拓陽日記

拓陽のできごと

就職試験に臨む皆さんへ

令和3年9月6日(月)6時限目・3階会議室

◆今年度の就職希試験受験者の激励会が行われました。
◆生徒の皆さんは真剣なまなざしで、緊張感のある会となりました。
◆係・学年からの指導、アドバイスに先だって、校長から激励のメッセージを伝えました。

(1)自信を持って試験に臨む。
 心配や不安はあると思いますが、

 ・その時の持つ力を最大限出すことに集中してください。

 ・これまでの努力、思いを素直に表現してください。

 ・自分と向き合うことが最大の課題です。

 (2)「この職場で働きたい」という熱い思いを誠実に伝える。

  「なぜ、この会社を選んだのか?」
 自分の得意なこと、自分の興味のあること、自分が大切だと思うこと、様々な観点から問い直して、その答えを誠実に伝えてください。
 

(3)今から試験までの間、そして、試験が終わってからも試験のつもりで、就職を意識して、日々、しっかりと行動する。
 就職試験、入試など、人生の節目のチャレンジはこれからもたくさんあります。
 合格内定をゴール
ととらえず、プロセスととらえて努力を重ねてください。

(4)結果の受け止め方

 結果に一喜一憂することがあるかもしれませんが、うまくいってもおごらず、うまくいかなくても必要以上にくよくよせず、着実に努力を重ねることが大切です。

   【学校長】

 


令和3年度2学期始業式_学校長あいさつ

(要約) 

 一斉メールで、先週末は通常登校とお伝えしましたが、一昨日には「時差登校」、「短縮授業」、「部活動等の活動日や時間の縮減」という方針変更をお伝えすることになってしまいました。急な方針変更となって生徒や保護者の皆さんに不安を与えてしまったことをお詫びいたします。

  各ホームルームで伝えられることや配付物の内容をしっかり確認して、基本的な感染防止策を実践し、緊急事態下の学校生活を最大限充実させましょう。

   残念ながら、中止、大きな見直しが迫られる活動や行事もありますが、「思い通りにいかないこと」、「できないこと」を嘆くのではなく、拓陽祭のテーマである「今私たちにできること」に向き合いましょう。一人一人、みんなで知恵を出し合ってできることを見つけましょう。

  この夏休みの期間中に、地域の方々から電話や手紙でいくつかのメッセージをいただきました。お礼の言葉や励ましの言葉もありました。日々の地域の方々との関わりの様子、部活動、農業クラブ、課題研究など様々な活動の様子など、皆さんの姿を地域の方々は見てくださっています。素直さ、誠実さを大切にして、勉強や様々な活動に取り組みましょう。
【学校長】


令和3年度1学期終業式_学校長あいさつ

 先週末に梅雨明けとなり、厳しい暑さの中で終業式を迎えることとなりました。
 次の三つのこと(◆)をお話しして、有意義な夏休みとするようお願いしました。

◆近年では、毎年のように全国各地で自然災害が頻発し、甚大な被害が発生しています。今月初めの静岡県東部を中心に大きな被害をもたらした災害により犠牲になられた方にお悔やみを申し上げるとともに被災された皆様にお見舞い申し上げます。学校だけではなく那須地域全体に目を向けると、洪水や土砂災害のリスクが高い地域があります。防災の意識を常に持つことが大切です。

◆1学期には2回の壮行会があり、関東や全国の場に代表生徒を送り出すことができました。無観客や制限のなかでの開催ではありますが、本校生徒の活躍の場が与えられたことに感謝したいと思います。直接、声援を送ることはできませんが、多くの生徒、教職員の応援する気持ちを支えにして頑張ってもらえれば幸いです。

「夏休みの時間の使い方」についてお話ししました。

「時間がない」と言いながら時間を無駄にしているような気がする。うまくいかないことを他人のせいにしていやな気持ちになってしまう。時間の使い方をよりよく変える習慣を身に付けられたらいいですね。勉強,スポーツ,芸術,読書,etc.

・力をつけたい時,自分を変えたいときは,十分時間をとって取り組む必要があります。その上で、
スキマ時間を活用する(スキマ時間を見つける)、朝の時間をうまく使う(夜は寝る)など、時間をうまく使うコツのようなものもあります。
 ただし、無計画ではこのような工夫は意味をなしません
。みんなで時間を共有する部活動の時間、受験や資格試験などに取り組む柱となる科目の学習時間は適切に設定した上で時間を有効に使ってください。

・なお、時計で計測される時間はいつでもどこでも同じ間隔を保ち,同じように進行するものなのに,感じられる時間はさまざまな要因によって長くなったり短くなったりします。時間経過に対する注意,身体的代謝,体験される出来事の数,感情の状態など、様々な要因が影響していると考えられます。次の二つは、私が時間感覚にメリハリをつけるのに効果的と思う工夫です。皆さん、自分に合った習慣を見つけてください。
(例)
夏休みの読書は紙の本がオススメ

目的がはっきりしている場合,デジタル化されている情報の方が便利なのは言うまでもありません。しかし,余計なことを考えずゆっくり本に没頭する時間をつくる。ゆっくりとした時間感覚を取り戻すことも大切です。図書館だより「紙魚」を参考にして、夏休みの読書に取り組んでください。
身体を動かすことがオススメ(※熱中症対策の上で)

 「大人は子どもより時間を短く感じる」とよく言われますが、これは身体的代謝が関係しているという説が有力です。運動すると身体的な代謝は激しくなりますので、時間感覚も変化して脳や心にも刺激を与えプラスとなります。体育の授業がありませんので、運動部以外の皆さんはスキマ時間を使ってからだを動かしてください。

【学校長】

食物文化科便り〔令和3年7月〕

今月は海をイメージしてつくったテーブルコーディネートです。

POINT 1〕水色のテーブルクロスと白いレースで波を表現しています。

POINT 2〕貝殻とひまわりで、より夏らしさを引き出しています。
 
 ★7月のテーブルコーディネート「海」

〈学校長のコメント〉

・「海」に対するイメージは人それぞれです。「憧れ」、「豊かさ」、「恐れ」や「畏敬の念」など、個々人の経験や日々の関わりによって変わるものです。
・「海」だけでは俳句の季語になりませんが、夏のテーブルコーディネートのテーマにはぴったりだと思います。きれいな海や海岸が令和の時代にも残ってほしいと思います。
SDGsの目標に「海の豊かさを守ろう」というものがあります。海岸線をもたない内陸県(海なし県ともいう)の私たちと海との関わりを考えていくことも大切ですね。川と海はつながっていますので、私たちにもアプローチできることは必ずあります。

第1学年普通科_生物基礎の授業【特別講座】

◆期日:7月8日(木)3限目_1年6組、7月9日(金)4限目_1年5組
◆内容
 ●事前学習:中学校の学習内容の復習「受精と発生」
 ●観察・実験 ※新型コロナウイルス感染症対策のため演示実験
  ➀タコノマクラの受精のようすを観察しました。(受精膜の形成)
  
  ②事前に受精させた胚を観察しました。
   a ⇒ b(aの2分後)
    受精後約1時間の胚(第1卵割の途中)(aからbへの変化は約2分間)
   c
    受精後1時間40分経過した胚(第2卵割後の4細胞)
   d
   e 
    受精後4時間から5時間経過した胚
    (第5卵割・第6卵割と進み桑実胚へ。dからeへ)
    ※dでは大きさの異なる細胞(割球)からなることが分かります。
   f   
              受精後60時間経過の胚(プルテウス幼生)
    ※動画はこちら⇒プルテウス幼生0712.mp4
 ●授業の様子(演示実験)
    

《事業紹介》
”海と日本PROJECT”イベントとしてのウニなどの海洋教材提供(令和3年度)

●お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター(千葉県館山市)では「”教室に海を”プロジェクト」により、小学校・中学校・高等学校などへ海洋教育のための“生(なま)”の素材を提供し、教育支援を行っています。

https://www.cf.ocha.ac.jp/marine/info_sck/d009575.html

食物文化科便り〔令和3年6月〕

◆今年度のテーブルコーディネート班の活動がスタートしました。
◆今月は「母の日」をイメージしたものです。感謝の気持ちと、春のイメージから淡いピンクや黄色で表現しているそうです。
 
 ★6月のテーブルコーディネート「母の日」
 

 ★
テーブルコーディネート班のメンバー

学校長のコメント
「母の日」の起源は、世界中で様々であり日付も異なるようです。アメリカでは1907年頃から広がっていったということです。日本での起源は1930年代にさかのぼるそうですが、定着したのは第二次世界大戦後の1949(昭和24)年ごろからで、アメリカに倣って5月の第2日曜日に行われるようになりました。
◆「父の日」についても調べてみると、母の日とほぼ同時期にアメリカでは始まっていたようです。
「母の日」が始まった頃、アメリカでは白いカーネーションを贈るのが一般的であったようです。一方、父の日は白いバラということです。
◆母の日に贈る花の色で、人気は赤、ピンクなど。今回、生徒たちのテーブルコーディネートでは、春のイメージから色を選んだそうですが、原典の白もしっかり置いています。
◆課題研究として、しっかり取り組んでいることがうかがえる作品です

令和3年度創立記念式について(学校長より)

◆ 525日は本校の創立記念日となっています。これは、本校が那須農学校として開校した昭和20年の525日に開校式が実施されたことをうけて、この日を創立記念日としています。

  記念行事としてこの日の前後に記念講演、スポーツ行事を行っていた時代もありましたが、近年は芸術鑑賞会を実施しています。例年、創立記念式の学校長式辞も記念行事に含めて実施しています。

  今年は記念行事として学校寄席を開催しました。感染症対策に留意して、午前、午後の二部制としました。代表の生徒と教員が高座に上がって演じる体験コーナーもありました。

◆ 創立記念式の学校長式辞は、朝のホームルームで放送により行いました。生徒の皆さんへは、過去の周年記念誌から那須拓陽高校がスタートした頃の記録を引用して資料を配付しました。
 〔R3創立記念式配付資料.pdf

◆ 創立記念日は本校の沿革や特色を再確認する機会です。また、人の誕生日と同じように、関わる様々な方々へ感謝する気持ちを確認してほしいということも皆さんに伝えました。
(学校長)




令和3年度1学期始業式_学校長あいさつ

おはようございます。コロナウイルス感染症と向き合って一年経過しました。なかなか手強く、今年も正しく恐れながら、できることを着実に進めていく一年となると思います。みなさん一人一人の意識と行動がその原動力となりますのでよろしくお願いします。

 

◆さて、今日は年度初めということで、身近に季節を感じることもあるのではないかと思います。そのようなことに目を向けてほしいと思い、お話をします。

(別に資料を配付しましたので、後でご活用ください。)

 春と言えば桜、ソメイヨシノの開花が目につきます。誰もが春が来たと感じる毎年の出来事です。今年は例年より2月、3月の気温が高かったこともあり、拓陽高の桜は花も散り始め、葉桜となっています。

このような生き物が関わる季節感は、日本の伝統的な農業、稲作にとって大切なもので、一年を七十二に区分した「七十二候(しちじゅうにこう)」といものがあります。そして、桜の開花のたよりが聞かれるようになる3月25日頃を「桜始開(さくらはじめてひらく)と呼ぶそうです。

私が生まれた1960年代の宇都宮のソメイヨシノの開花日の平均は46日でした。今は2020年までの30年平均で開花の平年値が41日となっています。この50年で5日以上早まっています。先ほどの七十二候が一つずれる、季節感が変わってしまうことを意味します。

この気候変動は、日本だけではなく、地球規模で起こっているのではないかという問題意識が2000年代から一般的となっています。そして、国際的な枠組みで気候変動対策をしようという機運も高まっています。国・地方公共団体や企業もSDGs(エスディージーズ)を掲げ、再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会を目指した施策や取り組みを進めています。

◆最近、SDGsのカラフルなロゴを目にする機会が増えてきました。そして、国内で最も関心を持っているのは大学生、高校生という調査結果もありますので、皆さんの取り組みに期待が高まります。

◆身近に感じる季節感から気候変動、SDGsと話は広がりましたが、「サステイナブル(持続可能)」は現在、そして未来を大切にして環境、社会、生活と向き合う上での大切な視点です。私たち一人一人の考え方や日々の取り組みが日本中、世界中に広がるということは、けっして夢物語ではないと思います。

●季節も変わる年度初め、気持ちを切り替えて取り組むチャンスです。そして、皆さん一人一人がアクションを起こす主体です。それぞれのゴールを定めて、今日がその一歩となるよう取り組みましょう。

 

[令和3年4月8日 学校長]

PTA春季支部会の開催について

  時下、皆様におかれましては益々御清祥のこととお喜び申し上げます。日頃よりPTAの活動に御協力を賜り誠にありがとうございます。
  さて、恒例の春季支部会を開催することになりましたので、万障お繰り合わせの上御出席くださいますようよろしくお願いいたします。
 日時・会場等については、こちらをクリックしてご確認ください。

乃木農場【春の便り】

◆令和元(2019)年は、暖冬で雪の少ない冬でした。今年12月は16日から日本海側で大雪を伴う強い寒気、1月は10日を中心に九州までの広い範囲で強い寒気と記録的な大雪となりました。
◆2月の気温は北海道と東北で平年並の予想、北陸は平年より高い予想、関東・甲信から九州は平年並または高い予想、沖縄・奄美は平年より高いと予想されています。(1月25日気象庁発表)
◆2月中旬からいわゆる「三寒四温」、寒い日と暖かい日が混在するようになります。いよいよ春が近づきます。

★乃木農場の梅(主に白加賀[しらかが])が開花しました。6月の収穫が楽しみです。

「海からの贈り物(ウニ)」

●1年生の普通科の授業でウニ(バフンウニ)の発生実験を行いました。
●小学校ではメダカの発生のようす、中学校では生殖と発生のしくみを学んでいます。
●保健体育ではヒトの誕生について学びます。
★このような学習と関連づけて、今回、海の生物であるウニの発生について学びました。
(予定)実習がうまく進むと、以下のような変化が観察できます。
Step1 受精のようすの観察、初期発生の観察
    (左:未受精卵 右:受精卵 ※形成された受精膜と周りに精子が見られる)

Step2 幼生の飼育 受精後11日経過のプルテウス幼生(4腕から6腕へ)
 
Step3 飼育途中の幼生の観察(3月2日 受精後約4週間経過)
    液晶液晶ディスプレーで観察しました。
    ※状態が悪化ぎみです。飼育終了としました。(3月5日)
 

    
(紹介)
◆今回の実習は、お茶の水女子大学の海洋教育促進プログラム(日本財団助成事業)に応募して行うことができました。
◆実習の様子は、本校のホームページで紹介するほか、お茶の水女子大学湾岸生物教育センターにも報告します。
(コロナウイルス感染症対策)
※緊急事態宣言下のため、生物工学科から顕微鏡観察装置をお借りし、液晶ディスプレーで提示する形式で行いました。

家庭科【食物文化科】便り〔1月〕

★テーブルコーディネート班
・今月のテーマは「キャラ弁」です。
・「キャラ弁」とは、
弁当の中身を漫画、アニメ、芸能人等のキャラクター、乗り物、風景などに模してつくるものです。
・第二次世界大戦後
から、子供向けの弁当を作る際に子供を喜ばせたり、嫌いなものも自主的に食べるようにするために、おかずなどのデザインを工夫することが行われてきましたが、「キャラ弁」と呼ばれるようになったのは比較的新しいことです。
・課題研究で「キャラ弁」に注目して研究しているグループが、今回、校長室のテーブルコーディネートに取り組みました。実際につくったお弁当の写真を添え、模型を飾ってくれました。

 

今月のテーブルコーディネート       メンバー

ハーバリウム班
・ハーバリウムとはガラスの可愛い小瓶にお花をオイル漬けしたもので、手入れせずともお花の美しい姿を保ち続けるというものです。
・おうち時間が増えたこともあり、観葉植物の栽培と並んでハーバリウム制作が注目されています。
・課題研究で取り組んでいる生徒の皆さんが、校長室に届けてくれました。
・オイルは家庭で使わなくなったベビーオイルを回収して用いました。 


 
メンバー                 校長室に展示しているハーバリウム

(学校長コメント)
・今月は特別企画の展示となりました。
・「キャラ弁」と「ハーバリウム」を課題研究で取り組んでいる二つの班が、校長室に作品を展示してくれました。
・校長室にいらっしゃるお客様、先生方、清掃班の生徒たちにも好評です。
・1月21日の発表会も楽しみです。



生徒会・農業クラブ・家庭クラブ 役員認証式

令和3年1月12日(火)13:10~ 校長室にて

 〇生徒会長1名、副会長2名 〇農業クラブ会長1名、副会長2名 〇家庭クラブ会長1名、副会長2名

令和3年1月13日(水)13:00~ 会議室(1階)にて

 〇生徒会書記2名、会計3名、庶務6名、会計監査3名

 〇農業クラブ書記3名、会計2名、庶務3名、会計監査3名

 〇家庭クラブ書記2名、会計2名、会計監査3名

(学校長よりメッセージ)

・コロナウイルス感染症の影響で私たちは,今まで経験したことのない生活を送ることになりました。

・例年通りの活動はできませんでしたが、ここまでの半年間できることを工夫して取り組みました。

・生徒会、農業クラブ、家庭クラブの三つの組織はそれぞれ目的をもって活動していますが、よりよい学校にしたいという思いは共通です。

それぞれの組織のリーダーがリーダーシップを発揮し、メンバーがフォロワーシップを発揮することを期待しています。先生方もそれを応援しますので、みんなで頑張りましょう。

年末年始の子牛(仔牛)誕生

年末の12月17日(木)誕生の子牛(左写真)と新年の1月3日(日)に誕生の子牛(右写真)を紹介します。ねずみ年最後に生まれた牛と丑年最初に生まれの牛となりました。

・この写真は1月5日に撮影したもので、生後3週間目と1週目という違いです。
・「なぜ、右の子牛はタオル地の服のようなものが巻かれているのか?」と疑問を持たれるかもしれません。これは、
生まれてすぐの子牛は皮下脂肪が少なく、体温を保持するために必要な処置を行っているからです。
・右の子牛だけ大切に扱っているのではありませんのでご安心ください。
・母牛は本能的に生まれた子牛をなめる「リッキング(licking)」という行動を行います。飼育下では、人が手助けのため拭いてタオルを巻きます。
・今年の冬は子牛にとっても厳しいかもしれません。コロナウイルス感染症第三波の中ですが、新しい命の誕生はうれしいものです。元気に育ってほしいと思います。

(豆知識)子牛と成牛とでは身体の大きさ(体重や体積)が違います。「生物の身体は小さい方が熱を奪われやすい」という現象は、生物学の中ではベルクマンの法則あるいはアレンの法則などの説明でも登場します。
(※さらに学びたい人は、数学や理科の先生に質問してください。)
これは最近の中学入試でも題材として取り上げられているようです。高校生の学習の題材としても興味深いということで、大学の先生が紹介している例もあります。
自然現象を数学を用いて解明する発展的教材(岐阜大)



校長あいさつ(要約)第3学期始業式

コロナウイルス感染症に対する県の警戒度が高まっている中で3学期がスタートすることになりました。「あせらず」、「着実に」をモットーとして頑張るよう、以下のようなメッセージを伝えました。

 
(式辞概要)

◆第3学期は、新年のスタートでもあり、年度末でもあります。2学期までのまとめをもとに着実にレベルアップを図って、4月につなげてください。

◆3年生は卒業に向けて頑張るということになります。大学入学共通テスト(その後の国公立・私立等個別試験を含む)に臨む生徒のみなさんは気力、体力を整えて、勉強に集中してください。また、課題研究のまとめ、最後の定期試験、卒業後に向けての準備など、しっかり取り組んでください。

◆一方、1、2年生は、まだ、仕上げの段階ではありません。しっかり力をつけるときですが、この時期にどのように力をつけていったらよいか悩むところでもあります。

目の前に試験がある、大きな大会がある。そのような状況に置かれれば、誰でも頑張ります。目の前の目標が見えにくいとき、気持ち、モチベーションを落とさないこと、各自の取り組みを持続させることが大切です。

◆2学期の振り返りとして、1点押さえてほしいことがあります。

学習に関するアンケートの次のような問いです。
 
「授業ではノートを取るなど真面目に取り組んでいますか?」
 
「平日(休日)において、1日の家庭学習時間はどれくらいですか?」

学科より数値は異なりますが、授業は真剣に取り組んでいるけれど、家庭学習の時間がなかなかとれていないという回答になっています。

本校は5学科6クラスあり、入学時の目標、卒業後の進路希望も様々です。自ずと各自の目標設定、アプローチの仕方も異なります。しかし、どの教科・科目においても、学んだことを生活の中で活用したり、家庭学習で定着したりすることを想定しているはずです。

◆就職・進学の試験のため、受験のためという動機に加えて、学ぶ内容と向き合い、授業の中で「なぜ?どうして?」という疑問(問い)を見つけてください。家で何をやればよいのか分からないという人がいますが、実は、各自の学びのヒントは授業以外の部活動にもあります。「授業で学んだことが部活動に活かせる」、「部活動で気付いたことが学びに活かせる」、そのようなことを家に帰って確認してもよいと思います。

◆自ら学ぶというスタイルを高校時代につくったら、一生役立ちます。

「この三学期、学校で取り組んだことを活用、定着する時間、家庭学習時間を増やしてみませんか?」

   【令和3年1月8日 学校長】

保護者・地域の皆様への御礼【全国高校駅伝出場】

◆12月20日(日)に京都市で開かれた男子第71回全国高校駅伝競走大会に本校陸上競技部が出場しました(3年連続11回目)。
◆多くの方々からあたたかい励ましのお言葉とご支援をいただき、選手たちを送り出すことができました。
◆例年と異なり、男子の出場メンバーと最小限のサポートメンバーだけが京都に入ってレースに臨みました。校長の私も、残った部員たちとともに静かに見守りながらの応援となりました。
◆出場した陸上競技部の生徒、顧問だけでなく、全校生徒、教職員にとってもかけがえのない機会であったと思います。
◆学校長として、保護者並びに地域の皆様に心から御礼を申し上げます。

消毒用のアルコールを寄付いただきました(12/17)

 今年度、果樹専攻の3年生がお世話になっている「菊の里酒造」(大田原市片府田)社長の阿久津 信 様が来校され、消毒アルコールを寄贈してくださいました。新型コロナウイルス感染症の第三波がおさまらない状況で三学期を迎えなければなりませんので、たいへん心強いご支援となりました。
 
  
    消毒用アルコール

 社長の阿久津 様からは、今後も地域連携の取り組みを通して交流を続けていただけるというお話をいただきました。今年度、本校は栃木県教育委員会の指定を受けて「未来を創る高校生地域連携・協働推進事業」をスタートさせました。「菊の里酒造」の皆さんとの縁を、来年度に繋いでいきたいと思います。

【果樹専攻3年生の取り組み紹介】

 ◆7月から果樹専攻の3年生も作業に参加させていただいた梅酒造りですが、無事、完成しました。
 ◆新型コロナウイルスの影響で行き場を失っていた那須拓陽高の梅。このピンチが縁となって始まった交流が実を結びました。

 ⇒地元紙にも紹介されました。

「那須拓陽高産で梅酒 使い道失い…ピンチが縁に 大田原の酒造、生徒も作業」(7月6日下野新聞記事のタイトル)
「産学連携で梅酒造り 2次加工品も視野」(10月22日下野新聞記事のタイトル)
「コラボ梅酒が完成 那須拓陽高と菊の里酒造 同校産梅、ラベルもデザイン」(12月21日下野新聞記事のタイトル)




校長あいさつ(要約)第2学期終業式

 保護者地域の皆様の御理解、御協力に支えられ、本日の終業式を迎えることができました。
 各部長の先生方から、学習、生活、部活動などの諸活動に取り組む際に留意すべきポイントの説明がありました。
 私からは、年末年始を迎えるにあたっての心の持ち方について、生徒たちに次のようなお話をしました。

【式辞概要】 
2学期も今日で終了です。「新型コロナウイルスに負けないよう緊張感を持ってみんなでがんばろう。」このような呼びかけを皆さん一人一人がしっかり受け止めて、各自がやるべきことに取り組んできたと思います。
◆そして、この冬休みもやらなければならないことがたくさんあると思います。3年生は進路決定や新しい生活に向けての準備、1・2年生は勉強や部活動など。
われわれが学校や社会の中で生きていると、常に「やらなければならないこと」が頭から離れません。一生懸命やろうとするあまり、いつのまにか表情が険しくなることがあります。時には苛立ちを周りの人にぶつけてしまいそうになることもあります。

もし、そのように感じたなら、年末年始は少しだけ心と体を休めてみてください。頑張ろうとしている人たちには、「校長がそんな生ぬるいこと言っていたのではだめじゃないか」としかられるかもしれません。しかし、自らの内側の声に耳を澄ませようというメッセージと受け止めてもらえないでしょうか。
◆年末年始「何もしていない」と感じる時間を少し作ってください。すると、何かしたくなります。何かやらねばという気持ちを再確認できます。そして表情も変わり、周りとの関係も変わります。自分の心持が変わるだけで周りも変わります。
「メリハリをつける」という言葉もあります。日常生活においては、集中して頑張る時間と力を抜いて休む時間をはっきり分けることが大切です。 (※睡眠と同じように、長すぎるとリズムを壊します。)
◆ぜひ、一年の終わりと始めのこのタイミングでこの感覚をつかんでください。「間(ま)」を生活にうまく組み込むことができると、皆さんはさらに大きく成長することができると思います。
◆2021年、一人一人が「自らなすべきこと」に取り組み成長できる一年となることを願い、18日の再会を楽しみにして終業式のあいさつとしたいと思います。
   【令和2年12月18日 学校長】