真岡工業高校NEWS

生産機械科課題研究発表会

生産機械科課題研究発表会

   本日令和3年1月25日(月)は生産機械科3年生による課題研究発表会を実施しました。
 3年生が1年間かけて行った研究の成果を発表します。

 課題研究発表会は毎年、広い教室で3年生が2年生に発表しますが、
 今年度は新型感染症の対策として3年生が視聴覚室で発表し、
 その発表を2年生は教室でリアルタイムにリモート聴衆するという形で行いました。

 3年間で学んだ知識や技術を活かし、研究活動に取り組んでいました。
 問題に対する解決力や発表するためのプレゼン能力等、この経験が将来活かさると思います。
 
 《研究テーマ》
 1 マイコン制御ロボット
 2 資格取得
 3 マウスシールドとロボットアームの製作
 4 マイコンカー製作を通して
 5 動力を必要としないロボット
 6 料理ができる薪釜の製作


発表 聴衆
    視聴覚室での発表状況              教室での聴衆状況


1 マイコン制御ロボット
 マイコンで制御するUFOキャッチャーを製作しました。
 全体の設計は3DCADで行い、アーム部分は3Dプリンタで製作しました。
 アームの位置移動には長いボルトを自作して使っています。
 キャッチして穴まで戻って来て物を落とすというUFOキャッチャーを再現していました。

1班 UFO
    マイコン制御ロボット班           製作したUFOキャッチャー


2 資格取得
 資格としては危険物乙種と技能検定のシーケンス制御を勉強しました。
 危険物乙種では4類以外にも2類、5類と挑戦しています。
 シーケンス制御では実習で3級程度の内容を学習しているので2級に挑戦しました。
 残念ながらシーケンス制御の技能検定は新型感染症の影響で試験が実施されませんでした。

2班 シーケンス
       資格取得班              シーケンス制御実習装置


3 マウスシールドとロボットアームの製作
 新型感染症対策として3Dプリンタを活用してマウスシールドを製作しました。
 近隣の中学校への贈呈もすることができました。
 ロボットアームも3DCADで設計し、3Dプリンタで製作しています。
 マイコンを使用して制御するまで行っています。

3班 ロボットアーム
マウスシールドとロボットアームの製作班       製作したロボットアーム


4 マイコンカー製作を通して
 Advanced Class、Basic Class、Camera Classのマシン製作に挑戦しています。
 Advanced Classではシャーシを加工することで小回りが効くように改善しました。
 Basic Classでは3Dプリンタを用いて樹脂製の軽量なシャシーを製作していました。
 Camera Classではカメラ認識で走るマイコンカーですが多くの問題が発生し、
 残念ながら走行することができませんでした。

4班 シャシー
   マイコンカー製作を通して班          製作したシャシー設計図


5 動力を必要としないロボット
 動力を必要としないロボットとは人間の動きを追従して動くスケルトニクスというロボットです。
 去年度の課題研究で腕を製作した先輩がいたので、今回は脚部を製作しています。
 最終的に軽量化するためアルミ材で製作していましたが強度に難がありました。

5班 スケルトニクス
   マイコンカー製作を通して班         製作した動力を必要としないロボット


6 料理ができる薪釜の製作
 身近に楽しめる。また、生活に役立つもの。
 災害時、ライフラインが止まっても煮炊きができる薪釜の製作をしています。
 シャーリング、万能曲機、半自動溶接機、ボール盤、ディスクグラインダカッターなど
 様々な工具を使用して製作しています。
 芋をふかしたり、ピザを焼くことも成功していました。

6班 薪釜
    料理ができる薪釜の製作班          製作した料理ができる薪釜

生産機械科1年 「板金・溶接実習」 4週目


生産機械科工業技術基礎紹介

本日1/22(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「板金・溶接実習」4週目の様子をご紹介します。

 「板金・溶接実習」の前半では金属板に加工を行い、ペン立てを作成するための部品を作成しました。4週目からの後半は、作成した部品を溶接で繋げて組み上げていく作業を行います。


    作成するペン立て


   前半までに作成した部品

1年生で溶接を行うのは今回が初めてなので、先生の作業を観察して作業方法を学びます。まずはじめに2枚の板を直角に溶接する方法を練習しました。


   作業内容を観察する様子


  2枚の板を直角に溶接する様子


      溶接後の板

次にペン立ての部品を治具にセットして仮止め溶接を行っていきます。仮止めができたら練習と同様に2枚の板を繋げていきます。今回、4枚の板を筒状に溶接していくので合計4辺溶接を行います。

  部品を治具にセットした様子


    仮止め溶接の様子

今回は底板を除く4枚の板を溶接しました。

      4週目の成果
次回は底板を溶接していきます。

次回投稿は1/26(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。

機械科課題研究発表会

機械科課題研究発表会

 
 令和3年1月21日(木)、機械科の課題研究発表会が行われました。3年生が一年間をかけて行った研究の成果を発表しました。発表会に参加した2年生も真剣に3年生の発表を聞いていました。
 発表会後には3年生による進路体験発表会が行われました。

《研究テーマ》
1 4ストロークエンジン1サイクルエンジン研究と製作
2 溶接によるものづくり
3 ゴム動力自動車の製作
4 電動SLの製作
5 オムニホイールを使ったロボットの製作
6 IOT2~ミニ四駆からIOTミニ四駆へ~
  

1 エンジンの研究と製作    2 溶接       3 ゴム動力自動車


   4 電動SL      5 ロボット製作     6 IOT
 
  進路体験発表会1     進路体験発表会2

電子科 課題研究発表会

令和2年度 課題研究発表会 電子科 

        ~ リモートによる課題研究発表会 ~
                         

    期 日 : 令和3年121()  4h~6h

 会 場 : 電子科棟 電気磁気実習室 (2年生 パソコン室   1年生 電子計測実習室)

   今年度は、コロナ禍により密を避けることで2年生は、パソコン室、1年生は計測実習室とリモート聴衆とし、
1階の電気磁気実習室より3年生の発表をリモート映像でリアルタイムに発信する課題研究発表会を実施しました。
  課題研究は、生徒が主体的に設定した課題について、専門的な知識と技能の深化、総合化を図る学習を通して、
問題解決の能力や創造的な学習態度を育てることがねらいで、3年間の集大成として課題研究の成果を発表する
機会である。今年度の課題研究テーマは、次の8テーマである。

          1 GPSを利用した自律型ラジコンカーの製作    6 遠隔操作による窓の施錠確認装置の製作

          2 Nゲージ制御の製作                                 7 スマートフォンから遠隔操作できるラジコンカーの製作

          3 アメリカンフットボールロボットの製作       アプリ制作

          4 ゲーム制作                                              

          5 通信配線工事とCNC加工機の製作
      

学校長あいさつ                                         3年生全体会                                     2年生リモート映像 

      
          1年生リモート映像                        3年生ビデオカメラによるリモート                   電子科入口情報発信システム 

      
  GPSを利用した自律型ラジコンカーの製作                    Nゲージ制御の製作                    アメリカンフットボールロボットの製作
      
                   ゲームの制作                            通信配線工事とCNC加工機の製作            遠隔操作による窓の施錠確認装置の製作
   
    スマートフォンから遠隔操作できる                          アプリの制作
   ラジコンカーの製作 


生産機械科2年 MC実習 5週目

生産機械科2年 実習紹介!!

 本日は生産機械科2年生において実習が行われました。今回は「MC実習」の5週目についてご紹介いたします。

 今回は、MC(マシニングセンタ)における工具の上下について学習しました。下図の説明にあるように、回転する工具で切削を行う際には、工具の上下運動で溝の深さが決まります。適切な高さで切削を行わないと、故障や事故の原因になります。


 工具の上下について


 下図は、誤ったプログラムにより、加工途中で、工具が意図しない切削を行った時の製品です。工具の上下のプログラムを間違えると、このように傷になってしまい、最悪の場合は工具が折れたり、主軸(回転運動を与える部分)が歪んでしまいます。
 自動制御で行う加工だからこそ、プログラムが非常に重要であり、作業の安全性や、製品の質に関わってきます。


 失敗した製品の例

 工具の違いについても学習しました。ドリル(穴をあける)やエンドミル(溝を削る)など、用途に応じて自動で工具を交換するのが、MC(マシニングセンタ)の強みでもあります。


 各種の工具
 
 次回は、1月22日(金)生産機械科1年生の工業技術基礎についてご紹介します。