日誌

進路関係

矢東生へ【進路室コラム6】

課題だけが勉強じゃない

GWが終わりましたが、
いかに過ごしましたか。
休校が続いていて
"Stay home." と言われているので、
ふだんとあまり変化がなかったかもしれませんが。

私は時々、
県外で行われる講演会等に参加しています。
今年は新型コロナウイルスの影響で、
中止、延期、
あるいは実施したとしてもオンライン形式(ウェビナー)で、
というものがほとんどです。

SNSを見ていて偶然発見することもあります。
連休中、たまたま見つけました。
苫野一徳氏(教育哲学者)と尾原和啓氏(執筆家)の
トークセッションで、タイトルは

「コロナ後の社会と教育の可能性」
(YouTubeでアーカイブが見られます。長さは2時間強)。

苫野さんの著書は読んだことがありますし、
Web記事も気にしております。
Googleで名前を検索すると、
Amazonのサイトに著書が並ぶので、
気になる本があれば手に取ってみてください。
私が読んだのはこの本です。
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%80%8D%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E7%9B%B4%E3%81%99-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%8B%AB%E9%87%8E%E4%B8%80%E5%BE%B3/dp/4309631053/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=RNDT98BPVX85&dchild=1&keywords=%E8%8B%AB%E9%87%8E%E4%B8%80%E5%BE%B3&qid=1588817803&s=books&sprefix=%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%AE%2Caps%2C437&sr=1-1

https://www.amazon.co.jp/%E5%85%AC%E6%95%99%E8%82%B2%E3%82%92%E3%82%A4%E3%83%81%E3%81%8B%E3%82%89%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%88%E3%81%86-%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%BA-%E7%9B%B4%E5%AD%90/dp/4535563454/ref=sr_1_13?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=RNDT98BPVX85&dchild=1&keywords=%E8%8B%AB%E9%87%8E%E4%B8%80%E5%BE%B3&qid=1588817874&s=books&sprefix=%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%AE%2Caps%2C437&sr=1-13

尾原さんは初めて聞く名前でした。
調べてみると、
おもしろそうな本をたくさん書いています。
今度読んでみたい著者の第1候補です。

私はYouTubeライブで聴いていました
(もちろん書くもの something to write on,
something to write with を用意して)。
賛否両論はあるだろうけど、
なかなかパンチの効いたトークでした。
これは、ぜひ矢東生に視聴してもらいたい。
そしてアフターコロナのあなたのあり方を考えてもらいたい。
もちろん保護者や教員が視るのもいいと思います。

YouTube、TED、その他多くの良質な学習素材が
web上にあります。
勉強しようと思えば、
どんどん進めます。
トークセッションで尾原さんが言っています;

「子どもが自律を試される」

休校がまた延びました。
我々も試される。

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矢東生へ【進路室コラム5】

あなたが仕事をするときの必須アイテムかもしれない

休校が5月いっぱいに再延長されました。
致し方ないことですが、悩ましいですよね。
レジリエンスが試されるところです。

この1、2か月で
テレワークを導入した企業が急増したと
新聞やニュースで聞きました。
もしかしたら
保護者の方の中にも
そのような勤務形態をされている方が
いらっしゃるかと拝察いたします。

テレワークを推進している企業では
リモートワークツール(アプリ)を
使っているようです。
代表的なアプリの使い方については
かなりの数の動画が
Web上にアップされています。

私も試しに使ってみました。
どちらかと言えばアナログ人間なので、
若者のように
スムーズには操作できません。
おそるおそる試行錯誤しています。
ちっぽけなことでもできると嬉しいものですね
(あなたの勉強と同じです)。

オンラインミーティングアプリは
今のうちに使えるようにしておいても
いいかもしれません。
大学のオンライン講義でよく使われているようです。
これは推測ですが、
webキャンパスツアーと銘打って
大学案内(オープンキャンパス)を
やる大学が出てきても
不思議ではありません。

アプリを操作したり、
動画解説を見たりして思うのは、
スピード感の違いです。
今の世の中、
チームで仕事をする場面が多いと思います。
そのチームメンバーが
アプリを使いこなすことができたら、
かなりの速さで仕事が捗りそうです。
働き方も今と全く変わりそうです。

Society5.0、SDGs、Education2030 etc.
10年後の社会の姿がよく話題になりますが、
本当に想像するのが難しいです。
あなたが創造する担い手です。
そのためにも
可塑性の高いうちに
あなたのアタマの中に
思考のためのプラットホームを築いてほしいと
願っています。

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矢東生へ【進路室コラム4】

2つの「望」

緊急事態宣言が出されてから
半月ほど経ちましたが
セルフコントロールの具合はいかがですか。

先日行った保護者アンケートの
自由記述の一部を読みました。
保護者の方々は
あなたの生活姿勢に対して
かなり心配を募らせています。

ひとり考え事をしていて
こんな言葉が浮かびました。

欲望と希望。

ここでいう欲望は
本能あるいは快楽といってもいいです。
今この瞬間、という意味合いが強いです。
希望は
可能性とかこの先とか
目線を未来に向けたニュアンスで使いました。

ストイックに生きるならば
欲望を抑えて
希望を大きくするでしょう。
一方、過度な欲望充足は
希望をshrinkさせることにはならないだろうか。

ゲームのことに言及したアンケートがありました。
今の時代
ゲームをやるな、というのはむずかしいのだろう。
しかし
やりすぎるのはどうなのだろう。
健康を害することにもつながりかねない。
(参考)WHO
https://icd.who.int/dev11/l-m/en#/http%3a%2f%2fid.who.int%2ficd%2fentity%2f1448597234

現在
進路資料の編集作業をしています。
毎年卒業生の声を載せているのですが
第1希望がかなわなかった生徒が
必ず残すコメント。
「もっと早くから勉強しておけばよかった」
「1・2年のツケがまわった」
もう少し節制していれば
ちがう可能性を追求できただろうに。

矢東生に告ぐ。
欲望と希望のバランスをよく考えた方が良い。

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進路部より読書のススメ

あなたが仕事人になるまでに考えてほしい
臨時休校が始まって(延長されて)
1週間あまり。
学習の進捗具合はどうですか。
教科の勉強も必要だけど、
本を読んで
精神の涵養にも努めてもらいたいものです。

今日は本を2冊紹介します。
1冊目
「22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」」
(平田オリザ著 講談社現代新書)
先月発刊された新しい本です。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000339399

2冊目
「定年消滅時代をどう生きるか」
(中原圭介著 講談社現代新書)
これは若い人はもちろんのこと、
保護者の皆様にも
一読していただきたい本です。
もしかしたら
ジブンゴトになるかもしれません。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000327873

現在年金の受給開始年齢は
65歳を基本に
60歳から70歳までの間で
選ぶことができます。
この上限年齢を
75歳に引き上げる法案が
去る4月14日の衆院本会議で
審議入りになりました。
若い人にとっては
まだ先の話ですが、
保護者世代にとっては
聞き逃せない問題なのではないかと
推察いたします。

休日外に出かけるのを控えている間、
心の充電に励むのも
よいかもしれません。
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生活リズムをくずさないために

よい睡眠とれていますか
休校や在宅勤務が続くと、
生活リズムが不規則になりがちです。
以下のサイトを紹介します。
よかったら参考にしてください。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に伴う
外出自粛中によい睡眠を確保するための5つのヒント」
https://www.edogawa-u.ac.jp/facility/sleep/sleeptips.html
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高校1年生へ(進路室コラム2)

考えてほしい

こんにちは。
4月7日(火)に入学式を行い、
緊張しながらも
「さあ始まるぞ」と
背筋を伸ばしたことでしょう。

しかしその2日後に
県立学校が一斉に臨時休校になりました。
この社会情勢ゆえに致し方ないのですが、
出鼻をくじかれたと思っている人も
いるのではないでしょうか。
入学式ができただけでも良しと思いましょう。
今春の卒業生の多くは
入学式やオリエンテーションが中止となり、
まだ同級生と顔を合わせていない人もいます。

休校中は
別ページにある指示に従って
家庭学習をお願いするわけですが、
https://www.tochigi-edu.ed.jp/yaitahigashi/nc3/
考えてほしいのです。

学習するという行為は
個人的な営みと集団的な営みに
分けられると思うのです。
テキスト、新聞、本を読む。
不明な点があれば参考書、辞書、Webで調べる。
単語を覚える。
計算問題を解く、
反復練習する、等々。
これらは学校でなくても
1人でできることです。

個人でうまくいかなかったことを
学校に来てやればいい。
質問する。
議論する。
教えてあげる(対友達、対先生)。
発表する。
学びの定着具合を確認(テスト)する、等々。

あなたが1人でやれることは
是非あなたにやってもらいたい。
これからの時代は
必要に応じて
自分自身をどんどんアップデートしていかなければならない時代です。
働き始めたら
それを自らやらなければならないのです。
学校の先生はいません
(学び直しで大学等に入学し直したら別ですが)。
10年後20年後に向けてのトレーニングだと思って、
最初は慣れずに大変かもしれないけれど、
少しずつでも粘り強くやってほしい。

何から始めたらわからない人は
時間割を活用すればいい。
キッチンタイマーで50分計って勉強すれば
授業1回分の学びができる。
そして1日の終わりに
手帳に記録してその日を振り返る。
その振り返りを
翌日の学習に活かす。

学校が再開したとき、
担任の先生との面談で
「休み中、これだけやることができました。」
と胸をはって言えるように(自慢でもいい)
努めて下さい。

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高校2年生へ(進路室コラム1)

前向きに考えよう

3月の休校期間が終わり、
さあスタートだ、と思った途端、
休校期間が延長されて
気落ちしている人がいるかもしれません。
しかし、
生死がかかわることですから
致し方ありません。

私はこの期間、
コンピテンシーを伸ばすのに
あなたが試されていると捉えています。
気持ちをコントロールしたり、
計画を立ててそれを実践したり。
自律的な学びをやり抜くことができたら
自信にもつながるでしょう。

生徒指標の中に
進取究明と自主創造という言葉があります。

進取究明:自ら進んで勉学に励み、物事の真理を徹底的に追究して明らかにすること
自主創造:自ら考え判断・行動し、絶えずよりよいものを求めて創意工夫すること

今まさに必要な態度ではないでしょうか。
1年生向けのコラムの中に
「学びという営み」についての私見を述べておいたので、
よければそれも見て下さい。

担任の先生方も試行錯誤しております。
学校が再開されて面談をしたときに
担任の先生を驚かせる位にパワーアップしていることを期待する
今日この頃です。

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高校3年生へ(進路室コラム3)

共通テストは2021年1月16日(土)17日(日)です

このタイトルを見て
焦った人がいるかもしれません。
しかし、
予め決まっていることです。
逆算思考で
「いつまでに、何をやっておくか」
をプランニングしてください。
模試をベンチマークにするといいかもしれません。
私は
秋の模試が1つの山だと考えています。

休校期間中、
担任の先生方は知恵を絞っています。
HPに小テストを載せているのも1つの工夫です。
問題を解くのはもちろんだけど、
いろいろ試行錯誤している思いを
感じ取ってほしい。
あなたが家でできること(1人でできること)は
是非継続し、
学校でないとできないこと(質問、議論等)は
再開してからやればいい。
「先生、こんなこと知ってる?」と
先生に教えられる位勉強してくれると嬉しい。

休み明け、スケールアップしたあなたに会うことを
楽しみにしている。

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進路部より新入生の保護者の皆様へ

祝入学
本来であれば
入学式の後に
体育館でご挨拶申し上げるところ、
社会情勢を鑑み、
このような形をとらせていただきます。

本日は、お子様のご入学、
おめでとうございます。
これから卒業まで
進路部をよろしくお願いいたします。

進路指導と聞くと
本校保護者の場合、
最初に進学指導が頭をよぎると拝察いたします。

しかし、
進路指導を行う前提があります。
それは
きちんとした生活習慣です。
学校でも指導いたしますが、
ご家庭でもサポートしていただくことを
お願い申し上げます。

もう一つ
保護者の皆様にお願いがございます。
それは
「保護者自身が学ぶこと」です。

社会の変化に伴って
大学での学びも変化してきております。
おそらく保護者の皆様は、
昭和末期か平成初期に
高校・学生時代を過ごされた世代と拝察いたします。

時代は令和。
ご自身がお持ちの知識を
アップデートして頂きたく存じます。
お手元の封筒の中に資料を入れましたので、
時間をとってご一読いただきますよう
お願い申し上げます。
ご覧になられた後、
お子様に読ませるのも一手です。

この他のさらに詳しい話につきましては、
6月に行われる学年保護者会にて
お伝えいたします。

進路部では
進路行事の実施報告や
部長が大学で聴講した話・所感を
このページに書いております。
バックナンバーも見られますので、
お時間に余裕があるとき
ご覧いただければ幸いです。

最後になりますが、
現在の状況が
いつまで続くかわかりません。
どうぞご自愛ください。


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今春の大学入試終了

お疲れさまでした
国公立大学後期試験の発表も終わり、
卒業生諸君は新年度からの学びの準備を
すすめていることと思います。
後期試験まで粘り強く取り組んだ諸君には
最後までやり抜いたことに
自信をもってほしいと思います。
この経験は
これから生きていく上で
支えになることでしょう。

浪人して進路を決めた諸君も
よくやったと思います。
支えてくれた家族に感謝して下さい。

多くの大学が
入学式を中止または縮小開催するようです。
前期の講義も
開始を遅らせるか
オンラインで実施すると聞きます。

かつて経験したことのない状況での船出ですが、
求められるのは
「自分のアタマで考える」ことです。
各自が個人でできることはやってください。
分からない点が出てきたら
書き留めるか、印をつけておくといい。
対話ができるようになったとき、
それを質問して解決してください。

最後に、
再度大学入試に挑戦すべく勉強を始めたあなた。
やることは1つ。
ひたすら勉強すること。
途中苦しいこともあるかもしれないけれど、
充実した時間を過ごすことができれば
振り返ったとき
「楽しかった」と言えるでしょう
(この一言は
結果報告に来校した浪人生に聞きました)。
今年以上の成果が出せるように
1年間研鑽を積んで、
来年逞しい姿で吉報を届けてくれることを
祈念しております。
何か応援できることがあれば
学校に連絡してください。
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