文字
背景
行間
植物科学科日誌
インターンシップ報告会
次年度のインターンシップに役立てるため1年生に向けて2年生からインターンシップの報告会を行いました。
2年生からはインターンシップを通して学べたことや事業所に行くまでにやっておくとよいこと。経験して進路選択に活かせたことなど経験を通して得られた話を丁寧に伝えてくれました。1年生も真剣に聞いて記録している様子でした。
報告会を活かして今年の10月のインターンシップもよい経験にしてほしいです。
小ボウキ制作体験(2年地域資源活用)【植物科学科】
栃木市には県の伝統工芸品でもある『都賀の座敷菷』があります。現在はこの箒の作り手も材料となっているホウキモロコシの栽培農家も減少していることを知りました。そこで今年度、2年生の地域資源活用という科目の中で『ホウキモロコシ』の栽培から箒の制作までを学習してきました。
1月30日には、この学習のメインの内容でもある栃木市の荒木さんご夫婦をお招きしての小ボウキの制作を行いました。穂の向きや形状が異なる材料を組み合わせての制作は、最初は苦戦していたものの、コツをつかんで器用に仕上げていました。
1年間通しての学習によって、地域の抱える問題に向き合い、自分たちには何ができるのかを考える良い機会になったと思います。
イチゴにてJGAP認証【植物科学科】
本校では5年前よりイチゴにてJGAP認証を取得しています。
GAPとはGood Agricultural Practicesの頭文字を取ったものであり、直訳すると「よい農業の取組み」となり、JGAPの「J」は日本規格になります。農業生産において、食品安全だけでなく、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための取組みです。GAPの取組みについて第三者機関に審査していただき確認・証明していただくことでGAP認証が証明されます。
今年度もJGAP認証の審査が行われ、数々の適合基準に適合し適切な農場運営を行っていることが証明されました。
今年度の収穫はまだまだ続きますが、来年度以降も「よい農業の取組み」ということでGAP認証に向けて取り組んでいきましょう!
3年生課題研究発表会
3年生は1年間かけてこれまでの学習の成果として農業の抱える様々な課題に対して研究活動を行い発表を行う「課題研究」という授業を行っています。課題研究の発表会では植物科学科の「作物・野菜・果樹・草花」の4つの部門で1年間活動してきた研究内容について報告しました。来年度に向けて2年生が聴衆となり、理解を深めました。
発表内容
野菜:廃棄野菜の子ども食堂への利用 草花:フローラTOCHINOUの活動について
作物:愛国3号(米)の栽培について 果樹:かんきつ類の栽培について
発表に向けてそれぞれ、準備を重ねてきたので、どの班もよい発表になりました。2年生は来年度活動を引き継いで頑張ってほしいです。
ナシのせん定
冬になって葉が落ちる季節になりました。2年生の実習ではナシの徒長枝(とちょうし)のせん定に挑戦しました。せん定は来年の栽培に向けて木の形や枝の量を調整する作業で技術の習得には長年の経験が必要です。授業では枝の名称と特徴を覚えて実際に切る作業を行いました。
教科書の図で見た様子と実際の木の様子では異なる部分も多く、枝を判断して切るのもはじめは不安になりながらの作業でしたが、最後は枝の断面がきれいになるように工夫しながら切れるようになりました。
《のうくっく》は本校卒業生が制作