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5月14日(火)にオリオンスクエアにて開催された地域活性化フェスティバルで、食品科学科とキッチンカーがコラボしたメニューの販売が行われました。生徒のアイディアとキッチンカーの方々のアドバイスや技術によっておいしいクレープとトルティーヤが完成しました!
イベントでは、平日にも関わらず多くの地域の方々にご来場いただき、交流することができました。コラボを実現してくださった合同会社Y.T.U様 MOGUMOGU様 O.N.Y様、 G’sKitchen様 ありがとうございました。
「食品製造」の授業は、毎年恒例の【ジャム製造実習】から開始しました!
「食品製造」とは食品の特性や製造・加工の原理などについての知識を、座学や実習を通して学んでいく科目です。
今回は『マーマレードジャム製造・イチゴジャム製造』の実習を2・3年生が行いました。
どちらのジャムもまずは前処理を行いました。
甘夏は果皮と果肉に分けたり、ペクチン液の抽出をしたりし、イチゴはヘタ取り・洗浄を行い、ジャム内に異物混入が無いよう細心の注意を払いながら工程を進めていきました。
〈前処理の様子〉
その後、ペクチン液や砂糖などを添加しながら煮詰めていき、殺菌済みのジャム瓶に充填し、殺菌・冷却を行いました。
放冷後に異物混入の最終チェックやラベル貼りを行い、校内販売のための製品とする準備を進めました。
〈煮詰め・充填・ラベル貼りをして完成!〉
今後も様々な製造実習を行いながら、食品の衛生管理や安全性の確保、原材料から販売製品に加工するまでの工程などを学んでいきます。
地域活性化を目的に、今年度から食品科学科食品製造分会が、本校OBで合同会社Y.T.U様とともに、キッチンカーでのコラボメニュー開発をはじめました。
本日、コラボメニューのアイディアや打ち合わせを行い、今後試食検討などを重ね、5月14日(火)にオリオンスクエアで行われるオリスクマーケットでのコラボメニュー販売を目指しています!
コラボキッチンカー 米粉と豆乳を使用したクレープ「MOGUMOGU」様
トルティーヤサンド専門店「O.N.Yオンニ」様
打ち合わせの様子
4月12日・19日に1年生が「農業と環境」の圃場で『ジャガイモの植付け・トウモロコシの播種(はしゅ)実習』を行いました。(はしゅ:種をまくこと)
「農業と環境」とは、農業の基礎を授業や圃場での実習を通して学習していく科目です。植付けや播種をした作物が発芽し、どのように生長していくのかを授業実習を通して学び、食品製造で使用される原材料の生産過程などにも理解を深めていきます。
今年度栽培する品種は、ジャガイモは《キタアカリ》、トウモロコシは《ゴールドラッシュ・ホワイトコーン》です。
植付けと播種の前に〈種イモ〉と〈種子〉の観察をし、生徒同士で特徴などを話し合いながらスケッチを行いました。
〈使用した種イモ・種子です〉 〈よく観察しています!〉
生徒たちは実習が始まる時は緊張の表情をしていましたが、作業工程を確認し合ったり、先生に質問したりしながら丁寧に植付けや播種、覆土(ふくど:土をかぶせること)、灌水などの作業を進めていくうちに笑顔の表情に変化していきました。そして、周囲と協力しながら無事に実習を終了しました。
〈植付け・播種の様子〉
今後の圃場での実習は追肥や土寄せ、間引き、除草などの管理実習を行う予定です。
立派な作物が収穫できるよう、全員で一生懸命取り組んでいきましょう!!
食品科学科3年食品製造分会では、今年度も引き続き、地域種苗会社 株式会社「トーホク」様と連携し、その特性を活かした野菜のレシピ開発を進めていきます。4月12日(金)に本校に来校していただき、開発にむけた打ち合わせを実施しました。今回、これから収穫する「耐病ぼうず知らずねぎ関白」を持ってきていただきました。家庭菜園で主に作る野菜を中心に、食品科学科で学んだことを基にレシピ開発を進めていきたいです
開発に向けて打合せ ネギ
3月15日(金)1~4時限目に1年生が、関連上級学校見学として『学校法人三友学園IFC大学校・IFC栄養専門学校』に伺いました。
全体でIFC大学校・IFC栄養専門学校の特徴や学習内容の説明を聞いてから、生徒は自分の進路希望に沿ったコースに分かれ、講話・実習を体験させていただきました。
〈全体説明の様子〉
①調理・発酵コースでは、学習内容の説明をしていただき、「海老のマヨネーズ和え・中華まん(2種)」作り体験を行いました。調理の際には、先生から細かいポイントを教えていただきました。
〈調理・発酵コースの様子〉
②製菓・製パンコースでは学習内容や進路先の講話をしていただき、その後「ダックワーズ」を作りました。使用する器具の説明を受けながら実習を行いました。
〈製菓・製パンコースの様子〉
③栄養コースでは、栄養士と管理栄養士の違いや業務内容の違いなどを説明していただき、保育園でおやつとして提供されている「ひよこピザまん」を作りました。また、給食調理施設も見学させていただきました。
〈栄養コースの様子〉
各コースとも講話・実習体験終了後に、栄養バランスが考えられた昼食をいただきました。
今回の見学では、専門的な学習・実習を体験することが出来たとともに、進路実現への意識が高まりました。見学で学んだことを今後の学校生活や進路選択に活かしていきたいです。
今回の見学に協力してくださった学校法人三友学園IFC大学校・IFC栄養専門学校の先生方、ありがとうございました。
14日(木)栃木県めん類業生活衛生同業組合による後継者育成支援事業の一環として、食品科学科2年食品製造分会17名が、そばうどん屋(プロ)の講師を招き、うどん打ちの説明から実演、製造体験、意見交換などを実施しました。
次年度課題研究で、農業経営科の生産するトマトの規格外品を活用したうどんの製造開発に取組むグループもあるので、1グループはトマトのフリーズドライを添加した生地でうどんの製造を行いました。次年度の研究活動に今回学んだことを活かしていきたいです。指導してくださった八木澤様、藤田様、塩澤様、大森様ありがとうございました。
うどん打ちの実演 トマト入り! 伸ばし
切り出し 茹でます 完成!いただきます!
食品科学科の2年生を対象に宇都宮市保健所生活衛生課食品衛生グループの方々を講師に招き、食品安全ゼミナールを実施しました。
食品添加物や農薬、食中毒や食物アレルギー、HACCPまで食品の安全について、クイズを交えて体験的に学習しました。今回学んだことを今後の学習に活かしていきたいです。
講 話 5人1組でのクイズ
2月28日(水)に食品科学科2年生で『HACCP講習会』を実施しました。
栃木県保健福祉部生活衛生課の大森さん、中平さんを講師としてお招きし、「HACCP」による衛生管理についての講話や、食中毒菌汚染などの危害要因を分析・把握する講習も交えて学習しました。
グループワークの際には、生徒同士で様々な視点から危険要因となる事柄を出し合い、どのように管理するか・排除するかなどを話し合い、より深く食中毒や衛生管理について理解を深めようとする姿勢が見られました。
その他にも、衛生管理計画の策定方法や効果的な手洗い方法など、食品の安全性を確保する衛生管理方法を多く学ぶ事が出来、とても有意義な講習会となりました。
大森さん、中平さんお忙しい中ありがとうございました。
毎年1月中旬~2月上旬にかけて行っている恒例の『みそ仕込み実習』を、食品科学科全学年の実習で実施しました。
米を洗米・蒸米してから種麹を付け、”床もみ”や”切り返し”をして麹を作り、さらに塩と混ぜ合わせ「塩きり麹」とし、「蒸煮大豆」とよく混ぜ合わせ、にぎりこぶし大のみそ玉にしてから発酵容器内に空気が入らないよう隙間なく詰めていきました。
その後、塩でふたをしてから重石を乗せ、みその仕込みが終了しました。
みその原材料の米は、農業経営科が高根沢農場で栽培・収穫したものを使用しました。
〈麹作りの工程の様子〉
〈様々な工程を経てみそ仕込み終了!〉
麹作り実習では麹菌の菌糸の状態を観察し、仕込み実習では実際に手で蒸煮大豆と麹、塩を混ぜ合わせ生産する大変さを体感しました。また、異物の混入が無いよう衛生面にも細心の注意を払い、食の安全性・衛生管理の重要性も学びながら実習を進めていました。
今後は、麹菌の酵素や酵母・乳酸菌などの働きによって、発酵・熟成された美味しいみそが作られていきます。
今回仕込んだみその色や香りが発酵によってどのように変化していくのか、製品とした時はどのように変化したのかなどを、実習を通してよく観察し感じ取ってほしいです。