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アメリカ研修⑨ 自主研修

 ボストンでの研修の最終日、今日は生徒達が一番楽しみにしてきた市内自主研修が行われます。今朝もまた、到着日の朝と変わらず、澄んだ青空、爽やかな風が吹いています。

 

 早々に朝食を済ませ、緊急携帯の掛け方や迷子になった際の対処法などを確認した後、班ごとにタフツ大学のキャンパスを後にし、ボストン市内中心部に向かっていきました。班の中には、昨日お会いしたMITの鵜飼氏にお勧めのレストランやお土産などを聞き、それを元に行程変更をした班もあり、適応力と柔軟性に感心させられました。主な訪問先は、「ボストン美術館」「ニューイングランド水族館」「ボストンコモン」「トリニティチャーチ」「ニューベリーストリート」「クインシーマーケット」等です。途中の昼食は班ごとに摂ることになっており、中には「ロブスターロールとクラムチャウダー」といった、ボストンの名物料理を堪能しようとしているグループもいました。

 

 自主研修中は、引率者も市内中心部で緊急携帯を持って待機しましたが、生徒からの連絡は一切なしで、皆安全で順調に行程をこなしていました。再集合は、17:30~18:00の間にタフツの寮に戻ってくることになっていました。再集合時間ちょうどに戻ってきたのは2年生バスケットボール部メンバーのいる班で、今夜は中国人生徒とバスケットボールの試合をする約束をしていたそうです。女子高生のように、ペンギンやロブスターのぬいぐるみを両手に2つ抱えて戻ってきた班もありました。3つの班は時間内に帰着できましたが、1つが遅刻となってしまいました。道に迷ってしまい、正しい場所・ルートに戻るまで1時間かかってしまったようです。今回の失敗でむしろ学ぶところが大きかったと思われ、良い経験、成功体験だけでなく、失敗をしたことも胸に刻み、教訓として、今後の学校生活に前向きに役立ててもらえたらうれしいです。

 

 夕食後のアクティビティは、明日、出発が早いこともあり、途中で切り上げて寮に戻りました。出発に向けた最終確認と連絡をし、荷造り、出発準備を完璧にし、早朝4:15の集合に備えることとします。これで、EmbassySummer Schoolでのすべてのプログラムは終了しました。期間中、体調不良者やトラブルは一切なく、元気で精一杯プログラムを楽しむことが出来ました。そして、生徒全員の成長を感じられる中身の濃い、充実した1週間であったことは間違いありません。
  

アメリカ研修⑧ 修了証書授与式、MIT、PPAP

 本日が語学学校Embassy Summerの英語クラス最終日となりました。ここまで病気・怪我、遅刻・忘れ物ゼロ出来ています。

 

 午前中の授業の後半は、図書館の屋上、ボストンの高層ビル群が一望できるテラスで、修了証書授与式が行われました。授業終了後、クラスごとに談笑しながら会場に向かって丘をあがってくる様子は、この月曜日に初めて対面したとは思えない雰囲気を出していました。屋外で修了証書を渡すのには、良すぎるほどの素晴らしい天気で、差すような強烈な日差しの下、各クラスの指導教員が名前を呼び、修了証書を渡していきました。

 修了証書を手にした生徒たちは、4日間、国籍や文化背景、年齢だけでなく、性別(男子高生には結構重要)の差を乗り越え、同じ教室で学び友情を育んだ自信が見えてきました。

   

 午後は、マサチューセッツ工科大学(MIT)を訪問し、博士課程在籍中の鵜飼貴也氏の案内で、キャンパスツアーと質疑応答を行いました。鵜飼氏は、東京大学を卒業後、Purdue University School of Aeronautics and Astronautics 修士課程を終了後、MITの宇宙工学科博士課程に在籍し、専門は人工知能(AI)機械学習の研究をされています。ギリシャ神殿風の柱に支えられた重厚なロジャービルディングから見学が始まり、卒業式の行われる青い芝生がまぶしい「キュリアンコート」、MIT在校生が仕掛ける、素晴らしいいたずらの「ハック」で、テトリスとなったビル、世界最先端の研究をしており、所長・副所長が共に日本人という事でも有名な、MITメディアラボを見学しました。

 その後、個性的な外観のスタータ・センターの教室へ移動して質疑応答を行いました。生徒達からの質問は、例えば「日米の大学教育の比較」、「研究分野の人工知能」、「英語の学習や高校時代の学習」、「鵜飼氏自身の人生」等に関するものでしたが、多岐にわたる質問に対して、瞬時に、そして真摯に答えていただきました。
 
  
 挙手をして質問をしたのは、約半数の7~8名の生徒で、しかもそのほとんどが複数回、中には5回以上も質問をする生徒もいました。月曜日、ハーバード大学見学の際の質疑応答ではだれも挙手をせず、質問が全くなかったことを考えると、この1週間の変貌ぶりは全く別人になってしまったかのように思えるほどでした。

 

 夕食後は、今週サマースクールに在籍をする約180名が集まり、”Friday Night Party”が行われました。参加生徒がカラオケや出し物を披露し盛り上がりながら歓談をするという物で、大田原高校生は、ウケるかどうか一発勝負で、ピコ太郎のPPAPダンスを即興でやったところ、会場は拍手と大歓声で大いに盛り上がりました。秋田高校の生徒は、歌以外にも剣道や柔道の型を披露し、会場を沸かせ居ていました。その後、全員参加のダンス大会へと変わっていきましたが、ラテン系・アフリカ系の生徒に比べると、日本の生徒はどうしても奥手で、一緒に輪の中に入って踊るまではいきませんでしたが、その場の雰囲気を味わい、皆楽しそうに周りを囲んでいました。
 
 他国生とお互いに写真を取り合う中、女の子の方から「一緒に写真を撮ってください」と声を掛けられたうらやましい生徒もいました。寮の前まで戻って来てからも、明日でプログラムが終わるのを惜しんでいるようで、消灯時間の11時ギリギリまで、楽しそうな談笑の声が聞こえていました。

   


 このダンス大会をもって、Embassyの授業・アクティビティは終了し、残すところは土曜日の自主研修のみとなりました。

 

アメリカ研修⑦ ボストン美術館

 ボストンに到着して5日目、この研修も後半に突入し、残り日数の方が少なくなってきました。

 

 食事会場のカフェテリアでは、昨日からの勢いは止まることなく、殆どの生徒が積極的に動いています。1回の食事で1組だけでなく、2組・3組と複数の方に声をかけ、会話を楽しんでいる生徒もいます。進度は一人一人違いますが、15日に到着してからの短時間で、全ての生徒が確実に進化・成長しています。
カフェテリアでの交流風景① カフェテリアでの交流風景②

 

 3日目となるある英語クラスは、7人が中国人、6人が日本人(うち大田原高校の生徒が3人)の13人で、アジア系のみのクラスは大人しく、皆真面目に静かに取り組んでいました。中国の生徒は少し年下で中学生のようでした。仕事をテーマとしたテキストの絵を描写した会話を聞きながら、正しく情報を聞き取れているかを確認したり、テキスト上にある副詞句を入れた文章を作文したり、という事を、グループワークを取り入れながら行っていました。

 授業終了後は、クラスメイトと一緒に建物を出て来る生徒もおり、教室内ではコミュニケーションが十分に取れ、人間関係が出来つつあるようです。
英語クラスの授業風景① 英語クラスの授業風景②

 

 午後のアクティビティーでは、ボストン美術館を見学しました。見学できたのは正味1時間半でしたが、ガイドブックなどで予習をして調べた主要な著名作品を中心に、広い館内を急ぎ足で回り、殆どの生徒が全然時間が足りなかったと口にしていました。昨日も夜のアクティビティーで美術館に行った生徒もいましたが、2日合わせても全部は見ることが出来なかったようです。この美術館についても「班別自主研修でまた来てもいいですか?」という質問があり、生徒の興味関心を掻き立てる魅力が十二分にあったようです。

ボストン美術館見学① ボストン美術館見学② ボストン美術館 入館前の記念撮影

 

 その後は、引き続き街中にとどまり、コープリー、プルデンシャルセンター付近を散策しました。お洒落なお店やレストランなどの立ち並ぶ街でゆっくりと時間を過ごしました。到着日から毎日、英語クラスや大学訪問など、非常に慌ただしく次から次へとスケジュールをこなしていたので、生徒たちはようやく少し落ち着くことが出来たようです。

 夕食は、寮で出されたお弁当には手を付けず、レストランなどに入って夕食を摂った生徒が多数いました。「寮のハンバーガーとは比べ物にならないくらい美味しかった」という感想がありましたが、それは味だけでなく、自分たちで好きな物を選び、更に、英語での注文をきっちり行い手に入れた食事だっからこそ、今まで以上によりおいしく感じられたのではないかと思われます。

 

 明日はいよいよ英語クラスが最終日、修了式が行われます。ようやく本調子になってきたところで、もっと長くボストンに居たいという声も聞こえてきています。

終業式

7月20日(木)
 朝のSHR後に大掃除でワックスをかけました。その後、体育館に入場し表彰伝達式、終業式、壮行会、部長講話がありました。表彰伝達式では、陸上部、バスケットボール部、ソフトテニス部、柔道部(相撲部)、剣道部、卓球部、山岳部が表彰を受けました。
 終業式の始めに黙祷を捧げ、安全安心な学校にしていくため教職員・生徒一同最善を尽くすことを改めて誓いました。次に、強歩で10年以上にわたりご協力いただいた瀧田医師に対する感謝の意、ご本人職務多忙により来られなかったのですが、感謝状として読み上げさせていただきました。
 校長講話では、熱い思いを生徒は室温が高いにも関わらず汗を拭きながらメモをとる様子が印象的でした。壮行会では陸上部、文芸部の生徒を大高ストームで激励し送り出しました。講話、諸連絡後、野球部主将から全生徒に向けて応援への感謝がありました。試合中応援がどれだけ心強かったか、また多くの人たちの支えがあり頑張れたことを伝え、会場から大きな拍手があがっていました。これから夏休みになります、有意義な過ごし方をし、文武ともに成長してくれることを期待しています。
 

 

 

各学年のLHR

7月19日(木)7時間目
 1年生は第一体育館で進路指導部長から進路に向けて、目標を高く持つことの大切さ、国公立大学と私立大学との違い、社会で求められる人材について、入試改革について、そして文理選択について話がありました。本校では2年生で文理に分かれるために、今日の話を参考に夏休み主体的に行動して将来の夢を実現するために最善の文理選択をしてくれることを願っています。また、学年主任より1学期の総括や夏休みの心得指導がありました。
 2年生は会議室で、夏休みの心得指導と修学旅行の話がありました。高校生活で最も大きなイベントを有意義に過ごせるよう計画中です。
 3年生は各教室にて担任より、夏休みの心得指導がありました。夏休みやることはわかっているので、いかに効果的な過ごしかたができるか細かく説明がありました。