日誌

農業環境部の活動

ゆずの里PRプロジェクト「機能性成分」編

 昔から、「冬至にゆず風呂に入ると風邪をひかない」などと言われていることからも分かるように、「ゆずは体にいい」というイメージがあります。
では、どのように「いい」のでしょうか…

そもそも、ゆずを含め柑橘類には、様々な有効成分が含まれています。ゆずにはどんな有効成分が多いのか。調べていくうちに認知機能の維持を助ける「オーラプテン」という成分が豊富に含まれていることが分かりました。

 …ところで、ゆずのどの部分にたくさん含まれているのだろう???
  調べてみよう!!!

ということで、帝京大学宇都宮キャンパスバイオサイエンス学科にご指導・ご助言をいただきながら、研究に取り組むことにしました。

        

抽出した成分精製後、カラムで不純物をこしてから含有量を測定する機械にかけます

実験結果は…果皮に多く含まれているというものでした!今後、条件を変えて比較実験をしていきます

食品科学班の活動

 農業環境部食品科学班では、「おいでよ!ゆずの里 ~平井町PRプロジェクト~」を勧めています。

 栃木農業高等学校がある栃木市平井町は、約40年前から「ゆずの里まちづくり」をすすめています。太平山麓に広がる平井町がゆずの里であることを多くの人に知ってもらうため、食品科学班では、商品開発を通して地域をPRする活動をしています。

 昨年11月から活動を開始し、収穫~加工を体験しました。
また、地域の方々と協力して、ゆずの魅力発信をしています。

☆現在の活動☆
 【加工品の開発】
   マーマレード、シフォンケーキ、その他新商品の開発
 【地元店と協力】
   和菓子店、サンドイッチ店とゆずマーマレードのコラボ商品発売
   ならびにゆずの里PR

 【県産品と協力】
   烏山産紅茶とゆずのコラボ商品の開発
 【機能性成分の研究】
   帝京大学理工学部バイオサイエンス学科協力のもと、ゆずの機能性成分分析


   

ヨシの腐茎土作り【農業環境部】

農業環境部の環境活動班が、渡良瀬遊水地のヨシを使った腐茎土作りに参加しました。昨年刈り取ったヨシの活用方法として、茎を細断してチップ化させ、発酵させることで腐葉土と同様の資材を作ることができます。
細断されたヨシの粉塵にまみれながらも、たくさんのヨシのチップを準備することができました。ヨシを農業用資材として活用することで、小さな循環ができると思いました。今後も切り返しや袋詰め等の作業があるので、積極的に参加したいと思います。

グリーンウェイブ2021への参加【農業環境部】

NPOわたらせ未来基金協賛のグリーンウェイブ2021に農業環境部の環境活動班が参加しました。
午前中に渡良瀬遊水地の野鳥、植物、昆虫を調査して生態系の状態を確認し、午後に湿地のヨシ原の保全活動を行いました。午後の保全活動は、外来種のセイタカアワダチソウを手鍬を使って除去しました。セイタカアワダチソウは他の植物の成長を阻害する物質を出すため、生態系に偏りが生じます。今回の除去活動を通して遊水地の生態系が豊かになることを願っています。

タラヨウの引渡し式【農業環境部】

 今年度、環境活動班は「とちぎ夢ファーレ事業」を活用し、「グリーンバンクとちぎ」として地域の伝統樹木を残す活動を行ってまいりました。
そして、私たちは栃木市から依頼を受け「タラヨウ」を挿し木の技術を利用して殖やす研究を続けていました。今回、挿し木によって発根してきた
苗木を栃木市へ引き渡しました。代表生徒から栃木市長へ「タラヨウ」の苗木を手渡し、教育長へ「巴波桜」の花束を贈呈しました。
栃木市長からは、現在整備工事を行っている仮)文学館のシンボルツリーになってほしいとのことでした。お渡しした苗木は、まだ発根しているのみ
ですが数年後には大きく成長してほしいと思います。このような機会を頂き、大変ありがとうございました。
   栃木市HP(フォトニュース)