真岡工業高校NEWS

建設2年建設科 『測量実習』


/()に建設科2年生の実習として測量実習が行われました。

その様子をご紹介します。

 

 

▼測量とは

 測量とは土地の高低差、面積、距離などを求める作業です。

家や道路等の構造物を正確に造るために必ず行わないといけません。

今週は高さを求める水準測量に様子を説明していきたいと思います。

 

水準測量は高低差を求めるために行う測量です。

レベルという器械を使用して既に高さがわかっている点から知りたい点の高さの差を求めます。

 


図-1 高低差計算

高低差はABで求めることができます。

上の図だとAの高さ1.200m-Bの高さ0.400m0.800m

計算の結果、A点から+0.800(80cm)の場所に点Bがあることがわかります。

Aの標高が10.000mなので+0.800した1.800mが点Bの標高であることがわかりました。

 

真岡工業高校は海面の高さから78.31mの場所にあります。

この地点から校外の坂の下までの高さを求めるために行いました。

      
-2 標高78.310m地点 

 図-3 標高を求めたい点

 

-4 測定の様子

 

測量の結果、標高69346(6935㎝6㎜)だとわかりました。

生産機械科1年「旋盤作業実習」2週目

生産機械科工業技術基礎紹介

本日7/3(金)は生産機械科1年生で実習が行われました。今回は「旋盤作業」2週目の様子をご紹介します。

 「旋盤作業実習」1週目では旋盤の基本的な操作方法について学びましたが、今回(2週目)からは実際に旋盤を稼働させての切削作業になります。まずは前回の復習も兼ねてバイト(工具)のセンタ合わせを行っていきます。2週目になると生徒は自分の手で正確にセンタ合わせが出来るようになります。


    センタ合わせの様子

 続いて、先生が手本を見せるために実際に旋盤を回転させます。旋盤は高速回転でパワーがあるので、操作手順を間違うと非常に危険な機械です。手本を見逃さないよう、集中して観察していました。次は生徒たちの番です。恐る恐る旋盤を回転させ、バイトをあてていきます。

    手本を観察する様子


    回転させて操作する様子

 ゆっくりとハンドルを回しながら慎重にバイトを送っていきます。切削前は黒皮がついていた材料も、切削後は綺麗な金属の色になりました。旋盤作業実習では切削した材料を測定して、目標の寸法まで調整(切削)していくというのが基本的な作業になります。

    切削前の材料の様子


    切削後の材料の様子

 そして実習の最後には各自使用した旋盤に油をさしてメンテナンスを行い、綺麗に拭きあげて終了となります。生徒たちはこうして「機械を大切に使う」ことと、「使う前よりも綺麗にして帰る」ことを体験をもとに覚えていきます。

    油をさしている様子


    拭きあげの様子

来週【7/10(金)】も引き続き旋盤作業実習3週目を掲載する予定です。

次回は7/6(月)生産機械科3年生の実習をご紹介いたします。

生産機械科学校緑化計画2

生産機械科の学校緑化計画現在の状況報告 2

 平成29(2017)年に栃木県総合グラウンドの芝張り替えにともない芝をいただきました。
 実習棟前の法面に生産機械科の当時3年生が芝を植え、現在青々と成長した見事な様子を報告します。

 以下に当時の記事を紹介します。

学校緑化計画推進活動!(2017/12/13)投稿文
先日に引き続き、県総合グラウンドより譲り受けた芝生を、機械実習棟前の法面に張りました。きれいな緑色に育ってくれることを楽しみにしています。

 

 3年後の現在の芝の様子です。




 しっかり機械工場前の法面に根を張り、立派に成長しています。
 これから巣立つ生徒達もこの芝のように大地をしっかり踏みしめ、立派な社会人として社会に貢献してくれることを願っています。






ICT使用機器講習会


ICT機器使用講習会の実施

 

 本校では昨年度、「スタディ・フロンティア推進事業」において、タブレットPCやアクセスポイントなどのICT機器が3台購入されました。多くの教員が授業の中でICTを効果的に活用するために、藤井産業株式会社の北野 祐生 様と吉村 羽流空 様を講師に迎え、ICT機器の設置方法や操作方法の講習会を実施しました。ICTを活用した教科指導では、どの場面でどのようにして使えばわかりやすくなるかを検討し、改善を図りながら学力向上に繋げていきたいと考えております。

ICT使用機器講習会 ICT使用機器講習会 ICT使用機器講習会 ICT使用機器講習会

生産機械科2年「溶接実習」2週目

生産機械科実習紹介

本日6/30(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「溶接実習」2週目の様子をご紹介します。

 2年生の「溶接実習」では下図のような厚さ2.3mmの鉄板(縦80mm×横25mm)を用いてペン立ての製作を行いました。

      材料となる鉄板

 今回はアセチレンガスと酸素を用いた「ガス溶接」と呼ばれる接合法を学習しました。まずは、適正な炎が出るようにボンベから供給されるアセチレンガスと酸素の量を調整します。

       ガス調節の様子

 次に仮止めと呼ばれる仮の接合を行い、両端を簡単に接合します。この時に熱を当て過ぎると鉄板がゆがんでしまい、内角を90℃にすることが難しいので丁寧な作業となります。

       仮止めした鉄板

 仮止めが終わったら土台となる2枚の鉄板を溶接します。

        土台の溶接

 そして仮止めしたものと土台を溶接します。

       2つの材料の溶接

 今週は時間の関係で完成まではできませんでしたが、「仮止め」と「土台」は実習班の全員がきれいに溶接できました。来週【7/7(火)】は完成したペン立てを掲載する予定です。

       今週の成果

次回は7/3(金)生産機械科1年生の工業技術基礎をご紹介いたします。