2020年7月の記事一覧

オンライン学習

オンライン学習へ挑戦

ITCを活用した双方向による学習                          

  新型コロナウイルス感染症の影響を受け、生徒たちの学びの保障が重視されるところ、今後の見通しも
いまだ予測のつかないところが現状ではないでしょうか。さらに、感染拡大や自然災害等により登校でき
なくなることも視野に入れ、今回、電子科3年生によるICTを活用した授業に挑戦してみました。

オンライン学習については、プロジェクター、タブレット、ソフトウェアとして「ZOOM Cloud Meeting」、
そして生徒は、スマートフォンを使用し、実施しました。今回は、基本的な内容から導入しましたが、次回は
さらに一歩進んだ内容で取り組みたいと思います。

                  
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生産機械科2年「制御実習」 2週目


生産機械科実習紹介
 本日7/28(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は前回の続きとして「制御実習」を紹介します。
 今回は以下の3つの回路について学習しました。
 ①自己保持回路:1度ボタン押下することで出力をし続ける回路
 ②タイマ回路:設定した時間によって出力や入力を行う回路
 ③カウンタ回路:設定した入力の回数によって出力を行う回路

 まずは下図のボードの説明によって①「自己保持回路」について学習しました。
 自己保持回路とは内部補助リレーと呼ばれるリレーを用いることによって入力された信号を保持し、長い時間出力することができる回路です。
 この回路を使用することで、1度のボタン押下でLEDを点灯し続けさせることができます。

 
   自己保持回路の説明

 次に②「タイマ回路」について学習しました。
 こちらも制御装置内部に搭載されているタイマを使用することで出力や入力の時間を設定することができます。
 この回路を使用することで、ボタン押下の〇秒間後にLEDを点灯させることができます。


  タイマ回路の説明

 最後に「カウンタ回路」について学習しました。
 入力回数を設定し、設定回数だけ入力を行うことにより、出力する回路です。
 この回路を使用することで、〇回ボタンを押下するとLEDを点灯させることができます。


  カウンタ回路の説明①


  カウンタ回路の説明②

 今回は「制御実習」2週目ということでシーケンス回路において特によく使用される3つの回路について学習しました。
 いよいよ次回は3週目、まとめの実習となります。


  回路を入力する作業の様子

 次回は7/31(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎について紹介します。

生産機械科2年「制御実習」 1週目

生産機械科実習紹介
 本日7/21(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回から、3週間に渡って「制御実習」を紹介します。
 制御実習では下図のようなプログラミングコンソールを用いて制御装置のLEDを制御(シーケンス制御:順次制御)します。

 
   プログラミングコンソール

シーケンス制御は基本的に下図のボードに記したように
①制御分析:タイムチャート(時間ごとの装置の動作を図にしたもの)を用いて”何を” ”どのように”制御を行うか分析します。
②配線:I/O割付表(入力装置と出力装置に番号を割り当てたもの)を用いて制御装置と入出力装置を配線します。
③ラダープログラムの作成:電気や信号の流れをわかりやすく図にするために、ラダープログラムというプログラムを作成します。
④ニモニックに変換:ラダープログラムをプログラミングコンソールに入力する際、ニモニックという言語に変換します。
⑤PLCへ転送:最後にPLCという装置に転送して、動作を確認します。
このような手順で制御を行います。


  制御の手順について

本日は1週目ということで基本的な3つの回路を作り、LEDを点灯させました。

①AND回路(論理積回路):ボタン1とボタン2を同時に押すことでLEDが点灯します。
②OR回路(論理和回路):ボタン1とボタン2のどちらか一方を押すとLEDが点灯します。
③NOT回路(否定回路):ボタン1を押すとあらかじめ点灯しているLEDを消灯します。


  制御したLEDの動作確認


 今回は生産機械科2年生の「制御実習」について紹介しました。次回は7/28(火)に生産機械科2年生の実習について紹介します。

飛沫防止パーテーション寄贈 (真岡西小、茂木中)

飛沫防止のパーテーションを寄贈してきました!

 建設科建設研究部で製作した、飛沫防止パーテーションを7月13日に真岡西小学校に6個寄贈し、ことばの教室などに設置してきました。

 設置の様子 真岡西小学校 ことばの教室

 7月17日には、茂木中学校に卒業生の建設科3年 平賀君、建設科2年 澤村君、西宮君がパーテーションを5個寄贈してきました。
生徒達も母校に貢献できて良い経験になりました。

     寄贈の様子 茂木中学校

生産機械科3年「自動制御実習」3週目

生産機械科実習紹介

 本日7/20(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「自動制御実習」3週目の様子をご紹介します。

 今回は、前回実習で行ったサイクル動作(工程回路)という「決められた順序で動作を行うための回路」の復習から入りました。
 
 その後、
 「非常停止」非常停止ボタンが押されたら作動が停止する回路
 「スタート条件(AND回路)」決まった位置でリミットスイッチが押されていないとスタートボタンを押しても作動しない回路
 「動作中のランプ点灯」そのままの意味で、回路が動作している間は表示ランプが点灯している回路

 以上3つを新たに勉強し、先週の復習で作成したラダープログラムに順に追加していきました。

 
ラダープログラム
 最終的にできあがったラダープログラム


「自動制御実習」4週目は8/3(月)にて掲載予定です。

次回は7/21(火)生産機械科2年生の実習をご紹介いたします。

剣道部 通常練習


剣道部 稽古を再開

剣道部は6月の学校再開から、「新型コロナウイルス感染症防止対策」の一環として、対人の稽古や生徒同士が接触する練習は禁止しておりました。
約1ヶ月間はラントレーニングや、ラダートレーニングなどの基礎体力作りを行いましたが、7月からは、連盟から提示されたガイドラインに沿った形での稽古を再開しました。





手ぬぐいやマスクを着用して行う稽古は、熱中症のリスクもありますが、時間を短くしたり、こまめに休憩を取るなどして対策を講じていきます。

生産機械科1年「板金・溶接作業」1週目


生産機械科工業技術基礎紹介

本日7/17(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「板金・溶接作業」実習の1週目の様子をご紹介します。

 「板金・溶接作業」実習の1週目ではペン立てを作るため材料(鉄板)に罫書きを行い、帯ノコ盤を用いて切断していきます。鉄板のような硬い物を加工する際、力みすぎてケガをしやすいので注意をしながら慎重に作業を行っていきます。また、回転を伴う工作機械では巻き込み事故などにも注意が必要なため、軍手などの巻き込まれやすいものは着用しないようにします。


  使用する材料(鉄板)


  材料の罫書きを行う様子


 ハイトゲージでケガキを行う様子


  帯ノコ盤で鉄板を切断する様子


  粗加工が終わった材料

初めて使う工作機械に苦戦しながらも、金属を自分の手で上手に加工していく生徒の様子を見ることができました。

材料の粗加工(大まかな加工)ができあがったところで、生徒一人一人のイニシャルを入れるため、センタポンチで材料に印をつけ、ボール盤を用いて孔開け加工をしていきます。イニシャルに沿って孔開けできたところで1週目の作業が終了となります。イニシャルはそれぞれ違うので自分専用のペン立てが出来上がります。完成がとても楽しみです。


  センタポンチで印をつける様子


  ボール盤で孔開けする様子

2週目(7/31)では粗加工を行った材料の削りと、イニシャル部分の加工を行っていきます。

次回は7/20(月)生産機械科3年生の実習をご紹介いたします。

建設科1年 工業技術基礎

建設科 工業技術基礎 授業紹介

 建設科1年生が取り組む「工業技術基礎」の実習内容について、ご紹介します。
建設科では2年次よりコース分け(土木・建築)されるため、1年次では共通する内容で実習を行っています。3班編成で行われる実習内容は以下のとおりです。

 ① 測量実習  ・・・レベルやトータルステーションなどの測量器戒の基本的な扱い方を学びます
 ② 木造実習  ・・・手工具の扱い方や工作機械を使ってのものづくりを学びます
 ③ コンピュータ実習 ・・・文書作成や表計算・グラフの作成方法などの基本的操作について学びます

  
㊧測量実習の進め方について先ずは講義を受けています。㊨校舎外に出ての測量体験の様子(写真はレベル測量)
  
㊧安全な作業を行うため、道具の扱い方を確認しています。㊨ノミによるほぞ穴の加工の様子

  
㊧㊨この日は、Wordを用いての文章や表・図の作成について、基本技能の習得に臨みました

マスク着用での授業形態に加え、夏場に入り熱中症対策にも気を配りながら
授業は行われています。
  

生産機械科1年「旋盤作業実習」3週目


生産機械科工業技術基礎紹介

本日7/10(金)は生産機械科1年生で実習が行われました。今回は「旋盤作業」3週目の様子をご紹介します。

 「旋盤作業実習」2週目では旋盤を回転させて手元のハンドルを回すことで切削作業を行っていましたが、3週目の今回は旋盤の「自動送り」機能について学びます。まずはいつものようにバイトの高さ合わせを行い、被削物をチャックに固定していきます。3週目になると先生の合図で一斉に準備に取り掛かる様子を見ることができ、生徒の成長を感じます。※準備作業までは旋盤の回転を伴わないため、熱中症予防の観点から、安全に十分留意した上で半袖で作業を行っています。


  一斉に準備に取り掛かる様子

 準備が終わると「自動送り」の説明を行います。自動送りを行うためには送り速度の設定を行わなければいけないため、操作盤にあるダイヤルを調整して任意の送り速度に設定していきます。


   送り速度設定の様子


 自動送りを設定するダイヤルとレバー

 送り速度が設定できたところで、実際に自動送りで削っていきます。これまで手元のハンドルを回して切削を行ってきましたが、手動よりも簡単で綺麗に仕上がる自動送りに生徒は興味津々の様子でした。3週目の成果物として自動送りを数回繰り返し、段付きの形状を作成することができました。


    段付き加工前


    段付き加工後

以上が1年生の工業技術基礎で行う旋盤作業実習(前半)の内容になります。

来週【7/17(金)】は他の実習内容についてを掲載する予定です。

次回は7/13(月)生産機械科3年生の実習をご紹介いたします。

ネットワークシステムの増設工事

     「ネットワークシステムの増設工事」

                ~ 課題研究 電子科3  
                    

   課題研究の一環として電子科3年生6名が、本校普通科職員室のネットワークシステム増設工
事に挑戦し、
設置しました。6名のメンバーがそれぞれの役割で工事を行い、とても生徒も生き
生きとした
表情で増設工事に取組んでいました。


              
  
             

              

飛沫防止パーテーションの寄贈 大内中

大内中学校に飛沫防止パーテーション寄贈!!

 7月8日、建設科2年田崎君(大内中卒業)が、大内中学校に訪問し、飛沫防止パーテーションを寄贈してきました。
 母校の先生方に感謝され、成長した姿を見せることができ、生徒自身良い経験になりました。

生産機械科2年「溶接実習」3週目

生産機械科実習紹介

本日7/7(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「溶接実習」3週目の様子をご紹介します。

 本日は先週、仮止め・部品同士の溶接まで行った「ペン立て」の本溶接を行いました。

    先週の成果

 下図のように、隙間になっている部分を埋めていきます。この時に、溶接棒を入れすぎると見栄えが悪くなってしまい、溶接棒が少ないと穴が空いてしまいます。
 それぞれの生徒が工夫をして隙間を溶接しました。


    ガス調節の様子
 
 下図は完成したペン立てです。水を入れて漏れないか確認します。良好な溶接であれば、隙間がなく、水も漏れることはありません。溶接部の密度は製品の強度に大きく関わるため、重要な確認事項となります。


    完成したペン立て


 水を入れて漏れがないか確認する様子

 最後に番号順に提出し、担当の教員から評価を受けました。班員の製品それぞれに個性はありますが、すべて素敵なペン立てに仕上がりました。


    提出したペン立て
 
 今週までに3週間分の溶接実習をご紹介いたしました。2学期の終わり頃、後半の溶接実習は3週間で温度も高く、溶接強度の大きいアーク溶接」の様子をご紹介いたします。


次回は7/10(金)生産機械科1年生の工業技術基礎をご紹介いたします。

生産機械科3年「自動制御実習」2週目

生産機械科実習紹介

 本日7/6(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「自動制御実習」2週目の様子をご紹介します。

 先週は、PLCラダーサポートソフト「GX Works2」を使用しAND_OR回路、自己保持回路、タイマ回路、カウンタ回路と基本的な制御実習を行いました。
 今回は、少し応用したインターロック回路の制御実習から行いました。
 インターロック回路とは、「2つ以上の機器や装置で一方が動作している間は他方が動作しないようにする機構」のことです。
 早押しクイズで使われる「最初に押したボタンはピンポン!と反応しますが、その後に他のボタンは反応しなくなる」回路です。


 その後、サイクル動作(工程回路)という「決められた順序で動作を行うための回路」の実習に入りました。

 下の回路ではボタンを押すと実習装置のコンベアが左に動き始め、左のスイッチに触れることでコンベアが右に切り替わり、右にたどり着くと動作が終了します。
サイクル動作
  サイクル動作のラダープログラム

コンベア01
ボタンを押してコンベアが左に動き始めました

コンベア02
左のスイッチに触れ、コンベアの動作が右に切り替わります

コンベア03
  右にたどり着いたので動作終了です


「自動制御実習」3週目は7/20(月)にて掲載予定です。

次回は7/7(火)生産機械科2年生の実習をご紹介いたします。

建設2年建設科 『測量実習』


/()に建設科2年生の実習として測量実習が行われました。

その様子をご紹介します。

 

 

▼測量とは

 測量とは土地の高低差、面積、距離などを求める作業です。

家や道路等の構造物を正確に造るために必ず行わないといけません。

今週は高さを求める水準測量に様子を説明していきたいと思います。

 

水準測量は高低差を求めるために行う測量です。

レベルという器械を使用して既に高さがわかっている点から知りたい点の高さの差を求めます。

 


図-1 高低差計算

高低差はABで求めることができます。

上の図だとAの高さ1.200m-Bの高さ0.400m0.800m

計算の結果、A点から+0.800(80cm)の場所に点Bがあることがわかります。

Aの標高が10.000mなので+0.800した1.800mが点Bの標高であることがわかりました。

 

真岡工業高校は海面の高さから78.31mの場所にあります。

この地点から校外の坂の下までの高さを求めるために行いました。

      
-2 標高78.310m地点 

 図-3 標高を求めたい点

 

-4 測定の様子

 

測量の結果、標高69346(6935㎝6㎜)だとわかりました。

生産機械科1年「旋盤作業実習」2週目

生産機械科工業技術基礎紹介

本日7/3(金)は生産機械科1年生で実習が行われました。今回は「旋盤作業」2週目の様子をご紹介します。

 「旋盤作業実習」1週目では旋盤の基本的な操作方法について学びましたが、今回(2週目)からは実際に旋盤を稼働させての切削作業になります。まずは前回の復習も兼ねてバイト(工具)のセンタ合わせを行っていきます。2週目になると生徒は自分の手で正確にセンタ合わせが出来るようになります。


    センタ合わせの様子

 続いて、先生が手本を見せるために実際に旋盤を回転させます。旋盤は高速回転でパワーがあるので、操作手順を間違うと非常に危険な機械です。手本を見逃さないよう、集中して観察していました。次は生徒たちの番です。恐る恐る旋盤を回転させ、バイトをあてていきます。

    手本を観察する様子


    回転させて操作する様子

 ゆっくりとハンドルを回しながら慎重にバイトを送っていきます。切削前は黒皮がついていた材料も、切削後は綺麗な金属の色になりました。旋盤作業実習では切削した材料を測定して、目標の寸法まで調整(切削)していくというのが基本的な作業になります。

    切削前の材料の様子


    切削後の材料の様子

 そして実習の最後には各自使用した旋盤に油をさしてメンテナンスを行い、綺麗に拭きあげて終了となります。生徒たちはこうして「機械を大切に使う」ことと、「使う前よりも綺麗にして帰る」ことを体験をもとに覚えていきます。

    油をさしている様子


    拭きあげの様子

来週【7/10(金)】も引き続き旋盤作業実習3週目を掲載する予定です。

次回は7/6(月)生産機械科3年生の実習をご紹介いたします。

生産機械科学校緑化計画2

生産機械科の学校緑化計画現在の状況報告 2

 平成29(2017)年に栃木県総合グラウンドの芝張り替えにともない芝をいただきました。
 実習棟前の法面に生産機械科の当時3年生が芝を植え、現在青々と成長した見事な様子を報告します。

 以下に当時の記事を紹介します。

学校緑化計画推進活動!(2017/12/13)投稿文
先日に引き続き、県総合グラウンドより譲り受けた芝生を、機械実習棟前の法面に張りました。きれいな緑色に育ってくれることを楽しみにしています。

 

 3年後の現在の芝の様子です。




 しっかり機械工場前の法面に根を張り、立派に成長しています。
 これから巣立つ生徒達もこの芝のように大地をしっかり踏みしめ、立派な社会人として社会に貢献してくれることを願っています。






ICT使用機器講習会


ICT機器使用講習会の実施

 

 本校では昨年度、「スタディ・フロンティア推進事業」において、タブレットPCやアクセスポイントなどのICT機器が3台購入されました。多くの教員が授業の中でICTを効果的に活用するために、藤井産業株式会社の北野 祐生 様と吉村 羽流空 様を講師に迎え、ICT機器の設置方法や操作方法の講習会を実施しました。ICTを活用した教科指導では、どの場面でどのようにして使えばわかりやすくなるかを検討し、改善を図りながら学力向上に繋げていきたいと考えております。

ICT使用機器講習会 ICT使用機器講習会 ICT使用機器講習会 ICT使用機器講習会