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食品科学科の日誌

食品科学科・地域の種苗会社との連携!レシピ完成!

 食品科学科食品製造分会で地域の種苗企業「株式会社トーホク」と連携し、耐病ぼうず知らずねぎを活用したオリジナルレシピを開発しました!

以下のリンクからレシピが見られます。これからも「食」を通して地域に根ざした活動を展開していきたいです!

https://tohokuseed.co.jp/recipe/negisalad.html

https://tohokuseed.co.jp/recipe/negisyumai.html

開発したシャキシャキサラダとネギシュウマイ

 

食品科学科・宇都宮市小麦農家訪問!うどん開発に向けて

 食品科学科食品製造分会うどん班5名が、本校OBで宇都宮市内で小麦を生産されている農家を訪問して、宇都宮市の小麦の生産についてお話を伺い、これからのうどん開発について意見交換を行いました。また、小麦の収穫の最盛期でしたが、この日は雨でしたので、収穫に使用するコンバインや収穫する小麦畑で説明いただきました。雨の日の小麦は、水分を含んで膨らんでいます。収穫した小麦をこれから製粉し、規格外トマトを練りこんだうどんの開発につなげていきます。OBの安納さん、ありがとうございました。

  

 小麦「さとのそら」    収穫「コンバイン」    収穫前の小麦畑 

食品科学科・米粉食品普及推進協議会試食会に参加!

 栃木県米粉食品普及推進協議会試食会に食品製造分会7名が参加しました。本校生産酒米から製造された日本酒「白楊舞」からでる酒かすと協議会から提供された米粉を活用して開発中の「酒かすと米粉のマドレーヌ」を会員の方々に試食していただき、ご意見をいただきました。ここでいただいた米粉のプロや会員の方々のご意見をもとに、商品化に向けて頑張っていきます!また、とちぎテレビ「イブ6プラス」「とちテレNEWS9」でこの様子が取り上げられました。

  

  試食会の様子       取材の様子      プロジェクトメンバー

食品科学科・宇都宮酒造酒蔵見学&酒かすマドレーヌ試食会!

 食品科学科では、本校生産酒米五百万石より宇都宮酒造株式会社様より製造された日本酒「白楊舞」の副産物である「酒かす」を活用して、マドレーヌを開発中です。酒かすは、需要量が年々減少しており、そのほとんどが栄養価が高いにもかかわらず廃棄されている現状です。その酒かすと米粉を活用したマドレーヌの試作品を宇都宮酒造株式会社代表取締役菊地様をはじめ皆様にご試食、ご意見をいただきました。試食後は、製造方法・酒蔵見学を杜氏の玉山様より行っていただきました。酒造りは奥深く、造り手の思いなど実際に伺わなければ分からないこともたくさんありました。いただいたご意見をもとに商品化に向けて取り組んでいきたいです!

         

   試作品試食     本校生産酒米「五百万石」   酒造りのプロ 杜氏

  

   酒蔵見学        記念写真 鏡開き! 

食品科学科・1年ソフトビスケットの製造実習!

 食品科学科1年生が、食品製造の授業で食品衛生管理等のオリエンテーション後、初めての実習「ソフトビスケットの製造」を実施しました。小麦粉や油脂の特性、膨張剤(炭酸水素ナトリウムの熱分解)など製造原理を理解しながら、実習を進めていきます。

   

     混合         伸展/型ぬき        完成!

 1年生は、農産物(穀類)の加工を中心に、座学で学んだ知識や技術を実習で実践し、学びを深めていきます。

食品科学科・1年食品化学【タンパク質の定性実験】

 1年生「食品化学」の授業で【タンパク質の定性実験】を行いました。

 「食品化学」とは、食品の成分や栄養の基礎などを学ぶ科目です。

 1年生は初めての食品化学実験室での授業・実験なので、緊張した様子の生徒も数人見受けられました。実験の目的や使用する薬品の取り扱い方法、注意事項などの説明を聞いてから実験を開始しました。

 各班、実験内容や手順を生徒同士で良く確認し、協力しながら実験に取り組んでいました。

   

              〈授業・実験の様子〉

 結果が出た試験管を各班で観察しながら、含まれている成分について話し合ったり、色の変化を比較したりしていました。

 

  〈結果を確認中!〉

 これからも様々な実験を行う予定です。全員でしっかり取り組んでいきましょう!!

 

食品科学科・2年生【キャリア形成支援事業】実施!

 5月29日(水)に2年生においてキャリア形成支援事業を実施しました。

 今回は宇都宮市保健所健康増進課の枝さん、村上さんに講師をお願いし、『栄養と健康』についての講話や野菜たっぷりな『ヘルシーメニュー』の調理実習を行いました。

 講話では「食育とは」や「朝食の大切さ」・「年代にあわせた栄養バランス」など身近な事柄をテーマに資料や展示物などを使用して、分かりやすく説明していただきました。

    

                    〈講話の様子〉

 調理実習では野菜たっぷりで栄養満点な献立を調理しました。

 メニューは「餃子風あんかけご飯」「もやしのゆかり和え」「ミルク豚汁」「フルーツヨーグルト」でした。

 ちょっとしたひと工夫で減塩でも美味しくなるポイントや、食べ過ぎ防止の工夫なども教えていただきながら調理を行いました。

    

              〈調理実習の様子〉

    

     〈完成!美味しくいただきます!〉           

 その他にも、宇都宮市が行っている取り組みや栄養成分表示を見る大切さ、間食しすぎない工夫、また、行政栄養士の業務内容についてなど授業だけでは得られない知識をお話していただき、とても有意義な時間となりました。

 今回教えていただいた事を、今後の生活に活かしていきたいです。

 枝先生、村上先生、ありがとうございました。

 

食品科学科・地域活性化フェスティバルinオリオンスクエア

 5月14日(火)にオリオンスクエアにて開催された地域活性化フェスティバルで、食品科学科とキッチンカーがコラボしたメニューの販売が行われました。生徒のアイディアとキッチンカーの方々のアドバイスや技術によっておいしいクレープとトルティーヤが完成しました!        

 イベントでは、平日にも関わらず多くの地域の方々にご来場いただき、交流することができました。コラボを実現してくださった合同会社Y.T.U様 MOGUMOGU様 O.N.Y様、 G’sKitchen様 ありがとうございました。

  

食品科学科・食品製造【マーマレード・イチゴジャム製造実習】

 「食品製造」の授業は、毎年恒例の【ジャム製造実習】から開始しました!

 「食品製造」とは食品の特性や製造・加工の原理などについての知識を、座学や実習を通して学んでいく科目です。

 今回は『マーマレードジャム製造・イチゴジャム製造』の実習を2・3年生が行いました。

 どちらのジャムもまずは前処理を行いました。

 甘夏は果皮と果肉に分けたり、ペクチン液の抽出をしたりし、イチゴはヘタ取り・洗浄を行い、ジャム内に異物混入が無いよう細心の注意を払いながら工程を進めていきました。

    

                     〈前処理の様子〉

 その後、ペクチン液や砂糖などを添加しながら煮詰めていき、殺菌済みのジャム瓶に充填し、殺菌・冷却を行いました。

 放冷後に異物混入の最終チェックやラベル貼りを行い、校内販売のための製品とする準備を進めました。

     

             〈煮詰め・充填・ラベル貼りをして完成!〉

 今後も様々な製造実習を行いながら、食品の衛生管理や安全性の確保、原材料から販売製品に加工するまでの工程などを学んでいきます。

 

 

 

食品科学科・キッチンカーとコラボ販売!

 地域活性化を目的に、今年度から食品科学科食品製造分会が、本校OBで合同会社Y.T.U様とともに、キッチンカーでのコラボメニュー開発をはじめました。

 本日、コラボメニューのアイディアや打ち合わせを行い、今後試食検討などを重ね、5月14日(火)にオリオンスクエアで行われるオリスクマーケットでのコラボメニュー販売を目指しています!

   コラボキッチンカー  米粉と豆乳を使用したクレープ「MOGUMOGU」様

              トルティーヤサンド専門店「O.N.Yオンニ」様

  

              打ち合わせの様子

食品科学科・1年農業と環境【春夏野菜作付け実習】

 4月12日・19日に1年生が「農業と環境」の圃場で『ジャガイモの植付け・トウモロコシの播種(はしゅ)実習』を行いました。(はしゅ:種をまくこと)

 「農業と環境」とは、農業の基礎を授業や圃場での実習を通して学習していく科目です。植付けや播種をした作物が発芽し、どのように生長していくのかを授業実習を通して学び、食品製造で使用される原材料の生産過程などにも理解を深めていきます。

 今年度栽培する品種は、ジャガイモは《キタアカリ》、トウモロコシは《ゴールドラッシュ・ホワイトコーン》です。

 植付けと播種の前に〈種イモ〉と〈種子〉の観察をし、生徒同士で特徴などを話し合いながらスケッチを行いました。

   

      〈使用した種イモ・種子です〉    〈よく観察しています!〉

 生徒たちは実習が始まる時は緊張の表情をしていましたが、作業工程を確認し合ったり、先生に質問したりしながら丁寧に植付けや播種、覆土(ふくど:土をかぶせること)、灌水などの作業を進めていくうちに笑顔の表情に変化していきました。そして、周囲と協力しながら無事に実習を終了しました。

    

                    〈植付け・播種の様子〉

 今後の圃場での実習は追肥や土寄せ、間引き、除草などの管理実習を行う予定です。

 立派な作物が収穫できるよう、全員で一生懸命取り組んでいきましょう!!

食品科学科・地域種苗会社との連携~野菜を活用したレシピ開発打合せ~

 食品科学科3年食品製造分会では、今年度も引き続き、地域種苗会社 株式会社「トーホク」様と連携し、その特性を活かした野菜のレシピ開発を進めていきます。4月12日(金)に本校に来校していただき、開発にむけた打ち合わせを実施しました。今回、これから収穫する「耐病ぼうず知らずねぎ関白」を持ってきていただきました。家庭菜園で主に作る野菜を中心に、食品科学科で学んだことを基にレシピ開発を進めていきたいです!

 

開発に向けて打合せ     ネギ

食品科学科・関連上級学校【学校法人三友学園IFC大学校・IFC栄養専門学校】見学を実施!

 3月15日(金)1~4時限目に1年生が、関連上級学校見学として『学校法人三友学園IFC大学校・IFC栄養専門学校』に伺いました。

 全体でIFC大学校・IFC栄養専門学校の特徴や学習内容の説明を聞いてから、生徒は自分の進路希望に沿ったコースに分かれ、講話・実習を体験させていただきました。

  全体説明 

          〈全体説明の様子〉

 ①調理・発酵コースでは、学習内容の説明をしていただき、「海老のマヨネーズ和え・中華まん(2種)」作り体験を行いました。調理の際には、先生から細かいポイントを教えていただきました。

    

            〈調理・発酵コースの様子〉

 ②製菓・製パンコースでは学習内容や進路先の講話をしていただき、その後「ダックワーズ」を作りました。使用する器具の説明を受けながら実習を行いました。

   

            〈製菓・製パンコースの様子〉

 ③栄養コースでは、栄養士と管理栄養士の違いや業務内容の違いなどを説明していただき、保育園でおやつとして提供されている「ひよこピザまん」を作りました。また、給食調理施設も見学させていただきました。

   

              〈栄養コースの様子〉

 各コースとも講話・実習体験終了後に、栄養バランスが考えられた昼食をいただきました。

 今回の見学では、専門的な学習・実習を体験することが出来たとともに、進路実現への意識が高まりました。見学で学んだことを今後の学校生活や進路選択に活かしていきたいです。

 今回の見学に協力してくださった学校法人三友学園IFC大学校・IFC栄養専門学校の先生方、ありがとうございました。

 

食品科学科・うどん講習会実施!

 14日(木)栃木県めん類業生活衛生同業組合による後継者育成支援事業の一環として、食品科学科2年食品製造分会17名が、そばうどん屋(プロ)の講師を招き、うどん打ちの説明から実演、製造体験、意見交換などを実施しました。

  次年度課題研究で、農業経営科の生産するトマトの規格外品を活用したうどんの製造開発に取組むグループもあるので、1グループはトマトのフリーズドライを添加した生地でうどんの製造を行いました。次年度の研究活動に今回学んだことを活かしていきたいです。指導してくださった八木澤様、藤田様、塩澤様、大森様ありがとうございました。

   

   うどん打ちの実演     トマト入り!       伸ばし

   

    切り出し         茹でます      完成!いただきます!

 

食品科学科・食品安全ゼミナール開催!

 食品科学科の2年生を対象に宇都宮市保健所生活衛生課食品衛生グループの方々を講師に招き、食品安全ゼミナールを実施しました。                             

 食品添加物や農薬、食中毒や食物アレルギー、HACCPまで食品の安全について、クイズを交えて体験的に学習しました。今回学んだことを今後の学習に活かしていきたいです。

   

    講 話        5人1組でのクイズ

食品科学科・HACCP講習会実施!

 2月28日(水)に食品科学科2年生で『HACCP講習会』を実施しました。

 栃木県保健福祉部生活衛生課の大森さん、中平さんを講師としてお招きし、「HACCP」による衛生管理についての講話や、食中毒菌汚染などの危害要因を分析・把握する講習も交えて学習しました。

 グループワークの際には、生徒同士で様々な視点から危険要因となる事柄を出し合い、どのように管理するか・排除するかなどを話し合い、より深く食中毒や衛生管理について理解を深めようとする姿勢が見られました。

       

 その他にも、衛生管理計画の策定方法や効果的な手洗い方法など、食品の安全性を確保する衛生管理方法を多く学ぶ事が出来、とても有意義な講習会となりました。

 大森さん、中平さんお忙しい中ありがとうございました。

 

食品科学科・食品製造【みそ仕込み実習】

 毎年1月中旬~2月上旬にかけて行っている恒例の『みそ仕込み実習』を、食品科学科全学年の実習で実施しました。

 米を洗米・蒸米してから種麹を付け、”床もみ”や”切り返し”をして麹を作り、さらに塩と混ぜ合わせ「塩きり麹」とし、「蒸煮大豆」とよく混ぜ合わせ、にぎりこぶし大のみそ玉にしてから発酵容器内に空気が入らないよう隙間なく詰めていきました。

 その後、塩でふたをしてから重石を乗せ、みその仕込みが終了しました。

 みその原材料の米は、農業経営科が高根沢農場で栽培・収穫したものを使用しました。

     

                  〈麹作りの工程の様子〉

    

               〈様々な工程を経てみそ仕込み終了!〉

 

 麹作り実習では麹菌の菌糸の状態を観察し、仕込み実習では実際に手で蒸煮大豆と麹、塩を混ぜ合わせ生産する大変さを体感しました。また、異物の混入が無いよう衛生面にも細心の注意を払い、食の安全性・衛生管理の重要性も学びながら実習を進めていました。

 今後は、麹菌の酵素や酵母・乳酸菌などの働きによって、発酵・熟成された美味しいみそが作られていきます。

 今回仕込んだみその色や香りが発酵によってどのように変化していくのか、製品とした時はどのように変化したのかなどを、実習を通してよく観察し感じ取ってほしいです。

 

食品科学科・課題研究発表会

 1月16日に食品科学科3年生の課題研究発表会が行われました。

 「課題研究」とは、班または個人でテーマを決定し、研究活動を行う科目です。

 何度も実験や試作を繰り返し行ったり、地域の方や他学科と連携を取ったりと、それぞれの班で活動を行ってきました。また、授業時間だけでは無く、放課後や夏休みなどの長期休業中も利用し、最後まで一生懸命取り組んできました。

 発表会では、各班で取り組んだ研究内容や実験実習方法、結果のデータなどを先生方の指導を受けながらプレゼン資料を作成し、クラス全員の前で成果を発表しました。

 生徒たちは緊張しながらも、堂々と発表していました!

     

     

    

 3年生のみなさん、お疲れさまでした!!

 1・2年生は後日、録画したビデオを授業で見る予定です。

 【令和5年度の研究テーマ】

 「食品製造分会」

  〇新たなレモンの産地宇都宮から「宮れもん」を活用した商品開発! 

   ~地域活性化と地産地消食育プロジェクト The Final~

  〇地域連携!野菜の特性を活かしたレシピ開発!!

  〇地域連携/学科間連携/地産地消/地域活性化アップサイクルプロジェクト

   規格外トマトを活用した地産地消うどんの開発

 「食品化学分会」

  〇大豆石鹸について

  〇ぬか漬けによるビタミンB1の移行について

  〇食物繊維を摂取して健康な体を作ろう!

 「微生物分会」

  〇酵素シロップから乳酸菌を見つけよう

  〇生きて腸まで届く乳酸菌

  〇花酵母で作る化粧水

  〇くんせいの静菌効果について

食品科学科・出前講座『デコレーション講習会』を開催(食品科学部)

 食品科学部の部員6名が、12月22日(金)終業式後に、簗瀬コミュニティセンターで地域の子育て世代とそのお子様を対象に「デコレーションケーキ講習会」を開催しました。授業で製造したスポンジケーキに生クリームを塗り、フルーツやお菓子を飾って、1家族1台デコレーションを実施しました。簗瀬小学校が母校の部員もおり、学科の学習で学んだことを基に地域の方々と交流を持つことができました。

   

      デモンストレーション           デコレーション

 完成したケーキ

食品科学科・食品製造【キムチ製造実習】

 食品科学科1・2年生で『キムチ製造』実習を実施しました。

 実習に使用した白菜は、1年生の農業と環境で栽培した物と、農業経営科野菜部で生産した物です。

 はじめに白菜の下漬けとして、4つ割りの白菜に塩を塗ってから樽に隙間なく詰め、数日間重石を乗せ漬けこみを行いました。

   

             〈白菜下漬けの様子〉

 キムチの味付けに必要な「ヤンニョム」は、生徒が協力して野菜類を千切りにし、白菜とより密着するための糊や調味料などを混ぜ合わせて作り、水気を良く絞った下漬け後の白菜の葉の間に塗っていきました。全ての葉の間に均等に塗り付け、大きな葉で全体を包みキムチが完成しました!

    

   

  

          〈様々な工程を経てキムチの完成です〉

 生徒たちは持ち帰った後、2~3日味をなじませてから試食をするよう説明を受け、実習は終了しました。

 栽培・生産された作物を、保存性をもたせるような食品加工の技術についても知識を得られた実習となりました。