文字
背景
行間
1月14日(火)に食品科学科3年生の課題研究発表会が行われました。
「課題研究」とは、班または個人でテーマを決定し研究活動を行う科目です。
実験や試作を繰り返し行ったり、地域の方や他学科と連携を取ったりとそれぞれ班で活動を行ってきました。また、授業時間だけでは無く、放課後や夏休みなどの長期休業中も利用し、最後まで協力し一生懸命取り組んできました。
各班で取り組んだ研究内容や実験実習方法、結果のデータなどを先生方の指導を受けながらプレゼン資料を作成し、クラス全員の前で成果を発表しました。
生徒たちは緊張しながらも堂々と発表していました!3年生のみなさん、お疲れさまでした!!
〈各班、頑張って発表を行いました!!〉
【令和6年度の研究テーマ】
『食品製造分会』
〇株式会社トーホクとの協働 オリジナルレシピ開発
〇日本酒「白楊舞」の副産物「酒かす」を活用した商品開発
~文化継承で地域とつながるアップサイクルプロジェクト~
〇地域連携/学科間連携 地産地消/地域活性化 アップサイクルプロジェクト
~規格外トマトを活用した地産地消うどんの開発~
『食品化学分会』
〇魚ダイエット~鯛のタンパク質~
〇切り干し大根クッキーで鉄分を取ろう!
〇ゴボウコーヒー
〇手作りチーズのカルシウム量
『食品微生物分会』
〇天然酵母を使用したパン作り
〇理想の納豆を作ろう
〇酵母を活かした花とフルーツの化粧水
食品科学科1・2・3年生の『デコレーションケーキ実習』を行いました。
使用したスポンジケーキは「食品製造実習」で製造した物です。
1年生は基本的なデコレーション、2・3年生は各自で事前にデザインを考えたデコレーションを行いました。
1年生は均等にスポンジをカットしたり、パレットナイフでクリームを塗っていく《ナッぺ》がはじめてだったりと悪戦苦闘していましたが、回転台を上手に使いながら一生懸命に取り組み、きれいなケーキに仕上げました。
〈1年生の実習風景〉
2・3年生は回転台をうまく使いながらナッぺも上手に行い、各自で持参した好きな果物や事前に作成した焼き菓子などを飾り付け、思い思いのデコレーションに仕上げていきました。
〈2・3年生の実習風景〉
〈いろんなデザインのデコレーションケーキ!〉
シンプルなものから可愛らしいもの、フルーツたっぷりなものまで生徒たちは趣向を凝らし、色とりどりなケーキに仕上げていました♬
全員、とても素敵なデコレーションケーキになり、笑顔で実習を終了していました!
1年生の農業と環境で『秋冬野菜収穫実習・加工実習』を実施しました。
圃場で9月中旬に播種・定植をし、その後間引きや追肥・土寄せ・中耕・除草作業などの管理実習を定期的に行い、無事に収穫時期をむかえました!
ダイコンはしっかりと太く生長し、ハクサイも大きく立派に締まりよく結球しました!!
〈ダイコン収穫の様子:太く立派に生長しました 左:耐病干し理想 右:三太郎〉
〈ハクサイ収穫の様子:しっかりと結球しています〉
収穫した作物を利用し『キムチ加工実習』も実施しました。
はじめに下漬けとして、4つ割りの白菜に塩を塗り込んでから樽に隙間なく詰め、数日間重石を乗せて塩漬けにしました。
キムチの味付けに必要な《ヤンニョム》は、生徒が協力して野菜類を千切りにし調味料と混ぜ合わせた後、水気をよく絞った下漬け後の白菜の葉の間に塗っていきました。全ての葉の間に均等に塗り付け、大きな葉で全体を包みこんだらキムチの完成です。
〈下漬けの様子〉
〈ヤンニョム作りの様子〉
〈ヤンニョムを塗り込みキムチ完成!〉
生徒たちは自宅へ持ち帰り、試食をするのが楽しみの様子でした。
「農業と環境」の授業を通して、食品製造や加工に使用する原材料の生産過程や作物栽培の大変さ、生産者への感謝の気持ちを持つ大切さなど様々なことを考え、感じ取ることが出来たと思います。
2年の総合実習で『こんにゃくの製造実習』を行いました。
各班で製造工程を確認し、実習を開始しました。
こんにゃく粉を溶かし、かく拌・練り込みなどの工程を進めていき、味付けとして黒ゴマや青のりを添加しました。
混ぜ込んでいる時の感触の変化や色の変化などを良く観察し、成型をして板こんにゃくが完成しました。
〈こんにゃく製造頑張りました!〉
生徒たちはクラスメイトと協力してこんにゃくの製造実習に取り組むことが出来ました。
また、数種類を各自で持ち帰り「手作りこんにゃく」を自宅で味わうのを楽しみにしていました。
12月5日(木)食品科学科2年生が、キャリア形成支援事業として栃木県めん類業生活衛生同業組合の方々を講師に招き、「うどんの製造講習会」を実施しました。地域のそば・うどん屋のプロの方々から、直接うどんの打ち方を教えていただきました。打ったうどんは、二重窯で茹でて作っていただいた取り汁でいただきました。その後の意見交換及び試食会も実施することができ、有意義な時間となりました。また、昨年度技術協力していただき開発した「白楊トマトうどん」もあわせて試食していただき、ご意見もいただきました。栃木県めん類業生活衛生同業組合の講師の先生方、栃木県生活衛生営業指導センターの八木沢様、ご指導ありがとうございました。
うどん打ち実演 こねる 切る
これから茹でます 試 食 白楊トマトうどん試食
今年も日本酒「白楊舞」の仕込みが宇都宮酒造株式会社にて行われ、農業経営科作物分会10名と食品科学科食品製造分会2名が、発酵が均一に進むように櫂を使ってもろみを攪拌する「櫂入れ」を行いました。今年度より農業経営科が丹精込めて生産した「とちぎの星」を原料に仕込みました。また、発酵後もろみを絞り酒を取り出した後に残った「酒かす」を食品科学科でマドレーヌなどに活用して販売に繋げていきます。
蒸米 記念写真 白楊舞
11月26日(水)5~6時間目に食品科学科食品製造分会17名が、学習の成果発表や意見交換などを中心とした「のざわ特別支援学校」との交流会を実施しました。
本校からは、地域連携を軸とした学科の特性を活かした発表として
①本校生産米で醸した日本酒の酒かすと米粉を活用したマドレーヌの開発
②宇都宮市産小麦と本校トマトの規格外品を活用したうどんの開発
③地域種苗企業との連携による野菜レシピの開発
の3つの発表を行いました。のざわ特別支援学校からも「自己の経験から得た視点から、自分の描く未来にとって必要な社会や地域への提案」としてLRTや映画、調理などについての提案の発表していただきました。
①酒かすと米粉のマドレーヌ ②白楊トマトうどん ③野菜レシピ開発
Teamsを活用してのオンライン交流の中で、各校クイズなどを踏まえて双方向的に交流することができ、意見交換も積極的に行い、理解を深めることができました。
のざわ特別支援学校のみなさん、ありがとうございました。
クイズにチャレンジ 意見交換会 食品製造分会
食品科学科食品製造分会で地域の種苗企業「株式会社トーホク」と連携し、コールラビとビーツを活用したオリジナルレシピを開発しました!
以下のリンクからレシピが見られます。これからも「食」を通して地域に根ざした活動を展開していきます!
https://tohokuseed.co.jp/recipe/kohlrabipotage.html
https://tohokuseed.co.jp/recipe/beetstatutaage.html
https://tohokuseed.co.jp/recipe/beetscupcake.html
食品科学科3年食品製造でソーセージの製造を行いました。ソーセージとは、豚などのひき肉に脂肪を加え、調味料や香辛料で味付けした後、ケーシングに詰めて燻煙し、湯煮したものです。ソーセージは、ケーシングの種類によって、羊腸では「ウィンナーソーセージ」、豚腸では「フランクフルトソーセージ」、牛腸では「ボロニアソーセージ」と呼ばれます。まず、豚ひき肉と調味料等を混ぜ合わせ、粘り気が出て白色になりエマルジョン化したら、絞り袋に入れ羊腸(ケーシング)をかぶせた口金から、絞り出します。
練り合わせ 充填 充填したソーセージ
充填したソーセージを2つ折りにし、中央部をねじったものを約5cm前後に編みます。それを70~90℃で20分間湯煮、フライパンで焼いて試食しました。無添加で手作りのソーセージはおいしさもひとしおでした。座学で学んだ製造原理を活かし、クラスメイトと協力してソーセージの製造実習に取り組むことができました。
編み込み フライパンで焼く 試食!
10月1日(火)に宇都宮市立今泉小学校地域連絡協議会主催「おやつ作り教室」で食品製造分会17名が講師として日頃の学習の成果を発揮してきました。参加した児童18名とともに作ったおやつは、「白楊産規格外トマトと米粉の蒸しパン」です。児童とともに蒸しパンを作った後は、クイズタイム!!!クイズを通して今回使用した食材のトマトの規格外品や米粉を活用する意義など体験的に説明し、食育活動も展開することができました。
ニックネームによる自己紹介 わくわくおやつ作り 試食の後は食育クイズ!