学校日誌

2019年6月の記事一覧

花丸 果樹園のようす2


○ブドウのようす

 ブドウはスクスクと成長し、花が咲きました。5月末から6月頭にかけて生徒達が「整房」と「ジベレリン処理」を行います(行っています)。本校のブドウは最終的に30~40粒で1房にしていきます。「整房」はこんなに短くしていいの?と思うくらい短く切り詰めてしまいますが、ここから1粒1粒大きく成長し、立派なブドウの房になってくれます。また、「ジベレリン処理」は手を真っ赤にしながら、作業します。無核化(種なし)・肥大化を目的に1房1房丁寧に処理をしています。

「整房」とは…ブドウの房を切り詰め、房の形を作る作業のことをいいます。
       房作りの一つとして開花前から行う作業で、花振るいの防止と房の大きさ・形を調整するために行います。

「ジベレリン処理」とは…植物ホルモンの一つで、無核化(種なし)・果実の肥大化を目的に使用します。
            満開~3日目に1回目の処理を行い、1回目から1週間後ほどに2回目の処理をします。
            (ブドウの品種により、処理する回数・時期は異なります)



                         [整房のようす]


     [ジベレリン処理のやり方]


     [ジベレリン処理のようす]

生物生産科3年果樹専攻生10名が季節外れの猛暑の中、頑張っています。
愛情をかければかけるだけ、農作物はそれに応えてくれます。北陵ブランドとして北陵が誇れる農作物を栽培していきます。

今年の秋も実りの多い秋となりますように…。。。


次回の「果樹園のようす3」もお楽しみに!