ブログ

食品科学科の日誌

食品科学科・総合実習【食品製造】


 食品科学科2年生「総合実習」の授業は、「食品製造」「食品化学」「微生物」の3分野に分かれ、それぞれの授業で学んだ内容を実験や実習を通して体験的に学ぶ科目です。
 今回の「食品製造」の実習では、『ブルーベリージャム製造』を行いました。

 ブルーベリーに”砂糖”・”クエン酸”・”ペクチン”などを添加し、丁寧にアク取り作業をしながら煮詰め具合を調整・確認し、その後、手早く殺菌済のビンに充填していきます。
   

 充填後ふたを締め、ビン周りの拭き取りや異物混入の有無を目視で確認後、殺菌・冷却を行います。
   

 今後の実習では、最終検品・ラベル貼りの実習を行い、校内販売に向けての製品にする予定です。

食品科学科・農業と環境【秋冬野菜作付け実習】


 9月14日(火)に1年生が「農業と環境」の圃場でハクサイの定植と、ダイコンの播種(種まき)を行いました。
 品種はハクサイは《黄ごころ65》、ダイコンは《おでん大根 味福》です。
  
 
 ハクサイは夏季休業中に食品科学科職員が播種を行い、本葉が5枚ほどに生長した苗を定植しました。
 植え付けの深さや、ペーパーポットを外す際に根を切らない等を注意して、定植を行いました。
 ダイコンの種子は小さいため、各自の場所以外に落とさないよう確認をしながら丁寧に播種作業を行いました。
   
   
    
 2学期がスタートし最初の圃場での実習でしたが、周囲と協力しながら実習に取り組んでいました。

 今後の圃場での実習は、追肥や間引き・除草などを行う予定です。収穫時期に立派な作物が出来るよう、全員で協力して実習に取り組んでいきましょ!!

食品科学科・農業と環境【トウモロコシ収穫実習】


 先週に続いて1年生の「農業と環境」で春夏野菜として作付けをした『トウモロコシの収穫実習』を行いました。
 トウモロコシは4月中旬に播種をし、間引きや追肥・除房・除草などの管理実習を定期的に行いながら栽培してきました。

 収穫時期のトウモロコシは、どの様に変化しているのか?どんな風になったら収穫適期なのか?などの観察を行ってから『収穫実習』を開始しました。

   
  
 2m以上に生長したイエローポップ

 収穫を行う際、生徒たちは「収穫出来て嬉しい!!楽しい!!」気持ちのようで、満面の笑みでトウモロコシ収穫に取り組んでいました。
 収穫後のゴールドラッシュは各自持ち帰り、イエローポップはハウス内で乾燥させてから、ポップコーン実習に使用する予定です。

   
 収穫後のゴールドラッシュ  収穫後のイエローポップ

食品科学科・農業と環境【ジャガイモ収穫実習】


 1年生の「農業と環境」で、春夏野菜として作付けをした『ジャガイモの収穫実習』を行いました。
 ジャガイモは4月中旬に作付けをし、追肥や除茎・土寄せ・除草などの管理実習を行い、無事に収穫時期をむかえました。

 各自の場所を掘り起こすと、土中から次々とジャガイモが出てきて、生徒たちは”ジャガイモがたくさん!!”、”大きなジャガイモだよ!!”などの声をあげながら、収穫を行っていました。
   
  

 生徒たちは、自分自身で作物の生長過程を観察したり、管理実習を行ったりして収穫が出来た喜びを感じながら、笑顔で収穫を行っていました。

食品科学科・農業と環境【春夏野菜観察実習】


 1年生の「農業と環境」の実習を行いました。
 今回は、ジャガイモ・トウモロコシの『観察実習』を行いました。
 春夏野菜として、《植付け・播種(種まき)》をしてから1ヶ月半ほど経過し、現在の生育状況の確認として、草丈や葉齢などの計測、茎や葉の形・花色などの特徴の観察とスケッチを行いました。
   

 ジャガイモは可愛らしい紫色の花が咲きはじめました。
 トウモロコシは、草丈約60~70センチ、葉齢7.5~8ほどに生育しています。
   

   
               生徒たちのレポート

 ジャガイモもトウモロコシも、順調に元気に生育しています!!
 収穫時期に立派な作物が収穫出来るよう、今後も管理実習を定期的に行っていく予定です。

食品科学科・農業と環境【ジャガイモ除茎実習】


 1年生の「農業と環境」の実習で、春夏野菜として作付けをしたジャガイモの管理実習を行いました。
 今回の実習内容は『除茎(茎の数を必要数に調整する作業)・追肥・土寄せ・除草』を行いました。
 どの様な手順で行うのか、注意するポイントはどの様なことかなどの説明を受けてから、実習を開始しました。
  

 ”除茎”する際にはジャガイモの株元を良く観察し、残す株も一緒に抜けないよう根元をしっかりと押さえながら丁寧に作業をし、その後、”追肥・土寄せ”を行いました。
  
  
    除茎前の株        除茎後の株

 ”除草”も生徒全員で協力して取り組んだので、圃場全体がきれいになりました!
 

 植付けをしてから1ヶ月ほど経過し、元気よく順調に生長しているので、収穫時期が待ち遠しいです!!

食品科学科・食品製造【イチゴジャム製造実習】


 3年生の「食品製造」の授業において、イチゴジャム製造実習を行いました。
 「食品製造」とは、食品の特性や加工の原理などについて実習を通して学ぶ科目です。
 
 前処理をし、冷凍保存しておいたイチゴを、”クエン酸”や”ペクチン”、”砂糖”などと一緒に煮詰めていき、殺菌済みビンに充填していきました。
   

 その後、殺菌・冷却を行いました。
 

 今後の実習ではラベル貼りの工程を行い、校内販売のための製品とする予定です。

食品科学科・農業と環境【春夏野菜作付け実習】


 4月20日(火)1年生が「農業と環境」の授業において、圃場(ほじょう)でジャガイモの植付けと、トウモロコシの播種(はしゅ)を行いました。 (※播種とは種まきのことです。)
 品種は、ジャガイモは《キタアカリ》、トウモロコシは《ゴールドラッシュ》と《イエローポップ》です。
  

 1年生は初めて圃場での実習だったため、注意事項や各自の場所を確認してから実習開始です!
 生徒たちは丁寧に植付け・播種作業を行いました。
  

 「農業と環境」は、農業の基礎を授業や圃場での実習を通して学習していく科目です。
 植付け・播種をした作物が発芽をし、どの様に生長していくかを授業実習を通して自ら感じて、学んでいきます。
 今後の圃場での実習は、追肥や土寄せ、間引き、除草などを行う予定です。

食品科学科・イチゴ処理実習


 2年生の「食品製造実習」の授業において、イチゴジャム製造に使用する「イチゴの前処理実習」を行いました。
 前処理は”ヘタの除去”です。
 ジャムとして製品にした際、ヘタが異物として混入しないようイチゴを流水で良く洗いました。生徒たちは、丁寧に作業を進めて行きます。
    

 前処理の仕上げは冷凍焼けを防ぐために、全体に砂糖をまぶします。
 

 今後は、「食品製造実習」などで今回前処理をしたイチゴをジャムとして製品にする実習を行う予定です。

食品科学科・麹作り、みそ仕込み実習


 食品科学科1・2年生で1月下旬~2月上旬にかけて、みその仕込み実習を行いました。

 洗米・蒸米をした米に麹を種付けし、”床もみ”や”切り返し”をして麹を作り、さらに塩切りを行い『塩切り麹』としました。
   
   

 大豆はシワ・ヒビ・黒色化などの不良な豆を取り除き洗浄、一晩浸水後、柔らかくなるまで煮ていき『蒸煮大豆』としました。
 『蒸煮大豆』をつぶしたところに『塩切り麹』を入れ、良く混ぜ合わせた物をにぎりこぶし大のみそ玉にし、発酵容器に空気が入らないようすき間なく丁寧に詰めていきます。
 その後、重石などを乗せて、みその仕込みが完成です。
   
   
 

 麹作り実習では、麹菌の菌糸が米粒の表面から中に侵入している状態をよく観察しながら工程を進め、仕込み実習では、実際に手で蒸煮大豆を手でつぶし混ぜ合わせて生産する大変さを体感し、雑菌繁殖を防ぐためのポイントに注意しながら工程を進めました。

 今回実習で仕込んだみそは、麹菌の酵素や酵母・乳酸菌などの働きによって発酵・熟成されていきます。仕込んだみその色や香りが発酵中どの様に変化をしていくか、製品となるときはどの様になっているかなどを良く観察してみて欲しいです。

 今後は、食品製造や総合実習の授業実習で、「切り返し」や校内販売のための製品にする「包装」などの工程を行う予定です。

食品科学科・3年生課題研究発表会


 1月19日(火)5.6時限目に食品科学科3年生の課題研究発表会が行われました。
 『課題研究』とは、班または個人でテーマを決定し、研究活動を行う科目です。
 
 今年度は休校などもあり活動出来る時間が限られていましたが、その中でも様々な工夫をして、各班が最後まで取り組んできました。
 授業時間のみだけでは無く、放課後や夏休みなどの長期休業中もそれぞれ活動をしてきました。

 発表会では各班で制作したスライドを利用し、クラス全員の前で発表を行いました。
 各班の発表生徒は、始めは緊張した様子もありましたが、発表終了時には堂々とした表情に変わっていました!
   
   

 3年生のみなさん、お疲れさまでした!!
 1・2年生は後日、録画したビデオを授業で見る予定です。

 【今年度の研究テーマ】
 「食品製造分会」
  ○規格外トマトの利用
  ○米粉100%パンのレシピ研究
  ○ノンアレルゲンレシピの作成
 「食品化学分会」
  ○エディブルフラワーの活用
  ○栃の実石鹸の活用
  ○スイカの種で出汁をひく
 「微生物分会」
  ○米から得た乳酸菌の利用
  ○食品中に含まれる乳酸菌の測定と比較
  ○食酢の静菌作用の利用

食品科学科 おにぎりコンテスト最終審査

とちぎのおにぎりスター誕生!(第3回おにぎりコンテスト)の最終審査会が、
12月12日(土)にホテル東日本宇都宮において行われました。

応募数813点の中から、1次審査、2次審査を通過した5点の最終審査でした。

食品科学科の2年生が「やしおポークの炊き込みおにぎり」で最終審査に望み、
優秀賞をいただきました。

今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向け、
使い慣れないホテルの厨房と道具を使い、学生自らが30人前の
おにぎりを作るという、調理技術も必要になるというコンテストになりました。

食品科学科「食品製造」授業風景(みそ実習)


 11月10日(火)、2・3年生の「食品製造」の授業実習で【みその樽詰め】【包装(ラベル貼り)】の実習を行いました。
 約7ヶ月の間、麹菌の酵素や酵母、乳酸菌の働きで発酵・熟成されていたみそが完成しました。
 大樽の中からみそを出し、機械で濾(こ)してから製品用の樽に詰めて行きます。
 内容量を計測しながら丁寧に作業を進めて行きます。
   

 その後、『汚れが付着していないか』『フタがきちんとされているか』などを慎重に確認し、ラベル貼りの包装工程を行い、校内販売のための製品として完成しました。
  

 生徒たちは、みその発酵・熟成した香りや変化した色味などをよく観察し、「発酵の良い香りがしている」「色が淡い赤色に変わっている」などとそれぞれの意見を話していました。
 食品がどの様な工程を通過して製品になるのかを、「食品製造」の授業実習を通して学習しました。

食品科学科・キャリア形成支援事業


 10月21日・28日の2回に分けて、食品科学科2年生はキャリア形成支援事業を行いました。
 宇都宮市保健所健康増進課の管理栄養士、枝さんと村上さんに講師をお願いして【食育について】・【栄養バランスの良い食事とは?】など”身近な食事や栄養”についての講習や、野菜がたっぷりとれるヘルシークッキング調理実習を行いました。

 枝先生、村上先生から『宇都宮市の食育推進計画』や『朝食の大切さ』『間食でのカロリー取り過ぎ注意』などのお話を、飲料水中の糖分量を表現したペットボトルを使用したり、様々な資料を使用したりと、食事の重要性を実感出来るよう分かりやすく説明して頂きました。
   
  
 

 調理実習では「餃子風あんかけご飯」「きゅうりのゆかり和え」「ミルク豚汁」「フルーツヨーグルト」の4品を作りました。
 酢の酸味やゴマ油の風味を利用したり、食材を大きめに切るなどの工夫をしたりすることで、塩分を控えることができ、また、食感が楽しめ食べ過ぎ防止につながるなどのポイントも教えていただきながら調理を行いました。
   

 その他にも、行政栄養士の業務内容や各世代の食事に対しての課題・改善点、栄養成分表示を見る大切さなどの説明もして頂きました。
 授業だけではなかなか得られない知識や技術を得ることができ、とても有意義な時間となりました。
 枝先生、村上先生、貴重な体験をありがとうございました。

食品科学科・農業と環境《ハクサイ収穫》


 10月27日(火)に1年生の「農業と環境」の授業実習で、秋冬野菜として作付したハクサイを収穫しました。
 9月中旬に植え付けをし、その後、追肥や土寄せ・中耕・除草作業などの管理実習を行い、無事に収穫期となりました。
   

 結球がしっかりと締まっていて、大きく立派なハクサイに生長しました!!
 そんなハクサイを収穫しながら生徒たちからは【大きくてビックリ!】【ずっしりしていて立派だね!】などと、圃場で声をあげながら収穫していました。

   
 
 今後は、「農業と環境」で栽培した秋冬野菜を使用して、調理実習を行う予定です。
 食品製造などに使用する原材料の生産過程や作物栽培の大変さ、生産者への感謝の気持ちを持つ大切さなど様々なことを感じ取ることが出来た実習になったと思います。

食品科学科・3年生和菓子講座


 10月20日・23日の2回に分けて3年生を対象としたものづくりマイスターの川又和博先生による和菓子講座を行いました。
 まずは、川又先生のデモンストレーションを見ながら、生地の乾燥防止のために水飴を入れることや重曹などの膨張剤の配合割合、あんこの扱い方など、様々なポイントを教えていただき、工程や作業内容の説明を聞いてからいよいよまんじゅう作り開始です!
 今回は「白薬まんじゅう」「黒糖まんじゅう」「かすてらまんじゅう」の3種類のまんじゅうを作りました。
   

 熱の通りを均等にするため生地全体を同じ厚みにするのですが、”包餡”の工程が上手く出来ず生徒たちは悪戦苦闘しながらも、川又先生のプロの技術を間近で見ながら一生懸命作業を進めました。
   
  

 完成したまんじゅうを見て生徒たちからは『わぁ!!ふっくらしていて甘い香り!』との声があがりました。
 洋菓子を作る機会はありますが、和菓子を作る機会は少ないので生徒たちは興味津々に取り組んでいました。とても貴重な体験となりました。
 講師の川又和博先生、お忙しいところ大変ありがとうございまいた。

食品科学科・農業と環境《秋冬野菜作付》


 10月13日(火)に秋冬野菜として作付したハクサイとダイコンの管理実習を行いました。品種は、ハクサイは”お黄にいり”、ダイコンは”おでん大根味福”です。
 それぞれ9月中旬に定植・播種を行い、今回の実習内容は『間引き・追肥・土よせ・除草』の管理を行いました。

 ダイコンを間引く際には、残す株にダメージが無いよう慎重・丁寧に作業を進め、その後、追肥を行います。
 ハクサイには葉の部分に肥料がかからないよう、株元を確認しながら追肥を行います。
  

 除草は生徒全員で協力して取り組んだので、圃場全体がとてもきれいになりました!
 結球が始まっているハクサイを観察しながら、【どれくらいの大きさに生長するのか楽しみだね♪】などと生徒同士で話している姿も見られました。
   

 順調に生長しているので、収穫が楽しみです!!

食品科学科・総合実習授業風景(微生物)


 前回に続き『総合実習』の授業風景です。
 今回の「微生物」の実習は、『手指の細菌検査』を行いました。
 培地の調整・高圧蒸気殺菌後に、クリーンベンチでシャーレに分注し”平板培地”を作成します。
   

 作成した平板培地に、【水洗いのみ・石けん洗いのみ・石けん洗い+アルコール消毒】をした指を軽く押し付けます。
  

 その後は一定の温度で培養し、2~3日後にどの様に変化しているのかの観察を行います。
 今回の実習では、培地の調整方法や分注の仕方など、基本操作を学習しました。

食品科学科・総合実習授業風景(食化)


 前回に引き続き、『総合実習』の授業風景です。
 今回の「食品化学」の実習は、『中和滴定法』に使用する様々な器具を用いて、基本的な器具の操作方法や薬品の取り扱い方などを学習しました。
   

 『中和滴定法』とは中和反応を利用し、食品中に酸がどれくらい含まれているかなどを調べる実験方法です。
  

 今回は実験操作の練習を行いました。
 次回は”食酢”を試料として実験を行う予定です。

食品科学科・総合実習授業風景( 食製)


 食品科学科2年生『総合実習』の授業は、「食品製造」「食品化学」「微生物」の3分野に分かれ、それぞれの授業で学んだ内容を、実験や実習を通して体験的に学ぶ科目です。

 今回の「食品製造」の実習は、ブルーベリージャム製造を行いました。
 ブルーベリーを砂糖・クエン酸・ペクチンなどと一緒に煮詰めていき、殺菌済みビンに充填(じゅうてん)していきます。
 製造工程の途中では、コップテストや糖度計を使って、煮詰め具合の確認も行います。
   
 
 その後、殺菌・冷却をします。
 今後の実習では、検品・ラベル貼りの実習を行う予定です。