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3月2日(木)、食品科学科2年生において『うどん製造講習会』を行いました。
栃木県めん類業生活衛生同業組合の方々6名にお越しいただき、指導をしてしてもらいました。
講師の先生のデモンストレーションを見ながら製造工程や手の動かし方などの説明を聞いてから、実習を開始しました!
〈デモンストレーションの様子〉
生徒たちは初めてのうどん製造ということで、生地の扱い方や麺棒の使い方、麺の切り出し方などを質問しながら、講師の先生方に丁寧に分かりやすく教えてもらい工程を進めていました。
〈製造実習の様子〉
その後、事前に準備していただいた”鶏汁”で試食を行いました。麺の太さはバラバラでしたが、《自分たちで製造したうどん》と思うと美味しさも倍増だったようです!!
〈茹で上げ・試食の様子〉
日頃なにげなく口にしているうどんですが、この様な工程で製造されていることを知ることが出来、また、プロの技術を間近で見ることが出来た、大変貴重な講習会となりました。
講師の先生方、ありがとうございました。
食品科学科2年生において、栃木県保健福祉部生活衛生課の大森さん、荒川さんを講師としてお招きし、『HACCP』による衛生管理についての講話、また、異物混入や食中毒菌汚染などの危害要因を把握・分析する事など、演習も交えて学習しました。
グループワークの際には様々な視点から危害要因となる事柄の意見を出し合い、生徒たちからはより理解を深めようとする姿勢が見られました。
食品製造をするにあたり、製品の安全性を確保する衛生管理方法など大切な事を多く学べるとても有意義な講習会となりました。
大森さん、荒川さん、ありがとうございました。
毎年1月下旬~2月上旬にかけて行っている恒例の『みそ仕込み実習』を、食品科学科全学年の実習で行いました。
洗米・蒸米をした米に種麹を付け、床もみや切り返しをして麹を作り、さらに塩と混ぜ合わせ「塩切り麴」とし、「蒸煮大豆」と合わせて握りこぶし大のみそ玉にしてから、発酵容器に空気が入らないようすき間なく丁寧に詰めていきました。みその原材料として使用している米は、高根沢農場で栽培したものを使用しました。
麹作り実習では、麹菌の菌糸が米粒の表面から中に侵入している状態を良く確認し、仕込み実習では、実際に手で蒸煮大豆をつぶし混ぜ合わせて生産する大変さを体感し、また、雑菌・異物が混入しないように注意を払い、衛生管理の重要性も学びながら工程を進めていました。
その後塩でふたをし、重石などを乗せて仕込みが完成しました!
麹菌の酵素や酵母、乳酸菌などの働きによって、発酵・熟成された美味しいみそが作られていきます。
仕込んだみその色や香りが発酵中どのように変化をしていくか、製品となる時はどのように変化しているかなどを良く観察してみて欲しいです。
1月13日(金)5.6時限目、食品科学科3年生の課題研究発表会が行われました。
「課題研究」とは、班または個人でテーマを決定し研究活動を行う科目です。
各班ともどのような方法で研究を進めていくのかを話し合い、授業時間のみならず放課後や夏休みなどの長期休業中も利用し、最後まで一生懸命取り組んできました。
発表会では、各班で取り組んだ研究内容や実験実習方法、課題、改善点などをスライドを用いて、クラス全員の前で発表しました。
発表生徒は始めは緊張した様子もありましたが、終了時には堂々とした表情に変わっていました!
3年生のみなさん、お疲れさまでした!!
1・2年生は後日、録画した映像を授業で見る予定です。
【今年度の課題研究のテーマ】
『食品製造分会』
〇規格外トマトの活用法(米の消費拡大)
〇新たなレモンの産地宇都宮から「宮れもん」を活用した商品開発!
~地域活性化と地産地消食育プロジェクト~
『食品化学分会』
〇苦手な野菜をおいしく食べる商品開発
〇大豆ミートを使った商品開発
〇食品のビタミンC
〇100%グルテンフリー米粉パン
〇ダイエッターのオートミールライフ
『微生物分会』
〇フルーツ酵母を利用したパン製造
〇くん液の可能性
〇引き出せ!麹ハンドクリームの力!
~私たちの手荒れ解消プロジェクト~
12月19日(月)天候にも恵まれ食品科学科1年生38名が事業所見学に行ってきました。
埼玉県北本市にある「グリコピアイースト」では、ポッキーやプリッツの製造工程を実際の製造ラインで見学し、製造原理や歴史などをクイズ形式で学ぶことができました。
昼食を兼ねた「川越」探索では、地域の特産品であるサツマイモを加工した様々な商品やそのブランディング方法、煎餅の手焼き体験や和菓子など日本の食文化にも触れることができました。
最後に見学させていただいた「岩下の新生姜ミュージアム」では展示やアトラクションを通して、新生姜の加工方法等を楽しく学ぶことができました。食品工場での製造工程や機器に触れることで食についての興味関心を高めることができたとともに食品関連産業の具体化ができ、職業観を醸成する良い機会となりました。
グリコピアイースト北本工場 最後のクイズアトラクション