拓陽日記

拓陽のできごと

乃木農場における実習風景~和牛の除角と去勢~

 12月11日に、乃木農場において、農業経営科3年生の畜産専攻の生徒と実習の先生方により、和牛の除角と去勢の実習が行われました。
     
 【除角の前に角の周りの毛を刈ってあげます】
 除角とは、文字どおり牛の角を取ってしまうことです。牛同士がぶつかり合ったときのけがを防止するとともに、世話をしている生徒、先生方のけがの防止にもつながります。除角の作業は、牛を生徒たちが固定し、除角器で角を切り、止血と角の再生を抑えるために、熱く熱したこてで切った部分を焼き、消毒液を塗ります。
 また、牛肉の評価は様々あると思いますが、肉の柔らかさ、脂の味、見た目の美しさ等によって評価されると言われています。高い評価を追求していくと、その最高点は「雌牛」になるのだそうです。そこで、雄牛は、おいしい牛肉になるために小さいときに去勢をすることになるのです。去勢をすることで、サシ(脂)が入りやすくなり、価値の高い牛肉になるのだそうです。
 見ているだけでこちらも痛くなりそうな作業ですが、生徒たちは、おいしい牛肉をつくり上げるために、一生懸命取り組んでいました。食べることの大切さ、ありがたさを実感できる実習でした。
  
 【牛を必死で抑えつつ除角を】 【子牛でも数人で抑えないと…】

ジュニア豆腐マイスター講習会開催~ありがとうふ!~

 12月9、10日に食物文化科3年生、拓陽SOYプロジェクトのメンバーを対象として、ジュニア豆腐マイスター講習会を開催しました。講師として、日本豆腐マイスター協会の太田先生、宇都宮市の大豆乃館の大谷先生をお招きし、豆腐を通じて地域に根付く食育の担い手の育成・食文化の伝承に貢献できる知識と技術の習得を目的に開催しました。
  
 【完成した爽やかな緑色の手作り豆腐!】
 9日は、大豆、凝固剤についての講義を受け、その後、豆腐の食べ比べを実施しました。そして、最後に油揚げづくりに挑戦しました。
 10日、いよいよ豆腐づくりです。拓陽SOYプロジェクトとして取り組んでいる在来種の大豆を用いての豆腐づくりです。
 豆腐づくりでは、大豆をミキサーにかけて豆乳とおからに分け、その豆腐に慎重に熱を加え、にがりを混ぜて固めていきます。最後に型に入れ、水分を抜いて完成です。在来種の青大豆を用いているので、爽やかな緑色の豆腐ができあがりました。口当たりも滑らかで、大豆の味の濃いおいしい豆腐でした。
 実習終了後には、太田先生から生徒一人一人にジュニア豆腐マイスターの認定書が手渡されました。今後は、ジュニア豆腐マイスターとして、豆腐を通じて豊かな食を未来に継承していく役割を担っていきます。がんばろう!
 太田先生、大谷先生には、大変興味深いお話を聞かせていただいたり、豆腐づくりの技術を丁寧に教えていただいたりしました。大変ありがとうございました。今後も、どうぞよろしくお願いいたします。
   
  【講師の太田先生、大谷先生】    【拓陽産在来種の青大豆】
   
   【豆乳に丁寧に熱を加え…】   【にがりを入れて固まったら型に】
   
 【みんなでおいしくいただきました】 【一人一人に認定書が手渡されました】

”オダイズサイ2019”が開催されました!

 12月8日(日)に、本校大山農場において初の試みとなる「オダイズサイ2019 たねはともだち」が開催されました。風の冷たい1日でしたが、多くの方に来校いただきました。
   
 オーガニックマーケット「オオヤマルシェ」では、有機野菜、有機野菜で作った食品、パンなどを販売するなど、地元那須地区で活動いている方々に数多く出店していただきました。
 午前は、他にも映画「いただきます みそをつくるこどもたち」の上映会を実施したり、本校で栽培した自然栽培青大豆で仕込んだ味噌を使用した味噌汁の試飲会などを開催しました。
 午後は、トークイベントを実施しました。中学3年生のときに伝統野菜の種を販売する会社を設立した現在高校2年生の小林宙氏の「伝統野菜とたねから考える僕らの未来」と題した講演会と、本校食物文化科2年生がパネラーとして参加したトークセッション「たねと食をつなぐために」です。そして、その後は、座談会、味噌造りワークショップ等を開催し、充実した楽しい1日を過ごすことができました。
 そもそもこの企画は、本校の生物工学科、食物文化科が中心となって取り組んでいる「拓陽SOYプロジェクト」が中心となり、多くの方々に共催、後援、協力をいただき、開催することができました。今後も、さらに多くの方々に認知され、理解を深めていただけるよう取り組み、来年度以降の開催につなげていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
   
       【「オオヤマルシェ」:多くの方々に出店いただきました】
   
【多くのことを考えさせられる映画でした】 【小林氏講演会、立派でした!】
   
【トークセッションでは本校生も大活躍】  【会場にはナスライガーも!】

絵手紙講習会を実施しました!

 12月5日に食物文化科2年生、6日に食物文化科1年生を対象に絵手紙講習会を実施しました。もちろん、講師の先生は、日本絵手紙協会講師の鈴木啓子先生です。
  
  【2年生を対象にあつく語る鈴木先生!】
 2年生は箸袋とランチョンマット、1年生は消しゴムで作る印と家族への絵手紙の製作に取り組みました。3年生への指導と同様に、筆の持ち方・使い方、墨の特性、顔料の塗り方等、様々な手法を、厳しく、そして、丁寧にご指導いただきました。食物文化科では、3年間毎年ご指導をいただき、その集大成を「I love my family」事業で披露することになります。一つ一つの技をしっかりと身に付けていきましょう。鈴木先生、ご指導ありがとうございます。
     
  【先生の言葉一つ一つを真剣に!】   【様々な色を用いて、自分らしく】
    
  【1年生の"印"づくり、集中してます】   【1年生の絵手紙、色鮮やかに!】

修学旅行に行ってきました!

 11月27日(水)から30日(土)の3泊4日で、2年生が沖縄に修学旅行に行ってきました。
     
 【美ら海水族館:ジンベイザメのモニュメントとともに】
 第1日は、7:30に那須塩原駅に集合し、新幹線、山手線、モノレールを乗り継いで花田空港へ。羽田から沖縄までは、もちろん飛行機です。沖縄到着後は、嘉数高台公園で普天間基地、戦跡のトーチカを見学しました。当時の激戦の様子を思い浮かべ、平和の大切さをかみしめました。
 第2日は、生徒も期待していた沖縄の自然体験・文化体験です。残念なことに、風速10mを超える強風には勝てず自然体験は中止となり、全員で文化体験となりました。午後は、美ら海水族館に移動し、ジンベイザメ、マンタ、チンアナゴたちとの対面を果たしました。
 第3日は、タクシーを利用した班別自主研修です。ひめゆりの塔、沖縄平和祈念公園、道の駅嘉手納、古宇利島、玉泉洞、アメリカンビレッジなど、それぞれの思いを持って沖縄の地を満喫しました。そして、その日の夜は国際通りを班別で見学し、帰りを待つ家族、友人へのお土産を探しました。掘り出し物を数多く探しだし、思い出とともに持ち帰ることができたと思います。
 第4日は、首里城が火災消失のため見学できず、直接、那覇空港に向かい、飛行機で羽田に飛び、羽田空港からはバスで栃木に戻ってきました。
 様々な思いを抱いたであろう3泊4日です。その思いを大切にこれからの高校生活、そして、その先の日々を送ってくれることと思います。まずは、全員無事に帰ってこられたことに感謝です。
      
 【嘉数高台公園:遠くにオスプレイが】  【文化体験:シーサー絵付けに挑戦】
      
      【完成したシーサー】         【担任の先生との語らい】
  
   【沖縄の自然も満喫できました】

第1回やみぞ青春料理コンテスト開催!

 11月25日、本校において、第1回やみぞ青春料理コンテストが開催されました。
 このコンテストは、やみぞあづまっぺ協議会が主催するコンテストで、やみぞ地域の農産品を活用し、やみぞ地域で育つ高校生が料理の工夫を競い合い、やみぞ地域の活性化に貢献することを目的に開催されました。特に本年度は、「雲巌の静謐」及び「緑茶」を使ったレシピによるコンテストです。本校から、食物文化科の3年生が全員で参加しました。また、審査員として、雲巌寺の原宋明老師をはじめ、夢の郷づくり研究会、やみぞあづまっぺ協議会、大田原市商工観光課、那須農業振興事務所の方々、総勢11名に来校していただきました。
  
 【調理の際にも、試食の際にも、審査員の方々の質問に丁寧に対応しました】
 コンテストでは、調理をしている様子を見ていただくとともに、外観審査、食味審査が行われました。審査員の方々からは「どれも素晴らしいアイディアで大変おいしい」と大好評でした。審査の結果、シューとクリーム、そして寒天のゼリーに雲巌の静謐という紅茶を練り込んだシュークリームの「茜雲」が『やみぞあづまっぺ賞』を、そして、麺とかき揚げにお茶を練り込むとともに、お茶の緑を際立たせるためにしろ出汁の汁をかけた「茶うどん」が『夢の郷づくり賞』を受賞しました。
 最後の講評の中で、雲巌寺の原宋明老師から「すべておいしかった。どれもよく工夫されている。特に「茜雲」は命名よし、色、形、感性よし」との言葉をいただきました。また、夢の郷づくり研究会の五月女会長から「できあがりも素晴らしかったが、片付けの時間をまだとっていないのに、調理後の調理室がとても整理されており、日頃の取組の様子がうかがえる。すばらしい」との言葉をいただきました。ありがとうございました。そして、食物文化の3年生、お疲れ様でした。立派でした!
  
      【 作品 「茜 雲」 】              【 作品 「茶うどん」 】

本校生オリジナルメニューが東北自動車道SAで販売開始!

 第8回グランシェフ・オブ・ハイスクール(学校法人三友学園主催)でグランプリに輝いた、本校食物文化科2年生のメニューが、東北自動車道那須高原サービスエリア(上り)、上河内サービスエリア(上り)において販売されています。那須高原サービスエリアでは「ぶっかけ栄養満点やさいパッツァ」、上河内サービスエリアでは「栃木の宝石箱や~!」が提供されます。期間は12月31日(火)までです。高速道路をご利用の際には、ぜひ、お召し上がりください!
 

学校を染める深紅の美しさ!

 朝晩の冷え込みが厳しくなり始めると、学校の木々もそれぞれの色に染まり、厳しい冬に入る前の美を競うかのように華やかに彩られていきます。
 本校正門付近のカエデやベニシダレも今が見頃。カエデは、"紅の八塩”のごとく深みのある真っ赤な紅色に染まりつつあります。
 これらの木々がきれいに色づき、我々の目を楽しませ、心を豊かにしてくれるのも、本校の公仕さんの努力に他なりません。ありがとうございます。
 保護者のみなさん、地域のみなさん、時間があれば、ぜひ、一度お立ち寄りいただき、ひとときの美しさを目に焼き付けていただければと思います。
   

スイーツコンクール審査結果発表!

 11月11日(月)、家庭クラブ役員選挙後に、食物文化科1年生から3年生がそろっている中で、10月に実施されたスイーツコンクールの審査結果が発表されました。3年生、2年生ともに激戦でしたが、それぞれ最優秀賞、優秀賞のチーム、作品が発表されました。
  
  【受賞した3年生の各チーム】     【受賞した2年生の各チーム】
 審査結果は次のとおりです。
  3年生
   最優秀賞 チーム:「華の4JK~Iを添えて」
          作品名:「Dear Family 甘酸っぱいってこういう味!Present For Yoy.」
   優秀賞   チーム:「モあユみリ」
          作品名:「日々の感謝を込めて贈るモモのプレゼントケーキ」
   優秀賞   チーム:「Fruit Children」
          作品名:「拝啓「私」の家族へ~届け私たちの想い~」
  2年生
   最優秀賞 チーム:「white snow princes」
          作品名:「愛を込めて花束を~大げさだけど受け取って♡~」
   優秀賞   チーム:「フルーツバスケット」
          作品名:「ALL FOR FAMILY~愛する家族に贈るタル~」
 今回は、1年生は試食と投票だけでしたが、来年はいよいよスイーツ作りに取り組みます。先輩方を超えられるようがんばってください。2年生は、今回の審査結果を真摯に受け止め、次年度は悔いのないスイーツ作りに取り組んでください。3年生は、これで、本校でのスイーツコンクールは卒業です。スイーツ作りに取り組むことで得た技術、意欲をこれからの生活の中で生かしてほしいと思います。みなさん、おつかれさま!スイーツ最高!

家庭クラブ、農業クラブ、生徒会役員選挙を実施しました!

 11月11日(月)に、令和2年度家庭クラブ、農業クラブ、生徒会の役員改選のための立会演説会、投票が行われました。現在の各会長、副会長、そして役員のみなさん、1年間大変お疲れ様でした。様々な活動を通して、それぞれの発展に尽力しいただいたことに感謝いたします。
 立会演説会では、立候補者が自分自身の主張をしっかりと述べてくれました。頼もしい限りです。そしれ、それを聞いて投票する生徒たちの態度も立派でした。立会演説会後に、投票、開票が行われ、翌日には、結果が公表されます。新しい会長、副会長のみなさん、先輩方が築き上げてきた風土をさらに発展させ、よりよい活動となるようがんばってください。
    
   【立会演説会では、自分自身の主張をしっかりと表現してくれました】

農産物即売会を実施しました!

 11月9日(土)、本校大山農場において、今年収穫、製造した農産物等の即売会を実施しました。当日は、天気にも恵まれ、雲一つない青空の下で、本校生徒が丹精込めて作ってきた農産物を地域の方々に購入していただきました。
  
    【準備、駐車場、接客と生徒たちもフル回転でした】

 当日は、9時から販売開始であったにもかかわらず、7時前から行列ができはじめました。販売開始の時には、味噌、シクラメン、パウンドケーキ、ネギ、大根、白菜など、それぞれの販売の場所で、長蛇の列ができました。本校の農産物が地域の方々に喜んでいただけている証だと感じました。本来であれば、好きな量をお買い求めいただきたいところですが、毎年、買えなかった人が出てしまうとのことで、数量を限定させていただきました。それでも、購入できなかった人がいると聞き、残念でなりません。
 このような機会は、普段、ご支援をいただいている地域の方々に感謝の気持ちを伝える場であるとともに、face to faceで販売させていただくことで、生産者としての喜びを肌で感じとることができ、意欲の向上にもつながります。次年度以降もぜひよろしくお願いいたします。
     
      【どこの売り場も長蛇の列。ありがとうございました。】
    
 【シクラメンもあっという間でした】  【生徒が一輪車でお手伝い!】
    
   【FCカフェも大盛況でした】    【拓ちゃんと陽ちゃんも登場!】

静かなひととき~生徒の感性光るコーディネート~

 11月8日、ハロウィンが終わり1週間がたちました。校長室のテーブルのハロウィンも終了です。本日、再び、食物文化科3年生のテーブルコーディネートを学んでいる生徒たちが、校長室のテーブルを模様替えしてくれました。今回のテーマは、ハロウィンとクリスマスの狭間の秋を満喫するために…題して「静かなひととき」です。モノトーン調にまとめられ、シックで落ち着きのあるコーディネートです。新たなテーブルコーディネートのたびに、生徒たちの感性の豊かさに驚かされます。
  

県高校駅伝大会 男子優勝!女子準優勝!

  11月4日(月)に県高校駅伝大会が実施され、男子は優勝、女子は準優勝という結果でした。今年の県高校駅伝大会は、台風19号の影響で、例年開催されている佐野市での開催が難しく、県総合運動公園陸上競技場において、区間ごとにトラックを周回し、合計タイムを争う方式で行われました。走った選手はもちろん、サポート、応援に回った選手も、一人一人が精一杯の力を発揮し、”One Team”の強さを見せてくれました。今までの積み重ねを存分に表現してくれた部員に敬意を表します。
 男女とも11月16日に神奈川県で実施される関東高校駅伝大会に出場します。また、男子は12月22日に京都府で実施される全国高校駅伝大会に出場します。まだまだ応援よろしくお願いいたします!
  
    【男子も女子も接戦でした。応援にも熱が入ります!】
  
         【表彰式:男子も女子もがんばりました!】

A Harvest Festival !

 10月29日に予定していた収穫祭でしたが、雨天のため30日に延期し、実施しました。当日は、澄みわたった秋空の下、全校生徒で収穫の喜びを分かち合いました。
 
    【天気も最高!収穫祭!】
 収穫祭として、まずは全校生徒が体育館に入り、来賓の方々のご臨席もいただき、感謝式を実施しました。式の中では、本校農業教育振興会会長の五月女様からご挨拶をいただきました。
 その後、大山農場に移動し、今年、本校農場で収穫できた、お米、白菜、ネギ、大根、里芋、たまねぎ、味噌、そして、牛肉をおいしくいただきました。クラスによっては、なかなか火をおこすことができずに悪戦苦闘しましたが、青空の下での食事は大満足でした!農作物に愛情を込め、心を込めて育ててきた自分自身を褒めるとともに、保護者、地域の方々への感謝の思いを巡らせながら、収穫の喜びを感じる一日となりました。ごちそうさまでした!
  
     【体育館での感謝式】    【農場に移動し、まずは火起こしから】
  
  【肉を焼き、野菜を焼いて…】  【味噌汁を作り…、S先生大活躍!】
  
 【みんなでおいしくいただきました!】 【T先生、S先生も大満喫!】

特別授業「絵手紙」を開催しました!

 10月28日、食物文化科3年生を対象に特別授業「絵手紙」を開催しました。講師の先生は、毎年お願いしている、日本絵手紙協会公認講師の鈴木啓子先生です。
   
   【全体への指導とともに、一人一人に目を配りご指導いただきました】
 特別授業の中では、筆の使い方、墨の付け方、紙の置き方をはじめ、絵や文字の配置、文字の大きさ等、細かいところまで、丁寧にご指導いただきました。時には、厳しい言葉をいただくこともありますが、先生の生徒への愛情、絵手紙への思いを十分に感じられる授業でした。生徒は、先生の教えをもとに、11月15日に実施される「I love my family」事業に向けて、真剣に取り組んでいました。絵手紙も、そして、料理も3年間の集大成を味わえるものとなります。食物文化科3年生の保護者のみなさん、ご期待ください!
    
  【生徒たちも真剣そのもの。完成した作品を見ると涙もあふれてきそうです】

北海道中標津町の計根別農業協同組合のみなさんが来校しました!

 10月23日、本校が以前から北海道農業実習でお世話になっている計根別農業協同組合の北村組合長をはじめとして、10名の方々が、本校を視察に来てくださいました。当日は、大山記念館、大山農場、乃木農場を見学していただきました。生徒はもちろん、職員の中にも、高校生の時に北海道実習に参加し、お世話になった者もいます。今後も、さらに連携を深めていければと思います。
 
    【大山記念館前にて】
  
          【乃木農場の牛たちとも初ご対面です】

校長室も”Trick or Treat!”

 食物文化科3年生の課題研究において、テーブルコーディネートを選択している生徒たちが、校長室のテーブルを”ハロウィン”仕様にしてくれました。
 回を重ねるごとに、作業も手際よくなり、あっという間に校長室を華やかに飾ってくれます。今回のテーマはもちろん”Trick or Treat!”
   
     【Trick or Treat !】        【仕掛け人の生徒たち】

祝!「とちぎ地産地消夢大賞」受賞!

 栃木県知事が会長を務めるとちぎ地産地消県民運動実行委員会が主催する「とちぎ地産地消夢大賞」において、他の学校、民間企業・団体を押さえて、本校の取組が「夢大賞」を受賞しました。10月19日(土)の表彰式では、知事から直接賞状をいただいてきました。
 今回の受賞は、食品化学科3年生が取り組んできた乳製品「拓陽キスミル」の活用で、取組のタイトルは「”拓陽キスミル”学校給食に~10,000人の後輩へ、届け私たちの想い」です。「拓陽キスミル」を那須塩原市内の小・中学校の学校給食に提供させていただくことで、乳製品の消費拡大と那須塩原市の生乳産出額が本州で第1位であることの周知に取り組んだものです。
    
【知事から直接賞状をいただきました】    【知事、教育長とともに】

”フランス料理”を学ぼう!

 10月16日、1時間目から5時間目までを利用して、食物文化科3年生が、フランス料理のシェフ、ブノワ先生からフランス料理の基礎を教えていただきました。
  
  【巧みに日本語を操るブノワ先生!】
 ブノワ先生は、宇都宮市にある「ル ブライエ」のフランス人シェフです。本日は、食物文化科3年生のために、わざわざ学校に来ていただきました。ブノワ先生は、日本に来てすでに10年になるので、流暢な日本語で、親切に、丁寧に教えてくれます。生徒たちも目を輝かせながら、ブノワ先生の説明に聞き入っていました。
 本日教えていただいたメニューは、栗のポタージュスープ、鴨のロースト・オレンジソース、洋なしのタルトです。料理を作っていく過程で、多くのことを学ばせていただきました。そして、最後には、全員でおいしく料理をいただくことができました。ブノワ先生、ありがとうございました!
   
        【全体にも、個別にも丁寧に教えていただきました】
   
             【生徒たちも、真剣そのものです】
   
         【完成!】              【Excellent !!!】

PTA校内研修会

 10月10日、PTA文化部主催でPTA校内研修会が開催されました。この研修会は、2年に1度、学校祭がない年に開催されます。今年の研修会では、本校家庭科のT先生が講師となって、「おからで作るケークサレ」と「手作り味噌」に取り組みました。21名の保護者に参加いただき、和気あいあいと楽しく、そして、おいしい時間を過ごすことができました。
       
【保護者のみなさんのパワーを感じました】  【完成したケークサレと手作り味噌】
 ケークサレは、フランス生まれの”おかずケーキ”。甘くないケーキなので、食事やおつまみにもおすすめの一品です。今回はおからを使って作ること、そして、具材としてエリンギ、パプリカ、ほうれん草、たまねぎ、チーズを使うことで、よりへエルシーに、見た目も美しく、そしておいしいケークサレです。
 また、手作り味噌は、「加治屋在来」という在来種の大豆を用いて作ります。そして、一人一人の手に常についている常在菌と呼ばれる菌も使って、一人一人味の異なる手作りの心がこもった味噌を作ります。水を含ませ、加熱した大豆と、塩を混ぜた米麹をよく混ぜて、大豆をつぶしていきます。つぶした大豆で空気を抜いた団子を作り、容器に打ち付けるようにして入れていきます。中の空気を抜くことでカビの発生を抑えるそうです。最後に表面に塩を振り、ラップで密封すれば完成です。3~4か月後にはおいしい味噌が食べられるそうです。
 今回参加していただいた保護者のみなさんの意欲と手際のよさはさすが!と脱帽です。ぜひ、今回学んだことをご家庭でも生かしていただければ幸いです。本日は、ご参加いただき、本当にありがとうございました。また、今後も学校の教育活動へのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
   
【講師のT先生、お世話になりました】 【要領よく、てきぱきと!さすが!】
   
   【味噌づくりも手際よく!】        【ケークサレ、美味!】