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動物科学科日誌
☆専門学校連携授業⑤【動物科学科】
更新が遅れてしまいましたが、11月、12月と2回つくば国際ペット専門学校より
北川先生、蛯名先生、山内先生にご来校頂きました。
11月には犬の繁殖やパピートレーニングについての講義で、
メンデルの法則について説明をしていただき、繁殖をするには正しい知識が必要であること、
無計画な繁殖は絶対にしてはいけないことを教えていただきました。
その後は、本校の校庭でおもちゃあそびや追いかけっこなどをして
子犬とコミュニケーションをとり、社会化についての流れを
実際に体験し学習しました。
また、12月には山内先生の愛犬アンチョビちゃんと一緒に脚側行進の
トレーニングの練習を行いました。
人の横について歩き、人が止まれば犬も止まるという練習です。
前回来ていただいた時のトレーニングの復習を行い、
アドバイスを頂きました!!
3年生にとっては数少ない授業になってきたので、最後まで一つ一つ
大切に取り組んでいきます。
つくば国際ペット専門学校の先生方、
いつも多くのことを教えていただき、ありがとうございます。
今後も動物と一緒に成長していきます。
スマート農業の取り組み【動物科学科】
栃農には、本校から14km離れた場所に岩舟農場があり、そこで牛や豚を飼育しています。離れているため、生徒は家畜に毎日会うことができず、様子を把握することは困難です。
今回、その課題を解消するべく、牛の行動センサーを導入しました。牛の分娩監視装置に続き、2つ目のスマート農業機器となります。(県内農業高校では初!!)
牛の首に付けたセンサーにより、牛が活動・休息・反すうをしているかスマートフォンで確認できます。本校では、特に発情を見つけるために活用しています。発情を見つけ種をつける(妊娠させる)ことは、牛の経営において最も重要な管理となってきます。センサーで牛を24時間監視することで、発情の見逃しをなくし、利益向上につながります。
学校農場では、どうしても土日の観察が手薄になってくるので、大変助かります。また、日頃より生徒が遠隔地の牛の様子を知ることができます。高校生のうちから機器を使いこなして、将来の仕事に活かして欲しいです。
和牛甲子園にむけて①【動物科学科】
第6回和牛甲子園が来年1月に開催が予定されています。
現在出品に向けて牛を管理していますが、そろそろどの牛を大会にエントリーするか決める時期となっています。
候補牛を選ぶ際のポイントは、①牛の姿がよい。(エサをたくさん食べて、プリっとしている)②血統がよい。(親が優秀で、きっと子もよいだろう)の2点です。
しかし、実際の肉質は、出荷して「と畜」しないと分かりません。よいと期待していても、悪い肉質の時があり、逆に期待していない牛が、よい肉質だったりもします。
そこで、牛にエコー(超音波)をかけ、見た目からは分からない肉の中の脂肪(サシ)を判断することにしました。これをすることで、良い結果が出るであろう牛を選ぶことができます。診断には特別な装置が必要で、栃木県畜産酪農研究センターの研究員の方に依頼し、実施いただきました。生徒たちも診断画像を注意深く見ていました。
今回の結果を参考に甲子園の出品牛を決定します。
第30回栃木県ホルスタイン共進会【動物科学科】
10月22日(土)、栃木県畜産酪農研究センターにて、第30回栃木県ホルスタイン共進会が開催されました。コロナで開催がここ何年がなかったため、久々の開催とのことでした。本校は、プリンちゃん1頭を出品してきました。プリンちゃんは、栃農でもホルスタインの勉強を少しでもできるようにと、那須拓陽高校から7ヶ月齢の時にいただいた牛です。ずっと1頭で飼われているせいか、人(ウシ?)見知りの性格で、会場に着いたらソワソワして落ち着きがなかったです。しかし、日頃の練習の成果か、ショウ本番ではしっかりと歩いてくれました。リードマンの生徒は頑張ったと思います。他の生徒たちも、初めてホルスタインの共進会に参加できて、大変勉強になりました。
第12回全国和牛能力共進会【動物科学科】
10月3日から9日まで、「とちのみ号」とともに生徒5名が、鹿児島県で開催された全国大会に参加してきました。全国大会はとにかくレベルが高く、あの場に立たせてもらえて大変貴重な時間を過ごすことがでました。県内農業高校6校の代表として参加したものの、良い成果を収められず申し訳ない思いもありますが、一生懸命に取り組めました。次の5年後の北海道大会でも栃農が代表の座を射止められるよう、今回の経験を後輩たちに繋いでいきたいと思います。応援して下さったすべての方に感謝いたします。
《のうくっく》は本校卒業生が制作