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食品科学科の日誌

ついに「宮れもんパウンドケーキ」商品化!

   11月13日に宇都宮城址公園で開催された「第17回うつのみや食育フェア」で「宮れもんパウンドケーキ」を販売しました。

   米の消費拡大を目的に、米粉と宮れもんを一年中楽しめるようにマーマレードに加工したものを原材料に使用しました。地域の人々の思いが詰まったケーキとともに本校流通経済科作成のパンフレットの配布も行いました。地元新聞にも取り上げられ、多くの方々が来場し、ふれあい交流/販売することができました。

 食育フェア販売 宮レモンパウンドケーキ 

  食育フェア販売    宮れもんパウンドケーキ

 

食品科学科・食品製造【みそ製造実習】

 2年生の「食品製造」の実習で、『みその樽詰め』『包装(ラベル貼り)』を行いました。

 約9ヶ月の間、麹菌の酵素や酵母・乳酸菌の働きで、発酵・熟成されたみそが完成しました。

 大樽の中からみそを出し、機械で濾してから内容量を計測し、製品用の樽に丁寧に詰める作業を行いました。

   

  〈濾している様子〉       〈樽に詰めている様子〉 

 その後、”容器に汚れが付着していないか”、”フタがきちんと閉められているか”などを慎重に確認し、ラベル貼りの包装工程を行い、校内販売のための製品として完成しました。

   

   〈ラベル作成〉   〈ラベル貼りの様子〉  〈校内販売用製品完成〉

 生徒たちは、みその発酵・熟成した香りや変化した色味などを観察し、「発酵の良い香りがしている」「色が淡い赤色に変わっている」などとそれぞれの感想を話していました。

 食品がどの様な工程を通過して製品になるのかを、食品製造の授業実習を通して学習しました。

 今年度も良く熟成し、美味しそうなみそが出来上がりました!

 

食品科学科・食品製造【リンゴジャム製造実習】

 「食品製造」の実習で、『リンゴジャム製造』を行いました。

 今回のリンゴジャムには、香りが良く酸味が強めで調理加工に適している【紅玉】を使用しました。

 まずはリンゴの前処理として、洗浄やカットなどを行いました。

 丁寧に芯の部分や皮を除去し、5ミリ幅にカットしていきます。種や皮などの異物混入が無いよう注意を払いながら、また、リンゴの褐変が進まないよう各班で協力して手早く作業を進めていました。

   

  

 

 前処理終了後には”アク”を丁寧に除去しながら煮詰めていき、殺菌済みのビンに充填、その後、殺菌・冷却を行いました。

   

   

 最後に校内販売用の製品とするため、ジャムビンを拭き上げ、異物混入の最終確認をし、ラベル貼りの工程を行いました。

  

 今年度も美味しそうなリンゴジャムが出来上がりました!!

食品科学科・農業と環境【秋冬野菜管理実習】

 1年生の「農業と環境」で、秋冬野菜として作付けをしたダイコン・ハクサイの管理実習を行いました。

 今回の実習内容は『間引き・追肥・土寄せ・除草』の管理です。

 

 ダイコンは本葉の枚数や大きさなどを観察し、”間引く株”と”残す株”を決めて間引きを行いました。残す株にダメージが無いよう根元を押さえながら慎重・丁寧に作業を進め、その後、追肥、土寄せを行いました。

 ハクサイには葉の部分に肥料がかからないよう、根本部分を良く確認しながら追肥、土寄せを行いました。

    

 〈間引き前のダイコン〉  〈間引き後のダイコン〉  〈間引いている様子〉

  

   〈土寄せの様子〉

 

 除草作業も生徒全員で協力して取り組んだので、圃場全体がとてもきれいになりました!

 間引き実習も春夏野菜の管理実習で行っていたため、生徒たちは周囲のクラスメイトと声をかけあいながら積極的に実習に取り組んでいました。

  

      〈管理後の圃場の様子〉

食品科学科・1年農業と環境【秋冬野菜作付け実習】

 2学期がスタートし、1年生が「農業と環境」の圃場で『秋冬野菜の作付け実習』を行いました。
 品種は、ダイコンは《おでん大根味福》、ハクサイは《お黄にいり》です。
 

 2学期初めての圃場での実習は、6日にダイコンの播種(はしゅ:種をまくこと)を行いました。ダイコンの種子はとても小さいため、播種の場所以外に落とさないよう気を付けながら丁寧に作業を進めました。
 
        〈播種の様子〉

 13日はハクサイの定植を行いました。ハクサイは夏季休業中にペーパーポットに播種を行い、本葉が5枚ほどに生長した苗を定植しました。
 植付ける深さや間隔、ペーパーポットを外す際に根を切らないなどに注意をして、定植作業を進めて行きました。
  
               〈定植の様子〉
 
   〈定植完了!きれいな列です!〉

 ハクサイ定植実習の日には、1週間前に播種をしたダイコンが発芽していたので観察も行いました。生徒たちは無事に発芽したことに安心し、笑顔で観察をしていました。
 
    〈発芽したダイコンの様子〉

 播種・定植後は、かん水をしたり使用道具を片付けたりと生徒たちは、周囲と協力しながら実習に取り組んでいました。
 今後の圃場での実習は、追肥・土寄せ・間引き・除草などの管理を行う予定です。
 立派な作物が収穫出来るよう、全員で協力して実習に取り組んでいきたいです!!

宮レモンケーキ商品化に向けて

 本日、食品製造分会宮レモン商品開発班で、開発中の「宮レモンケーキ」の風味や食感等の課題解決に向けて、地域の製菓店に赴き技術指導していただきました。解決に向けたアドバイスをいただき、これから改良を重ねていきたいです!また、流通経済科の研究班とともにパッケージシールも着々と作成が進んでいます!商品化に向けて頑張ります!

 

地域製菓店技術指導    パッケージシールの検討
                 (流通経済科)

食品科学科・2年生【キャリア形成支援事業】TBC学院見学実施しました!

 9月7日(水)に2年生のキャリア形成支援事業として、TBC学院国際テクニカル調理製菓専門学校の見学・調理実習を行いました。
 調理実習は西洋料理「牛肉のハンバーグステーキ~マッシュルームソース~」と、製菓「ブランマンジェ・ココ」の2種類を調理しました。

 はじめに、講師の小口伸考先生と宮本知穂先生によるデモンストレーションを全員で見学し、使用する材料や調理工程などのお話をお聞きしてから調理実習を開始しました。

  

 

   〈デモンストレーションの様子〉

 学生のみなさんにアシスタントとして各班に入っていただき、分からない工程や大切なポイントを優しく分かりやすく教えていただきながら調理を進めて行きました。

  

  

     〈 各班での調理実習の様子〉

 調理実習を行いながら小口先生からは、包丁の種類や扱い方、引き切りの技法についてのお話や、『料理の面白さを感じながら調理をして欲しい』、『シェフは盛り付けた時の出来上がりや味を常にイメージしながら調理をしている』などの貴重なお話もしていただきました。
 ハンバーグとブランマンジェ・ココの盛り付けが完成し、お楽しみの試食の際には”とっても美味しい!””お店の味がする!”との声を生徒たちはあげていました。

〈美味しそうに出来上がりました☆〉

 本校とは全く違う設備が整っている中で実習をすることが出来、生徒たちにはとても有意義な時間となりました。
 専門学校校長の小林先生、講師の小口先生、宮本先生、学生のみなさん、貴重な体験をありがとうございました。  

食品科学科・3年【キャリア形成支援事業】実施しました!

 7月12日(火)に3年生でキャリア形成支援事業を行いました。
 今回は、国際TBC調理・パティシエ専門学校の雨笠先生に講師をお願いし、パティシエ学科の学生さんにも教えていただきながら『ガトーショコラ製造』を行いました。

 雨笠先生から作業工程のポイントや注意点を細かく教えていただき、生徒たちは目の前でプロの技術を見られるということで、真剣な表情をしていました。
 各班で作業を行う際には、学生の方からも材料の取り扱い方や機械の使用方法、工程でのポイントを優しく教えていただきながら取り組んでいました。
   
    
                         〈実習の様子〉

 オーブンでの焼成の間には、生徒から雨笠先生に「高度な技術を身に付けるにはどうしたら良いか?」との質問があり、「まずは基本をしっかりと学んでください」とのお言葉をいただきました。和菓子・洋菓子の製造についても基本の大切さを織り交ぜながらお話をしていただきました。
    
          〈焼き上がったガトーショコラ〉

 生徒たちは授業実習では得られない様々なことを、見て・感じて・学ばせていただき、とても有意義な時間となりました。
 お忙しい中、雨笠先生、学生のみなさん、貴重な体験をありがとうございました。

食品科学科・農業と環境【春夏野菜収穫実習】

 1年生の「農業と環境」で春夏野菜として作付けをした『ジャガイモ・トウモロコシの収穫実習』を行いました。

 ジャガイモ・トウモロコシともに4月中旬に植付け・播種をしてから85日程経過し、無事に収穫期をむかえました!
 それぞれ追肥や除茎・土寄せ・除房・除草など様々な管理実習が実を結び、強風や病気にも負けず、立派な野菜となりました!!

 ジャガイモ収穫では、各自の場所をスコップで掘り起こすと次々とジャガイモが出てきて、”何個出てくるの!?”、”大きいジャガイモ!!”などの声があげており、トウモロコシ収穫実習では、自分の身長ほどに生長した茎からトウモロコシをわくわくした顔でもぎ取り、全員、一生懸命に収穫作業に取り組んでいました。
   
               〈ジャガイモ収穫の様子〉 

   
              〈トウモロコシ収穫の様子〉

  
    〈収穫したジャガイモ・トウモロコシ〉

 生徒たちは自分自身で作物の生長過程を観察したり、管理実習を行ったりしてきた野菜の収穫時期をむかえられた事に喜びを感じながら、満面の笑みで収穫を行っていました。
 今後は、秋冬野菜作付けのための圃場整備など、2学期に向けて準備を進めていく予定です。

食品科学科・2年生【キャリア形成支援事業】実施しました!

 6月29日(水)に2年生のキャリア形成支援事業を行いました。
 今回は宇都宮市保健所健康増進課の村上さん、宮下さんに講師をお願いし、『栄養と健康』についての講話や、野菜たっぷりな『ヘルシーメニュー』の調理実習を行っていただきました。

 講話では「健康作りの3要素について」や「栄養バランスの大切さ」、「朝食の大切さ」などを、資料や飲料水中の糖分量の多さを表現したペットボトルなどを使用して、分かりやすく説明していただきました。
    
                〈講話の様子〉

 調理実習では〈塩分ちょっぴり!野菜たっぷり!!〉をテーマにしたヘルシーメニューを作り、献立内容は「餃子風あんかけごはん」「きゅうりのゆかり和え」「ミルク豚汁」「フルーツヨーグルト」でした。
 塩分を控えめにしても、ちょっとした工夫で美味しくなるポイントや、食べ過ぎ防止の工夫なども教えていただきながら調理を行いました。
   
          〈調理の様子〉            〈完成!〉

 その他にも、健康・栄養面での各世代の課題や宇都宮市が行っている取り組み、栄養成分表示を見る大切さ、また、行政栄養士の業務内容についてなど、授業だけでは得られない知識をお話いただき、とても有意義な時間となりました。
 村上先生、宮下先生、貴重な体験をありがとうございました。