最新情報

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入学式

4月6日(金)に入学式が行われ、230名の新入生が入学しました。これからの学校生活での活躍を期待しています。
 

アメリカ研修 報告書 7日目(3/30)

 

 今朝のボストンは3℃と冷え込んでいましたが、日中は17℃まで上がり小雨が降っていましたがボストンに来て一番暖かい一日となりました。

 今日は語学学校での研修5日目で最終日となります。今朝も集合時間の8時半には全員が遅れることなく元気に登校してくれました。8時前に2組の生徒から地下鉄が混んでいていつもの電車に乗れなかったため集合時間に間に合わないかもしれないとの連絡がありましたが、余裕をもって出発していたため遅れることなく学校には到着することができました。余裕を持って行動することの大切さを生徒は改めて認識しました。

 金曜日はプログラムを終了する生徒のためにGraduation(修了式)が行われるため午前中の英語クラスは通常よりも早く終わります。各クラスではこれまでのようにレベルに合わせたテーマに沿ってディスカッションが行われていきました。生徒達は毎日のディスカッションを通して他国の留学生ともだいぶ打ち解けられるようになり、なかにはジョークを言い合える関係までにもなった生徒もいました。休み時間には今日が最終日となるため生徒は留学生と写真をとったり連絡先の交換をしたりなど交流を深めていました。英語というツールが彼らの間にあった国境の壁をなくし、またお互いを認め合う手段にもなることを生徒たちは経験することができました。

 レッスンが終わるとすぐに全スタッフと生徒全員がロビーに集まり盛大にGraduation(修了式)が行われました。そこでは各講師から生徒一人一人に修了証が渡され最後に講師から各生徒へ激励のメッセージが送られました。また生徒も最後のスピーチをする機会が与えられ、そこでは生徒が堂々と自分の言葉で感謝の気持ちやこれからの意気込みをみんなの前で英語で発表していきました。

 午後は語学学校が用意してくれたピザを食べ、生徒達は班別自由行動の集合場「Downtown crossing駅」近くのフードコートへと向かいました。今朝最終版の計画表を各班に提出してもらいましたが、日本出発前に作成したものとは変わっていて、この一週間の滞在が生徒達にとって色々考えるきっかけになったことは確かです。

 各班で別れる前に全員に班別自由行動での注意事項と班長には責任をもって集合時間の17時に全員が無事に元気に戻ってくるように伝えました。最後までこの計画表を考えていた生徒たちにとってこの班別自由行動は成長と自信につながることは確かです。

 集合時間の17時までにはなんとすべての班が問題なく戻ってくることが出来ました。班によっては17時の集合時間に余裕をもって戻れるよう訪問時間を短くしたり、訪問場所を削ったりと各班が班長を中心に話し合い臨機応変にその場で対応していたことが分かりました。それでも生徒達はそれぞれが満足した様子で、この研修を通しての彼らの「やる気」と「成長」を実感することができました。

 全員が集合した後、ボストン市内中心にあるボストンコモンズ(公園)の広場でこの研修の集大成として全員がみんなの前で決意表明をすることになりました。これまでたくさんの経験をさせてもらったボストンという大舞台と将来の自分に向けて一人一人が大声で叫び「自分の殻」を最後に思いっきり破ってもらいました。

 最後のホテルではこの研修の振り返りとして最後のミーティングを開きました。そこでは生徒それぞれが学び得たものを共有すると同時にそれをどうやって学校に還元していくのかもとことん話し合いました。 

明日が帰国日となります。 皆それぞれ、いろいろな想いを胸に帰国する事と思います。学校での再会を、ぜひ楽しみにお待ち下さい。これで現地からの報告を終了とさせていただきます。

アメリカ研修 報告書 6日目(3/29)

 今朝のボストンは6℃で日中は気温も12℃まで上がり天気も良くまた春の到来を感じさせる一日となりました。

 今日は語学学校での研修4日目となります。今朝も集合時間の時半には全員が遅れることなく元気に登校してくれました。生徒はバスと地下鉄を使っての通学もだいぶ慣れてきたようで朝の通学途中にランチを買ってくるなど遅れないよう自分たちでプランを立てて行動する自信もでてきています。

 午前中の英語クラスでは各クラスがここまでの習熟度を確認するためのテストを行いました。ただしテストはクラスのレベルに合わせたものになっていて、筆記(文法)だけのテストを行うクラスもあれば、リスニングとスピーキング(面接)を中心にテストを行ったクラスもありました。やはりリスニングとスピーキングのテストは生徒は「難しかった」と言っていましたが、初日とはまったく違うのは「聞き取れる」「話せる」量が初日と比較すると確実に増えていて、それを生徒がしっかりと実感していたことでした。テストの後は今までのようにレベルに合わせたテーマに沿ってディスカッションが行われていきました。毎日のディスカッションを通して生徒たちは他国の生徒と自信をもって英語でコミュニケーションがとれるようになり、今では英語で会話する楽しさを味わったのか自分たちから先に質問していくなど積極的にクラスに参加していました。 

 午後は全員でハーバード大学に向かいました。そこでは日本人学生の王さんがキャンパスツアーをして下さいました。施設を回りながらハーバード大学がなぜ常に世界ランキングの上位に入っているのかなど説明して頂き、最後には大学の食堂(教会)の一角を使って座談会を設け、限られた時間ではありましたが東大合格に向けての高校時代の勉強方法から、なぜハーバード大学を選んだのかなど自分たちの将来に活かせるヒントを得ようと積極的に質問をしていました。今回王さんのご友人で世界最高峰のイギリスオックスフォード大学に在籍中の角田さんも特別参加してくださりイギリスの大学についても話してくれました。

王 青波(おう せいは)さん

東京大学で理学部生物情報科学科を卒業後

2016年よりハーバード大学にて生物情報数学の博士課程に在籍中

DNAに含まれた「暗号」の読解に取り組む。

 

角田 貴大(つのだ たかひろ)さん

東京大学で物理工学科を卒業後

2016年よりオックスフォード大学(UK)にて物理学量子コンピューターの博士課程に在籍中

近未来のパソコン開発に取り組む。

 

 明日が語学学校での研修最終日となります。また午後には班別自主行動も予定しています。他国の留学生との交流も明日が最後です。そして班別自由行動は12時半に語学学校を出発して戻りは17時になります。安全管理を徹底させると同時に最後のボストンを全員が楽しめるようにサポートいたします。

これで本日の報告を終了いたします。





アメリカ研修 報告書 5日目(3/28)

 今朝のボストンは4℃で日中は気温も11℃まで上がり天気も良くようやく春の到来を感じさせる一日となりました。

 今日は語学学校での研修3日目となります。今朝も集合時間の時半には全員が遅れることなく元気に登校してくれました。実は8時前に1組の生徒からバスが遅く来たため集合時間に間に合わないかもしれないとの連絡がありました。実際生徒は冷静に対応して遅れることなく学校には無事到着しましたが、生徒の意識には何かイレギュラーなことがあったらすぐに連絡する意識が徹底されていることが再確認できました。

 午前中の英語クラスでは今日もクラスのレベルに合わせたテーマに沿ってディスカッションが行われていきました。クラスによっては「前置詞」の使い方など文法に重点を置いた英語表現を小グループに分かれて実際に会話の中で使って習得していくなど生徒にとっては学校ですでに習っていることもあり簡単に感じたようでしたが、逆に他国の留学生は初めての知識のため使い方に苦戦していたようでした。また他のクラスではリスニングで流れてくるある場面の会話について自分だったらどう考えて行動するのかを小グループに分かれてディスカッションをしていきましたが、他国の留学生は会話を聞き取れていましたが、逆に大高の生徒は会話が聞き取れなくディスカッションに参加できず苦戦している様子でした。この3日間の英語レッスンを通して生徒があらためて自覚したのは日本と他国の英語力の違いです。日本は語彙力や文法力は他国の生徒より勝っていますが、逆にスピーキング力やリスニング力は他国の生徒より劣っているということでした。 

 午後は日本人企業家の松川原氏をお招きしての講演を行いました。松川原氏からは「学校と社会の違い」をテーマに学校で学べることと学べない事、そして社会で学べることと学べない事を生徒目線で分かり易く説明して頂きました。松川原氏からはとにかく「トライ&エラー(失敗&挑戦)」が生徒達を成長させることだとの熱いメッセージを頂きました。生徒達は真剣にメモを取るなど貪欲に聞いている生徒がほとんどでした。また講演後の質疑応答では昨日のミーティングを通して質問することの大切さを理解した生徒たちが限られた時間の中疑問に思ったことを我こそはと質問していました。

 その後全員で古代から現代まで世界中の美術品が500,000点以上も貯蔵されているボストン美術館を訪問しました。今回ボストン美術館へは初めてグリーンライン(地下鉄)を利用して向かいます。土曜日の班別自主行動に向けてもこの経験と知識が必要となります。ボストン美術館に到着すると限られた時間のなかで生徒達は興味または魅力を感じた展示エリアを自由にめぐり、自分独自の感性を磨いていました。

 午前中の語学学校では休憩中に他国の留学生と交流するために日本から持参したお菓子やグッズを配り、午後の講話ではこれまで以上に質問をする生徒が出てきていて、そして日記のなかではホストファミリーとの会話に積極的にチャレンジしている様子も見えました。昨日のミーティングが生徒達の殻を破るきっかけになったことは確かです。でもここで決して満足することなくあと日間生徒がもう一歩前に進みあたらしい自分の可能性を実感してもらえるよう、我々も生徒たちに他に何ができるのかを先生と一緒に考えサポートしていきたいと思います。

これで本日の報告を終了いたします。

アメリカ研修 報告書 4日目(3/27)

今朝のボストンは1℃と冷え込んでいましたが日中は気温も7℃まで上がり天気も良く昨日に引き続きこれまで以上に暖かく感じる一日となりました。

今日は語学学校での研修2日目となります。今朝も集合時間の8時半には全員が遅れることなく元気に登校してくれました。時間厳守のもと生徒たちはバスや地下鉄のイレギュラーな時刻表にも対応できるようになり彼らの成長が実際に目に見えるようになってきています。

午前中の英語クラスでは今日もクラスのレベルに合わせたテーマに沿ってディスカッションが行われていきました。テーマは例えば「結婚」や「運転中にしてはいけないこと」などの生活に関わる内容を中心に人1組の場合から組の小グループまでクラスの中で様々な価値観を共有していく内容でした。でもここでは自分の意見や考えを主張するだけではなく相手の意見にも耳を傾けて理解することが常に求められます。そういった環境のなか生徒が初めて気づくことは英語はコミュニケーションの道具であってネイティブのように完璧に話せなくてもお互いがきちんと理解し合えるということです。また日本人は文法や単語の知識ははるかに他国の留学生よりも勝っているが発信力(積極性)が劣っているということです。

 午後は見聞を広げるアクティビティーでMIT(マサチューセッツ工科大学)を訪問しました。そこでは宇宙工学を専攻している鵜飼さんがキャンパスツアーをして下さいました。鵜飼さんは丁寧に生徒目線で説明して下さり、生徒たちは鵜飼さんの周りに群がるように集まりこの貴重な機会を最大限に活かそうとくいいるように説明を聞いていました。最後質疑応答では勉強方法や英語の習得について聞いている生徒がいるなど生徒達は限られた時間の中鵜飼さんから大きな刺激を受けていました。

 

鵜飼 貴也(うかい たかや)さん

東京大学で薬学科を卒業後、東京大学大学院にて薬学系研究科有機薬科学専攻。

パデュー大学にて航空宇宙工学修士課号を取得。

2017年よりマサチューセッツ工科大学航空宇宙工学博士課程に在籍。

 

今日が研修の折り返し地点(半分)となったこともあり、この研修をより意味のあるものに作り上げていくためMITでミーティングを開きました。残り半分のこの研修をより充実させるためには何が必要なのか、そしてここまでそれぞれが直面している課題をどう乗り越えていけば良いのかを生徒たちととことん話し合いました。

このミーティングを通して彼らが得たものが何だったのか明日以降の彼らの行動に期待しています。引率の先生も日々真剣に生徒たちと向き合って頂いています。同時に我々も生徒一人ひとりに向き合いながら「何か」を必ずつかんで帰ってもらおうと思っています。

これで本日の報告を終了いたします。