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食品科学科の日誌

食品科学科・食品製造【ジャム製造実習】

  今年度も「食品製造」の授業実習は、毎年恒例のジャム製造から開始しました!

 「食品製造」とは、食品の特性や加工の原理などについての知識を授業実習を通して学んでいく科目です。

 今回は『マーマレードジャム製造・イチゴジャム製造』の実習を2・3年生が行いました。

 どちらのジャム製造もまずは《前処理》を行いました。

 マーマレードジャムに使用する甘夏は果皮と果肉に分け、その後ペクチン液の抽出などを、イチゴジャムはへた取り・洗浄をし、異物混入が無いよう細心の注意を払いながら工程を進めました。

     

              〈甘夏前処理の様子〉

    

                〈イチゴ前処理の様子〉

 その後、ペクチンや砂糖などを加えながら煮詰めていき、殺菌済みのジャム瓶に充填をし、殺菌・冷却を行いました。放冷後に異物混入の最終チェックやラベル貼りを行い、校内販売のための製品とする準備を進めました。 

     

                 〈マーマレードジャム製造工程〉

     

                  〈イチゴジャム製造工程〉

 今後も様々な製造実習を行いながら、食品の衛生管理や安全性の確保、原材料から販売品に加工するまでの工程などを学んでいきます。

 

食品科学科・宮れもん農家訪問!「温室見学と商品化打ち合わせ」を実施

 食品製造分会と本校流通経済科研究班で、宮れもん農家を訪問しました。宮れもん(璃の香)を丸ごと使って製造した無添加マーマレードの試食及び製造法説明を行い、農家さんの加工所での商品化に向けた打ち合わせ及び意見交換会を実施しました!温室ではレモンの花が咲き、実をつけはじめました。宮れもんの輪が地域に少しずつ広がっています!

 

      

 (宮れもん農家 試食会と商品化打ち合わせ)          (宮れもん温室見学)

食品科学科・農業と環境【春夏野菜作付け実習】

 4月21日に1年生が「農業と環境」で『ジャガイモの植付け』と『トウモロコシの播種』の実習を行いました。(※播種(はしゅ)とは種をまくこと)

 今年度栽培する品種は、ジャガイモは《キタアカリ》、トウモロコシは《ゴールドラッシュ》です。

   

 1年生は初めての圃場での実習ということで緊張した様子も見受けられましたが、クラスメイトと声を掛け合ったり、先生に質問をしたりしながら植付け・播種を行いました。

 覆土(※ふくどとは土をかけること)や鎮圧、灌水などの初めて聞く言葉の説明も真剣な表情で聞きながら丁寧に作業を行い、最後は笑顔で実習を終了しました。

    

       〈トウモロコシの播種の様子〉

   

        〈ジャガイモの植付けの様子〉

 「農業と環境」という科目は、農業の基礎を授業や実習を通して学習していきます。植付け・播種をした作物がどのように成長していくのかを授業実習を通して自ら感じ、学んでいきます。

 また、食品製造・加工で使用される原材料の生産過程などについても理解を深めていきます。

 今後の圃場での実習では作物の観察やスケッチ、追肥や土寄せ、間引き、除草などの管理実習を行う予定です。

 立派な作物が収穫出来るよう、クラス全員で協力して頑張っていきましょう!!

食品科学科・関連上級学校(学校法人三友学園 IFC大学校/IFC栄養専門学校)見学を実施!

3月22日(水)4~6時間目に食品科学科1年生が、関連上級学校見学として

「学校法人三友学園 IFC大学校 IFC栄養専門学校」に伺いました。

見学用に準備していただいたバスに乗り、到着後、栄養バランスが考えられた昼食(チキンのトマト煮~バターライスを添えて~サラダ)をいただき、全体的なオリエンテーションを実施していただきました。

  

全体説明が終わると、次はいよいよ自分の進路希望に沿ったコースでの講義と実習体験です。

①製菓製パンコースでは、分野の講話をしていただき、スイーツバーガー作り体験を実施しました。

作り方のコツだけではなく、科学的な理論もあわせて教えていただきました。

  

②栄養コースでは、栄養士・管理栄養士の仕事についての講和や保育園のおやつ作り体験を実施しました。

栄養士と管理栄養士の違いやその仕事内容などを説明していただき、保育園でおやつとして求められる工夫を施した蒸しパンを作りました。

  

③調理・発酵コースでは、分野や進路先の講和をしていただき、厚焼き玉子づくりを体験させていただきました。

普段家庭で作る卵焼きとは一味違うプロの仕上がりで、苦戦しながらも教えていただき作り上げることができました。また、お店で見るフルーツのカッティングも体験させていただきました。

  

 この見学で、自分の希望するコースでより進路に沿った専門的な学習を体験することができたとともに、進路の具体化が図れました。今日学んだことを今後の進路選択や学校生活に活かしていきたいです。

本日の見学に協力してくださった学校法人三友学園 IFC大学校 IFC栄養専門学校の方々ありがとうございました。

 

食品科学科・食品安全ゼミナール講習会実施!

 食品科学科2年生において、宇都宮市保健福祉部保健所の安達さん、齊木さんに講師をお願いし、『食品安全ゼミナール講習会』が行われました。

 冊子やスライドを用いて「食品添加物」や「食物アレルギー」など、食に関する様々な事を解説していただき、生徒たちはクイズ形式で分かりやすく学んでいきました。

    

 また、食中毒の事例を説明していただきながら、予防方法や食品製造に従事する際の注意事項をお話ししていただき、身近な事柄だと改めて実感する事が出来ました。

 生徒から〈食品表示〉について質問が出た際にも、表示の見方のポイントや食品を購入する際のアドバイスをしていただき、より詳しく【食の安全】について学ぶ事が出来ました。

 食品製造実習に取り組む時や日常生活を営む上でも、大変重要な事を学べる講習会となりました。

 安達さん、齊木さん、ありがとうございました。