栃農給食DAY

栃農給食DAY【第五小にて試食】

7月12日に栃木第五小にて栃農給食DAYが行われました。

今回の給食DAYでは栃農で栽培飼育製造した「トマト」「タマネギ」「エダマメ」「ジャガイモ」「豚肉」「ゆずマーマレード」の6品を提供し「鶏肉の栃農柚子マーマレード焼」「栃農産ゆで枝豆」「栃農産野菜のポークビーンズ」として小学生の給食に出されました。

本校から植物科学科野菜班と食品科学科農業環境部が試食に伺わせていただきました。

試食が終わったあと実際に小学生が食べている様子を見学させていただきました。

小学生からは「おいしいー!!」「作ってくれてありがとうございます!!」などの感想をいただきました。

このような感想を直接言っていただけると作る側としては「作ってよかった!」「次も提供できるように頑張ろう!」と思えます。

また、インタビューもさせていただき高校生からは「どれが一番おいしかった?」「また食べてみたい?」などの質問をさせていただきました。小学生からも「どうやって栽培するのですか?」「苦労したことは?」など栽培飼育製造のなかで疑問に思ったことを聞いてくださりお互いに良い交流時間をいただくことができました。

今回関係してくださった方々、お忙しい中このような機会を設けていただきありがとうございました。

栃木農業高校の農生畜産物は栃農給食DAY以外にも微力ですが市内の給食に提供させていただいております。

これからも市内の給食に農生畜産物を提供できるように取り組んでいきますので提供された際にはおいしく味わっていただければ幸いです。

※2023年7月14日の下野新聞に今回の記事が掲載されました。

栃農給食DAY【思いは届きました!】

先日、提供したお肉を食べた小学校より、たくさんのお手紙をいただきました。その小学校ではお肉を食べた後、このHPの牛の出荷動画記事などを活用し、食育の授業をされたそうです。多くの児童が、おいしかったという感想や感謝の思いを綴ってくれていました。いくつか紹介させていただきます。

・命と食べ物について考える機会をくださってありがとうございます。

・高校生が育てていた牛と聞いて、命の大切さと出荷する牛と知っていて育てる側の気持ちを考えてみると、なんだか複雑な気持ちになりました。

・HPを見て、大切に育てていたというのが伝わってきました。

・一つの命と共に過ごし育ててきた皆さんの思いを受け取ることができました。

・いつも食べているお肉と同じなのに、なぜかみどりちゃんの方が気をつかって食べてしまいました。もちろん、とてもおいしかったです。

心温まる多くのメッセージありがとうございました。

今後もおいしい食材が提供できるように頑張っていきたいと強く思いました。また、食育の重要性を改めて確認できました。

栃農給食DAY【おいしい給食になりました】

11月21日(月)、大平地区の小学校4校、中学校2校で栃農給食DAYを実施しました。

献立は、もち麦入りごはん(お米・もち麦)、サイコロステーキ(とちぎ和牛匠)、サラダ(ブロッコリー・キャベツ)、みそ汁(みそ・ネギ・白菜・大根)です。牛乳以外は、栃農産です。

「もち麦ごはんがモチモチしておいしかった。」

「普段あまり野菜を食べない子が、全部食べた。」

「食材を作った高校生は、さすがだ。」

「これまで食べたお肉の中で一番おいしい。」など、うれしい声がたくさん聞けました。

先生方からも

「栃農給食DAY、企画も味も最高でした。」

「栃農さんの力を感じました。」お褒めの言葉いただきました。

関係者の方々のご協力の下、給食DAYが無事に実施でき、大成功に終わって感謝しております。

小中学校の皆さんには、今回の給食を通じて少しでも食に関心を持ってもらい、食について考えるきっかけになってくれればと思っております。作り手側の本校生徒にとっても、自分たちの学習成果が確認でき、今後の農業学習の励みにしていきます。双方にとって良い取り組みとなりました。

 

栃農給食DAY【出荷準備完了!!】

栃農給食DAYに提供する食材の準備がすべて完了しました。並べてみると、栃農の生産力の高さに自分たちも驚きです。私たちが一生懸命育てたお米、もち麦、牛肉、味噌、キャベツ、ブロッコリー、ネギ、ダイコン、ハクサイを使った給食、楽しみですね~。いよいよ来週月曜日に登場します!! 

栃農給食DAY【ブロッコリーの収穫】

本日、栃農給食DAYに提供するブロッコリーを収穫しました。今回準備する食材の中で、もっともタイミングを合わせるのが難しかったです。ブロッコリーは、茎や葉がある程度大きくなり、寒さにあたると花芽ができます。花芽が成長し、花のつぼみ(花蕾)になって、食べることができます。なかなか花蕾が大きくならず、出荷に間に合わないかと心配でした。予定より収穫量は少ないですが、何とか47kg出荷することができました。

 

栃農給食DAY【ダイコンの収穫】

今回は『ころっ娘』(ころっこ)という品種のミニダイコンを収穫しました。

ミニハクサイ同様、使い切りに向いていることから、最近直売所などでの販売の機会が増えている品種です。

                    

地上部に出てきたダイコンの太さをしっかり確認し、収穫しました。

中には、ミニではないくらい成長したものもありました。

     

給食に提供するダイコンとして通常サイズの品種も栽培しています。

納品日の当日に収穫する予定です。

栃農給食DAY【栃農産食材を使った給食】

11月21日の栃農給食DAYのみならず、積極的に学校給食へ食材を提供しています。給食センターより、栃農産食材を使った給食の写真とコメントをいただきましたのでご紹介いたします。

【栃木第五小学校、栃木西中学校】

★栃農産牛肉を使ったビーフシチュー(11/14)

ビーフシチュー

「とてもお肉が柔らかく、こども達も喜んでおりました。」

 

【大平東小、大平南小、大平西小、大平中央小、大平中、大平南中】

★栃農産もち麦を使ったミネストローネ(11/15)

「もち麦のプチプチした食感がミネストローネに合っていて、体も心も温まりました。」

 

地産地消は、生産者の私たちも食材の感想をいただけて、作る喜びが実感できるよい取り組みです。

 

 

栃農給食DAY【栃農祭準備】

栃農給食DAYに提供するネギとキャベツを一足先に栃農祭で販売するために収穫を行いました。

 

 

今年度ネギは”元倉根深葱”、キャベツは”彩峰”という品種を栽培しています。

栃農祭で販売するのに収穫時が丁度良く、また冬は生育は遅いですが寒さで甘みが増します。

ですので、小中学生の皆さんが食べるときには生育も味も丁度良いものを提供できると思います!

栃農給食DAY【ハクサイの収穫】

夏休みに種まきを行い、約3ヶ月が経ち、いよいよ野菜の収穫が始まりました。

今回はミニハクサイの収穫を実施しました。

 

ミニハクサイは1kg前後のハクサイで、昨今の食品ロスを減らす取り組みから

使い切りに向いていることから注目されているハクサイの品種です。

ハクサイを上から押さえ硬く結球しているものを選び、収穫しました。

  

 

給食に提供するハクサイは、ミニハクサイではない品種の提供を目指しています。

ハクサイは大きいものでは6kg超えになるものもあります。

大きく立派なハクサイを提供できるよう引き続き管理していきます。

 

味噌こしから樽詰め【食品科学科】

10月31日に味噌こしと樽詰めを行いました。

今年の1月に仕込んだ味噌を、食品科学科の2年生で樽詰めまで行いました。

まず、樽の中の味噌を生徒で混ぜ、その後機械でこして細かくしていきました。こすことで残った大豆の形が崩れ、皆さんがよく見る味噌の形になっていきます。その後、販売用の樽に手作業で1㎏ずつ詰めました。約400個ほど行ったので丸一日かけて生徒が作業しました!味噌こし

味噌混ぜ販売用樽詰め

栃農給食DAY 【米 コシヒカリ】

先日、県内にある農業高校7校の「作物」を担当する職員が集合し、研修を行いました。

そこで毎年、それぞれが栽培した米を持ち寄り、食味分析を行っています。

 

食味分析とは、「米のおいしさ」を表す指標のようなものです。

水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸度(玄米のみ)を計測し総合的に判断しスコア値が表示されます。

 

日本人は一般的に、粘りのあるご飯を美味しいと感じます。タンパク質・アミロース含有量の低いお米は美味しいと感じ、タンパク質は8%以下・アミロースは18%以下が良いとされ、総合評価のスコア値は70~やや良い、80~良いとされています。(今回分析に利用した機器での数値です)

栃農高で栽培したコシヒカリですが、タンパク質含有は6.3%、アミロース含有は17.0%、スコア80の評価をいただくことができました。

昨年度は2位という結果でしたが、今年度は県内7校の農業高校の中で第一位となりました。

 

岩舟農場の水田は、とっても広いので大型機械を使います。

田植え 

田植えのひと時

生徒たちは「たくさん機械に乗りたい!使いたい!」と言いながら、田植えをし、その後は暑さにも負けず栽培管理をし収穫まで育ててきました。本校にも小さな水田があり、こちらは昔ながらの手植えでどろんこになりながら田植えをしました。

給食にお出しするお米は岩舟農場でとれた新米「コシヒカリ」です。

稲刈り 

 

栃農給食DAY【サツマイモ】

今年のサツマイモは、「紅はるか」という品種を栽培しました。

このサツマイモの特徴として、蒸した時の甘みが強く見た目もよいことが知られています。

果肉はやや黄色みがかっており、加熱するとしっとりとした食感になります。焼いた時は、あの安納芋と

比較されるほど甘みを増すサツマイモです。

定植  収穫

今回は水平植えで定植しました。お芋の数を確保したい場合には有効な植え方です。

 

一概にサツマイモとは、「甘藷」(かんしょ)と呼ばれ、甘みのある芋という意味で呼ばれています。

甘さだけでなく、栄養も豊富でNASAに宇宙食として研究されるほど美容や健康に効果的な食材です。

美肌効果・抗酸化作用に期待されるビタミンCはリンゴの約5倍!

食物繊維やヤラピン(体内の老廃物排出を促したり、お肌のターンオーバーをサポートしてくれたりする成分)も

豊富で腸内環境も整えてくれます。

また、体内のむくみを予防してくれるカリウムは米飯の18倍も含まれているんです!

 

食物繊維やヤラピンなどの栄養素は皮の近くに多く含まれています。

皮ごと食べることでサツマイモの栄養を無駄なくとることができるので、ぜひ「焼いて」食べていただくことを

オススメします。焼き芋を作る際は、ぬれた新聞紙に包んでからアルミホイールで覆い焼くことで皮もかたくならず

おいしくいただけると思います。試してみてくださいね。

私たちが育てました!植物科学科

 

 

 

栃農給食DAY【みどり号の結果】

本日、みどり号のセリが行われました。

本校の和牛は、出荷 → 東京都中央卸売市場食肉市場 搬入 → 翌日:と畜 → 翌日:セリ取引

という流通経路をたどります。市場に出荷された和牛は、姿・形、肉質がそれぞれ違うため、1頭ずつセリにかけられ、値段が付き販売されます。(セリ取引…1番高い値段を付けた人が購入するしくみ)

そのセリの様子を見学に行ってきました。初めて見る人は驚くと思いますが、冷凍庫の中で「枝肉」という姿に変わっていました。

みどり号は、なんと最高ランクA5の格付け評価をいただくことができました。さらに、BMS11であったため「とちぎ和牛匠」にも認定されました。とてもありがたい結果でした。

  

 

栃農給食DAY【みどり号出荷】

10月25日、いよいよ「みどり号」の出荷です。

出荷は、だいたい早朝に行われることが多く、今回も朝5時の集荷でした。日のあがる前からブラッシングをして体をきれいにし、出荷の準備をしました。別れを惜しみ、トラックへの積み込みを嫌がるウシは、多いのですが…。

「みどり号」は、どうだったでしょう。その様子は、動画をご覧になって下さい。

おいしいお肉となって、皆様に喜んでもらえますように。感謝!!

動画1「みどり出荷その1」

動画2「みどり出荷その2」

栃農給食DAY【もち麦「もち絹香」】

給食dayで提供するもち麦は、栃木県オリジナルの「もち絹香」という品種です。

2018年に品種登録された新しいもち麦です。

 

大麦の中でも、もち性に優れた「もち絹香」は、βーグルカンが多く含まれています。

βーグルカンとは、水溶性の食物繊維のひとつで、高脂血症や糖尿病の予防の効果が期待されています。

また、ぷちぷちした食感があり、炊飯後も変色がほとんどなく、大麦特有の匂いの原因となる酵素もないので、

食べてよし!見てもよし!それが「もち絹香」の特徴です。

 

本校では岩舟農場で栽培しています。今年度は275kgの収穫量となりました。

播種(種まき)から収穫の刈り取りまで、一生懸命取り組んで育てました。

ぜひ味わって食べてくださいね。

 

収穫の様子     私たちが育てました!植物科学科 作物専攻

栃農給食DAY【ハクサイ・ブロッコリー・ダイコン】

栃農給食DAYまで約1ヶ月になりました。

現在の野菜(ハクサイ・ブロッコリー・ダイコン)の生育状況をお知らせします。

 

ハクサイは、広がって成長していた葉がこのように結球(ハクサイが玉状になること)してきました。

  

 

ブロッコリーは、花らい(食べる部分)が出現してきました。この花らいは寒さにあたることで出現してくるものです。

  

     

ダイコンは、上部の方が地上にひょっこり伸び出してきました。この部分が日に当たり緑色に変化し、青首ダイコンになります。

  

 

この3種の野菜は1年生全クラスで丁寧に栽培管理しています。

おいしい野菜がお届けできるよう引き続き管理をしていきます。

今年も栃農給食DAYやります!!

6月より栃木市内の学校給食へ食材を提供してきました。

地元の小中学校の児童・生徒に食べてもらうため、安心で安全な農畜産物を心掛け、愛情かけて育てました。昨年度よりも多くの学校(調理場)に使用していただきました。

 

6月 豚肉     450kg 13調理場

   ジャガイモ  100kg 栃木第五小学校

   キャベツ   208kg  6調理場

7月 ジャガイモ  245kg 10調理場

   豚肉     334kg  8調理場

   トマト     85kg 13調理場

   トウモロコシ 240本  栃木第五小学校

   エダマメ    34kg 栃木第五小学校

豚 キャベツの収穫 

     栃農高の豚さん         キャベツの収穫    

エダマメの収穫    トマトの収穫

     エダマメの収穫          トマトの収穫

トウモロコシの収穫 ジャガイモの収穫

 トウモロコシの収穫       ジャガイモの収穫

 

昨年12月に大平地区で、学校産の食材を58%使った「栃農給食DAY」を実施しましたが、今年はその数値を上回ることができる企画を現在検討中です。乞うご期待下さい。

栃農給食DAY【当日】

栃農給食デー当日

栽培(野菜・米)・飼育管理(豚)・食品製造(味噌)を行った代表生徒で大平中学校に視察訪問しました。

生徒は中学校での給食の雰囲気を思い出していました。

本日の献立はこちら
 
ご飯 牛乳 岩下の新・生姜焼き こんにゃくサラダ 味噌汁
納品時に予定数より多い数の野菜を納品した事もあり、野菜が豊富!!!

 
具だくさんの給食を食べた中学生は
「美味しかった。また食べてみたい。」
「同じ中学校の卒業生が作ってくれて感謝の気持ちです。」
などど生徒にとって嬉しい声が聞こえました。

 
本校の生徒も試食させていただき、
「野菜が多く美味しい。自分達で栽培・飼育したものが実際に給食となって提供できて嬉しい。」
と達成感を味わいながら、久し振りの給食をいただきました。

「食」を通じて地域の中学校と交流を行うことができました。

今後も地産地消活動を推進していくため、食材提供の品目を少しずつ増やし、徐々に提供地域を広げて活動していく予定です。

また、本日の栃農給食DAYのため、多くのご協力を頂きました。
献立を作成してくれた中田様をはじめ、栃木市教育委員会事務局様、調理して下さった大平給食センター職員の皆様方に厚く御礼申し上げます。
本日はありがとうございました!

栃農給食DAY【いよいよ収穫です①】

本日、ネギ、ハクサイの収穫を行いました。
 
ネギは、合計42kg出荷予定です。
ネギの場合、収穫より皮をむいたり、先端を切ったりする調整作業が案外大変です。

 
ハクサイは、合計100kg出荷予定です。
大きくなり過ぎました。
大きい物で6kg越えとは…。給食センターのみなさん大丈夫でしょうか。

授業の関係で、ブロッコリーはこの後夕方より収穫します。
キャベツは、明日収穫します。

栃農給食DAY【豚肉の格付結果】

出荷した豚は、月曜日に競りにかかりました。
今回の格付け結果は…

何と「極上」でました!!
極上は、通常の出荷で0.2%くらいしかでないレアものです。
上物が5頭、中物が2頭 で全体的に良い結果でしたね。
一安心~。

栃農給食DAY【豚の出荷】

栃農給食DAYに提供される豚を8頭出荷しました。
出荷の朝は早く、今朝は5時に学校集合しました。
あっという間にトラックに積み込まれ、芳賀の食肉センターに向かいます。
センターでと畜され、月曜日のセリにかけられます。
 

栃農給食DAY【最後の計量】

いよいよ明日、豚の出荷です。
出荷に向けて、最後の体重測定を行いました。
給食に提供するのは、7月3日生まれの豚で、日齢で約140日です。
通常豚は、180日程度で出荷を迎えることから、こちらも前回に続き引き成育がとても良いです。
 
大きいもので122kg、小さいもので101kgでした。
114kgが出荷目標ですので、平均を取るとそれに近いものでした。
生体の65%くらいが枝肉となります。

栃農給食DAY【お米⑥】

今回は精米の紹介を紹介します。

精米とは
調整を終え袋詰めされたお米「玄米」の糠層を削り取る事を言います。
削り終えたお米を「白米」といい、美味しく食べられる状態にします。
 
        精米機による精米                精米を終えた「白米」
精米されたばかりのお米は温かく、とても甘い匂いがします。


      玄米              白米
削り終えたお米がはっきりと色が違う事がわかりますね。

 
最後に精米されたお米を、栃農オリジナル袋に詰めて完成です!!!



いかがでしたでしょうか?

お米は種まきからお米として袋に入るまで、約5ヶ月から半年近くかかるんですね。
私たちが日々管理を行い、愛情込めて育ててきたお米です。
小中学生の皆さん、美味しく安心して食べて下さいね。

栃農給食DAY【豚1頭いくら?】

先日、栃農給食DAYに提供する予定だった豚を出荷しましたが、いくらで売れたか気になりませんか?
豚1頭の値段は、「大きさ(重量)」と「1キロあたりの価格(単価)」で決まります。その単価は、格付けによって変化します。
豚の格付けは、よいものから 極上 > 上 > 中 > 並 > 等外 です。

さて、今回の豚は …



10頭中、上×8頭、中×2頭でした。大変よい結果でした。ちなみに極上はめったに出ません。
しかし、豚肉の相場が安く、単価が400円台で伸びませんでした。
最も高く売れた豚が、3万5千円。今年は、4万円くらいで推移していましたが、ここにきて安くなっています。相場が良いときは、1頭5万円以上で売れることもあります。

栃農給食DAY【謝罪会見?】

11月8日、市役所で行われた栃木市長定例記者会見に出席してきました。
その中で、栃農給食DAYについて記者発表をさせてもらいました。
多くのプレスの方々が出席されていてとても緊張しましたが、上手に発表できました。


PRと併せて、一つ皆様に報告をさせていただきました。
「給食DAYのために育てた豚を出荷してしまいました。」
記事にも紹介してきましたが、育ちが良すぎて、出荷日まで待てませんでした。
期待してHPを見ていただいた方々には、大変申し訳ありません。
代わりに7月生まれの豚を出荷する予定です。この豚も私たちが愛情を込めて育ててきたので、安心して食べて下さいね。
 

栃農給食DAY【お米⑤】

今回は調整作業の紹介です。
 

収獲した籾は運搬後、乾燥機に入れられ適正な水分値に乾燥させます。
乾燥後、籾すり機を使い、玄米と籾がらに分けます。
 
          乾燥機                     籾すり機

機械を通すことにより全ての籾を、玄米と籾殻に分けてくれます。
  
          籾すり前                    籾すり後玄米                    籾殻

籾すりを終えた玄米は、選別機により良いお米と悪いお米にわけられます。
 
          選別機
良いお米が袋に入り、約30kgで詰められます。袋を縛って完成です!!!
  

精米へ続く。

栃農給食DAY【味噌】

お待たせしました!
先日、約10ヶ月の熟成期間を経て、ようやく味噌が出来上がりました!
せっかくなので、ちょっとだけ味噌づくりをお見せします絵文字:一人

[1月]蒸した米に麹菌(こうじきん)を繁殖させ、「米麹(こめこうじ)」を作ります。
これが味噌づくりには欠かせません!
  

[2月]米麹・茹でた大豆・塩を混ぜて仕込みます。


ここから約10ヶ月間熟成させ、ようやく完成です!


長い時間をかけて、味噌が完成しました。
国産大豆と、栃農産のお米を原料にした優しい味わいの味噌です。
楽しみに待っていてくださいね☆

栃農給食DAY【野菜の様子】

本日の野菜の様子をupします。

1年生全員で管理している野菜の畑です。
こちらでは、ハクサイ2品種、ブロッコリー、ダイコンを栽培しています。
「生徒」 VS 「アオムシ」 の熱い戦いが行われています。


ハクサイ、キャベツの葉が立ち上がってきています。だんだんに結球(丸くなる)していきます。
これは、葉が日光に当たりやすいよう、オーキシンという植物ホルモンの働きで起こります。
 
          ハクサイ                     キャベツ

普通のネギと宮ネギが植えてあります。
給食DAYまでにもっと太って欲しいですね。
ブロッコリーの体がだいぶ大きくなりました。
これから、食べる部分となる「つぼみ」が作られていきます。
 
          ネギ                       ブロッコリー

栃農給食DAY【お米④】

7月(後半)
無人ヘリコプターによる薬剤散布
稲穂が出る頃に薬剤散布を行っています。
病気や害虫からお米を守るために行っています。
 

8月
開花の確認
穂が出て当日または翌日に上位部分より花が咲いていきます。
開花することにより花粉が柱頭に付き、受粉が行われます。
 

鳥よけの設置
支柱と反射テープを用いて鳥対策を行いました。
 

9月
稲刈り
コンバインを使用しイネの刈り取りを行いました。
コンバインの操作は私たちが行いましたが
刈り取りや脱穀(穂と茎に分ける)を自動で行ってくれます。
  

調整作業につづく

栃農給食DAY【エサ食べ放題】

豚の出荷日が決まりました!!
11月の19日を予定しております。

前回にも記事をアップしましたが、想像以上に生育がよく仕上がりが早いです。
通常豚は、5~6ヶ月齢で出荷になります。給食DAYの豚は、4~5ヶ月齢で仕上がる勢いです。

そこで、エサを食べ放題(「不断給餌(ふだんきゅうじ)」といいます)から、「制限給餌(せいげんきゅうじ)」に切り替えます。
エサは食べ放題ですと、豚同士がケンカせず、ばらつきなく育てることができます。
今後は、大きくなりすぎないよう、1日に決まった量しかエサを与えないように管理していきます。
豚にとってつらい日々になりそうですね。

栃農給食DAY【食欲の秋?】

豚の成長が止まりません。
ここにきてグングンと大きくなっています。
出産日から逆算して、栃農給食DAYの日程を決めたわけですが、予定より育ちが早くて困っています。

豚は、大きすぎると等級が下がります。(牛は、大きいほうが良いです…)
理由は、規格があるからです。スーパーで大きすぎる野菜が売ってないのと同じです。

10/12現在、平均97キロです。
このままでは、あと2週間程度で出荷できてしまいます。

 

栃農給食DAY【キャベツとブロッコリーのその後】

キャベツとブロッコリーは同じ仲間なので、苗の状態で見分けるのが難しいことを前回投稿しました。
植え付けその後の様子をご紹介します。

どちらが「キャベツ」、「ブロッコリー」だか分かりますか?
だいぶ野菜の特徴が現れてきましたね。

 

答えは、、、

前回の記事の順番と同じに並べてありますので、見比べて見て下さい。

栃農給食DAY【お米(生育調査編)】

今回は1本の苗の植え付けから出穂・収穫までの記録を紹介します。

生育の観察をよく行えるよう、5月の田植え時にワグネルポットといわれるポットにイネの苗を1本植えました。
ワグネルポットとは、
作物栽培をするための試験容器で縮尺の面積から、田んぼ等での肥料の量・生育の状態を予測することができるポットです。


草丈、葉の枚数、茎の数といった調査項目を毎週調査を行い、実際に育つ過程について学習しています。

 


   
上記写真は植え付けてからの生育過程になります。
イネは「分げつ」といって、生育が進むにつれて枝分かれをしていきます。
最初から数えて4枚目の葉がでると、1葉の付け根の節から枝わかれするといわれます。
1本の苗から新たな茎が多く出る事を確認できました。
また7月中旬以降、目には見えないですが穂が形成されていくため、水がなくならないよう注意しました。

*左から6月上旬 6月下旬 7月上旬 7月下旬
 
8月上旬いよいよお米となる部分「穂」が出てきました。
「出穂(しゅっすい)」といい、文字通り「穂が出ること」を意味します。
今年は天候があまりよくなかった事もあり、少し遅い出穂となりました。

 
写真は9月中旬

1日の平均温度や日長の長さ、天気にも左右されますが
出穂確認から約38日程度になると刈り取りが適期となります。


お米だけではないですが、植物全般「天気や環境」が重要になります。

栃農給食DAY【キャベツとブロッコリーの苗】

どちらが「キャベツ」「ブロッコリー」だか分かりますか?
 
 

スーパーで、キャベツとブロッコリーを間違えて買う人は少ないですよね。でも、苗の状態ではほとんど見分けが付きません。
答えは、左の写真が「キャベツ」、右の写真が「ブロッコリー」です。
見分け方を色々と調べてみましたが、葉の形や色、茎の長さに違いがあります。
キャベツ(左)の葉の色が薄いのが分かります。
並べてみないと分かりづらいですね。

8月に種をまいた野菜苗の植え付けが、先週から始まりました。
成長の様子は、HPにアップしていく予定です。

栃農給食DAY【結果にコミットする】

みなさん、こんにちは。
「結果にコミットする」というお馴染みのCMがありますが、栃農給食DAYの豚も順調に大きくなっています。(やせるではなく、太るですが…)
今日は、1日あたりどのくらい豚が大きくなるかのお話です。


9月7日
 5番の部屋(6頭)
   52.6kg 55.4kg 55.6kg 58.8kg 61.2kg 63.0kg 平均 57.8kg
 6番の部屋(6頭)
   49.6kg 50.2kg 51.0kg 52.0kg 54.0kg 55.6kg 平均 52.1kg
9月14日
 5番の部屋(6頭)
   58.6kg 64.0kg 64.4kg 65.4kg 71.8kg 72.8kg 平均 66.2kg 
 
6番の部屋(頭)
   56.8kg 58.2kg 59.6kg 59.6kg 63.0kg 65.2kg 平均 60.4kg

 5番の部屋 1日あたり 1.2kg増
 6番の部屋 1日あたり 1.1kg増

牛や豚、鶏などの家畜は、成長が順調かどうかを「1日あたりの増体重」でみます。
(簡単にいうと、1日どれだけ太ったか)
家畜によって違いますが、豚は1日に800g以上太っていれば、良好な成長と言えます。
栃農給食DAYの豚は、1000g以上太っています。かなり良いですね!!


 
  

栃農給食DAY【お米③】


6月
〇田植え
 引き続き田植え実習を行いました。
 前の実習時の機械操作を思い出し、上手に運転できるよう心がけました。
 

 また、ワグネルポットに1本植えました。生育を観察します。
 

 同時に機械を使い育苗箱を洗浄しました。
 

7月(前半)
〇刈り払い機による除草作業
 6月頃から雑草の生育が早くなってきます。
 お米にとって多くの雑草があると、病気の発生・害虫の住処を作ると言われ、品質の低下や収量が減少するともいわれます。
 予防対策として、刈り払い機を使い、水田周りの草の除去を行いました。
 
 ・機械の整備、操作技術
 ・防具類の装備
 ・周囲への十分な距離の確保
 ・本人の体調管理、及び適度な作業時間

 これらの事を学び、意識して実習を行いました。

栃農給食DAY【野菜】

お待たせしました、野菜の登場です!!

提供する野菜の種まきが、夏休み中に行われました。
1年生全クラスと植物科学科野菜班が時期をずらしながら、7月下旬から8月中旬にかけて実施しました。
写真は、ブロッコリー、ハクサイの作業の様子です。
種は、畑に直接まきません。ポットに種をまいて、ある程度大きく育ち、苗の状態になったら畑に定植します。


 種は、とても小さいです。


 種が小さいので、慎重にポットにまいています。


 種をまいた後は、かん水をします。

栃農給食DAY【豚のお引っ越し】

給食に提供予定の豚さんは、2ヶ月齢となります!!

8月23日に豚のお引っ越しを行いました。
栃農では、①繁殖豚舎→②育成豚舎→③肥育豚舎 の3つの豚舎があり、成長に合わせてお引っ越しをします。
今回は、③肥育豚舎へのお引っ越しとなります。併せて、体重を測定して、12頭を6頭・6頭の2群に分けました。

 6/16 分娩【14頭】      ①繁殖豚舎 平均体重  1.4kg
 7/8  離乳【12頭】      ②育成豚舎 平均体重  6.8kg
 8/23 移動【6頭・6頭の2群へ】③肥育豚舎 平均体重 39.8kg

大きい豚は、46kg  小さい豚は、34kg となりました。
一気に大きくなりましたね。すでに皆さんの体重を越したかな?

  

成育は、順調です。予定通り12月の給食に間に合いそうですね。

栃農給食DAY【お米②】

5月

圃場の準備
田植えを行う前の準備を行いました。
トラクタにブロードキャスターという機械を取り付け、肥料を均一に散布し、その後、田んぼに水を入れ、代かきを行いました。
代かきは漏水を防止や雑草を土の中に埋め込む、土面を平らにして田植えを容易に行うなど、様々な役割があります。
  

苗の観察
自分達で播いたコシヒカリの苗がどのくらい成長したか観察しました。
 

田植え
苗の生育が適期となり田植えを行いました。
 

実習では田んぼ内に入り、直接手で植える手植えの方法と機械植えと両方行っています。この時に一番重要なのは田んぼ内の「水位」になります。
水が多いと手植えは苗がもぐってしまい、苗が見えなくなります。また機械植えは次に走る目印となるマーカーが見えず、まっすぐ植えることが非常に困難になります。実習では水が多くて、まっすぐにいかない事がありました。
  

また手植えと機械植えを比較して、利点や欠点を考えながら実習を行っています。

栃農給食DAY【お米①】


こんにちわ!
私たち作物専攻生が農場で栽培しているお米(コシヒカリ)について、種まきからお米になるまでの過程について紹介します。

 

4月
浸種(しんしゅ)
種まきを行う前に、浸種(しんしゅ)という種に十分な水分を与える準備の事をいいます。
種を箱形の容器に入れて、水を入れます。約13℃の水温で7日間浸しておきます。7日間行うと種から芽が少し出てきます。芽がでたら種まき準備完了です。
 

種まき
私たちで種まきを行いました。といっても、まいているのは機械です。私たちが手でまくと、土や種の量が均一にまけずイネの生育にばらつきが起こるからです。また、学校の植える面積分を手でまくとなると、膨大な時間がかかります。

育苗箱(苗を育てる箱)といわれる箱を用意し機械で種をまきました。
土(床土)→水→種まき→土(覆土)

 

種まき後の育苗箱は、一定の温度が取れる育苗機に入れたり、今後、苗を管理育苗ハウスに入れたりしました。

栃農給食DAY【豚の離乳】

  
7月8日豚の離乳を行いました。
子豚は、3週間程度母豚と同居してお乳をもらい、その後離乳します。3週間でおかあさんと離ればなれになるなんてさみしいですね。このとき子豚が6kgくらいに育っていることが離乳のタイミングとなります。

体重の変化
 出産時(14頭) 大きい豚 1.9kg  小さい豚 0.8kg  平均 1.4kg
  ↓
 離乳時(12頭) 大きい豚 8kg    小さい豚 5kg    平均 6.8kg



 離乳後は、広い場所で生活します。環境が変わり、落ち着かない様子でした。

栃農給食DAY【子豚の戦い】

(6月25日)

14頭産まれた子豚は、現在12頭になってしまいました。
豚は1度にたくさん子どもを産みますが、小さく産まれた弱い子豚は死んでいまうことがあります。とても厳しい生存競争(兄弟ゲンカ)が産まれた直後から始まります。「乳頭順位」といって、たくさんお乳が出るおっぱいに、強い豚が吸い付きます。その場所は、産まれて2、3日で固定されてしまいます。ここで成長の差が開いてしまいます。

はじめに【栃農給食DAY】


栃農給食DAYとは…
 
 大平学校給食センター様とコラボし、12月に「栃農給食DAY」を実施する計画を立てています。本校産の米、野菜、豚肉、加工品を使った給食メニューを1日限定で提供する取り組みです。これにより、地産地消・食育の推進、本校生徒の学習成果の披露に繋げたいと考えています。
 提供に至るまでの半年間、どのように食材が栽培・飼育・加工されているのか、このHPで随時更新していく予定です。併せて、生徒たちが考えた学習教材の作成も検討中です。是非みなさん定期的に本校HPに足を運んでみて下さい。


【動物科学科:豚肉担当】
 

動物科学科です。
私たちの担当食材は、豚肉です。
6月16日に子豚が生まれました。この子豚たちを給食DAYに向けて、愛情を込めて育てていきます。