んでいます。他には、「生物分野」「化学分野」「物理分野」などがあります。しかし、高校に入ると、生物、化学、物理は、さらに詳しく学びますが、日本の多くの高校では、地学の授業は開設していません。栃木県でも、多くの高校ではかつては地学の授業がありましたが、今は、地学の教員を採用すらしていません。今年度から始まった「大学入学共通テスト」でも、理科は得点調整がありましたが、地学は受験者が少なすぎて、得点調整の対象にもなりませんでした。
佐野高校でも、私が初任で赴任した1980年代は「地学」の授業があったと思います。地学の教員もおり、地学教室や天体ドームもあるくらいですから、県もかなりお金をかけて施設整備をしていたことは間違いありません。「地学部」には合宿をしながら天体観測を行う多くの部員がいました。やがて、教育課程に地学がなくなり、授業からも地学が消えました。実は、現在の旭城ホールは、本校の創立100周年を記念して、授業がなくなって使わなくなった「地学教室と地学準備室」をぶち抜いて、改装して作ったものです。

そんな状況なので、中学時代に地質や気象、天体、地震などに興味があっても、多くの生徒は、高校で学ぶことが出来ないというのが、我が国の現状です。(おそらく、大学入試の受験科目で重視されなくなってきた影響もあると思います)

このような中で、「地学オリンピック」に挑戦できるのは、高校で地学を勉強している生徒にある程度限られてくると思われます。なにしろ、出題範囲が、教科「地学基礎」からと明記されていますから…。本校では地学基礎は履修できませんので、店網君は地学基礎を独学でマスターしたことになります。

一次予選(12月20日)では1635名受験
し、50点満点で44点、全国13位で通過しました。二次予選(1月24日)は207名が受験し、50点満点で40点、全国10位で、本県では唯一「本選参加資格者」と認められました。この資格は、すでに大学の総合型選抜(旧AO入試)等で評価されるレベルのものです。
(乱暴なたとえをすると、英検1級くらいの価値はあるのでは?)


本選は、茨城県つくば市で3月14日~16日にかけて、泊りがけで、実技試験(鑑定等)と筆記試験が行われる予定でしたが、新型コロナの影響で、3月15日(火)にオンラインで記述式の筆記試験のみを実施することになりました。本選には約40名が参加し、その中から4名が日本代表として選ばれ、「国際地学オリンピック」に出場することになります。本選もがんばってください!

最後に、店網君の将来の夢を聞いてみました。
→大学で天文学を学び「天文学者」になりたい、と即答でした。国立天文台の副台長の渡部潤一さんのような天文学者が目標だそうです。そのため、日本で唯一理学部に天文学科があり、多くの天文学者(渡部潤一さんもその一人)を輩出している東京大学に入りたいということでした。(以上、紹介することは本人了解済です)

*将来の目標を定め、今を頑張っている素晴らしい若者に出会うことができました。
(実は、佐野高校や附属中にはこうした生徒が近年、増えてきました。まだまだ知らないだけで、熱い思いを持っている生徒はたくさんいるのかもしれません。)

 アンドロメダ銀河(Wikipediaより)

いじめ・教育相談アンケート結果(2月)

2月1日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします。


本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるもの、であることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。

今回は、中高ともに「いじめてしまった」「いじめられた」と回答した生徒はいませんでした。また、「友達がいじめられていると感じた」と回答した生徒は、中1で2名いましたので、本人や関係者などから話を聞くなど対応をしています。

附属中では、生徒が毎日提出する「生活ノート」を通して、担任が生徒同士のトラブルや、いやな思いをしたことなどについて相談に乗るなど、さまざまなチャンネルから、いじめの早期発見・早期対応に努めています。

*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。

2月8日以降の教育活動について

*本県は令和3年1月14日以降、国の緊急事態宣言の対象区域となっていたところですが、2月7日をもって、対象区域から除外されることとなりました。
 つきましては、2月8日以降の県立学校の教育活動については、下記の事項に留意するよう県から通知がありました。

1 引き続き感染防止対策を徹底する。
2 感染リスクの高い教育活動は実施しない。
3 部活動は、平日の放課後の活動を90分以内とし、週休日の活動を可とする。なお、他校との練習試合、合同練習等は中止する。


新型コロナウイルス感染症への対応に係る県立学校における教育活動の指針

地域の感染状況を踏まえた県外の教育活動の実施について」(2月4日)
  県外での教育活動の実施について.pdf

*今回示された上記の指針や考え方、判断基準等をもとに、本校で計画している県外での教育活動(中学の林間学校、イングリッシュキャンプ、高校の修学旅行等)の実施の可否及び内容等について、県と相談しながら決める予定です。

【中2】数理探究 ~測ることで見えてくるもの

2月4日(木)5.6限目、中学2年3組の「数理探究(理科分野)」(中村先生)がありました。今回のテーマは「測ることで見えてくるもの」、ノギスを使っていろいろなものを測ってみました。

ところで、皆さんは「ノギス」を知ってますか?
ノギスは長さを精密に測定する道具で、1mmより小さい単位(例えば、0.05mm単位)で測ることが出来ます。1631年にフランスの数学者ピエール・ヴェルニエによって発明されました。主尺と副尺の目盛りの組み合わせで、細かい長さまで測定できます。


授業では、まず、ノギスの使い方をマスターし、実際にいろいろなものの長さを精密に測ってみました。スライドガラスの厚さや1円玉の直径、パイプの外径・内径、さらには、アルミホイルの厚さを測ります。


しかし、アルミホイルは薄すぎて、ノギスと言えども、1枚の厚さは測れません。そこで、測り方を工夫します。ほとんどの生徒は、アルミホイルを折って重ねて厚くして測り、その長さを重ねた枚数分で割ることで、求めていました。


最後は、発展問題で、アルミニウムとガラス(ビー玉)の密度(単位体積当たりの質量)を求め、同じ体積で比較したとき「どちらが重いか」を求めます。
球の体積は公式にあてはめて求め、質量は電子天秤を使います。



生徒たちのレポート(プリント)を見ると、ガラスの密度はほぼ正確に求められていましたが、アルミニウムの密度はかなり低く(正解の半分以下の数値でした)出ていました。実はここで、なぜそうなったかを考察することが、とても重要です。その原因を推測し、仮説を立て、それを検証することで、正解の値に近づくことができます。(実験が出来なくても、思考実験で考えてみましょう)


*最後に、生徒の皆さんの感想です。
「これまでで一番楽しかった。密度などを協力して求めるのが楽しかった。達成感がすごかった。」

「ガラスの密度はおおよそ正確に測ることができた。アルミホイルで出た誤差は厚みからであると考える。道具を正確に扱うのは難しいと思った。」

「今日はノギスを使って長さを測ることができた。計算によるアルミの密度は1.3g/cmだったが、実際には2.7g/cmだった。そうなった理由としては、ノギスで厚さを測るときに、空気が入ってしまったこと、アルミホイルが、正しく25cm×20cmでなかったことが考えられる。ノギスの原理を詳しく知りたいと思った。ピエールさんのことも。」

「ノギスという道具を使って、小さな単位まで長さを測ることができた。ペアの人と協力して密度が求めることができた。とても頭を使ったがすごく楽しかった。」

「ノギスは正確に測れるはずだったが、けっこう難しくて苦戦しました。」

*ノギスという道具を使いこなすのは、なかなか難しかったようです。しかし、この授業の目的は、ノギスを使えるようにすることではありません。将来、ノギスを使う機会は、特殊な仕事以外おそらくゼロでしょう。また、最近は長さがデジタル表示される「デジタルノギス」も安価で売られていますので、苦労して目盛りを読むこともないでしょう。
*今回の「数理探究」は、まさに探究のツールとしてノギスを使いました。こうすれば測れるはず、誤差が生じた理由、それを解消する手立て、そういったことを考えるプロセスが、探究には欠かせないことを実感することこそが目的でした。まさに、「測ることで見えてくるもの」を感じて欲しかったのです。この目的が達成されたかどうかは、生徒それぞれで違いはあると思いますが、すくなくとも、この時間を楽しいと感じてくれた生徒が大勢いたことは嬉しかったです。



【高1・2】課題研究発表会

2月2日(火)・3日(水)の5~7限目、高1および高2の課題研究発表会を行いました。今年度は、新型コロナの影響で、各学年ともグループ研究ではなく個人研究を行っており、2日間かけて、全員が発表しました。

研究発表会は、以下のような方法で行いました。

①生徒は、研究のポスター(A4サイズ)を作成し、各会場の人数分用意し配布します。
②発表者は、ポスターを使って4分間の発表を行い、2分間の質疑応答の後、各会場の担当の先生2人から講評を受けます。
③会場の生徒は、ルーブリックにより発表の評価をします。
④最後に、QRコードを使用し、グーグルフォームで、各発表者の評価を入力します。

【高1の発表】










*今回はグループ研究ではなく個人研究だったので、すべて一人でやらなければならないため、大変だったと思いますが、それぞれが、自分の興味・関心に基づいてテーマを設定し、研究に挑戦していました。
*研究内容については、まだまだ手探りという印象はありましたが、発展の可能性が感じられました。面白い研究テーマを設定し、今後の深まりが期待できる内容のものがたくさん見られ、頑張っているなと感心しました。
*一方、個人研究だったので、他人には頼れず、不安も多かったと思います。最初に考えた研究テーマがうまくいかず、別なテーマに変わったケースも多く、これで本当にいいのかなと思ったり、研究なんてやりたくないと思ったりしたことのある生徒が、実はほとんどだったのではないかと思います。
*しかし、研究は最初にこれをやってみようと考えたことが、そのまますんなりいくことは、普通はありません。テーマが壮大すぎたり、実証が不可能だったり、いろいろな壁にぶちあたり、だんだんと変わってきます。実は、研究のテーマが変わってきたということは、研究が進んでいることでもあります。
*課題研究での体験は、単なる知識や技能の習得だけでなく、答えが一つとは限らない研究を通して、思考力や判断力、表現力といった、これから必要とされる学力を高めてくれています。さらに、知らず知らずのうちに、皆さんがこれからの社会を生きる上での高い志(自分が社会に対してどんな貢献ができるのか)を育んでいます。研究をやる前の自分と今の自分を比べてみると、やはりどこかが違っているはずです。皆さんの先輩たちがそれを証明してくれています。自信を持って課題研究に取り組んでください。


【高2の発表】










*高2は、高1の時にグループ研究を行っており、その体験を踏まえて、個人研究として、新たに研究テーマを設定しました。また、研究の過程で、全員が必ず研究に関する先行研究の原著論文を読んでおり、研究やポスターの内容に深まりが見られました。
*確かに、今年度は十分なフィールドワークは行えませんでしたが、それでも、研究の内容としては、例年以上のものがたくさんあり、皆さんの努力の跡が感じられました。ポスターの出来栄えも良く、質疑応答にも自信を持って自分の言葉で答えていました。生徒の質問も研究の核心をついていました。

*また、各会場の先生方の講評のコメントが素晴らしく、感動しました(これは高1の発表会でも同様です)。5年間のSGH活動を通して、すべての先生方が生徒の課題研究の伴走者として支える体制ができていることを実感しました。生徒と先生方で作り上げた素晴らしい研究発表会でした。お疲れさまでした。

身近な風景 ~立春

2月3日(水)は立春でした。1985年以来、立春は2月4日が続いていましたが、今年は37年ぶりに2月3日になりました。暦の上では、春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。正門付近の「しだれ梅」もだいぶ咲いてきました。

ところで、なぜ、今年は立春が2月3日になったのでしょうか?
立春は、中国で生まれた「二十四節気」に基づくもので、1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。

四季の最初の日が、立春、立夏、立秋、立冬で、その前日が、節分になります。つまり、節分は1年に4日あります。季節の変わり目を知らせる日ですが、立春の前の日の節分は、1年(四季)の最後の日なので、重要な節目ともなっています。今年は2月2日が節分でしたね。

現在では、国立天文台の観測によって、「太陽黄径が315度になった瞬間が属する日」を立春としています。



以上は、「てんきや」コラムより(https://www.84p.net/tenkiya/)を参考にしました。


二十四節気は、この太陽黄径が何度になるかによって、すべて決められています。
国立天文台のHPでは、以下のように、今年(令和3年)の二十四節気の日時などが公開されています。(https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2021/rekiyou212.html)


春.pdf
これによると、今年の立春となった瞬間は、2月3日の23時59分ですので、1分の差で、立春が2月3日になったことがわかります。
ちなみに、次に2月3日が立春になるのは、2025年だそうです。

【中2・3】シンカゼミ発表会(オンライン授業参観)

2月2日(火)6,7限目、中3生の「シンカゼミ」の発表会(オンライン授業参観)がありました。中2生も来年、自分たちがどんな研究をするか参考にするため、発表を見学しました。

「日本の着物文化を再び Let's 和服のアップデート」


シンカゼミは、3年生が、総合的な学習の時間に、「環境・郷土」・「職業・産業・福祉」・「伝統文化・国際理解」の3つの分野の中で、課題を設定し、1年間をかけて研究に取り組んできました。発表は6会場に分かれ、各グループ15分間で行い、その様子を保護者にもZoomで配信しました。

保護者には、各グループの発表する時間帯を事前にお知らせしていたので、お子さんの発表する時間帯を中心に参加されていたようです。常時、各会場とも10名程度、6会場で60名程度が参観されていました。(写真は、6会場の映像をモニタリングしているところです。)
*一部、音声がミュートになっていて、映像のみとなってしまった会場がありました。申し訳ありませんでした。

本日は、同時間帯に高1、高2の「課題研究発表会」がそれぞれ開催されていましたので、シンカゼミについては、いくつかのグループの発表を見学しました。






6限目、7限目それぞれ3グループの発表が終わると、まとめて質疑応答の時間があり、質問も回答も熱心に行われていました。


生徒たちは各グループの発表に対して、ルーブリックという評価表を用いて、点数化して評価します。その結果を使って、各分野の代表1グループを決定します。選ばれたグループは、3月3日のSGH成果発表会で発表することができます。

オンライン授業参観ということで、生徒たちは保護者の存在を意識しながら、緊張した面持ちで発表をしていました。パワーポイントをうまく使って分かりやすくまとめられており、内容的にも良かったと思います。

【高3】クラゲノート

2月1日の朝、高3の柏瀬萌羽さんが、自作した「クラゲノート」を持ってきてくれました。

柏瀬さんは、附属中1年生の時に、新江ノ島水族館を訪れ、そこでクラゲに出会いました。それ以来、クラゲに興味を持ち、中3のシンカゼミでは、クラゲをテーマに研究し、大学もクラゲの専門家のいる大学の海洋生命科学科を受験し合格しました。そこで、卒業までの自らの課題研究として、クラゲに関して、知りえたこと、興味あることを掘り下げ、「クラゲノート」を作成しました。

クラゲノート(全27ページ)は、以下のような構成になっています。
1 研究の動機、目的
2 研究の内容
  ①クラゲの基本(クラゲの分類、体の名称・器官、生活史等)
  ②ポリプの繁殖力
  ③クラゲを利用する生物(摂食、防御、盗刺胞)
  ④クラゲと泳ぐ
  ⑤クラゲと環境変化(地球温暖化、富栄養化、海洋プラスチック)
  ⑥クラゲの年齢(日齢)
  ⑦不思議なクラゲ(不思議な生態)
3 感想・展望





すべて、手書きというのが柏瀬さんの人柄が表れていて、とてもいいと思いました。
また、スケッチもわかりやすく丁寧に描かれています。色もきれいです。


柏瀬さんによると、これからも自分だけの「クラゲノート」を更新させていくそうです。大学での、クラゲ生活が楽しみですね。頑張ってください!

【速報】HPDU連盟杯ディベート大会県優勝!

1月31日(日)にオンラインで行われた「第10回HPDU連盟(日本高校生パーラメンタリーディベート:High School Parliamentary Debate Union of Japan)杯栃木県予選」で、本校生のチームが、見事優勝しました。

優勝したのは、佐高Bチームの石塚凜花さん、片栁賀那さん、横塚功樹君の1年生チームで、佐高Aチームの岡部豪太君、川俣蒼生さん(以上、2年生)、藤田菜摘さん(1年生)のチームは、勝敗数では同率2位でしたが、総合成績で5位となりました。

この大会は、即興型の英語ディベート大会の中でも、最高峰と言われる大会です。
全国大会、そして世界大会にもつながっているため、世界大会方式で行われます。


即興型なので、試合開始20分前に論題と、肯定側か否定側かが発表になり、20分間で論理構成と、それを伝える「一人5分間の英語スピーチ」(スピーチ時間は、ヘンダ(準備型)で4分、他の即興型では2~3分です)をそれぞれが考えなければなりません。

さらに、全国大会では帰国子女や3年生も自由に参加することができ、それに向けて「最強のチーム編成」で臨むことができます。この過酷な試合に参加した学校は、宇高、宇女高、宇東高、大田原高、大田原女子高、作新学院高、佐野高の7校で、それぞれ2チームをエントリーしました。

本校は佐高Aチーム(2年生と1年生のチーム)、佐高Bチーム(1年生のみのチーム)で挑みました。

佐高Aチーム 
第1試合:大田原高(〇)
第2試合:宇高A(△)
第3試合:宇女高B(△)
第4試合:宇女高B(△)
*勝率では同率2位でしたが、個人の得点などで総合5位でした。

佐高Bチーム
第1試合:宇女高A(
第2試合:宇女高A(
第3試合:宇高B(
第4試合(決勝戦):宇高A(
*宇高、宇女高に勝利し、名実ともにNo.1となりました。

*2チームとも、宇高、宇女高といった強豪に一歩も引けを取っていません。素晴らしい戦いぶりです。

それでは、どんな論題が出されたのでしょうか?(日本語で紹介します)

第1試合「生徒が先生を選べるようにすべきである。」
第2試合「社会保障は、お金ではなく、物にした方が良い。」
第3試合「公務員のストライキ権を認めるべきである。」
第4試合「自殺を美化した芸術は禁止すべきだ。」

いずれも難問揃いですね。例えば、第4試合(自殺を美化した芸術)では、どのような戦いが繰り広げられたのでしょうか。簡単に再現してみましょう。

→優勝した佐高Bチームは、肯定側になったので、20分間で、次のように肯定側立論を考えました。
・自殺は罪である。
・禁止することで自殺者を減らすことができる。
・「表現の自由」よりも「公共の福祉」を優先させるべきである。

→これに対して、対戦校からは、次のような否定側立論がありました。
・自殺に関する「芸術」よりも自殺に関する「報道」の方が影響が大きい。
・「自殺」に関する芸術よりも「戦争」に関する芸術を禁止すべきである。

→これらの否定側立論に対して、佐高Bは、次のように反駁しました。
・「報道」の影響があることは否定していない。しかし、自殺を美化することで、自殺を肯定してしまう影響は確実にある。
・戦争は自分一人でできるものではないが、自殺は個人の問題なので、個人に対する影響は大きい。

この結果、ジャッジからより高い評価をいただきました。相手に応じた対応を瞬時に判断し、英語で説得するわけですから、「最難関の大会」というのもうなずけます。

全国大会は、3月21・22日に東京で行われます(オンライン開催となる可能性もあります。)

最後に、今大会に参加した佐高チームの面々の感想です。

佐高Aチーム
岡部君「去年は、宇高、宇女高、宇東高といった3強とは力の差を見せつけられましたが、今年は宇高Aと引き分けることができたのが大きいです。」

川俣さん「去年は1回戦で負けてしまったため、後半で強いチームに当たることすらできませんでした。しかし、今年は3強と戦うことができ、佐高の強さを実感しました。」

藤田さん
「Aチームに選ばれたのは初めてだったので緊張しました。今までは、3強と当たると、当たっちゃったと思いましたが、これからは佐高を含めた4強の時代なんだなと思いました。」

佐高Bチーム
石塚さん「ディベートの歴史が浅い佐野高校がここまでやれたのは、先輩やチームメイトの存在が大きいです。今までの練習が間違っていなかったことがわかりました。」

片栁さん
「ジャッジが東大や慶応の専門の方で、そうした方から、反論の仕方が良かったなどと認めていただいたことが嬉しかったです。」

横塚君「宇高や宇女高の2年生と対戦し、うまくいったときの「よっしゃ!」という感覚が忘れられません。」


*次回(いつになるかはわかりませんが…)は、SGHクラブディベート班が、なぜこんなに強くなったのか、その謎に迫ります!

令和2年度教育研究発表大会での発表

1月30日(土)、栃木県総合教育研修センターで開催された「令和2年度教育研究発表大会」で、本校の大嶋浩行先生が、「総合的な探究の時間」部門で実践発表を行いました。今年度は新型コロナ感染症対策で、Zoomでの発表となりました。


発表のテーマは、本校の「グローバル教育を軸とした探究活動」についてでした。



以下は、プログラムでの紹介文です。
「本校では、高校1年生で地域に関する課題研究を行い、2年生ではグローバルな視点での研究に発展させた探究活動を行っている。そして、3年生では自分の進路と結び付けてまとめを行う点が本校の「総合的な探究の時間」の特徴である。今年度は、コロナ禍の中で研究や発表の仕方を工夫している。その取組について報告する。」

*本校の探究活動の全体像を、生徒の具体的な活動の様子を紹介しながら、とてもわかりやすく伝えてくれました。県内のみならず、他県の高校関係者や教育委員会関係者など、多くの参加者がありました。


*実践発表後には、桐蔭横浜大学の森朋子先生による指導助言及び講話があり、本校の取組を高く評価していただきました。


*今年度の本校の「SGH成果発表会」は、3月3日(水)にオンラインで開催する予定です。

身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの卵嚢

1月27日(水)、トウキョウサンショウウオの最初の産卵がありました。
今シーズンは雨が降りませんでしたが、23・24日の雨で、一気に産卵モードに突入しました。この場所で、30年以上、毎年観察していますが、1月中の産卵は早い方です。

これは、一匹のメスが産卵した卵嚢です。卵巣が1対あるので、このように2個セットで産卵します。(一腹分ともいいます)この卵嚢は、産卵後1日が経過した状態です。これでも、水を吸って膨らんでいます。

1月29日(金)19時、さらに一日経過しました。少し膨らんできたのが分かりますか。


1月30日(土)20時、かなり膨らんできました。


1月31日(日)16時、ぱんぱんに膨れています。水から出して撮影しています。

【中1】藍染めプロジェクト(最終回)

中1の Precious WeeK の第3弾、「藍染めプロジェクト」全4回の最終回として、風間先生のご指導の下、生徒たちが、6月から「藍」を育て、「すくも」を作り、そこから作った「染め液」を使って、一人一人が ハンカチ、クラスで一つ Tシャツを染める体験を行いました。

ご覧の通り、Tシャツは見事に染まりました。

「藍染めプロジェクト」は、足利市にある天然藍染「藍絽座」の風間幸造先生を講師として、藍の苗の植え付け・栽培(6月~)、葉の収穫(7,8月)、すくも作り(11月)、藍建て(1月)という一連の作業を1年生全員または有志(藍染めんじゃー)で取り組んできました。

1月23日(土)から27(水)にかけては、「藍染めんじゃー」(12名)によって、「染め液」を作る「藍建て」の作業を行いました。


「藍建て」は、水に溶解しない藍玉(あいだま)をアルカリ溶液で還元させ、水に溶ける白藍(しろあい)にし、染色できる状態にすることです。
この過程は、微生物の発酵によって起こるので、微生物のエサとなる「ふすま」(麦のぬか)を入れ、PHを調整しながら5日間連続して発酵させ、「染め液」を作ります。「藍染め」で最もデリケートな作業です。ここがうまくいくかで、青く染まるかどうかが決まります。

青い盛り上がるような泡が出てくれば成功です。


生徒が作った「染め液」に紙を浸し、水洗いすると、鮮やかな青い色が出てきました。成功です。生徒たちから拍手と歓声が起こりました。

今日は、生徒たちが作った「染め液」を使って、全員で「Tシャツ」を染めました。また、「染め液」の量が十分ではなかったので、風間先生が持ってきてくれた「染め液」で生徒一人一人が「ハンカチ」を染めました。












*「藍染めプロジェクト」は大成功のうちに終わりました。「藍染め」という伝統文化について学び、体験することを通して、SDGsという視点から、持続可能な藍の活用について考えるスタートラインに立つことが出来ました。
*風間先生、本当にありがとうございました。