お知らせ

スーパーサイエンスハイスク-ル(SSH)に関するお知らせです

第1回群馬大学実験講座(その1 午前の部)

  サイエンスラボラトリー(SSH事業)
 平成27年度 第1回群馬大学実験講座
       (その1 午前の部)

6月6日(土)
8:50 生徒集合し、9時学校を出発しました。
今回の目的は
「自然科学への高い興味関心を持ち、科学的問題解決能力
をもつ生徒集団を育成する」です。
10時20分着 さっそく大講義室に集合し、
オリエンテーションが始まりました。
 
  
 群馬大学の大沢先生より挨拶がありました。
 話をよく聞く。怪我をしない、させない。
時間を大切に。楽しむ。何かをつかむ。
以上がおもな内容です。気合が入ります。
次に本校SSH部長の篠山より挨拶がありました。
SSH活動の説明。SSHクラブに積極的に加入し
研究しよう。2年生では一人一研究をやります。
全員体制のSSH事業は本校だけです。
今日は1年生全員で大学の講義実習を体験します。
貴重な時間である。大切に。
以上がおもな内容です。さらに気合が入ります。
  
班ごとに移動です。指導の先生方や、大学院のTAの方の先導で
移動していきます。さあこれから始まります。
 
私は今回第③講座「顕微鏡」担当です。
 実験の手順の説明がメインです。
特に実験で使用するピペッターの使い方の説明がありました。
1本3万円します。
P-1000タイプ  200μL~1000μLまで
P-20タイプ    2μL~20μLまで
1mL=1000μLが基礎知識です。
 先端のチップは使い捨てです。
 
その他の講座です。
ペーパークロマトグラフイー         電気泳動
 
    プログラミング              マイコンカー
 
 11時25分 TAの方の案内でキャンパスツアーをしました。
校内を巡り、朝の会場に戻りました。
これで午前の部は終了です。

午後は13時から、直接実験室集合で
本格的に実験が始まります。
その1終了

SSH関連 学習院大学での生命科学シンポジウムに参加

2015年5月30日(土)
学習院大学での生命科学シンポジウムに参加してきました。
今回の主題は「生命の秘密を解く鍵を求めて」でした。
   学習院大学正門            西5号館202教室
   
演目は次の4つ。パンフレットより。
1.JT生命誌研究館・研究員尾崎克久
「アゲハチョウはどうやって食草を見分けるのか?遺伝子と行動の両面からさぐる」
鱗翅目昆虫(チョウとガの仲間)のほとんどは、幼虫が決まった植物だけを食べて育つ偏食家です。しかし、卵からかえったばかりの幼虫は体が小さくて、広い環境を白分で探し回って餌になる植物を見つけることができません。そこで、飛ぶことができる成虫が、正確に植物の種類を見分けて、幼虫が食べられる場所に卵を産むのです。花の蜜を飲んでいる成虫は葉っぱを食べないのに、どうやって幼虫の餌を見つけているのでしょうか。その謎に遺伝子の情報からせまる、最新の研究について紹介します。

2.東京大学大学院医学系研究科・教授岡部繁男
「脳のネットワーク:そのはたらきと病気との関連」
脳の機能は神経細胞やグリア細胞がつくるネットワークによって実現されています。我々が物を考え、喜び悲しみ、共感する事ができるのも脳のネットワークの正しい働きによります。逆に脳のネットワークの働きが障害されると、様々な精神・神経疾患の原因ともなります。この講演では脳内で神経細胞やグリア細胞がつくるネットワークの性質やその研究方法について紹介し、脳の働きや病気との関連についても説明します。

3.広島大学大学院生物圏科学研究科・准教授長沼毅
「謎の深海生物にさぐる宇宙生命の可能性」
暗黒の深海の海底火山に「光も食物も不要」という不思議な生物「チューブワーム」が繁栄している。人間には猛毒の火山ガス(硫化水素)をエネルギー源にして二酸化炭素から有機物をつくる生き方は、植物が光をエネルギー源にして営む光合成独立栄養によく似ている。光がなくても光合成と同じことをする化学合成独立栄養は、海底火山があれば光も食物も不要ということは、地球以外の天体でも海底火山があればチューブワームのような生命がありえるのか?そんなことを一緒に考えてみたいと思う。

4.岐阜大学大学院医学系研究科・教授深尾敏幸
「新生児マススクリーニングと先天代謝異常症」
2014年から全国で新しい新生児マススクリーニングが始まって、少なくとも19疾患がスクリーニングされるようになりました。聞き慣れない疾患が並んでいますが、乳児期から幼児期に非常に重篤な症状を来しうる疾患を持つ子を早期診断して、障害なく、もしくは最小限に障害を食い止めることは非常に意義があることと考えられます。そのような新生児マススクリーニングについてお話しさせていただきます。
       講演中                   休憩
   
    
 それぞれ最新の研究で興味深かったです。
1.遺伝子が作るレセプター(受容体)というタンパク質の研究から切り込んでいます。
2.脳のネットワークを再構築できれば病気を治すことができる。線虫レベルでは構築できている。ヒトではニューロンの数が1000億で構築は大変だが、ヒトゲノム解析のような世界レベルでの研究が突破口になるかもしれない。
3.テレビ出演も多い長沼先生の講演です。深海生物のチューブワームと地球外生命体の話題で熱気が伝わってきました。
4.新生児マススクリーニングは私が教員になった頃(約30数年前)NHKの特集でやっていました。アメリカでの話で探している遺伝病は、日本人にはきわめて少ない「膿疱性線維症」でした。日本でもここまで技術が進んできたことに驚きました。
  今回の講演の内容を生物の授業に組み込んでいこうと考えています。

SSH学問探究講義

先日、本校でSSH学問探究講義が行われました。
大学の先生方をお招きし、様々なテーマで講義をしていただきました。

  東京工業大学大学院理工学研究科の先生より
   「ロボット工学入門」というテーマで講義をして
  いただきました。
  





  東北大学農学部生命科学研究科の先生より
  「教科書の1ページの作り方~鳥は本当に恐竜か?」    
  というテーマで講義をしていただきました。






  東京大学大学院新領域創成科学研究科の先生より
  「核融合エネルギー開発の最前線」というテーマで講  
  義をしていただきました。






  金沢大学医薬保健研究域薬学系の先生より
  「薬の動きと働き」というテーマで講義をしていただき 
  ました。






  一橋大学経済学研究科の先生より計量ファイナンス
  の近年の展開について講義をしていただきました。







  東北大学工学部材料科学総合学科の先生より
  「自己組織化による機能性高分子材料の設計」
  というテーマで講義をしていただきました。
  





  長岡技術科学大学工学部環境・建設系の先生より
  「老朽化する橋梁の先進的な維持管理技術」という
  テーマで講義をしていただきました。






  岩手大学農学部応用生物化学課程の先生より
  「医薬品と食品の機能性に関わるケミカルバイオ    
  ロジー(化学生物学)」のテーマで講義をしていた
  だきました。

会議・研修 第3回SSH研究成果発表会

絵文字:会議 221日(土)栃木市文化会館において SSH研究成果発表会 が開催され,3年目を迎えた本校のSSH事業の報告・発表が行われました。発表会の司会・進行は生徒会役員の生徒が行いました。
〈全体会1〉 13:0013:30 大ホール
  ■マレーシア海外研修(2年生)
  ■学問探究つくば(2年生) ※英語による報告
  ■サイエンスラボラトリー(1年生) ※英語による報告
〈自由見学〉 13:4014:40
絵文字:会議 本校のSSH事業のポスター展示が大ホールホワイエにて行われました。
絵文字:会議 小ホールにて,次の 5つの報告・発表が行われました。
  ■SSH基礎研究(1年生)
  ■SSHクラブ「缶サットについて」(物理班)
        「土壌中のリン酸研究」(化学班)
        「巴波川水質調査」(化学班)
        「イシクラゲの培養その2」(生物班)
絵文字:会議 2年生がSS発展研究で取り組んだ「一人一研究」のプレゼンテーション(大会議室)とポスターセッション(展示室)が行われました。
  ■プレゼンテーション
   ① 屈折の原理に迫る

   ② シムシティは実現可能か

   ③ ベストなディズニープランの研究

   ④ 橋の構造と強度の関係

   ⑤ 文豪は東大出身が多いのか?

   ⑥ 炎色反応~手持ち花火を手がかりに

   ⑦ 日本文化の海外輸出における変化

   ⑧ 水切りき学

   ⑨ プロ野球~2015シーズンで輝くのは~

   ⑩ コーヒーカップで酔うために

   ⑪ 栃木県における地域活性化について

   ⑫ 浪の下にも剣のさぶろうぞ
  ■ポスターセッション
   ① 夕焼けの発生と大気汚染物質の関連性

   ② フォトクロミック分子

   ③ ほこりとは

   ④ 「中国大返し」から探る「本能寺の変」の真相

   ⑤ 国政選挙の投票率の推移とその要因

   ⑥ 壁ドンは本当に効果があるのか!?

   ⑦ 三国志~蜀は魏を滅ぼせただろうか?~

   ⑧ AKB48を科学する

   ⑨ よく飛ぶ紙飛行機って

   ⑩ よく飛ぶ紙飛行機

   ⑪ SUPER BALL TO THE MOON

   ⑫ ビスマス鉱石の作成

   ⑬ 貝の水質浄化~水中での貝の働き~

   ⑭ ダイラタンシーの緩衝性

   ⑮ 土埃を上げる魔球

   ⑯ 手塚ゾーンは可能なのか

   ⑰ 卵の逆転反応

   ⑱ 魚の活動量の変化

   ⑲ 冬期の常緑樹における光合成について

   ⑳ 紅葉による有機物の回収について

   ㉑ 本を曲げた時に側面はどのように変化するか

   ㉒ 超電磁砲の原理と実験
〈全体会2〉 14:5015:50(大ホール)
絵文字:会議 SSH
クラブによる研究報告です。
  
  ■圧電素子の応用研究(物理班)
  ■ホルモール滴定による食肉劣化の定量(化学班)
  ■グリーンヒドラの耐塩素能力について(生物班)
  ■組立除法の活用法を探る
   ~解と係数の関係の帰納的証明
     と定義を用いない微分法へのアプローチ
            (数学班)※英語による発表

〈講評〉 運営指導委員の方々から,次のような講評をいただきました。
■最後までやり遂げることは大切である。
■文系・理系ともに興味ある内容で,昨年度よりもレベルアップしている。
■研究がブラッシュアップされていくことを期待している。

SSHマレーシア海外研修 5~6日目

        SSHマレーシア海外研修5日目 
                1月9日(金)
7:00  ホテルで朝食・スーツケースのパッケージング
8:30  チェックアウト後ホテル出発
  
9:00  マレーシア国立大学内の実験高校に到着
正装(制服ではありません)した生徒のお出迎え。
男女ともバラエティな服装。男子は青や白の単色
女子はきれいな民族衣装です。
高校のマレー語名: PERMATA Pintar Negara
英語名: PERMATA Pintar National Gifted Centre
校長先生によるペルマタピンター高校の紹介です。
栃高プレゼンタイム   昨日の大学での
アドバイスで少しユーモアを入れるとよいと
言われました。今までその余裕が全くなかった。
ちょっと準備しました。 栃高紹介ではタイミング
よく栃高祭のビューティコンテストのところで
ドカーンと花火をあげました。(笑いをとりました。)
 
その後和んで研究発表も順調に進行しました。
質疑応答では苦労しましたが。
昼食中にガムラン演奏を披露してくれました。
食後、ガムラン演奏を教えてもらいました。
 
 
生徒たちは、知的で余裕があり、いつも笑顔
で接することができます。さすが厳しい選抜
試験をパスした生徒たちです。
次に生徒たちの案内で施設見学です。暑いです。
いろいろ回った後、保健室に入りました。
クーラーが涼しいです。細かい配慮ですね。
隣室は5から6人のカウンセラーがいる部屋です。
将来のこと、今の悩みすべて対応する、とても
優しそうな20代後半から30代前半の先生方です。
生徒たちは親元を離れ、全寮制です。
プレイルームで楽しいゲーム。
 
図書館でクールダウン
その後 ペルマタ高校生による学校紹介です。生徒たちの
学校内での活動の色々と行事の紹介です。
 
大学生のプレゼンは「先住民族の研究」です。
質疑応答。質問するのも難しいね。

次は日本文化紹介です。プレゼンは2つです。
 初詣(映像による解説) 藤原
 書道プレゼンと実演    佐々木・山下・倉持
 
大きな丸テーブルに日本から持ってきた
ものをすべて並べて、自己主張して、自分の
担当を紹介し、実演していきます。
けん玉の見事な手さばき 斉藤
繊細な鶴の折り紙 佐藤
ベイブレード  塚島  凧 内藤
だるま落とし  亀山 藤原  紙飛行機 山下
その他 めんこ 扇子 ピロピロ 紙風船
お箸 浮世絵カレンダー  
耐久レース手ぬぐい(校長直筆にオーという声が)
栃高祭のTシャツ タオルなど。
すべて英語で説明したり、実演したりして、
プレゼントしました。
 
同時進行でいろいろなところで、ドカーンドカーンと
受けていました。準備した甲斐があったね。
短いお別れの会での一人一言。

メルアド交換。日本に帰ったらThanks mailをだしましょう。
 
16:30  名残惜しいですがバスで次に出発
17:15  プトラジャヤ見学
緑の首相官邸とピンクのモスク、広大な人工の湖。
周りのオフイスビル、マンション群、高さとデザイン
の統一感があります。政府機関のたくさん入った
計画都市です。
 
 
19:00  クアラルンプール国際空港到着
空港内レストランで夕食、中華です。
クアラルンプール最後の食事です。
 
22:50  クアラルンプール国際空港出発日本航空724便
トラムで移動。動く歩道のバックの赤い色は疾走するトラムです。
 
第6日目 1月10日(土)
6:40  夜明け前に成田空港到着。
 美しいtwilight
7:40  バスにて成田空港出発
10:00  学校到着  校長先生に帰還報告をして
あいさつをいただき、この行事すべて終了
です。

ご支援ありがとうございました。
テリマカシ thanks