農業土木科日誌

カテゴリ:今日の出来事

進路見学会【農業土木科】

5月30日に農業土木科2年生が、「中央工学校」と「進学説明会」に参加しました。
中央工学校では、学校の概要説明並びに校内見学を行いました。
また、マロニエプラザでの進学説明会では、各大学や専門学校のブースにおいて真剣に説明や体験に取り組む姿勢が見うけられました。
今後の進路選択の一助となることを期待しています。
  
  

総合実習【農業土木科】

 昨日の卒業式が無事に終わり、2年生は少しずつ来年度の自分を見据えながら行動できるようになってきています。今回は、総合実習の中で卒業した3年生が作り上げていった100周年広場の庭園に樹木を定植しました。3年生が残していった庭園を2年生が手を加えることによって今まで築かれた財産が先輩から後輩へとバトンタッチされていったと思います。また、これから卒業生が残していった多くのことを、在校生が彼らの意思を受け継ぎ、さらに新たなものを地域へ発信できるように育んでいきたいと思います。
 話は変わりますが、春が近づいてくると同時に鑑賞温室内の巴波桜が咲き始めました。もうしばらくすると、過去の卒業生が新栃木駅前に定植した巴波桜も咲き始めると思います。暖かい春が待ち遠しいですね。
   

農業と環境(実習)【農業土木科】

 今回の農業と環境の実習は、先週収穫した野菜を使ってキムチを作りました。
キムチを作る際に使用した野菜は、農業土木科で栽培したハクサイ、ダイコン、トウガラシです。トウガラシに関しては、一学期に栽培したものを乾燥させておき、生徒たちで放課後に残って選別・粉砕しておいたものを使用しています。ダイコンの場合には、圃場に土中保存しておいたものを使いました。
これまで生徒たちが1年かけて栽培してきた野菜を加工したことで、この実習を通して栽培や加工の大変さや面白さが実感できたと思います。
 また、キムチを作るにあたってはそれぞれの食材や調味料をバイキング形式で合わせ、各自の好みに合わせてキムチを作りました。今回の実習を通して、野菜の栽培や保存方法、食品の加工について今までよりも関心が高まったのではないでしょうか。
雪が校内に残っており、さらに寒さが厳しく感じる時期になりましたが体調管理に気をつけてこれからも頑張りましょう。
     

  

農業と環境(実習)【農業土木科】

 今週は大変寒さが厳しく、校内に雪が多く残っている中での実習となりました。
今回の実習では、圃場で栽培していたハクサイやブロッコリーを収穫しました。
また、来年度の準備を見据えて温室で次年度に向けた管理作業を行いました。
圃場に雪が残っている中、生徒たちは協力しながら作業を進めることができました。

 話題は変わりますが、農業土木科の圃場では数年前から研究している巴波桜を栽培しています。
3年生が昨年末に巴波桜を剪定し温室で促成栽培をしていた結果、巴波桜が開花しました。
春がやってくる日はまだまだですが、巴波桜の花を見ると春が待ち遠しくなりますね。
   

防災と環境に関するワークショップin栃農高【農業土木科】

 1/20(土)に「防災と環境に関するワークショップin栃農高」を実施しました。
今回のワークショップでは、土質実験と砂防堰堤見学、新型土のうづくりを一緒に行いました。
最初に太平山周辺の自然環境や土質について説明を行いました。
そして、本校周辺の土について「ゴマ」と「塩」を使用した土質実験を行いました。
 実験を行った後、実際に砂防堰堤周辺の現状を参加者全員で視察しました。
豪雨によって砂防堰堤に土砂が流入している現状を見ることができました。
また、毎年少しずつ山が削れて、周辺の状況が少しずつ変わっていることを実際にみることができました。
 次に、今3年生が課題研究で取り組んでいる林道整備の現場を視察しました。
この林道も豪雨によって関東ふれあい道が崩れており、新型土のうを使って施工している所を見学していただきました。
また、参加者の方々と一緒に新型土のうの施工を体験していただき、実際の作業工程を知っていただきました。
 参加者の方からは、「高校では、普段どのような授業や研究を行っているかを知ることができた。」
「ワークショップを今後も継続的に実施してほしい。」等、多くの感想を頂きました。
 今回のワークショップでの学びを、今後の研究活動や発表等で生かしていきたいと思います。
今回のワークショップに参加していただいた皆様、参加していただき大変ありがとうございました。
          
         

学科内発表会【農業土木科】

 先日、3年生の課題研究発表会を行いました。
この発表会での成果を学科内で共有するために、1・2年生を対象にした課題研究発表会及び進路報告会を実施しました。
今回の発表では、環境、施工、廃棄物の循環等それぞれのテーマについて研究した成果を班ごとに報告しました。
3年生は、1・2年生を前にして緊張しつつも1年間の研究を写真や映像等を使い、取り組んだ内容を説明しました。
 また、進学、建設業、一般企業とそれぞれの進路へ進んだ3年生を、対談形式で進路の報告会を行いました。
1・2年生の中には、たくさんある進路選択について悩んでいる生徒もいるため、今後の自分の進路を考えるいいきっかけとなりました。学校には休まずに通う大切さ、資格を3年間で数多く取得する重要さ、授業や実習に一生懸命取り組む姿勢の必要性など先輩たちの生の声を聞いて、未来の3年生になったときの自分を想像できたのではないでしょうか。
今回の学科内発表を通して、農業土木科の一員として得られたことを忘れずに、数年後の自分を見据えて授業や実習、課外活動等に取り組んでもらいたいと思います。
      

課題研究発表会【農業土木科】


 今回、3年生の課題研究発表会を行いました。今年度4月からそれぞれの生徒が取り組んでいった内容を、1人ずつ発表しました。土木施工、環境緑化、循環型施工と様々な分野について取り組んだ結果を発表し、アニメーションや発表の工夫、傍聴者の関心を引きつけた工夫などそれぞれの生徒たちの個性が表れていたように思います。また、今回の課題研究発表会での反省を生かしつつ、来週には農業土木科1・2年生を対象にした課題研究発表会、3年生による進路講話を実施する予定です。次回行う発表会をきっかけに、3年生が築いてきた知識や経験が後輩たちへ引き継がれて来年度への目標を考えるきっかけになればと思います。
       

農業と環境(実習)【農業土木科】

 2018年が始まり、最初の実習は圃場での作業となりました。
これまで栽培してきた野菜の大半は収穫しましたが、来年にと残しておいたブロッコリーやハクサイ等の様子を見ながら作業を行いました。今回は、寒さの厳しさを肌で感じる時期になったので、この機会に寒起こしを行いました。これまで野菜を育てることができたのは、野菜が育つことができる土づくりができていたからです。寒起こしをすることによって、次年度も立派な野菜が育てられる準備を行えたと思います。
 また、ブロッコリーの収穫も併せて行いました。花蕾を食べる野菜ですが、収穫の手間を少しかけるだけで長く収穫を楽しむことができます。今回の実習を通して、報道されている野菜や果物の高騰について考え、栽培の難しさや大変さについて生徒たちが気づくきっかけになったと思います。
                   

農業と環境(実習)



 今回の実習は、圃場での実習ではいつも行っている管理作業を実施しました。
ほとんどの生徒は、圃場での草かきがスムーズにできるようになりました。また、今回は巴波桜の追肥を行いました。
 生徒たちにとっては週に1度の実習になりますが、栽培している野菜が日々成長していることが実感できたようです。先輩たちが植えた巴波桜は大きくなり、触発されたかのようにトマトやキュウリ、鷹の爪などの野菜が大きく成長しています。
 来週は期末試験になるため、圃場での実習はお休みです。期末試験後は、おそらくトウモロコシが収穫できる時期になってくるでしょう。期末試験が終わるまで、楽しみにしておいてくださいね。
        

農業土木科 栃木グランドホテル浴室庭園施工実習


 昨年12月、栃木グランドホテル様から「浴室の改装工事を行うが、そこから見える庭園のアイデアを出してほしい」との依頼を受けました。そこで農業土木科において造園設計の基礎やデザイン技法について学び、業者さんが作ってくれた模型を参考にデザイン設計を行いました。その成果をもとにコンペを行い、3年生2名のアイデアを合わせたデザインに決定しました。


施工前


設計デザイン

 栃木市といえば、巴波川と蔵の佇まいが美しい小江戸の風情。それを竹林と瓦、白砕石で表現した庭です。隣接する蔵を借景とし、宇都宮市の若山農場で開発された伸びない孟宗竹「ヒメアケボノモウソウチク」をメインに、ガクアジサイやハウチワカエデなど季節を彩る樹もデザインしました。
 どうせならばできる範囲内で施工までしてみたいという意見が出され、グランドホテル様も快諾。3月から対象地の伐採や整地作業を行い、植栽工や石組工などの作業も行わせていただきました。


伐採・整地


竹の植栽

 竹の植栽当日は冷たい春の雨。それでも現場は休むことができないため、カッパを着て作業に取り組みました。5月2日に笹の植栽を終えて、無事完成することができました。


瓦の根止め


整地・防草シート敷き


ササの植栽


砕石搬入

 
背景の蔵とヒメアケボノモウソウチク


完成

 高校生でも地域のため役立つことができたと、関わった生徒達の表情は達成感にあふれていました。また、デザインから始めたものが形になっていく行程を経験でき、学校では学習できない深化した内容まで取り組めたことは大きな自信となりました。

石組とハウチワカエデ


ご指導・ご協力いただいた、栃木グランドホテル様、若山農場様、栃木瓦工業様、アンビエンタリスタ様ありがとうございました!