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植物科学科日誌
小ボウキ制作体験(2年地域資源活用)【植物科学科】
栃木市には県の伝統工芸品でもある『都賀の座敷菷』があります。現在はこの箒の作り手も材料となっているホウキモロコシの栽培農家も減少していることを知りました。そこで今年度、2年生の地域資源活用という科目の中で『ホウキモロコシ』の栽培から箒の制作までを学習してきました。
1月30日には、この学習のメインの内容でもある栃木市の荒木さんご夫婦をお招きしての小ボウキの制作を行いました。穂の向きや形状が異なる材料を組み合わせての制作は、最初は苦戦していたものの、コツをつかんで器用に仕上げていました。
1年間通しての学習によって、地域の抱える問題に向き合い、自分たちには何ができるのかを考える良い機会になったと思います。
イチゴにてJGAP認証【植物科学科】
本校では5年前よりイチゴにてJGAP認証を取得しています。
GAPとはGood Agricultural Practicesの頭文字を取ったものであり、直訳すると「よい農業の取組み」となり、JGAPの「J」は日本規格になります。農業生産において、食品安全だけでなく、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための取組みです。GAPの取組みについて第三者機関に審査していただき確認・証明していただくことでGAP認証が証明されます。
今年度もJGAP認証の審査が行われ、数々の適合基準に適合し適切な農場運営を行っていることが証明されました。
今年度の収穫はまだまだ続きますが、来年度以降も「よい農業の取組み」ということでGAP認証に向けて取り組んでいきましょう!
3年生課題研究発表会
3年生は1年間かけてこれまでの学習の成果として農業の抱える様々な課題に対して研究活動を行い発表を行う「課題研究」という授業を行っています。課題研究の発表会では植物科学科の「作物・野菜・果樹・草花」の4つの部門で1年間活動してきた研究内容について報告しました。来年度に向けて2年生が聴衆となり、理解を深めました。
発表内容
野菜:廃棄野菜の子ども食堂への利用 草花:フローラTOCHINOUの活動について
作物:愛国3号(米)の栽培について 果樹:かんきつ類の栽培について
発表に向けてそれぞれ、準備を重ねてきたので、どの班もよい発表になりました。2年生は来年度活動を引き継いで頑張ってほしいです。
ナシのせん定
冬になって葉が落ちる季節になりました。2年生の実習ではナシの徒長枝(とちょうし)のせん定に挑戦しました。せん定は来年の栽培に向けて木の形や枝の量を調整する作業で技術の習得には長年の経験が必要です。授業では枝の名称と特徴を覚えて実際に切る作業を行いました。
教科書の図で見た様子と実際の木の様子では異なる部分も多く、枝を判断して切るのもはじめは不安になりながらの作業でしたが、最後は枝の断面がきれいになるように工夫しながら切れるようになりました。
イチゴの定植【植物科学科】
イチゴの定植作業を行いました。
今年は暑さの影響がある中での育苗でしたので病気や花芽ができているかが心配でしたがなんとか定植を迎えることができました。
今年度より栽培規模を増やしたので、イチゴを栽培する温室が1つ増えました。
労力はかかりますが沢山のイチゴが生る姿を想像するとワクワクが止まりません!!
販売までお楽しみに!!
ナシの袋掛け【果樹】
2-1果樹の実習の様子です。
今回は、ナシの袋掛けの実習を行いました。
ナシの袋掛けは、労働力と資材費を抑えるため、品種を絞り実施しました。
他のナシに比べ栽培が長期になる「にっこり」と青ナシである「かおり」この2品種の袋掛けを行いました。
暑い中での実習でしたが、生徒たちは丁寧に行ってくれました。
イチゴ採苗【植物科学科】
昨年より栽培していたイチゴの親株から苗を採取する作業を行いました。
イチゴは種から栽培する方法もありますが条件によってランナーといわれるつるが発生し先端に小苗をつけ、第二次、第三次と発生します。
それら小苗をポットもしくはトレイに受けて次作の苗にしていく方法がありますので本校ではこちらを行いました。
挿した苗は約2か月ほど育苗し9月頃定植を行います。
これから暑さが厳しくなりますが良いイチゴ苗を作るために管理していきましょう!
ブドウの袋掛け
ブドウの果実も販売時とほとんど同じサイズに成長し、ほんのり色も入り始めました。あと一か月半ほどでいよいよ収穫となります。今回の実習では害虫や薬害からブドウの果実を守るため袋掛けを行いました。暑い中でしたが1時間で各班目標の作業を終えることができてよかったです。
本校の麦刈り【作物】
本校で栽培した小麦を、3年生の作物専攻生が手刈りにより収穫をしました!!
昨年の11月ごろに種をまき、麦踏などを繰り返し行いながら大切に育ててきました。収穫前に麦が倒れてしまう部分もありましたが、全員で協力して無事収穫することが出来ました。
有機肥料の散布【果樹】
3-1果樹の実習の様子です。
今回は有機肥料として、菜種油粕を梨園に散布しました。
この菜種油粕は梅雨時期に散布すると甘みが増すと言われています。
散布後は、農具を使って土に良くなじませて実習を終えました。
大きくて甘い梨になるよう引き続き管理していきます。
フェロモン剤の設置【果樹】
2年1組果樹の実習の様子です。
今回の実習はフェロモン剤の設置をしました。
フェロモン剤により対象害虫が錯乱し、交尾が阻害され害虫の発生を抑制する効果があります。
また、このフェロモン剤は生物的防除と言われ、化学農薬の使用を軽減することも期待できます。
生徒たちは、園全体に均等に設置できるよう協力しながら実習を行ってくれました。
キャベツ収穫
2月播種、3月定植をしたキャベツが収穫を迎えました。
今年は生育が早かったので収穫予定サイズより大きくなって割れる心配がありましたが、無事に収穫をすることができました。
収穫したキャベツは市内の小中学校の給食に使用していただいたり、マルシェにて販売予定です。ぜひお買い求めください!!
乗用モアの機械操作実習
果樹園では土壌の環境を保つためにさまざまな草をはやしています。草生栽培と呼ばれるこの栽培方法では、土の流亡を防いだり、有機物含量や腐植を増やす効果があるとされています。
一方で草が成長しすぎると作業性が悪くなるなどのデメリットもあるため、定期的な草刈りがを行っています。今回の実習では草を刈るために利用している乗用モアの運転方法について実習しました。
機械操作をするのは初めてという生徒も多く、各自が使用方法について丁寧に確認しながら運転していました。
イチゴ収穫終了【植物科学科】
昨年11月から収穫をしていましたイチゴがいよいよ最後の収穫を迎えました。
最大週3回収穫を行っていましたが朝早くから自主的に収穫に来てくれている子たちのおかげでここまで長く収穫を行うことができました。
収穫は終了しましたが次回作で使用する苗の準備はもう始まっています。
次回作もたくさん収穫できるように良い苗を育てていきましょう!!
岩舟農場麦刈り【植物科学科】
岩舟農場で栽培していた大麦の収穫を行いまいした。生徒たちが黄金色に色付いた麦を1つ1つ丁寧に、収穫していきました。
植栽ボランティアへの参加【植物科学科】
6/3(土)に毎年お世話になっている栃木市いまいずみ児童館での植栽ボランティアに参加してきました。
天候も回復し、予定通り本校生徒8名が、小学生とその保護者の方、児童館の職員の方々と共に、今年はミニトマト、
オクラ、つるなしインゲン、キュウリの野菜苗を植えてきました。小学生にやさしく話しかけて緊張をほぐしなが
ら、交流をしていました。
キュウリは、定植後支柱をたてて、ネットの設置まで小学生と一緒に設置しました。そしてマリーゴールドの種を
播いて、完成です。
最後のお礼として、小学生よりメッセージのサプライズがありました。参加した生徒全員、とても喜んでいました。
高校生がこれまで学習してきたことをこの交流を通し、小学生に伝えられた良い機会になったと思います。
ブドウの結実管理(摘粒)
先日ジベレリン処理をしたシャインマスカットが一粒1センチ程度の大きさに肥大しました。本日の実習では、粒同士がぶつからないよう粒の数を減らす、摘粒(てきりゅう)を行いました。細かい作業で一つの房に30~40粒にするのはなかなか根気のいる作業でしたが、集中して取り組むことができました。
愛国3号の田植え【植物科学科】
5月25日(木)に植物科学科3年生の作物専攻生が、本校水田の田植えを行いました。
本校水田では、今年度も「愛国3号」の栽培検証プロジェクトに参加し、生徒の手により1本ずつ手植えを行いました。下都賀農業振興事務所の方々とも連携を取りながら、種もみの増産や原種の維持が達成できるように、大切に育てていきたいと思います。
タマネギ収穫【植物科学科】
昨年の9月に播種、11月に定植を行ったタマネギがいよいよ収穫の時期を迎えました。
6月に収穫予定でしたが天候のことを考え、今週収穫を行いました。
今年度よりタマネギを干せる簡易的な小屋を手作りしました。
収穫したタマネギは栃農給食デーやマルシェ等で販売予定です。
ブドウの結実管理
本校果樹園でブドウの花が満開を迎えています。結実の調整をするため、2年生の実習でブドウの花穂の形成を行いました。この作業はブドウの粒の数を調整して房の形を整えるために行っています。ある程度房の形が決まるので、きれいにできるよう真剣に取り組みました。
翌日の3年生の実習ではブドウのジベレリン処理を行いました。この作業はブドウの種をなくす(無核化)ための作業です。作業を終えた花を見分けるため食紅をつかったので赤く手や顔を染まってしまい大変でしたが、丁寧に作業に取り組むことができました。
《のうくっく》は本校卒業生が制作