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食品科学科の日誌

食品科学科・食品製造【イチゴジャム製造実習】


 3年生の「食品製造」の授業において、イチゴジャム製造実習を行いました。
 「食品製造」とは、食品の特性や加工の原理などについて実習を通して学ぶ科目です。
 
 前処理をし、冷凍保存しておいたイチゴを、”クエン酸”や”ペクチン”、”砂糖”などと一緒に煮詰めていき、殺菌済みビンに充填していきました。
   

 その後、殺菌・冷却を行いました。
 

 今後の実習ではラベル貼りの工程を行い、校内販売のための製品とする予定です。

食品科学科・農業と環境【春夏野菜作付け実習】


 4月20日(火)1年生が「農業と環境」の授業において、圃場(ほじょう)でジャガイモの植付けと、トウモロコシの播種(はしゅ)を行いました。 (※播種とは種まきのことです。)
 品種は、ジャガイモは《キタアカリ》、トウモロコシは《ゴールドラッシュ》と《イエローポップ》です。
  

 1年生は初めて圃場での実習だったため、注意事項や各自の場所を確認してから実習開始です!
 生徒たちは丁寧に植付け・播種作業を行いました。
  

 「農業と環境」は、農業の基礎を授業や圃場での実習を通して学習していく科目です。
 植付け・播種をした作物が発芽をし、どの様に生長していくかを授業実習を通して自ら感じて、学んでいきます。
 今後の圃場での実習は、追肥や土寄せ、間引き、除草などを行う予定です。

食品科学科・イチゴ処理実習


 2年生の「食品製造実習」の授業において、イチゴジャム製造に使用する「イチゴの前処理実習」を行いました。
 前処理は”ヘタの除去”です。
 ジャムとして製品にした際、ヘタが異物として混入しないようイチゴを流水で良く洗いました。生徒たちは、丁寧に作業を進めて行きます。
    

 前処理の仕上げは冷凍焼けを防ぐために、全体に砂糖をまぶします。
 

 今後は、「食品製造実習」などで今回前処理をしたイチゴをジャムとして製品にする実習を行う予定です。

食品科学科・麹作り、みそ仕込み実習


 食品科学科1・2年生で1月下旬~2月上旬にかけて、みその仕込み実習を行いました。

 洗米・蒸米をした米に麹を種付けし、”床もみ”や”切り返し”をして麹を作り、さらに塩切りを行い『塩切り麹』としました。
   
   

 大豆はシワ・ヒビ・黒色化などの不良な豆を取り除き洗浄、一晩浸水後、柔らかくなるまで煮ていき『蒸煮大豆』としました。
 『蒸煮大豆』をつぶしたところに『塩切り麹』を入れ、良く混ぜ合わせた物をにぎりこぶし大のみそ玉にし、発酵容器に空気が入らないようすき間なく丁寧に詰めていきます。
 その後、重石などを乗せて、みその仕込みが完成です。
   
   
 

 麹作り実習では、麹菌の菌糸が米粒の表面から中に侵入している状態をよく観察しながら工程を進め、仕込み実習では、実際に手で蒸煮大豆を手でつぶし混ぜ合わせて生産する大変さを体感し、雑菌繁殖を防ぐためのポイントに注意しながら工程を進めました。

 今回実習で仕込んだみそは、麹菌の酵素や酵母・乳酸菌などの働きによって発酵・熟成されていきます。仕込んだみその色や香りが発酵中どの様に変化をしていくか、製品となるときはどの様になっているかなどを良く観察してみて欲しいです。

 今後は、食品製造や総合実習の授業実習で、「切り返し」や校内販売のための製品にする「包装」などの工程を行う予定です。

食品科学科・3年生課題研究発表会


 1月19日(火)5.6時限目に食品科学科3年生の課題研究発表会が行われました。
 『課題研究』とは、班または個人でテーマを決定し、研究活動を行う科目です。
 
 今年度は休校などもあり活動出来る時間が限られていましたが、その中でも様々な工夫をして、各班が最後まで取り組んできました。
 授業時間のみだけでは無く、放課後や夏休みなどの長期休業中もそれぞれ活動をしてきました。

 発表会では各班で制作したスライドを利用し、クラス全員の前で発表を行いました。
 各班の発表生徒は、始めは緊張した様子もありましたが、発表終了時には堂々とした表情に変わっていました!
   
   

 3年生のみなさん、お疲れさまでした!!
 1・2年生は後日、録画したビデオを授業で見る予定です。

 【今年度の研究テーマ】
 「食品製造分会」
  ○規格外トマトの利用
  ○米粉100%パンのレシピ研究
  ○ノンアレルゲンレシピの作成
 「食品化学分会」
  ○エディブルフラワーの活用
  ○栃の実石鹸の活用
  ○スイカの種で出汁をひく
 「微生物分会」
  ○米から得た乳酸菌の利用
  ○食品中に含まれる乳酸菌の測定と比較
  ○食酢の静菌作用の利用