スーパーサイエンスハイスク-ル(SSH)に関するお知らせです
缶サット甲子園2015関東大会に参加してきました!!
SSHクラブ物理の缶サット班が、7月22日~23日、缶サット甲子園2015関東大会に
参加してきました。
参加校は、慶応義塾高校、千葉県立長生高校、学芸大学附属高校、東工大附属科学技術高校、
都立戸山高校、法政二高と栃高の7校でした。上位3校が8月に秋田で行われる全国大会の
出場権を得ることができます。事前に送った事前ビデオプレゼン、22日の気球投下審査、
23日の事後プレゼンの総合評価で順位が決定します。
22日は千葉県野田市にある野田スポーツ公園にて、缶サットの気球投下審査が行われました。
通常はヘリウムバルーンを50mくらいの高さまで上げて、そこから缶サット本体を放出しますが、
この日はとても風が強く、「高さ制限なし、与えられた15分の時間内で自分たちの判断した
タイミングで缶サットを放出する」という競技方法になりました。本校のメンバーは小惑星探査を
意識し、地表面の様子の撮影、地表面での土壌サンプル採取、落下時の加速度の測定、落下中の温度計測をミッションとして、大会に臨みました。
会場となった野田スポーツ公園 投下試験前の最終チェック
投下試験に使ったヘリウムバルーン 機体の質量などの検査を受けます
気球からロープを引いて落下させます 投下試験を終えて回収された缶サット
参加者みんなで記念撮影 二日目の事後プレゼンの様子
事後プレゼンでの土壌回収装置の実演
投下試験では、テストではうまくいっていた画像データの取り込みがうまくうまくいきません
でした。上位3位以内に入ることはできませんでしたが、技術賞をいただきました。
初参加としては大健闘であったと考えています。
第2回群馬大学実験講座
SSHサイエンスラボラトリー
平成27年度 第2回群馬大学実験講座
7月4日(土)
群馬大学理工学部にて1年生全員が受講しました。
科学実験の方法,手順などを学ぶ絶好のチャンスです。
日程
8:30 学校発
10:20~11:00
オリエンテーション
群馬大学の大沢先生より説明および
受講にあたっての注意点のお話が
ありました。
11:00~11:30
実験説明のため各講座に移動です。
実験説明の様子。
11:30~12:00
研究室見学・キャンパスツアーの時間です。
12:00~13:00昼食の後は実験のスタートです。
13:00~16:00
1 キレート滴定
水の全硬度を算出中です。
2 電気泳動実験
ウェルに試薬を注入しています。緊張します。
3 顕微鏡でのぞくミクロの世界
パン酵母や牛乳のミクロの世界を観察します。
酵母の数もカウントしました。いい数字が出るでしょうか。
4 金属の引張試験
引張試験を行い金属の変形過程を観察し、
電子顕微鏡を用いて破断面を観察しました。
5 ペーパークロマトグラフィーによる物質の分離と解析
ろ紙上に現れた色よりRf値を求めます。
6 知られざる地下水の世界
12m下の地下水中に住む生物をファイバースコープで
観察しました。等脚類の「ミズムシ」が多数生息していました。
7 マイコンカーを制御しよう
制御アルゴリズムを学習し、トレースを踏破。
最後はみんなでタイムトライヤル。
8 プログラミング体験
未完成のプログラミングを完成させるぞ。
9 ニュートンリング(光の干渉)
ニュートンリングを利用してレンズの曲率半径が測定できます。
10 回折格子(光の干渉)
回折格子を用いて原子から出る光の波長が測定できるかな。
第2回も充実した活動ができました。
群馬大学の先生方、ありがとうございました。
SSH授業研究 実験生物の開発
SSH授業研究 実験生物の開発
以前にも紹介した3種類の生物です。今年も生徒に継続観察させています。
1.バフンウニ
昨年はお茶の水女子大臨海研究所より成体直前の幼生を送って
もらい、実験しましたが、今年は、初めて受精からスタートしました。
3月初旬に受精させ、受精卵からウニの成体にし、飼育を続けてい
ます。3ヶ月たち最も大きな個体は5mmになりました。
上の写真はバックがブラック、下はホワイトで撮影しています。
写真下側の目盛は1mmです。
2.小型のクラゲ(ヒドロゾアの仲間)
今年も6月にクラゲの発生が始まり、今も続いています。
餌(孵化直後のアルテミア幼生)を与えて、飼育しています。発生直後は
0.5mmでとても小さいです。飼育後大きなもので2mmになりました。
クラゲの口腕部の拡大。左下は餌のアルテミア幼生。
3.イシクラゲ(ネンジュモ、シアノバクテリアの仲間)
寒天培地上で球形になったイシクラゲを
エアレーションした飼育液の中で培養しています。
大きなものは直径15mmになります。
2学年「SS校外研修」
本校SSH事業の一環として、「SS校外研修」
が実施されました。
生徒の希望に基づいた6コースに分かれ、
様々な見学地を訪問、見学させていただき
ました。各コースの概要とその様子をご覧
ください。
Aコース
東京ガス日立支社工場→日立パワーソリューションズ
→日立小平記念館
巨大なタンクです。 説明を受けます。
太陽光と風力発電。
Bコース
東那珂木質バイオマス発電所→那珂原子力科学館
→那珂核融合研究所
熱心に説明を聞きます。 制御室の見学。
複雑でかつ巨大な装置に圧倒されました。
Cコース
積水ハウス関東工場古河→LIXILつくば→食と農の科学館
ちょっと記念写真。 ソーラーパネルの説明です。
様々な説明を熱心に聞いて、先端技術の一端を知りました。
D~Fコースは「続きを読む」でどうぞ。
第1回群馬大学実験講座(その2 午後の部)
2.タンパク質分析を最新の電気泳動法で実施します。
5.ペーパークロマトグラフイーで葉緑体の色素を
ザーと水が流れ、この中で実験です。
大講義室で閉会式。大沢先生から講評をいただきました。