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2024年6月の記事一覧
令和6年度芸術鑑賞会が行われました。
6月11日午後13:00より栃木文化会館において、令和6年度芸術鑑賞会が行われました。
この鑑賞会は情操教育の一環として、優れた芸術を直に鑑賞し、豊かな感受性を育ませることを目的に、今年度は影向舎劇団マグネット・ワールドの演劇(演目:NEENNA)を全校生徒・保護者・教職員で鑑賞しました。
はじめに宇佐美校長先生が純粋な気持ちで鑑賞し、日々の生活に生かしてほしいと挨拶をされ、生徒たちは熱心に鑑賞しました。
終わりに生徒代表が鑑賞しての気持ちと花束を贈り、劇団の方々にお礼を述べました。
生徒会長・感想
劇団マグネット・ワールドの皆様による公演を観劇し、現実に向き合い生きていくことの大変さ、残酷さを知りました。人が作り出した世界への過ちを、今もなお続く地獄を、いつ終わるとも知れない絶望の連鎖を、現状の全てを、どうにかしようと足掻く人々の覚悟とその勇気が痛いくらいに伝わってくる公演でした。何の罪もない善良な人々の命が奪われてゆくこの物語に、具体的な数字、名称が出てくるほど、「あぁ、これは本当の話なのだな」という思いが強くなり、胸が苦しくなりました。
よく「他人の地雷を踏む」などのように比喩として使われますが、「地雷」という言葉が内包する重みを意識せずに使っていると思います。私自身、「地雷」というものは実際に見たことも触れたこともない、言葉だけの存在でした。しかし、劇中で描かれたような残酷な出来事が、私たちの生きるこの世界の現実であると知ってしまった後では、軽々しく「地雷」という言葉を使うことはできません。また、地雷による突然の死を「日常の出来事」、「当たり前」としていかなくては生きていけない、そのような苦しみの中にある人々を救いたいとそう感じました。そして、それがどれほどまでに難しいことなのかも痛感しました。
劇中で失われた尊い二つの命、そして、酷く悲しい現実の中で力強く生きていく人々によって大切なことを学ばせていただきました。彼らの姿から学んだことをこれからの人生に生かし、世界のためにこの公演から感じた想いをつないでいこうと思います。
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