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食品科学科2年生において、宇都宮市保健福祉部保健所の安達さん、齊木さんに講師をお願いし、『食品安全ゼミナール講習会』が行われました。
冊子やスライドを用いて「食品添加物」や「食物アレルギー」など、食に関する様々な事を解説していただき、生徒たちはクイズ形式で分かりやすく学んでいきました。
また、食中毒の事例を説明していただきながら、予防方法や食品製造に従事する際の注意事項をお話ししていただき、身近な事柄だと改めて実感する事が出来ました。
生徒から〈食品表示〉について質問が出た際にも、表示の見方のポイントや食品を購入する際のアドバイスをしていただき、より詳しく【食の安全】について学ぶ事が出来ました。
食品製造実習に取り組む時や日常生活を営む上でも、大変重要な事を学べる講習会となりました。
安達さん、齊木さん、ありがとうございました。
一昨年前から地域の方々とともに食品科学科食品製造分会で活動を始めた、
「新たなレモンの産地宇都宮から『宮れもん』を活用した商品開発!~地域活性化と地産地消食育プロジェクト~」
この取り組みをJA家の光協会「地上」4月号と食から日本を考える「NIPPON FOOD SHIFT」事例紹介にて掲載していただきました。多くの方々にこの活動を知っていただき、今後も農と食から地域づくりにつなげられるよう地域の方々とともにさらに活動を進めていきます。
3月2日(木)、食品科学科2年生において『うどん製造講習会』を行いました。
栃木県めん類業生活衛生同業組合の方々6名にお越しいただき、指導をしてしてもらいました。
講師の先生のデモンストレーションを見ながら製造工程や手の動かし方などの説明を聞いてから、実習を開始しました!
〈デモンストレーションの様子〉
生徒たちは初めてのうどん製造ということで、生地の扱い方や麺棒の使い方、麺の切り出し方などを質問しながら、講師の先生方に丁寧に分かりやすく教えてもらい工程を進めていました。
〈製造実習の様子〉
その後、事前に準備していただいた”鶏汁”で試食を行いました。麺の太さはバラバラでしたが、《自分たちで製造したうどん》と思うと美味しさも倍増だったようです!!
〈茹で上げ・試食の様子〉
日頃なにげなく口にしているうどんですが、この様な工程で製造されていることを知ることが出来、また、プロの技術を間近で見ることが出来た、大変貴重な講習会となりました。
講師の先生方、ありがとうございました。
食品科学科2年生において、栃木県保健福祉部生活衛生課の大森さん、荒川さんを講師としてお招きし、『HACCP』による衛生管理についての講話、また、異物混入や食中毒菌汚染などの危害要因を把握・分析する事など、演習も交えて学習しました。
グループワークの際には様々な視点から危害要因となる事柄の意見を出し合い、生徒たちからはより理解を深めようとする姿勢が見られました。
食品製造をするにあたり、製品の安全性を確保する衛生管理方法など大切な事を多く学べるとても有意義な講習会となりました。
大森さん、荒川さん、ありがとうございました。
毎年1月下旬~2月上旬にかけて行っている恒例の『みそ仕込み実習』を、食品科学科全学年の実習で行いました。
洗米・蒸米をした米に種麹を付け、床もみや切り返しをして麹を作り、さらに塩と混ぜ合わせ「塩切り麴」とし、「蒸煮大豆」と合わせて握りこぶし大のみそ玉にしてから、発酵容器に空気が入らないようすき間なく丁寧に詰めていきました。みその原材料として使用している米は、高根沢農場で栽培したものを使用しました。
麹作り実習では、麹菌の菌糸が米粒の表面から中に侵入している状態を良く確認し、仕込み実習では、実際に手で蒸煮大豆をつぶし混ぜ合わせて生産する大変さを体感し、また、雑菌・異物が混入しないように注意を払い、衛生管理の重要性も学びながら工程を進めていました。
その後塩でふたをし、重石などを乗せて仕込みが完成しました!
麹菌の酵素や酵母、乳酸菌などの働きによって、発酵・熟成された美味しいみそが作られていきます。
仕込んだみその色や香りが発酵中どのように変化をしていくか、製品となる時はどのように変化しているかなどを良く観察してみて欲しいです。
1月13日(金)5.6時限目、食品科学科3年生の課題研究発表会が行われました。
「課題研究」とは、班または個人でテーマを決定し研究活動を行う科目です。
各班ともどのような方法で研究を進めていくのかを話し合い、授業時間のみならず放課後や夏休みなどの長期休業中も利用し、最後まで一生懸命取り組んできました。
発表会では、各班で取り組んだ研究内容や実験実習方法、課題、改善点などをスライドを用いて、クラス全員の前で発表しました。
発表生徒は始めは緊張した様子もありましたが、終了時には堂々とした表情に変わっていました!
3年生のみなさん、お疲れさまでした!!
1・2年生は後日、録画した映像を授業で見る予定です。
【今年度の課題研究のテーマ】
『食品製造分会』
〇規格外トマトの活用法(米の消費拡大)
〇新たなレモンの産地宇都宮から「宮れもん」を活用した商品開発!
~地域活性化と地産地消食育プロジェクト~
『食品化学分会』
〇苦手な野菜をおいしく食べる商品開発
〇大豆ミートを使った商品開発
〇食品のビタミンC
〇100%グルテンフリー米粉パン
〇ダイエッターのオートミールライフ
『微生物分会』
〇フルーツ酵母を利用したパン製造
〇くん液の可能性
〇引き出せ!麹ハンドクリームの力!
~私たちの手荒れ解消プロジェクト~
12月19日(月)天候にも恵まれ食品科学科1年生38名が事業所見学に行ってきました。
埼玉県北本市にある「グリコピアイースト」では、ポッキーやプリッツの製造工程を実際の製造ラインで見学し、製造原理や歴史などをクイズ形式で学ぶことができました。
昼食を兼ねた「川越」探索では、地域の特産品であるサツマイモを加工した様々な商品やそのブランディング方法、煎餅の手焼き体験や和菓子など日本の食文化にも触れることができました。
最後に見学させていただいた「岩下の新生姜ミュージアム」では展示やアトラクションを通して、新生姜の加工方法等を楽しく学ぶことができました。食品工場での製造工程や機器に触れることで食についての興味関心を高めることができたとともに食品関連産業の具体化ができ、職業観を醸成する良い機会となりました。
グリコピアイースト北本工場 最後のクイズアトラクション
食品科学科1・2・3年生の『デコレーションケーキ実習』を行いました。
スポンジケーキは「食品製造実習」で製造したものを使用しました。
1年生は基本的なデコレーションを、2・3年生はそれぞれで工夫をし、自由にデコレーションを行いました。
1年生は均等にスポンジをカットしたり、パレットナイフでクリームを塗っていく《ナッペ》が初めてだったりと悪戦苦闘していましたが、回転台を上手に使いながら一生懸命に取り組み、綺麗なケーキに仕上げていました。
〈1年生の実習風景、綺麗に仕上がりました!〉
2・3年生は事前にイメージを各自で考え、好きな果物や飾りを持参し、思い思いのケーキに仕上げていきました。
〈ナッぺや絞りがとても綺麗!上部のデザインにもこだわりました!〉
シンプルなものから可愛らしいもの、フルーツたっぷりなものと、各自で趣向を凝らした色とりどりなケーキが並びました♪
〈モンブラン風、ココアでアクセント、粉糖で粉雪を表現など様々!〉
生徒全員、とても素敵なデコレーションケーキが完成し、笑顔で実習を終了しました!!
12月10日に栃木県農業振興公社主催のとちぎアグリプラザで、気軽に体験講座「宮れもんDEコーラをつくろう」に講師として食品科学科食品製造分会4名が参加してきました。
この講座は、県農業振興公社と教育機関が連携した幅広い年齢層への食と農の理解促進を目的としており、応募した10組の小学生とその保護者を対象に、宮れもんクイズから説明、宮れもんクラフトコーラの製造まで実施しました。最後は、キリンビール株式会社様から協賛いただいた炭酸水でシロップを割って試飲しました。
幅広い地域の方々と交流できたとともに、私たちの活動も知っていただける貴重な時間となりました。
食品科学科3年「食品製造」の授業で「ソーセージ製造実習」を実施しました。
豚ひき肉に食塩や香辛料などを添加し、煉り合せたソーセージ生地を羊腸に充填し、5cm程度に編み、湯煮、フライパンで焼いて試食しました。
食塩や氷水を添加する理由や製造工程、湯煮の目的などを理解しながら製造した無添加のソーセージの味は、格別でした。
12月10日(土)14:00~放送のミヤラジ「Teen’s Boogie」に食品科学科 食品製造分会の4名が生出演しました。
そこで、先月商品化を達成した「宮れもんパウンドケーキ」の開発経緯や今までの宮れもんを活用した商品開発への取り組み、今後の展開、食品科学科の学習などについて、パーソナリティの方とともに話しました。
多くの方々に番組を聞いていただき、私たちの活動について知っていただける機会を設けてくださったミヤラジの方に感謝いたします。
番組出演の様子
地産地消の一層の推進を図るため、栃木県内において地産地消活動に意欲的かつ主体的に取り組んでいる団体の取組を表彰する「とちぎ地産地消夢大賞」の授賞式が、12月10日栃木県庁において行われました。
食品科学科の【新たなレモンの産地宇都宮から「宮れもん」を活用した商品開発!~地域活性化と地産地消食育プロジェクト~】への1年間の活動が、評価され優秀賞を受賞しました。また、農業経営科ユウガオチームの【ユウガオチームのかんぴょう剝きの取り組み】も奨励賞を受賞しました。
表彰式にて
11月25日(金)に本校食品科学科食品製造分会13名がのざわ特別支援学校高等部6名と研究発表交流会を実施しました。
本校は、「宮れもんを活用した商品開発を通した地域活性化/食育活動」と「本校農業経営科が生産したトマトの規格外品の活用法」をテーマに発表を行いました。コロナウィルス感染症の影響でオンラインでの交流となりましたが、多くの意見交換ができ大変有意義なものになりました。
研究発表 意見交換
1年生「農業と環境」で、秋冬野菜として作付けをした『ダイコン・ハクサイの収穫実習』を行いました。
9月中旬に播種・定植をし、その後、間引きや追肥・土寄せ・中耕・除草作業などの管理実習を定期的に行い、今月無事に収穫時期をむかえました!
ダイコンはしっかりと太く生長し、ハクサイも立派に締まりよく結球しました!!
〈ダイコン・ハクサイ収穫適期です!〉
ダイコンを引き抜いた時や、ハクサイを持ち上げた時の重量感に生徒たちは驚きの表情をし、”太くてびっくり!”・”ずっしりと重い!!”などの声を圃場であげながら、クラスメイトと作物収穫の喜びを感じていました。
〈ダイコン収穫の様子〉
〈ハクサイ収穫の様子〉
「農業と環境」の科目を通して、食品製造に使用する原材料の生産過程や作物栽培の大変さ、生産者への感謝の気持ちを持つ大切さなど様々なことを考え、感じ取ることが出来た実習となりました。
11月13日に宇都宮城址公園で開催された「第17回うつのみや食育フェア」で「宮れもんパウンドケーキ」を販売しました。
米の消費拡大を目的に、米粉と宮れもんを一年中楽しめるようにマーマレードに加工したものを原材料に使用しました。地域の人々の思いが詰まったケーキとともに本校流通経済科作成のパンフレットの配布も行いました。地元新聞にも取り上げられ、多くの方々が来場し、ふれあい交流/販売することができました。
食育フェア販売 宮れもんパウンドケーキ
2年生の「食品製造」の実習で、『みその樽詰め』『包装(ラベル貼り)』を行いました。
約9ヶ月の間、麹菌の酵素や酵母・乳酸菌の働きで、発酵・熟成されたみそが完成しました。
大樽の中からみそを出し、機械で濾してから内容量を計測し、製品用の樽に丁寧に詰める作業を行いました。
〈濾している様子〉 〈樽に詰めている様子〉
その後、”容器に汚れが付着していないか”、”フタがきちんと閉められているか”などを慎重に確認し、ラベル貼りの包装工程を行い、校内販売のための製品として完成しました。
〈ラベル作成〉 〈ラベル貼りの様子〉 〈校内販売用製品完成〉
生徒たちは、みその発酵・熟成した香りや変化した色味などを観察し、「発酵の良い香りがしている」「色が淡い赤色に変わっている」などとそれぞれの感想を話していました。
食品がどの様な工程を通過して製品になるのかを、食品製造の授業実習を通して学習しました。
今年度も良く熟成し、美味しそうなみそが出来上がりました!
「食品製造」の実習で、『リンゴジャム製造』を行いました。
今回のリンゴジャムには、香りが良く酸味が強めで調理加工に適している【紅玉】を使用しました。
まずはリンゴの前処理として、洗浄やカットなどを行いました。
丁寧に芯の部分や皮を除去し、5ミリ幅にカットしていきます。種や皮などの異物混入が無いよう注意を払いながら、また、リンゴの褐変が進まないよう各班で協力して手早く作業を進めていました。
前処理終了後には”アク”を丁寧に除去しながら煮詰めていき、殺菌済みのビンに充填、その後、殺菌・冷却を行いました。
最後に校内販売用の製品とするため、ジャムビンを拭き上げ、異物混入の最終確認をし、ラベル貼りの工程を行いました。
今年度も美味しそうなリンゴジャムが出来上がりました!!
1年生の「農業と環境」で、秋冬野菜として作付けをしたダイコン・ハクサイの管理実習を行いました。
今回の実習内容は『間引き・追肥・土寄せ・除草』の管理です。
ダイコンは本葉の枚数や大きさなどを観察し、”間引く株”と”残す株”を決めて間引きを行いました。残す株にダメージが無いよう根元を押さえながら慎重・丁寧に作業を進め、その後、追肥、土寄せを行いました。
ハクサイには葉の部分に肥料がかからないよう、根本部分を良く確認しながら追肥、土寄せを行いました。
〈間引き前のダイコン〉 〈間引き後のダイコン〉 〈間引いている様子〉
〈土寄せの様子〉
除草作業も生徒全員で協力して取り組んだので、圃場全体がとてもきれいになりました!
間引き実習も春夏野菜の管理実習で行っていたため、生徒たちは周囲のクラスメイトと声をかけあいながら積極的に実習に取り組んでいました。
〈管理後の圃場の様子〉
2学期がスタートし、1年生が「農業と環境」の圃場で『秋冬野菜の作付け実習』を行いました。
品種は、ダイコンは《おでん大根味福》、ハクサイは《お黄にいり》です。
2学期初めての圃場での実習は、6日にダイコンの播種(はしゅ:種をまくこと)を行いました。ダイコンの種子はとても小さいため、播種の場所以外に落とさないよう気を付けながら丁寧に作業を進めました。
〈播種の様子〉
13日はハクサイの定植を行いました。ハクサイは夏季休業中にペーパーポットに播種を行い、本葉が5枚ほどに生長した苗を定植しました。
植付ける深さや間隔、ペーパーポットを外す際に根を切らないなどに注意をして、定植作業を進めて行きました。
〈定植の様子〉
〈定植完了!きれいな列です!〉
ハクサイ定植実習の日には、1週間前に播種をしたダイコンが発芽していたので観察も行いました。生徒たちは無事に発芽したことに安心し、笑顔で観察をしていました。
〈発芽したダイコンの様子〉
播種・定植後は、かん水をしたり使用道具を片付けたりと生徒たちは、周囲と協力しながら実習に取り組んでいました。
今後の圃場での実習は、追肥・土寄せ・間引き・除草などの管理を行う予定です。
立派な作物が収穫出来るよう、全員で協力して実習に取り組んでいきたいです!!
本日、食品製造分会宮レモン商品開発班で、開発中の「宮レモンケーキ」の風味や食感等の課題解決に向けて、地域の製菓店に赴き技術指導していただきました。解決に向けたアドバイスをいただき、これから改良を重ねていきたいです!また、流通経済科の研究班とともにパッケージシールも着々と作成が進んでいます!商品化に向けて頑張ります!
地域製菓店技術指導 パッケージシールの検討
(流通経済科)