校長室便り

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【高校】祝!関東新人陸上競技大会「男子200m」優勝

10月22日(土)・23日(日)、神奈川県「相模原ギオンスタジアム」で行われた「第26回 関東高等学校選抜 新人陸上競技選手権大会」で、高校1年3組若菜敬君が「男子200m」で堂々の優勝を果たしました。おめでとうございます。

表彰台の真ん中に立つ若菜君

 

10月28日(金)の昼休み、若菜君が、関東大会等の報告に来てくれました。

大会1日目(22日)、「男子100m」に出場し、会心の走りで自己ベスト10秒82をマークしました。しかし、わずか0.003秒差で9位となり、決勝に進出することが出来ませんでした。とても悔しい思いがしたそうです。

大会2日目(23日)、「男子100m」での悔しさをバネに「男子200m」を走りました。予選2位通過で、決勝に進みました。気温25℃で走りやすく、若菜君のコンディションも良かったので、顧問の川田先生から「決勝ではタイムが出るぞ」と言われていたそうです。

電光掲示板に若菜君の名前が映し出されています(下の写真)。そして、決勝のレースがスタートしました。

若菜君は、先頭を争っています(緑のユニフォーム)

どんどん加速し、トップに躍り出ました。

ぶっちぎりの1位で優勝しました。21秒34で自己新記録をたたき出しました。

おめでとうございます!

 

次の目標は、

佐野高校陸上競技部の歴代記録(21秒20)を超えること

来年のインターハイで、決勝のレースを走ること

以上の2点を上げてくれました。

若菜君なら、できると思いました。

頑張ってください。応援しています。

 

 

【高校】「続・キッチンカーフェスティバル」大盛況!

10月28日(金)JR足利駅北口広場で、高校生が企画運営する「続・キッチンカーフェスティバル」が開催されました。この企画のチームリーダーは、高校2年2組清水健成君です。普段は閑散としている駅前広場は、JR足利駅を利用する高校生たちの熱気に包まれていました。15:30~19:30の時間帯、高校生たちの夢が花開きました。

この企画を立ち上げた「アシモリ隊」の清水健成君と坂田公希君

 

「続・キッチンカーフェスティバル」は、足利を盛り上げようと集まった「アシモリ隊」の高校生だけで、企画・運営されました。会場には、不思議なくらい大人の姿は見かけません。写真を撮影した瞬間だけでも、百人以上の高校生たちが、キッチンカーの前に長い列を作っていました。

 

今日は、松井先生と2人で、会場を訪れました。

「菊ちゃんラーメン」のキッチンカーで、ラーメンと餃子を買って食べました。

佐野ラーメンとは違いますが、屋台で食べるラーメンには格別のおいしさがありました。

佐野高校の生徒たちも、このイベントの事を知り、大勢来てくれました。清水君たちに声をかけていました。

清水君は「誰も来なかったらどうしようと思っていましたが、まさかここまでたくさんのお客さんが来てくれるとは!嬉しいです。」と喜んでいました。

 

足利駅の敷地内には、「アシモリ隊」の活動拠点である「アイダッコ」というスペースがあります。

普段は、電車を待つ高校生の自習などにも使われています。

今回の「続・キッチンカーフェスティバル」のチラシもここで配布されていました。

「高校生が放課後の駅前でどんなものを食べたいか」アンケート調査を行い、出店するキッチンカーを選定し、オーナーと交渉することなども、高校生だけで行いました。

 

今日は、この「アイダッコ」を運営している足利市の地域創生課のスタッフも多数、応援に駆けつけていました。応援と言っても、手を出すわけではなく、ただ、見守っているだけです。しかし、まちづくりを進める大人の先輩たちから学びながら一緒に活動する、絶妙な「距離感」から、お互いに信頼し合っていることを感じました。

このような活動が、さらに広がるといいなと思いました。

「続・キッチンカーフェスティバル」大盛況(大成功)おめでとうございます。

そして、お疲れさまでした。

【中高】全国大会入賞者の横断幕(第一陣)

10月27日(木)放課後、学校の東側のフェンスに、今年度の全国大会で活躍した生徒の「横断幕」(5枚)が掲示されていました(第一陣)。

 

「横断幕」は本校の同窓会によって、作成していただいています。他校では、全国大会に出場しただけで横断幕が貼られるところもありますが、本校は、全国大会に出場しただけでは「横断幕」は作られません。

全国大会で入賞(8位以上)が条件です。本校で「横断幕」で紹介されるということが、どんなに凄いか、おわかりいただけると思います。

今回の新作「横断幕」(第一陣)に加えて、「国体でのボートの7位入賞」、「中学の全国英語ディベート大会4位入賞」の「横断幕」は、完成次第、掲示いたします(第二陣)。全部で7枚、これだけの枚数になることは、初めてです。皆さんの頑張りが、一般の方にも、目に見える形でお示しできることは、とても嬉しいです。もちろん、全国入賞まで行かなくても、皆さんの様々なチャレンジは、本HPでも、どんどん紹介していきたいと思います。

今回は、歩道沿いで低い位置に貼りましたので、凄く目立ちます。目の前を走っている東武線の電車からも良く見えるそうです。

 

さっそく、以下のような写真も届きました。

これは本人たちが写っています。こんな写真がとれるところもいいと思います。

今後、本人が写っている写真も撮って、紹介したいと思っています。

【中1】1500mタイムトライアル(体育、石井先生)

10月27日(木)7限目、中学1年1・2組の「体育」の授業(石井先生)を見学しました。この時期は、来月の「マラソン・ウォーキング大会」に向けて長距離走を行っており、本時は「1500mタイムトライアル」が行われていました。

長距離走の授業は、以下のような活動計画に基づいて進められています。

つまり、ただ走って終わりではなく、自分の走るペースを知ったり、目標タイムを意識するなど、科学的なトレーニングのもとに、長距離走にチャレンジしています。毎回、ペアになっている生徒同士で、1500m走のラップタイムなどを記録し、目で見える形で、現在の自分の走りを分析しています。また、気づいたこと、工夫した点、よかったことなどを毎時間、ふり返っています。長距離走学習にも、探究学習の手法が取り入れられているところが凄いですね。

自分のラップタイムの変化をグラフ化しています。

授業の最後の振り返りでは、前回よりも記録が伸びた生徒(手を上げている生徒)が大勢いました。

担任の柾木先生や中條先生なども、一緒に走ってくれたりしています。

 

こうしてみると、体育も「サイエンス」だなと、改めて感じました。

「マラソン・ウォーキング大会」が楽しみですね。

 

 

【中1】図形の面積の変わり方を調べる(数学、山田先生・柾木先生)

10月27日(木)6限目、中学1年3組の「数学」(山田先生、柾木先生)の授業を見学しました。「身の回りの問題を関数を使って解決しよう」というテーマのもと、「図形の面積の変わり方を関数で表す」ことにチャレンジしていました。授業は、単元ごとに、出席番号の奇数組(柾木先生)と偶数組(山田先生)に分かれて、少人数授業(グループワーク)を行っています。

山田先生の授業の様子です。生徒たちはわからないところを友達や先生に質問しています。

すごく難しい、という生徒もいれば、数学は得意!、という生徒もいます。わからないところを教えたり、教わったりすることで、理解が深まり、身についていきます。

得意な生徒は、どんどん教えてくれています。また、自分のペースでもくもくと問題を解いている生徒もいます。自分に合った勉強の進め方がだんだんと身についてきているようです。

今日は何を学び、何ができるようになったか、そして、どこが分からなかったかを、毎回「振り返りシート」に記入して提出します。みなさん、きっちりと書いていますね。

 

こちらは、柾木先生の奇数組です。授業は、山田先生の偶数組とまったく同じ進度で進んでいきます。

振り返りシートに書ききれない場合は、付箋を貼って質問などをする生徒もいます。先生からは、必ず、回答がコメントされていたり、直接、質問に答えてくれたりしています。

生徒同士でワイワイと話し合いながら、みんなができるようになっていくところが素晴らしいと思いました。

【中2】刺激に反応する時間の測定(理科、菊地先生)

10月26日(水)5限目、中学2年3組の「理科」の授業(菊地先生)の一部を見学しました。本時は、生物分野の「刺激を伝えたり反応したりするしくみ」の導入で、刺激を受け取ってから反応するまでにかかる時間を測定しました。

 

反応時間を測定する方法は以下のとおりです。まず、生徒たちが手をつないで一列になります。端の一人がストップウォッチを押すと同時に、隣の生徒と繋いだ手を握ります。その刺激を感じた生徒が隣の人の手を握ります。これを順繰りに続けていき、列の最後の生徒の手が握られた瞬間に「はい!」と声を出し、それを聞いてストップウォッチを止めます。ここまでで何秒かかったかを計測し、それを人数で割ると、手を握られるという刺激を受けてから握り返すまでに要した時間が求められます。

授業では、男女別に横一列になって実験しました。

 

始めは練習をしますが、握られた手をまた握り返して、刺激が逆方向に伝わってしまうケースも出てきたりして、とても楽しい雰囲気で実験が行われました。

 

最初は、5秒くらいかかる時もありましたが、慣れてくると、2秒を切ったりしてきました。仮に、15人で2秒かかったとすると、一人あたりが反応に要した時間の平均は、0.13秒ということになります。このように、ある程度の人数で計測し、何回かの平均をとることで、より正確な数値が得られます。この0.13秒の中では、「手が握られた刺激が神経細胞を伝わって脳に到達し、脳からの、反対側の手を握る、という命令が神経細胞を伝わり、それを受けた手の平の筋肉が収縮する」まで道のりを電気信号が駆け巡っています。

簡単な実験ですが、この実験で何を測定しているのか、それを考えることは、これからの学習の大きな動機付けになると思います。楽しい実験が、興味関心、そして深い理解につながるよう、頑張って欲しいと思います。

【中3】卒業アルバム集合写真撮影

10月26日(水)昼休み、中庭で「卒業アルバム用の学年集合写真」の撮影がありました。岩佐写真館さんが、管理棟3階の窓から撮影しました。

昼休みの短時間でしたが、いろいろなポーズを取ったり、ジャンプしたりして撮影しました。

太陽がまぶしかったですが、みんなノリノリでポーズをとっていました。

どんな写真が撮れているのか、楽しみですね。

【中学】栃木県学校音楽祭中央祭

10月25日(火)、宇都宮市文化会館で「第50回 栃木県学校音楽祭中央祭」が開催されました。附属中の吹奏楽部は、佐野市の代表として出場しました。中学3年生にとって最後の大会となりました。

曲目は交響詩曲「西遊記」。今まで聞いたことがないような素晴らしい演奏を聞かせてくれました。

 

 

本校の演奏時刻は14時10分頃なので、午前中に最後の音出しを行い、楽器をトラックに積み込みました。

重い打楽器はみんなで協力してトラックの荷台に積み込みます。

打楽器の台などは、通称「棺桶」と呼ばれる黒い箱に入れて運びます。

1時間くらいかかって、積み込みが終わりました。

生徒たちの表情は明るかったです。ピりピりとした緊張感はあまり感じませんでした。「やることはやった」練習に裏付けられた自信のようなものを感じました。

学校音楽祭は、夏休みに行われたコンクールとは異なり、金賞、銀賞、銅賞などの順位付けはありません。その分、自分たちの力を出し切ることが出来たか、音楽を楽しむことが出来たか、などを目標にしているように感じました。

会場では写真撮影はできませんでしたが、2Fの保護者席の最前列で演奏を聞きました。

小林先生をはじめとして、そこにいることを多くの生徒が気づいていたそうです。そうとは知らずに聞いていました。

さて、本校の演奏の感想ですが、最初の一音から、今まで聞いていた佐附中の音とはまるで違っていました。佐野市の大会でも同じ曲を演奏していましたが、まるで別の曲のように聞こえました。力強さと伸びやかさがうまく合わさり、聞いていて心地よい緊張感が、最後の一音まで続いていました。小林先生の指揮にピッタリと合った音が出ており、「これぞ音楽」という満ち足りた空間がありました。生徒たちも、上手く吹こうとか、失敗しないようにしよう、という感じではなく、練習した成果をそのまま出すことに専念している感じでした。ここまでできれば、言うことはありません。このような素晴らしい演奏で3年生の最後の演奏会を締めくくることが出来て、本当に良かったと思いました。

 

演奏会終了後の集合写真です。

 

ここからは、学年別です。3年生は6名で頑張りました。この少人数で、よく部を引っ張ってきてくれました。お疲れさまでした。

 

2年生です。明日からは、2年生が吹奏楽部のリーダーになります。頑張ってください。

 

そして1年生です。これからが本番ですので、こちらも頑張ってください。

 

皆、満足して会場を後にします。

 

小林先生から、今日の演奏についてお話がありました。最後の数日の練習で「みんなが、音楽が何なのかをわかってきたことを感じた」といった内容でした。おそらく最高の誉め言葉ではないかと思いました。

素晴らしい締めくくりでしたね。

 

左から、副部長の今井里歩さん、部長の尾花彩葉さん、右端が、新部長の田名網梨花さんです。

最後に、3人からのコメントです。

 

尾花部長「最後の大会を一番いい形で終わることが出来て、本当に良かったです。ここまで支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。」

今井副部長「この曲は半年間かけて仕上げてきました。今日はこの半年間の集大成という気持ちで演奏しました。その気持ちを形にすることが出来て嬉しいです。今後も、吹奏楽部を応援してください。ありがとうございました。」

田名網新部長「先輩たちが築いてきたものを引き継いでいきます。私たちも、今日のような演奏ができるように頑張ります。」

 

*今日が素晴らしい一日になったことを嬉しく思います。

明日から、新体制での練習、頑張ってください。応援しています。

 

身近な風景 ~秋の「みかも山」

10月23日(日)午後、「みかも山」の登山道やハイキングコースから、秋の風景を楽しみました。

三毳神社から関東平野が一望できます。

 

三毳山公園の東口駐車場付近では、少しずつ、色付き始めています。

 

コスモス畑が満開でした。

 

東口駐車場付近の公園では、サザンカの花が咲いており、花の周りをハチのような昆虫が飛びまわっていました。

しかし、よく見ると、ハチではなく、「オオスカシバ」という蛾の仲間で、「ハチドリ」のようにホバリングしながら、花の蜜を吸っていました。実際に「オオスカシバ」が、花の蜜を吸っているところを見たのは初めてでした。

 

*三毳山の周遊コースは、約7kmのコースですが、季節ごとに発見があります。今日は「オオスカシバ」で出合えたことが、一番の収穫でした。

【高1】佐野市民文化祭邦舞部門

10月23日(日)佐野市文化会館小ホールで「第16回佐野市民文化祭邦舞部門」が開催されました。高校1年3組相田潤乃さんが舞う歌謡舞踏「十五夜ばやし」を見学しました。若柳双潤(相田さん)と若柳八重さんの二人が、十五夜のウサギに扮した舞踊です。

左が若柳八重さん、右が若柳双潤さん(相田さん)です。

「日本舞踊」と聞くと、なんとなく堅苦しいイメージがありましたが、歌謡曲に合わせて振りを付けて舞っているので、とても親しみを感じました。2匹のウサギが、十五夜にうかれて踊ったり、餅をつく様子をうまく表現しており、見ていると、本当にウサギのように見えてきたのが不思議でした。二人が繰り返し練習して身に付けた芸に魅了されました。見ている観客を楽しませ、堂々と舞い切った姿に感動しました。

 

歌謡舞踊「十五夜ばやし」終了後、佐野ケーブルテレビのインタビューを受けていました。

左が、若柳双潤(相田さん)、右が若柳八重さんです。

(若柳八重さんにも、本校HP掲載の許可をいただきました)

【高校】全国ラグビー大会栃木県予選(1回戦)

10月22日(土)國學院大學栃木高校ラグビー場で、「第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会栃木県予選」1回戦が行われました。本校は、足利大学附属高校との合同チームで、宇都宮工業高校と対戦しました。接戦の末、敗退しましたが、最後まで諦めないという本校の持ち味を見せてくれました。これで、3年生は引退となりました。お疲れさまでした。

最後まで頑張った3年生のメンバー

 

 

対戦相手の宇都宮工業高校は、佐野高校、足利大学付属高校といつも一緒に練習したり、合同チームを組んだりしている気心の知れた仲間同士でもありました。お互いに手の内を知り尽くしているだけに、やりにくさや戸惑いもあったかもしれません。しかし、試合は試合ですので、勝つために、足利大学附属高校のラグビー部員と、何度も合同練習を重ねてきました。

赤いユニフォームが合同チームで、白い短パンを履いているのが佐野高校です。

 

以下、佐野高校生の活躍を紹介します。

 

何度も素晴らしいトライを見せてくれました。(以下はその連続写真です)

そして、キックも決めてくれました。

 

再びトライです。

 

 

以下もトライの瞬間の連続写真です。

 

前半の終盤から後半にかけて立て続けにトライを決め、怒涛の追い上げを見せましたが、前半の失点が響き、力尽きて惜敗しました。

 

試合終了後、合同チームのミーティングが行われました。

続いて、学校ごとのミーティングが行われました。

コーチの松島先生からのあたたかい言葉がありました。

顧問の川俣先生からも、ねぎらいの言葉がありました。石井先生の下でラグビーがやれたこと、そして、ご両親を初めとして、いろいろな方の支えがあって、初めてこの日が迎えられたことを感謝しよう、という言葉に、生徒たちも頷いていました。

最後に、石井監督から、今日の試合に関する振り返りや思いが話された後、みんなとここまで一緒にラグビーをやってきて、この試合ができたことを誇りに思っていること、そしてみんなもこのことを誇りに思って欲しい、という言葉が贈られました。

 

最後に、3年生、一人一人と握手を交わし、これまでの頑張りをねぎらってくれました。

 

最後の記念撮影では、みんなの笑顔が見れて良かったです。

3年生は、それぞれ、次のステップ(大学受験)を目指して頑張ってください。応援しています。

 

 

【中学】駅伝でつながった「一本のタスキ」

10月22日(土)に開催された「佐野市駅伝競走大会」の結果については、速報で報告しました。ここでは、出場した選手の頑張りを紹介したいと思います。駅伝には、タスキをつなぐ、という特別な思いが込められています。生徒一人一人が、懸命に「一本のタスキ」をつなぐ姿に、「チーム佐附中」の素晴らしさを改めて感じました。

各選手が、タスキを受け取ってから、次の走者に託すまでを紹介します。 

天気は曇りでしたが、走るにはちょうど良いコンディションでした。紅葉も進んでいました。

 

<女子Aチーム:発走9時30分>

1区:中村ゆきの(3年)

 

2区:大塚心晴(2年)

 

3区:林 優菜(2年)

 

4区:関口紫月(1年)

 

5区:佐山ひなた(3年)

*全員が安定した走りをしており、一つにまとまったチーム力を感じました。よく頑張りました。

 

<男子Aチーム:発走10時40分>

1区:橋本京弥(2年)

 

2区:髙野蒼空(2年)

 

3区:荻原惇綺(2年)

 

4区:川上嗣苑(2年)

 

 5区:西 晃熈(3年)

 

6区:星野正宗(3年)

*見事、準優勝を果たしました。おめでとうございます。正直、想像を絶する速さに、ただただびっくりしました。もともと、力のある生徒たちの頑張りと、短期間でチームをまとめ、パワーを全開させた立澤監督のお力も大きかったと思います。

 

<男子Bチーム:発走10時40分>

1区:河村一(3年)

 

2区:太田睦葵(2年)

 

3区:小林大河(2年)

 

4区:塚田悠生(2年)

 

5区:渡邉佑真(2年)

 

6区:関根淳斗(1年)

*最後まで諦めずに走り切りました。よく頑張りました。

 

 全体を通して、誰一人として諦めず、タスキをつないでくれたことが、素晴らしかったです。「チーム佐附中」の底力を実感しました。選手やこれまで一緒に練習してきた駅伝チームの皆さん、顧問や係員等の関係者、応援に来てくださった保護者の皆様、お疲れさまでした。今日はゆっくり休んでください。

【高1】「佐野市民文化祭邦舞部門」出場

10月20日(木)放課後、高校1年3組相田潤乃さんが、23日に佐野市文化会館小ホールで開催される「第16回 佐野市民文化祭 邦舞部門」に出場することを報告に来てくれました。

当日のプログラムを見せてくれました。

 

 

相田さんは、小学校6年生の時から、知り合いの紹介で、日本舞踊を始めました。今年で5年目になるそうです。

芸名は「若柳双潤(わかやなぎ そうじゅん)」といいます。師匠の若柳緑さんの一門(あおい会)であることを表す「若柳」に、本名の潤乃から「双潤」という名前を自分で考えました。

今回の佐野市民文化祭では、常磐津(ときわず)の「屋敷娘」と、歌謡舞踏の「十五夜ばやし」の2つの演目を披露するそうです。

 

どんな舞なのか、全く想像がつかなかったので、この夏に行われた発表会の写真を見せてもらいました。

歌謡舞踊「十五夜ばやし」です。右上に月(十五夜)が見えます。うさぎに扮した2人が舞っています。

右側が「若柳双潤」だそうです。

手前が「若柳双潤」です。

こちらは、別の演目です。

ばっちり決まっていますね。

1つの演目を人前で披露できるまでには、振りを覚えたりするのが大変で、1年くらいの練習が必要だそうです。ちなみに、普段は、月に1回のペースで習っているそうです。また、学校では、SGクラブの研究班(マレーシアとの交流)とサッカー部のマネージャーもしているなど、いろいろなことにチャレンジしています。

日本舞踊の魅力を尋ねたところ、まず、始めるきっかけが、先生(師匠)と知り合った縁であり、それを大切にしたいことと、「日本舞踊」を通して、自分の別の面を表現できる楽しさ、そして、「日本舞踊」をやっている若手が非常に少ないので、逆にアピールポイントが高い(興味を持ってもらえる)、ということもあげてくれました。

自分をマネジメントしながら、いろいろなことを楽しみ、学んでいくことは、とても素敵だなと思いました。

 

こんな佐高生がいることを知ってもらうため、紹介しました。

明日の日曜日の11時半頃が「若柳双潤」の出番だそうですので、興味を持たれた方は、佐野市文化会館小ホールに足を運んでみてはいかがでしょうか。気軽に見て欲しいとのことでした。

 

*「自分は、こんなチャレンジをしている」という話をぜひ聞かせてください。そのためにも、校長室のドアは、いつも開けています。

 

【高1】さようなら!「ガブリエル君」

10月21日(金)今日が、シチリア島からの留学生「ガブリエル君」が佐高ですごす最後の日となりました。ガブリエル君は、飽くなき好奇心と、抜群のコミュニケーション力、そして、熱いハートで、周囲の心を鷲づかみにし、友達の輪が広がりました。また、世界にはこんな凄い仲間がいることに気付かせてくれました。

芸術鑑賞会終了後、佐野市文化会館のロビーで、1年4組の生徒全員で、最後のお別れをしました。

 

21日の朝の職員打合せで、ガブリエル君は、先生方への感謝の気持ちを伝えてくれました。

(自ら、先生方にご挨拶をしたいと申し出てくれた留学生は、私の知る限り、初めてでした。)

日本語で、しっかりと、今の気持ちを伝えてくれました。先生方の中にも、ガブリエル君のファンは、たくさんいました。(私もその一人です。)

 

今日の午後は、芸術鑑賞会がありました。終了後、1年4組の生徒たちは、ロビーに集まりました。ガブリエル君の親友である呉旭真君が司会をしてくれました。

呉君の目には、最初から涙が溢れていました。

クラス全員から、ガブリエル君へプレゼントを渡しました。

クラス全員で寄せ書きした日本の国旗です。

ガブリエル君からもスピーチがありました。「シチリア島に帰るけど、またみんなに会いたい!」と心からの言葉を伝えてくれました。おそらく、それは何らかの形で実現する、と思いました。

最後に、全員での記念写真を撮りました。

ガブリエル君にとって、1年4組の生徒にとって、かけがえのない数か月だったと思いました。

ガブリエル君は、今週末にもシチリア島に帰るそうです。

さようなら! ガブリエル君。

ありがとう! ガブリエル君。

【高校】全国高校ラグビー大会栃木県予選(合同練習)

10月20日(木)放課後、ラグビーフットボール部は、今週末(22日)から始まる「第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会栃木県予選」の一回戦に向け、練習に熱が入っていました。今回は、佐野高と足利大附属高との合同チームで出場します。足利大附属高の生徒が来校し、チームプレーに磨きをかけていました。

 

6時を過ぎると、かなり暗くなってきました。照明を点けてチームプレーを確認していました。

これまでに、何度も合同練習を行うことで、チームとしてのまとまり、成長したそうです。

*22日(土)は、國學院大學栃木高校のラグビー場で、宇都宮工業高校と対戦します。

是非とも、一回戦を突破してください。応援しています。

【中学】携帯電話等の校内持ち込みの試験運用について

10月20日(木)7限終了後、中学生徒会の主催により、「携帯電話等の校内持ち込みの試験運用」について、生徒会長の丸山君から趣旨説明がありました。これまでに、約1年をかけて、生徒会、先生方、保護者と話し合いを重ねてきた経緯などについて、熱い思いを語ってくれました。その後、生徒指導主事の柾木先生から、補足説明がありました。

選択2教室から、Zoomで各クラスに配信しました。

 

司会は生徒会副会長の小林さんです。

 

生徒会長の丸山君は、この試験運用に至るまでの経緯と趣旨等について、熱く語ってくれました。

各クラスの教室では、皆、真剣に聞いていました。

柾木先生からは、申請書と約束について、詳しい説明がありました。

3年生が修学旅行から帰ってきた11月8日から「申請書」を配布し、試験運用が始まります。中学生は、今日配付したプリントをもとに、各家庭でよく話し合ってください。

 

*今回の取組は、生徒自らが、先生方や保護者の代表(PTA会長、会長代行)と何度も話し合いを重ね、保護者宛の文書や約束の内容を考えて作りました。こうした過程そのものが、大変素晴らしいと思います。

【中学】佐野市中学校駅伝競走「チーム発表」

10月20日(木)放課後、今週の土曜日(22日)に佐野市運動公園で開催される「佐野市中学校駅伝競走大会」のチームのメンバーと走る区間が発表されました。皆、ドキドキしながら聞いていました。

チームのメンバーと走る順番は、陸上競技部顧問の立澤先生から発表がありました。立澤先生は、駅伝等の長距離の専門家で、これまでの生徒の練習の様子を見て、決めました。

 

一人一人、名前が呼ばれ、ゼッケンが手渡されました。生徒たちは、自分が何区を走るのか、ドキドキしながら発表を聞いていました。

 

女子のチームです。女子は5区間12.8km走ります。

9時30分発走です。

 

男子は2チーム出場します。6区間21.82km走ります。

10時40分発走です。

 

*男女とも、今回の大会に参加することに、やる気と意気込みが伝わってきました。ぜひ、練習した成果を発揮してください。応援しています。

 

 

【中学】速報!「佐野市英語スピーチコンテスト」

10月20日(木)、葛生アクトプラザで、「第32回佐野市中学校英語スピーチコンテスト」が開催されました。

本校からは4名が出場し、全員が入賞する快挙を収めました。第Ⅰ部:1年生の小田実希さん「最優秀賞(1位)」、2年生の仲江川千聖さん「優秀賞(2位)」、3年生の島田琉睦君「優秀賞(2位)」、第Ⅱ部(帰国生等):村田桜彩さん「特別賞。おめでとうございます。小田さんと村田さんは、県大会に出場します。

(左から)ALTのクロイ先生、仲江川さん、小田さん、村田さん、島田君、栗原先生

 

第Ⅰ部は、市内11中学校の代表として、各学年11名ずつ参加しました。その中で、3学年とも、1位、2位というのは、本当に素晴らしい結果で、本校生のレベルの高さを改めて感じました。第Ⅱ部(帰国生等)については、参加者は3名で、全員が「特別賞」となりました。

結果発表、緊張の一瞬です。1位から順番に英語で発表がありました。

全員がステージ上で表彰を受けました。

 

4名はALTのクロイ先生によるネイティブチェックを何度も受けながら、完成度を高めました。4名のスピーチを聞いたクロイ先生は、「皆、よくここまで頑張りました。とても上手に出来ていました。」と感激していました。

県大会に出場する小田さんと村田さんは、さらにブラッシュアップして頑張ってください。応援しています。

 

【中1】「理科」の授業見学(中村先生)

10月18日(火)4限目、中学1年2組の「理科」の授業(中村先生、最後の15分間)を見学しました。

今日は、化学分野で、「かたくり粉、三温糖、水の混合物から、かたくり粉をとり出そう」という実験を行いました。

 

今日の実験では、ろ過の方法を学び、実際に、かたくり粉を取り出します。

今は、こんな便利な道具が使われています。

溶ける物質として、「砂糖」がよく使われていますが、ここでは「三温糖」という色のついた糖を使っています。「三温糖」には、褐色の色が付いていますので、溶けていることが色でわかるメリットがあります。

ちなみに、「三温糖」は、糖液を繰り返し煮詰めて、結晶として取り出した日本特有の砂糖です。 加熱することにより カラメル 色(黄褐色)をしていますが、「上白糖」と同じ、不純物の無い精製糖です。

生徒たちは、なぜ、三温糖だけが「ろ過」されたのか、を考え、班の中で話し合いました。

ノートのとり方も一人一人、わかりやすく工夫されていました。

生徒たちに聞いてみたら、「実験は楽しい!」と満場一致で答えてくれました。

次の理科の時間は、「ろ過」した「ろ液」から、三温糖を取り出す実験を行います。

これも楽しそうですね。

【高3】栃木県学生音楽コンクール「銅賞」

10月17日(月)放課後、高校3年3組千竃康一郎君が、「第45回 栃木県学生音楽コンクール」(10月15日開催、宇短大「須賀友正記念ホール」)に参加した報告に来てくれました。

ラフマニノフの「鐘」を演奏しました。

 

千竃君は、小学1年生からピアノを習っていました。附属中での「校内合唱コンクール」のピアノ伴奏を3年間担当し、中2の時は卒業式での合唱「大地礼賛」の伴奏も務めました。

千竃君にとって、歴史と伝統のある「栃木県学生音楽コンクール」への参加は、大きな目標でもありましたが、満を持して応募した中3の時は「台風19号」の当日と重なり中止、高1と高2は「新型コロナ」の影響で開催されませんでした。

そして、受験勉強に専念するため、高2の冬でピアノのレッスンは止めていました。

今回の「栃木県学生音楽コンクール」参加は、高3の千竃君にとって、大きな決断だったと思います。高校生のピアノ部門の参加者は32名いましたが、そのうち、高3はたった4人しかいなかったそうです。千竃君は、将来音楽を専門にするわけではありません。おそらく、これまでやり残していたことにあえて挑戦することで、新たな一歩を踏み出したい、という決意があったのではないかと思いました。高1の頃から練習していた、ラフマニノフの「鐘」の封印を解くのに、時間はかかりませんでした。

この曲は、重低音を力強く響かせることがポイントだそうですが、自分の中に渦巻く思いをピアノの力強い音に託し、解き放つことができた、と語ってくれました。

緊張もしたし、ミスもあったそうですが、両親に見守られながら、満足感、やり切った気持ちを感じたそうです。

「銅賞」は、コンクールに参加した人に与えられる賞ではありますが、千竃君にとっては、いままでの「ピアノ人生」に区切りをつけた証として、特別な価値のあるものと思いました。私も、千竃君の報告を聞くことで、その証人の一人になれたような気がしています。

次の一歩を踏み出すことを応援しています。受験頑張ってください。

【高校】国体ボランティア参加証明書の交付

10月17日(月)昼休み、「とちぎ国体」で、ボート競技のボランティアで協力してくれた生徒43名に、ボート協会から感謝の気持ちとして「ボランティア参加証明書」が交付されました。

ボート協会を代表して、戸田先生から一人一人に手渡されました。

 

ボランティアとしてボート競技大会を運営した「ボート部の1年生たち」にも、交付されました。

 

【中学】福祉委員会「ワクチンキャップ運動」

10月17日(月)放課後、中学の「福祉委員会」の取組として、この1年間で集めたペットボトルのキャップを佐野市社会福祉協議会の担当者に引き渡しました。ペットボトルのキャップはリサイクルされ、その益金がワクチン購入費として「認定NPO法人  世界の子どもにワクチンを 日本委員会」へ寄付されます。

集めた7袋分のキャップは、小児まひ用のポリオワクチン約32人分の寄付金となります。

 

1日4,000人、時間にして20秒に1人の赤ちゃんや子どもが、ワクチンがないために命を落としていると言われています。

皆さんが集めたキャップは、捨ててしまえばゴミに過ぎませんが、32人分のワクチンとなり、確実に命を救うことが出来ます。ご協力ありがとうございます。

「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを   日本委員会」 → https://www.jcv-jp.org/activity

 

身近な風景 ~みかもハーブ園

10月16日(日)、三毳山の西側にある「みかもハーブ園」では、ちょうど見頃を迎えたハーブの花々がきれいに咲いていました。

 

 

 

 

「みかもハーブ園」は 三毳山の周遊コースにあり、普段は通り過ぎてしまうことが多いのです。しかし、今日は思わず足を止めてしまいました。

【高2】「あしもり隊」活動報告

10月14日(金)放課後、高校2年2組の清水健成君が、「あしもり隊」の活動報告に来てくれました。「あしもり隊」は、「あしかがを盛り上げたい」高校生のグループです。清水君は「続・キッチンカーフェスティバル2022チーム」のリーダーとして、10月28日(金)に、JR足利駅北口駅前広場で、5つのキッチンカーを集めて、足利を盛り上げるプロジェクトを進めています。

完成したポスターを持って、報告に来てくれました。

 

あしもり隊」は、今年度は、足利市内の5つの高校(足利清風高、足利工業高、白鴎足利高、足利短期大学付属高、足利大学附属高)と佐野高校の生徒たち(計20名)によって、足利市を盛り上げるための様々な活動に取り組んでいます。足利市地域創生課の協力の下、JR足利駅構内の施設「Aidacco」を活動場所に、月1回くらいのペースで集まっているそうです。

あしもり隊」は、いくつかのチームに分かれて活動しています。清水健成君は「続・キッチンカーフェスティバル2022チーム」のリーダーとして、プロジェクトを統括し、広報活動などに取り組んでいます。佐野高校からは、清水君だけでなく、数名が参加しており、他のチームのリーダーもいます。(以下に紹介する写真は、あしもり隊のツイッターやHP等で公開されているものを引用しました。)

続 キッチンカーフェスティバル2022」は、昨年度初めて実施した企画の第2弾です。

JR足利駅を利用する乗客の8割が高校生であることから、「足利駅を利用する高校生」をターゲットにしました。高校生が放課後、食べたいと思う食品を把握するため、8月下旬から9月上旬にかけて、メンバーが所属する高校やJR足利駅を利用する高校生にアンケート調査を実施したそうです。

集まったアンケートの数は、約5000件。全員で手作業で集計作業を行いました。

この集計結果をもとに、出店する「キッチンカー」を決めたそうです。

出店:唐揚げ専門店からりん(唐揚げ)
   菊ちゃん屋台ラーメン(ラーメン)
   crape mele(クレープ)
   ケバブびより(ケバブ)
   ねこにレモン(レモネード)       (50音順)

生徒自らが、キッチンカーのオーナーへの交渉を行いました。

 

10月5日には、CRT栃木放送「とちぎふるさとネットワーク」に出演しました!

CRT栃木放送からの電話取材を受けている清水君。

 

10月11日には、ポスターが完成し、それを配布したり、貼ってもらったりする作業をおこないました。

JR足利駅を利用している生徒の皆さんは、ぜひ、10月28日(金)「JR足利駅北口駅前広場」に注目してください。

【中学】佐野市中学校新人体育大会の風景②

10月14日(金)・15日(土)、「佐野市中学校新人体育大会」が開催されました。女子バレーボール男子バスケットボール陸上競技男子卓球の各競技を応援に行きました。(野球は時間が合わず、応援には行けませんでした。)

 

<女子バレーボール>

女子バレーボールは、1日目の予選リーグ(Cブロック)で2勝し、Cブロック1位となりました。2日目の決勝トーナメントで1勝し、初の3位入賞を果たしました。良かったですね。

 

<男子バスケットボール>

試合は惜敗しましたが、一生懸命さが伝わってきました。次の目標に向かって、頑張ってください。

 

<陸上競技>

たまたまテントにいた生徒たちです。

ほんの一瞬しか競技は見ることはできませんでしたが、多くの生徒が県大会出場を果たしました。

 

<男子卓球>

個人戦で県大会出場を果たしました。団体戦では一歩及びませんでしたが、よく頑張りました。

【中学】佐野市中学校新人体育大会の風景①

10月14日(金)・15日(土)、「佐野市中学校新人体育大会」が開催されました。各競技の結果については、報告の通りですが、それぞれの競技会場での一コマを紹介します。私はサッカーの専門部長なので、主にサッカーの会場にいて、合間を縫って、他の競技の応援に行きました。

サッカーでは、佐附中から3名(長尾君、小林君、渡辺君)が、城東中との合同チームで出場しました。

 

1日目の予選(Bブロック)は、1勝1敗で2位通過しました。

2日目は、AB両ブロックの2位同士の対戦がありました。(惜敗)

1年生の渡辺(背番号2)君は、この半年で大きく成長しました。力強いプレーが随所に見られました。

2年生の小林君(背番号8)は、合同チームの要として、ゲームを作りました。

1年生の長尾君(GK、背番号15)は、ファインセーブで何度もピンチを救いました。

 

*今回は3名の出場でしたが、それぞれ持ち味を発揮し、佐附中の存在感を示してくれました。

【中学】校内合唱コンクールの舞台裏

10月12日(水)、佐野市文化会館で「第15回 校内合唱コンクール」が行われました。各クラスの合唱については、教頭先生がアップしてくださったので、私からは、合唱コンクールを陰で支えてくれた「実行委員会」(18名)・生徒会本部役員」(8名)計26名の頑張りを紹介します。

合唱コンクール終了後、実行委員と生徒会本部役員(計26名)が紹介され、実行委員長が挨拶をしました。

 

実行委員と生徒会本部役員は、学校8時30分発の第一陣のバスに乗り、9時前から準備に入りました。

まずは、ステージに掲げる看板づくりから始めました。

真っすぐになるように貼るのは、意外と難しい作業です。

裏から、布を画鋲で止め、たるまないようにしています。

 

次は、ステージ上の足場を作りました。

かなりの重さの台座を4人がかりで運びます。人が乗っても壊れないよう、頑丈に作られています。

ステージ上で、組み立てていきます。

2段目の足場の高さを調節する台座を運んでいます。

最後に、3段目となる板をステージ上に置けば完成です。

台座同士を金具で固定します。

完成した足場の上に、生徒の立ち位置の目印となるテープを張っていきます。

これで、足場関係は完璧です。

 

2階の保護者席に、1つおきに「使用不可」のバツ印が印刷された紙を貼っていきます。

 

各クラスの曲目を書いた紙を設置しています。

 

これで、一通りの準備は終了しました。これから、いよいよ本番が始まります。実行委員や生徒会本部役員は、司会やアナウンスなど、表舞台でも活躍します。緊張した面持ちで、出番を待っています。

司会を担当しています。

開会式直前の打ち合わせです。

こうして、合唱コンクールが始まりました。

ここから先は、合唱コンクールの本編をご覧ください。

 

合唱コンクールは、大成功の裡に終わりました。

最後に、実行委員長の田所桜空さんが、素晴らしいスピーチで締めくくってくれました。

会場からも大きな拍手が送られました。

舞台袖に戻った後、高木先生、安藤先生から、「大成功だったね」というねぎらいの言葉がかけられました。

本当に素晴らしい「合唱コンクール」でした。

舞台裏、そして表舞台も支えてくれた実行委員会と生徒会本部役員の皆さん、お疲れさまでした。

 

【中学】「トリプルSプロジェクト」中間発表(その3)

10月11日(火)放課後、中学2年3組の池田清子さんと小泉凛央さんが、再び、校長室に来てくれました。二人は、小学生を対象としたSDGsについて楽しく学んでもらえるような「ゲーム」を開発しています。「知る、主体的、サステナブル」をキーワードとする「トリプルSプロジェクト」を一緒に進める仲間を募ったところ、33名のサポートメンバーが集まったそうです。佐野小学校6年生全員に対して、授業をさせていただけることになり、それに向けて、ゲームの事前シュミレーション佐野小学校の担当の先生との打ち合わせなど、今後の予定などについて、報告してくれました。だんだんと具体的になってきました。頼もしい中学生たちです。

【高校】サッカー選手権栃木大会「2回戦」突破!

10月10日(祝)、リアンビレッジ矢板(とちぎフットボールセンター)で、「2022年度 全国高校サッカー選手権栃木大会」の2回戦が行われました。本校チームは「上三川高校」と対戦し、4対2で勝利しました。3回戦は、10月15日(土)、真岡市総合運動公園で、「真岡高校」と対戦します。

「とちテレ」スポーツで、上記試合を現在配信中です。 https://youtu.be/UXv7VXb1uOk

「佐野高校サッカー部」の紹介動画もアップされています。 → https://youtu.be/ET8G0tShBUY

【中学】明日は「合唱コンクール」

10月11日(火)、明日12日(水)は「第15回 校内合唱コンクール」です。放課後は、コンクール前日の最後の練習に取り組んでいました。

 

合唱コンクールは、当初の予定では9月22日(木)でしたが、10月12日(水)に延期になっていました。

その間、中間テストがあったため、17日程度のブランクが入り、10月7日(金)に練習が再開されました。

そのため、生徒たちは、10月7日(金)と、三連休をはさんでの、10月11日(火)の2日間で、なんとか仕上げてきました。

もちろん、十分な練習ができた、とは言えませんが、今日の練習では、それぞれのクラスで一生懸命に取り組んでいる姿を見ることが出来ました。明日のコンクールでは、全力を出し切ってください! 楽しみにしています。

 

以下は、今日の放課後の練習風景です。(練習場所は、全クラスが音楽室や体育館を公平に使えるよう、あらかじめローテーションが組まれていました。今日はそのローテーションに基づく場所で、練習をしていました。)

3-1

 

3-2

 

3-3

 

2-1

 

2-2

 

2-3

 

1-1

 

1-2

 

1-3

 

 

 

身近な風景 ~国立科学博物館 特別展「毒」

10月10日(祝)14時~16時、栃木県立博物館で、栃木県版RDB(レッドデータブック)に関する「両生爬虫類部会」がありました。委員の一人である「国立科学博物館」の吉川夏彦先生(宇都宮市出身)から、11月1日から始まる特別展「毒」のリーフレットをいただきました。吉川先生は、高校時代からサンショウウオについて興味をもち、京都大学で学んだ後、数年前から「国立科学博物館」の脊椎動物研究グループ研究員として勤務されています。サンショウウオ類の分類等がご専門と聞いています。

吉川先生は、特別展「毒」の監修者の一人です。なんだかとっても面白そうなイベントです。

*国立科学博物館 特別展「毒」(オフィシャルHP)→ https://www.dokuten.jp/index.html

身近な風景 ~県立博物館「開館40周年記念特別企画展」

10月10日(祝)12時~、県立博物館の開館40周年記念特別企画展鑑真和上と下野薬師寺」を見学しました。

県立博物館の人文部門が総力を挙げた、壮大な規模の企画展に圧倒されました。素晴らしい展示内容で、会場は大勢の見学者で賑わっていました。なお、この企画展は、2年前まで本校教諭だった島田佐智夫主任研究員が考古部門で監修しています。(当日は不在で、お会いすることはできませんでした。)今月いっぱいの企画展ですので、ぜひ、行ってみてください。

島田先生がいらっしゃれば、島田先生の写真を掲載する予定でしたが、「みーたん」でお許しください。

企画展特設ページ → http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/kikaku/20220917ganjin/index.html

 

企画展の入り口です。中は写真撮影禁止ですので、ここまでです。

 

島田先生が寄稿した記事が下野新聞(10月9日付け)に掲載されていましたので、紹介します。

(本人の了解を得て、本HPに掲載します。なお、寄稿記事については、下野新聞に著作権がないため、著作者本人の了解が得られれば、掲載することが可能です。)

県立博物館 島田先生(下野R4.10.9).pdf

【中1】「日本一面白い学校にする方法」とは?(総合・宍戸先生)

10月4日(火)7限目、中学1年2組の「総合的な学習の時間」の授業(宍戸先生)を見学しました。中学1年生は「教育と探求社」によるアクティブ・ラーニング型社会課題探究プログラム「ソーシャルチェンジ」に取り組んでいます。今回のテーマは「日本一面白い学校にする方法」でした。班ごとに自分たちが考えたアイディアを発表しました。

 

ソーシャルチェンジ」は、困っている人を助けて、笑顔にする企画を考えるプログラムです。
生徒は、自ら見つけた社会課題に当事者として向き合い、その解決方法をチームで考え、企画にまとめ、プレゼンテーションをします。社会の一員としての自分の役割を認識し自ら動き出せる主体性、閉塞感のある世の中に新たな価値を生み出す創造性、一人ではできないことを周りの人を巻き込んで実現していく、協働する力を育みます。(以上、教育と探求社」のHPより引用しました)

今回は、「日本一面白い学校にする方法」を提案するという企画ですが、まず、それぞれが日常の学校生活で、こうだったらいいのに、というアイディアを付箋にどんどん書いていきます。その際に、自分の意見や他人の意見を否定しないことがルールで、とにかく何でも言ってみることが重要です。同じような考えやなるほど、と共感するアイディアをもとに、班としての考えをまとめます。(この作業はすでに終了しています。)

次の段階として、各班のアイディアをより具体的、説得力のあるものに磨いていきました。そのために3枚のシートに整理していきます。シート①で、班が決めたアイディアを説明します。シート②で、その実現のためにはどんな課題があるかを考えます。シート③では、このアイディアのメリット(学校がどう変わっていくか)を説明します。

 

このクラスでは、全部で9班作られており、各班3分程度で、自分たちのアイディアを発表しました。

生徒はその発表を聞いて、各班の発表のどんなところが良かったかを、すごい奇抜、予想外、新しい、珍しい)、なるほど納得、つじつまが合う、具体的、賛成したい)などの観点から、お互いに評価してきます。

「試験のない学校にする」「自由に授業を選択できる学校にする」「いろいろなイベントを開催する」など、自由な発想から発表がありました。

 

このプログラムには、以下のような特徴があります。(「教育と探求社」のHPをもとに紹介)

①生徒自身が社会課題を見つけて取り組む

 興味をくすぐる問い、発言しやすい場づくりの仕掛けによって、もっと知りたいもっと取り組みたいという感情が起こり、学ぶ意欲を引き出します。生徒たちは自然と社会に関心を持ち、自分の力で社会課題を見つけ、当事者意識を持ってその課題に取り組みます。

 

②自分自身を認め、自信を持つようになる

 「まずやってみる、やってみたらできた、できたからもっとやりたい」この3つのステップを、繰り返し体験します。安心・安全な学びの場で挑戦し、失敗を経験する。失敗から学んで成功体験を積み、新たな挑戦に向かう。そのなかで生徒の自己肯定感と自信を高めます。

 

③実社会で使えるコミュニケーション力が伸びる

 一人では解決することが難しい課題に、クラスメイトと共に取り組みます。ふとしたアイディアや心から湧き上がる本音を自分の言葉で話し異なる考えや意見を取り入れ力を合わせてより良い企画をつくりあげる。そんな体験のなかで、実社会で本当に活用できるコミュニケーション力が育ちます。

 

*このように、中学1年生では、発言しやすい場を作り、自由に自分の考えを話し、認められることを通して、自己肯定感や自信を高めることを重視しています。その中で、課題を発見したり、力を合わせてより良い企画をつくりあげることができれば、大きな成長につながると考えています。

*「教育と探求社」によるプログラムは、昨年度、中学2年生から導入し、今年度は、中学1年生から3年生までの全学年で、計画的・継続的に実施しています。中1(ソーシャルチェンジ)、中2(コーポレートアクセス)、中3(スモールスタート)の3つのプログラムです。学校としても大きな手ごたえを感じています。もちろん、本県では初の取組です。これからも、一歩先行く佐附中として、先進的に取り組んでいきたいと考えています。

【高校】国体(陸上競技:予選・準決勝)

10月7日(金)、高校1年4組若菜敬君が出場する少年男子B「100m」の予選が行われました。若菜君は、見事、2着で通過し、準決勝に進みました。予選・準決勝ともに、持てる力を発揮してくれました。

右端(2着)が若菜君です

11時から、少年男子B「100m」予選が始まりました。各組8名ずつで6組、48名が出場します。若菜君は5組で出場します。

大画面の電光掲示板に写し出されています。

いよいよスタートします。

手前から二番目が若菜君です。

最初は5番目くらいを走っています。

あっという間に加速し、先頭付近に躍り出ました。

ほぼ先頭と一緒でフィニッシュしました。圧巻の走りに、見ていてガッツポーズでした。

電光掲示板で、リプレイされてます。

その間に、結果が出そろいました。若菜君は2着。6つの組の上位3名とタイム順で6名、計24名が準決勝に進めますので、この時点で準決勝進出を決めました。おめでとうございます。

 

 さて、次は準決勝です。準決勝は13時30分スタートです。それまでの2時間はひたすら待たなければなりません。しかも、外は大雨で風も強く、気温も11月下旬並みです。カンセキスタジアムを出て、昼食がとれるエリアに移動しました。ここでは、数々の食品の出店が連なっていましたが、「佐野ラーメン」がダントツの一番人気でした。寒い中、温かいラーメンをすすりたいと思う人がたくさんいました。「佐野ラーメン」だけが出店していました。県外の方にも、佐野ラーメンのおいしさが伝わったことと思います。

出店で買ったものは、屋根のある食事ができるスペースで食べることができます。雨風をしのげるこの場所で、1時間ほど時間をつぶしました。全国各地の人たちが集まってました。もし天気が良かったら、とても気持ちのいい場所であったに違いありません。

 

そして、ようやく13時30分になりました。準決勝が始まります。

若菜君は、準決勝3組のうち、2番目の2組の第6コースでした。佐野高の文字が、心なしか輝いているように思えました。

一人一人、電光掲示板で映し出されました。

地元栃木の若菜君」と紹介され、会場からも拍手が起こりました。

スタートします。

さすがに、準決勝となると、速い選手がたくさんいました。この時点で6番目くらいでしょうか。

少しずつ、追い上げていきます。

若菜君は5着で、タイム的には予選を上回る数字を出していました。準決勝に出場した24名中、14番目の記録でした。全選手48名中の14番目というのは、相当な記録だと思います。全国の強豪相手に、よく頑張りました。

今回は、地元開催で注目される中、プレッシャーに負けずに、準決勝まで進み、そこで堂々とした走りを見せてくれたことを本当に誇らしく思いました。これからどんどん伸びると思います。お疲れさまでした。

雨風がさらに激しくなる中、「カンセキスタジアムとちぎ」を後にしました。

 

【高校】国体(陸上競技・予選)

10月6日(木)、今日から、とちぎ国体の「陸上競技」が始まりました。本校からは、1年生の若菜 敬君が「成年少年男子共通4×100mリレー」(6日)と「少年男子B100m」(7日)に出場します。今日は「成年少年男子共通4×100mリレー」の予選が行われ、若菜君は栃木県チームのアンカーを任されました。

 

会場は「カンセキ スタジアム トチギ」です。とちぎ国体のために整備された新しい施設です。

 

16時55分から、「成年少年男子共通4×100mリレー」が始まりました。

この種目は、成年と少年の混成チームで行われます。若菜君は栃木県の代表として、たった一人の少年B(高1・中3)として選ばれました。栃木県チームはB組の6レーンです。若菜君はアンカーとして、緊張した面持ちでスタート前にアップしていました。

会場内の大きなモニター画面にもレースの様子が写されています。

17時5分、いよいよスタートします。

きれいなスタートを切りました。栃木県チームも順調な滑り出しを見せました。

しかし、思わぬアクシデントが起こりました。

最初は何が起こったのか、わかりませんでしたが、痛恨のバトンミスでした。

このようなアクシデントが往々にして起こることは覚悟しているのかもしれませんが、ここは待つしかありません。

リレーはギリギリのところで勝負する競技なので、ある意味仕方がないのかもしれません。

若菜君は、冷静にバトンをつなぎ、最後まで、たった一人で全力で駆け抜けました。

その姿に、会場からは大きな拍手が起こりました。

 

今日のレースは残念な結果に終わりましたが、明日の「少年男子B100m」が若菜君にとっては本番なのではないかと思います。ぜひ、持てる力を発揮してください。応援しています。

【高校】国体4日目(ボート競技・5-8位決定戦)

10月4日(火)、少年女子「舵手付きクオドルプル」の5-8位決定戦が行われました。栃木選抜は7位入賞を果たしました。おめでとうございます。

 

今日はボート競技の最終日です。各種目の決勝戦と5-8位決定戦が行われました。昨日までの雰囲気とは打って変わって、各県の応援団も最後の力を振り絞って応援していました。

ところで、谷中湖は人工の湖ですが、たくさんの野鳥が生活しています。レースの合間を縫って、湖面を飛び交っている姿が目にとまりました。

 

いよいよ、スタートの時刻が近づいてきました。湖岸には、ボート部の生徒たちが結集しました。3年生にとって、泣いても笑っても、これが最後のレースということを、誰もが意識していました。

気合の入った応援を「とちテレ」が取材していました。

レースは1000mなので、スタート地点は遥かかなたです。

だんだんと近づいてきます。

500m地点を過ぎると、漕いでいる姿が見えてきます。

750m付近では、栃木選抜の4番の艇はかなりいい勝負をしています。応援にもさらに熱が入ります。増田先生が先頭に立って応援しています。

1000mを漕ぎ切りました。大接戦でしたが3着となり、7位入賞が決まりました。

 

トップを狙っていただけに、しばし茫然としている、かのように見えました。

桟橋では、戸田先生とボート部の後輩たちが出迎えていました。ここで、どんな言葉が交わされたのはわかりません。

艇を湖面から引き揚げ、5人の肩の上に載せました。

こうして艇を運ぶのも、これが最後になりました。

栃木県のスタッフからは、よく頑張ったという声とともに、拍手が沸き起こりました。

興奮冷めやらぬまま、レース後に始まる表彰式へと向かいます。

表彰式の会場への数百メートルの道のりは、おそらく最も充実した時間だったのではないかと思いました。

 

表彰式の会場に足を踏み入れると、一気に祝祭ムードに包まれました。栃木選抜のメンバーには栃木県のスタッフから、とちまる君のぬいぐるみがプレゼントされました。

戸田先生を囲み、全員が満面の笑みを見せてくれました。

 

そして、表彰式が始まりました。

ここから、5分間の撮影タイムがありました。

これまでの人生で、おそらく、最も忘れられない一日だったと思います。

本当におめでとうございます。

 

PS: 10月5日付け下野新聞の11面に、ボート少年女子・藤倉望妃さんのコメントが掲載されていました。

ラストは出し切るだけだった。5~8位決定戦はトップを狙っていたので3着は悔しいが、自分たちのベストはだせた。」素晴らしい結果だったと思います。

 

【高校】国体3日目(ボート競技、準決勝)

10月3日(月)、今日はボート競技の準決勝が行われました。本校からは、少年女子「舵手つきクオドルプル」と、成年女子「シングルスカル」が出場しました。少年女子「舵手つきクオドルプル」は、準決勝2位通過を果たし、明日の5~8位の順位決定戦への進出を決めました(入賞は確定)。決定戦は明日(4日)の10時6分にスタートします。

佐高ボート部の熱い応援が響き渡りました。

まず、9時2分に、少年女子「クオドルプル」準決勝A組がスタートしました。この組には優勝候補の愛媛選抜が入っているのですが、1000m中750mくらいまでは、リードを奪う大健闘を見せていました。

応援にも熱が入りました。

しかし、さすがに優勝候補だけあって、終盤になってくると、徐々に離されました。

そのまま、2位でゴールしました。決勝に出場できるのは1位のみですが、2位は、明日の5位から8位の順位決定戦に出場することが出来ます。つまり、この時点で入賞が確定しました。後は、あすの決定戦の順位で何位かが決まります。

応援団とともに、ゴール付近へ向かいました。

選手たちは、入賞を確定させた嬉しさと1位になって決勝に進めなかった悔しさで、泣いていたり、笑ったりしていました。戸田先生の「その悔しさは大事だ。でも正直に言うと、悔しいけど嬉しい」という言葉に、明日の順位決定戦に向けた気持ちの切り替えをしていました。

 

とちテレから、「今日の勝因は?」という感じで、選手や戸田先生がインタビューを受けていました。

 

午後は、成年女子「シングルスカル」の準決勝に増田先生が登場しました。

ちょうどこの時間、地元の小学生の集団が応援にやってきました。

空気で膨らませた風船をぶつけ合って音を出していましたが、正直、うるさすぎました!

とはいえ、時間通り13時54分、準決勝A組がスタートしました。

ところで、この組はとんでもなく強い選手がそろっている組でした。

開催3日前の記事で紹介した、増田先生の先輩で、国内負けなしのオリンピック選手の鳥取選抜と、高校でインターハイ優勝している大学生の静岡選抜が揃っており、いかに増田先生でも厳しすぎるレースであることは間違いありません。

強豪の一角を崩すことはかなわず3位でしたが、力の限り漕いでいることが、カメラのファインダーからも伝わってきました。このメンバーで3位は立派な戦いだったと思います。応援しているボート部の生徒からも、増田先生のようになりたい、という声があちこちから上がっているのが聞こえました。増田先生が目標としていた入賞は果たせませんでしたが、それ以上に、自ら挑戦し続ける姿を見せることで、生徒たちにボート競技の楽しさや厳しさ、ボートに取り組む姿勢などを示してくれました。それこそがかけがえのないものだと思っています。お疲れさまでした。

この日は、谷中湖の水位がかなり上がっていました。水際には、どこから運ばれてきたのか「ヒシの実」が大量に打ちあがっていました。

ヒシの実には鋭い棘があり、構内アナウンスで、ヒシの実を踏みつけないよう注意を呼びかける放送が流れていました。一気に秋を感じさせる風物に出会いました。

今日も生徒たちはボランティアの仕事を果たしてくれていました。ご苦労様でした。

 

【中3】県内初!「模擬国連プロジェクト」始動

9月29日(木)7限目、中学3年1組の「CTP」の授業(富永先生)を見学しました。中3のCTPでは、今年度から、後期の活動として「模擬国連(Model United Nations:MUN)プロジェクト」を行います(県内初の取組です)。そこで、最初の授業では、栃木県の県立高校で唯一、令和2年度、3年度と連続して、模擬国連の全国大会に選抜されて出場した高校3年生(4名)から、「模擬国連」とは何かディベートとどう違うのかその魅力等について、話してもらいました。

模擬国連(MUN)の4名のパイオニアたち

左上:横塚功樹君、右上:関根圭汰君、

左下:武藤玲矩君、右下:石塚凜花さん

4名の高校3年生は、特別講師として、中学生の授業に参加してくれました。

関根君と石塚さんは令和2年度の模擬国連(高1の時)、横塚君と武藤君は令和3年度の模擬国連(高2の時)に出場しています。いずれも、書類選考によって選抜されました。

令和2年度の模擬国連のテーマは「宇宙の平和利用」、令和3年度のテーマは「核軍縮」で、実際の国連のように、各国の代表に指定され、その国の代表として、議事に参加します。

ちなみに、「宇宙の平和利用」では、ルクセンブルクの代表、「核軍縮」では、キューバの代表として、参加しました。

横塚君からは、「模擬国連で大切にしていること」について、説明がありました。模擬国連では、まず、相手の国の価値観を知り、次に、自分の国の利害を考える。そして、それらをどう合わせて、相手と繋がることを考えます。

 

続いて、関根君からは、ディベートと模擬国連の違いについて、説明してくれました。

簡単に言うと、ディベートは二極対立で、両極端な意見のどちらが正しいかを論理的・批判的に判定します。これに対して、模擬国連は多様な意見の協調を重視し、納得できる解を求めます。

例えば、ディベートでは、「喫煙は害があるから禁止すべきである。是か非か」という論題で、両極端の意見を戦わせます。しかし、現実の世界では、そのどちらかではなく、喫煙ルームを設けるなどの落としどころを設けています。つまり、模擬国連は、現実の世界のように、多様な意見の中から、これなら両者が納得できる、という合意を形成する事を目的としています。ディベートは、論理的・批判的思考を鍛えるために役に立っていますが、模擬国連は、そうして身につけた力を活用して、多様な意見の中での合意「第3の方法」を見いだすことでもあります。

 

さらに、武藤君と石塚さんからは、模擬国連の楽しさや難しさなどについて、体験に基づいた話をしてくれました。

担当国のリサーチをすることで、世界の国のことを意識するようになったそうです。

なんだか難しそうな感じもしますが、今回の模擬国連プロジェクトのミッションは、

世界中の皆が幸せに食べられるSDGs弁当を提案し、採択をする」ことです。(模擬国連の定番メニューです)

生徒の皆さんは担当国の大使になりきり、「文化・国境を越えて、世界中の皆が幸せに食べられるSDGs弁当」を提案し、会議の場で採択されるように発信、交渉をします。まずは、担当国を決め、担当国についてリサーチを進めます。

 

なお、本プロジェクトについては、模擬国連を授業の中に取り入れている「大妻中学校・高等学校」(東京都)と連携し、アドバイスを受けながら進めていきます。このような本格的な取組は、県内ではまだ例がありません。

今後の授業については、随時、紹介します。

 

【高校】国体2日目(ボート競技・敗者復活戦)

10月2日(日)、国体2日目、今日は「敗者復活戦」が行われました。本校からは、少年男子「ダブルスカル」、少年男子「舵手付きクオドルプル」、少年女子「ダブルスカル」の3試合に出場しました。

応援するボート部員

 

今日も風もなく、最高のボート日和です。

 

8時38分、少年男子「ダブルスカル」B組がスタートしました。佐高の青木瑛久と佐野東高生の3年生ペアです。

準決勝進出は果たせませんでしたが、持てる力を発揮することができたレースでした。

 

ボランティアで参加していた同じ3年生の古橋君が、青木君の頑張りを称えていました。青木君と古橋君は、中学校の時、野球をやっていた仲間でもあり、古橋君は青木君に、自分の最後の試合で使った硬式球をプレゼントしました。これからは、ともに受験勉強を頑張ることを誓い合いました。(いい話を聞かせてもらいました!)

 

この春卒業した内田絃心君も、北海道から国体のボランティアに駆け付けてくれました。昨年度、同じボート部の先輩後輩として一緒に頑張った二人の間にも、通じ合うものがあったのではないかと思います。

 

次は、「少年男子クオドルプル」A組です。本校からは、清水雅裕、宋 佳修、船田佳佑、三田翔愛の1.2年生4名が出場します

予選のレースでの改善点を克服し、前回より7秒近くタイムを上げることができました。今の自分たちにできることはやり切ることができた、と話してくれました。悔いのないレースができて良かったですね。

ボート部員から大きな声援がありました。星野先生も応援に来てくれました。

 

そして最後は、少年女子「ダブルスカル」B組です。福地琴美、高瀬綾乃の2年生ペアです。

乗艇前、戸田先生からアドバイスをいただいていました。表情が明るいのが印象的でした。

前半から絶好調で他県の3年生チームと互角に戦っていました。終盤で先頭集団から離されましたが、予選の時よりも10秒ほど速くなり、最後は埼玉選抜を振り切りました。満足できる戦いだったのではないかと思いました。

レース後も、やり切った感に溢れていました。

 

*今日の3レースには、それぞれの思いが込められていたように感じました。それぞれの中で、納得できるレースで締めくくることが出来たのは、良かったです。お疲れさまでした。3年生は引退、1・2年生は来年度に向けた区切りとなる一日でした。

 

*増田先生から写真が送られてきました。今日はオフで体調を整えるため、明日の準決勝に出場する選手は、会場でマッサージを受けたそうです。

また、明日のレースが早い組は、今日、配艇がありました。

少年女子クオドルプルの準決勝は、9時過ぎにスタートします。

明日が正念場ですので、力を発揮できるよう応援しています。

【高校】国体1日目(ボート競技・予選)

10月1日(土)、いよいよ「とちぎ国体」が開幕しました。ボート競技も「谷中湖特設ボートコース」で競技1日目(予選)が行われました。少年女子「舵手つきクオドルプル」が予選A組3位成年女子「シングルスカル」(増田萌先生)が予選D組2位で、それぞれ予選通過しました。

 

今日は晴れ渡る秋空の下、ボート競技の予選が行われました。

今日も、ボランティアの高校生、大学生が大勢来てくれました。高校生は緑のジャケット、大学生以上は黄色のジャケットを着ています。

佐高生です。

ボート部の卒業生も来てくれました。

会場には、観覧席が設けられています。また、湖岸にも大勢の人たちが応援に来ていました。

今日の予選のトピックは、何と言っても、少年女子「舵手付きクオドルプル(栃木選抜)成年女子「シングルスカル」(増田先生)の予選突破でしょう。

 

少年女子「舵手付きクオドルプル」(栃木選抜)は、高校3年生の藤倉望妃、藤倉麻妃、堀越紅羽の3名がエントリーしています。予選A組は、優勝候補がひしめく厳しい組でしたが、接戦の中、3位に食い込み、予選を突破しました。

優勝候補と渡り合えることがわかり、大きな手ごたえを感じていました。

戸田先生からも良く頑張った、と声をかけらていました。

とちテレからも取材を受けていました。今日のとちテレの番組で、本県選手の活躍の一コマとして紹介されるそうです。

 

そして、もう一つのトピックは、成年女子「シングルスカル」(増田先生)の予選突破です。

増田先生の予選D組も、優勝候補がひしめく組となっていましたが、レースの終盤に、驚異的な伸びを見せ、見事2位に食い込みました。観覧席の目の前で、先行する艇をあっという間に追い抜く姿はかっこよかったです。

手前の1番の艇が増田先生です。

4番の艇を抜き去り、2位に食い込みました。

増田先生、凄すぎます。(頑張りすぎて、レース後、両足がつってしまったそうです。)

以上の2種目は、10月3日(月)の準決勝に進出しました。

 

一方、今日の予選突破は果たせませんでしたが、明日の敗者復活戦を行うチームも頑張りました。

まずは、少年男子「舵手付きクオドルプル」(栃木選抜)です。本校からは、清水雅裕、宋佳修、船田佳佑、三田翔愛の4名です。

 

少年男子「ダブルスカル」(栃木選抜)。本校からは、青木瑛久が出ています。

「明日の敗者復活戦で頑張りたい」と話してくれました。

 

少年女子の「ダブルスカル」(栃木選抜)は、本校生の福地琴美、高瀬綾乃が出場しました。

 

スタート地点で写真を撮りました。スタートするまで、人の手で艇を捕まえています。よって、フライングはありません。手前から2番目が栃木選抜です。

「明日の敗者復活戦、頑張ります。」

 

こんな感じで、1日目は終わりました。周りは他県の選手ばかりで、これが国体なんだなと思いました。

選手の皆さん、そしてボランティアの皆さん、お疲れさまでした。

【中高】ももクロプロジェクト「成果報告会」

9月30日(金)昼休み、選択3教室で、6月に行われた「ももクロプロジェクト」の成果報告会が行われました。

栃木県デジタル戦略課から、「佐野市内でのデジタルスタンプラリー実施及び効果測定業務実施報告書」と記念品が送られてきましたので、全員に配付しました。

 

報告会では、まず、中條先生から、県から報告書と記念品が送られてきたというお話がありました。

報告書は、A416ページに及ぶ本格的なもので、1事業概要、2事業内容、3効果検証、4総括 の4章からなっています。これを読むと、アンケート調査により、本プロジェクトに参加した人数や来訪者の都県、スタンプアクセス数、SNSへのツィート情報など、詳細がわかります。自分たちのプロジェクトの成果が、目に見える形になっていることに感激しました。

また、記念品として、本プロジェクトで活用したロゴマークやイラストをスタンドにアレンジたものが一人一人に送られました。

プロジェクトリーダーの石塚凛花さんが、本プロジェクトを実行した感想などを語ってくれました。

最後に、全体で記念撮影を行いました。

【中3】「化石から見る地層の成り立ち」(数理探究)

9月30日(金)6限目、中学3年1組の数理探究「化石から見る地層の成り立ち」を見学しました。講師は、葛生化石館の奥村よほ子先生です。また、今回は現在、葛生化石館で博物館実習を行っている川嶋さんも来校しました。

奥村先生と川嶋さん

 

 

授業終了後、準備室でいろいろと楽しいお話に花が咲きました。中学理科の菊地先生が、珍しい飲み物を持ってきてくれました。バジルシードというもので、バジルの種が入った飲み物です。ぱっと見には、カエルの卵が入っているのかなと思いました。試しに1本開けて飲んでみました。

独特の食感がありましたが、「普通においしい」飲み物でした。

 

【高校】インターハイ・陸上競技(出場報告)

9月30日(金)昼休み、8月3~7日に「インターハイ」(陸上競技)に出場した陸上競技部の4名に、校長による「表彰カード」を手渡しました。

 

4人からは、それぞれ一言ずつ感想を話してもらいました。

小野悠人君(3年1組、100m、4×100mR)

→「高校1・2年生の頃は関東止まりで、そこから先の壁が大きく、落ち込むことがありました。高校3年で、この壁を破ることができたのは、輝いている仲間がいて、挑戦することを楽しく感じられたことだと思います。素敵な仲間のお陰です。」

熊倉直希君(3年1組、4×100mR)

→「私は小学校1年生の時から陸上を続け、中学では全国大会に出場することができました。高校に入ると高校ならではの雰囲気に戸惑うこともありましたが、高3でインターハイに出場できて嬉しかったです。大学でも陸上を続けるつもりです。」

須藤涼佑君(2年1組、4×100mR)

→「今回の4人の中では一番タイムが遅いので、自分が一番頑張らないと、と思って本番に臨んだことが印象に残っています。高2で全国にでることができて、大きな励みになりました。次のステップに向けて、頑張ります。」

若菜 敬君(1年4組、4×100mR)

→「高1で全国を経験できたことが嬉しかったです。全国でも勝てるように頑張りたいです。」

 

*4名とも、お疲れ様でした。全国の檜舞台で力を発揮できたことは、大きな勲章だと思います。インターハイに出場を決めたこと、そして、インターハイでの活躍、よく頑張りました。

【中学】佐野市学校音楽祭 合奏の部「最優秀賞」

9月30日(金)、佐野市文化会館大ホールで、「令和4年度 第72回 佐野市芸術祭学校音楽祭中学生 合奏の部」が開催されました。佐附中吹奏楽部は、見事「最優秀賞」となり、来月に行われる「中央祭」への参加が決定しました。おめでとうございます。

演奏終了直後の待合室でのワンショットです。よく頑張りました!

【高校】国体開催前日(ボート競技)

9月30日(金)、明日からとちぎ国体が開幕します。ボート競技の会場では、明日の予選に向けて、準備は整ったようです。

いちごのかわいいマスクをしています。

 

 

バスの中でも、いい感じになっていました。

明日の予選は、8時30分から始まります。

【中3】天童からの祝電

 9月28日(水)、山形県天童市の渡邉邦章から、中学3年2組の石原橙真君あてに、第43回全国中学生選抜将棋選手権大会第3位を称える「祝電」が届きました。

 

渡邉邦章様は、佐野高校の卒業生(第50回)で、山形県天童市で会社を経営されています。この度の大会で、協賛企業として関わられていたそうです。

「佐附中生の活躍は、佐高卒業生にとっても、自分の事のように喜ばしいことです。今大会で第3位入賞、とても素晴らしいです。予選リーグで2試合目に今大会の優勝者となる対戦相手に唯一白星をあげています。これはとても価値のある1勝だと思います。佐高卒業生として、とても誇りに思います。今後のご活躍を期待するとともに、将棋のまち天童市より心から応援しています。」という祝電をいただきました。

 

石原君は、「ありがとうございました。佐野高校の卒業生である渡邊様から、このような祝電をいただき、とても光栄に思います。佐野から遠く離れた天童市で、私を応援してくれていた方々がいらっしゃったことに驚くとともに、第3位という結果を出すことが出来て、本当に良かったと思っています。今後も大好きな将棋で、一人でも多くの方々に応援してもらえるよう、頑張りたいと思います。」と喜んでいました。

 

学校としても、渡邊様のような卒業生の方から、本校生の活躍を応援してくださり、お祝いしていただけたことは、とても励みになりました。今後も、本校を応援してくださいますよう、お願い申し上げます。今回は本当にありがとうございました。

 

 

【高校】国体開幕2日前(ボート競技)

9月29日(木)、今日は国体開幕2日前です。各県の公式練習の2日目です。本校のボート部の選手も、本番さながらに練習しています。また、ボランティア生徒たちは、艇の貸し出し業務を行いました。

増田先生も時間になると、艇を借りに来ました。

本校のボランティア生徒たちです。

【高3】フードデザインの授業見学(保科先生)

9月29日(木)4限目、高校3年理Ⅱの選択者による「フードデザイン」の授業(保科先生)を見学しました。今日のメニューは、清湯水連花形卵入りスープ)、回鍋肉豚肉とキャベツ、ピーマンを炒めてピリ辛味噌)、春巻の三品でした。

 

 

見学したのが4限目でしたので、すでに回鍋肉は完成していました。

 

春巻づくりが始まりました。具はすでにできています。

こんがりきつね色に揚がりました。

最後は、「清湯水連」です。ゆで卵を花形に切ってスープの上に浮かべます。水連の花のように見えることから、この名前が付いています。

いよいよ、料理を盛り付けします。

いい匂いに誘われて、授業帰りの富永先生とクロエ先生が、家庭科室にふらっと立ち寄りました。

やっと、試食です。中華料理が三品そろうと豪華ですね。

特に、春巻は外側はパリパリで、中は味のしみ込んだ具の歯触りも楽しめたようです。こんなにおいしい料理が自分で作れることを考えると、これからの人生がより楽しくなりそうです。

次回は、生徒からのリクエストの多かった「肉じゃが」と「だし巻き卵」だそうです。

 

 

【中1】「とん汁」づくりの後半(家庭科、保科先生)

9月28日(水)6限目、中学1年3組の「家庭科」の授業(保科先生)を見学しました。今日は「とん汁」作りの後半です。

 

切りそろえた具材を沸騰した水に入れ、10分間ほど煮込みます。

味噌は三分の二の量を入れて煮込みます。そして、最後に、残りの三分の一の味噌を入れて出来上がりです。

そうすると、具材に味噌の味がしみ込むのだそうです。

出来上がりです。お椀によそります。

食べる時は、被服室に持って行って食べます。

予想以上に具材が柔らかく、味も染みていたそうです。満足できる出来栄えだったようです。

【中2】日本語ディベート(CTP、高木先生)

9月28日(水)1限目、中学2年1組の「CTP」の授業(高木先生)を見学しました。日本語でのディベートに取り組んでいました。

ディベートは、通常、立論、質疑、第一反駁、第二反駁など、いろいろな役割があり、数名のチームで対戦します。授業では、それぞれの役割をすべて体験し、ディベートとはこういうものだということを学ぶために、「佐附中オリジナルのメソッド」で取り組んでいます。

今回の論題は「日本のすべての乗用自動車を電気自動車に切り替えるべきである。是か非か」ですが、それぞれの論拠は、すでに中1の時に、各自で調べてあります。それらをチームスで全員分を閲覧できるようにし、それらを参考にして、それぞれが論拠を組み立てています。これで、論拠を調べる負担は最小限になっています。

この状態で、1対1で、肯定側、否定側に分かれ、それぞれが交互に、立論、質疑、第一反駁、第二反駁を行い、対戦します。つまり、一人で全ての役割を体験することが出来ます。

 

1回の試合が約15分で終わるので、相手を変えて2回の対戦ができます。これを何回か繰り返すと、ディベートのやり方が身に付いてきます。佐附中の先生方が、試行錯誤しながら開発した「佐附中オリジナルメソッド」です。

全員がディベートのやり方を身に付けることで、論理的・批判的な考え方ができるようになってきます。

 

また、一人一台パソコンも、フル活用しています。

短時間での試合形式ですので、集中力が持続し、あっという間に上達していきます。

素晴らしい取組だと思います。

【高校】国体開幕3日前(ボート競技)

9月28日(水)、国体開幕3日前です。今日から谷中湖での「公開練習」が始まりました。各県の選手たちがぞくぞくと会場入りしています。ボランティアの生徒たちは、7時から17時まで艇の貸し出し業務をしています。

ボランティアの生徒(補助員)はオリーブグリーンのジャケットを着ています。スタッフとして、全く違和感なく溶け込んでいました。

 この仕事を朝の7時から夕方の17時まで、ローテーションしながら続けます。もうすっかり慣れていました。

ボランティアの生徒たちは、とちぎ国体を支える裏方として、自ら進んで志願してくれたそうです。戸田先生と増田先生は、生徒たちに心から感謝していました。

ジャケットのオリーブグリーンは、佐高カラーでもあります。生徒たちはかなり気に入っていました。

会場には、各県の待機場所となるテントが建てられています。

栃木県のテント(男子用)です。ここで休んだり、食事をとったりしています。

 

女子の選手たちです。みんな元気いっぱいです。

増田先生の大学の先輩にも出会いました。オリンピック選手で、日本では負けなし、だそうです。今大会は、同じ「成人女子シングルスカル」(鳥取県代表)で出場されますので、増田先生のライバルでもあります。増田先生は、決勝で大先輩と戦うことを誓っていました。生徒たちもボート界のレジェンドと写真を撮らせていただきました。

 

谷中湖の特設コースでは、各県のクルーが練習をしていました。

戸田先生も監督として、慌ただしい一日を送っています。

明日も、ボート部員たちは公開練習、ボランティアの生徒たちは受付業務と、忙しい日々が続きます。お疲れ様です。

【中2】華道(総合)

9月27日(火)7限目、中学2年1組の「総合的な学習の時間」(華道)を見学しました。今日は、竜胆(りんどう)、ひまわり、フェニックスを使った生け花でした。

華道の先生のお手本です。

 

 

生徒たちは、自分の作品をスケッチしたり、感想を書いたりしています。単なる体験にとどめず、どんなことを考えて活けたのか、自分が考えた花の配置の特徴などを記録するなど、探究的な活動として取り組んでいます。

プリントには、びっしりと今日の生け花について、自分の考えが書かれていました。とても前向きに取り組んでいることが分かりました。

 

【高2】ダンス発表会

9月27日(火)6限目、高校2年1,2組の「体育」(滝川先生)の授業を見学しました。「ダンス選択者」の最後の発表会を行っていました。後半の7つの班のダンスを見学しました。とても気合の入ったダンスを見せてくれました。

 

「ひらかわぐみ」

 

「分かんない」

 

「山口組(仮)」

 

「小林桃花」

 

「パーポンナッツプリキュア」

 

「恋愛実行員」

 

「エヌパ」

 

こうして、高2文系の「ダンス発表会」(後半の7班)はあっという間に終わりました。普段の教室の表情とは全く違った一面を見せてくれました。とても新鮮な体験でした。

【中3】関東と関西の違い(社会・宍戸先生)追加版

9月26日(月)1限目、中学3年3組の「社会」の授業(宍戸先生)を見学しました。修学旅行が近いので、社会の地理分野として、関東と関西の食文化の違いについて調べたことをプレゼンする授業でした。また、修学旅行中に京都で行きたい店についてリサーチしたことも発表していました。

まずは班ごとに、それぞれが調べてきたことをパワーポイントの画面を見せながら発表しました。

お稲荷さんの形も違うそうです。

関東と関西では、お膳の中で、みそ汁の置く場所が異なるそうです。

 

次に、班の代表を決め、クラス全体に発表しました。

行ってみたい店もアピールしています。話を聞いていると、確かに行ってみたくなります。

今回、「京都で行ってみたい店」を調査対象に設定したのは、例年、修学旅行の班別行動で、せっかく京都まで来たのに、昼をマックですます班があることから、是非、京都ならではの店で、食文化を体験して欲しい、という願いがあることを宍戸先生が語ってくれました。確かに、自分で調べてみると、行ってみたくなりますね。

 

関東では「豚カツ」ですが、関西では「牛カツ」なのだそうです。

そういわれてみると、「牛カツ」の店にも行ってみたいですね。

うどんやおでんにも特徴があるそうです。

班の代表の発表は、明日も後半の3名が行われます。

 

<9月27日(火)1限目> 班の代表の発表の後半です。2名の発表を見学しました。

関東と関西の「もち」の違いに注目しました。

 

近畿と関東ではなく、近畿と東北という設定で、食文化の違いに挑戦しました。

 

すべての班代表の発表が終わり、投票の結果、票はばらけましたが、最後に発表した茂木さんが、最も多くの票を集めました。この結果を受けて、茂木さんから素晴らしいコメントがありました。

 

最後に、宍戸先生から、京都の「ひつまぶし」について、楽しいお話がありました。

「ひつまぶし」というと名古屋が有名で、ウナギを刻んだものがご飯の上に乗っています。ところが、京都でも「ひつまぶし」のお店があるそうです。

しかし、ご飯の上に乗っているのはウナギではなく、牛肉のステーキです。これを「うしまぶし」というのだそうです。京都で行ってみたいお店が、また一つ増えました。

 

 

食文化の違い」という視点が加わると、修学旅行はまた違った楽しみ方があることが見えてきました。

今回の授業は、地理と食文化(家庭科)、歴史などに関わる「教科横断型」のユニークな授業実践だと思いました。

Good Jobです。

【高校】国体開幕4日前(ボート競技)

9月27日(火)、国体開幕4日前です。今日からはボート部員だけでなく、本校と佐野東高のボランティアの生徒約30名が加わり、ボート競技の会場で開幕に向けた準備を開始しました。生徒たちは、バスで会場(渡良瀬遊水地)に移動しました。会場から、生徒たちの頑張りを伝える写真が届きましたので紹介します。

艇に「リガー」という金具をドライバーで付けています。ボランティア生徒は、ボートに関して全くの素人ですが、このような重要な仕事を任され、責任を持ってやり遂げてくれました。

 

 

午前中は艇の準備を、ボート部員+ボランティア生徒のチームで行いました。

 

午後は、刈った草を片付けるなど、様々な会場準備を行いました。

お陰で、スッキリと見やすくなりました。

他にも、いろいろな仕事をやってくれました。

暑い中、よく頑張ってくれました。

16時を過ぎた頃、今日の仕事はやっと終わりました。本当にお疲れさまでした。

お陰様で、会場は見違えるように綺麗になりました。明日からは、他県の選手たちが練習のためにやってきます。ボランティアメンバーは、艇を貸し出す業務などを担当するそうです。国体は、こうした生徒たちによって支えられているのですね。

生徒たちはバスで帰途につきました。明日もまた、よろしくお願いします。

身近な風景 ~朝の挨拶運動(PTA)

9月26日(月)から、PTAによる「朝の挨拶運動」が始まりました。保護者ということで、照れくさい人もいるかもしれませんが、生徒の皆さんから声をかけてくれると、お互いに嬉しい気持ちになると思いますよ。

<9月27日の様子>

<9月26日の様子>

【中1】「とん汁」づくり(家庭科、保科先生)

9月26日(月)5限目、中学1年1組の「家庭科」の授業(保科先生)を見学しました。今日は「とん汁」です。前回の「ホットケーキ」と比べると、一気にレベルアップしたように見えますが、「けんちん汁」のように油で具を炒めたりしませんので、簡単に言うと、豚肉入りのみそ汁、といった感じです。しかし、具の種類が多いので、材料を切りそろえるのは、相当大変でした。

 

今日の材料です。

こんな感じで、材料を切りそろえます。(4人分)

 

 

切った具を沸騰したお湯の中に入れます。

丁寧にアクも取っています。

ここまでで、5限目が終了しました。別の用事があったため、この場を去りましたが、きっと美味しい「とん汁」が完成したことと思います。

【高校】国体開幕5日前(ボート競技)

9月26日(月)、今日は国体開幕5日前です。ボート部は、23日から26日まで直前の合宿があり、26日から会場の準備等が始まりました。そして本番直前の練習ボート競技期間(10月1日~4日)、さらに後かたずけまで、約2週間、国体に専念しています。今日は、大会で使用する艇の運び出しをしました。ボート部員だけでなく大人のボランティアも加わっています。

 

 

国体のボート競技で使用する艇は、会場となる県がすべて用意します。実際には、栃木県だけですべて購入するのではなく、何年か分の国体開催県で共同購入し、国体が開催される県に次々に運ばれます。今回のとちぎ国体で使用する76艇は、一時的に旧栃木市立寺尾南小学校の体育館に保管されていました。ここから、ボートをトラックに積み込み、渡良瀬遊水地の谷中湖の湖岸のボート置き場に運びます。1艇だけでも、4,5人で運びますので、それが76艇になれば、大変な労力が必要になることは想像に難くないと思います。

旧寺尾南小学校の体育館に置かれたボート(76艇)

人力で運んで、トラックに積み込みます。

この作業は、本校のボート部員を始め、県のボート関係者やボランティアの手作業で行われました。

これを谷中湖に運びます。

1艇ずつ人力で運び、台に設置し、さらに風などで飛ばされないよう、ロープで固定します。

これを76艇分、今日一日で行いました。もうクタクタだそうです。本当に、お疲れさまでした。

国体を開催する、というのは本当に大変なことなんだと改めて思いました。

明日も、ボート部の皆さんは、会場設営などの力仕事に奔走するそうです。

とちぎ国体のために頑張ってください、としか言えません。

この苦労がレースで実を結ぶことを願っています。

【中3】全国中学生英語ディベート大会「4位入賞」(報告)

9月26日(月)昼休み、昨日の「第12回全国中学生英語ディベート大会」で4位入賞を果たした佐附中チームの7名が、校長室に報告に来てくれました。

 

佐附中チームの7名は、6月から4ヶ月にわたって、30回以上の練習を行いました。また、高校生のSGクラブ「英語ディベート班」とも、何度も練習試合をしてもらいました。本当によく頑張りました。チーム7名の健闘を称え「表彰カード」を差し上げました。以下に、7名の感想等を紹介します。

 

井本宙汰君

「資料探しや英語の読み、即興ディベートなど、長い期間、みんなで練習をしてきた成果を出すことができて嬉しかったです。そして、なにより楽しかったです。」

 

村田桜彩さん

「昨日の全国大会は、私にとって大きな経験になりました。全4試合あった中でも、第一試合の『さいたま市立浦和中学校』との対戦はとくに緊張しました。また、全試合に出させていただき、勝つことができたことは、本当に嬉しかったです。自分の英語力を試せたし、英語をもっと頑張りたいと思いました。良い思い出にもなりました。」

 

山口紗季さん

「英語ディベート部の活動を通して、自分一人ではなかなかできない経験ができました。全国大会ということで、最初は緊張していましたが、本番では、思っていた以上に落ち着いてできました。これはチームで戦っていたからこそだと思います。この部活に入って良かったです。」

 

相澤勇太君

「僕は英語ディベート部に入った時、最初はみんなの実力に圧倒される日々でした。しかし、少しずつ努力していき、なんとかみんなと話せるくらいにはなりました。また、今回の大会では、ネイティブの方がたくさん参加しており、正直かなり不安でした。しかし、みんなが助けてくれたので、自分の役割を果たすことができました。少しでもチームに貢献できて嬉しいです。これからも英語力を向上できるよう、一生懸命努力し続けたいです。」

 

黒澤さくらさん

「私は今回、大会には出場していませんが、⒍月からこれまで練習してきて、みんなどんどん話せるようになり、私自身も以前より話せるようになったと感じています。みんなで様々なお題でディベートをして、考えるのも楽しかったし、自分の力も伸ばすことができたので、本当にいい経験ができたと思っています。」

 

朴正勲君

「4戦全勝で4位という結果は、練習、本番ともに仲間の協力が必要不可欠であったと感じました。

 

浅田優君

「私は肯定側のアタックとして、第1試合と第2試合に出場しました。相手校は、さいたま市立浦和中学校と千葉県の東邦中学校でしたが、帰国子女が多く、皆、流ちょうに話すので、とても緊張しました。しかし、初めての試合では、入念に準備してきたアタックができ、しかも、その試合のベストディベーターにも選ばれ、とても嬉しかったです。また、決勝戦を見学した時は、まるで別次元のディベートを見ているようで、自分たちの実力を思い知らされましたが、全国で4位になったということは、大きな自信になりました。」

 

【中3】速報!「全国中学生英語ディベート大会」4位入賞(祝)

9月25日(日)9:00~17:30、「第12回全国中学生英語ディベート大会」がオンラインで開催されました。全国から31校が参加し、難易度が高いHEnDA(全国高校英語ディベート連盟)の大会規則に基づき実施されました。佐附中チームは、第1試合から第4試合まで「全勝」という快挙を成し遂げました。複数の全勝校があったため、僅差で「4位入賞」(2年連続)となりました。おめでとうございます。

 

参加校は、私立や公立の中高一貫教育校や大学の附属中がほとんどで、レベルの高い大会です。

佐附中のメンバー(7名)は、6月頃から練習を重ねてきました。

今回の論題は、

日本語ディベートの論題と同じです。

 

4試合の結果です。4戦全勝です。

第3試合のみは、その場で論題が発表されました。

「Beauty contests は害がある。是か非か」です。

佐附中チームは否定側で戦い、勝利しました。

第4試合終了後、決勝戦の対戦校が発表されました。これが、4試合終了時点の1位と2位の対決となります。発表されたのは、渋谷教育学園幕張と渋谷教育学園渋谷の大本命の2校でした。優勝の夢は潰えましたが、4戦全勝は過去最高で、それだけでも大きな価値のある成績です。

決勝戦終了後、入賞校の発表がありました。

昨年度に引き続き、2年連続の「4位入賞」は快挙です。前年度の好成績のプレッシャーに負けずに、力を発揮できただけでなく、全国で優勝を狙える実力であることが証明されたことは、大きな自信になったと思います。

 

*メンバーの感想などについては、また、改めて紹介します。

 

身近な風景 ~ヒガンバナ2022

9月22日(木)、三毳山の西のふもとにある「万葉庭園」のヒガンバナが見頃を迎えています。八分咲きくらいで、斜面の上の方から下の方へと次々に咲き始めています。

池の水面に映る姿が印象的です。他では味わえません!お勧めです。

さすがに「彼岸花」というだけあって、ちゃんとお彼岸の頃に満開になりそうです。この状態でも十分楽しめますが、池の水面近くまで花が咲くと、もっと真っ赤に見えると思います。3連休の後半の方が、より赤い部分が増えていると思います。

上の方ほど、満開です。

 

<9月25日>満開でした。多くのカメラマンが写真を撮っていました。

【中学】夏休み中のボランティア報告(スポーツ交流)

9月21日(水)放課後、中学2年生の田中さつきさん、若林千悠さん、1年生の大久保琥桜君の3名が、夏休み中のボランティア活動の報告に来てくれました。3名は、佐野市社会福祉協議会主催の「障がい者スポーツ交流会」に参加しました。

報告に来てくれた田中さん、若林さん、大久保君

3名はそれぞれ、佐野市の広報といっしょに配られる「社協だより」7月号に載っていた「ボランティア活動」の募集を見て、やってみようと思ったそうです。事前学習会(8月9日)、交流会(8月19日)、事後学習会(8月23日)に参加しました。

 

事前学習会(8月9日)には、佐野市内に住んでいる中高短大生18名が参加しました。

まず、「ボランティア活動」について学び、交流会に参加する障がい者等に関する理解を深め、交流会でのグループに分かれてワークショップを行いました。「ふれあいシート」(自己紹介用)を作ったり、パラリンピック正式種目である「ボッチャ」のルールを理解したり、交流会での個人やグループの目標を決めたりしました。

ちなみに、3名はそれぞれ、次のような目標を立てたそうです。

田中さん「障がい者とのふれあいや交流によって、理解を深め、ボッチャを楽しむ。」

若林さん「ふれあいながら、楽しく安全にボッチャを行う。」

大久保君「こちらから積極的に話しかけ、仲良くボッチャを楽しむ。」

 

 

交流会(8月19日)では、グループごとに、障がい者と「ボッチャ」をプレイしながら、交流が行われました。

ボッチャは、ヨーロッパで障がい者のために考案されましたが、障がいのあるなしに関わらず、すべてのひとが一緒に、そして競い合えるスポーツです。

ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青それぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、ジャックボール(目標球)にいかに近づけるかを競うゲームです。

ボッチャのルールや面白さについては、「日本ボッチャ協会」や「JAPAN BOCCIA CLUB」のHPをご覧ください。

「日本ボッチャ協会」HPより https://japan-boccia.com/about

 

「JAPAN BOCCIA CLUB」HPより https://japanboccia.com/

 

3人は、交流会でこんな体験をしました。

田中さん「私たちのグループは、視覚障害(全盲)の夫婦と一緒にプレイしました。全盲という先入観がありましたが、普通に歩けたり、ほとんど一人でできることに驚きました。ボールを投げる時も、周りの手ばたきや、声で方向や距離を伝えることで、正確に投げることができていました。」

若林さん「私たちのグループには、発達障害で人見知りがちの小学生がいて、打ち解けるまでに時間がかかりました。最初に比べると、少しずつ話せるようになってきました。」

大久保君「私たちのグループにも、人見知りの子がいました。最初は全然話すことが出来ませんでしたが、最後は、一緒に笑ったりして、楽しんでくれました。」

 

そして、事後学習会(8月23日)が行われました。

3人は、このボランティア活動に参加し、こんなことを感じました。

田中さん「このようなボランティア活動を体験できて、障がい者に対する考えが変わりました。今度は別なボランティアにも参加したいと思いました。」

若林さん「障がい者について知ることが出来ました。これまでにもボランティア活動に参加したことはありましたが、作ったものを手渡すだけだったので、身近でふれあいながら、一緒にプレーしたり、話したり出来たことは初めての体験でした。災害時のボランティア活動などもやってみたいと思いました。」

大久保君「今まで、障がい者とふれあうことはなかったので、一緒に遊べて楽しかったです。こういう接し方もあるんだなと思いました。以前、佐野市が台風の被害にあった時、どろかきボランティアをしている姿をみて、自分もやってみたいと思っていました。これからも、機会があれば、いろいろなボランティア活動に挑戦してみたいです。」

 

*3名とも、素晴らしい体験ができたことが伝わってきました。新たな一歩を踏み出した結果だと思います。良かったですね。これからも、いろいろなことにチャレンジしてください。応援しています。

 

【中1】水素の発生と燃焼(理科、中村先生)

9月21日(水)5限目、中学1年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。気体の性質を調べる単元で、本時は、①水素を発生させて、②集めて、③性質を調べる(燃焼させる)という実験を行いました。

発生する気体を集めています。

今日の実験の手順が示されています。

 

(1)水素を発生させる → マグネシウムリボンを入れた試験管に、塩酸5mlを加える。

塩酸5mlを正確に測って試験管に入れる作業は、簡単そうですが、実は基礎ができていないと危険を伴います。塩酸が飛び散る可能性もあります。親指と人差し指でピペットのゴムキャップをはさみ,残りの指でガラスの部分を持ち、安定させることが基本です。そのうえで、

①親指でゴムキャップをおして空気を出し,そのまま先を塩酸の容器に入れます。

②親指を静かにゆるめて塩酸を少し多めにすい上げ、親指の力加減でぴったりに量を調節します。

③そのまま、ピぺットの先を試験管の口に近づけ、親指でゴムキャップを押し、塩酸を流し入れます。

これがきちんとできていると「科学者」のように見えますし、できてないと危なっかしくて見てられません。

 

(2)発生する水素を集める(水上置換)

水素は水に溶けにくいので、水を満たした試験管に発生した水素を入れ、水を追い出して、水の上に気体を集めます。この方法を水上置換といいます。

試験管が水素で一杯になったら、次の試験管を水槽に入れ、水を満たして水素を集めます。この作業は、チームワークが大切です。どの班もみんなで協力していました。

 

(3)集めた水素の性質を調べる(→燃焼させる)

試験管に集めた水素にマッチの火を近づけて燃焼させます。危険を伴うので、中村先生からやり方の説明がありました。

自分たちでもやってみます。水素は、試験管3~4本分とれたので、一人ずつ交代でやっていきます。

一人は試験管を手に持ち、ゴム栓をはずします。もう一人がマッチで火を点け、試験管の口に近づけます。

水素は「ピュッ」と音を立てて燃焼します。思わず体がのけぞったりしますが、これはこの実験の一番の見どころでもあります。

 

*簡単な実験ではありますが、この実験には、実験の基本的な操作がぎっしり詰まっており、なぜこのような方法で気体を集めるか、など、正確な知識と考察力も必要です。

*この授業を見学した限りでは、そうしたことがきちんと身についていることを感じました。

*また、何人かの生徒に「理科は好きですか?」と聞いてみたところ、ほとんどの生徒が「好きな方です。」と答えてくれたのは嬉しかったです。実験が楽しめると、理科そのものも楽しくなってくると思います。頑張ってください。

【高3】体育「ダンス発表会」

9月20日(火)7限目、高校3年3・4組の「体育」(川田先生、増田先生、滝川先生)の授業を見学しました。「ダンス選択者」の最後の発表会(後半5班)を行っていました。

 

生徒の皆さんの最後の発表会にかける意気込みに、ただただ圧倒されました。素晴らしかったです。

【中3】知事盃ゴルフ・中学女子「優勝」

9月19日(月、祝日)、高根沢町の県民ゴルフ場で開催された「第59回県知事盃争奪ゴルフ競技大会」ジュニアの部(中学女子)で、中学3年1組二渡行夏(ふたわたり あんな)さんが、見事「初優勝」に輝きました。おめでとうございます!

9月20日付け下野新聞第1面より(HP掲載許諾済)

 

『去年の3位から女王の座に就いた二渡行夏は「うれしい」と満面の笑みを浮かべた。』

9月20日付け下野新聞7面より(HP掲載許諾済)

ゴルフ二渡R4.9.20.pdf

身近な風景 ~ヒガンバナ2022

9月19日(月)台風の影響で、時折、雨が激しく降る中、真っ赤な「ヒガンバナ」が、より鮮やかに目に映りました。

栃木市岩舟町の「村檜神社」の参道付近

 

古い郵便ポスト(現役です)の色とよく似ていました。

【高校】第1回SG(Sano グローカル)教養講座

9月17日(土)午前中、「第1回SG(Sano グローカル)教養講座(5講座)」を開講しました。本講座は、SGH終了後の令和3年度から「Sano グローカル構想」の一環としてスタートしました。各分野の第一人者を講師にお招きし、本物に触れることで、今、日本でどんなことが起こっているのか何が課題なのかを知ってもらうことをねらいとしています。

今回の講座の講師として、以下の5名の先生方にご講演いただきました。

1 北海道立北の森づくり専門学校

  主査:佐々木健人先生

2 日本両棲類研究所

  所長:篠崎尚史先生

3 中央AI専門学校開校準備室

  特別顧問:鈴木壮治先生

4 一般社団法人えんがお

  代表:濱野将行先生

5 (株)時事通信出版出版事業部

  部長:坂本健一郎先生

 

本日は、以下の日程で行われました。生徒(高校1,2年生は全員、高校3年生は希望者のみ)は希望する講師の講演に参加しました。

①講演(質疑応答含む)   

  9:00~10:30(90分間)

②振り返り記入(スマホ等

 10:30~10:45(15分間)

③休憩・移動

 10:45~11:00

④課題研究指導(交流会

 11:00~11:45(45分間) 

 

まずは、各講座の「講演」の様子です。

1 北海道立北の森づくり専門学校・佐々木健人先生(北海道からオンライン、生物室、36名受講)

 

2 日本両棲類研究所長・篠崎尚史先生(選択3教室、45名受講)

 

3 中央AI専門学校開校準備室特別顧問・鈴木壮治先生(旭城ホール、69名受講)

 

4 一般社団法人えんがお代表・濱野将行先生(英語演習室、63名受講)

 

5 (株)時事通信出版出版事業部部長・坂本健一郎先生(選択4教室、73名受講)

 

各講座終了後、講師の先生3名のご厚意により、生徒の課題研究について、アドバイス等をいただく「交流会」(選択3教室)が行われました。ここでは、講師の先生の専門分野に関連する生徒の「課題研究班」が、直接ご指導をいただきました。

 

*各講座のさわりだけしか観ることが出来ませんでしたが、どの講座も、各分野の最先端の研究や事業に関する興味深いお話でした。生徒の課題研究を深める上で、大きな刺激を受けたのではないかと思います。とても有意義な「SG教養講座」でした。

 

【高校】ボート部、谷中湖特設コースでの練習

9月17日(土)午後、とちぎ国体の会場である「谷中湖特設ボートコース」での練習を見学・応援に行きました。ボート部は、来たる国体(10月1日~4日)に向けて、9月16日(金)~19日(月)にかけて、現地で合宿を行っています。

少年女子クオドルプル(佐高3名:堀越紅羽、藤倉望妃、藤倉麻妃+佐野東高2名の栃木県チーム)

「谷中湖特設ボートコース」は、渡良瀬遊水地にある谷中湖に設置されています。ボート競技は、写真の白丸の辺りで行われます。矢印の方向から見ています。普段の「渡良瀬川特設コース」とは異なり、広い湖ですので、湖岸から見るとかなり遠くで漕いでいる感じがします。

 本校から国体ボート競技に出場する種目と選手は以下の通りです。女子ダブルスカルは本校生コンビですが、他の種目は佐野東高校ボート部とのオール栃木」最強チームを編成しています。

 

少年女子ダブルスカル
S福地琴美(2年1組)
B高瀬綾乃(2年2組)

少年男子ダブルスカル
S青木瑛久(3年3組)

少年女子クォドルプル
S藤倉望妃(3年3組)
3堀越紅羽(3年3組)
B藤倉麻妃(3年2組)

少年男子クォドルプル
S清水雅裕(2年4組)
3宋 佳修(1年4組)
2船田佳佑(2年2組)
B三田翔愛(1年2組)

そして忘れてはならないのが、‥
成年女子シングルスカル
増田 萌(教諭)

 

谷中湖では桟橋がないので、湖からボートを引き上げるのが一苦労です。湖岸はぬるぬるして、つるっと滑りそうです。しかし、ここで転倒したら大変なことになりますので、皆、集中しています。

今日は、朝9時から15時過ぎまで、ひたすら漕ぐ練習を続けてきました。

疲れている中にも、笑顔が絶えません。3年生の4人です。

そして、1,2年生と増田先生です。

 

最後に、テントを撤収し、ボートを艇庫まで運びます。

栃木県の艇庫は、ここから歩いて20分くらいのところにあるそうです。

練習は、19日(月)まで続きますが、台風の影響が心配です。

明日は体育館での練習になるかもしれないそうですが、頑張ってください。応援しています。

 

PS :増田先生から合宿中の一コマの写真をいただきました。

宿泊先は「古河スポーツ交流センター」のようです。かなり大きな施設という感じがします。

 

17日(土)の午前練の後の昼休みです。テントの中で休んでいます。

昼休みの気だるい雰囲気が背中から伝わってきます。午後練もよく頑張りました。

 

 

 

「正々堂々」ハイヒールをはいたお坊さん

9月14日(水)15時、「一向寺」(佐野市堀米町)の住職である 東 公章さんが来校し、一冊の本を贈呈してくださいました。

正々堂々 私が好きな私でいきていいんだ」ハイヒールをはいたお坊さん西村宏堂さんのご著書です。西村さんは、8月25日に佐野市で講演をしてくださいましたが、実は、本校の「第3の制服」が、実現の「きっかけ」となっていました。

(右側)佐野市の人権・男女共同参画課(人権推進係)の亀山さん

 

西村宏堂さんは、僧侶で、メイクアップアーティスト、LGBTQでもある独自の視点で「性別も人種も関係なく皆平等」というメッセージを発信しています。

1989年東京生まれの西村さんは、ニューヨークのパーソンズ美術大学を卒業。ミス・ユニバース世界大会やNYファッションウィークなどで、メイクを行い、世界的に高い評価を得ています。2021年にTIME誌「Next Generation Leaders」に選出されました。

ニューヨーク国連本部やイェール大学、増上寺などで講演を行い、その活動は、NHKやBBC(英国放送協会)など、国内外の多くのメディアに取り上げられています。現在は、ロンドンを拠点に活躍されているそうです。

そのような多忙な西村さんが、先月25日、佐野市文化会館で、「ハイヒールを履いた僧侶から学ぶ、自分に自信をもつ方法」と題するオンライン講演をしてくださいました。

西村さんは、現在では、お坊さんとしてお経を唱えて、メイクもして、ハイヒールも履き、キラキラのイヤリングもつけて、同性愛者であると公言されています。しかし、堂々と胸を張って自分のことを話せるようになったのは26歳からで、それまで周囲の人たちと違うセクシュアリティを隠し続けてきたそうです。特に高校3年間は「暗黒の谷」で、心を許せる友だちはひとりもできませんでした。

西村さんは、本校が昨年度、生徒たちによって「第3の制服」を導入し、自由に選べる制服となったことを知り、感銘を受けたそうです。そして、そのような高校のある「佐野市」でならと、御多忙な中、講演を引き受けてくださいました。意外な縁がありました。

皆さんの行動が、皆さんが知らないところで、気づかないうちに、西村さんを、そして社会をも動かしていたことを知りました。西村さんから、皆さんにも是非、読んでいただきたいと、自伝的な著書である「正々堂々 私が好きな私でいきていいんだ」を贈呈してくださいました。それを届けるために、同じ宗派の住職である東さん、そして、佐野市の人権推進係の亀山さんが、本日、校長室まで来てくださいました。この本は、図書室に置いておきますので、是非、手に取って、読んでみてください。

【中1】ホットケーキ作り(家庭科・保科先生)

9月14日(水)5限目、中学1年3組の「家庭科」の授業(保科先生)を見学しました。今日は、調理実習で「ホットケーキ」を作っていました。

おいしそうにできました。

 

最初に、保科先生から、材料や調理方法、注意点などについて、お話がありました。

生徒は、班ごとに必要な材料を取りに来ています。

続いて、材料を混ぜ合わせて、ホットケーキの生地を作ります。

いよいよ、フライパンで焼きます。今の生徒は、ガスを使っていない家庭もあるので、ガスで火を付けるという経験があまりないようです。先生や友達に教わりながら、やっていました。

フライ返しでひっくり返します。

焼き上がりました。完成です。

出来上がったホットケーキは、被服室に持って行って、対面にならないように食べました。

「ふわふわでおいしい」といった感想が聞かれました。自分で作ったとあれば、なおさらですね。

これで、ホットケーキというレパートリーが加わりました。

家でも作ってみてください。

【高校】ボート部、「表彰カード」差し上げました。

9月13日(火)昼休み、インターハイで活躍したボート部の3年生4人が校長室に来てくれたので、前から渡す予定だった「表彰カード」を差し上げました。喜んでもらえて嬉しいです。

「表彰カード」は、飛駒和紙で作った特注品です。

【高3】「英語表現Ⅱ」の授業見学(久保田先生)

9月12日(月)7限目、高校3年1・2組の「英語表現Ⅱ」の授業(久保田先生)を見学しました。「読解力と表現力を高めるSDGs英語長文(三省堂)」というテキストを使って、Lesson 7 (Goal 7) 「ARRORDABLE   AND  CLEAN  ENERGY  エネルギーをみんなに そしてクリーンに」で、ウクライナのチェルノブイリ原発事故に関する長文に取り組んでいました。

 

 気づいた人もいるかもしれませんが、このテキストは17のLesson からできており、それぞれが、SDGsの17のGoal に対応する長文(課題等)を扱っています。

 チェルノブイリ原発事故は、1986年4月25日に発生し、翌26日、原子炉は暴走し、水蒸気爆発を起こして破壊され、大量の放射性物質が大気中に放出されました。その結果、現在もなお、原発から半径30キロ以内の地域での居住が禁止されています。

赤い部分が現在のウクライナ。その北はベラルーシ。

テキストでは、事故の様子や現状などについても紹介されています。そうした長文の英文をもとに、生徒たちは読解したり、表現したりしていました。また、お互いに英文を読んで、意味を説明していました。皆、意欲的に取り組んでいる姿が印象的でした。

今日のLessonのまとめとして、当時のチェルノブイリの原発事故に関する証言のインタビューなどを動画で視聴しました。

最後は、時間まで「聞き取り」が行われました。

*SDGsに関する大学入試の出題も多く、関連するテーマを理解したり、よく出てくるキーワードを知ることは、英語と時事的な勉強の両方を兼ねている素晴らしい受験勉強だと思いました。

また、今回のウクライナでのチェルノブイリ原発事故は、現在進行中のロシアの侵略の中で、原発が重要な位置を占めていることを改めて学ぶ、絶好の機会でもあります。「英語表現」の授業もシンカしていることを実感しました。

SDGsの他のGoal についても、どんな内容を扱うのか、興味を持ちました。

【中学】全国中学生英語ディベート大会(練習)

9月12日(月)放課後、「第12回 全国中学生英語ディベート大会」(9月25日、オンライン開催)に向けた練習を見学しました。6月頃、中学3年生を対象に参加希望者を募り、夏休み中などに定期的に練習を重ね、現在は、来週末の大会に向けた「最終調整」をしています。

集まった7名の有志生徒(相澤勇太君、浅田優君、井本宙汰君、黒澤さくらさん、朴正勲君、村田桜彩さん、山口紗季さん)

 

大会では、4試合を行いますが、そのうち3試合は準備型(論題:日本は中学生以下のスマートフォンなどの使用を禁止すべきである。是か非か)で、1試合は即興型です。夏休み中は、準備型での練習を積んできましたので、現在は、何が出るか分からない即興型の練習を繰り返しています。

ちなみに、今日の練習のお題は、

中高生にとって、ボーイフレンドやガールフレンドを持つことは、時間の無駄である。是か非か」でした。

このお題が出るかどうかはわかりませんが、とにかく、お題が発表されたら、15分間で、それぞれの立場(是か非か)の論理構成を考えなければなりません。さらに、それを相手に英語で伝えなければなりません。そう簡単なことではありません。しかし、生徒たちは整然と、それぞれの役割を果たし、スピーチしていました。

*これまで練習を積んできたせいか、ちょっとやそっとでは動じない、安定感が感じられました。チームとしての目標もあるようですが、順位にはこだわらず、英語ディベートを楽しんで欲しいと思います。応援しています。

【中3】数理探究「連分数の魅力」(宇都宮大学・鈴木先生)

9月12日(月)、3・4限目、中学3年1組「数理探究」(数学分野)の授業を見学しました。今日は、宇都宮大学共同教育学部の鈴木拓先生を講師にお迎えし、「連分数の魅力 ~数当てゲームと近似のお話」というテーマで、数学の面白さを教えていただきました。なお、1・2限目は3年3組5・6限目は3年2組で、同じ授業が実施されました。

授業は、まず、「連分数とは何か」から始まりました。

連分数とは、

・分数の分母に更に分数が現れるような式

・分子の数は全て1

これらを満たす分数です。

分子の数が分母より大きい分数を「過分数」といいますが、「過分数」は、下図のように簡単に「連分数」で表すことが出来ます。

実際に、いくつかの過分数を連分数に直してみました。できたら、周りの生徒同士で確かめました。

 

次は、「数当てゲーム」です。

例えば、X=3.6842105‥ という少数は、分数で表すとどんな数になるでしょう。これが「数当てゲーム」です。

「そんなこと当たりっこない」普通に考えれば、そう答えるでしょう。でも、「連分数」を使うと意外と簡単に出来るんです。ただし、電卓は使います。鈴木先生は、電卓の画面を示しながら、どのキーを押せばいいか、までわかりやすく丁寧に教えてくださいました。

実際に、いくつかの少数を分数で表しました。

合っているかどうか、生徒同士で確かめています。

もうだいぶわかってきました。だんだん楽しくなってきました。

次に、有理数と無理数を連分数で表すと、どのような違いがあるか、確かめました。無理数とは、√2のような数です。無理数は、連分数で表すと、無限に続き、終わりがありません。(これを無限連分数というそうです。)

2時間連続の授業の1時間目は、この辺りで終わりました。休み時間の後、後半へと続きました。

 

2時間目は「連分数による近似」です。

例えば、円周率(π=3.1415926‥)は無理数ですので、分数で表すことはできませんが、連分数を使うと、近似する数で表すことが出来ます。ちなみに、円周率の1次近似は π ≒32次近似は π ≒ 22/7 (→7分の22です)、3次近似は π ≒ 333 / 106 (→106分の333です)

同様に、√3(≒1.7320508‥)や√5(≒2.360679‥)などの近似を連分数を使って求めました。

 

さらに、連分数を使うと、「1太陽年の近似を求めることが出来ます。

「1太陽年」とは、地球が太陽の周りをぐるっと1周するのにかかる日数です。1年365日と言われていますが、実際は365.2421895‥という数値です。つまり、1年を365日とすると、4年で約1日分増えてしまいます。そこで、4年に1回、うるう年がやってくるのですが、これでもずれが生じるので、「100年に1度、うるう年を例外で平年とする」、さらに「400年に1度、例外の例外で、平年としないでうるう年とする」というルールがあります。

これを「グレゴリオ暦」といい、多くの地域で採用されています。

また、「イラン暦」というのもあり、「128年に1回、例外で平年」としています。

実は、「イラン暦」の方がより正確で、1太陽年を連分数で表したときの5次近似である365+ 31/128 に基づいています。

 

*こんな風に、日常生活の中に、連分数の考え方が息づいていることを知り、鈴木先生の特別授業は終わりました。大満足で、とても楽しい授業でした。「数学って面白いな」と感じてくれた生徒がたくさんいたことを期待しています。

 

 

身近な風景 ~ヒガンバナ2022

9月10日(土)足利市の名草上町の土手には「ヒガンバナ」が咲いていました。もうすでに花が終わって枯れかけているのもありました。ヒガンバナは、その名の通り、お彼岸付近で咲くことが多いのですが、異例の早さです。9月初旬には開花していたことになります。一体、何があったのでしょうか? 佐野市内や栃木市内では、開花はまだ先です。謎がまた一つ増えました。

足利市名草上町のヒガンバナ(すでに盛りを過ぎているものもあります)

白いヒガンバナもまとまって咲いています。

 花の赤い色が白っぽくなっているのは、枯れかかっています。

 

これに比べると、佐野近辺はまだ開花には至っていません。

栃木市岩舟町小野寺のヒガンバナ(9月11日。ようやく茎が伸びてきました。満開まで1週間くらいかかりそうです)

身近な風景 ~中秋の名月がきれいです。

9月10日(土)、今日は満月、中秋の名月です。今週は雨模様の天気が続きましたが、今日はさわやかな一日となりました。夜空も晴れ渡り、中秋の名月がとてもきれいです。皆さんも、夜空の月を眺めてみませんか。

21時30分撮影

前日の9日(金)には、保健室の入り口でも、一足早い「満月」を見ることが出来ました。

うさぎの姿も見えますね。

身近な風景 ~クリケット(エンバシーカップ)

9月10日(土)16時30分~ 「佐野市国際クリケット場」(旧田沼高校跡地)で「2022エンバシーカップ」の表彰式とセレモニーがあり、佐野高校も招待されていましたので、参加しました。クリケットはイギリスで発祥したスポーツであるため、英連邦諸国ではサッカーなどと並び高い人気があります。会場では、エリザベス女王が8日に崩御されたため、献花台や記帳台が設けられ、セレモニーの開始前には、全員で黙とうしました。

エンバシーカップとは、各国の在日大使館(エンバシー)の職員によるチームの国際試合です。参加チームは、イギリス、インド、スリランカ、パキスタン、ネパール、アンザック(オーストラリアとニュージーランドの合同チーム)、日本です。公用語は英語が使われていました。

インド、パキスタン、バングラデシュなどでは最も人気のあるスポーツで、インドでは圧倒的に一番人気スポーツです。川俣先生も通訳を兼ねて参加してくれたので、インド大使館の方ともお話しすることが出来ました。日本の野球と同じくらい、インドではクリケットが人気だそうです。

「クリケット・ワールドカップ」は200以上の国と地域で視聴されていて、サッカーのワールドカップ、夏季オリンピックに次いで世界で3番目に視聴者数の多いスポーツイベントだそうです。(Wikipediaより)

佐野にある「国際クリケット場」は、なんと日本で唯一の施設であり、選手の皆さんは、「とても素晴らしい競技場だ!」と絶賛していました。クリケットをするために佐野を訪れる外国人のリピーター率は非常に高いそうです。

「鏡開き」(日本酒の酒樽のふたを叩いて割るイベント)が厳粛に行われました。

日本の「鏡開き」は、外国ではとても珍しく、たくさんのカメラマンが押し寄せました。

何人かの日本人によるスピーチ(同時通訳がありました)があり、日本ではちゃんと聞いていないと怒られそうですが、参加国の皆さんは、とても大らかで、思い思いにリラックスして楽しんでいたのが印象的でした。

この日は、とても爽やかで、時折、涼しい風も吹いてきて、気持ちの良い夕刻でした。空を見上げると、唐澤山に雲がかかっていました。多くの国の人々が一堂に会し、「あの雲、何に見えるかな」などと、ぼーっとできるのは、平和であることの象徴にも思えました。

ジャズの生演奏を聞きながら、会場を後にしました。

 

【中2】「数学」の授業見学(安藤先生)

9月9日(金)2限目、中学2年1組の「数学」の授業(安藤先生)を見学しました。今日の単元は、「3節 一次関数の利用」で、学習のめあては「2つの数量の関係を一次関数とみなし、問題を解決しよう」でした。

 

例えば、山に登ると、だんだん気温が下がってくることは、経験的に知っていることと思います。理科の授業では、100m上がるごとに気温は0.6℃下がる、と習うと思います。これは理論的な値で、実際にはきっちりその通りには行かないと思います。風向きや天候など、変動する要素があるからです。

しかし、逆に、実際の高度と気温のデータが複数あれば、そこから関係性(一次関数)を導き出し、測定していない地点の数値を予想することが出来ます。今日の授業は、富士山の五合目、六合目、七合目、そして地上の4つの地点のデータから、それらを一次関数とみなして、式を導き出し、八合目の気温を予想する、ということが「学習のめあて」に設定されています。数学が実生活でどのように役立っているかも実感することが出来ます。

授業は、時間を区切って、何をどこまでできるようにするかが、最初に示されます。まずは、自分で考えてみます。その中で、わかりにくいところがあれば、グループの中で自由に聞き合うことが出来ます。その間、先生は、個別に教えるというのではなく、どこでつまづきやすいか、間違えやすいポイントなどを把握しています。

設定時間終了後は、問題を解く上でのポイントを再確認しています。

授業時間内で、その時間の「学習のめあて」を達成しています。

さらに、本当に理解しているかどうかを確認するための改善策として、授業の初めに、前時の学習内容が身についているかどうかを小テストで確認しているそうです。

その結果、ほとんどの生徒は学習内容を理解していることが分かりました。

理解が不十分な生徒に対しては、個別に教えることで、誰も取り残さない授業を目指しています。

 

授業の最後には、振り返りシートで、今日学んだことや、疑問点などを記入して提出しています。

*このような授業の進め方は、まだ一般の中学校ではやられていませんが、新しい学習指導要領に則った「個別最適学習」を目指した先進的な授業であり、おそらく、数年後はスタンダードな授業展開として広がっていくのではないかと思っています。生徒たちも慣れてきました。

【中2】夢中になるのは悪いこと?(道徳・高木先生)

9月9日(金)7限目、中学2年1組の「道徳」の授業(高木先生)を見学しました。「夢中になるのは悪いこと?」というテーマで、望ましい生活習慣について考えていました。スマホの使い方などが話題になりました。

 

授業では、まず、授業が終わってから、次の日に学校に行くまでの過ごし方をプリントに書き込み、自分の自由な時間について、話し合いました。

自由な時間の使い方として、ネットゲームが手放せないなどの「依存」に悩む若者の事例について、紹介されていました。そこで、携帯電話やスマホが手放せない人に対して、どんなアドバイスができるか、それぞれで考え、その結果を周囲で話し合ったり、発表したりしました。

「他にやりたいことを探せ!」「ケータイを閉じ込めろ!」「計画を立てて規則正しく!」などの意見がでましたが、それができないから「依存」になっていることも分かってきました。

また、「夜中でも友達からラインが来たらどうする?」など、身近な問題に対しても、それぞれの考えや思い込みなどがあることもわかりました。今はスマホを持ってない、という生徒もいますが、今後、スマホとともに、どのように生活するかは、誰もが考えなければならないことです。授業の中でも答えは見つかりませんでした。

しかし、課題であると認識すること(=課題の発見)が、課題解決の第一歩です。この授業をきっかけに、自分たちのスマホの使い方について、考えて欲しいと思います。さらに、この授業から、子どもにだけ課題を預けるのではなく、大人がお手本を見せることも大事なことだと感じました。(子供に注意していることを自分でもやっていたら説得力ありませんよね。)

【中3】数理探究「化石から見る地層の成り立ち」

9月8日(木)6・7限目、中学3年2組の「数理探究」の授業を見学しました。今回は、葛生化石館の奥村よほ子先生をお招きし、「化石から見る葛生地区を中心とした地層の成り立ち」と題して、講義と実習を行いました。

今回は、地層の成り立ちや葛生で産出された動物の化石などのお話に加えて、現在、葛生化石館で開催している企画展「歯の進化の話 ~今も昔も歯が命」に因んだ、動物の歯に関するお話もありました。歯が一本でもあれば、その動物の種名までわかってしまうこともあるそうです。

 

 

後半は、実際に葛生で採取された地層の断片から、化石(フズリナ、ウミユリ等)を探す実習が行われました。

フズリナとウミユリの化石がたくさん見つかりました。皆、夢中で探しています。

ウミユリの化石の断片から、実際の姿の復元に挑戦している生徒もいました。

 

最後に、代表の生徒が「お礼の言葉」を述べ、特別講義は終了しました。生徒の素晴らしい「スピーチ」に感動しました。

とても楽しい特別講義でした。生徒たちは、満足して帰っていきました。

中3の1組と3組については、9月30日に、奥村先生による特別講義が予定されています。

【中3】スピーチで社会に思いを届ける(国語・石塚先生)

9月7日(水)6限目、中学3年1組の「国語」の授業(石塚先生)を見学しました。「説得力のある構成を考えよう ~スピーチで社会に思いを届ける~」という単元で、ちょうど「スピーチの会」を行っていました。

 

聞き手の心に届くスピーチは、人々の価値観や行動に影響を与え、社会を変える力になります。この単元では、自分が心から訴えたいことを見つけ、クラス全体に向けて実際にスピーチを行います。

スピーチを行う手順として、以下のように進めていました。

①話題を決めて、情報を集める

②話の構成を考える

③スピーチの会を開く(本時)

タブレットを活用して、話題を探したり、情報を集めます。

それらをもとに、話の構成を考えます。

スピーチでは、タブレットを使って、図を見せながら行う生徒もたくさんいました。

 

教室の前と後ろの2か所で、スピーチが行われていました。

「スピーチで大切な三つのポイント」は、信頼、感情、論理、とされています。それらが伝わっているかに注目しながら、相互評価をしています。

生徒たちは、国語の授業だけでなく、すでにいろいろな場面でスピーチやプレゼンを経験しているので、これまで自分たちが行ってきたスピーチやプレゼンが、本当に説得力があったのか、ふり返る機会でもあったようです。

授業終了後、どのスピーチがどのように良かったのか、わかりやすく説明してくれました。

【中高】囲碁将棋部の取材がありました。

9月7日(水)放課後、下野新聞の記者が来校し、高校3年の竹熊柊君(全国高校竜王戦準優勝)と中学3年の石原橙真君(全国中学校選抜将棋大会第3位)が取材を受けました。

近々、下野新聞で紹介されるそうです。

 

↑取材を受ける竹熊柊

↑取材を受ける石原橙真

 

*二人は、これまでにいろいろな取材を受けたり、報告をしたりしていますが、いつも謙虚に自分の考えなどを丁寧に伝えているのが印象的でした。

【中学】「日本語ディベート」全国ベスト16(報告会)

9月7日(水)放課後、中学の特設部である「日本語ディベート」の全国大会初出場・ベスト16の報告会がありました。全国大会に出場した中学3年生6名が校長室に来てくれました。

 

手に持っているのは、全国大会の予選リーグで戦った2校、そして、決勝トーナメントで戦った1校の対戦相手から贈られた色紙です。全国大会で戦った証として大切にしています。

予選リーグでは、強豪校の「愛知教育大附属中学校」に敗れたものの、熊本県の「マリスト学園中学校」に勝利し、決勝トーナメント進出を決めました。決勝トーナメントでは、1回戦で「名古屋市立浄心中学校」に僅差で敗れましたが、ベスト16という結果を残しました。

全国大会出場校の中で、本校は唯一の初出場で、それだけでも凄いのですが、決勝トーナメントでベスト16になったことで、佐高附属中の名が、改めて全国に知れ渡りました。本校で「日本語ディベート」が誕生してから8年目の快挙達成でした。

(左から)

部長の落合宥來さん

「今大会を終わって、全国大会の場でディベートをすることができた喜びを感じたと同時に、レベルの高さを実感しました。このメンバーと一緒に試合をすることができて良かったです。」

副部長の黒田詩乃さん

「初の全国大会で不安もありましたが、チームのみんなで乗り越えることができ、最高の試合になりました。この学校のディベート部で3年間を過ごすことができ、本当に良かったです。」

(右から)

副部長の松葉紳一郎

「今回初めて、この5人と一緒に大会に参加しました。試合には出ず、サポートに回っていました。もっといいサポートが出来たのではと、少し後悔していますが、楽しいディベートができて良かったです。」

島田琉睦

「初の全国大会ということで、少し緊張しましたが、全力で楽しむことが出来ました。オフラインの大会も初めてだったので、自分のベストをあまり出せなく、悔しい部分が残ってしまいましたが、それを含めて、良い経験をすることができました。本当に良かったです。チームと協力し、全力で試合に臨み、やり切りました!」

田所桜空さん

「全国の強豪と戦ってみて、全国を突破した壁があったように、全国には全国の壁がありました。他の中学校に勝つためには、まだまだスピーチの質を上げる必要があるなと感じました。中学生活の中で一番熱心になれたのがディベートでした。ここまで部員全員とこれて良かったです。」

秋葉ひなたさん

「全国のレベルの高さに驚いたとともに、もっと強くなりたいと思えました。ディベートに本気になれた幸せな3年間でした。」

 

*6人の報告を聞き、チームの団結力の強さを感じました。全国の舞台に立って初めて見える風景を目にすることができたことは、とても貴重な体験だったと思います。人間的にも大きな成長があり、ディベート活動で身に付いた力も大きいのではないかと思います。

また、せっかくの中高一貫ですので、これで終わりではなく、何らかの形で、今後もこうした活動を続けていって欲しいと思いました。

6人には、「表彰カード」を差し上げました。

 

 

【中高】「アンブレラスカイ」後片付け

9月6日(火)今日は、3日に開催された「旭城祭」の後片付けが行われました。アンブレラスカイで使った約100本の傘は、雨にぬれたりしていますので、一つ一つ洗剤で手洗いし、乾かしてから、丁寧に箱詰めされました。これらは、無償で貸してくださった館林市の谷田川さんにお返しする予定です。ありがとうございました。

中学生たちが丁寧に洗ってくれました。

洗った傘は、中庭で乾かします。

乾いた傘は、箱詰めしています。

作業は、放課後、2時間程度で終了しました。ご苦労様でした。

【中高】保護者公開に向けての準備

9月2日(金)16時、最後の点検で各会場を巡回しました。明日の保護者(同居の家族)への公開に向けて、準備が整ってきていました。今日は、最大19時まで残って準備するクラスや団体があるようです。

巡回のルート順に目にしたものです。完成度は様々ですが、生徒たちが楽しんで取り組んでいることは伝わってきました。保護者の皆様は、明日、完成形をお楽しみください。

 

【中高】旭城祭校内公開~「アンブレラスカイ」

9月2日(金)今日の13時から、学校祭(旭城祭)の「校内公開」が始まりました。今回の校内展示の目玉として、中庭に「アンブレラスカイ」を制作しました。今日はあいにくの雨模様ですが、雨に傘(アンブレラ)はつきものです。雨の降る日でも、人々に明るい希望を与えてくれる「アンブレラスカイ」のような人になってくれるといいですね。

「アンブレラスカイ」は、館林市の「城町アンブレラスカイ」が有名です。今回の「アンブレラスカイ」も、館林で「アンブレラスカイ」を制作している谷田川敏幸様に、プロデュースしていただきました。

谷田川さん(右端)と中高の実行委員・生徒会役員との顔合わせ

 

高校の生徒会長が、館林のアンブレラスカイ(7月4日から8月27日まで開催)を見て感激し、中高生がみんなで楽しめる企画として、「旭城祭で実現したい」という強い思いに駆られました。そこで、アンブレラスカイを私費で企画・運営・実施をされている谷田川敏幸様に直接会い、その気持ちを伝えました。

最初は「そんなに簡単にできるもんじゃないよ」と、軽く断られたそうですが、「どうしても作りたいんです」とあきらめない生徒会長の熱意に根負けし、応えてくださいました。

8月30日(火)、急遽、本校に来ていただき、中庭に「アンブレラスカイ」が設置できるかどうかを見ていただきました。その結果、管理棟と教室棟に平行するワイヤーを5本張り、そこにアンブレラを100個程度をつるした「アンブレラスカイ」を制作することは可能であることがわかりました。アンブレラは谷田川さんが無償で提供していただけることになりました。

谷田川さんは、すぐさま設計図を書いてくださり、必要な材料(単管等)を算出しました。そして、生徒会担当の川俣先生が、ホームセンターに出向き、材料がすべて揃っていることを確認しました。

8月31日(水)、この日の午後から生徒たちは作業を始めます。それに間に合うように、事務室の公使さんと、生徒会担当の増田先生と私で、材料を買い出しに出かけました。

これらを単管というのだそうです。

軽トラを借りて、佐高まで運びます。

(ちなみに、私も運びました)

これで、材料は揃いました。

8月31日(水)午後、アンブレラをつるす土台の設置作業に取りかかりました。

公使さんや先生方の指導の下、生徒たちは安全第一で慎重に作業を進めました。

(なお、写真撮影時のみ、マスクを外してもらいました。)

地中深く杭を打ち、簡単には倒れないような土台を作ります。

ワイヤーを張っています。

張ったワイヤーにアンブレラをつるします。

9月1日(木)10時、すべてのアンブレラをつるし終わりました。根気のいる作業でした。

 

9月1日(木)午後、安全性を高めるため、ワイヤーを支える単管の数を追加するなどの補強作業を行い、ようやく完成しました。お疲れ様でした。

ものすごい集中力とチームワークでした。高校生の情熱がなかったら、2日間でここまでやろう、なんて誰も思わないでしょう。

 

9月2日(金)今日は校内公開です。今まで、閉じていたアンブレラを開きます。

幸いにも、傘はワンプッシュで開きます。

色とりどりのアンブレラが広がると、風景が一変します。虹のように輝くスカイが現れました。

 

この日、館林から谷田川さんが、完成した「アンブレラスカイ」を見に来てくれました。「これだけしっかり作ってあれば、倒れる心配はありません。下を通っても安全です。」建築工事の専門家から、安全性のお墨付きもいただきました。本当にありがとうございました。

ここまでのものができるとは、ちょっと信じられない気もしましたが、熱意とそれを裏付ける緻密な計算と勝算があったからだと思います。また、生徒と教職員、そして谷田川さんが一致団結し、同じ目標を目指していたことが大きかったと思います。

素晴らしいチャレンジの成果を明日、保護者の皆様にも見ていただけることを本当に嬉しく思っています。

 

【高校】県総文祭総合開会式

8月31日(水)、栃木県総合文化センターで、「第44回栃木県高等学校総合文化祭総合開会式」が開催されました。本校からは、弁論の若林仁瑛君が、記念発表を行いました。数百名の観客を前に、堂々とした弁論に大きな拍手が送られました。

楽屋で撮影しました。

 

大嶋浩行先生が若林君を引率してくれました。

夏休み中に総文祭(東京)ですでに発表していますので、余裕のある、完璧なパフォーマンスでした。多くの観客の心に響く圧巻の弁論でした。とても良かったです。

 

なお、自然科学部会の発表は、ポスターが展示されていました。

これが佐野高校科学部のポスターです。

【高2】「ひろしまジュニア国際フォーラム」参加報告

8月29日(月)放課後、「第7回 ひろしまジュニア国際フォーラム」(8月16~20日、オンライン)に参加した高校2年2組の青木藍花さんが、校長室まで報告に来てくれました。

グループGの「平和宣言」

このフォーラムは、「平和な世界の実現に向け私たちができること核兵器廃絶と復興・平和構築に向けた取り組み)」について、国内外の高校生等が討議や交流等を行い平和のメッセージを世界に発信することを通じて,次の世代の人材を育成することを目的にしています。

このフォーラムは、広島県内の高校生に加えて、県外の高校生(5名程度)、海外在住及び海外からの留学生(20名程度)で、50名程度の高校生で実施されました。青木さんは、県外高校生の一人として選ばれました。

 

それでは、このフォーラムについて、青木さんに聞いてみましょう。

Q1:フォーラムではどんなことが行われましたか?

→「まず、今回のフォーラムは、すべてオンラインで実施しました。AからJまでの10班に分かれ、各班5名ずつで活動しました。私の班には、広島の高校生に加えて、フィリピンの高校生やハーフの高校生がいました。5日間、日本語は全く使わず、英語だけで会話や話し合いが行われました。」

同じ班のメンバーです。もう一人、男子生徒がいます。(本人たちから、HP掲載の了解をいただきました。)

 

Q2:具体的な活動内容を教えてください。

1日目は、オリエンテーションで、広島の平和公園のオンラインツアーやチームビルディングを行いました。また、被爆体験証言,平和構築に関する講話がありました。

2日目は、核兵器廃絶をテーマに、講義・グループディスカッションを行いました。

3日目は、復興・平和構築をテーマに、講義・グループディスカッションを行いました。

4日目は、班ごとに「広島宣言」(英文)を作成しました。

5日目は、各班が作成した「平和宣言」の発表を行いました。発表に当たっては、リーダー、タイムキーパー、メッセンジャー、プレゼンター(2名)といった役割分担を行いました。私は、プレゼンターを担当しました。

 

Q3:この活動を通して、どんなことを感じたり、学んだりしましたか?

「今回の体験は、自分の将来のことを考える上で、大きな転機になりました。フォーラム参加で、自分の考え方が大きく変わりました。それは、大きく2つあります。

一つは、共通の言語として「英語」の持つ力の大きさを実感しました。住んでいるところや生活が全く異なる様々な国の人とも、英語を使うことで、コミュニケーションや議論することが出来る、そのことに感動し、本当に凄いことだと思いました。

もう一つは、今までは、「戦争がなければ平和である」と思っていましたが、実はそうではないことがわかりました。同じ班のフィリピンの高校生からは、フィリピンではLGBTQといったことは意識されておらず、差別が普通に起こっているという現実を聞かされました。他にも、差別や偏見はいたるところに残っており、そういった状況の中で生活する者にとっては、戦争でなくとも、平和であるとは言えないのではないかと思いました。改めて、平和って何なのかを考えました。」

 

Q4:そのような考えは、青木さんの班で作った「平和宣言」にも活かされているのですか?

→「平和宣言は、まず前半で、核兵器廃絶について、課題と解決策、私たちの役割、広島の役割を盛り込みました。さらに後半では、戦争だけではなく、様々な差別のない平和を構築することについて、課題と解決策、私たちの役割、広島の役割から、まとめました。核兵器廃絶については政治の果たす役割が大きいですが、平和構築については、逆に、政府ではなく、小さな企業や私たちの行動が果たす役割が大きいと考えています。」

 

英文の「平和宣言」です。

そして、この宣言で目指している内容を具体化し個人の行動レベルに落とし込んだものが、以下の「Action Plan」です。8月31日までに完成させ、提出しなければなりません。

 

内容は、

1 平和に関する「ワークショップ」(講話等)を開催する。

2 平和を伝える子供向けの「絵本」を制作する(課題研究のテーマ)。

3 平和に関する豆知識などを伝えられる「掲示板」を校内につくる。

以上の3点です。

青木さんの「Action  Plan」

*ぜひ、学校の生徒や先生を巻き込み、フォーラムで考えた「平和構築」を実現させてください。応援しています。

青木さんには、「表彰カード」を手渡しました。

【高3】高校竜王戦「準優勝」竹熊君を取材

8月30日(火)放課後、佐野ケーブルテレビが、高校将棋竜王戦「準優勝」竹熊君の取材に来ました。大会の裏話や今後の目標などについて、校長室で堂々と答えていました。

 

なお、校長室での取材終了後、渡良瀬川で練習をしているボート部の取材にも行かれたようです。本校生の活躍として、将棋の竹熊柊君、ボート部の藤倉望妃さん、堀越紅羽さんの3名を特集していただけるそうです。大変ありがたいことです。佐野ケーブルテレビさんがどんな番組にしてくれるのか、とても楽しみです。

佐野ケーブルテレビに加入されている方は、9月5日(月)に放送されるそうですので、そちらをご覧になってください。

【中高】県立博物館「開館40周年記念特別企画展」

8月30日(火)放課後、栃木県立博物館で考古を担当されている島田佐智夫先生(2年前まで本校で勤務)が、訪ねてきてくれました。9月17日から、県立博物館の開館40周年記念特別企画展鑑真和上と下野薬師寺」が始まります。そのチラシと招待券を持ってきてくれました。

この企画展、毎年開催されている企画展とは、規模も力の入れようも桁違いなんだそうです。何しろ、県立博物館ができてからちょうど40年という大きな節目に、県博の「考古」「美術」「歴史」の3つの分野の担当がチームを組み、総力を挙げて取り組んでいます。島田先生も今回の企画を担当されているそうです。また、通常の自然科学系の常設展の展示も取っ払い、展示フロア全体を使って企画展を展開しています。想像を絶する規模感です。ちょうど、国体期間中でもあるので、県外からの観客も多いのではないでしょうか。

これはもう、行ってみる価値は大ありですね。企画展がスタートしたら、自分が見学した感想などもお知らせします。お楽しみに!

【中1】「中学生全国空手道選手権大会」第3位

8月30日(火)昼休み、「文部科学大臣杯 第64回小学生・中学生全国空手道選手権大会」(7月30・31日、高崎アリーナ)、中学1年女子の「組手」の部で、全国第3位となった青木南似香さん(1年3組)が、校長室に報告にきてくれました。おめでとうございます。

賞状とメダルを見せてくれました。

青木さんへの質問です。

Q1:いつ頃から、どんなきっかけで「空手道」を始めましたか?

→「小学1年の時から空手道を始めました。最初は、柔道をやってみようと思い、体育館での柔道の練習を見学していました。しかし、柔道の隣で練習をしていた空手道を見て、こっちの方が面白そうだと思いました。そして、地元の「青空塾」に入り、空手道を本格的に始めました。」

*ちょっとした偶然から、空手道への道がスタートしたんですね。

左側の黒帯をしているのが青木さんです、

 Q2:普段、どのくらい練習しているんですか?

→「週3日練習しています。月曜日は18時~21時水曜日は19時30分~21時金曜日は19時~21時までやっています。」

*かなり本格的にやっていますね。凄いです。やはり、好きでないと続けられないと思いました。

 

Q3:今回の個人第3位については、どんなふうに考えていますか?

→「中1女子は出場者が多く、122名もいたので、個人戦で準決勝まで勝ち上がるまで大変でした。今までに、小4の時に団体戦で優勝、小6の時は団体戦で3位になったことはありますが、個人戦での入賞は今回が初めてでした。嬉しかったです。」

 

*改めて強いんだなあと感じました。空手道への情熱を感じました。これだけは誰にも負けない、という特技を持つことは、それだけで大きな自信にもなります。ぜひ、空手道の道を究めて欲しいと思います。応援しています。

*青木さんには「表彰カード」を進呈しました。

【中3】「中学生選抜将棋選手権大会」報告

8月30日(火)放課後、山形県天童市で行われた「第43回全国中学生選抜将棋選手権大会」(8月2~4日)で見事、準優勝に輝いた、中学3年2組の石原橙真君が、校長室に報告に来てくれました。

 

 石原君は、小学1年の時に、地元の「将棋教室」に入り、将棋を始めました。そこで、めきめきと上達し、小学3年の時に初めて全国大会に出場し、低学年の部でなんと「準優勝」を果たしました。小学5年では高学年の部で「第3位」と破竹の勢いで腕を上げていきました。中学1年の時は、コロナで全国大会は開催されませんでしたが、昨年度(中2)の全国大会でベスト16となりました。今回はベスト4を目指してきました。

(放課後、囲碁将棋部での対戦です)

 

早速、今回の大会を振り返って、感想等を聞いてみました。

Q1:第3位になるまでには、どのような対戦がありましたか?

→「1日目は予選リーグから始まりました。3試合を行い2勝すれば、予選リーグを勝ち抜けることが出来ます。1試合目は、千日手という状態になってしまいました。これは、同一局面が何回か現れる状態を発生させる手で、勝敗が付かなくなるため、再試合となりましたが、勝つことが出来ました。2試合目も勝ったので、予選リーグを突破することができました。実は、この2試合目の相手は、決勝トーナメントで「優勝」しました。今大会で、優勝者が唯一負けたのがこの対戦だったので、かなり自信になりました。決勝トーナメントは、3回勝ったら決勝戦ですが、3試合目の準決勝で負けてしまいました。勝てる試合だったので悔しかったですが、その後の3位決定戦で逆転勝ちし、3位になれたのは嬉しかったです。」

 

Q2:3位になったことを誰に伝えたかったですか?

→「今大会は両親もついてきてくれたので、伝える前に知っていましたが、やはり、最初に将棋を教えてくれた「将棋教室」の先生に伝えたいと思いました。その先生に伝えると、とても喜んでくれました。」

 

Q3:これからの目標は何ですか?

→「佐野高校の竹熊先輩が、竜王戦で準優勝したので、来年度は高校の竜王戦で優勝することが大きな目標となりました。附属中そして佐高で将棋を続けることが出来るので、附属中に入ってよかったと思っています。」

*準優勝のクリスタルの盾がとても素敵でした。これまでに、様々な大会でもらった賞状や盾は、もう部屋中一杯になってきているそうです。高校で竜王になって、藤井聡太竜王から、直筆の色紙をもらうことができたら、賞状や盾を整理したい、と話してくれました。高校の竹熊先輩の存在が、大きな目標になっているようです。

素晴らしい環境で将棋が続けられることが、強さの秘密かもしれませんね。頑張ってください。

【卒業生】大学生活報告 ~理学部生命理学科

 8月29日(月)放課後、この春卒業した戸室琴乃さんが、大学生活の報告に来てくれました。戸室さんは、高校3年間「科学部」に在籍し、トウキョウサンショウウオの生態や遺伝的な特徴などについて、研究していました。

科学部顧問の清水先生や私に、大学の授業などについて、話してくれました。

 

戸室さんは、生物学を学べる多くの大学に合格しましたが、最終的に、立教大学理学部生命理学科に入学しました。ここを選んだ決め手のなったのは、遺伝子に関する研究ができることに加えて、他学科の授業を受講できること、そして、大学自体がリーダーシップの開発に力を入れており、リーダーシップの原理と実践について、本格的に学ぶことが出来ることを魅力だったそうです。生物学研究を活かしたマーケティングにも興味を持っているなど、将来のことを考えながら、勉強しているようです。

現在、「生命理学基礎実験」が毎週2コマ(100分×2コマ)あり、動物の解剖(マウス)や植物組織の観察、遺伝子に関する実験など、いろいろな分野の実験を行っているようです。以下は、実習で戸室さんが撮影した写真です。

話を聞いていると、とても楽しそうです。この大学を選んでよかった、という気持ちが伝わってきました。

大学1年生から、将来のことを考えているなんて、凄いなと思いました。リーダーシップの開発などの授業を受けたら、どんなことをやっているのか、また報告に来てください。

さらに充実した大学生活を送られることを期待しています。

【中3】つくばフィールドワーク同行記② ~JAXA編

8月24日(水)、中学3年生の「つくばフィールドワーク」の後半です。1号車は、JAXAを訪問しました。

JAXAは、国立研究開発法人「宇宙航空研究開発機構」(Japan Aerospace Exploration Agency)の略称で、日本の航空宇宙開発政策を担っています。JAXA、確かにかっこいい略称ですが、ExplorationでXとしたのは、多少強引ですね。

JAXAの見学エリアは、展示館(SPACE DOME)とロケット広場の2か所です。生徒たちはまず、SPACE DOMEに入っていきます。

時間ごとに、見学ツアーが組まれていたので、生徒たちと一緒にツアーに参加しました。 

こちらは、宇宙食のコーナー(本物)です。宇宙食とはいっても、おいしそうな日本食がパッケージされていました。

展示館で一番の目玉と言えるのは、「国際宇宙ステーション」の中で、日本が開発を担当した実験モジュール「きぼう」の実物大の模型ではないでしょうか。

 

これだけの大きさのものは、ロケットでも打ち上げることはできません。解説者に聞いてみたところ、スペースシャトルの荷台を空にして、これを積んで宇宙空間に持って行ったそうです。現在、アメリカではスペースシャトルは運航していませんので、もう一度、国際宇宙ステーションを作ることはできないそうです。

約40分のツアーが終わりました。自分たちだけで回るよりも、はるかに多くの情報が得られました。非常に見ごたえのある展示でした。

 

展示館を出ると、「ミュージアムショップ」がありました。お土産の中で、大人気だったのは「ガチャガチャ」でした。地球や他の惑星の形をしたマグネットです。どれが当たりというわけではありませんでしたが、生徒たちは、なぜか目の色変えて、挑戦していました。中学生の心を鷲づかみにする商品開発力に脱帽です。

宇宙食もたくさん売られていましたが、一番人気は「宇宙カレー」ということでした。

 

ちなみに、私が購入した商品は、「トミカプレミアム JAXA はやぶさ2 復刻版」(990円 税込)です。

タカラトミーの大人気おもちゃ「トミカ」シリーズから派生したハイディティールコレクションモデル「トミカプレミアム」とJAXA COSMODEとのコラボで実現した74分の1モデルです。「トミカ」で初のタイヤのないミニチュアモデルです。復刻版なので普通には売っておらず、ネットではプレミアがついていました。「はやぶさ」の模型は校長室に飾っていますが、「はやぶさ2」は製造されていないので探してました。まさか、これが買えるとは! JAXAに来てよかった!

https://youtu.be/TnZLPqWhVK4

 

休憩室もありました。生徒たちはすっかりくつろいでいました。

 

そして、最後は、純国産ロケット「HⅡロケット」の前で、記念撮影をしました。

 

*今日のJICAとJAXAのフィールドワークは、とても充実した内容でした。楽しかったです。日常の生活が、世界や宇宙とつながっていることを実感できたのではないかと思います。また、改めてSDGsのことを考える機会にもなりました。これがきっかけで、将来、海外や宇宙に関する仕事をする生徒が出てくることを期待しています。

 

【中3】つくばフィールドワーク同行記① ~JICA編

8月24日(水)、中学3年生のつくば(JICA、JAXA)へのフィールドワークに同行しました。私が感じた「つくばフィールドワークの魅力」について、紹介します。

希望者約70名であったため、バス2台で実施しました。

1号車は、JICA(午前)→JAXA(午後)、

2号車は、JAXA(午前)→JICA(午後)、の順に訪問しました。

私は1号車に載っていましたので、これから紹介するのは、1号車で同行した生徒が中心になります。どんな学びがあったのかをお伝えすることが目的ですので、その点はご容赦ください。

 

朝8時に、バスは佐高前を出発しました。

途中、東北自動車道の羽生サービスエリアで、トイレ休憩がありました。羽生サービスエリア(上り線)は、江戸の町を意識した作りになっていますが、トイレに続くアプローチには、たくさんの野鳥が巣を作っていました。

さて、この鳥は何でしょうか? ツバメとは違うようです。鳴き声もあちこちから聞こえてきます。

おそらく、スズメです。スズメがこんなところに集団で営巣しているのをみるのは、初めてでした。

朝から、なんだか得した気分です。

 

10時には、最初の訪問先であるJICAに到着しました。

JICAは、独立行政法人国際協力機構Japan International Cooperation Agencyの略称で、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力などを行っています。

職員の方と挨拶をした後、ちょうど反対側にいた研修生を紹介してくれました。フランス語圏の方たちでしたが、日本語で挨拶してくれました。さっそく、「ここはJICAなんだなあ」と感じました。

体育館に案内されると、すでに机やいすがセッティングされていました。

まず、今日のお話のメニューが示されました。

いくつかのクイズが用意されており、それに答えることを通して、少しずつ、理解が深まっていきます。

最初の実習が始まりました。日本に輸入されている原材料は、どこから来ているかを考えるゲームです。

カードを広げ、トランプの「神経衰弱」のように、製品と原材料のカードをめくり、裏側に印刷されている原産国の国旗があっていれば、それらのカードを取ることが出来ます。

すぐに終わってしまった班もありました。最後に、どんなことがわかったかをシェアしました。

これで、だいぶリラックスしてきました。

JICAの仕事とSDGsとの関係などについて、さらに、お話が深まっていきす。

SDGsの17の目標のうち、日本ではまだ達成できていないものが6つある、というお話があり、その6つを考える実習が続きました。こうして、1時間はあっという間に、過ぎていきました。

 

休憩をはさんで、「海外青年協力隊」に参加し、ケニアの学校で体育を教えていた「JICAつくばセンター」職員の村上さんから、現地での体験談を聞かせていただきました。

まずは、ケニアの公用語である「スワヒリ語」での会話のデモンストレーションから始まりました。

約30分のお話の後、2班に分かれて、JICAの施設を案内していただきました。

ここは、民族衣装のコーナーです。ここにあるものは、実際に選んで身に付けてみることが出来ます。

最初は、もじもじしていましたが、挑戦する生徒が出てきました。

素晴らしく似合ってますね。

建物の外には農場があり、研修生たちがテーマを決めて、コメを栽培していました。ただし、日本の稲作のように水田ではなく、畑で栽培できる「ナリカ米」というのを栽培していました。同じコメと言っても、ところ変われば、栽培方法も、全く違いますね。

再び、建物の中に入り、SDGsのコーナーを案内してくれました。

ここで、ちょうど12時になり、お昼の時間となりました。特性のカツカレーとサラダのセットです。

食べ終わった後、代表生徒による感謝の言葉が述べられ、JICAでの午前中の研修が終了しました。この時、2号車の生徒が、JICAに到着し、昼食の順番待ちをしていました。

これで、フィールドワークの前半が終了しました。

→ JAXA編に続く。https://www.tochigi-edu.ed.jp/sano/nc3/blogs/blog_entries/view/343/8ed3e63ab270e26cadb0358ed46e228d?frame_id=312

【中学】科学の甲子園ジュニア栃木県大会

8月27日(土)、栃木県総合教育センターを会場として、「第10回科学の甲子園ジュニア栃木県大会」が開催されました。本校からは、1年生6名、2年生6名の計12名が出場しました。

とちテレニュース→https://nordot.app/936207434219388928?c=643662570251043937

前列が2年生6名(Aチーム)、後列が1年生6名(Bチーム)です。

 

今日の開会式は、9時40分からですが、8時半過ぎには会場に来ていた生徒もいたようです。(保護者の送迎による現地集合でした)

今回は、過去最多の22チームが参加しました。受付ではくじ引きがあり、それによって、競技会場でもある大講義室の座る場所が決まりました。

昨年度は、県内の数か所で「分散開催」でしたが、3年ぶりに「一斉開催」で実施されました。

開会式では、主催者からは、こんな話がありました。

「日本が誇るスーパーコンピューター(スパコン)の「 富岳ふがく 」が、計算速度を競う世界ランキングで、アメリカの最新鋭機「フロンティア」に抜かれて2位になったことが記事になっていました。しかし、「富岳」は最速を目指して設計したわけではなく、産業応用で使う計算の処理速度やビッグデータの解析能力、省エネ等を目指した結果として、計算速度も最速になったもので、実はその真の能力の60%も生かされていません。科学の甲子園ジュニアは、それぞれの分野で一人が頑張って点数をとることが目的ではなく、6人のチームワークでアイディアを出し合ったり、課題を解決したりすることが大切です。科学は一人でできるものではありません。今日は、是非、科学の楽しさや面白さを感じてください。そして、将来、科学者になってくれることを願っています。」

 

開会式が終わり、いよいよ競技が始まります。午前中は、この会場で「筆記競技」が行われ、午後は別会場で「実技競技」が行われます。(カメラはここまでとなりました。)

「なぜ、科学の甲子園ジュニアに参加しようと思ったのか」を近くに座っていた1年生6名に聞いたところ、それぞれ、数学が好きだから、化学が好きだから、生物が好きだから、などといった明確な答えが返ってきました。とても頼もしく感じました。

 

さて、どんな結果だったかは、9月以降に発表されるそうです。

今日は、一日、お疲れさまでした。

【高校】とちぎ国体「栃木県選手団」結団式

8月26日(金)午後、宇都宮市の「日環アリーナ」で、「いちご一会とちぎ国体」に出場する本県選手団の結団式が行われました。

下野新聞動画→ https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/627537

(ボート部の増田先生撮影の写真です)

 

本校からは、陸上競技部の若菜敬君、そして、ボート部では、戸田先生が少年女子の監督、選手は、青木瑛久君、清水雅裕君、宋佳修君、船田佳祐君、三田翔愛君、藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、藤倉麻妃さん、福地琴美さん、高瀬綾乃さん、そして、成人女子の選手として増田萌先生が出場します。全部で13名が「とちぎ国体」に出場します。

「とちまる」くんもお揃いのユニフォームを着ています。

ボートの選手団(佐野高と佐野東高)

【高校】「ボート部」の生出演、大成功

8月22日(月)、宇都宮市の県庁の近くにある「とちテレ」のスタジオで、「とちぎ国体」の出場者を紹介する番組に、ボート部3年の藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、そして顧問の増田萌先生の3名が出演しました。3人の息がぴったりと合い、大成功のうちに本番が終了しました。

放送は、夜9時からの「ナイトニュース9」の中の「月曜スポーツ」のコーナー(約15分間)でした。当日は8時に現地集合し、控室に案内されました。

控室では、出演者だけでなく保護者も緊張しています。

ここで、なんとインターハイの3位のメダルを忘れてきてしまったことに気付きました。重要なアイテムなので、折り紙でメダルを作ろう、という案も出てきました。担当の飯島さんにそのことをお話すると、「なくても全然かまいませんよ」と、やさしくフォローしてくださいました。

それだけでなく、お茶を出してくれたり、場を和ませてくださいました。

大まかな台本も作られていました。台本と言っても、ここでこんな質問がある、という程度で、何を話すかは本人たちに任されています。「こうなったら、やるしかない」と皆さん、本気モードに入っていきました。

8時20分にいったんスタジオに入り、リハーサルを行いました。

まずは、座る場所から確認しました。

後は、台本に従い、アナウンサーからの質問に答えています。

時々、やり直しをしたり、お互いに突っ込みながら、仕上げています。

番組は、3人へのインタビューに加え、今日の午前中に渡良瀬川で撮影した練習風景や戸田先生へのインタビューなどを組み合わせて作られていきます。

リハーサルの間は、自由に写真を撮らせていただきました。

これで、リハーサルは終了です。最後に記念撮影をして、いったん控室に戻りました。

あそこはこう答えた方がいいのでは、といったミニ反省会が行われました。

再び、スタジオ入りし、スポーツコーナーが始まるまで、息をひそめて出番を待っています。

本番中は、写真を撮ることはできませんでしたが、モニターを見ながら、どのように番組が使られるのかを見学できました。

 

そして、大成功の裡に本番は終了しました。

本番では3人のコンビネーションも抜群でした。最後の締めも増田先生がバッチリ決めてくれました。さすがに本番に強い3人組でした。インターハイ3位も納得です。もう完璧で、スタッフの皆さんも大満足でした。

控室での笑顔がすべてを物語っていると思います。

この番組を見た視聴者が、ボート競技に興味を持ってくれ、自分もボート競技をやってみたい、と佐高を受検してくれる中学生が出てきてくれることを願っています。

今日は、皆さん、お疲れさまでした。とちテレの飯島さんも番組の構成、台本作成、午前中の取材、編集、私たちのフォローなど、ありがとうございました。素晴らしい体験をすることが出来ました。

「今度は違う色のメダルを持ってきます」と、とちテレを後にしました。