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食品科学科の日誌

食品科学科・1年農業と環境【春夏野菜作付け実習】

 4月19日(火)に1年生が「農業と環境」の圃場で『ジャガイモの植え付け・トウモロコシの播種(はしゅ)実習』を行いました(播種とは種をまくこと)。
 「農業と環境」とは、農業の基礎を授業や圃場での実習を通して学習していく科目です。植え付けや播種をした作物が発芽しどのように生長していくのかを、授業実習を通して自ら感じ、学んでいきます。
 
 今回栽培する品種は、ジャガイモは《キタアカリ》、トウモロコシは《ゴールドラッシュ》です。
  

 1年生は初めての圃場での実習なので、注意事項や各自の場所を確認してから実習開始です!
 生徒たちは実習が始まる時は緊張の表情でしたが、作業工程などをクラスメートと確認し合ったり、先生に質問したりしながら丁寧に植え付けや播種、覆土(ふくど、土をかぶせること)、灌水の作業を進めていくうちに笑顔の表情に変化し、周囲と協力しながら無事に実習が終了しました。
   

 今後の圃場での実習はスケッチや観察の他、追肥や土寄せ、間引き、除草などの管理実習も行う予定です。
 立派な作物が収穫出来るよう、一生懸命取り組んでいきましょう!!

食品科学科・生徒が考案したお弁当が提供されました!

 第50回記念全国高等学校選抜バドミントン大会において、本校食品科学科の生徒が考案したお弁当が大会関係者のみなさまに提供されました!!
 各お弁当とも栄養のバランスはもちろんのこと、選手のために高タンパク低カロリーの食材を使用したり、試合に勝つ願掛けをテーマにしたり、宇都宮市の伝統である『黄ぶな』のイメージで考案したり…と生徒たちは趣向をこらしてたくさんのメニューを考案しました。
 ふたを開ける時のワクワク感や嬉しさ、食欲増進にもつながる彩りの良さも重要なポイントです!

 大会関係者の方々からは好評のお声をいただき、お弁当のアイデアが採用された生徒たちは大変喜んでいました。

    
 「生姜焼き弁当」      「とり弁当」           「ハンバーグとオムレツ弁当」

   
 「ヒレカツ弁当」      「無病息災黄ぶな弁当」     「選手の皆さんへ配布」

食品科学科・みそ仕込み実習

 食品科学科1・2年生が1月中旬~下旬にかけて『みそ仕込み』実習を行いました。

 洗米・蒸米した米に麹を種付けし、”床もみ”や”切り返し”をして麹を作り、さらに塩切りを行い【塩切り麹】としました。
   
  

 大豆はシワ・ヒビ・黒色化などの不良な豆を取り除き、洗浄・浸水した後柔らかくなるまで煮ていき【蒸煮大豆】としました。
   

 【蒸煮大豆】をつぶしたところに【塩切り麹】を入れよく混ぜ合わせ、にぎりこぶし大のみそ玉にし、発酵容器に空気が入らないようすき間なく丁寧に詰めていきます。
 その後、上部に塩を薄くまき、最後に重石などを乗せ、みその仕込みが完成です。
   
   

 麹作り実習では、麹菌の菌糸が米粒の表面から中に侵入している状態を良く観察し、仕込み実習では、蒸煮大豆を実際に手でつぶし混ぜ合わせる工程を行いながら生産する大変さを体感しました。そして、異物混入を防ぐため細心の注意を払いながら工程を進めました。
 今回の実習で仕込んだみそは、麹菌の酵素や酵母、乳酸菌などの働きによって発酵・熟成されていきます。みその色や香りが発酵中はどのように変化していくのか、製品となる時はどのような変化をしているのかなど、様々なところを良く観察して欲しいです。

 今後は食品製造や総合実習の授業で、『切り返し』や校内販売のための製品にする『樽詰め』『包装』などの実習を行う予定です。 

食品科学科・3年生課題研究発表会

 1月18日(火)5.6時限目に食品科学科3年生による『課題研究発表会』が行われました。
 「課題研究」とは、班または個人でテーマを決定し、研究活動を行う科目です。

 各班、何度も実験や試作をくり返し行ったり、地域の方や他学科と連携を取ったりと、最後まで一生懸命取り組んできました。
 授業時間のみだけでは無く、放課後や夏休みの長期休業中もそれぞれ活動をしてきました。
 発表会では各班で作成したスライドを利用し、クラス全員の前で発表を行いました。発表生徒たちは緊張した様子もありましたが、終了した時には堂々とした表情に変わっていました!
 3年生のみなさん、お疲れ様でした!!
 1・2年生は後日、録画したビデオを授業で見る予定です。

 【令和3年度の研究テーマ】
 「食品製造分会」
 ○米の消費拡大と地域活性化を目指して~宮レモンを活用した米粉パンの開発~
 ○規格外トマトと米粉
 ○赤いキウイと米粉の利用
 ○新たなレモンの産地宇都宮から「宮レモン」を活用した商品開発!
  ~地域活性化と地産地消食育プロジェクト~
 
 「食品化学分会」
 ○栃の実石けんの利便性を高めて
 ○完全グルテンフリー 米粉パン
 ○柑橘類の果皮の利用
 ○大豆粉の活用
 
 「微生物分会」
 ○米麹で作るハンドパック
 ○酵素とコンブチャの可能性
 ○果実の酵母を利用した化粧水の研究
 ○コウジ酸を使ったハンドクリーム 
 
   
   
   
     

食品科学科・【デコレーションケーキ実習】

 12月15日(水)、17日(金)に食品科学科1・2・3年生で『デコレーションケーキ実習』を行いました。
 スポンジケーキは食品製造実習で製造した物を使用しました。
 1年生は基本的なデコレーションを、2・3年生はそれぞれ工夫をして自由にデコレーションをしました。

 1年生は均等にスポンジをカットしたり、パレットナイフでクリームを塗っていく「ナッペ」が初めてだったりと悪戦苦闘していましたが、回転台を上手に使いながら一生懸命取り組み、きれいなケーキに仕上げました!
     
    丁寧にスポンジをカット! クリームをホイップしてナッペしていきます!
  
 きれいに仕上がりました☆

 2・3年生は好きな果物や飾りを持参し、さまざまなデコレーションに仕上げていきました。
 シンプルなデザインから可愛らしいデザイン、大人なデザインまで各自、趣向を凝らしたケーキとなりました!
   
 2・3年生はナッペが手早い!!上部のアレンジもさすがです!!

   
   
 フルーツたっぷりや、切り株風、犬のデザイン・・・と、様々です☆☆

 実習終了後にはクラスメートと出来上がったケーキを見せ合いながら、こだわったポイントやイメージしたこと、工夫したところなどの話をしていました。
 全員、とてもステキなデコレーションケーキになり、笑顔で実習を終了しました!