カテゴリ:生産機械科の活動

生産機械科1年 「旋盤実習」 6週目

生産機械科工業技術基礎紹介

本日は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「旋盤実習」6週目の様子をご紹介します。

 「旋盤実習」の後半では引っ張り試験を行うための4号試験片を製作していきます。6週目となる今回は段差をつけた材料を滑らかに仕上げていきます。


   製作する4号試験片の図面

まずはいつも通り、材料を削るためにバイト(刃物)を取り付けていきます。6週目にもなると生徒の手つきも慣れ、スピードも上がっているのがわかります。今回は段差を滑らかにするために刃先が丸くなっている特殊なバイト(刃物)を取り付けました。

  バイト(刃物)の高さを確認する様子

高さが確認できたところで材料を取り付け、段差を滑らかになるまで削っていきます。このとき材料と刃物に大きな摩擦が発生することを防ぐために、切削油(摩擦を少なくして削りやすくする油)を塗りながら削っていきます。

    段差を滑らかに削る様子

段差を滑らかに仕上げた後、全体の太さを目標値(直径14mm)に仕上げていきます。ここで寸法公差(目標値に対し許される誤差の範囲)を意識しながら生徒は13.95mm~14.05mmの間に入るように慎重に削っていきます。



   全体の寸法を調整する様子   

最後に、出来上がりの寸法を確認して終了となります。今回作成したこの部品は今後の実習で使用することとなります。

次回投稿は10/18に生産機械科3年生の実習の様子をご紹介いたします。

生産機械科1年 「旋盤実習」 5週目

生産機械科工業技術基礎紹介

本日は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「旋盤実習」5週目の様子をご紹介します。

 「旋盤実習」の後半では引っ張り試験を行うための4号試験片を製作していきます。5週目となる今回は黒皮剥きをおこなった材料の中央を直径14.5mmになるまで削っていきます。この際、滑らかに仕上げるために1mmずつ段差をつけて削っていきます。


   製作する4号試験片の図面

まずは削る箇所にケガキ(目印となる線を描く事)を行うために、青い塗料を使用して色をつけていきます。色がついたところでハイトゲージを使用しケガキをいれていきます。


    青い塗料で色をつける様子
 

    ハイトゲージでけがく様子

 ケガキをつけたところまで削っていきます。目標値になるように何度も計測を行い、生徒が自分で切り込み量を設定して削っていきます。


      目標値まで削る様子      

次回投稿は10/11に生産機械科3年生の実習の様子をご紹介いたします。

生産機械科2年 機械仕上実習 4週目

生産機械科2年 実習紹介!!

 本日は生産機械科2年で実習が行われました。今回は「機械仕上実習」の4週目についてご紹介いたします。
 機械仕上実習の後半では、旋盤加工における重要な要素である「突っ切り」「ねじ切り加工」「テーパ加工」などについて学習します。
 
 旋盤でねじの山を削り出す「ねじ切り加工」を行うとネジの頭部分までは削ることがきません。
 そのためネジの頭の下に「逃げ溝」をつくることでネジを最後まで締めることができるようになります。


 逃げ溝
 逃げ溝加工

 今回はその「逃げ溝加工」の「突っ切り」と外径切削を行いました。
 

突っ切り作業状況 製作物
 逃げ溝加工状況

 次回、ねじ切り加工を行います。
 
 
さて、次回は10月8日(金)に生産機械科1年の工業技術基礎をご紹介いたします。

生産機械科3年 機械仕上げ実習 3週目

生産機械科3年実習紹介!! 

 本日は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は
「機械仕上げ実習」3週目の様子をご紹介します。

 「機械仕上げ実習」の3週目は旋盤やホブ盤で加工を行った歯車文鎮の表面を加工しました。

 歯車文鎮


 下図の工作機械は平面研削盤と呼ばれ、砥石で金なめ滑らか滑らかに加工するものです。


 平面研削盤

 始めて使用する工作機械であったため、不慣れな様子もありましたが、落ち着いて作業を行うことができました。

次回投稿は10/5に生産機械科2年生の実習の様子をご紹介いたします。

生産機械科1年 「旋盤実習」 4週目

生産機械科工業技術基礎紹介

本日は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「旋盤実習」4週目の様子をご紹介します。

 「旋盤実習」の後半では引っ張り試験を行うための4号試験片を製作していきます。4週目となる今回は前半の実習の復習から始まります。


   製作する4号試験片の図面

      

復習をしながら4号試験片の製作を進めていきます。前半の最後で学んだ自動送りも今回は最初から使用していきます。削る材料はSS400(一般構造用圧延鋼)と呼ばれる鋼材を使用します。


     今回使用する材料

     自動送りで削った様子

 このあと、4号試験片の特徴であるくびれをつける作業に入っていきます。

次回投稿は10/4に生産機械科3年生の実習の様子を紹介いたします。