栃農給食DAY

栃農給食DAY 【米 コシヒカリ】

先日、県内にある農業高校7校の「作物」を担当する職員が集合し、研修を行いました。

そこで毎年、それぞれが栽培した米を持ち寄り、食味分析を行っています。

 

食味分析とは、「米のおいしさ」を表す指標のようなものです。

水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸度(玄米のみ)を計測し総合的に判断しスコア値が表示されます。

 

日本人は一般的に、粘りのあるご飯を美味しいと感じます。タンパク質・アミロース含有量の低いお米は美味しいと感じ、タンパク質は8%以下・アミロースは18%以下が良いとされ、総合評価のスコア値は70~やや良い、80~良いとされています。(今回分析に利用した機器での数値です)

栃農高で栽培したコシヒカリですが、タンパク質含有は6.3%、アミロース含有は17.0%、スコア80の評価をいただくことができました。

昨年度は2位という結果でしたが、今年度は県内7校の農業高校の中で第一位となりました。

 

岩舟農場の水田は、とっても広いので大型機械を使います。

田植え 

田植えのひと時

生徒たちは「たくさん機械に乗りたい!使いたい!」と言いながら、田植えをし、その後は暑さにも負けず栽培管理をし収穫まで育ててきました。本校にも小さな水田があり、こちらは昔ながらの手植えでどろんこになりながら田植えをしました。

給食にお出しするお米は岩舟農場でとれた新米「コシヒカリ」です。

稲刈り 

 

栃農給食DAY【サツマイモ】

今年のサツマイモは、「紅はるか」という品種を栽培しました。

このサツマイモの特徴として、蒸した時の甘みが強く見た目もよいことが知られています。

果肉はやや黄色みがかっており、加熱するとしっとりとした食感になります。焼いた時は、あの安納芋と

比較されるほど甘みを増すサツマイモです。

定植  収穫

今回は水平植えで定植しました。お芋の数を確保したい場合には有効な植え方です。

 

一概にサツマイモとは、「甘藷」(かんしょ)と呼ばれ、甘みのある芋という意味で呼ばれています。

甘さだけでなく、栄養も豊富でNASAに宇宙食として研究されるほど美容や健康に効果的な食材です。

美肌効果・抗酸化作用に期待されるビタミンCはリンゴの約5倍!

食物繊維やヤラピン(体内の老廃物排出を促したり、お肌のターンオーバーをサポートしてくれたりする成分)も

豊富で腸内環境も整えてくれます。

また、体内のむくみを予防してくれるカリウムは米飯の18倍も含まれているんです!

 

食物繊維やヤラピンなどの栄養素は皮の近くに多く含まれています。

皮ごと食べることでサツマイモの栄養を無駄なくとることができるので、ぜひ「焼いて」食べていただくことを

オススメします。焼き芋を作る際は、ぬれた新聞紙に包んでからアルミホイールで覆い焼くことで皮もかたくならず

おいしくいただけると思います。試してみてくださいね。

私たちが育てました!植物科学科

 

 

 

栃農給食DAY【みどり号の結果】

本日、みどり号のセリが行われました。

本校の和牛は、出荷 → 東京都中央卸売市場食肉市場 搬入 → 翌日:と畜 → 翌日:セリ取引

という流通経路をたどります。市場に出荷された和牛は、姿・形、肉質がそれぞれ違うため、1頭ずつセリにかけられ、値段が付き販売されます。(セリ取引…1番高い値段を付けた人が購入するしくみ)

そのセリの様子を見学に行ってきました。初めて見る人は驚くと思いますが、冷凍庫の中で「枝肉」という姿に変わっていました。

みどり号は、なんと最高ランクA5の格付け評価をいただくことができました。さらに、BMS11であったため「とちぎ和牛匠」にも認定されました。とてもありがたい結果でした。

  

 

栃農給食DAY【みどり号出荷】

10月25日、いよいよ「みどり号」の出荷です。

出荷は、だいたい早朝に行われることが多く、今回も朝5時の集荷でした。日のあがる前からブラッシングをして体をきれいにし、出荷の準備をしました。別れを惜しみ、トラックへの積み込みを嫌がるウシは、多いのですが…。

「みどり号」は、どうだったでしょう。その様子は、動画をご覧になって下さい。

おいしいお肉となって、皆様に喜んでもらえますように。感謝!!

動画1「みどり出荷その1」

動画2「みどり出荷その2」

栃農給食DAY【もち麦「もち絹香」】

給食dayで提供するもち麦は、栃木県オリジナルの「もち絹香」という品種です。

2018年に品種登録された新しいもち麦です。

 

大麦の中でも、もち性に優れた「もち絹香」は、βーグルカンが多く含まれています。

βーグルカンとは、水溶性の食物繊維のひとつで、高脂血症や糖尿病の予防の効果が期待されています。

また、ぷちぷちした食感があり、炊飯後も変色がほとんどなく、大麦特有の匂いの原因となる酵素もないので、

食べてよし!見てもよし!それが「もち絹香」の特徴です。

 

本校では岩舟農場で栽培しています。今年度は275kgの収穫量となりました。

播種(種まき)から収穫の刈り取りまで、一生懸命取り組んで育てました。

ぜひ味わって食べてくださいね。

 

収穫の様子     私たちが育てました!植物科学科 作物専攻

栃農給食DAY【ハクサイ・ブロッコリー・ダイコン】

栃農給食DAYまで約1ヶ月になりました。

現在の野菜(ハクサイ・ブロッコリー・ダイコン)の生育状況をお知らせします。

 

ハクサイは、広がって成長していた葉がこのように結球(ハクサイが玉状になること)してきました。

  

 

ブロッコリーは、花らい(食べる部分)が出現してきました。この花らいは寒さにあたることで出現してくるものです。

  

     

ダイコンは、上部の方が地上にひょっこり伸び出してきました。この部分が日に当たり緑色に変化し、青首ダイコンになります。

  

 

この3種の野菜は1年生全クラスで丁寧に栽培管理しています。

おいしい野菜がお届けできるよう引き続き管理をしていきます。

今年も栃農給食DAYやります!!

6月より栃木市内の学校給食へ食材を提供してきました。

地元の小中学校の児童・生徒に食べてもらうため、安心で安全な農畜産物を心掛け、愛情かけて育てました。昨年度よりも多くの学校(調理場)に使用していただきました。

 

6月 豚肉     450kg 13調理場

   ジャガイモ  100kg 栃木第五小学校

   キャベツ   208kg  6調理場

7月 ジャガイモ  245kg 10調理場

   豚肉     334kg  8調理場

   トマト     85kg 13調理場

   トウモロコシ 240本  栃木第五小学校

   エダマメ    34kg 栃木第五小学校

豚 キャベツの収穫 

     栃農高の豚さん         キャベツの収穫    

エダマメの収穫    トマトの収穫

     エダマメの収穫          トマトの収穫

トウモロコシの収穫 ジャガイモの収穫

 トウモロコシの収穫       ジャガイモの収穫

 

昨年12月に大平地区で、学校産の食材を58%使った「栃農給食DAY」を実施しましたが、今年はその数値を上回ることができる企画を現在検討中です。乞うご期待下さい。

栃農給食DAY【当日】

栃農給食デー当日

栽培(野菜・米)・飼育管理(豚)・食品製造(味噌)を行った代表生徒で大平中学校に視察訪問しました。

生徒は中学校での給食の雰囲気を思い出していました。

本日の献立はこちら
 
ご飯 牛乳 岩下の新・生姜焼き こんにゃくサラダ 味噌汁
納品時に予定数より多い数の野菜を納品した事もあり、野菜が豊富!!!

 
具だくさんの給食を食べた中学生は
「美味しかった。また食べてみたい。」
「同じ中学校の卒業生が作ってくれて感謝の気持ちです。」
などど生徒にとって嬉しい声が聞こえました。

 
本校の生徒も試食させていただき、
「野菜が多く美味しい。自分達で栽培・飼育したものが実際に給食となって提供できて嬉しい。」
と達成感を味わいながら、久し振りの給食をいただきました。

「食」を通じて地域の中学校と交流を行うことができました。

今後も地産地消活動を推進していくため、食材提供の品目を少しずつ増やし、徐々に提供地域を広げて活動していく予定です。

また、本日の栃農給食DAYのため、多くのご協力を頂きました。
献立を作成してくれた中田様をはじめ、栃木市教育委員会事務局様、調理して下さった大平給食センター職員の皆様方に厚く御礼申し上げます。
本日はありがとうございました!