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食品科学科3年食品製造分会宮れもん班が、7/4(火)、3年ぶりの開催となった第19回栃木県米粉食品普及推進協議会での試食会に栃木県産米粉を使用した「宮れもんパウンドケーキ」を出展しました。試食した会員の方々から「米粉なのにしっとりしている」や「甘すぎずレモンの風味がさわやかでおいしい」など大変好評でした!様々な米粉食品も試食し、交流を通して多くのことを学びました。今後の活動に活かしていきたいです!
試食会(宮れもんパウンドケーキの説明)
前回に引き続き、2年生の総合実習の授業風景です。
今回の「食品微生物」では、『手指細菌について』の実験を行いました。
実験の目的や培地調整方法の説明、手指細菌についての説明などを聞いてから、実験を開始しました。
はじめに培地の調整・溶解・滅菌の工程を行い、滅菌シャーレに分注して”平面培地”を作成し、生徒自身の[洗浄無し]・[水のみで洗浄]・[石鹸で洗浄]の手指を培地に押し当てました。
〈授業実験風景の様子〉
その後は一定の温度で培養し、どのように変化をしているかの観察を行います。
今回の実験では、培地の調整方法や分注の仕方、器具やクリーンベンチの基本的操作などを学習しました。
前回に続き、2年生の総合実習の授業風景です。
今回の「食品化学」の実験は『有機酸の定量実験」を”中和滴定法”を用いて行いました。今回は《食酢》を試料として使用しました。
同じ班の生徒同士で手順を確認しながら滴定を行い、どれくらいの酢酸が含まれているのかを求めていきました。
〈授業実験風景〉
中和滴定法の原理や使用する薬品の取り扱い方、器具の使用方法なども実験を通して学習しました。
「総合実習」とは、「食品製造」「食品化学」「食品微生物」の3分野に分かれ、それぞれの授業で学んだ基本的内容を実験実習を通して体験的に学習する科目です。
今回の「食品製造」の実習は、『菓子パン製造実習(あんパン・クリームパン)』を行いました。
あんパン製造では包む際にあんこが出ないよう丁寧に成形していき、クリームパン製造では発酵後の生地を麺棒でのばし、その上にクリームをのせ丁寧に成形し、スケッパーで切り込みを入れクリームパン特有の形にしていきました。
〈製造実習の様子〉
天板に並べ発酵させた後オーブンで焼き上げ、その後冷却、販売製品にするための包装を行いました。
〈焼成前のクリームパン・包装して完成!〉
焼成中の甘い香りが製造室からしていて、”パンの製造実習をしているんだね!”などと他学科の生徒や職員から声をかけられている様子も見られました。
1年生「食品化学」の授業で『タンパク質の定性実験』を行いました。
「食品化学」という科目は、食品成分についての知識や役割、栄養成分の基礎、分析実験の基本操作などを学ぶ科目です。
今回の実験の目的や使用する器具・試薬の取り扱い方法、注意事項などの説明を受けてから実験を開始しました。
各班で実験内容や手順を確認し合い、協力しながら真剣に取り組んでいました。
反応が出た試験管を各班で観察しながら、含まれている成分について話し合ったり、色の変化を比較したりして、結果をレポートにまとめていました。
食品科学科1年生の「農業と環境」で『トウモロコシの間引き・追肥』と『観察・スケッチ』実習を行いました。
”間引き(まびき)”とは、複数発芽した株の中から良い株(病害虫の被害が無い、茎が太いなど)を残し、生長が良くない株を引き抜く作業です。2粒播種しているので、今回は間引きをして1株にします。
どのような手順で行うのか、注意するポイントはどのようなことかなどの説明を受けてから実習を開始しました。
残す株をどちらにするのか、各自で葉や茎の状態を良く観察しながら作業を進めていきました。他にも追肥や除草作業も行い、圃場全体がとてもきれいになりました!
〈間引きの様子〉
〈間引く前・後の株〉
その後、作物の観察・スケッチを行いました。葉の枚数を数えたり、茎の太さ、草丈、色を確認したり、クラスメイトの株と比較したり…と、各自で良く観察をし、作物の特徴や気になったことなども記録していました。
〈観察の様子〉 〈ジャガイモも順調!〉
〈生徒のスケッチ〉
トウモロコシもジャガイモも、日々順調に生長しています。
収穫に向けて、今後もしっかりと管理実習に取り組んでいきましょう!!
5月16日に行われた地域の活性化を目的に行われているオリスクマーケットで、食品科学科が商品開発に取り組んだ「宮れもんパウンドケーキ」を販売しました。
連携している宇都宮市経済部農林生産流通課の方々と本校流通経済科の研究班とともに、実際に地域の方々とふれあい販売することができよかったです。今後も宮れもんについて知っていただくために地域のイベントや販売会に参加していきたいです。また、農業経営科の生産した「トマト」の販売も併せて行い、大好評にて開始30分での完売となりました。
5月10日(水)に食品科学科2年生でキャリア形成支援を実施しました。
今回は、宇都宮市保健所健康増進課の宮下さんと村上さんに講師をお願いして【食育】・【栄養バランスの良い食事とは?】などの身近な食事や栄養についての講話や、野菜がたっぷり食べられるヘルシーメニューの調理実習を行いました。
講話では『朝食の大切さ』や『不足しがちな栄養素とは』『宇都宮市の食育推進計画』などを、実際に食材を用いたり資料を使用したりしながら、食事の重要性を実感出来るよう分かりやすく説明していただき、また、日常の食事でも簡単に取り入れられる工夫も教えていただきました。
〈講話の様子〉
調理実習では《野菜たっぷり!!塩分控えめ!》をテーマにしたヘルシーメニューの調理を行いました。
食材を大きめに切ることによって食感を楽しめるだけではなく、食べ過ぎを防いだり、塩分を控える代わりに、酢の酸味やごま油の風味で美味しく食べられたりなどの工夫も教えていただきながら調理を進めていきました。
〈調理実習の様子〉
他にも、管理栄養士・栄養士についてや、行政栄養士の業務内容などのお話もしていただいき、生徒たちは真剣な表情で講話を聞き、実習に臨んでいました。
授業だけでは学べない知識を得ることが出来、とても有意義な時間となりました。
宮下先生、村上先生、ありがとうございました。
今年度も「食品製造」の授業実習は、毎年恒例のジャム製造から開始しました!
「食品製造」とは、食品の特性や加工の原理などについての知識を授業実習を通して学んでいく科目です。
今回は『マーマレードジャム製造・イチゴジャム製造』の実習を2・3年生が行いました。
どちらのジャム製造もまずは《前処理》を行いました。
マーマレードジャムに使用する甘夏は果皮と果肉に分け、その後ペクチン液の抽出などを、イチゴジャムはへた取り・洗浄をし、異物混入が無いよう細心の注意を払いながら工程を進めました。
〈甘夏前処理の様子〉
〈イチゴ前処理の様子〉
その後、ペクチンや砂糖などを加えながら煮詰めていき、殺菌済みのジャム瓶に充填をし、殺菌・冷却を行いました。放冷後に異物混入の最終チェックやラベル貼りを行い、校内販売のための製品とする準備を進めました。
〈マーマレードジャム製造工程〉
〈イチゴジャム製造工程〉
今後も様々な製造実習を行いながら、食品の衛生管理や安全性の確保、原材料から販売品に加工するまでの工程などを学んでいきます。
食品製造分会と本校流通経済科研究班で、宮れもん農家を訪問しました。宮れもん(璃の香)を丸ごと使って製造した無添加マーマレードの試食及び製造法説明を行い、農家さんの加工所での商品化に向けた打ち合わせ及び意見交換会を実施しました!温室ではレモンの花が咲き、実をつけはじめました。宮れもんの輪が地域に少しずつ広がっています!
(宮れもん農家 試食会と商品化打ち合わせ) (宮れもん温室見学)
4月21日に1年生が「農業と環境」で『ジャガイモの植付け』と『トウモロコシの播種』の実習を行いました。(※播種(はしゅ)とは種をまくこと)
今年度栽培する品種は、ジャガイモは《キタアカリ》、トウモロコシは《ゴールドラッシュ》です。
1年生は初めての圃場での実習ということで緊張した様子も見受けられましたが、クラスメイトと声を掛け合ったり、先生に質問をしたりしながら植付け・播種を行いました。
覆土(※ふくどとは土をかけること)や鎮圧、灌水などの初めて聞く言葉の説明も真剣な表情で聞きながら丁寧に作業を行い、最後は笑顔で実習を終了しました。
〈トウモロコシの播種の様子〉
〈ジャガイモの植付けの様子〉
「農業と環境」という科目は、農業の基礎を授業や実習を通して学習していきます。植付け・播種をした作物がどのように成長していくのかを授業実習を通して自ら感じ、学んでいきます。
また、食品製造・加工で使用される原材料の生産過程などについても理解を深めていきます。
今後の圃場での実習では作物の観察やスケッチ、追肥や土寄せ、間引き、除草などの管理実習を行う予定です。
立派な作物が収穫出来るよう、クラス全員で協力して頑張っていきましょう!!
3月22日(水)4~6時間目に食品科学科1年生が、関連上級学校見学として
「学校法人三友学園 IFC大学校 IFC栄養専門学校」に伺いました。
見学用に準備していただいたバスに乗り、到着後、栄養バランスが考えられた昼食(チキンのトマト煮~バターライスを添えて~サラダ)をいただき、全体的なオリエンテーションを実施していただきました。
全体説明が終わると、次はいよいよ自分の進路希望に沿ったコースでの講義と実習体験です。
①製菓製パンコースでは、分野の講話をしていただき、スイーツバーガー作り体験を実施しました。
作り方のコツだけではなく、科学的な理論もあわせて教えていただきました。
②栄養コースでは、栄養士・管理栄養士の仕事についての講和や保育園のおやつ作り体験を実施しました。
栄養士と管理栄養士の違いやその仕事内容などを説明していただき、保育園でおやつとして求められる工夫を施した蒸しパンを作りました。
③調理・発酵コースでは、分野や進路先の講和をしていただき、厚焼き玉子づくりを体験させていただきました。
普段家庭で作る卵焼きとは一味違うプロの仕上がりで、苦戦しながらも教えていただき作り上げることができました。また、お店で見るフルーツのカッティングも体験させていただきました。
この見学で、自分の希望するコースでより進路に沿った専門的な学習を体験することができたとともに、進路の具体化が図れました。今日学んだことを今後の進路選択や学校生活に活かしていきたいです。
本日の見学に協力してくださった学校法人三友学園 IFC大学校 IFC栄養専門学校の方々ありがとうございました。
食品科学科2年生において、宇都宮市保健福祉部保健所の安達さん、齊木さんに講師をお願いし、『食品安全ゼミナール講習会』が行われました。
冊子やスライドを用いて「食品添加物」や「食物アレルギー」など、食に関する様々な事を解説していただき、生徒たちはクイズ形式で分かりやすく学んでいきました。
また、食中毒の事例を説明していただきながら、予防方法や食品製造に従事する際の注意事項をお話ししていただき、身近な事柄だと改めて実感する事が出来ました。
生徒から〈食品表示〉について質問が出た際にも、表示の見方のポイントや食品を購入する際のアドバイスをしていただき、より詳しく【食の安全】について学ぶ事が出来ました。
食品製造実習に取り組む時や日常生活を営む上でも、大変重要な事を学べる講習会となりました。
安達さん、齊木さん、ありがとうございました。
一昨年前から地域の方々とともに食品科学科食品製造分会で活動を始めた、
「新たなレモンの産地宇都宮から『宮れもん』を活用した商品開発!~地域活性化と地産地消食育プロジェクト~」
この取り組みをJA家の光協会「地上」4月号と食から日本を考える「NIPPON FOOD SHIFT」事例紹介にて掲載していただきました。多くの方々にこの活動を知っていただき、今後も農と食から地域づくりにつなげられるよう地域の方々とともにさらに活動を進めていきます。
3月2日(木)、食品科学科2年生において『うどん製造講習会』を行いました。
栃木県めん類業生活衛生同業組合の方々6名にお越しいただき、指導をしてしてもらいました。
講師の先生のデモンストレーションを見ながら製造工程や手の動かし方などの説明を聞いてから、実習を開始しました!
〈デモンストレーションの様子〉
生徒たちは初めてのうどん製造ということで、生地の扱い方や麺棒の使い方、麺の切り出し方などを質問しながら、講師の先生方に丁寧に分かりやすく教えてもらい工程を進めていました。
〈製造実習の様子〉
その後、事前に準備していただいた”鶏汁”で試食を行いました。麺の太さはバラバラでしたが、《自分たちで製造したうどん》と思うと美味しさも倍増だったようです!!
〈茹で上げ・試食の様子〉
日頃なにげなく口にしているうどんですが、この様な工程で製造されていることを知ることが出来、また、プロの技術を間近で見ることが出来た、大変貴重な講習会となりました。
講師の先生方、ありがとうございました。
食品科学科2年生において、栃木県保健福祉部生活衛生課の大森さん、荒川さんを講師としてお招きし、『HACCP』による衛生管理についての講話、また、異物混入や食中毒菌汚染などの危害要因を把握・分析する事など、演習も交えて学習しました。
グループワークの際には様々な視点から危害要因となる事柄の意見を出し合い、生徒たちからはより理解を深めようとする姿勢が見られました。
食品製造をするにあたり、製品の安全性を確保する衛生管理方法など大切な事を多く学べるとても有意義な講習会となりました。
大森さん、荒川さん、ありがとうございました。
毎年1月下旬~2月上旬にかけて行っている恒例の『みそ仕込み実習』を、食品科学科全学年の実習で行いました。
洗米・蒸米をした米に種麹を付け、床もみや切り返しをして麹を作り、さらに塩と混ぜ合わせ「塩切り麴」とし、「蒸煮大豆」と合わせて握りこぶし大のみそ玉にしてから、発酵容器に空気が入らないようすき間なく丁寧に詰めていきました。みその原材料として使用している米は、高根沢農場で栽培したものを使用しました。
麹作り実習では、麹菌の菌糸が米粒の表面から中に侵入している状態を良く確認し、仕込み実習では、実際に手で蒸煮大豆をつぶし混ぜ合わせて生産する大変さを体感し、また、雑菌・異物が混入しないように注意を払い、衛生管理の重要性も学びながら工程を進めていました。
その後塩でふたをし、重石などを乗せて仕込みが完成しました!
麹菌の酵素や酵母、乳酸菌などの働きによって、発酵・熟成された美味しいみそが作られていきます。
仕込んだみその色や香りが発酵中どのように変化をしていくか、製品となる時はどのように変化しているかなどを良く観察してみて欲しいです。
1月13日(金)5.6時限目、食品科学科3年生の課題研究発表会が行われました。
「課題研究」とは、班または個人でテーマを決定し研究活動を行う科目です。
各班ともどのような方法で研究を進めていくのかを話し合い、授業時間のみならず放課後や夏休みなどの長期休業中も利用し、最後まで一生懸命取り組んできました。
発表会では、各班で取り組んだ研究内容や実験実習方法、課題、改善点などをスライドを用いて、クラス全員の前で発表しました。
発表生徒は始めは緊張した様子もありましたが、終了時には堂々とした表情に変わっていました!
3年生のみなさん、お疲れさまでした!!
1・2年生は後日、録画した映像を授業で見る予定です。
【今年度の課題研究のテーマ】
『食品製造分会』
〇規格外トマトの活用法(米の消費拡大)
〇新たなレモンの産地宇都宮から「宮れもん」を活用した商品開発!
~地域活性化と地産地消食育プロジェクト~
『食品化学分会』
〇苦手な野菜をおいしく食べる商品開発
〇大豆ミートを使った商品開発
〇食品のビタミンC
〇100%グルテンフリー米粉パン
〇ダイエッターのオートミールライフ
『微生物分会』
〇フルーツ酵母を利用したパン製造
〇くん液の可能性
〇引き出せ!麹ハンドクリームの力!
~私たちの手荒れ解消プロジェクト~
12月19日(月)天候にも恵まれ食品科学科1年生38名が事業所見学に行ってきました。
埼玉県北本市にある「グリコピアイースト」では、ポッキーやプリッツの製造工程を実際の製造ラインで見学し、製造原理や歴史などをクイズ形式で学ぶことができました。
昼食を兼ねた「川越」探索では、地域の特産品であるサツマイモを加工した様々な商品やそのブランディング方法、煎餅の手焼き体験や和菓子など日本の食文化にも触れることができました。
最後に見学させていただいた「岩下の新生姜ミュージアム」では展示やアトラクションを通して、新生姜の加工方法等を楽しく学ぶことができました。食品工場での製造工程や機器に触れることで食についての興味関心を高めることができたとともに食品関連産業の具体化ができ、職業観を醸成する良い機会となりました。
グリコピアイースト北本工場 最後のクイズアトラクション
食品科学科1・2・3年生の『デコレーションケーキ実習』を行いました。
スポンジケーキは「食品製造実習」で製造したものを使用しました。
1年生は基本的なデコレーションを、2・3年生はそれぞれで工夫をし、自由にデコレーションを行いました。
1年生は均等にスポンジをカットしたり、パレットナイフでクリームを塗っていく《ナッペ》が初めてだったりと悪戦苦闘していましたが、回転台を上手に使いながら一生懸命に取り組み、綺麗なケーキに仕上げていました。
〈1年生の実習風景、綺麗に仕上がりました!〉
2・3年生は事前にイメージを各自で考え、好きな果物や飾りを持参し、思い思いのケーキに仕上げていきました。
〈ナッぺや絞りがとても綺麗!上部のデザインにもこだわりました!〉
シンプルなものから可愛らしいもの、フルーツたっぷりなものと、各自で趣向を凝らした色とりどりなケーキが並びました♪
〈モンブラン風、ココアでアクセント、粉糖で粉雪を表現など様々!〉
生徒全員、とても素敵なデコレーションケーキが完成し、笑顔で実習を終了しました!!