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食品科学科の日誌

食品科学科・3年食品化学【食品添加物の検出実験】

 3年生「食品化学」の授業で『食品添加物の検出実験』を行い、今回は添加物の中でも”発色剤”についての実験を行いました。
 試料として”ロースハム”や”豚バラ肉”を使用し、発色剤の検出や効果を観察しました。
 検出実験では、ロースハムから抽出した液体と蒸留水にテスターを浸し、反応の違いを観察しました。
    
   
 
 また、豚バラ肉を発色剤を使って茹でたときと、使わずに茹でたときの肉の違いも観察し、発色剤の効果を体感しました。
 茹でた肉を並べてみたときの色の違いに生徒たちは大変驚いて、各班で様々な感想や意見を出し合っていました。
   
                                                   発色剤有  無

 肉加工製品のみで無く、いろいろな製品の食品表示を見るきっかけになった実験だったのではないかと思います。

食品科学科・3年食品製造【ソーセージ製造実習】


 3年生「食品製造」の授業で『ソーセージ製造実習』を行いました。
 豚挽肉にナツメグなどの香辛料や食塩・氷水を入れ、手早く混ぜていきます。
 強い粘り気が出るまで良く混ぜ合わせ、豚挽肉が白色に変化したら絞り袋へ移し、羊腸に充填していきます。
    

 羊腸に空気が入らないように、破れないようにと注意を払いながら、生徒同士で協力し息を合わせて作業を進めていきました。 
   

 全ての充填が終了したら5㎝程の間隔でひねり、見慣れているソーセージの形に仕上げました。
   
   
 その後20分程ボイルし、焼き上げて完成!
 自分で製造したソーセージを試食し、手作りの風味豊かな味に”美味しい!!””食感が良いね!!”などの感想があげられました。
 店舗に陳列されている商品の状態でしか見ることがないので、製品になるまでの製造工程や大変さなど、多くの事を学んだ実習になりました。

地域/学科間連携!

 今年度からはじめた「新たなレモンの産地宇都宮から「宮レモン」活用した商品開発!~地域活性化と地産地消食育プロジェクト!」が第5回「全国高校生農業アクション大賞」の認定グループとして選出され、認定証と記念品が事務局より届きました。
 11/2(火)宇都宮市内の宮レモン農家を流通経済科の研究班と共に訪れ、収穫及び商品開発を行っている「宮レモンパン」の試食会やパッケージの相談を行いました。
  
 11/12(金)白楊祭(校内公開)には、「宮レモンパン」試作品のプレ販売会を実施しました。パッケージには「宮レモンパン」のアイコンとなるような流通経済科が作成したシールが添付されています。また裏面表示にGIGAタブレットで作成したQRコードからアクセスできるアンケートを添付し、ここで得たご意見をもとに商品開発を進めていきたいと思います!
 

食品科学科・食品製造【リンゴジャム製造実習】


 「食品製造」の実習で【紅玉】を使用して『リンゴジャム製造』を行いました。
  

 まずは、リンゴの洗浄やカットなどの調整を行いました。
 芯の部分や皮を除去した後に5ミリ幅にカットしていきます。皮などの異物混入をしないように注意を払いながら、また、リンゴの褐変が進まないよう各班で協力して手早く作業を進めていました。
  

 調整後に“クエン酸”や“ペクチン”、“砂糖”などを添加し、アクを丁寧に除去しながら煮詰めていき、殺菌済ビンに手早く充填していきました。
   

 その後、殺菌・冷却を行いました。
  

 今後の実習でラベル貼りの工程を行い、校内販売にむけて製品にしていきます。

食品科学科・総合実習【食品化学】


 前回に引き続き、2年生の「総合実習」の授業風景です。
 今回の「食品化学」では、『中和滴定法』の実験を行いました。
 『中和滴定法』とは中和反応を利用し、食品中に酸がどれくらい含まれているかなどを調べる実験方法です。
 今回は”食酢”を試料としました。
  

 班ごとに手順を確認しながら滴定を行い、どれくらいの酢酸が含まれているかを求めていきました。
   


 今回の実験では、基本的な器具の操作方法や使用する薬品の取り扱い法などを学習しました。