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食品科学科の活動
食品科学科日誌
食パン製造
「夏に近づいているな」と、肌で感じる今日このごろですが、こんな時期はパン酵母が活躍するシーズンなのです。本校の食品科学科でも、5月~製パン実習がはじまりました。
今回は食パン実習。食パンの製造は、菓子パン類にくらべて焼き上げる時間はかかりますが、型から出した瞬間の香りは格別です!
6枚切りにして袋づめ。外部向けに販売する機会もあるので、ぜひご賞味ください
ジャム製造②
年度の初めはジャム製造に関連する実習が続きます!
本校では、甘夏のマーマレードも製造しています。甘夏の下処理は、イチゴよりもずっとずっと手間がかかります。
①果皮は、内果皮(白い部分)をはぎ取り1mm幅に刻む。
②じょうのう膜(薄皮の袋)をむき、果肉を取り出して絞る。
③果実の搾りかす・内果皮・じょうのう膜をクエン酸で煮出し、ペクチンを抽出。
④ 果肉を煮出して、流水にさらす。
生徒達は一生懸命取り組んでいました!機会があればご賞味ください。
今年度の実習がスタートしました!
野菜や果物の加工実習を行う食品科学科。時には季節の恵みを加工します。
年度初めは「ジャム製造」がメインです!
まずは、イチゴジャム。イチゴのヘタ取り~煮詰め・瓶詰めまで行います。2年生の食品製造・総合実習にて実施しました。
一見地味ですが、大切な作業です。慎重に、かつ迅速に!!
ヘタを取ったイチゴは、煮詰めてジャムに仕上げます。生徒達が丁寧に製造したイチゴジャム。機会があれば、ぜひご賞味ください
大福製造
皆さんは「栃農の大福」をご存じですか?
毎年、栃農祭では大福販売所に長蛇の列ができるほど、期間限定・人気商品です。
今年は、感染症対策のため、在校生や、とちのうマルシェ等にて販売しました。
例年、食品科学科1年生が製造する大福。今年も約3000パック製造・完売いたしました。購入して下さった皆様、ありがとうございました。ご購入頂けなかった皆様、またの機会によろしくお願いします!
マーマレード製造【食品科学科】
さわやかな風味が初夏にピッタリな「マーマレード」。
「マーマレード」は、柑橘類を原料とするジャムの総称。本校では、熊本県産の甘夏を使用しています。
甘夏は、酸味が少なく食べやすいのが特徴。香りが良く、加工しても風味が残ります。
二重釜で煮詰めると、夏みかんのさわやかな香りが製造室いっぱいにひろがります♪
今回製造したマーマレードはほんの一部。
次は、生徒の皆さんの手で製品にしてあげてください。
「マーマレード」は、柑橘類を原料とするジャムの総称。本校では、熊本県産の甘夏を使用しています。
甘夏は、酸味が少なく食べやすいのが特徴。香りが良く、加工しても風味が残ります。
二重釜で煮詰めると、夏みかんのさわやかな香りが製造室いっぱいにひろがります♪
今回製造したマーマレードはほんの一部。
次は、生徒の皆さんの手で製品にしてあげてください。
いちごのヘタとり【食品科学科】
日本で最も生産量の多いジャムは、何だと思いますか??
正解は...イチゴジャムです。
栃農でも、イチゴジャムは食品化学科の定番商品!人気があります。
さて、栃農のイチゴジャムは、【イチゴ・砂糖・ペクチン・クエン酸】の4つの原料のみから作られています。
製造工程で重要なポイントはいくつかあるのですが…意外に重要なのがヘタ取り。
地味な作業ですが、結構神経を使います。
目を皿のようにして1つひとつ丁寧にヘタを取り、洗いました。
栃農産のいちごと合わせて、総量約230kgのいちごのヘタ取り。
加工は5月上旬頃の予定です♪
正解は...イチゴジャムです。
栃農でも、イチゴジャムは食品化学科の定番商品!人気があります。
さて、栃農のイチゴジャムは、【イチゴ・砂糖・ペクチン・クエン酸】の4つの原料のみから作られています。
製造工程で重要なポイントはいくつかあるのですが…意外に重要なのがヘタ取り。
地味な作業ですが、結構神経を使います。
目を皿のようにして1つひとつ丁寧にヘタを取り、洗いました。
栃農産のいちごと合わせて、総量約230kgのいちごのヘタ取り。
加工は5月上旬頃の予定です♪
マーマレード製造はじめました!【食品科学科】
先生方に協力していただき、本日、甘夏の下処理を行いました。
皮を剥き、果汁を搾り、ペクチンを抽出しました。製品になるのが楽しみです♪
麹の管理作業
麹造りは「足かけ3日」と言う言葉があり、これは造り始めた日を1日目として、3日で完成するというのを意味しています。
16日に麹の仕込み(12:00)をしてから、20時間経過(8:00)。朝早いですが、麹の管理作業があります。麹菌が繁殖すると、菌糸同士が絡み合う「絞まり」が発生。
麹菌は繁殖する時に、膨大な熱を発生するため、そのままにすると自分の熱でいずれ死んでしまいます。
定期的にこの「絞まり」を解きほぐし、放熱してあげる管理作業が必要になります。
管理作業をするなかで、目で見て、手で触り、鼻でかいで麹の状態を確認するのも良い麹を作るためには大切な作業です。
麹を仕込みました♪
麹(こうじ 一部「糀」の字を使うこともあり)
日本の発酵食品を支える立役者!それが麹です。
麹とは「穀物(一部大豆もあり)に麹菌という「カビ」を繁殖させたものです。
授業でも麹の話しをすると、生徒達は「カビ食べてるの!?」と驚きから始まります。
ですが、麹無くして、日本の発酵食品は語れないのです!
みそ、しょうゆ、みりん、漬物、甘酒、清酒、焼酎、酢などなど、
たくさんの食品が麹を利用して作られています。
では、なぜこの麹が利用されるのかというと、麹菌の持つ「酵素」が必要だからです。
麹菌の出す「アミラーゼ」と「プロテアーゼ」という酵素が強力なのです。
発酵食品の原料になる、米のデンプンを分解するとブドウ糖になり、
大豆のタンパク質を分解するとアミノ酸になります。
ブドウ糖は甘味や他の菌の栄養になり、アミノ酸はうま味になるため、発酵食品は独特のおいしさになります。
今日はその「麹」を授業で仕込みました。
麹菌は人間の都合に合わせて生活してくれないので、授業以外にも、朝・昼・放課後と面倒を見て、「足かけ3日」で完成します。
この麹の品質が、来年販売するみその品質に直結するので、丁寧に育てたいと思います。
日本の発酵食品を支える立役者!それが麹です。
麹とは「穀物(一部大豆もあり)に麹菌という「カビ」を繁殖させたものです。
授業でも麹の話しをすると、生徒達は「カビ食べてるの!?」と驚きから始まります。
ですが、麹無くして、日本の発酵食品は語れないのです!
みそ、しょうゆ、みりん、漬物、甘酒、清酒、焼酎、酢などなど、
たくさんの食品が麹を利用して作られています。
では、なぜこの麹が利用されるのかというと、麹菌の持つ「酵素」が必要だからです。
麹菌の出す「アミラーゼ」と「プロテアーゼ」という酵素が強力なのです。
発酵食品の原料になる、米のデンプンを分解するとブドウ糖になり、
大豆のタンパク質を分解するとアミノ酸になります。
ブドウ糖は甘味や他の菌の栄養になり、アミノ酸はうま味になるため、発酵食品は独特のおいしさになります。
今日はその「麹」を授業で仕込みました。
麹菌は人間の都合に合わせて生活してくれないので、授業以外にも、朝・昼・放課後と面倒を見て、「足かけ3日」で完成します。
この麹の品質が、来年販売するみその品質に直結するので、丁寧に育てたいと思います。
小麦粉の違いって?[食品科学科]
小麦粉を使った食品って、いろいろありますよね?
料理やお菓子、パンやうどんなども小麦粉からできています。
では、その食品は全て同じ小麦粉からできているのでしょうか?
答えは「NO」
一言に小麦粉と言っても、実は食品に最適な小麦粉を使わないと美味しいものができません。
そこで重要になるのが「グルテン」と呼ばれるタンパク質です。
このグルテンは、「粘り」と「弾力」のある(粘弾性といいます。)タンパク質で、食品によっては「必要」だったり「不要」だったりします。(このグルテンが小麦アレルギーの原因になってたりもします。。。)
このグルテンが含まれている量(あとは特性)によって、
「強力粉」「準強力粉」「中力粉」「薄力粉」「デュラムセモリナ粉」の5つに分けられています。
粘りや弾力の必要なパンや中華麺には「強力粉」軽い食感や、モサモサさせたくない料理やお菓子には「薄力粉」と
使い分けるわけです。
では、本当にグルテンの量に違いがあるのか!!実際に抽出実験を行いました。

強力粉と薄力粉の2種類の小麦粉を準備します。
この状態ではどっちがどっちかわかりません。
そこに水を加え、しっかり良くこねます。←ここすごく重要!!
小麦粉の中には「グルテニン」と「グリアジン」というタンパク質があり、水を加えてこねることで、結合して「グルテン」になります。
できた生地を、水の中でもみ洗い。
すると、なになやらベタベタしたものが出現します。これがグルテンです。
「お麩」と言えば馴染みがあるでしょうか?
実際にとれたグルテンを比べてみると、強力粉と薄力粉の違いがしっかりわかります。
作る物にあわせて小麦粉を選ぶ必要があることをこの実験で体感できたと思います。
料理やお菓子、パンやうどんなども小麦粉からできています。
では、その食品は全て同じ小麦粉からできているのでしょうか?
答えは「NO」
一言に小麦粉と言っても、実は食品に最適な小麦粉を使わないと美味しいものができません。
そこで重要になるのが「グルテン」と呼ばれるタンパク質です。
このグルテンは、「粘り」と「弾力」のある(粘弾性といいます。)タンパク質で、食品によっては「必要」だったり「不要」だったりします。(このグルテンが小麦アレルギーの原因になってたりもします。。。)
このグルテンが含まれている量(あとは特性)によって、
「強力粉」「準強力粉」「中力粉」「薄力粉」「デュラムセモリナ粉」の5つに分けられています。
粘りや弾力の必要なパンや中華麺には「強力粉」軽い食感や、モサモサさせたくない料理やお菓子には「薄力粉」と
使い分けるわけです。
では、本当にグルテンの量に違いがあるのか!!実際に抽出実験を行いました。
強力粉と薄力粉の2種類の小麦粉を準備します。
この状態ではどっちがどっちかわかりません。
そこに水を加え、しっかり良くこねます。←ここすごく重要!!
小麦粉の中には「グルテニン」と「グリアジン」というタンパク質があり、水を加えてこねることで、結合して「グルテン」になります。
できた生地を、水の中でもみ洗い。
すると、なになやらベタベタしたものが出現します。これがグルテンです。
「お麩」と言えば馴染みがあるでしょうか?
実際にとれたグルテンを比べてみると、強力粉と薄力粉の違いがしっかりわかります。
作る物にあわせて小麦粉を選ぶ必要があることをこの実験で体感できたと思います。
※全国農業クラブマスコット
《のうくっく》は本校卒業生が制作
《のうくっく》は本校卒業生が制作
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