農業土木科日誌

2018年3月の記事一覧

農業と環境(振り返り)【農業土木科】

 今回の授業が1年生にとって最後の「農業と環境」となりました。
授業の時間が始まると同時に空が晴れ渡り、2年生の準備もかねて学科で取り組んでいる場所の視察と1年間の振り返りを行いました。
 今年度取り組んだ新型どのうを使った林道整備の状況、鑑賞温室周辺の取り組み、圃場における1年の振り返りと4月から始まった1年を思い出しながら視察を行いました。朝まで雨が降り続き、圃場で咲いていた巴波桜が散ってしまっていると思いましたが、最後の授業を締めくくれるぐらい満開の桜でした。
 1年間を通して皆さんはどうでしたか?来年度、この学びを生かして頑張ってもらいたいと思います。
   

 追記:3月18日、21日の下野新聞の読者登壇のコーナーで、2年生の坪井君と小川君の先月行われた「エコライフinとちぎ」に関する投書が掲載されました。

農業土木設計【農業土木科】

 今回は以前実施したブリッジコンテストの結果を踏まえ、構造の違いや力の伝わり方について学んだ結果から、第2回ブリッジコンテスト(パスタver.)を開催しました。パスタ40本、3本以上束ねてはならない等の条件下で取り組みました。トラス橋、アーチ橋、桁橋など生徒それぞれが思う強度のある橋、もしくは独創性のあるデザインの橋を製作しました。完成後は、それぞれの作品を展示し投票で「グッドデザイン賞」を決定しました。
 私たちの身近な食べ物であるパスタ・・・。一見すぐに折れてしまうように見えますが、構造の工夫やアイディアで重いものに耐えられる橋へと変貌します。機会があれば第3回のコンテストを開催したいですね。
   

測量(実習)【農業土木科】

 1年生の「測量」の授業の様子です。今回の実習では、セオドライトを使って実際に角測量を行いました。据え付けや視準について授業で学んでいても、実際にセオドライトを使ってみると、正確に測量を行うことの難しさを生徒たちは痛感した様子でした。また、現在校内で工事が行われていることもあり、農業土木科の一員として知識を深めるため、工事の様子を見学しました。
   

巴波桜が満開です

 春の暖かさがやってくると同時に巴波桜が咲き始めました。
鑑賞温室前、体育館裏、圃場と学校内のあちこちで咲いています。
 本校へお越しの際は、お時間のある時にご覧ください。
   

高校生サミットin栃木【農業土木科】

 3/18(日)に、農業土木科1年生4名が高校生サミットin栃木へ参加しました。
このサミットは、県内の高校生たちが集まり東日本大震災を風化させないように、栃木県から復興を支援するために高校生ができることを学んでいくサミットです。今回のサミットでは、防災・減災の視点から普段から何を備えておくべきかを県内外の高校生と交流しながら考えていく目的で行われました。
 ゲストとして宮城県多賀城高校の生徒の皆さんと交流を行い、県内外の高校生でグループワークを通して交流を深め、災害から身を守るためにはどうしたらいいのかを考えることができました。
 参加した生徒たちにとっては、他校の生徒と意見交換をし発表をすることができ有意義な時間となったようです。農業土木科では、これまで本校周辺の豪雨被害をきっかけに、ため池の改修や林道整備等に取り組んできました。今回の防災・減災の観点から考えることができたことによって、防災・減災への関心が高められたと思います。またこのサミットでの経験にきっかけに、今後学校から地域へ私たちの取り組みを発信していきたいと思います。
 今回は、参加させていただきありがとうございました。
 

農業と環境(調査)【農業土木科】

 今回の農業と環境の実習は、五感による土壌調査を行いました。
この実習では、生徒自身の目、鼻、手を使って土の性質を学び、私たちの学校周辺の土はどのような状態なのかを判断できることを目的に実施しました。
 1年生が栽培を行った圃場、土砂が多く堆積した池、砂防ダム周辺と土の性質及び環境が異なる場所で調査をしました。生徒たちは場所によって土の状態や匂いの違いを確かめられたようです。中には、なぜ場所によって異なるのかを周辺の状況から考察した生徒もいました。今後、この調査が2・3年生の学習につながればと思います。

  

農業土木設計【農業土木科】

 2年生の「農業土木設計」の授業の様子です。この日の授業では、設計の学びを生かして開催される「ブリッジコンテスト」に向けて、限られた材料と条件でグループ別に最も強度のある「橋」を製作中です。一体、どの構造の橋が最も強度があるのでしょうか・・・。
完成が楽しみですね。
   

総合実習【農業土木科】

 昨日の卒業式が無事に終わり、2年生は少しずつ来年度の自分を見据えながら行動できるようになってきています。今回は、総合実習の中で卒業した3年生が作り上げていった100周年広場の庭園に樹木を定植しました。3年生が残していった庭園を2年生が手を加えることによって今まで築かれた財産が先輩から後輩へとバトンタッチされていったと思います。また、これから卒業生が残していった多くのことを、在校生が彼らの意思を受け継ぎ、さらに新たなものを地域へ発信できるように育んでいきたいと思います。
 話は変わりますが、春が近づいてくると同時に鑑賞温室内の巴波桜が咲き始めました。もうしばらくすると、過去の卒業生が新栃木駅前に定植した巴波桜も咲き始めると思います。暖かい春が待ち遠しいですね。