カテゴリ:生産機械科の活動

生産機械科2年「溶接実習」3週目

生産機械科実習紹介

本日7/7(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「溶接実習」3週目の様子をご紹介します。

 本日は先週、仮止め・部品同士の溶接まで行った「ペン立て」の本溶接を行いました。

    先週の成果

 下図のように、隙間になっている部分を埋めていきます。この時に、溶接棒を入れすぎると見栄えが悪くなってしまい、溶接棒が少ないと穴が空いてしまいます。
 それぞれの生徒が工夫をして隙間を溶接しました。


    ガス調節の様子
 
 下図は完成したペン立てです。水を入れて漏れないか確認します。良好な溶接であれば、隙間がなく、水も漏れることはありません。溶接部の密度は製品の強度に大きく関わるため、重要な確認事項となります。


    完成したペン立て


 水を入れて漏れがないか確認する様子

 最後に番号順に提出し、担当の教員から評価を受けました。班員の製品それぞれに個性はありますが、すべて素敵なペン立てに仕上がりました。


    提出したペン立て
 
 今週までに3週間分の溶接実習をご紹介いたしました。2学期の終わり頃、後半の溶接実習は3週間で温度も高く、溶接強度の大きいアーク溶接」の様子をご紹介いたします。


次回は7/10(金)生産機械科1年生の工業技術基礎をご紹介いたします。

生産機械科3年「自動制御実習」2週目

生産機械科実習紹介

 本日7/6(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「自動制御実習」2週目の様子をご紹介します。

 先週は、PLCラダーサポートソフト「GX Works2」を使用しAND_OR回路、自己保持回路、タイマ回路、カウンタ回路と基本的な制御実習を行いました。
 今回は、少し応用したインターロック回路の制御実習から行いました。
 インターロック回路とは、「2つ以上の機器や装置で一方が動作している間は他方が動作しないようにする機構」のことです。
 早押しクイズで使われる「最初に押したボタンはピンポン!と反応しますが、その後に他のボタンは反応しなくなる」回路です。


 その後、サイクル動作(工程回路)という「決められた順序で動作を行うための回路」の実習に入りました。

 下の回路ではボタンを押すと実習装置のコンベアが左に動き始め、左のスイッチに触れることでコンベアが右に切り替わり、右にたどり着くと動作が終了します。
サイクル動作
  サイクル動作のラダープログラム

コンベア01
ボタンを押してコンベアが左に動き始めました

コンベア02
左のスイッチに触れ、コンベアの動作が右に切り替わります

コンベア03
  右にたどり着いたので動作終了です


「自動制御実習」3週目は7/20(月)にて掲載予定です。

次回は7/7(火)生産機械科2年生の実習をご紹介いたします。

生産機械科1年「旋盤作業実習」2週目

生産機械科工業技術基礎紹介

本日7/3(金)は生産機械科1年生で実習が行われました。今回は「旋盤作業」2週目の様子をご紹介します。

 「旋盤作業実習」1週目では旋盤の基本的な操作方法について学びましたが、今回(2週目)からは実際に旋盤を稼働させての切削作業になります。まずは前回の復習も兼ねてバイト(工具)のセンタ合わせを行っていきます。2週目になると生徒は自分の手で正確にセンタ合わせが出来るようになります。


    センタ合わせの様子

 続いて、先生が手本を見せるために実際に旋盤を回転させます。旋盤は高速回転でパワーがあるので、操作手順を間違うと非常に危険な機械です。手本を見逃さないよう、集中して観察していました。次は生徒たちの番です。恐る恐る旋盤を回転させ、バイトをあてていきます。

    手本を観察する様子


    回転させて操作する様子

 ゆっくりとハンドルを回しながら慎重にバイトを送っていきます。切削前は黒皮がついていた材料も、切削後は綺麗な金属の色になりました。旋盤作業実習では切削した材料を測定して、目標の寸法まで調整(切削)していくというのが基本的な作業になります。

    切削前の材料の様子


    切削後の材料の様子

 そして実習の最後には各自使用した旋盤に油をさしてメンテナンスを行い、綺麗に拭きあげて終了となります。生徒たちはこうして「機械を大切に使う」ことと、「使う前よりも綺麗にして帰る」ことを体験をもとに覚えていきます。

    油をさしている様子


    拭きあげの様子

来週【7/10(金)】も引き続き旋盤作業実習3週目を掲載する予定です。

次回は7/6(月)生産機械科3年生の実習をご紹介いたします。

生産機械科学校緑化計画2

生産機械科の学校緑化計画現在の状況報告 2

 平成29(2017)年に栃木県総合グラウンドの芝張り替えにともない芝をいただきました。
 実習棟前の法面に生産機械科の当時3年生が芝を植え、現在青々と成長した見事な様子を報告します。

 以下に当時の記事を紹介します。

学校緑化計画推進活動!(2017/12/13)投稿文
先日に引き続き、県総合グラウンドより譲り受けた芝生を、機械実習棟前の法面に張りました。きれいな緑色に育ってくれることを楽しみにしています。

 

 3年後の現在の芝の様子です。




 しっかり機械工場前の法面に根を張り、立派に成長しています。
 これから巣立つ生徒達もこの芝のように大地をしっかり踏みしめ、立派な社会人として社会に貢献してくれることを願っています。






生産機械科2年「溶接実習」2週目

生産機械科実習紹介

本日6/30(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「溶接実習」2週目の様子をご紹介します。

 2年生の「溶接実習」では下図のような厚さ2.3mmの鉄板(縦80mm×横25mm)を用いてペン立ての製作を行いました。

      材料となる鉄板

 今回はアセチレンガスと酸素を用いた「ガス溶接」と呼ばれる接合法を学習しました。まずは、適正な炎が出るようにボンベから供給されるアセチレンガスと酸素の量を調整します。

       ガス調節の様子

 次に仮止めと呼ばれる仮の接合を行い、両端を簡単に接合します。この時に熱を当て過ぎると鉄板がゆがんでしまい、内角を90℃にすることが難しいので丁寧な作業となります。

       仮止めした鉄板

 仮止めが終わったら土台となる2枚の鉄板を溶接します。

        土台の溶接

 そして仮止めしたものと土台を溶接します。

       2つの材料の溶接

 今週は時間の関係で完成まではできませんでしたが、「仮止め」と「土台」は実習班の全員がきれいに溶接できました。来週【7/7(火)】は完成したペン立てを掲載する予定です。

       今週の成果

次回は7/3(金)生産機械科1年生の工業技術基礎をご紹介いたします。