植物科学科の活動

植物科学科日誌

土性の判定【植物科学科】

11月に入り作物の栽培管理が一時的に落ち着いてきたことから、
植物科学科1年生の「農業と環境」では、土壌について学習しています。

土壌は・・・
母材(岩石が風化を受け、小さな粒となったものや火山灰など)と
腐植(動植物など遺体が分解され、さらに微生物によって再合成されたもの)
によってできています。

地域によって土の特性はさまざまで、粒子についてみると、
その直径によって粘土・微砂(シルト)・細砂・粗砂と分類されます。
これらのさまざまな大きさの土の粒子が
どのような割合で混ざっているかを示したものを「土性」といいます。

(実教出版 農業と環境新訂版 より引用)


今日は、土性について判定試験を行いました。
サンプルは・・・
A:露地栽培の畑の土壌
B:ガラス室内(施設栽培)の土壌
C:本校水田の土壌(開墾して8か月)
の3つです。

グループに分かれて、生徒ひとりひとりがそれぞれの土壌を細長くしていきます。


その後、グループ内でA・B・Cのうちどの土壌が一番細くできたか、
できなかったかを確認しました。
来週の授業では「なぜ、このような差が現れたのか」について
検討する予定です。

ちなみに、一番細長くできた生徒は・・・こんな感じでした。
指先にあるのは比較として置いたシャーペンの芯です。


さて、来週の検討会が楽しみです絵文字:ニヤリ

無菌播種の実験【植物科学科】

10月26日(月)2年1組の「植物バイオテクノロジー」の授業で、無菌播種の実験を行いました。

今回、実験に使用した植物は、ケイトウとヘリクリサムです。

無菌操作を行うため、クリーンベンチを使い、小さな種子を試験管内の培地に播種しました。

 

繊細な作業のため、緊張して手が震えてしまう生徒もいましたが、無事に終えることができました!



先週播種したヘリクリサムががこちらです。1週間でこんなに大きくなりました!今後の成長が楽しみです♪

ロックウール温室でのトマトの誘引作業【農業科・植物科】

植物科学科では、2年生になると『土地利用生産コース(作物・果樹)』と
『園芸植物コース(野菜・草花)』に分かれて学習します。

その中の野菜では、土壌の代わりにロックウールという資材を使ってトマトの栽培をしています。
今日は、農業科の3年生がトマトの誘引作業を行いました。

誘引のヒモを引っかけるパイプ(梁)よりもトマトが伸びています。
トマトの成長点を適当な高さまで下げて右側にスライドさせます。これを繰り返していきます。


黄色い紙を中心に見て、左の一列が誘引作業後、右の一列が誘引作業前です。


トマトの植物体の表面にはワックスのような成分があります。
管理作業後は指先がこのようになります。頑張った証ですね絵文字:重要


また、今日は栃木地区の中学生が授業参観に来ました。
高校生の熱心に取り組む姿が中学生に伝わったことでしょう絵文字:急ぎ

とちぎものづくりフェスティバル《フラワー装飾》出場【植物科学科】


10月24日(土)に栃木県央産業技術専門校にて、植物科学科2年生大類なずなさん、若菜亜海さんが出場してきました。10月から計10回、放課後に練習してきました。
競技内容は、バスケットアレンジメントとブートニアです。バスケットアレンジメントでは、30分間でドーム型のアレンジメントを作成していきます。
県内の農業高校計8名が出場しました。

《バスケットアレンジメント》競技時間30分
  

《ブートニア 》競技時間20分
  

競技を終えて・・・

《大類なずなさん》
先週、私はフラワー装飾の大会に若菜さんと出場してきました。
大会の練習は一ヶ月ほど前から始め、お花の組み合わせやバランスなど何度も練習しました。
当日は、とても緊張しましたが、納得のいく作品ができたので満足しています。他の選手の作品は、非常に完成度が高く驚きました。練習期間から大会当日までとても良い経験ができました。
来年度も是非フラワー装飾に挑戦したいと思っています。指導して下さった先生に感謝したいです。

《若菜亜海さん》
練習している時は、決められた長さにカットしたり、花の配置に苦戦しまし時間内に完成するか不安でしたが、毎日練習することで少しずつ上達することができました。
本番では、周りの雰囲気に圧倒され、少し焦りましたが時間内に終わらせることができました。貴重な体験をすることができました。
来年度は、さらに練習して入賞できるように取り組んでいきたいと思います。

イチゴのマルチ張り【農業科・生工科・植物科】

本日は、課題研究(農業科3年・生物工学科3年)の授業にて、イチゴのマルチングを行いました。


定植は9月24日(木)に植物科学科2年生で作業を完了させています。
あれから1か月が経ち、根がしっかりと活着して植物体として成長が安定してきたため本日実施しました。


このあと花芽の発生にあわせて温室内にミツバチを導入します。