拓陽日記

拓陽のできごと

大山農場のビオトープ

◆大山農場ビオトープ


◆池から有機栽培の水田脇へ流れる水路


★本校では環境にやさしい農業を目指しています。ビオトープでは那須疏水から取水した水が森の中を通して水田に流れ、落ち葉などの有機物も水田に移動します。生物多様性を保全し、大山農場ビオトープは自然界の循環モデルとして環境と農場の歴史も学べる場所にしたいという願いがあります。

初冬の大山記念館

〇11月下旬から放射冷却によって冷え込みが強まってきました。


〇大山記念館の周りの木々も秋から冬へと変化しています。


  
★コロナ禍で二年間公開できませんでした。
 感染状況も落ち着いてきましたので、今後どのように公開するか検討が必要です。




収穫を終えた水田【大山農場】

1.稲刈りの後の水田は、少し寂しさを感じますが、
 すぐに来年の準備が始まります。
  下の写真は、1年生全員が田植えを行った水田です。



◆稲刈りの後、すぐに耕起を行います。
 稲わらの分解促進のために土壌微生物の活動が盛んな(地温 15℃以上)10 月中下旬までに、収穫後できるだけ早くすき込みます(深さ15cm程度)。排水の悪い水田や荒天で耕起が遅れ
11月から12月に秋耕うんする場合は、腐植分解が進みにくいので、浅く耕うんします(10~12cm程度)。

◆稲作には
知識、経験、探究心が必要です。
 
特に、稲作は収穫までの期間が長く、年1回の栽培です。天候や水田の状況の変化に合わせた臨機応変な対応が求められます。

【今年を振り返って】
◆7月上旬と8月中下旬の天候不順で作柄が心配されましたが、作況指数は平年並みという報道が続き、台風の接近もなかったため無事稲刈りができました。
◆この天候不順は野菜の作柄に大きな影響を与え、秋には野菜の価格が高騰しました。
◆収穫祭で美味しい新米を味わうことができましたが、6年ぶりの米価の下落は暗い話題となりました。
◆コロナ禍は農業にも暗い影を落としましたが、一喜一憂せず、向き合いたいと思います。

2.こちらはビオトープの水路脇の水田です。

◆無農薬、無施肥の有機栽培に取り組んでいます。
◆近年、有機農業への関心が高まっていますが、決して簡単なものではありません。
◆本校での有機農業の取り組みはまだ始まったばかりですが、一歩一歩実践を重ねていきたいと思います。

【11月の活動紹介】なしおふれあいトーク(11/4・11/12)

◆那須塩原市議会の皆さんと市民の皆さんに混じって、高校生も協議に参加しました。
◆コロナ禍で、昨年度と同様にオンラインでの実施となりました。
◆1回目は「空き家問題」、2回目は「「農業の担い手を育成・増加させるためには」
◆1回目は生徒会と家庭クラブの代表7名が参加しました。
◆2回目は農業系学科、農業クラブの生徒4名が参加しました。
◆地域課題に向き合う貴重な経験となりました。
  

 





祝 全国高校駅伝大会出場!

 去る11月3日(水)に実施された栃木県駅伝大会において、本校陸上部男子長距離チームが4連覇を果たし、12月26日(日)に京都市で行われる第72回全国高校駅伝大会に、栃木県代表として出場させていただくことになりました。これも日頃から多くの皆様のご指導ご鞭撻のお陰と感謝申し上げます。
 出場に際し、全国大会で選手達が十分に力を発揮できるよう、本校同窓会・PTAの全面バックアップのもと、準備を進めているところではありますが、もし高校駅伝にご興味があり、ご支援いただける場合は、学校(0287-36-1225)までご連絡ください。別途、詳細についてご連絡させていただきます。
 今後とも陸上部長距離チームをご声援くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

食物文化科便り〔令和3年10月〕

今月はハロウインをテーマにしたテーブルコーディネートです。
◆ヨーロッパが発祥とされていて、宗教的色彩の強い行事でしたが、後に、アメリカに伝わると宗教色は弱まり、民間行事となって続いてきました。
◆日本では、有名な関東、関西のテーマパークでのイベントがきっかけで、1990年代からよく知られるようになりました。
◆また、仮装した人たちが町に集まるようになったのは2000年代からのようです。

(テーブルコーディネート班の工夫)
・「魔女」の屋敷をイメージし、黒と白、アクセントとしてバラの花を入れたそうです。
・「魔女の気高さ」、「不気味さ」を表したいということです。




(校長感想)
・先月の和のイメージから大きく転換した作品です。
・統一感があり、工夫や意図がよく
伝わるとものとなっています。

食物文化科便り〔令和3年9月〕

今月はお月見がテーマです。
うさぎの切り絵がとても効果的です。《校長の個人的感想》

お月見の風習が、無事に稲を収穫できた喜びを分かち合い、感謝する日として一般の人々にも定着したのは江戸時代のようです。
本校の農場も実りの秋を迎え、春に一年生が植えた苗も元気に育ち穂をつけました。
今年の十五夜は、921日(火)です。
今年もコロナ禍でのお月見となってしまいますが、静かに過ごすのもよいと思います。
テーブルコーディネート班の活動も、回を重ね充実してきました。この後もどのような企画となるか楽しみです。


就職試験に臨む皆さんへ

令和3年9月6日(月)6時限目・3階会議室

◆今年度の就職希試験受験者の激励会が行われました。
◆生徒の皆さんは真剣なまなざしで、緊張感のある会となりました。
◆係・学年からの指導、アドバイスに先だって、校長から激励のメッセージを伝えました。

(1)自信を持って試験に臨む。
 心配や不安はあると思いますが、

 ・その時の持つ力を最大限出すことに集中してください。

 ・これまでの努力、思いを素直に表現してください。

 ・自分と向き合うことが最大の課題です。

 (2)「この職場で働きたい」という熱い思いを誠実に伝える。

  「なぜ、この会社を選んだのか?」
 自分の得意なこと、自分の興味のあること、自分が大切だと思うこと、様々な観点から問い直して、その答えを誠実に伝えてください。
 

(3)今から試験までの間、そして、試験が終わってからも試験のつもりで、就職を意識して、日々、しっかりと行動する。
 就職試験、入試など、人生の節目のチャレンジはこれからもたくさんあります。
 合格内定をゴール
ととらえず、プロセスととらえて努力を重ねてください。

(4)結果の受け止め方

 結果に一喜一憂することがあるかもしれませんが、うまくいってもおごらず、うまくいかなくても必要以上にくよくよせず、着実に努力を重ねることが大切です。

   【学校長】

 


令和3年度2学期始業式_学校長あいさつ

(要約) 

 一斉メールで、先週末は通常登校とお伝えしましたが、一昨日には「時差登校」、「短縮授業」、「部活動等の活動日や時間の縮減」という方針変更をお伝えすることになってしまいました。急な方針変更となって生徒や保護者の皆さんに不安を与えてしまったことをお詫びいたします。

  各ホームルームで伝えられることや配付物の内容をしっかり確認して、基本的な感染防止策を実践し、緊急事態下の学校生活を最大限充実させましょう。

   残念ながら、中止、大きな見直しが迫られる活動や行事もありますが、「思い通りにいかないこと」、「できないこと」を嘆くのではなく、拓陽祭のテーマである「今私たちにできること」に向き合いましょう。一人一人、みんなで知恵を出し合ってできることを見つけましょう。

  この夏休みの期間中に、地域の方々から電話や手紙でいくつかのメッセージをいただきました。お礼の言葉や励ましの言葉もありました。日々の地域の方々との関わりの様子、部活動、農業クラブ、課題研究など様々な活動の様子など、皆さんの姿を地域の方々は見てくださっています。素直さ、誠実さを大切にして、勉強や様々な活動に取り組みましょう。
【学校長】


令和3年度1学期終業式_学校長あいさつ

 先週末に梅雨明けとなり、厳しい暑さの中で終業式を迎えることとなりました。
 次の三つのこと(◆)をお話しして、有意義な夏休みとするようお願いしました。

◆近年では、毎年のように全国各地で自然災害が頻発し、甚大な被害が発生しています。今月初めの静岡県東部を中心に大きな被害をもたらした災害により犠牲になられた方にお悔やみを申し上げるとともに被災された皆様にお見舞い申し上げます。学校だけではなく那須地域全体に目を向けると、洪水や土砂災害のリスクが高い地域があります。防災の意識を常に持つことが大切です。

◆1学期には2回の壮行会があり、関東や全国の場に代表生徒を送り出すことができました。無観客や制限のなかでの開催ではありますが、本校生徒の活躍の場が与えられたことに感謝したいと思います。直接、声援を送ることはできませんが、多くの生徒、教職員の応援する気持ちを支えにして頑張ってもらえれば幸いです。

「夏休みの時間の使い方」についてお話ししました。

「時間がない」と言いながら時間を無駄にしているような気がする。うまくいかないことを他人のせいにしていやな気持ちになってしまう。時間の使い方をよりよく変える習慣を身に付けられたらいいですね。勉強,スポーツ,芸術,読書,etc.

・力をつけたい時,自分を変えたいときは,十分時間をとって取り組む必要があります。その上で、
スキマ時間を活用する(スキマ時間を見つける)、朝の時間をうまく使う(夜は寝る)など、時間をうまく使うコツのようなものもあります。
 ただし、無計画ではこのような工夫は意味をなしません
。みんなで時間を共有する部活動の時間、受験や資格試験などに取り組む柱となる科目の学習時間は適切に設定した上で時間を有効に使ってください。

・なお、時計で計測される時間はいつでもどこでも同じ間隔を保ち,同じように進行するものなのに,感じられる時間はさまざまな要因によって長くなったり短くなったりします。時間経過に対する注意,身体的代謝,体験される出来事の数,感情の状態など、様々な要因が影響していると考えられます。次の二つは、私が時間感覚にメリハリをつけるのに効果的と思う工夫です。皆さん、自分に合った習慣を見つけてください。
(例)
夏休みの読書は紙の本がオススメ

目的がはっきりしている場合,デジタル化されている情報の方が便利なのは言うまでもありません。しかし,余計なことを考えずゆっくり本に没頭する時間をつくる。ゆっくりとした時間感覚を取り戻すことも大切です。図書館だより「紙魚」を参考にして、夏休みの読書に取り組んでください。
身体を動かすことがオススメ(※熱中症対策の上で)

 「大人は子どもより時間を短く感じる」とよく言われますが、これは身体的代謝が関係しているという説が有力です。運動すると身体的な代謝は激しくなりますので、時間感覚も変化して脳や心にも刺激を与えプラスとなります。体育の授業がありませんので、運動部以外の皆さんはスキマ時間を使ってからだを動かしてください。

【学校長】