農業土木科日誌

2018年2月の記事一覧

another story(農業と環境)【農業土木科】

  「農業と環境」の実習で栽培したトウガラシ、以前はこれをキムチに加工していきました。
今回は、希望者のみでキムチ加工実習の際に余ったトウガラシを使ってラー油の製造に取り組んでみました。
 まず初めに、みじん切りにしたニンニクやショウガを揚げました。そして、花椒や八角を使って香味油を作りました。ここで、私たちが栽培したトウガラシの登場です。先ほどの香味油に粉末にしたトウガラシを投入して完成です。初めてのラー油づくりに、興味を持って取り組むことができました。
新年度まで残り1か月と数日間となりましたが、知らないことに対して興味を持って取り組む姿勢を持ち続けてほしいです。
   

農業土木技術者のための職業講座【農業土木科】

 本日、農業土木科1・2年生を対象に、下都賀農業振興事務所の方を講師に迎え「農業土木技術者のための職業講座」が実施されました。生徒たちが日々学習している農業土木について、実際にお話を伺って生徒の進路選択につなげる目的で行われました。
 今回の講座でお話して頂いた中で、現在の日本の農業を取り巻く環境についてや現状について伺いました。高齢化が進む中で、いかに農業をさせていくか、農業者の基盤をつくっていくのかを見据えて農業土木技術者として取り組む大切さについて教えていただきました。現在、農地整備や水路などは更新の時代を迎えており、耐用年数を超える施設が多くある現状について知りました。生徒の中には、今後農業土木技術者としての進路を考えている者もおり、いくつか質問をするなど有意義な時間となりました。今回、農業土木の職業について貴重なお話をしていただきありがとうございました。

  

エコライフinとちぎ~発表報告~【農業土木科】

 2月17日(土)にエコライフinとちぎ `渡良瀬遊水地講演会‘ が栃木市大平文化会館で行われ、農業土木科2年生5名が栃木市環境保全活動の報告をしました。それぞれの学科の紹介や環境科学部が実践した成果、農業土木科で取り組んできた活動の成果を多くの方々の前で発表することができました。農業土木科の活動については、3年生が課題研究で取り組んできた廃材や間伐材を活用した庭園や展示物などの循環型施工及び市役所屋上庭園の施工、今までの卒業生が取り組んできた木質系廃棄物を活用した施工、そして2年生が取り組んだ土木設計競技の成果を報告しました。
 そして、本校で取り組んできた大谷石を活用した石積みウォールや庭園、壁面緑化や法面施工、間伐材を活用した薪アートなど循環型施工の成果、及び今後の展望について市民の方々に報告しました。また、先月行われた防災・減災のワークショップの報告をし、ワークショップの考え方だけでなくより多くの方々に防災・減災について考えるきっかけを作ることができたのではないかと思います。
 生徒たちの発表後、今回の講演会の講師であるアグネス・チャン氏による講演を聞きました。生徒たちは、アグネス・チャン氏が体験してきた水を取り巻く海外の現状や日本の状況について講演を聞き、深い感銘を受けた様子でした。人々の生活基盤を支える農業土木を学ぶ一員として、今回の講演をきっかけに得たものが多くあったようです。
 今回、エコライフinとちぎでの発表を通して、市民の方々に本校で実践している取り組みを知ってもらう貴重な機会となりました。また、生徒にとってはこのような発表の場は滅多にないことで多くのことを経験することができたと思います。発表後には、来場した方々からお褒めの言葉を頂き、生徒たちは大きな自信へとつながったと思います。
今回、このような講演会に参加させていただき、ありがとうございました。