食品科学科の活動

食品科学科日誌

あんパン製造

みなさんは[あんパン]の飾りに何を連想しますか?ゴマ、ケシ、桜の塩漬け……色々ありますよね。どれもあんパンらしさを象徴する飾りですが、本校では、あんパンに[桜の塩漬け]を使用しています。

校外で販売の機会もあるあんパン。今回の実習では、1年生が入学後初めてチャレンジしました!製パンは何度か実施しているので、分割•丸めは段々と要領を得て来た1年生。

予め丸めておいたあんこを生地に包んでいきます。数をこなすうちに、段々と上手になっていきます。今回は販売品ではありませんでしたが、販売の際には桜あんパンならではの風味を楽しんでくださいね花丸

 

 

食パン製造

まだまだ蒸し暑い日が続いていますね。こんな日こそ、酵母は元気に活動します!

2年生の授業で食パンを製造しました。数量限定のため外部に販売する機会は少ないですが、人気の一品です。

本校では、3斤の型に入れて焼成しています。

 

 

 

 

焼きたてパンの匂いは格別! 食欲をそそります!

2学期も、実習や実験等の様子を紹介していきますので、お楽しみに!

 

 

出前講座【食品科学科】

食品科学科の1年生が出前講座を受けました。
今回は東京農業大学オホーツクキャンパスから佐藤先生をお迎えして
「美味しさと香り~香りの不思議な世界~」というテーマで
食物の美味しさに関わる要因の1つである「香り」の重要性や
食品香料(フレーバー)と香粧品香料(フレグランス)について講演していただきました。

数種類の香気成分を混ぜてリンゴの香りに調香したり
砂糖とクエン酸で味付けした水に香料を加えて美味しいジュースを作ったりと
実際に体験することで香りが食品に及ぼす影響を肌で感じることができました。
美味しさと香りの関係について楽しみながら学ぶことができる貴重な時間となりました!



HACCP講習を受けました!

食品の安全に関する普及啓発事業の一環として、
栃木県生活衛生課から講師を招いて「HACCP」についての講習を受けました。

HACCPとは?
⇒「Hazard Analysis and Critical Control Point」の略で、
 直訳すると「危害要因分析重要管理点」という意味です。
 食品事業者が食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因を把握した上で、
 原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために
 特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保する衛生管理の手法です。

平成30年6月に食品衛生法が改正されたことにより、
全ての食品事業者に「HACCP」に基づく衛生管理が義務付けられました。
今回は実際に食品事業者が実施する衛生管理について、
講義やグループワークを通して学ぶことができました。

コピー食品作りに挑戦!!

1学年の食品化学の授業でコピー食品作りに挑戦しました。
今回は架橋反応について学ぶため、人工いくらを作りました!

架橋反応とは?
⇒分子鎖(分子が鎖状に長くつながったもの)の間にけるように
 他の種類の分子がつながる反応のこと

今回の実験ではアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを反応させて、
カルシウムイオンがアルギン酸同士を橋渡しすることを利用。

今回はアルギン酸ナトリウム溶液に食用色素を入れて着色しました。
1班2色(1色は赤色、1色は自由に選ぶ)で着色を行いました。
用意した色は赤色、黄色、青色。
限られた色素の中で色を混合するなど試行錯誤しながら
各班でオリジナルな色を作り出していました。

 

 

イチゴ収穫

イチゴジャムの原料を収穫するため、栃木市内の谷中農園にお邪魔しました。みんなで協力しながらとちおとめを中心に収穫し、約180キロ収穫しました!採ったイチゴは、すぐにヘタ取り•洗浄。イチゴの色素は水溶性のため、色が抜けないよう素早く作業します。最後に、糖漬け後、冷凍しました。今年の栃農祭でも販売予定です!谷中農園さん、ありがとうございました。

ジャムの季節

更新を心待ちにして下さっていた方、お待たせしました、今年度初投稿です!

食品科学科では、4月〜5月にかけて、季節の果実をジャムに加工しています。今年度も、国産甘夏をマーマレードに、栃農産とちおとめをいちごジャムに加工する[食品製造実習]が始まりました。これらのジャムは、生徒はもちろん、[栃農の顔]として学校行事に関連する手土産贈答品として使われます。

 

今年も、栃農マルシェや栃農祭で販売予定です!お楽しみに

味噌製造

 食品科学科では1月から2月にかけて味噌実習を行っています。この時期に仕込み、11月頃から栃農祭や栃農マルシェで販売、また近隣小学校の給食(栃農給食DAY)や栃農収穫祭の味噌汁等にも活用されています!!!

 

〇材料〇

県内産大豆(栃農産大豆も使用)、栃農産米、塩、種麹

 

(1)米麹造り

(2)切り返し

(3)煮大豆、米麹、塩を混ぜ合わせる

(4)丸めて樽に詰める

(5)ふた塩し、重石をのせて約10か月程熟成させる

 

(1)(2)米を蒸し50℃くらいに冷めたら麹菌と混ぜ合わせる。熱々のお米に混ぜると麹菌が熱により死滅してしまう為。

最初は塊でしたが切り返しを行うことで、パラパラになっていく様子に生徒も驚いていました。

 

(3)煮大豆は前日に浸水することで約2倍くらいに大きくなります。しっかり潰した後米麹、塩を加え均等になるよう混ぜます。

 

 

(4)ソフトボール大に丸め樽に詰めていきます。

 

(5)ふた塩をすることでカビの発生を防ぎます。味噌の重量に対して30%の重石をのせアルコールを噴きかる

 

 完成が楽しみです。機会がありましたらぜひ栃農産味噌をご賞味下さい!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キムチ製造【食品科学科】

まだまだ寒い日が続きます、そんな日には熱々でピリ辛なキムチ鍋が食べたくなりませんか?

食品科学科では毎年冬野菜を使用してキムチも製造しています!! 今年は食品科学科2年生の畑で収穫した 『白菜、大根、人参、ネギ』を活用しました。その他にも 粉末唐辛子、生姜、にんにく、アミの塩辛、イワシのエキス、昆布茶、ザラメ、白玉粉(とろみ付け) たくさんのうまみ成分が入っています。

 

(1)白菜の下付け

白菜に2.5%の塩をぬり上から重石をのせ3日程漬ける。その後天地返しをする(上下変えること)

(2)具をつくる

野菜は千切りにし、調味料は全て混ぜ合わせる。

(3)糊を作る

白玉粉を水によく混ぜ火にかけの糊状にする

(4)つけ込み・熟成・保存

具と糊を混ぜ合わせる(アン)→白菜の水気を切り1枚ずつアンをはさんでいく→2日位涼しい場所に置き完成。すぐ食べたくなる気持ちを抑え、2日程熟成することによってうまみが白菜全体に染み込みおいしい栃農キムチの出来上がり!!

 

   

  

 

 

 

  

たくあん作り【食品科学科】

1年3組「農業と環境」の実習の様子です。

今回の実習は、2学期に栽培していたダイコンを使いたくあん作りを行いました。

まず、ヌカに、食塩、香りづけの為のゆずの皮、旨味を出すための昆布・鰹節・ザラメを入れて混ぜ合わせます。

                

その後、樽にヌカ→ダイコン→ヌカ→ダイコン→ヌカと重ねていき重石を乗せ終了!

時々ヌカの様子を確認しながら、1カ月ほど漬け込んでいきます。