真岡工業高校NEWS

生産機械科2年「制御実習」


生産機械科実習紹介
 本日6/23(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「制御実習」を紹介します。
 自動制御実習では下図のような制御装置を用いて、ボタン押下時のLED点灯や、コンベアの動作ついて学習します。
 

      制御実習装置

 この制御はシーケンサという制御機器を用いることで、LEDの点灯・コンベアの動作を順次に行うことができる「シーケンス制御」と呼ばれる制御方法で、信号機や自動洗濯機などにも使用されている技術です。

 3年次にもパソコンソフトを使用したシーケンス制御を行いますが、2年次では下図のような「プログラミングコンソール」と呼ばれるコントローラを用いてプログラムの書き込みを行います。


    プログラミングコンソール


プログラミングコンソールを操作している様子

生産機械科では以下のように3年間かけて基礎から技能検定のレベルまでシーケンス制御について学習します。

 1年次:リレーという装置を用いたシーケンス制御
 2年次:制御装置におけるプログラミングコンソールを用いたシーケンス制御(今回)
 3年次:制御装置におけるパソコンソフトを用いたシーケンス制御

「ものをつくる技術」と一緒に「ものを動かす技術」も学ぶことができます。

 今回は生産機械科2年生の「制御実習」について紹介しました。次回は6/26(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎について紹介します。

生産機械科3年「材料・計測実習」

生産機械科実習紹介
 本日6/22(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。
 今日は前回の「自動制御実習」に続いて「材料・計測実習」を紹介します。
 材料・計測実習は、多くの機械に使用される金属の性質を学ぶ実習で、顕微鏡を使用し金属の組織を観察したり、数種類の硬さ試験を実施するなど座学「機械工作」で学んだ内容を実際に経験をとおし身につけることができます。

 今回は、機械仕上実習にて製作した4号試験片を使用し、万能試験機にて引張試験を実施しました。


万能試験機(以前2学年の溶接紹介でも掲載しました)


 4号試験片の直径を測定します。


 原標点距離をけがきます。


 ③試験片を万能試験機にセットします。




 ④試験片の中央がくびれています。



 ⑤試験片が破断しました。


     破断前

    伸びている途中

     破断後

このように金属であっても伸びて、細くくびれ、破断してしまいます。


試験結果から荷重と伸びの関係を示す『応力-ひずみ線図』が得られます。



      実習の様子

 今回は生産機械科3年生の「材料・計測実習」について紹介しました。次回は明日6/23(火)に生産機械科2年生の実習について紹介します。

面談用飛沫防止パーテーションの製作

面接用飛沫防止パーテーションの製作!!

 

建設科3年の課題研究で、廃材を利用した飛沫防止パーテーションを製作しました。15日から面談旬間が始まり、対面で行われる面談時の感染症対策として設置しました。

生産機械科の日常

生産機械科3年 機械製図検定(一次)を受検
 生産機械科3年生が機械製図検定を受検しました。
 生産機械科では、科目「製図」を1年次から3年次にかけて、計6単位学習しています。その集大成ともいえる検定試験をこの度受検しました。
 生徒達は高校生活最後となる資格試験に向け、放課後や帰宅後の時間を有効に使い、全員合格を目指し学習を続けてきました。







 全力で取り組む姿に、来年以降の社会人として取り組む姿勢を垣間見ることができた気がします。
頑張れ!!努力は決して裏切らないと信じています。

工業技術基礎実習

工業技術基礎実習実施中!!
機械科1年生の工業技術基礎実習が始まりました。
初めて体験することばかりで少し緊張していましたが、生徒達は楽しそうに実習に取り組んでいました。

   
 機械加工 普通旋盤作業    溶 接  ガス溶接作業 
   

   
 手仕上げ トラック文鎮の製作  電気実習 センサーカー製作

飛沫防止パーテーションを寄贈 建設科

真岡中学校に飛沫防止のパーテーションを寄贈
 
 真岡中学校から「飛沫防止パーテーションの製作依頼」をいただき、建設研究部の生徒が製作し、相談室へ設置してきました。

     真岡中学校 相談室

生産機械科2年「溶接実習」

生産機械科実習紹介
 本日6/16(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。
 今日は前回の「機械仕上実習」に続いて
「溶接実習」を紹介します。
溶接実習では金属を溶かして接合する技術・技能について学習します。

        ガス溶接

 ガス溶接とは、酸素とアセチレンの混合ガスを使用し、母材となる金属を溶かします。溶けた母材に溶接棒を溶かし合わせることで複数の部材を結合する方法です。溶接には、その他にアーク溶接や半自動溶接があり、課題研究などのものづくりを行う時に使用しています。生産機械科の生徒は、2年次の冬にガス溶接技能講習を受講し、全員資格を取得します。



   ガス溶接の様子と溶接後の材料

 溶接後の材料を、万能試験機で引っ張ることで溶接の善し悪しがわかります。
 金属が破断する時に生じる音の大きさに生徒達は必ず驚きの声を上げてしまうほどです。

        万能試験機

 実習後は、結果を報告書にまとめる作業に移ります。ひとり一人丁寧に当日の作業内容を報告書にまとめています。


     実習結果をまとめる様子

 今回は生産機械科2年生の「溶接実習」について紹介しました。次回は6/19(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎について紹介します。

生産機械科1年「板金・溶接作業実習」



生産機械科工業技術基礎紹介
 本日6/12(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。
今回は、前回の「電気作業実習」に続いて
「板金・溶接作業実習」の中から「板金作業」を紹介します。板金作業とは、金属の板を切ったり、曲げたり、削ったりして加工していく作業を言います。生産機械科1年生では板金作業と溶接作業により、生徒のイニシャルが入ったペン立てを製作します。

        
     イニシャル入りペン立て

 初めは図面通りに材料を切り出し、ヤスリがけまでを行います。切り出しはあくまでも荒加工で、図面寸法に近づけるための作業です。このままでは角張ってしまうほか、バリ(加工後の突起)も残り危険なのでヤスリを使用して図面寸法まで削っていきます。
 
        図面                   材料の切り出し後
 
 正面の板には生徒のイニシャルを入れるために、ボール盤で穴を開け、タガネを使用して余分なところを落とした後、ヤスリがけを行いました。

 
     イニシャル製作(加工途中)           タガネでの作業風景

 
      ヤスリがけの作業風景             イニシャル製作(完成)

 生徒達は良いものを作ろうと真剣な顔つきで作業していました。作業を通して「ものづくり」に対する姿勢を育むことができるのも工業高校ならではだと思います。

 今回は生産機械科1年生の「板金・溶接作業実習」について紹介しました。次回は6/15(月)に生産機械科3年生の実習について紹介します。

生産機械科学校緑化計画

生産機械科の学校緑化計画現在の状況報告
 平成30(2018)年に栃木トヨペット様よりアジサイの苗を頂きました。
 殺風景だった実習棟の前に生産機械科の当時3年生が植樹をし、
今年見事に大輪の花を咲かせましたので報告します。

 以下に当時の記事を紹介します。

アジサイ10株植栽
 (2018/5/21)投稿文

この度、栃木トヨペット株式会社様が主催する第43回ふれあいグリーンキャンペーンにてアジサイの苗木を頂きました。機械工場の前に、10株の苗木を植栽することができ、緑豊かな校内での教育活動が期待されます。
 

 2年後の現在のアジサイの様子です。

 苗木自体はまだまだ小さいですが、これから立派に成長し、生徒と共に将来たくさんの花を
咲かしてくれることを願っています。