学校が再開して2ヶ月程が経過し、実験実習の授業も少しずつ再開してきました。
今回、3年生の『食品製造』では”スポンジケーキ”の製造実習を行いました。
『食品製造』とは、食品の特性や加工の原理などを実習を通して学ぶ科目です。
毎年クリスマス時期が近づくと、「縦型ミキサー」という食品製造機器を使用して製造するのですが、今回は「ホイッパー」を使って実習を行いました。
”スポンジケーキ”は卵白の性質である気泡性を利用して膨らませた、洋菓子の基礎となる菓子のひとつです。
泡立てが不十分だったり、粉類を加えて混ぜすぎたりすると、膨らまずにボソボソの生地になってしまうため丁寧な作業が求められます。

きめ細かい泡になるよう「ホイッパー」で卵白を泡立て、慎重・丁寧に工程を進めて行き、生地を型へ流し込み、オーブンで焼成していきます。

焼成後に放冷をして完成です。ひび割れや凹みも無く、柔らかなスポンジケーキが完成しました。
今回の実習では菓子の基礎となる製造を行い、丁寧に作業を進める重要さを学びました。