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食品科学科の日誌

食品科学科・2年生総合実習【食品製造編】

 前回に続き、2年生の総合実習の授業実習風景です。

 今回の「総合実習・食品製造」では、『菓子パン製造(あんぱん・クリームパン)実習』を行いました。

 包餡工程の際には、あんやクリームが出ないよう丁寧につつみ、あんぱんは黒ゴマをのせ、クリームパンはスケッパーで切り込みを入れ特徴的な形に成形していきました。

 天板に並べ発酵させた後オーブンで焼き上げ、その後冷却、販売商品にするための包装を行いました。

     

               〈製造の様子・美味しそうに焼き上がりました!〉

 焼成中の甘い香りが製造室からしていて、「パンの製造をしているの?」などと他学科の生徒や職員から声をかけられている様子も見られました。

 その後校内販売を行い、完売しました!ありがとうございました!!

食品科学科・2年生総合実習【食品化学編】

 「総合実習」とは、【食品化学】【食品製造】【食品微生物】の3分野に分かれ、それぞれの授業で学んだ基本的学習内容を実験実習を通して体験的に学ぶ科目です。

 今回の「食品化学」の実験では、『pHの違いによる色素成分の変化確認』を行いました。

 今回は《紫キャベツ》を試料とし、色素成分やアントシアニン色素とpHによる関係性などを確認しました。

     

     

         〈授業実験の様子・真剣な表情で取り組んでいます!〉

 同じ班の生徒同士で手順を確認しながら使用する薬品の取り扱い方、器具の使用方法なども実験を通して学習しました。

食品科学科・1年生農業と環境【春夏野菜管理実習】

 1年生の「農業と環境」で春夏野菜の管理実習と観察・スケッチを行いました。管理実習の内容は『除茎・追肥・土寄せ・除草(ジャガイモ)、間引き・追肥・除草(トウモロコシ)』です。

 《除茎(じょけい)》とは、複数の茎から優良なもの(茎が太い、勢いよく生長しているなど)を残し、必要な茎数に調整する作業です。《間引き(まびき)》とは、複数発芽した株の中から良い株(成長が早い、茎が太いなど)を選び、それ以外の株は抜いてしまう、又は切ってしまう作業です。

 どちらの作業も作物を栽培するうえでは、大切な管理となります。

 どの様な手順で行うのか、注意するポイントはどのようなことなのかなどの説明を受けてから、生徒たちは一生懸命取り組んでいました。

     

         〈除茎の前と後の違い〉              〈間引きの様子〉

     

  〈除草もしっかり!〉           〈生徒たち、良く観察しています!〉

  観察・スケッチ実習では、現在の生長具合や葉齢調査、葉の形状の違い、色味の違いなども良く観察していました。 

 順調に生長しているので、収穫時期が待ち遠しいですね!!

 

食品科学科・2年生【キャリア形成支援事業】実施!

 5月28日に宇都宮市保健所健康増進課の枝さんと村上さんを講師として、食品科学科2年生でキャリア形成支援事業を実施しました。今回は『栄養と健康』についての講話やヘルシーメニューの調理実習を行っていただきました。

 講話では「栄養バランス・朝食の大切さ」や「不足しがちな栄養素とは?」「高校生の食生活ポイント」などを資料や飲料水の糖分量を表現したペットボトルなどを使用して、食事の重要性を分かりやすく説明していただきました。

    

              〈講話の様子・生徒たち真剣に聞いています〉

 調理実習では《野菜たっぷり!塩分控えめ!》をテーマにした献立で、減塩にしてもお酢の酸味やごま油の風味などで美味しく食べられたり、食材を大きめにカットすることによって食べ応えを得られ食べ過ぎ防止となったりと、日常生活内にも取り入れやすい工夫も教えていただきました。

    

             〈調理実習の様子・美味しくいただきました!〉

 その他にも各世代の栄養・健康面についての課題や宇都宮市が行っている食育の取り組み、栄養成分表示を見る大切さ、また、行政栄養士の業務内容など、今後の日常生活に必要な知識をお話していただき、生徒たちは真剣な表業で聞いていました。

 授業だけでは得ることが出来ない知識を得ることが出来、とても有意義な時間となりました。

 枝さん、村上さん、大変ありがとうございました。

食品科学科・食品製造【ジャム製造実習】

 今年度も「食品製造」の授業実習は、毎年恒例のジャム製造から開始しました!

 「食品製造」とは食品の特性や加工の原理などについての知識を、授業実習を通して学ぶ科目です。

 今回は『マーマレードジャム製造・イチゴジャム製造』の実習を2・3年生が実施しました。どちらのジャムもまずは《前処理》を行いました。

 甘夏は果皮と果肉に分け、その後、ペクチン液の抽出などを行い、イチゴは丁寧にヘタ取り・洗浄を行い、どちらも製品内に異物混入が無いよう細心の注意を払いながら工程を進めていきました。

 その後、ペクチン液や砂糖などを添加しながら煮詰め、ジャム瓶に充填を行いました。放冷後に異物混入の最終チェックやラベル貼りを行い、校内販売のための製品とする準備を進めました。

    

               〈マーマレードジャム製造の様子〉

    

              〈イチゴジャム製造・ラベル貼りの様子〉

   

     〈美味しいジャムの完成!〉

 今後も様々な製造実習を行いながら、食品の衛生管理や安全性の確保、原材料から販売製品に加工するまでの工程などを学んでいきます。