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食品科学科の日誌

食品科学科・3年生課題研究発表会

 1月18日(火)5.6時限目に食品科学科3年生による『課題研究発表会』が行われました。
 「課題研究」とは、班または個人でテーマを決定し、研究活動を行う科目です。

 各班、何度も実験や試作をくり返し行ったり、地域の方や他学科と連携を取ったりと、最後まで一生懸命取り組んできました。
 授業時間のみだけでは無く、放課後や夏休みの長期休業中もそれぞれ活動をしてきました。
 発表会では各班で作成したスライドを利用し、クラス全員の前で発表を行いました。発表生徒たちは緊張した様子もありましたが、終了した時には堂々とした表情に変わっていました!
 3年生のみなさん、お疲れ様でした!!
 1・2年生は後日、録画したビデオを授業で見る予定です。

 【令和3年度の研究テーマ】
 「食品製造分会」
 ○米の消費拡大と地域活性化を目指して~宮レモンを活用した米粉パンの開発~
 ○規格外トマトと米粉
 ○赤いキウイと米粉の利用
 ○新たなレモンの産地宇都宮から「宮レモン」を活用した商品開発!
  ~地域活性化と地産地消食育プロジェクト~
 
 「食品化学分会」
 ○栃の実石けんの利便性を高めて
 ○完全グルテンフリー 米粉パン
 ○柑橘類の果皮の利用
 ○大豆粉の活用
 
 「微生物分会」
 ○米麹で作るハンドパック
 ○酵素とコンブチャの可能性
 ○果実の酵母を利用した化粧水の研究
 ○コウジ酸を使ったハンドクリーム 
 
   
   
   
     

食品科学科・【デコレーションケーキ実習】

 12月15日(水)、17日(金)に食品科学科1・2・3年生で『デコレーションケーキ実習』を行いました。
 スポンジケーキは食品製造実習で製造した物を使用しました。
 1年生は基本的なデコレーションを、2・3年生はそれぞれ工夫をして自由にデコレーションをしました。

 1年生は均等にスポンジをカットしたり、パレットナイフでクリームを塗っていく「ナッペ」が初めてだったりと悪戦苦闘していましたが、回転台を上手に使いながら一生懸命取り組み、きれいなケーキに仕上げました!
     
    丁寧にスポンジをカット! クリームをホイップしてナッペしていきます!
  
 きれいに仕上がりました☆

 2・3年生は好きな果物や飾りを持参し、さまざまなデコレーションに仕上げていきました。
 シンプルなデザインから可愛らしいデザイン、大人なデザインまで各自、趣向を凝らしたケーキとなりました!
   
 2・3年生はナッペが手早い!!上部のアレンジもさすがです!!

   
   
 フルーツたっぷりや、切り株風、犬のデザイン・・・と、様々です☆☆

 実習終了後にはクラスメートと出来上がったケーキを見せ合いながら、こだわったポイントやイメージしたこと、工夫したところなどの話をしていました。
 全員、とてもステキなデコレーションケーキになり、笑顔で実習を終了しました!

食品科学科・のざわ特別支援学校との交流会

 12月10日(金)に食品科学科3年食品製造分会の生徒が、のざわ特別支援学校高等部のみなさんとオンラインを用いて交流会を行いました。

 食品製造分会の生徒は、地域の方や他学科と連携をして取り組んでいる『宮レモンパン』や『米粉パン』について、のざわ特別支援学校のみなさんは『SDGs』についての研究発表を、それぞれクイズ形式で行いました。
  

 各学校・学科が日頃から取り組んでいる研究について理解を深めることができ、とても有意義な交流会となりました。
 のざわ特別支援学校のみなさん、ありがとうございました。

食品科学科・2年総合実習【食品製造】

  2年生「総合実習・食品製造」で、『スポンジケーキ製造実習』を行いました。

 ”スポンジケーキ”は、卵の気泡性を利用し膨らませ焼き上げた、洋菓子の基礎となる菓子のひとつです。
 生地が出来上がってからオーブンに入るまで時間が経ってしまうと、気泡がつぶれてしまうために膨らまず口当たりが悪い生地になってしまうので、手早い作業が求められます。
 
 事前に準備をしたデコ型に、縦型ミキサーで作った生地を協力しながら手早く流し入れ、表面の生地をならし、軽く空気を抜く工程を行いオーブンで焼成しました。
 焼成後に放冷をして完成です。ひび割れや凹みも無く、ふっくらと膨らんだスポンジケーキが完成しました。
  
  
 今回の実習で製造したスポンジは、『デコレーションケーキ実習』に使用します。

食品科学科・農業と環境【秋冬野菜収穫実習】

 1年生「農業と環境」の実習で、秋冬野菜として作付をした『ハクサイ・ダイコンの収穫実習』を行いました。

 9月中旬に定植・播種をし、その後、間引きや追肥・土寄せ・中耕・除草作業などの管理実習を行い、今月無事に収穫時期となりました!
   

 ハクサイは大きく立派に締まり良く結球し、ダイコンもしっかりと太く生長しました!!
 ハクサイの根元を切り、持ち上げようとした時の重量感に生徒たちは驚き”大きくて重い!!”との声を圃場であげながら、作物収穫の喜びを感じていました。
   
  

 食品製造に使用する原材料の生産過程や作物栽培の大変さ、生産者への感謝の気持ちを持つ大切さなど様々な事を感じ取ることが出来た実習になりました。

食品科学科・3年食品化学【食品添加物の検出実験】

 3年生「食品化学」の授業で『食品添加物の検出実験』を行い、今回は添加物の中でも”発色剤”についての実験を行いました。
 試料として”ロースハム”や”豚バラ肉”を使用し、発色剤の検出や効果を観察しました。
 検出実験では、ロースハムから抽出した液体と蒸留水にテスターを浸し、反応の違いを観察しました。
    
   
 
 また、豚バラ肉を発色剤を使って茹でたときと、使わずに茹でたときの肉の違いも観察し、発色剤の効果を体感しました。
 茹でた肉を並べてみたときの色の違いに生徒たちは大変驚いて、各班で様々な感想や意見を出し合っていました。
   
                                                   発色剤有  無

 肉加工製品のみで無く、いろいろな製品の食品表示を見るきっかけになった実験だったのではないかと思います。

食品科学科・3年食品製造【ソーセージ製造実習】


 3年生「食品製造」の授業で『ソーセージ製造実習』を行いました。
 豚挽肉にナツメグなどの香辛料や食塩・氷水を入れ、手早く混ぜていきます。
 強い粘り気が出るまで良く混ぜ合わせ、豚挽肉が白色に変化したら絞り袋へ移し、羊腸に充填していきます。
    

 羊腸に空気が入らないように、破れないようにと注意を払いながら、生徒同士で協力し息を合わせて作業を進めていきました。 
   

 全ての充填が終了したら5㎝程の間隔でひねり、見慣れているソーセージの形に仕上げました。
   
   
 その後20分程ボイルし、焼き上げて完成!
 自分で製造したソーセージを試食し、手作りの風味豊かな味に”美味しい!!””食感が良いね!!”などの感想があげられました。
 店舗に陳列されている商品の状態でしか見ることがないので、製品になるまでの製造工程や大変さなど、多くの事を学んだ実習になりました。

地域/学科間連携!

 今年度からはじめた「新たなレモンの産地宇都宮から「宮レモン」活用した商品開発!~地域活性化と地産地消食育プロジェクト!」が第5回「全国高校生農業アクション大賞」の認定グループとして選出され、認定証と記念品が事務局より届きました。
 11/2(火)宇都宮市内の宮レモン農家を流通経済科の研究班と共に訪れ、収穫及び商品開発を行っている「宮レモンパン」の試食会やパッケージの相談を行いました。
  
 11/12(金)白楊祭(校内公開)には、「宮レモンパン」試作品のプレ販売会を実施しました。パッケージには「宮レモンパン」のアイコンとなるような流通経済科が作成したシールが添付されています。また裏面表示にGIGAタブレットで作成したQRコードからアクセスできるアンケートを添付し、ここで得たご意見をもとに商品開発を進めていきたいと思います!
 

食品科学科・食品製造【リンゴジャム製造実習】


 「食品製造」の実習で【紅玉】を使用して『リンゴジャム製造』を行いました。
  

 まずは、リンゴの洗浄やカットなどの調整を行いました。
 芯の部分や皮を除去した後に5ミリ幅にカットしていきます。皮などの異物混入をしないように注意を払いながら、また、リンゴの褐変が進まないよう各班で協力して手早く作業を進めていました。
  

 調整後に“クエン酸”や“ペクチン”、“砂糖”などを添加し、アクを丁寧に除去しながら煮詰めていき、殺菌済ビンに手早く充填していきました。
   

 その後、殺菌・冷却を行いました。
  

 今後の実習でラベル貼りの工程を行い、校内販売にむけて製品にしていきます。

食品科学科・総合実習【食品化学】


 前回に引き続き、2年生の「総合実習」の授業風景です。
 今回の「食品化学」では、『中和滴定法』の実験を行いました。
 『中和滴定法』とは中和反応を利用し、食品中に酸がどれくらい含まれているかなどを調べる実験方法です。
 今回は”食酢”を試料としました。
  

 班ごとに手順を確認しながら滴定を行い、どれくらいの酢酸が含まれているかを求めていきました。
   


 今回の実験では、基本的な器具の操作方法や使用する薬品の取り扱い法などを学習しました。