日々の様子

2020年4月の記事一覧

医療に携わる方々への感謝の気持ち

 新型コロナウイルス感染症患者への診療を行う医療従事者等への感謝の意を表するために、本校でも正門近くの食堂のガラス窓に「ハートライトアップ」を行うことにしました。まだ準備段階ですが今後、仕事の合間を使い、ブルーとレッドのハートの飾り付けを行う予定です。
   

校長からのメッセージ2

 4月26日(日)、全国高等学校体育連盟(全国高体連)から新型コロナウイルスの感染拡大等の状況により、今年度の全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決定しました。
 これにより、栃木県高体連はインターハイ県予選を含む6月末までの全ての大会も中止となりました。インターハイの中止は皆さんの夢を奪うものではなく安全・安心や命を守るための決断だと思います。
 宇工生の皆さん、特に3年生にとっては高校部活動の集大成となるはずだった大会でした。皆さんの胸にはさまざまな思いがあることでしょう。ただ、これまでの努力は決して無駄にはなりません。どうか前を向いて進んでくれることを願います。
 引き続き、自分の命を守る、家族を守る、社会を守る対策を取ってくれるようお願いします。

                               校長  菅野 光広

  


 

IoT実習の教材研究 その②

 M5Stackにセンサを接続して、自宅の温度,湿度,気圧をインターネット上のサーバにデータを転送しています。そのデータを、学校のパソコンでグラフとして可視化できるようになりました。今後は、校内で実験・実習ができる環境を整えていきます。
 

メインエントランスに飾られた「ガラスアート」

 本校の来賓玄関の壁面には作家の藤原郁三氏による蛍硝子の作品が飾られています。
 藤原氏は、日本で著名な陶壁作家で、陶及び異素材を組み合わせたレリーフやモニュメント等を製作しており、これまで栃木県庁や栃木県博物館等の建築空間にも用いられています。来校の際は螺鈿のように美しいガラスアートをぜひご覧ください。
 

新型コロナウイルス除け「黄ぶな」展示

 新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願って、事務室入口に「黄ぶな」を描いた張り子を展示しました。この張り子は、本校職員のご家族に作成していただきました。
「黄ぶな」は宇都宮市の郷土玩具でよく知られています。「黄ぶな」には『昔疫病が流行った時に、黄色い鮒(ふな)が市中心部の田川で釣れ、病人がその身を食べたところ治癒した』という伝説があります。
 新型コロナウイルスの沈静化と皆さんの健康、学校の再開を願っています。
 

新型コロナウイルス感染防止対策「コツコツ消毒&非接触体温計導入」

 3つの密を避けるため、定期的なドアや窓の開放は欠かせません。その時に手が触れる場所を毎日コツコツ消毒しています。高いところも低いところも分担しながら消毒しています。
 消毒と併せて、非接触の体温計も導入できました。職員も毎朝検温しながら健康管理に努めています。
  

【機械科・電子機械科】第二種電気工事士(上期)試験中止について

 令和2年5月31日(日)に実施予定でした第二種電気工事士(上期)筆記試験は、中止となりました。そのため、(下期)へ振り替え受験となります。詳細については、電気技術者試験センターのホームページで確認してください。

 

・令和2年度第二種電気工事士(下期)筆記試験 10月4日(日)

建築デザイン系1年生 「家の骨組って?」

 建築デザイン系1年生のみなさん、「柱」や「土台」や「梁(はり)」などの言葉を聞いたことはありますか?これらの言葉は、家の骨組に使われている部材の名前になり、それぞれに大切な役割があります。家の骨組は、人間に例えると「骨」に相当します。骨が無いと私たちは歩くこともできなくて・・・だから、とっても重要ですよね!
 下の木造住宅の骨組の模型写真を見てください。家の骨組のひとつに「筋かい」という斜めに使う部材があります。この筋かいの役割ってどんな役割があると思いますか?
 みなさん、「建築構造」の教科書を開いて、筋かいの役割を考えてみてください!
  

「今年度、着任した若手の先生」(機械科)

 今年度、新たに機械科の職員が加わりました。益子先生、滝澤先生です。
 新型コロナウイルス感染症対策に伴い、現在休校中ですが、学校再開に向けて、
ベテラン職員の指導の元、若手職員が技術向上に励んでいます。
 職員一同、一日でも早くコロナウイルスが終息し、学校が再開する日を望んでいます。

【1年生の実習内容:溶接】
 
     【 練習風景 】              【 製作課題 】

【2年生の実習内容 :フライス盤作業】
 
     【 練習風景 】             【 製作課題 】

IoT実習の教材研究

 本校は、令和元(2019)年度より3年間、文部科学省より「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」を受けています。そのなかのテーマの一つに『M2Mに関する知識及び技術の向上』があり、今年度から全ての学科でIoTに関する実習を展開します。
 『M5Stack』を利用した実習を検討するために、実際にセンサを接続し、スケッチ(プログラム)を打ち込んで動かしています。湿温度センサや気圧センサから取り込んだデータを表示させたり、そのデータをアナログのメータのように表示したりできます。さらに、それらのデータをWi-Fi経由でパソコンやスマートフォンで確認することができます。また、サーモグラフィカメラを接続すると温度を色で見ることができます。
 実習での導入を目指して教材研究をすすめ、研修会を開催して先生方のスキルアップを図っていきます。生徒のみなさんは、どのような実習になるか楽しみにしていてください。
 
 

今日は98回目の創立記念日

  今日は宇工98回目の創立記念日です。本来なら本日創立記念式典を行う予定でしたが、臨時休業中のため実施できませんでしたので、本校の歴史を振り返り、本校の誕生日を祝いたいと思います。

 本校は大正12年に創立し、土木科、建築科、木工科の3科で始まりました。三角形をモチーフとした校章の角は当時の3科を象徴していると伝えられています。その後幾多の学科改編が行われ、平成23年度には新しいタイプの工業高校「科学技術高校」として新たに開校し、同年9月から現在の雀宮校舎へ移転し、現在に至ります。

 創立記念日に際し、校庭に面して悠々と宇工生の活動を見守る初代校長 安 美賀(やす みよし)先生の胸像について紹介します。

 教訓「一人は一校を代表す」を残された安 美賀先生の胸像は、昭和18年の創立20周年に当時の京町校舎の正門に創建されました。その後、校舎の増改築等により、東門に移し京町校舎のシンボルとして愛されてきましたが、雀宮校舎への移転を機に同窓会の多大なるご支援により現在の位置に移設されました。

 これまで輩出した三万余名を超える卒業生は、安先生の教訓を胸に秘め県内外の産業界で活躍しております。これまでの多くの諸先輩が築かれた歴史と伝統に深く敬意と感謝の意を表したいと思います。
 
       開校当時              昭和初期当時

 
       京町校舎               雀宮校舎


    安 美賀先生の胸像

機械システム系1年生 実習紹介

 機械システム系1年生のみなさんは、『工業技術基礎』実習で、さまざまな専門の知識や技能を学びます。その中の一つに、計測実習があります。
 日常生活で距離や長さを表す時には、km(キロメートル)、m(メートル)、mm(ミリメートル)などを使います。しかし、ものづくりではさらに細かい0.01mmや0.001mm(千分の一ミリメートル)の精度が必要な場合があります。
 写真では様々な測定器がありますが、どのような名称で、どのように使うのか分かりますか。もしも興味があったら、教科書『工業技術基礎』を開いて、測定器の使い方を探してみてください。
 
クイズ:“1μm”(1マイクロメートルと読みます)は、何mmかな?

宇工自慢「癒やしの空間」

 今日はいい天気です。陽気に誘われ管理棟(一番校庭側の建物)3階に足を運んでみました。そこには吹き抜けの廊下があり、天井から太陽の日差しがたくさん降り注ぎ、カラフルの壁をさらに引き立てています。
 ところで、このカラフルの色のことを知っていますか?本校は4系7学科11コースに分かれて学習しています。この赤、黄、青、緑色は各系を象徴する色で、それぞれの実習棟の最初の出入口の色と同じです。皆さんの襟章にもそれぞれの系の色が使われています。
 この空間に立ち止まり、開放的なガラス張りのサンルーフを臨むと、本校で多くの知識や技術を身につけ、将来グローカルリーダーとして大空へ羽ばたいていこうとする生徒の皆さんの姿が思い浮かびます。
 晴れの日、ぜひ足を運び吹き抜けの廊下や空間で癒やされてみてください。
 
 

新型コロナウイルス感染防止対策ポスター完成

 現在本校では新型コロナウイルス感染防止対策のため、3密の環境にならないように十分配慮し、職員室等をこまめに換気し、ドアの取手等の消毒に心がけています。
 このたび保健指導部では、新型コロナウイルス感染防止対策として啓発ポスターを作成しました。ポスターのデザインは電子機械科の木村(志)先生が担当しました。教室や廊下等にこのポスターを掲示し、感染防止に努めていきたいと思います。
 

新型コロナウイルス感染防止対策「教職員によるマスクづくり」

 4月14日(火)、現職教育の一環で本校被服室にて「教職員によるマスクづくり」を体験しました。マスク不足が依然として続いており、教職員の健康を維持するため、家庭科の佐藤(裕)先生と山田先生を講師としてマスクづくりに挑戦しました。男性の先生方は普段ミシンやアイロンをかける機会が少なく、皆興味津々で取り組んでいました。金属や木材等の加工技術になれている工業科の先生方ですが、柔らかいガーゼ生地を相手に悪戦苦闘。早速完成したマスクを着用し、お互いに出来映えを比べていました。
 今回身につけたスキルが職場や家庭等に広がり、感染防止やマスク不足の一助になることを期待しています。家庭科の先生方大変お世話になりました。
 
 

いつもきれいに「ピッカピカの床」

 毎朝、公仕さんたちは広い昇降口等をきれいに清掃しています。いつも生徒のことを第一に考え学習環境の整備にあたられている公仕さんの献身的な姿には、通勤するたびに感謝の気持ちでいっぱいになります。特に、生徒だけでは清掃が難しい床磨きは公仕の皆さんが計画的に機械で汚れを落としワックスをかけてくれています。今日は生徒がいないので保健室を重点的に清掃していました。作業の段取りがよく、あっという間にピッカピカの床に仕上がりました。
 学校が再開したら、朝日に輝く廊下に気づきことでしょう。生徒の皆さんが臨時休業中、頑張っている縁の下の力持ちの教職員がいることを忘れないでください。
     

校長先生からのメッセージ

 臨時休校が続いていますが、今この時を大切に過ごしてください。将来、あの時は勉強も部活動もできなかったな、ということで終わらせないようにしてください。
 自宅で過ごす時間を有効活用し、自ら成長する努力をしてください。また、SNS上には多くのアスリートがトレーニングの動画をアップしています。楽しみながら身体を動かしてみてください。学校が再開し皆さんが元気に登校する日を心待ちにしています。
 

宇工 花鳥風月(4月)

 学校が再開したかと思ったら、また臨時休業。生徒の皆さんもさぞかしがっかりしていることと思います。そんな皆さんに宇工の4月の自然をご紹介します。生徒がいない校内にひっそりと咲く花々が、どうか皆さんの心の癒やしになりますように。

フォト1:開校当時ここには大きなケヤキの木がありましたが、残念ながら根付かず枯れてしまいました。その後、生徒の課題研究の一環でチューリップが植えられ毎年この時期にきれいに咲き誇っています。

  


フォト2:正門のしだれざくら、北門のソメイヨシノはすでに葉桜になりつつある中で、環境建設システム系実習棟北側に遅咲きの八重桜が今見頃です。数十年後宇工桜として名所になるかも?
  

入学式

 4月7日(火)に、令和2年度 入学式が挙行されました。
 新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
 新型コロナウイルス感染症対策を行い、時間を短縮した中で厳粛かつ素晴らしい入学式になりました。
 菅野校長から「『教訓 一人は一校を代表す』を胸に秘め、自覚と誇りを持って充実した学校生活を送るように」と式辞がありました。
 式場内を換気したため、少し肌寒い入学式となりましたが、生徒、保護者のみなさまのご理解、ご協力に感謝申し上げます。
 また、たくさんの御祝電、御祝詞を承りまして感謝申し上げます。