植物科学科の活動

植物科学科日誌

イネ(コシヒカリ)の種まきを行いました!!【植物科学科】

新学期を迎え、田植えに向けた準備が進んでいます。

4月13日に植物科学科2年生(土地利用コース)、
4月19日の植物科学科3年生(作物専攻)の授業において
イネ(コシヒカリ)の種まきを行いました。

・育苗箱を播種機にのせる  ・種籾を入れる
・覆土する土を機械に入れる ・できた苗箱を育苗機に入れる

4つの工程を生徒達は分担し交代しながら作業を行い、
どのようにして種まきが行われるのかを学習しました。

田植えまでに順調に育つと良いですね!!!




栃農産山田錦使用「日本酒」販売について【植物科学科】

栃木農業高校✕飯沼銘醸株式会社様

本校、岩舟農場で栽培された山田錦を使った日本酒「杉並木」が完成いたしました。
植物科学科3年生が新たなラベルを試行錯誤し考案しました。
学科が再編され最初の卒業生。
後輩達にも活動を続け、新たな伝統を築いて欲しいという意味合いがあります。
 

栃農産の日本酒「杉並木」の販売は
おおわだ酒店 他市内酒店で販売となっております。

作物報告⑩【植物科学科】

3月に入り次年度の準備が着実に進んでいます。
岩舟農場での実習風景の一部を紹介します。

〇麦踏み
12月から引き続き、麦踏み(もち麦)を継続的に行っています。
寒い中の実習ですがしっかり沈圧を行い霜害予防に努めています。
 
3月に入り生育も良くなってきました。

〇育苗ハウスビニール外し
 ビニールハウスに付いている資材名(パッカー・スプリングなど)を学習すると共に、
 屋根部分のビニール撤去を行いました。
 次の実習時に新しいビニールを張り、
 植物に対する透過性・保温性を高め育ちを良くします。


〇トラクタの運転操作
 ・農業機械の安全確認及び点検 
 ・乗車~下車までの流れ及び操作方法の確認 
 ・トラクタ運転操作
 ・圃場での耕起
 1月から段階を追って実習し、圃場を耕す所まで行きました。


 引き続き安全に実習を行って行きます。

栃農産山田錦使用「日本酒」について【植物科学科】

栃木農業高校✕飯沼銘醸株式会社様
毎年11月に本校で栽培された酒米「山田錦」を
飯沼銘醸株式会社に向けて出荷しています。

12月某日、植物科学科3年作物専攻生で飯沼銘醸株式会社に出向き
酒米についての学習を行ってきました。


 
それから約2ヶ月。
現在の状況を職員で確認してきました。

2月上旬に仕込みが始まり、
2月中旬タンク内にプクプクと発酵している所を確認できました。
 

今年も1つのタンクに
栃農産「山田錦」100%で仕込んでいただきました!

純米吟醸酒として
出来上がりは3月中旬頃
店頭には4月中に並ぶ予定です。

また今年度は3年生が新たな瓶のラベル考案にチャレンジ!!

完成までもう少し!楽しみですね!!!

作物報告⑨(麦踏み)【植物科学科】

岩舟農場では昨年度から「もち麦」栽培を取り入れ、
冬の実習の1つとして管理作業を行っています。
 
麦踏みには、根の張りを良くして、霜柱による根の浮き上がりを防止する効果があり、
他にも分げつの増加や倒伏の防止などの効果もあると言われています。


本来はローラーを転がし機械を使用して踏圧するのですが、
実習では寒い中でしたが昔ながら方法で体を動かし、足で踏みました。

 
また1年生と3年生は水田内にある稲わらの回収を行いました。
機械で梱包された稲わらを運搬車を使い運搬。

 
  載せやすいよう1ヶ所にまとめています!!        運搬車が来るまで休憩中、、、

回収した稲わらは家畜の餌や敷料に使われます。

JGAP維持審査【植物科学科】


今年もJGAP(農業生産工程管理)の審査の季節がやってまいりました。
JGAPを取得していると維持・更新と隔年審査が行われます。

審査に向け授業や放課後を使って、日頃の管理記録の確認や必要な書類などを作成してきました。

 
 
何項目か不適合が指摘されましたが、審査員から「これほど不適合が少ないのはすばらしい」とお褒めの言葉をいただきました。生徒達の頑張りが実り評価された結果だと思います。
審査後不適合項目を是正し今年度も無事に維持することができました。

課題研究発表会【植物科学科】

植物科学科3年生による課題研究発表会が行われました。

これは生徒のプレゼン能力の向上を図るとともに、2年生の学科の学習について理解を深めるために行われました。
 
   作物「無農薬栽培を調査して」          果樹「温暖化と果樹」   

 
草花「スマート農業・IoT・MPS認証について」  野菜「コンパニオンプランツについて」

この1年間で自分達で研究テーマを持ち、取り組んできた事を2年生へ向けて発表。

3年生に専攻して良かった所を聞くと
「日頃の管理から文化祭やマルシェでの販売までできたことが良かった。」
「試食できたことが良かった。」
という声もあれば、
「今年見つけた自分達の課題を2年生に取り組んでもらいたい。」
という声もありました。

自分達で行った研究の結果・経過を2年生に伝える事ができました。

3年生は引き続き研究結果のまとめに入ります。
2年生はこの後、各専攻別に別れてより専門的な学習を行います。

ダイコンの収穫 [農業と環境]


1年1組「農業と環境」の実習の様子です。
この日の実習はダイコンの収穫をしました。


植わっている様子から青首ダイコンと聖護院ダイコンを見極め、収穫することになりました。

折らないように注意しながら、、、、、、

   
立派なダイコンが収穫出来ました!!

 

聖護院ダイコンも立派!!!

 

岐根(きこん:二股、三股に分かれた大根)もそれほど見られず多くのダイコンを収穫することが出来ました。

作物報告⑧(麦の播種)【植物科学科】

11月中旬

岩舟農場にて麦の播種が行われました。
 

今年は「もち絹香」と言われる大麦(もち麦)品種の栽培を行っています。
もち絹香は大麦の一種であり、食物繊維(βーグルカン)が豊富に含まれるといいます。
ご飯やサラダに混ぜて食べるという、今話題の作物になります。
 
播種後約15日たった様子。
揃って発芽していました。

この後、管理の方法について学習します。

また1年生は土壌診断を行うための土の採取を行いました。
翌年、施肥する量を事前に計算し、作物に適正な肥料分を与えるため行います。
 
水田で1区画5地点を掘り、土を採取。

 
採取した土を乾燥させ、診断にかけます。

翌年に向け、少しずつ準備が始まっています!

うどん打ち講習会

12月1日選択E「食品製造」にて、都賀の里の農村レストラン桔梗より講師を2名招いて、うどん打ち講習会を行いました。
こね合わせ→ねかし→のばし→切り出し→ゆで上げ→水洗のうち、切り出しまで行いました。
生地をねかせている間に栃木県に縁のある「山本有三」氏の文学「路傍の石」を朗読していただき、その中で「たったひとりしかない自分を たった一度しかない一生を ほんとうに生かさなかったら 人間うまれてきたかいが ないじゃないか」という一節が刻まれた石碑が太平山謙信平にあることなども教えていただきました。
今回の講習で使用した小麦粉は本校の岩舟農場で栽培された「さとのそら」を使用し、地産地消について学ぶ良い機会にもなりました。

今回学んだことを活かして、今後、地域と交流していきます。

イチゴのマルチ張り【植物科学科】


今週から本格的に寒くなり、イチゴにもマルチを張る季節になりました。
昨年度同様白マルチを採用しました。ただ今までと張り方を変えてみました。
今まではマルチに穴を開けそこから葉やクラウン(株元)を出す方法でやっていましたが、今年は例年より花芽が早く上がったのと葉を折らない方法としてマルチを3つに切り、株を挟んでホチキスで留める方法でチャレンジしました。

 
 

新しいやり方でしたが上手く張ることができました。JGAPの維持審査に向けて記録簿の作成や確認作業を行っています。
適切な農場運営を行っていけるように取り組んでいきましょう!

グリーン・ツーリズム入門塾【現地視察】

 10/19(火)に栃木市大平町のかかしの里にて、グリーン・ツーリズムを実践している太平山南山麓友の会の皆様より活動内容の説明と現地視察を行いました。
 まず、活動内容の説明を受けました。美化活動や自然・環境の保護活動や農産物の販売支援活動、イベントの実施などを精力的に行い、地域の活性化を目的に活動しているそうです。近年は、ワイン用のブドウの栽培とワインの醸造・販売を開始し、魅力ある地域づくりを進めているそうです。

  

 説明後は、活動場所を視察させて頂きました。オーナー制で農産物を栽培している圃場や収穫体験を行う圃場、ワイン用のブドウを栽培している圃場など広い敷地を活用し、体験ができる環境が整っていました。オーナー制では、地元の大中寺に伝わる「七不思議」になぞらえて『七ふしぎ農業体験』と名付けて地元の黒大豆の栽培を含めた体験活動を行っているそうです。

   

 なかなか授業の中では、実践者の方の話や実施場所を見学する機会がなかったので生徒たちも、興味を持って傾聴し、見学をしていました。今日の経験が、今後の学習活動に活かしていければと思っています。 

ダイコンの間引き [農業と環境]


1年1組「農業と環境」の実習の様子です。
この日は、4週間前に播種したダイコンの間引きを行いました。



1カ所に2粒まきしたので、2株発芽している所を1株にする作業です。

間引きする基準として、

・虫食いがある

・生育が悪い

・茎葉の色が悪い(病気にかかってる)

このことを実習前に確認しました。

1学期に行ったトウモロコシの間引きの際は、「どっち残せばいいですか」と聞かれることが多かったのですが、今回は自分たちで判断し作業する姿がみられて、成長を感じることが出来ました。

中間テストとの日程の兼ね合いで少し遅れ気味の間引きになってしまいましたが、残した1本が立派に育つよう管理していきましょう。

作物報告⑦(収穫後流れ)【植物科学科・動物科学科】

岩舟農場では
コシヒカリの収穫を終え、販売に向けて生徒達は収穫後のお米の流れについて学習しています。

収穫→運搬→乾燥→籾すり→選別→計量・袋詰めという流れを実際に体験し確認しました。
 

計量後の袋縛り。
最初は縛り方を考えながら行いましたが、徐々に早くできるようになりました。
 

30キロあるお米を崩れないよう積みました。
 
出荷、販売へ向けて少しずつ進んでいます。

また籾すりを行った際に出た籾殻を家畜の敷料とするため、動物科学科生徒で運搬を行いました。
 

植物科学科と動物科学科
学科をまたいで収穫後の流れについて学習しています。

本校農場 水田稲刈り

本校農場にある水田は課題研究の時間や作物の実習で活用しています。
本校農場での稲刈りが9/30(木)スタートしました。

今回収穫したお米は収穫祭で利用する予定です。
今後は、収量調査を進めていきます。

いちごの定植【植物科学科】


植物科学科2年生の施設園芸コースがいちごの定植を行いました。

 
 

培地をほぐしてから定植穴を掘って約700本を定植しました。
苗の向きや深さなどに注意して無事終えることができました。これからしっかりと管理していきたいと思います。

「農業と環境」の実習の様子


1年1組「農業と環境」の実習の様子です。

この日の実習はダイコンの播種をしました。

ダイコンは「青首ダイコン」と「聖護院ダイコン」を栽培していきます。

 

ダイコンの播種と同時に今回は自分たちの手でマルチを張るのも初挑戦でした。

まず、40m近くの畝を作り、その後代表の生徒がマルチを畝の上にシワにならないよう、転がしていき、他の生徒で土を被せ、マルチ張りを終えました。

 

「青首ダイコン」を4穴、「聖護院ダイコン」を2穴にそれぞれ播種しました。

 

畑の土が硬いという難点はありますが、しっかり管理していきましょう。

グリーン・ツーリズム入門塾(講座編)【植物科学科】

 9/14(火)のグリーンライフの授業で『グリーン・ツーリズム』についての講話を行いました。講師の先生に(一財)都市農山漁村交流活性化機構第一部長 宍戸信一先生をお招し、授業ではなかなか聞けない体験例やグリーン・ツーリズムにおける地域連携の大切さなどについて、お話を頂きました。
今回、講話を頂いた宍戸先生は、授業で使用している教科書の執筆者ということも、話の導入部分で説明があり、急に親近感を持って講話を聞いていた生徒もいました。
 講話の様子は、とちぎテレビのニュースでも取り上げられていました。今まではグリーン・ツーリズムについてあまり知らなかった生徒たちも、今回の講話を聴いて『農業高校で学習していることをグリーン・ツーリズムに活かして取り組んでみたい』、『栃木県内でもグリーン・ツーリズムに取り組む団体があるということを初めて知った』など様々な考えを持ったようです。
 10月には、グリーン・ツーリズムに取り組んでる地域を実際に視察研修を予定しています。今回の講義の内容をしっかり理解し、次回に繋げたいと思います。
  

作物報告⑥(稲刈り)【植物科学科】

先日より岩舟農場では稲刈り実習が始まりました。
5月に田植えを行い約4ヶ月経過しました。

これは生徒達に機械や道具の使い方を学習すると共に、主食であるお米を収獲する喜びを体験してもらうため行われました。
 

〇3年生
 コンバインの刈り取り実習
 ・機械における利点欠点、安全性の学習
 ・運転操作技術の習得
 初めての運転操作でしたが、スムーズに刈る事ができました。


〇1年生
 のこぎり鎌の使い、手刈り実習。
 結束を行いハウス内に干しました。
 乾燥した後、収穫後の流れについて学習します。
   

またこの日、水分計の使い方も学びました。
天日干ししておいた小麦を適正な水分値になっているか測定しました。
 

この後小麦の製粉を行い、小麦粉として製造実習にて活用します。